JPH0942260A - 座 金 - Google Patents

座 金

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JPH0942260A
JPH0942260A JP19983395A JP19983395A JPH0942260A JP H0942260 A JPH0942260 A JP H0942260A JP 19983395 A JP19983395 A JP 19983395A JP 19983395 A JP19983395 A JP 19983395A JP H0942260 A JPH0942260 A JP H0942260A
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JP
Japan
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washer
bolt
nut
cushion
portions
Prior art date
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Pending
Application number
JP19983395A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tokunaga
豊 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKUNAGA KK
Original Assignee
TOKUNAGA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボルトとナットの弛緩防止が可能な座金を提供
すること。 【解決手段】座金10は、座金本体に立ち上がり形成さ
れたクッション部16a〜16cを有する。従ってボル
ト32とナット26の緊締に用いられた際、該クッショ
ン部16a〜16cが接合面に対し摩擦力および弾性力
を付与することになり該緊締部箇所の弛緩が阻止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボルトとナットを螺
合する際に用いられる座金に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボルトとナットとを用いて2つ
の部材を緊締する際、両者の接合面が平行でない場合、
または、2つの部材を比較的広い面積で接合させて締め
付ける場合、さらに、上記以外の他の原因により接合面
が期待する締め付け圧で緊締できない場合には、ボルト
とナットの少なくとも一方の座面に座金が介装される。
特に、緊締される部材が弛緩するおそれのある場合に
は、これを回避するために、ばね座金や歯付き座金が用
いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のばね座金は座金
の切り口が1箇所しか形成できず、その弾性力の大き
さ、および弾性力の持続性が小さいという問題を露呈し
ている。一方、歯付き座金においては、該座金の歯の部
分とボルト、ナット、あるいは被緊締部材とが点または
線で接触し、十分な緊締力を得ることが到底困難であっ
た。
【0004】本発明は前記の種々の不都合を克服するた
めになされたものであり、所望の緊締力が得られ、構造
が簡単で廉価に製造することが可能な座金を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、平板状の座
金本体の一部を切り離して、複数のクッション部を該座
金本体から立ち上がり且つ先端部が座金本体と平行に延
在するように形成する。この座金を用いてボルトとナッ
トを螺合する際、そのクッション部の作用により被緊締
部材とボルトの座面、または被緊締部材とナットの座
面、あるいはボルトとナットの座面が弾性的に押圧され
る。これにより、該部材と、ボルトまたはナットの接合
面の摩擦力が増し、弛緩等が生じることがない。
【0006】また、前記クッション部の先端が、実質的
に前記平板状の座金本体に平行に延在するように構成さ
れているため、ボルトとナットを螺合させる際、前記弾
性的な押圧作用に加え、被緊締部材に面をもって接触押
圧される。このため、より大きな弾性力と摩擦力を得る
ことができ、従って、ボルトまたはナットが被緊締物に
対して弛緩する方向に回転することを防ぐことができ
る。
【0007】しかも、被緊締物の経年変化に基づく伸縮
に対しても、許容範囲の大きなクッション部がこれを容
易に吸収して対応することができる。
【0008】さらに、本発明においては、座金本体を円
板状に形成し、クッション部を前記座金本体の周縁部を
切り離して該座金本体から等角度変位させて複数形成す
ることにより、座金を用いてボルトとナットを螺合する
際、前記押圧作用に加え、押圧部の作用点が座金の円中
心に対して点対称に形成される。このために、被緊締部
材、ボルトおよびナットに均一な弾性力を付与すること
ができる。結果として、緊締部位に均一な摩擦力を付与
することが可能となる。
【0009】しかも、複数のクッション部が押圧力を均
等に分散させるため、1つのクッション部にかかる負担
が低減され、従来のばね座金と比較して、長期間の使用
に耐えることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の座金について、好
適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
【0011】図1Aおよび図1Bにおいて、参照符号1
0は本実施の形態に係る座金を示す。ボルトの軸部を通
す穴20を備えた座金10は、本体部12と一体的に形
成され、且つ該本体部12から湾曲部14a〜14cを
介して夫々立ち上がり形成されたクッション部16a〜
16cからなり、該クッション部16a〜16cは前記
本体部12と平行な平面部18a〜18cをその先端部
に有する。前記湾曲部14a〜14cとクッション部1
6a〜16cは互いに120度ずつ等間隔に離間し、平
面部18a〜18cと本体部12とは距離Hだけ離れて
いる。
【0012】このように構成される座金10の作成に際
しては、まず、図2に示すように円形状に形成された鋼
性の円盤22に、一点鎖線に沿って切れ目24を入れ
る。そして、プレス用金型により切断する際に、クッシ
ョン部16a〜16cを形成するために、湾曲部14a
〜14cに対応した隆起部を当該プレス用金型に膨出形
成するだけでよい。この結果、図1A、図1Bに示す座
金が得られる。
【0013】なお、以下の説明においては、湾曲部14
a、クッション部16a、平面部18aに基づいて説明
し、これと同一構成を採用する他の要素についてはその
詳細な説明を省略する。
【0014】本実施の形態に係る座金は基本的には以上
のように構成されるものであり、次にその作用効果につ
いて説明する。
【0015】図3に示すように、前記座金10をナット
26とボルト32を用いて被緊締物36の緊締に使用す
る場合、まず当該座金10の穴20をボルト32の軸部
に通して金属製の当板34上に設置し、その上方からナ
ット26をボルト32に螺合させる。最初にナット26
の底面と座金10の平面部18aが接触し、ナット26
の回転に伴ってクッション部16aが押圧され、湾曲部
14aの本体部12からの立ち上がり角度が減少する。
適度な螺回動作によってナット26の螺回が困難になっ
たとき、緊締動作を終了する。この緊締作用下に前記ク
ッション部16aが押圧されその反作用でナット26と
ボルト32の螺合部において、雄螺子30と雌螺子28
がその緊締する方向と反対の方向に押圧され、緊締状態
が確保される。
【0016】従って、本実施の形態によれば、従来の切
口を1つ備えるばね座金あるいは歯付き座金を用いた緊
締状態に比べ、ボルトと座金の接触面が大きく、より大
きな弾性力と摩擦力が得られ、被緊締物36に対して弛
緩する方向にナットが回動するのを防ぐことができる。
また、クッション部16a〜16cが板面内で120度
ずつ変位して存在するため、弾性力が被緊締物36に均
等に印加される。
【0017】図4および図5A、図5Bに第2の実施の
形態を示す。この実施の形態では、座金42はボルト3
2の軸部を通す穴50を備え、平板状の本体部52と、
クッション部44a〜44fの先端の平面部46a〜4
6fが隣接する平面部間で互いに対向するように形成さ
れ、さらにナット38に突起部40a〜40cを形成し
ている。従って、例えば、平面部46aと46bとの間
隙48aに突起部40aが嵌合し、同様に間隙48b、
48cに突起部40b、40cがそれぞれ嵌合する。結
局、クッション部44a〜44fと突起部40a〜40
cの接触箇所が固定され、より強い弾性力が得られる。
【0018】さらに第3の実施の形態として、図6およ
び図7A、図7Bを参照して説明する。従来からゆるみ
止めのためにナットを2つ締めることが行われている
が、このような構造でもボルトの弛緩は免れ難い。そこ
で、本実施の形態では、座金56はボルト32の軸部を
通す穴66を備え、クッション部62a、62b、64
a、64bが本体部60の表裏両面に突出するように形
成されている。従って、ナット54とナット58に対し
てそれぞれクッション部62a、62bとクッション部
64a、64bが弾性的に当接して押圧力を強めること
によりその弛緩防止効果を高めることができる。
【0019】さらに第4の実施の形態として、図8およ
び図9A、図9Bを参照して説明する。機械部材の結合
の際、振動の多い機器においては防振対策が必要であ
る。図8に示す螺子68はOA機器等で使用されるもの
であり、座金70は螺子68を通す穴76を備え、クッ
ション部74a〜74hを8箇所備え、弾性力が加わる
箇所を増すことでより多方向の振動にも対応でき、加え
て結合部の振動を吸収するゴム等部材72と併用するこ
とにより、一層の安定性をねじ座面に与え、緊締箇所を
弛緩させることなくショックアブソーバとしての働きを
付与することが可能である。
【0020】さらに、図10および図11A、図11B
を参照して説明する。羽子板ボルト82、ボルト94、
ナット96と本発明の実施の形態に係る座金10を用い
て木等部材78と木等部材80とを緊締する際、その緊
締部位が木等部材80の経年変化に由来する収縮によ
り、木等部材80aのようにh1、h2で示す厚さに変
形した場合でも、本発明に係る座金10を用いることに
より、クッション部16a〜16cの弾性力によってボ
ルト94およびナット96を押圧でき、緊締力の保持が
可能である。ここで、参照符号90は羽子板ボルトのボ
ルト部88と羽子板92の溶接部を示す。また、木等部
材78の経年変化による収縮に対しても、座金10は上
記と同様の効果を奏する。
【0021】なお、以上の実施の形態に示す通り、クッ
ション部の形状、並びに数は適宜に変更可能であること
は勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る座金では、座金板面上にク
ッション部を設けることにより座金に求められる性能を
一層向上させることが可能となる。
【0023】さらに、クッション部の数、形状を自在に
変化させることができるため、発展的な使用が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは、本発明に係る座金の正面図、図1B
は、その座金の平面図である。
【図2】図1の座金が形成される前の材料の形状を示す
平面図である。
【図3】図1に示す座金が複数の部材の結合に用いられ
た状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る座金の斜視図
である。
【図5】図5Aは、本発明の第2の実施の形態に係る座
金の正面図、図5Bは、その座金の平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る座金の斜視図
である。
【図7】図7Aは、本発明の第3の実施の形態に係る座
金の正面図、図7Bは、その座金の平面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る座金の斜視図
である。
【図9】図9Aは、本発明の第4の実施の形態に係る座
金の正面図、図9Bは、その座金の平面図である。
【図10】収縮する木等部材の緊締に係る座金を示す図
である。
【図11】図11Aは、木等部材の緊締に係る座金とと
もに、その緊締される木等部材の収縮前の状態を示す
図、図11Bは、その木等部材の収縮後の状態を示す図
である。
【符号の説明】
10…座金 12…本体部 14a〜14c…湾曲部 16a〜16c…ク
ッション部 18a〜18c…平面部 20…穴 22…円盤 24…切れ目 26…ナット 28…雌螺子 30…雄螺子 32…ボルト 34…金属製当板 36…被緊締物 38…ナット 40a〜40c…突
起部 42…座金 44a〜44f…ク
ッション部 46a〜46f…平面部 48a〜48c…間
隙 56…座金 68…螺子 70…座金 72…ゴム等部材 78、80、80a…木等部材 82…羽子板ボルト 94…ボルト 96…ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の座金本体と、前記座金本体の一部
    を切り離して該座金本体から立ち上がり形成されたクッ
    ション部とからなり、前記クッション部の先端の平面部
    が、実質的に前記平板状の座金本体に平行に延在するこ
    とを特徴とする座金。
  2. 【請求項2】請求項1記載の座金において、座金本体は
    円板状であり、クッション部は前記座金本体の周縁部を
    切り離して該座金本体から等角度変位して複数形成され
    ていることを特徴とする座金。
JP19983395A 1995-08-04 1995-08-04 座 金 Pending JPH0942260A (ja)

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JP19983395A JPH0942260A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 座 金

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JP19983395A JPH0942260A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 座 金

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ID=16414407

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JP19983395A Pending JPH0942260A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 座 金

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JP (1) JPH0942260A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2804451A1 (fr) * 2000-02-01 2001-08-03 Francois Baran Tete pour l'ancrage non definitif dans le sol de mats ou piquets
KR100881673B1 (ko) * 2007-06-25 2009-02-06 이원재 볼트 풀림방지 와셔 및 볼트 풀림방지 기능을 구비한 단자구조
KR101007300B1 (ko) * 2009-09-02 2011-01-13 (주)이시스이엔지 풀림방지용 볼트와 너트의 체결구조
JP2011086720A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Fujitsu Ltd 電子機器、ワッシャ、およびワッシャ製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100881673B1 (ko) * 2007-06-25 2009-02-06 이원재 볼트 풀림방지 와셔 및 볼트 풀림방지 기능을 구비한 단자구조
KR101007300B1 (ko) * 2009-09-02 2011-01-13 (주)이시스이엔지 풀림방지용 볼트와 너트의 체결구조
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