JPS603643Y2 - 電源回路 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は交流電源、外部電池及び内部電池の何れに対し
ても使用することができる３電源方式の電源回路に関し
、特に外部電池使用時に外部電池によって内部電池が充
電されないようにして外部電池を無駄なく使用できるよ
うになし、このためのスイッチ手段として交流電源の接
続と連動した機械的スイッチを複数個用いないですむよ
うにしたものである。

第１図は本考案の原理的構成を示すもので同図において
、ｌａ、ｌｂは第１及び第２の整流回路を示し、この整
流回路１ａ、ｌｂには電源トランス２と交流電源接続装
置（図示せず）とを介して交流（ＡＣ）電源が供給され
る。

また、３は内部電池を示し、４ａ、４ｂは外部電池５が
接続されるべき外部直流（ＤＣ）電源入力端子を示し、
６は負荷を示す。

更に、Ｓｌは第１のスイッチ手段としてのＰＮＰ形トラ
ンジスタを示し、Ｓ２は第２のスイッチ手段を示し、Ｓ
３は第３のスイッチ手段を示す。

トランジスタＳ□は整流回路１ａの出力によってオンと
なるように制御される電子的スイッチである。

一方、スイッチ手段Ｓ３はＡＣ電源の接続時にオフとな
る機械的なスイッチであり、ＡＣ電源接続装置に関連し
て設けられている。

スイッチ手段Ｓ２は況電源入力端子４ａ及び４ｂに外部
電池５が接続されるのと連動してオフとなる機械的スイ
ッチである。

内部電池３の使用時ではトランジスタＳ１がオフで、ス
イッチ手段Ｓ２及びＳ３がオンとなり、負荷６に内部電
池３から電源が供給される。

外部電池５がＸ電源入力端子４ａ及び４ｂに接続された
ときは、スイッチ手段Ｓ３はオンであるが、スイッチ手
段Ｓ２がオフとなるから、外部電池５から負荷６に電源
が供給されると共に、外部電池５によって内部電池３は
充電されない。

またＡＣ電源が供給される場合には、トランジスタＳ１
及びスイッチ手段Ｓ２がオンとなり、スイッチ手段Ｓ３
がオフとなるから、整流回路１ａの出力によって内部電
池３に対して充電電源が供給され、整流回路１ｂの出力
が負荷６に電源として供給される。

上述のように本考案に依れば、外部電池５によって内部
電池３が充電されず、外部電池５を無駄なく使用でき、
また充電電流の供給を制御する第１のスイッチ手段を電
子的スイッチの構成とできるから、ＡＣ電源接続装置と
しては１個の機械的スイッチ手段Ｓ３を有する通常のも
のを使用できる利点がある。

以下、第２図〜第４図を参照して本考案の一実施例につ
いて説明するに、第２図〜第４図の接続構成は同一であ
り、第３図及び第４図は動作説明に用いるためのもので
ある。

第２図において、７はＡＣ電源接続装置を示し、これは
２本の入力ピン８ａ、８ｂを有するコンセントの構成と
され、ＡＣプラグが挿入されることによりバネ接点等の
構成のスイッチ手段Ｓ３がオフとなるようにされている
。

この入力ピン８ａ、８ｂと電源トランス２の１次コイル
との間に電源スィッチＳ４が挿入される。

Ｓ、は電源スィッチＳ、と連動する電源スィッチである
。

また、整流回路１ａ及び１ｂはダイオードがブリッジ接
続された全波整流回路の構成とされ、整流回路１ａの出
力端子間に平滑用のコンデンサ９ａが挿入され、整流回
路１ｂの出力端子の一端が平滑用のコンデンサ９ｂを介
して接地され、その他端と接地間に電源スィッチＳ５が
挿入され、更に、整流回路１ｂの出力端子の一端と整流
回路１ａの出力端子の他端が接続される。

また１０は、内部電池３と充電用のトランジスタ定電流
回路１１と充電電流によって発光する発光ダイオード１
２と逆流防止用ダイオード１３とをケース内に収納し、
発光ダイオード１２によって充電状態を知るようにした
電池装置である。

この電池装置１０の充電電流入力端子１４にはトランジ
スタＳ１を介して整流回路１ａから充電電流が供給され
る。

そして内部電池３の＋側の端子１５ａが端子４ｃとスイ
ッチ手段Ｓ２とを介して況電源入力端子の一端４ａに接
続される。

内部電池３の一側の端子１５ｂが陀電源入力端子の他端
４ｂに接続されると共に電源スィッチＳ、を介して接地
される。

ＤＣ電源入力端子は外部電池５と接続された接続具が嵌
合される構成であって、嵌合状態において端子４ａ及び
４０間に設けられたバネ接点等の構成のスイッチ手段Ｓ
２がオフとなり、端子４ａが外部電池５の＋側となり且
つ端子４ｂが外部電池５の一側となるようにされている
。

このＤＣ電源入力端子の一端４ａがスイッチ手段Ｓ３と
逆流防止用のダイオード１６と負荷６を介して接地され
、その他端４ｂが電源スィッチＳ５を介して接地される
。

上述の構成を有する本考案の一実施例において、電池装
置１０即ち内部電池３の使用時では、第２図に示すよう
にスイッチ手段Ｓ２はオンで、またＡＣ電源接続装置７
にＡＣプラグが挿入されないためにスイッチ手段Ｓ３は
オンで、トランジスタＳ１はオフである。

従って電源スイッチＳ汲び亀をオンにした時には、この
電源スィッチとスイッチ手段Ｓ２及びＳ３とダイオード
１６を介して内部電池３と負荷６が接続されて破線図示
のような経路で負荷電流が流れる。

この内部電池３の使用時では充電電流が供給されないか
ら、発光ダイオード１２は発光しない。

また、外部電池５の使用時は、第３図に示すように、ス
イッチ手段Ｓ２がオフとなり、況電源入力端子の一端４
ａが＋側となり、その他端４ｂが一側となる。

従って電源スィッチＳ４１ Ｓ５とスイッチ手段Ｓ３と
ダイオード１６を介して外部電池５と負荷６が接続され
、第３図において破線図示せる経路でもって負荷電流が
流れる。

この場合スイッチ手段Ｓ２がオフとなるため外部電池５
によって内部電池３は充電されず、発光ダイオード１２
は発光しない。

またＡＣ電源が接続されるＡＣ電源の使用時は、整流回
路１ｂの整流出力が負荷６に供給されると共に、第４図
に示すようにスイッチ手段Ｓ２がオンし、スイッチ手段
Ｓ３がオフとなり、整流回路１ａの出力によってトラン
ジスタＳ１がオンとされるから、第４図において破線図
示せるトランジスタＳ１を通る経路で充電電流が内部電
池３に流れる。

このとき同時に、発光ダイオード１２を介して電流が流
れ、発光ダイオード１２が発光して充電状態であること
が表示される。

上述の実施例によっても、前述せるように外部電池５に
より内部電池３が充電されることを防止できると共に、
この制御のためにトランジスタＳ□を用いるので、ＡＣ
電源の接続と連動する機械的なスイッチはスイッチ手段
Ｓ３の１個ですませることができる利点である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の原理的構成を示す接続図、第２図は本
考案の一実施例の接続図、第３図及び第４図は本考案の
一実施例の動作説明に用いる接続図である。 １ａ、１ｂは整流回路、３は内部電池、４ａ。 ４ｂは外部直流電源入力端子、５は外部電池、６は負荷
である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 交流電源接続装置を介して交流電源に接続される第１及
   び第２の整流回路と、この第１の整流回路の出力から内
   部電池に至る充電電流供給路内に直列に挿入されて上記
   第１の整流回路の出力によってオンとされる第１のスイ
   ッチ手段と、外部直流電源が接続される外部直流電源入
   力端子と、上記外部直流電源入力端子及び上記内部電池
   の間に設けられた上記外部直流電源の接続時にオフとな
   る第２のスイッチ手段と、上記外部直流電源入力端子及
   び上記第２の整流回路の出力端子の間に設けられ上記交
   流電源の接続時にオフとなる第３のスイッチ手段とから
   構成され、上記第２の整流回路の出力端子に負荷が接続
   される電源回路。