JPH10184653A - 皿バネ - Google Patents

皿バネ

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Publication number
JPH10184653A
JPH10184653A JP34947596A JP34947596A JPH10184653A JP H10184653 A JPH10184653 A JP H10184653A JP 34947596 A JP34947596 A JP 34947596A JP 34947596 A JP34947596 A JP 34947596A JP H10184653 A JPH10184653 A JP H10184653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
peripheral edge
parts
disc spring
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP34947596A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Nakamoto
高行 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IWATA DENKO KK
IWATA ELECTRIC WORKS
Original Assignee
IWATA DENKO KK
IWATA ELECTRIC WORKS
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Filing date
Publication date
Application filed by IWATA DENKO KK, IWATA ELECTRIC WORKS filed Critical IWATA DENKO KK
Priority to JP34947596A priority Critical patent/JPH10184653A/ja
Publication of JPH10184653A publication Critical patent/JPH10184653A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】装着時等における回転を防止でき、且つバネ定
数にばらつきが生じることのない新規な皿バネを提供す
る。 【解決手段】バネ本体1は環状円板からなり、内周縁1
aから外周縁1bまでの寸法を全ての箇所でほぼ均一と
なすので、バネ定数にばらつきが生じることはない。バ
ネ本体1の外周に廻り止め突部2を有するので、装着す
る箇所にその突部2が係合する面部、凸部、凹部等の被
係合部を備えれば、廻り止め突部2と被係合部との係合
によって皿バネAの回転が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皿バネに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、環状円板を内周縁から外周縁
に向けて傾斜形成してなる皿バネが知られている。この
皿バネは、単体で座金等として用いたり、或いは複数枚
を重積して、各種機器の緩衝体や各種建築物の免振体と
して用いる等、広範な用途に使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の皿バ
ネは上記の如く環状円板からなる円形の平面形状をな
し、且つこの種皿バネは専らボルトや軸等に遊嵌状に装
備して使用するので、そのボルト、軸等を機器の取付け
面等に固定する際に共廻りし、皿バネと前記取付け面等
或いは皿バネ同士がこすれ合って摩耗や損傷が生じる虞
れがあった。さらに前記摩耗によって金属粉が発生する
虞れがあるため、精密機器への使用は避けられる傾向に
あった。
【0004】上記問題点を解消するために、例えば三角
形状や四角形状等の角型の平面形状をなす皿バネを形成
し、その角部を廻り止めとして機能させることも考えら
れる。しかし乍らこの場合、内周縁から外周縁までの寸
法にばらつきが生じ、該寸法の違いがバネ定数の違いと
なって現れ、負荷が大きい部分が損傷し易くなるという
新たな問題を生じる。
【0005】本発明は上述したような従来事情に鑑みて
なされたもので、その目的とする処は、装着時等におけ
る回転を確実に防止することができ、且つバネ定数にば
らつきが生じる虞れのない新規な皿バネを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の皿バネは請求項1記載のように、環状円
板を内周縁から外周縁に向けて傾斜せしめてなるバネ本
体の外周に、該バネ本体の厚みより薄肉状の廻り止め突
部を備えたことを特徴とする。
【0007】このように形成した場合、バネ本体は環状
円板を内周縁から外周縁に向けて傾斜せしめた構造であ
り、その外周にバネ本体よりも薄肉の廻り止め突部を有
するので、バネ本体はその内周縁から外周縁までの寸法
を全ての箇所でほぼ均一となし、よってバネ定数にばら
つきが生じることはない。同時に、バネ本体の外周に廻
り止め突部を有するので、装着する箇所にその突部が係
合するような面部、凸部、或いは前記廻り止め突部が遊
嵌する凹部、孔等からなる被係合部を備えれば、前記廻
り止め突部とそれら被係合部との係合によってバネ本体
の回転が防止される。
【0008】上記廻り止め突部は、バネ本体よりも薄肉
状で該バネ本体の外周に突出するものであればどのよう
な形状でも良いが、バネ本体と一緒にたわみ変形する可
能性があることを考慮すれば、略棒状や平板状に突出す
る形状のものよりも、バネ本体の外周縁上の二点から外
方へ向けて突出する略三角形状、略半円形状、略台形状
等の平面形状を呈するもの、すなわち、バネ本体からの
突出面積は小さくとも、上記被係合部と係合して確実な
廻り止め機能を発現するものが、損傷の可能性が低いこ
とから好ましい。さらに請求項2記載のように、バネ本
体の周方向に沿って等間隔ごとに複数形成することがよ
り好ましい。
【0009】このように形成した場合、夫々の廻り止め
突部にかかる負荷が均等に分散されるようになるので、
特定の廻り止め突部にかかる負荷が大きくなる場合に比
べ損傷の可能性がより低減する。さらに使用条件によっ
ては特定の廻り止め突部にかかる負荷が大きくなって該
廻り止め突部が損傷したとしても、残る廻り止め突部が
廻り止め機能を発現するので、初期の目的を達成するこ
とが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して説明する。図中1はバネ本体、2は廻
り止め突部を表す。バネ本体1は、所望の金属材料や硬
質プラスチック、その他の材料からなる環状円板を、そ
の内周縁1aから外周縁1bに向けて所定角度傾斜せし
めて形成した従来と同様の構造のもので、その外周に廻
り止め突部2を複数備えている。
【0011】廻り止め突部2は、バネ本体1と同一材料
により、その厚みがバネ本体1の肉厚よりも薄肉状であ
り、且つバネ本体1の外周縁1b上の二点から外方へ向
けて突出する略三角形状の平面形状を呈するよう、バネ
本体1と一体に成形されるもので、本例では図1、2に
示すように夫々の廻り止め突部2をバネ本体1の周方向
に沿って等間隔ごとに六個形成することで、皿バネAが
正六角形の平面形状を呈するようにする。
【0012】また夫々の廻り止め突部2は、その上面
(平面)がバネ本体1の上面(平面)と連続し、且つ上
記環状円板における内周縁1aから外周縁1bに向かう
傾斜角度とほぼ同一に傾斜するよう形成する。
【0013】以上のように形成した本例の皿バネAによ
れば、バネ本体1はその内周縁1aから外周縁1bまで
の寸法を全ての箇所でほぼ均一となし、よってバネ定数
にばらつきが生じることはない。
【0014】また、前記バネ本体1の外周に廻り止め突
部2を有するので、装着する箇所にその突部2が係合す
るような面部、凸部、或いは図4,5に示すように、廻
り止め突部2が遊嵌する凹部からなる被係合部3を備え
れば、廻り止め突部2と被係合部3との係合によって皿
バネAの回転が防止される。
【0015】また廻り止め突部2が、バネ本体1の外周
縁1b上の二点から外方へ向けて突出する略三角形の平
面形状を呈するものであるため、バネ本体1からの突出
面積は小さくとも被係合部3と係合して確実な廻り止め
機能を発現し得、且つ略棒状や平板状に突出する形状の
ものに比べ、バネ本体1にかかる負荷による損傷の可能
性が低い。
【0016】また本例では上記の如く、夫々の廻り止め
突部2がバネ本体1の上面(平面)から連続するよう形
成され、且つバネ本体1を構成する環状円板の内周縁1
aから外周縁1bに向かう傾斜とほぼ同一角度をもって
傾斜せしめたので、バネ本体1に負荷がかかった際にバ
ネ本体1と一体的にたわみ変形するようになり、無理な
反発力等が生じる虞れが少なく、前記損傷の可能性をよ
り低いものとし得る。
【0017】さらに本例では、廻り止め突部2がバネ本
体1の周方向に沿って等間隔ごとに複数備えられている
ので、夫々の廻り止め突部2にかかる負荷が均等に分散
され、特定の廻り止め突部2にかかる負荷が大きくなる
場合に比べ損傷の可能性がさらに低減する。また使用条
件、場所等によっては特定の廻り止め突部2にかかる負
荷が大きくなって該特定の廻り止め突部2が損傷する虞
れもあるが、この場合でも、残る廻り止め突部2が廻り
止め機能を発現するので、初期の目的を達成することが
出来る。
【0018】従って、バネ本体1と廻り止め突部2の双
方が長期にわたってその目的を果たすことができ、本発
明の課題を達成する上で極めて有用な皿バネとし得た。
【0019】尚、本発明は本例に限定されず、廻り止め
突部2をバネ本体1の周方向に沿って等間隔ごとに三個
形成して皿バネA全体が正三角形の平面形状をなすよう
にしたり、或いは四個又はそれ以上形成して皿バネA全
体が正四角形、正五角形以上の多角形の平面形状をなす
ようにしても、本例と同程度の作用効果を得ることが出
来る。
【0020】また使用形態も前述した座金に限定され
ず、複数枚を重積して、各種機器の緩衝体や各種建築物
の免振体として用いる等、広範な用途に使用することが
可能であるが、その場合、各種機器或いは建築物側に、
複数枚重積されボルトや軸等に遊嵌状に備えられた皿バ
ネを遊挿可能な孔を設け、その孔を、上記廻り止め突部
が係合可能な内面形状を備えたものとすることは云うま
でもない。
【0021】
【発明の効果】本発明の皿バネは以上説明したように、
環状円板からなるバネ本体の外周に薄肉状の廻り止め突
部を突設した構成としたので、バネ本体は従来同様に均
一なバネ定数を有するものであるため永年にわたり所望
のバネ力が得られ、且つその外周に突設した廻り止め突
部によって装着時等における回転を確実に防止すること
ができる。従って、機器等に対する取付け面や皿バネ同
士がこすれあって摩耗や損傷が生じたり、金属粉が発生
する等の虞れを低減し得、対応年数の向上やより幅広い
用途への対応が可能なる等、多くの効果を奏する。
【0022】さらに請求項2記載のように構成した場
合、夫々の廻り止め突部にかかる負荷を均等に分散させ
ることができ、また特定の廻り止め突部が損傷したとし
ても残る廻り止め突部が廻り止め機能を発現するので、
長期にわたって初期の目的を達成でき、上述した効果を
より実効あるものとし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る皿バネの実施の形態の一例を示す
下面(底面)側から見た斜視図。
【図2】図1に示す皿バネを上面(平面)側からみた斜
視図。
【図3】同縦断正面図。
【図4】座金としての使用状態を示す縦断正面図。
【図5】図4の(X)−(X)線に沿う断面図。
【符号の説明】
A:皿バネ 1:バネ本体 1a:内周縁 1b:外周縁 2:廻り止め突部 3:被係合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状円板を内周縁から外周縁に向けて傾
    斜せしめてなるバネ本体の外周に、該バネ本体の厚みよ
    り薄肉状の廻り止め突部を備えたことを特徴とする皿バ
    ネ。
  2. 【請求項2】 上記突部が、バネ本体の周方向に沿って
    等間隔ごとに複数形成されている請求項1記載の皿バ
    ネ。
JP34947596A 1996-12-27 1996-12-27 皿バネ Pending JPH10184653A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0874175A2 (en) * 1997-04-25 1998-10-28 Alps Electric Co., Ltd. Anti-vibration mechanism and disk drive device using the same
CN102233555A (zh) * 2010-04-27 2011-11-09 阿尼泰特株式会社 连接用套筒及其使用的反作用力承接用垫圈以及连接结构
WO2024057512A1 (ja) * 2022-09-16 2024-03-21 株式会社日本プララド 角ワッシャ及び締結構造

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US6249504B1 (en) 1997-04-25 2001-06-19 Alps Electric Co., Ltd. Anti-vibration mechanism and disk drive device using the same
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