JP2690535B2 - 負荷駆動制御装置 - Google Patents
負荷駆動制御装置Info
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- JP2690535B2 JP2690535B2 JP63327446A JP32744688A JP2690535B2 JP 2690535 B2 JP2690535 B2 JP 2690535B2 JP 63327446 A JP63327446 A JP 63327446A JP 32744688 A JP32744688 A JP 32744688A JP 2690535 B2 JP2690535 B2 JP 2690535B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、照明器具の光源や暖房機器のヒータなどの
負荷をデジタルICを使って駆動制御する負荷駆動制御装
置に関する。
負荷をデジタルICを使って駆動制御する負荷駆動制御装
置に関する。
室内照明器具の光源などの商用交流電源で駆動する負
荷を具えた電気機器における負荷の駆動制御は、電力ス
イッチの切換え操作で行われるのが一般的であるが、近
年は指を軽く触れるだけでスイッチ操作ができるソフト
タッチスイッチや、赤外線リモートコントローラからの
制御信号で負荷の駆動を切換え制御するようにしたもの
が、スイッチ操作感覚に優れ、照明器具などの電気機器
の商品的付加価値を高める理由で普及している。
荷を具えた電気機器における負荷の駆動制御は、電力ス
イッチの切換え操作で行われるのが一般的であるが、近
年は指を軽く触れるだけでスイッチ操作ができるソフト
タッチスイッチや、赤外線リモートコントローラからの
制御信号で負荷の駆動を切換え制御するようにしたもの
が、スイッチ操作感覚に優れ、照明器具などの電気機器
の商品的付加価値を高める理由で普及している。
例えば、第3図に2つのソフトタッチスイッチS1、S2
で対応する2つの付荷(1)(2)をそれぞれに駆動制
御する従来の負荷駆動制御装置を示し、これを説明する
と、同図の(3)は商用交流電源、(4)は商用交流電
圧を降圧して整流すると直流電源回路で、降圧トランス
(5)と、全波整流器(6)と、全波整流された直流を
平滑して定電圧化する平滑コンデンサ(7)とツェナー
ダイオード(8)を有する。(9)は直流電源回路
(4)の12Vに定電圧化された直流で作動するデジタルI
Cで、これは第4図に示すように、独立した2つのフリ
ップフロップ(10)(11)を内蔵したもので、12Vの直
流が印加される2つのフリップフロップ(10)(11)に
共通の電源端子aと、2つの復帰型ソフトタッチスイッ
チS1、S2を指で軽く1回押したときに12Vの1パルスが
入力される2つのフリップフロップ(10)(11)におけ
る入力端子b、cと、入力端子b、cに1パルスが入力
される毎に出力電圧レベルがハイレベルとロウレベルの
間で反転する2つのフリップフロップ(10)(11)にお
ける出力端子d、e、及び2つのフリップフロップ(1
0)(11)をリセットするリセット端子f、gを有す
る。(12)(13)はデジタルIC(9)の2つの出力端子
d、eのそれぞれに接続された負荷駆動スイッチ回路
で、それぞれは出力端子d、eがハイレベルのときにオ
ンするトランジスタ(14)(15)と、トランジスタ(1
4)(15)のオンで作動するリレー(16)(17)と、リ
レー(16)(17)の作動で閉じて負荷(1)(2)に商
用交流電源(3)を投入するリレー接点(18)(19)を
有する。
で対応する2つの付荷(1)(2)をそれぞれに駆動制
御する従来の負荷駆動制御装置を示し、これを説明する
と、同図の(3)は商用交流電源、(4)は商用交流電
圧を降圧して整流すると直流電源回路で、降圧トランス
(5)と、全波整流器(6)と、全波整流された直流を
平滑して定電圧化する平滑コンデンサ(7)とツェナー
ダイオード(8)を有する。(9)は直流電源回路
(4)の12Vに定電圧化された直流で作動するデジタルI
Cで、これは第4図に示すように、独立した2つのフリ
ップフロップ(10)(11)を内蔵したもので、12Vの直
流が印加される2つのフリップフロップ(10)(11)に
共通の電源端子aと、2つの復帰型ソフトタッチスイッ
チS1、S2を指で軽く1回押したときに12Vの1パルスが
入力される2つのフリップフロップ(10)(11)におけ
る入力端子b、cと、入力端子b、cに1パルスが入力
される毎に出力電圧レベルがハイレベルとロウレベルの
間で反転する2つのフリップフロップ(10)(11)にお
ける出力端子d、e、及び2つのフリップフロップ(1
0)(11)をリセットするリセット端子f、gを有す
る。(12)(13)はデジタルIC(9)の2つの出力端子
d、eのそれぞれに接続された負荷駆動スイッチ回路
で、それぞれは出力端子d、eがハイレベルのときにオ
ンするトランジスタ(14)(15)と、トランジスタ(1
4)(15)のオンで作動するリレー(16)(17)と、リ
レー(16)(17)の作動で閉じて負荷(1)(2)に商
用交流電源(3)を投入するリレー接点(18)(19)を
有する。
いまデジタルIC(9)の2出力端子d、eがロウレベ
ルで、負荷駆動スイッチ回路(12)(13)がオフ状態に
あり、2負荷(1)(2)が非駆動状態にあるとき、1
つのソフトタッチスイッチS1に軽く指を触れて1回オン
させると、このソフトタッチスイッチS1に対応するデジ
タルIC(19)の入力端子bに1パルスが入力されて、対
応するフリップフロップ(10)の出力端子dの電圧レベ
ルがロウレベルからハイレベルに反転する。するとこの
出力端子dに接続されたトランジスタ(14)がオンし、
リレー(16)が作動してリレー接点(18)が閉じ、1つ
の負荷(1)が駆動する。例えば負荷(1)が照明器具
の光源であれば、光源が点灯する。ソフトタッチスイッ
チS1に再び指を1回触れるとデジタルIC(9)の入力端
子bに1パルスが入力されて、対応する出力端子dがハ
イレベルからロウレベルに反転し、負荷(1)の駆動が
停止する。別のソフトタッチスイッチS2を指でソフトタ
ッチ操作すると、負荷(2)の駆動制御が上述と同様に
行われる。
ルで、負荷駆動スイッチ回路(12)(13)がオフ状態に
あり、2負荷(1)(2)が非駆動状態にあるとき、1
つのソフトタッチスイッチS1に軽く指を触れて1回オン
させると、このソフトタッチスイッチS1に対応するデジ
タルIC(19)の入力端子bに1パルスが入力されて、対
応するフリップフロップ(10)の出力端子dの電圧レベ
ルがロウレベルからハイレベルに反転する。するとこの
出力端子dに接続されたトランジスタ(14)がオンし、
リレー(16)が作動してリレー接点(18)が閉じ、1つ
の負荷(1)が駆動する。例えば負荷(1)が照明器具
の光源であれば、光源が点灯する。ソフトタッチスイッ
チS1に再び指を1回触れるとデジタルIC(9)の入力端
子bに1パルスが入力されて、対応する出力端子dがハ
イレベルからロウレベルに反転し、負荷(1)の駆動が
停止する。別のソフトタッチスイッチS2を指でソフトタ
ッチ操作すると、負荷(2)の駆動制御が上述と同様に
行われる。
上記負荷駆動制御装置のように商用交流電源で駆動す
る負荷の駆動制御を、商用交流電源を降圧し整流した直
流で作動するデジタルICで行うようにしたものは、ソフ
トタッチスイッチのような弱電制御信号で様々な負荷駆
動制御ができるが、負荷とデジタルICの電源である商用
交流電源が停電して復帰するときに、次なる問題があっ
た。
る負荷の駆動制御を、商用交流電源を降圧し整流した直
流で作動するデジタルICで行うようにしたものは、ソフ
トタッチスイッチのような弱電制御信号で様々な負荷駆
動制御ができるが、負荷とデジタルICの電源である商用
交流電源が停電して復帰するときに、次なる問題があっ
た。
すなわち、停電は発生してから数秒で復帰する瞬間停
電と、10数秒以上停電してから復帰する長期停電に大別
され、いずれの停電でも、停電発生時点でデジタルICの
電源端子の電圧がゼロレベルに落ちてデジタルICはオフ
状態となり、この後、停電復帰が行われてデジタルICの
電源端子に所定のIC動作電圧が印加されてデジタルICが
オン状態になった時点でのデジタルICの出力端子の電圧
レベルは不定で、ハイレベルかロウレベルのいずれであ
るのか決っていない。そのため、例えば負荷が室内照明
器具の光源で、この光源が消灯して室が無人の場合に停
電が発生して停電復帰がなされると、停電復帰時に無人
の室の光源が点灯することがあった。また、光源を点灯
させているときに一旦瞬間停電が発生すると,光源は消
灯したままで室が真暗になり、瞬間停電復帰後の光源を
点灯させるスイッチ操作をしなければならない不便があ
った。特に上述の無人の室における停電復帰時の光源の
不本意な点灯は電力無駄であり、また、負荷がヒータな
どであれば電力無駄が多いだけでなく危険性を伴い、電
気機器の信頼性を悪くする原因になっている。
電と、10数秒以上停電してから復帰する長期停電に大別
され、いずれの停電でも、停電発生時点でデジタルICの
電源端子の電圧がゼロレベルに落ちてデジタルICはオフ
状態となり、この後、停電復帰が行われてデジタルICの
電源端子に所定のIC動作電圧が印加されてデジタルICが
オン状態になった時点でのデジタルICの出力端子の電圧
レベルは不定で、ハイレベルかロウレベルのいずれであ
るのか決っていない。そのため、例えば負荷が室内照明
器具の光源で、この光源が消灯して室が無人の場合に停
電が発生して停電復帰がなされると、停電復帰時に無人
の室の光源が点灯することがあった。また、光源を点灯
させているときに一旦瞬間停電が発生すると,光源は消
灯したままで室が真暗になり、瞬間停電復帰後の光源を
点灯させるスイッチ操作をしなければならない不便があ
った。特に上述の無人の室における停電復帰時の光源の
不本意な点灯は電力無駄であり、また、負荷がヒータな
どであれば電力無駄が多いだけでなく危険性を伴い、電
気機器の信頼性を悪くする原因になっている。
本発明は係る問題点に鑑みてなされたもので、瞬間停
電と長期停電のいずれの停電が発生しても、停電復帰時
に負荷を決められた好ましい状態にする機能を持たせた
負荷駆動制御装置を提供することを目的とする。
電と長期停電のいずれの停電が発生しても、停電復帰時
に負荷を決められた好ましい状態にする機能を持たせた
負荷駆動制御装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、商用交流電源を降
圧し整流する直流電源回路と、直流電源回路の直流が入
力される電源端子、及び1回の手動操作毎に1パルスが
入力される入力端子、及び入力端子に1パルスが入力さ
れる毎に出力電圧レベルがハイレベルとロウレベル間で
反転する出力端子、及びリセット信号の入力で出力端子
の電圧レベルをロウレベルにするリセット端子を有する
テジタルICと、デジタルICの出力端子のハイレベル信号
でオンして負荷を商用交流電源で駆動される負荷駆動ス
イッチ回路と、商用交流電源の停電発生時点から所定の
時間が経過するまでデジタルICの電源端子にIC動作電圧
を印加する電圧保持回路と、前記停電発生時点から所定
の時間が経過して停電復帰された時点でテジタルICのリ
セット端子にリセット信号を出力する停電時リセット回
路とを具備したことを特徴とする。
圧し整流する直流電源回路と、直流電源回路の直流が入
力される電源端子、及び1回の手動操作毎に1パルスが
入力される入力端子、及び入力端子に1パルスが入力さ
れる毎に出力電圧レベルがハイレベルとロウレベル間で
反転する出力端子、及びリセット信号の入力で出力端子
の電圧レベルをロウレベルにするリセット端子を有する
テジタルICと、デジタルICの出力端子のハイレベル信号
でオンして負荷を商用交流電源で駆動される負荷駆動ス
イッチ回路と、商用交流電源の停電発生時点から所定の
時間が経過するまでデジタルICの電源端子にIC動作電圧
を印加する電圧保持回路と、前記停電発生時点から所定
の時間が経過して停電復帰された時点でテジタルICのリ
セット端子にリセット信号を出力する停電時リセット回
路とを具備したことを特徴とする。
また、電圧保持回路と停電時リセット回路を簡略化、
低コスト化する目的で、直流電源回路の直流で第1ダイ
オードを介して第1コンデンサを充電し、この第1コン
デンサの充電電荷をデジタルICの電源端子に印加する電
圧保持回路と、第2ダイオードと第2コンデンサ、第1
抵抗が直列接続され、第2コンデンサに第2抵抗が並列
接続され、停電復帰時点における直流電源回路の直流が
第2ダイオードと第2コンデンサと第1抵抗を流れると
きに発生する第2コンデンサと第1抵抗の中間点のハイ
レベル電圧をデジタルICのリセット端子にリセット信号
として出力する停電時リセット回路を使用することが望
ましい。
低コスト化する目的で、直流電源回路の直流で第1ダイ
オードを介して第1コンデンサを充電し、この第1コン
デンサの充電電荷をデジタルICの電源端子に印加する電
圧保持回路と、第2ダイオードと第2コンデンサ、第1
抵抗が直列接続され、第2コンデンサに第2抵抗が並列
接続され、停電復帰時点における直流電源回路の直流が
第2ダイオードと第2コンデンサと第1抵抗を流れると
きに発生する第2コンデンサと第1抵抗の中間点のハイ
レベル電圧をデジタルICのリセット端子にリセット信号
として出力する停電時リセット回路を使用することが望
ましい。
また、負荷が蛍光ランプのようなノイズの多いものの
場合は、負荷駆動系のノイズでデジタルIC側の制御系が
誤動作するのを防止する目的で、負荷駆動スイッチ回路
は、デジタルICの出力端子がハイレベルのときに導通し
て発光する発光素子、及び発光素子の光の受光で導通し
て負荷を駆動させる受光素子を組合せたフオトカプラを
有するものを使用することが望ましい。
場合は、負荷駆動系のノイズでデジタルIC側の制御系が
誤動作するのを防止する目的で、負荷駆動スイッチ回路
は、デジタルICの出力端子がハイレベルのときに導通し
て発光する発光素子、及び発光素子の光の受光で導通し
て負荷を駆動させる受光素子を組合せたフオトカプラを
有するものを使用することが望ましい。
電圧保持回路で瞬間停電が発生してから停電復帰する
短時間の間、デジタルICの電源端子にIC動作電圧を印加
することで、瞬間停電の間、デジタルICは停電直前の状
態を維持して、停電復帰直後の負荷の状態を停電直前の
状態のまま維持する。また、長期停電の停電復帰後にデ
ジタルICを停電時リセット回路でリセットすることで、
停電復帰直後に負荷が不本意に駆動することが防止され
る。
短時間の間、デジタルICの電源端子にIC動作電圧を印加
することで、瞬間停電の間、デジタルICは停電直前の状
態を維持して、停電復帰直後の負荷の状態を停電直前の
状態のまま維持する。また、長期停電の停電復帰後にデ
ジタルICを停電時リセット回路でリセットすることで、
停電復帰直後に負荷が不本意に駆動することが防止され
る。
また、負荷駆動スイッチ回路にフオトカプラを使用し
て,負荷駆動系と制御系を完全に絶縁することで、負荷
駆動系からのノイズが制御系に悪影響を及ぼすことが無
くなる。
て,負荷駆動系と制御系を完全に絶縁することで、負荷
駆動系からのノイズが制御系に悪影響を及ぼすことが無
くなる。
第3図の負荷駆動制御装置に本発明を適用した実施例
を第1図と第2図を参照して説明する。
を第1図と第2図を参照して説明する。
第1図の実施例において、第3図と同一、又は相当部
分には同一参照符号を付して説明は省略する。相違する
ところは、直流電源回路(4)の出力側に電圧保持回路
(20)と停電時リセット回路(21)を付設したことであ
る。電圧保持回路(20)は、商用支流電源(3)の停電
発生時点から10秒程度の所定の時間が経過するまでデジ
タルIC(9)の電源端子aにIC動作電圧を印加するもの
で、これは瞬間停電が発生して復帰するまでデジタルIC
(9)を停電発生直前と同じオン状態に維持する。停電
時リセット回路(21)は、停電発生時点から約10秒を超
える所定時間が経過して停電復帰がなされると、この停
電復帰の時点でデジタルIC(9)のリセット端子f、g
に1パルスのリセット信号を出力して、デジタルICの
(9)の出力端子d、eをロウレベルにするもので、こ
れは長期停電の復帰時に負荷(1)(2)が駆動するの
を防ぐ。
分には同一参照符号を付して説明は省略する。相違する
ところは、直流電源回路(4)の出力側に電圧保持回路
(20)と停電時リセット回路(21)を付設したことであ
る。電圧保持回路(20)は、商用支流電源(3)の停電
発生時点から10秒程度の所定の時間が経過するまでデジ
タルIC(9)の電源端子aにIC動作電圧を印加するもの
で、これは瞬間停電が発生して復帰するまでデジタルIC
(9)を停電発生直前と同じオン状態に維持する。停電
時リセット回路(21)は、停電発生時点から約10秒を超
える所定時間が経過して停電復帰がなされると、この停
電復帰の時点でデジタルIC(9)のリセット端子f、g
に1パルスのリセット信号を出力して、デジタルICの
(9)の出力端子d、eをロウレベルにするもので、こ
れは長期停電の復帰時に負荷(1)(2)が駆動するの
を防ぐ。
詳しく具体的に説明すると、電圧保持回路(20)は直
流電源回路(4)の直流で第1ダイオードD1を介して第
1コンデンサC1を充電させ、第1コンデンサC1の充電電
荷をデジタルIC(9)の電源端子aに印加するものであ
る。第1ダイオードD1は第1コンデンサC1の充電電荷が
停電時リセット回路(21)や負荷駆動スイッチ回路(1
2)(13)に逆流して放電するのを防止し、第1コンデ
ンサC1はデジタルIC(9)の電源端子aに停電発生から
所定の約10秒でIC動作電圧以下に下がる放電をなす容量
のものである。従って、商用交流電源(3)が投入さ
れ、負荷(1)(2)が所望の駆動、又は非駆動状態に
あるとき、瞬間停電が発生したとすると、この停電から
停電復帰時まで第1コンデンサC1の充電電荷でデジタル
IC(9)はオン状態が維持され、停電復帰直後の負荷
(1)(2)は停電直前と同じ状態が維持される。例え
ば、1つの負荷(1)が室内照明器具の光源で停電前に
点灯させていたとすると、この光源は瞬間停電の短時間
の間は消灯するが、停電復帰と同時に点灯する。
流電源回路(4)の直流で第1ダイオードD1を介して第
1コンデンサC1を充電させ、第1コンデンサC1の充電電
荷をデジタルIC(9)の電源端子aに印加するものであ
る。第1ダイオードD1は第1コンデンサC1の充電電荷が
停電時リセット回路(21)や負荷駆動スイッチ回路(1
2)(13)に逆流して放電するのを防止し、第1コンデ
ンサC1はデジタルIC(9)の電源端子aに停電発生から
所定の約10秒でIC動作電圧以下に下がる放電をなす容量
のものである。従って、商用交流電源(3)が投入さ
れ、負荷(1)(2)が所望の駆動、又は非駆動状態に
あるとき、瞬間停電が発生したとすると、この停電から
停電復帰時まで第1コンデンサC1の充電電荷でデジタル
IC(9)はオン状態が維持され、停電復帰直後の負荷
(1)(2)は停電直前と同じ状態が維持される。例え
ば、1つの負荷(1)が室内照明器具の光源で停電前に
点灯させていたとすると、この光源は瞬間停電の短時間
の間は消灯するが、停電復帰と同時に点灯する。
停電時リセット回路(21)は、直流電源回路(4)の
直流が流れる第2ダイオードD2と第2コンデンサC2と第
1抵抗R1の直列回路と、第2コンデンサC2に並列接続さ
れた第2抵抗R2を有するもので、第2コンデンサC2と第
1抵抗R1の中間点PがデジタルIC(9)の2つのリセッ
ト端子f、gに接続される。停電でない常時は第2コン
デンサC2が満充電されていて、D2−C2−R1の直列回路に
直流は流れず、中間点Pの電位はロウレベルとなってい
る。停電が発生すると第2コンデンサC2の充電電荷が第
2抵抗R2を介して放電し、従って、第2抵抗R2の抵抗値
を第2コンデンサC2の充電電荷が所定の約10で放電する
よう設定しておく。すると停電発生から約10秒経過した
時点で第2コンデンサC2が放電をして、その後に停電復
帰が行われると、停電復帰の時点で第2コンデンサC2が
電される短時間だけD2−C2−R1の直列回路に直流が流
れ、中間点Pにハイレベルの電圧が生じて、このハイレ
ベル電圧がリセット信号としてデジタルIC(9)のリセ
ット端子f、gに入力され、デジタルIC(9)の出力端
子d、eが停電前の状態いかんに拘らずロウレベルにな
る。つまり、長期停電の場合は停電復帰後にデジタルIC
(9)が強制的にリセットされて、負荷(1)(2)は
確実に非駆動状態にされる。例えば負荷(1)が室内照
明器具の光源の場合、この光源は長期停電の復帰後は必
ず消灯状態となり、光源が無人の室で不本意に点灯する
といったことが防止される。
直流が流れる第2ダイオードD2と第2コンデンサC2と第
1抵抗R1の直列回路と、第2コンデンサC2に並列接続さ
れた第2抵抗R2を有するもので、第2コンデンサC2と第
1抵抗R1の中間点PがデジタルIC(9)の2つのリセッ
ト端子f、gに接続される。停電でない常時は第2コン
デンサC2が満充電されていて、D2−C2−R1の直列回路に
直流は流れず、中間点Pの電位はロウレベルとなってい
る。停電が発生すると第2コンデンサC2の充電電荷が第
2抵抗R2を介して放電し、従って、第2抵抗R2の抵抗値
を第2コンデンサC2の充電電荷が所定の約10で放電する
よう設定しておく。すると停電発生から約10秒経過した
時点で第2コンデンサC2が放電をして、その後に停電復
帰が行われると、停電復帰の時点で第2コンデンサC2が
電される短時間だけD2−C2−R1の直列回路に直流が流
れ、中間点Pにハイレベルの電圧が生じて、このハイレ
ベル電圧がリセット信号としてデジタルIC(9)のリセ
ット端子f、gに入力され、デジタルIC(9)の出力端
子d、eが停電前の状態いかんに拘らずロウレベルにな
る。つまり、長期停電の場合は停電復帰後にデジタルIC
(9)が強制的にリセットされて、負荷(1)(2)は
確実に非駆動状態にされる。例えば負荷(1)が室内照
明器具の光源の場合、この光源は長期停電の復帰後は必
ず消灯状態となり、光源が無人の室で不本意に点灯する
といったことが防止される。
第2図の実施例は負荷駆動スイッチ回路(12)(13)
を2つのフオトカプラ(22)(23)で構成したものを示
す。2つのフォトカプラ(22)(23)はデジタルIC
(9)の出力端子d、eがハイレベルになると発光する
発光ダイオードの発光素子(22a)(23a)と、発光素子
(22a)(23a)の光を受光して導通するフォトトライア
ックなどの受光素子(22b)(23b)を組合せたもので、
受光素子(22b)(23b)が導通することで負荷(1)
(2)に商用交流電源(3)が投入されて駆動する。こ
のようにフォトカプラ(22)(23)で負荷駆動系とデジ
タルIC(9)の制御系を完全に絶縁することで、負荷駆
動系のノイズが制御系にい悪影響を及ぼすことが少なく
なり、デジタルIC(9)の動作がより安定して行われ
る。
を2つのフオトカプラ(22)(23)で構成したものを示
す。2つのフォトカプラ(22)(23)はデジタルIC
(9)の出力端子d、eがハイレベルになると発光する
発光ダイオードの発光素子(22a)(23a)と、発光素子
(22a)(23a)の光を受光して導通するフォトトライア
ックなどの受光素子(22b)(23b)を組合せたもので、
受光素子(22b)(23b)が導通することで負荷(1)
(2)に商用交流電源(3)が投入されて駆動する。こ
のようにフォトカプラ(22)(23)で負荷駆動系とデジ
タルIC(9)の制御系を完全に絶縁することで、負荷駆
動系のノイズが制御系にい悪影響を及ぼすことが少なく
なり、デジタルIC(9)の動作がより安定して行われ
る。
本発明によれば、商用交流電源の停電が短時間で復帰
すると、この瞬間停電発生から停電復帰時までデジタル
ICは電圧保持回路にてオン状態が維持されているので、
負荷は停電復帰後も停電前の状態を維持し、例えば負荷
が光源においては、停電前に点灯させていたものが瞬間
停電の復帰後も点灯して、瞬間停電の復帰時に再度点灯
させる手間が省ける。また、停電が10秒以上と長期にわ
たり発生した場合は、停電時リセット回路が停電復帰時
にデジタルICをリセットして負荷を非駆動の状態にする
ので、例えば負荷が光源で、長期停電で室が無人になっ
てから停電復帰されたときに、光源が不本意に点灯する
心配が無くなり、省電力タイプで安全な照明器具が実現
される。
すると、この瞬間停電発生から停電復帰時までデジタル
ICは電圧保持回路にてオン状態が維持されているので、
負荷は停電復帰後も停電前の状態を維持し、例えば負荷
が光源においては、停電前に点灯させていたものが瞬間
停電の復帰後も点灯して、瞬間停電の復帰時に再度点灯
させる手間が省ける。また、停電が10秒以上と長期にわ
たり発生した場合は、停電時リセット回路が停電復帰時
にデジタルICをリセットして負荷を非駆動の状態にする
ので、例えば負荷が光源で、長期停電で室が無人になっ
てから停電復帰されたときに、光源が不本意に点灯する
心配が無くなり、省電力タイプで安全な照明器具が実現
される。
また、電圧保持回路をダイオードとコンデンサで、停
電時リセット回路をダイオードとコンデンサ2と2つの
抵抗で構成することで、回路部品数を少なく、低コスト
で構成できる。
電時リセット回路をダイオードとコンデンサ2と2つの
抵抗で構成することで、回路部品数を少なく、低コスト
で構成できる。
さらに、負荷駆動スイッチ回路にフォトカプラを使用
することで、ノイズの影響を受け易いデジタルICの制御
系が負荷駆動系から確実に絶縁されて、動作が安定し、
また、ヒータなどの高圧負荷の駆動制御が容易になる。
することで、ノイズの影響を受け易いデジタルICの制御
系が負荷駆動系から確実に絶縁されて、動作が安定し、
また、ヒータなどの高圧負荷の駆動制御が容易になる。
第1図は本発明の実施例を示す負荷駆動制御回路図、第
2図は本発明の別の実施例を示す負荷駆動制御回路図で
ある。 第3図は従来の負荷駆動制御装置における回路図、第4
図は第3図におけるデジタルICの等価回路図である。 (1)(2)……負荷、 (3)……商用交流電源、 (4)……直流電源回路、 (9)……デジタルIC、 a……電源端子、 b、c……入力端子、 d、e……出力端子、 f、g……リセット端子、 (12)(13)……負荷駆動スイッチ回路、 (20)……電圧保持回路、 D1……第1ダイオード、 C1……第1コンデンサ、 (21)……停電時リセット回路、 D2……第2ダイオード、 C2……第2コンデンサ、 R1……第1抵抗、 R2……第2抵抗、 (22)(23)……フォトカプラ。
2図は本発明の別の実施例を示す負荷駆動制御回路図で
ある。 第3図は従来の負荷駆動制御装置における回路図、第4
図は第3図におけるデジタルICの等価回路図である。 (1)(2)……負荷、 (3)……商用交流電源、 (4)……直流電源回路、 (9)……デジタルIC、 a……電源端子、 b、c……入力端子、 d、e……出力端子、 f、g……リセット端子、 (12)(13)……負荷駆動スイッチ回路、 (20)……電圧保持回路、 D1……第1ダイオード、 C1……第1コンデンサ、 (21)……停電時リセット回路、 D2……第2ダイオード、 C2……第2コンデンサ、 R1……第1抵抗、 R2……第2抵抗、 (22)(23)……フォトカプラ。
Claims (3)
- 【請求項1】商用交流電源を降圧し整流する直流電源回
路と、直流電源回路の直流が入力される電源端子、及び
1回の手動操作毎に1パルスが入力される入力端子、及
び入力端子に1パルスが入力される毎に出力電圧レベル
がハイレベルとロウレベル間で反転する出力端子、及び
リセット信号の入力で出力端子の電圧レベルをロウレベ
ルにするリセット端子を有するテジタルICと、デジタル
ICの出力端子のハイレベル信号でオンして負荷を商用交
流電源で駆動される負荷駆動スイッチ回路と、商用交流
電源の停電発生時点から所定の時間が経過するまでデジ
タルICの電源端子にIC動作電圧を印加する電圧保持回路
と、前記停電発生時点から所定の時間が経過して停電復
帰された時点でテジタルICのリセット端子にリセット信
号を出力する停電時リセット回路とを具えてなる負荷駆
動制御装置。 - 【請求項2】直流電源回路の直流で第1ダイオードを介
して第1コンデンサを充電し、この第1コンデンサの充
電電荷をデジタルICの電源端子に印加する電圧保持回路
と、第2ダイオードと第2コンデンサ、第1抵抗が直列
接続され、第2コンデンサに第2抵抗が並列接続され、
停電復帰時点における直流電源回路の直流が第2ダイオ
ードと第2コンデンサと第1抵抗を流れるときに発生す
る第2コンデンサと第1抵抗の中間点のハイレベル電圧
をデジタルICのリセット端子にリセット信号として出力
する停電時リセット回路を有することを特徴とする請求
項1記載の負荷駆動制御装置。 - 【請求項3】負荷駆動スイッチ回路は、デジタルICの出
力端子がハイレベルのときに導通して発光する発光素
子、及び発光素子の光の受光で導通して負荷を駆動させ
る受光素子を組合せたフオトカプラを有することを特徴
とする請求項1又は2記載の負荷駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63327446A JP2690535B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 負荷駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63327446A JP2690535B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 負荷駆動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02172187A JPH02172187A (ja) | 1990-07-03 |
JP2690535B2 true JP2690535B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=18199259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63327446A Expired - Lifetime JP2690535B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 負荷駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2690535B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0553629A (ja) * | 1991-08-27 | 1993-03-05 | Fanuc Ltd | Cnc装置の瞬断対処方式 |
JP5756914B2 (ja) * | 2010-12-22 | 2015-07-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明装置 |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP63327446A patent/JP2690535B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02172187A (ja) | 1990-07-03 |
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