JPH10184533A - アキシャルピストン機械用リテーナ装置 - Google Patents
アキシャルピストン機械用リテーナ装置Info
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Abstract
ャルピストン機械用リテーナ装置を提供すること。 【解決手段】 リテーナ装置20が円周外側部58と内
側部56とを有するシュープレート50を具備し、円周
外側部58の一側に付勢力伝達面64を設け、複数の開
口部66を貫通形成する。付勢力伝達面64は、組付け
る前に概ね切頭円錐形状を呈しており、組付けに際して
付勢機構48によりシュープレート50の内側部56に
力が負荷されると、組付け前に切頭円錐形状を呈してい
た付勢力伝達面64が変形し、付勢力伝達面64がシュ
ー32の各々の支承面38に緊密に接触する。
Description
ンプなどのアキシャルピストン機械のリテーナ装置に関
し、特に、アキシャルピストン機械に組み込む前に切頭
円錐形状を有したリテーナ装置に関する。
主としてアキシャルピストン機械ピストン組立体のシュ
ーをシュープレートに対して保持する作用をなす。アキ
シャルピストン機械に関するよく知られている問題は、
シューをシュープレートに接触させて保持したり、シュ
ーが斜板に対して傾いたりしないように保持する問題で
ある。この問題を克服するために種々のシュープレート
が用いられてきた。広く用いられているシュープレート
は、その一側に平坦面を有する円盤に複数の開口部を形
成し、そこにシューを受承させる構成となっている。シ
ュープレートの平坦面が各シューの頸部を囲繞すると共
に平坦な支承面に接触する。シュープレートを付勢して
該シュープレートをシューに対して保持し、以てシュー
を斜板に対して保持するようにしている。
トに関連する1つの問題は、シュープレートに力が作用
すると変形する点である。変形したシュープレートはシ
ューの支承面に均一に接触せずに、シューが傾いてしま
う。シューが傾くと、シューと斜板の間の潤滑液膜が破
れ、シューと斜板の間のかじりにより決定的な損傷をき
たす。本発明はこうした従来技術の問題を解決すること
を技術課題としている。
れば、アキシャルピストン機械で用いるためのリテーナ
装置が提供される。このアキシャルピストン機械は、ハ
ウジング、円周支承面を備えた斜板、実質的に平坦な支
承面と摺動面とを有する複数のシュー、および、付勢機
構を備えている。前記リテーナ装置は、前記シューの各
々に対して付勢されて、以て前記シューの摺動面が前記
斜板の円周支承面に対して摺動自在に接触するように付
勢される。前記リテーナ装置は、円周外側部と内側部と
を有するシュープレートであって、前記円周外側部が、
その一側に設けられた付勢力伝達面と、貫通形成された
複数の開口部とを有し、前記付勢力伝達面は、組付ける
前に概ね切頭円錐形状を有して成るシュープレートを具
備する。組付けに際して、前記付勢機構により前記シュ
ープレートの内側部に力が負荷され、組付け前に切頭円
錐形状を呈していた付勢力伝達面が変形し、付勢力伝達
面が前記シューの各々の平坦な支承面に緊密に接触す
る。
ポンプなどのアキシャルピストン機械10が図示されて
いる。ピストンポンプ10は、ハウジング12、斜板1
4、複数のピストン組立体16、胴18、ポートプレー
ト19、リテーナ装置20、駆動軸22を具備する。
ート26、中空部28を有してる。中空部28内に、内
部に斜板14、複数のピストン組立体16、胴18、ポ
ートプレート19、リテーナ装置20が収納される。駆
動軸22はハウジング12内に配設されており、胴18
を駆動するように連結されている。
トン30、該ピストン30に回転自在に連結されたシュ
ー32を含んでいる。ピストン30の各々は胴18に形
成されたボア34内に摺動自在に配設されている。シュ
ー32の各々は、その一側に設けられた頸部36と、該
頸部36に隣接する支承面38と、他側に設けられた摺
動面40とを有している。
42を有しており、かつ、シュー32に対する斜板14
の位置は周知の方法で調節可能となっている。本発明の
本質的主題から逸脱することなく、斜板14の位置を固
定することもできる。
すると、ポートプレート19を介して入口ポート24、
出口ポート26と連通する。
ープレート50を含んでいる。付勢機構48は付勢力伝
達部材52を含む。付勢機構48はシュープレート50
およびバネ54に接触している。バネ54は、胴18と
付勢力伝達部材52との間に配設されている。
外側部58を有している。内側部56はフランジ62に
より形成された通路60を有している。円周外側部58
は、その一側に付勢力伝達面64を有し、かつ、貫通す
る複数の開口部66が形成されている。開口部66の各
々は、付勢力伝達面64に関して概ね垂直となってい
る。
円形をしており外縁68を有している。組付ける前の状
態では、付勢力伝達面は概ね切頭円錐形状を呈してい
る。円周外側部58の厚さは外縁68から内側部56へ
向けて変化している。本実施形態では、前記厚さは外縁
68に隣接する部分で最大となっている。円周外側部5
8の厚さは概ね同じまたは外縁68に隣接する部分と同
じ厚さとすることができる。
の、各シュー32の支承面38に対する付勢力伝達部材
52およびシュープレート50の付勢力伝達面64の関
係を示している。図6は、ハウジング12内に組付けら
れた各シュー32の支承面38に対する付勢力伝達部材
52およびシュープレート50の付勢力伝達面64の関
係を示している。
してバネ54から力がシュープレート50の内側部56
に伝達される。力が増加すると、付勢力伝達面64の形
状が切頭円錐形から平坦な形状に変化する。バネ54の
全力がシュープレート50にかかると、付勢力伝達面6
4の形状が概ね平坦となり、各シュー32の支承面38
ん形状に完全に合致する。組付けの間に作用するバネ1
4の付勢力は付勢力伝達面64を平坦にするために使用
されるので、シュー32を斜板14に対して保持するた
めに必要な力のためにシュープレート50が変形するこ
とがない。従って、シュー32は斜板14に対してしっ
かりと保持され、かつ、シュー32が傾いたり外れる可
能性が実質的に除去される。
0はシュー32を斜板14の円周支承面42に対して効
果的に保持すると共に、シュー32が斜板14に対して
傾いたり外れたりする傾向が実質的に除去される。
の断面図である。
面図である。
のシューの略示図である。
のシューの略示図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ハウジング、円周支承面を備えた斜板、
実質的に平坦な支承面と摺動面とを有する複数のシュ
ー、および、付勢機構を備えたアキシャルピストン機械
で用いるためのリテーナ装置において、 前記リテーナ装置が前記シューの各々に対して付勢され
て、以て前記シューの摺動面が前記斜板の円周支承面に
対して摺動自在に接触するように付勢されており、 前記リテーナ装置がシュープレートを具備し、該シュー
プレートは円周外側部と内側部とを有しており、前記円
周外側部は、その一側に設けられた付勢力伝達面と、貫
通形成された複数の開口部とを有して成り、前記付勢力
伝達面は、組付ける前に概ね切頭円錐形状を呈してお
り、組付けに際して前記付勢機構により前記シュープレ
ートの内側部に力が負荷されると、組付け前に切頭円錐
形状を呈していた前記シュープレートの付勢力伝達面が
変形し、付勢力伝達面が前記シューの各々の平坦な支承
面に緊密に接触するようにしたリテーナ装置。 - 【請求項2】 前記シュープレートは概ね円形を呈して
おり、かつ、外縁を有し、前記シュープレートの厚さは
前記外縁から中心部に向けて変化している請求項1に記
載のリテーナ装置。 - 【請求項3】 前記シュープレートが前記外縁において
最大厚さを有している請求項2に記載のリテーナ装置。 - 【請求項4】 前記アキシャルピストン機械が前記ハウ
ジング内に配設された胴を具備し、 前記付勢機構が、前記シュープレートの内側部と緊密に
接触する付勢力伝達部材と、前記胴と前記付勢力伝達部
材との間に配設されたバネとを具備する請求項3に記載
のリテーナ装置。
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