JPH0744200U - 衝撃保護体 - Google Patents

衝撃保護体

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JPH0744200U
JPH0744200U JP000967U JP96793U JPH0744200U JP H0744200 U JPH0744200 U JP H0744200U JP 000967 U JP000967 U JP 000967U JP 96793 U JP96793 U JP 96793U JP H0744200 U JPH0744200 U JP H0744200U
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JP
Japan
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protector
shock
tape reel
case
impact
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JP000967U
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English (en)
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ウェイン チャンバーリン デービス
アルフレッド ヘブロン ジョン
ジョン ニルズ ジェラルド
Original Assignee
ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/027Containers for single reels or spools

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  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープリール輸送用ケースと共に用いる衝撃
保護体を提供する。 【構成】 衝撃保護体20はケース内に位置する中心軸
孔24を有する環状本体で形成される。円筒状軸方向リ
ング26が中心軸孔24の周りに形成される。衝撃保護
体20は、ケース内のテープリールがケース内で回転で
きるようにし衝撃を吸収しテープリール14を損傷しな
いようにする。保護体上のタブ30がテープリールと係
合しその間に相対回転がないようにする。衝撃の吸収は
保護体本体22上に形成された圧縮性要素により達成さ
れる。圧縮性要素は環状周縁と同心の環状支持リング4
0である。環状支持リングはほぼV形の断面と軸方向リ
ングより小さい軸方向の高さとを有している。保護体本
体22は好ましくは4個の離間した半径方向部材で構成
され屈撓性を増すようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はテープリール輸送又は保管ケースに用いるための保護装置に関する。 さらに詳細には本考案は輸送又は保管ケースの中でテープリールの回転ができる ようにしまた衝撃を吸収する保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大きな直径のハブを有するビデオ又はコンピュータテープリールのようなテー プリールは輸送又は保管ケースの中に保管され、取扱われまた積込まれ、テープ リールがケースの側壁から突出する中央の整列されたハブ上に摩擦するように置 かれる。このような容器又はケースは周知である。従来の容器は環状の可撓リン グを含み、このリングの上にテープリールが嵌められリールが回転しないように していた。この構造はケースが落下し又は誤って取扱われた時はテープを損傷す ることが知られている。
【0003】 ウイルへの米国特許第3,353,660号は各容器側壁に配設された環状の 摩擦減少支持リングを有するテープリールのための輸送容器を開示している。こ の支持リングは各側壁のハブの上を滑らされテープリールが置かれる表面を提供 するようになっている。この支持リングはテープリールの軸方向並進運動を阻止 ししかも外方への運動を受けた時容器に対しリールが回転できるようにする。
【0004】 その第5図の実施態様では、一対の環状ボスが設けられ支持リングの厚さを増 大させ曲げ力に対する付加的の支持体を得るようにしている。しかし、曲げ力に 抵抗していても、この支持リングは軸方向の衝撃を吸収するように屈撓するもの ではない。さらに、支持リングがテープリールに対し回転するのを阻止しテープ リールに与える保護作用を向上させるような機構を有していない。
【0005】 保管又は輸送ケースが機械的衝撃を受けた時テープリールに十分な衝撃吸収作 用を与える衝撃保護体は知られていない。公知のテープリールケースのいずれも が、輸送、保管及び取扱い中にテープとテープリールが損傷しないよう適度の保 護をもたらすものではない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はテープリール輸送又は保管ケースと共に用いるための衝撃保護体を備 えることにより従来装置の欠陥を解消するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記衝撃保護体はケースの内部に取付けた中心軸孔を有する環状本体で形成さ れる。この衝撃保護体は完全な環状リングとすることができ又はリングの部分を 取外すようにすることができる。後者の構造では、全体の形状が環状であるが、 衝撃保護体は環状部分にまで達する半径方向に延出したアームを有する本質的に 中心のリングである。
【0008】 円筒状の軸方向リングが中心軸孔の周りに形成され衝撃保護体をケースの内部 に位置させるようにする。衝撃保護体は、テープリールがケースの中に保管され ケース内部でその軸線周りに回転できまた衝撃を吸収しケースの移動がテープリ ールに伝達されテープリールを損傷させないような形状に作られる。これは保護 体の本体に形成された圧縮可能の要素によって達成される。
【0009】 この圧縮可能の要素は環状周面と同心の環状支持リングである。これら環状支 持リングはほぼV字形断面と軸方向リングの軸方向の高さより小さい軸方向の高 さとを有している。さらに、圧縮可能要素が中心軸孔の周りに形成された円筒状 の軸方向リング上に形成される。
【0010】 これに代え、保護体の本体上に形成された圧縮可能要素は、保護体の本体の平 面より上方と保護体本体の平面より下方との両方に保護体本体の平面より外に軸 方向に延出する円錐形突起とすることができる。これら円錐形突起はばらばらに 又は環状リングに配設することができる。
【0011】 本考案の衝撃保護体はさらに可撓性でありまた機械的衝撃を受けた時従来の保 護体より大きな衝撃吸収特性をもたらす。保護体とケースとの間の減少された表 面積の接触のため、摩擦が減少され、それにより従来の保護体と比べてテープリ ールの回転能力が向上する。
【0012】 これは、輸送、保管及び取扱い中テープリールに損傷を与える可能性を減少し 、またその減少された大きさと厚さにより保護体の生産費を減少する。さらに、 この衝撃保護体はテープリールのハブの相補的形状の開口に受け入れられる少な くとも1つの半径方向に延出するタブが設けられる。このタブと開口との間の相 互の連結はテープリールが衝撃保護体と共に回転できるようにする。
【0013】
【実施例】
衝撃保護体20の好ましい実施態様を示す図1,2及び3をまず参照すると、 衝撃保護体20は、他の形状を用いることができるが、ほぼ環状の保護体本体2 2で形成されている。衝撃保護体20は同様の大きさのテープリールと共に用い るようになっている公知のハブ付きケース10と共に用いることができる。衝撃 保護体20は、ケース10の中心軸方向ハブ12の周りに位置する中心軸孔24 と、中心軸孔24を区画形成する円筒状軸方向リング26とを有している。円筒 状軸方向リング26はケースハブ12に接触する大きな軸方向の表面積を提供し 衝撃保護体20をケース10の中に位置させるのを助ける。
【0014】 使用時、2つの衝撃保護体20が各ケース10の中に置かれ、保管されるテー プリール14の各側に位置する。各衝撃保護体20は、例えばケースハブ12上 に取付けられた固定用リップ28により公知の方法でケース側壁ハブ12の周り に固定され、ケースの壁に対して衝撃保護体20が回転できるようにし、しかも 衝撃保護体20がハブ12から不用意に摺動してはずれないようにする。円筒状 軸方向リング26は保護体本体22の全体平面を越えて延びケース側壁ハブ12 の上に嵌まる。テープリール14が衝撃保護体20の間にきちんと置かれテープ リール14と衝撃保護体20とが何らかの回転が生じた時一緒に回転するように なっている。さらに、衝撃保護体20は軸方向及び半径方向の力に応じて軸方向 及び半径方向にそれぞれ圧縮することにより屈撓する。
【0015】 衝撃保護体20は、ケース内に保管されたテープリール14がケース10内部 でその軸線周りに回転できまた衝撃を吸収しケースの突然の移動がテープリール 14に伝達されてテープリールを損傷させることのないような形状となっている 。テープリール14の衝撃保護体20と一緒の回転はこの両者を相互に物理的に 連結することによって達成される。衝撃保護体20は、円筒状軸方向リング26 に近接した保護体本体22上に取付けられた少なくとも1つの軸方向に延びるタ ブ30が設けられる。このタブ30はテープリールハブ18の開口16の中に受 け入れられる。
【0016】 好ましくは開口16とタブ30は相補的形状に作られる。タブ30と開口16 の相互作用によりテープリール14は衝撃保護体20と共に回転され、公知の支 持リングで普通のようにテープリール14と衝撃保護体20との間の相体回転の 可能性をなくする。好ましくはタブ30は、薄い周縁の隙間によってその周縁の 大部分における衝撃保護体22の残り部分から分離されている保護体本体22の 一部に形成される。これは衝撃保護体20の成形を容易にする。
【0017】 図1,2,及び3の実施態様に示されるように、保護体本体22は好ましくは 中実体ではなく成形を簡単にしている。保護体本体22は円筒状軸方向リング2 6から半径方向に延び軸方向リング26の周りに均一に配置されている4つの部 材32を含んでいる。各半径方向部材32は環状周縁部分34で終っておりそれ により4つの周縁部分34が保護体本体22の全周縁の336度又は93.3% にわたって延びるようにしている。好ましくは半径方向部材32は図示のように 軸方向リング26から周縁部分34に向って広がっている。さらに、部材32、 軸方向リング26及び周縁部分34の間の連結部の全てが等しい半径とされる。 この中実でない構造は衝撃保護体20の捩れ能力を高める。
【0018】 図4と5に示される他の実施態様では、保護体本体22は中実の環体36とし て形成され又は保護体本体22に半径方向の切り込み(図示しない)が形成され 衝撃保護体20の軸方向の可撓性を向上させるようにすることができる。
【0019】 衝撃の吸収と、ケースの突然の移動がテープリール14に伝達されて損傷させ るのを防止することとは、保護体本体22に形成された圧縮性要素38によって 達成される。この圧縮性要素38は好ましくは、保護体20の半径に直角又は直 角でない、円筒状軸方向リング26と同心の環状支持リング40とする。
【0020】 2つ又は3つの環状支持リング40が好ましくは用いられる。図1,2及び3 の実施態様では2つのリング40だけが用いられ、図4及び5の実施態様では2 つと1つ半のリング40が用いられる。さらに、1つの大きな支持リング40又 は多数の小さな支持リング40もまた用いることができる。これら環状支持リン グ40は好ましくはほぼV字形又はU字形の断面と軸方向リング26の軸方向高 さより小さな軸方向の高さとを有している。
【0021】 さらに、圧縮性要素48が、中心軸孔24の周りに形成された円筒状軸方向リ ング26上に形成される。この圧縮性要素48は図示のように円筒状軸方向リン グ26の半径方向内側に延びる部分として形成することができる。
【0022】 図2及び3に示される好適な実施態様では、2つの直立V形状42が衝撃保護 体本体22上に形成されている。複数の摩擦先端44が各環状V頂端46上に設 けられる。これらの摩擦先端44はケースの内壁に接触する衝撃保護体20の表 面積を減少させ摩擦を減少し衝撃保護体20のケース10内部でのより自由な回 転を促進させる。
【0023】 さらに、圧縮性要素48が中心軸孔24の周りに形成された円筒状軸方向リン グ26上に形成される。この圧縮性要素48は環状支持リングであり図示のよう に円筒状軸方向リング26の半径方向内側に延びる部分として簡単に形成するこ とができる。
【0024】 図4及び5の実施態様において、2つと1つ半の直立V形状50が保護体本体 22の中実環体36上に形成されている。直立V形状50を形成する同一の本体 の各部分52が2つと1つ半の逆V形状54を形成しそれにより各本体部分52 が直立V形50の半分と逆V形54の半分としての作用をする。複数の摩擦先端 44が各環状のV形頂端56上に設けられる。
【0025】 ケース10が軸方向の力を受けた時、衝撃保護体20は軸方向に圧縮する。環 状支持リング40は図2に示される休止位置から図3に示される位置に圧縮し、 この位置で下側衝撃保護体20が、テープリール14とケース10の下壁との間 で圧縮され上側衝撃保護体20とテープリール14との間に隙間を残す。各衝撃 保護体20は好ましくは67N(15ポンド)の力まで耐えることができる。ケ ース10が半径方向の力を受けた時、円筒状軸方向リング26上の圧縮性要素4 8が圧縮しこの力を吸収する。
【0026】 圧縮性要素38は、ケース10が衝撃保護体20及び62N(14ポンド)テ ープリール14と共に、保管及び輸送中に典型的に起り得るように−6℃より低 い温度で約1mの高さから落下した時、圧縮しかつ衝撃を吸収する。圧縮性要素 38の圧縮能力はこれら要素の幾何学的形状と衝撃保護体20全体の構造とに主 として依存する。この圧縮能力はまたその少しの部分が、保護体自体のわずかに 圧縮性であることにより保護体の材料によって決まる。
【0027】 上記の説明と図示のように、衝撃保護体20は大きな衝撃吸収作用をもたらす 。ウイルへの米国特許第3,353,660号に開示されているような公知の支 持リングは、その一部が支持リングの材料の圧縮によりその大部分が支持リング をゆがめる成形上の不完全さによるほんの少しの吸収作用を除き、軸方向の衝撃 吸収作用をもたらすものではない。その測定された圧縮は、そのゆがみを除去し 支持リングを平らにすることによるものである。
【0028】 衝撃吸収特性のこの差違は、ウイル特許に開示されているような支持リングを 有する図1〜3の衝撃保護体に対し荷重又は衝撃を変化させた軸方向の撓みを比 較することにより表わされる。図8は次の表に示されているデータをグラフで図 示している。 ウイル 本考案 力(N) 撓み(cm) 撓み(cm) 1,8036 0,0013 0,0018 3,6060 0,0028 0,0023 5,4234 0,0046 0,0023 7,0798 0,0058 0,0023 8,8753 0,0066 0,0079 10,6752 0,0068 0,0114 12,4800 0,0076 0,0165 14,2703 0,0079 0,0203 16,0886 0,0081 0,0236 17,8938 0,0081 0,0274 19,6948 0,0081 0,0310 21,4916 0,0081 0,0338 23,3095 0,0084 0,0356 25,1088 0,0086 0,0406 74,4186 0,0089 0,0635 141,8250 0,0089 0,0787 231,7744 0,0089 0,0940
【0029】 この表とグラフが示すように、ウイル特許の支持リングは9Nの力までは衝撃 保護体20とほぼ同じ大きさの材料圧縮により圧縮する。この力のレベルは比較 的小さく、62N(14ポンド)テープリール14が約1mの高さから−6℃よ り低い温度で落下した時に起きる力よりもはるかに小さい。ウイル特許の支持リ ングは荷重が25倍を超えて増加された時25%増撓むにすぎない。これに対し 、衝撃保護体20はこの25倍の力の増加でおよそ12倍撓む。衝撃保護体20 はこれらの荷重により撓みテープリール14を保護する。ウイル特許の支持リン グはそうではない。
【0030】 この他に、図6及び7に示されるように、保護体本体22上に形成された圧縮 性要素38は保護体本体22の平面の外に軸方向に延びる円錐形突起58であり 、それによりある円錐形突起58aが保護体本体22の平面より上方に延び他の 円錐形突起58bが保護体本体22の平面より下方に延びるようになっている。 円錐形突起58は保護体本体22上に無作為に設けることができ、あるいは図示 のように複数の環状リング60に設けることができる。円錐形突起58が規則正 しく設けられる時は、1つ置きの円錐形突起58aが保護体本体22の上方に延 びその間の1つ置きの円錐形突起58bが保護体本体22の下方に延びるように する。
【0031】 衝撃保護体20の少なくとも支持表面そして好ましくは衝撃保護体全体が、重 合体材料のような硬い滑らかな低い抵抗の材料で形成される。ポリエチレン、ポ リテトラフルオロエチレン、ナイロンその他の熱可塑性樹脂を用いることができ る。この材料はケースの内面に対して比較的低い静的及び動的摩擦係数を有し、 衝撃保護体20がケースの移動中ケース内部でテープリールと共に回転できるよ うにする。好ましくは、衝撃保護体20は射出成形によりポリエチレンで形成さ れ0.10から0.28cm(0.040から0.110インチ)の厚さを有する 。この衝撃保護体20は67Nの力に耐えそしてテープリールが底についたり損 傷したりすることなく90cm(36インチ)の落下を緩和することができる。
【0032】 衝撃保護体20はさらに可撓性であり機械的衝撃を受けた時従来の保護体より も大きな衝撃吸収特性をもたらす。保護体20とケース14との間の減少された 表面接触面積のため、摩擦が減少され、そのためテープリールの回転能力を高め る。これは輸送、保管及び取扱い中テープリールを損傷する可能性を少なくする 。さらに、衝撃保護体20はその減少された大きさと厚さのため製造するのがよ り安価となる。
【0033】 図9及び10は本考案の他の実施態様を示し、円筒状の軸方向リング26の圧 縮性要素48が、2つの方向に動きより良好に衝撃を吸収しテープリール14を 保護する、圧縮性の変形可能のハブ接触アーム62を有している。アーム62は 円筒状軸方向リング26と同じ方向に延びかつその一部を形成する円筒状の軸方 向リング部分64を含んでいる。
【0034】 連結部分66が円筒状軸方向リング部分64から延び、端部分68が連結部分 66から円筒状軸方向リング部分64とは実質的に反対方向に延びている。この 連結部分66はアーム62の頂部を形成しまた端部分68はアーム62の底部を 形成する。
【0035】 図9のAは半径方向の荷重のないアーム62を示し、図9のBは第1段階の荷 重でのアーム62を示す。半径方向の荷重がアーム62に加えられるにしたがっ て、アーム62の連結部分66は変形し回転しアーム62を圧縮し圧縮性要素4 8を動かしアーム62の下方に向って延びる端部分68の実質的に全長に沿って 、テープリール12に当接する。荷重が増加するにつれて、アーム62は図10 のAに示すように第2の方向に変形し始める。アーム62の端部分68の自由端 70が回転し円筒状軸方向リング26に向って屈撓し衝撃と荷重の増加した分を 吸収する。荷重がさらに増加したならば、円筒状軸方向リング26自身が図10 のBに示されるように変形し、ハブ12に向って曲がる。
【0036】 この円筒状軸方向リングの変形はアーム62の屈撓しすぎと衝撃保護体20の 降伏強度を超えるのとを阻止する。これは保護体の一体性を保持し応力破壊をな くする。さらに、図9のBと図10のAとに示されるように、アーム62は衝撃 保護体20とテープリール14との間の接触面積を増し、そのためテープリール 14上の衝撃の作用を拡散し減少させることができる。
【0037】 図11は図9及び10の円筒状軸方向リングと同様に作用する円筒状軸方向リ ング26の他の構造を示す。この円筒状軸方向リング26は16個の鋸歯状部7 2で形成されている。4個の鋸歯状部72の群が小さな隙間74により分離され ている。鋸歯状部72の隅部は丸くされ衝撃を分配するのを助けるようにする。 衝撃を受けた時鋸歯状部72は平らに伸び衝撃を吸収する。この平らに伸びるこ とは隙間74によって可能となる。鋸歯状部72が平らに伸びるにしたがって、 その周囲の長さが増加し隙間74の幅を小さくする。衝撃が十分に大きかったな らば、鋸歯状部72は十分に平らに伸び隙間74を完全になくする。
【0038】 これ以上の拡張は不可能である。隙間74の幅は拡張の大きさを制限し、鋸歯 状部72が屈撓しすぎ衝撃保護体20の降伏強度を超えることがないようにする 。これは保護体の一体性を保持し応力による破壊を防止する。さらに、鋸歯状部 72としてより薄い壁を用いることはその弾性を増しその脆弱性を減少し衝撃吸 収作用が向上する。壁は公知の支持リングにおける0.22cmの厚さよりむしろ 0.1cmの厚さとすることができる。
【0039】 図9,10及び11の軸方向リングの両変形例は軸方向及び半径方向の衝撃吸 収特性を組合せるよう図1から7の特徴構造を備えて用いることができる。これ らの特徴構造はまた別々に用いることができる。さらに、これらの特徴構造は円 筒状衝撃保護体20に限定されず任意の多角形又は非多角形の保護体を用いるこ とができる。
【0040】 さらに、この半径方向衝撃吸収特徴構造は軸方向衝撃吸収特徴構造と共に、衝 撃又は振動吸収作用が求められる他の環境において一緒に又は別個に用いること ができる。例えば、軸方向衝撃吸収特徴構造は積層板として又は2重波形ワッシ ャとして用い公知の単一の波形ワッシャよりも優れた吸収特性をもたらすように することができ、半径方向の衝撃吸収特徴構造は軸受として用いることができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の衝撃保護体の頂面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った衝撃保護体の断面図
で、ケースの中に置かれ非圧縮状態にあるところを示
す。
【図3】図2の衝撃保護体の断面図で部分的に圧縮され
た状態の衝撃保護体を示す。
【図4】本考案の他の実施態様の衝撃吸収体の頂面図で
ある。
【図5】図4の5−5線に沿った衝撃吸収体の断面図で
ある。
【図6】本考案の他の実施態様の衝撃保護体の頂面図で
ある。
【図7】図6の7−7線に沿った衝撃保護体の断面図で
ある。
【図8】衝撃保護体の軸方向圧縮を公知の支持リングと
比較したグラフである。
【図9】本考案の他の実施態様の衝撃保護体の負荷がか
けられた各段階を示す断面図である。
【図10】図9の次の各段階を示す図9と同様の図であ
る。
【図11】本考案の他の実施態様の衝撃保護体の頂面図
である。
【符号の説明】
10…ケース 12…ハブ 14…テープリール 20…衝撃保護体 22…保護体本体 24…中心軸孔 26…軸方向リング 38…圧縮性要素 40…支持リング 48…圧縮性要素 62…ハブ接触アーム 64…軸方向リング部分 66…連結部分 68…端部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ジョン アルフレッド ヘブロン アメリカ合衆国,ミネソタ 55144−1000, セント ポール,スリーエム センター (番地なし) (72)考案者 ジェラルド ジョン ニルズ アメリカ合衆国,ミネソタ 55144−1000, セント ポール,スリーエム センター (番地なし)

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの構成要素の間に取付け第1の構成
    要素から第2の構成要素への衝撃の伝達を最小にするた
    めの衝撃保護体(20)であって、保護体本体(22)
    と、第2の構成要素に近接して保護体本体(22)上に
    取付けられ衝撃を吸収する手段とを具備している衝撃保
    護体(20)において、前記衝撃吸収手段が、 保護体本体(22)から延びる圧縮性のアーム(62)
    であって、第2の構成要素に近づきまた離れるよう変形
    し、衝撃を吸収し第2の構成要素を保護する圧縮性アー
    ム(62)と、 前記変形を衝撃保護体材料の降伏強度以下に保持する手
    段、 とを具備している衝撃保護体。
  2. 【請求項2】 中心軸方向ハブ(12)を有しテープリ
    ール(14)を受け入れるテープリールケース(10)
    と共に用いる衝撃保護体(20)であって、 ケース(10)の中心軸方向ハブ(12)上に位置する
    中心軸孔(24)を有し、ケース(10)内に配置され
    た時テープリール(14)と共に回転することのできる
    保護体本体(22)と、 中心軸孔(24)の周りに形成され、ケースのハブ(1
    2)と接触する大きな軸方向表面積を得るようにし衝撃
    保護体(20)をケース(10)の内部に位置させるの
    を助けるようにする軸方向リング(26)と、 衝撃を吸収しケースの移動がテープリール(14)に伝
    達されテープリールを損傷するのを防止する手段であっ
    て、保護体本体(22)上に形成された少なくとも1つ
    の圧縮性要素(38)と、軸方向リング(26)上に形
    成された圧縮性アーム(62)とを具備し、該アーム
    (62)が前記ハブ(12)に近づきまた離れるよう変
    形し衝撃を吸収しテープリール(14)を保護するよう
    にしている、衝撃吸収手段とを具備している衝撃保護
    体。
  3. 【請求項3】 衝撃吸収及び損傷防止手段が変形を衝撃
    保護体材料の降伏強度以下に保持する手段を具備してい
    る請求項2に記載の衝撃保護体(20)。
  4. 【請求項4】 保護体本体が環状であり軸方向リング
    (26)が円筒形である請求項2に記載の衝撃保護体
    (20)。
  5. 【請求項5】 アーム(62)が、円筒状軸方向リング
    (26)と同一方向に延びかつ円筒状軸方向リング(2
    6)の一部を形成する円筒状軸方向リング部分(64)
    と、円筒状軸方向リング部分(64)から延びる連結部
    分(66)と、連結部分(66)から円筒状軸方向リン
    グ部分(64)とは実質的に反対方向に延びる端部分
    (68)とを具備している請求項4に記載の衝撃保護体
    (20)。
  6. 【請求項6】 ケース(10)内部に保管されるテープ
    リール(14)がケース(10)内部でその軸線周りに
    回転できるようにする手段をさらに具備している請求項
    4に記載の衝撃保護体(20)。
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