JP2963218B2 - 斜板プランジャ式油圧装置 - Google Patents
斜板プランジャ式油圧装置Info
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- JP2963218B2 JP2963218B2 JP3026939A JP2693991A JP2963218B2 JP 2963218 B2 JP2963218 B2 JP 2963218B2 JP 3026939 A JP3026939 A JP 3026939A JP 2693991 A JP2693991 A JP 2693991A JP 2963218 B2 JP2963218 B2 JP 2963218B2
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- retainer plate
- constricted portion
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01B—MACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
- F01B3/00—Reciprocating-piston machines or engines with cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F01B3/0032—Reciprocating-piston machines or engines with cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block
- F01B3/0041—Arrangements for pressing the cylinder barrel against the valve plate, e.g. fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/12—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B1/122—Details or component parts, e.g. valves, sealings or lubrication means
- F04B1/124—Pistons
- F04B1/126—Piston shoe retaining means
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Hydraulic Motors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、斜板プランジャ式油圧
ポンプ、モータのような油圧装置に関し、さらに詳しく
は、この油圧装置の作動中において斜板からのシューの
浮き上がりを防止するリテーナプレートの取付構造に関
する。
ポンプ、モータのような油圧装置に関し、さらに詳しく
は、この油圧装置の作動中において斜板からのシューの
浮き上がりを防止するリテーナプレートの取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】斜板プランジャ式油圧装置の1例を図1
4に示しており、この装置においては、シリンダブロッ
ク1に回転軸C1を囲む環状配列で形成されたシリンダ
孔1a内に複数のプランジャ7が摺合され、各プランジ
ャ7の端部に球面部7aが形成され、この球面部7aに
シュー2が首振り自在に連結されている。このシュー2
は斜板部材8の摺接面8aに摺接し、シリンダブロック
1の回転に応じて各シュー2は斜板8上を摺接移動し、
プランジャ7はシリンダ孔1a内で往復動する。このと
き、シュー8が摺接面8aから浮き上がることがないよ
うに、リテーナプレート3がシュー2を摺接面8aの方
に押さえつけている。なお、リテーナプレート3は、ベ
アリング4を介して、ボルト6により斜板8に固定され
た押え板5により保持されている。このような構成の斜
板プランジャ式油圧装置は、例えば、特開平2−102
958号公報に開示されている。
4に示しており、この装置においては、シリンダブロッ
ク1に回転軸C1を囲む環状配列で形成されたシリンダ
孔1a内に複数のプランジャ7が摺合され、各プランジ
ャ7の端部に球面部7aが形成され、この球面部7aに
シュー2が首振り自在に連結されている。このシュー2
は斜板部材8の摺接面8aに摺接し、シリンダブロック
1の回転に応じて各シュー2は斜板8上を摺接移動し、
プランジャ7はシリンダ孔1a内で往復動する。このと
き、シュー8が摺接面8aから浮き上がることがないよ
うに、リテーナプレート3がシュー2を摺接面8aの方
に押さえつけている。なお、リテーナプレート3は、ベ
アリング4を介して、ボルト6により斜板8に固定され
た押え板5により保持されている。このような構成の斜
板プランジャ式油圧装置は、例えば、特開平2−102
958号公報に開示されている。
【0003】上記のようにリテーナプレート3によりシ
ュー2を押さえつけているが、このようにリテーナプレ
ート3によるシュー2の保持が必要な理由を以下に示
す。
ュー2を押さえつけているが、このようにリテーナプレ
ート3によるシュー2の保持が必要な理由を以下に示
す。
【0004】1)ポンプ作用を行っているプランジャは
上死点において吐出行程から吸入行程に切り替わる。そ
の際、吐出行程でのプランジャの運動方向と吸入行程で
の運動方向が正反対であるため、この上死点においてプ
ランジャに吐出行程での運動の慣性力に打ち勝つ力を付
与しなければならない。
上死点において吐出行程から吸入行程に切り替わる。そ
の際、吐出行程でのプランジャの運動方向と吸入行程で
の運動方向が正反対であるため、この上死点においてプ
ランジャに吐出行程での運動の慣性力に打ち勝つ力を付
与しなければならない。
【0005】2)また、ポンプ作用を行う場合、吸入行
程ではプランジャは自らの運動により油を吸入してい
る。この吸入のための仕事をさせるための力をプランジ
ャに付与する必要がある。
程ではプランジャは自らの運動により油を吸入してい
る。この吸入のための仕事をさせるための力をプランジ
ャに付与する必要がある。
【0006】3)可変容量タイプの装置の場合には、容
量を変化させるため、斜板の傾きを変化させる。その
際、斜板の傾きの変化に追従してシューを移動させなけ
れば、シューが斜板から離れてしまう。このため、例え
ば、プランジャが低圧側にあるときに斜板傾斜角が変化
し、シューが離れたまま高圧側に移動すると、この高圧
によりプランジャが押されてシューが斜板に打ちつけら
れ、騒音、耐久性低下の問題が発生する。
量を変化させるため、斜板の傾きを変化させる。その
際、斜板の傾きの変化に追従してシューを移動させなけ
れば、シューが斜板から離れてしまう。このため、例え
ば、プランジャが低圧側にあるときに斜板傾斜角が変化
し、シューが離れたまま高圧側に移動すると、この高圧
によりプランジャが押されてシューが斜板に打ちつけら
れ、騒音、耐久性低下の問題が発生する。
【0007】4)図15に示すように、シュー2の重心
位置G1が、プランジャ7に対するシュー2の首振り中
心O1から離れていると、シリンダブロック1の回転に
伴ってシュー2が受ける遠心力F1がシュー2を首振り
中心O1を中心として回動させる(首振りを行わせる)
力として作用する。これによりシュー2が摺接面8aに
対して傾き、その下面が摺接面8aから離れるおそれが
ある。なお、シュー2の下面に静圧軸受として作用する
溝2aを形成し、プランジャ7内を貫通して形成した油
路(図示せず)およびシュー2に形成した油路を介して
シリンダ孔1a内の油圧をこの溝2a内に導くようにな
っているのであるが、上記のようにシュー2が浮くと、
溝2a内の油が逃げ出すので、静圧軸受の性能が低下す
る。
位置G1が、プランジャ7に対するシュー2の首振り中
心O1から離れていると、シリンダブロック1の回転に
伴ってシュー2が受ける遠心力F1がシュー2を首振り
中心O1を中心として回動させる(首振りを行わせる)
力として作用する。これによりシュー2が摺接面8aに
対して傾き、その下面が摺接面8aから離れるおそれが
ある。なお、シュー2の下面に静圧軸受として作用する
溝2aを形成し、プランジャ7内を貫通して形成した油
路(図示せず)およびシュー2に形成した油路を介して
シリンダ孔1a内の油圧をこの溝2a内に導くようにな
っているのであるが、上記のようにシュー2が浮くと、
溝2a内の油が逃げ出すので、静圧軸受の性能が低下す
る。
【0008】上記のような理由からリテーナプレートが
用いられるのであるが、このリテーナプレートによりシ
ューを押圧保持するには、このリテーナプレートの位置
決めを行う必要がある。この位置決めのため、上記図1
4の例では、リテーナプレート3を、ベアリング4を介
して、斜板8に固定された押え板5により保持するよう
になっている。なお、ベアリング4を設けず、押え板5
により直接押圧保持するようにしても良く、また、リテ
ーナプレートの内周側を球面リング等により押圧するよ
うにしても良い。
用いられるのであるが、このリテーナプレートによりシ
ューを押圧保持するには、このリテーナプレートの位置
決めを行う必要がある。この位置決めのため、上記図1
4の例では、リテーナプレート3を、ベアリング4を介
して、斜板8に固定された押え板5により保持するよう
になっている。なお、ベアリング4を設けず、押え板5
により直接押圧保持するようにしても良く、また、リテ
ーナプレートの内周側を球面リング等により押圧するよ
うにしても良い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにしてシューの押圧保持を行った場合、リテーナプレ
ートはシュー以外に、ベアリング、押え板もしくは球面
リング等のような他の部材と接触するので、これら他の
部材との間で転がり抵抗もしくは摺動抵抗が発生すると
いう問題がある。また、リテーナプレートの位置決めの
ための他の部材が必要であり、部品点数が増加するとい
う問題もある。
うにしてシューの押圧保持を行った場合、リテーナプレ
ートはシュー以外に、ベアリング、押え板もしくは球面
リング等のような他の部材と接触するので、これら他の
部材との間で転がり抵抗もしくは摺動抵抗が発生すると
いう問題がある。また、リテーナプレートの位置決めの
ための他の部材が必要であり、部品点数が増加するとい
う問題もある。
【0010】なお、斜板プランジャ式油圧装置がポンプ
作用を行っているときにシューの押圧保持が必要なの
は、環状に配列された複数のプランジャのうち、吸入側
にあるプランジャに対応するシューのみであり、吐出側
にあるプランジャはその吐出圧により斜板の方に押圧す
る力を受ける。このため、リテーナプレートを全シュー
に係合させて取り付けると、吐出側にあるプランジャに
作用する押圧力によりリテーナプレートの位置決めを行
わせることができ、上記のような位置決めのための他の
部材が不要なる。
作用を行っているときにシューの押圧保持が必要なの
は、環状に配列された複数のプランジャのうち、吸入側
にあるプランジャに対応するシューのみであり、吐出側
にあるプランジャはその吐出圧により斜板の方に押圧す
る力を受ける。このため、リテーナプレートを全シュー
に係合させて取り付けると、吐出側にあるプランジャに
作用する押圧力によりリテーナプレートの位置決めを行
わせることができ、上記のような位置決めのための他の
部材が不要なる。
【0011】このようなことから、例えば、特開平2−
102958号公報には、斜板とシューとの間に円環状
のディスクプレートを配設するとともに、シューの上側
にリテーナプレートを配設し、両プレートをボルト結合
して両プレート間にシューを挟持するようにした装置が
開示されている。このようにすれば、吐出側にあるプラ
ンジャに作用する押圧力が、ボルト結合された両プレー
トを斜板上に押圧保持し、両プレートに挟持されたシュ
ーも位置決め保持される。このため、位置決めのための
部材が不要であり、上記のような転がりもしくは摺動抵
抗の発生の問題はなくなる。しかしながら、この場合に
は、特殊な形状で製造が難しく且つ製造コストの高いデ
ィスクプレートが必要であり、製造コストアップの問題
や、部品点数の増加、重量増加の問題等がある。
102958号公報には、斜板とシューとの間に円環状
のディスクプレートを配設するとともに、シューの上側
にリテーナプレートを配設し、両プレートをボルト結合
して両プレート間にシューを挟持するようにした装置が
開示されている。このようにすれば、吐出側にあるプラ
ンジャに作用する押圧力が、ボルト結合された両プレー
トを斜板上に押圧保持し、両プレートに挟持されたシュ
ーも位置決め保持される。このため、位置決めのための
部材が不要であり、上記のような転がりもしくは摺動抵
抗の発生の問題はなくなる。しかしながら、この場合に
は、特殊な形状で製造が難しく且つ製造コストの高いデ
ィスクプレートが必要であり、製造コストアップの問題
や、部品点数の増加、重量増加の問題等がある。
【0012】また、図16(A)に示すように、ねじ結
合される部品9a,9bからシューを構成し、両部品9
a,9b間にリテーナプレート3を挟んだ状態で両者を
ねじ結合してリテーナプレート3にシューを係合させた
り、図16(B)に示すように、溶接結合される部品9
c,9dからシューを構成し、両部品9c,9d間にリ
テーナプレート3を挟んだ状態で両者を溶接結合してリ
テーナプレート3にシューを係合させたりすることも可
能である。しかしながら、この場合には、両部品の結合
部(ねじ部および溶接部)の強度を確保するために、こ
の部分の肉厚を厚くする必要があり、部品のサイズが大
きくなり、装置全体の大型化に繋がるという問題があ
り、また、部品点数が増加するという問題がある。
合される部品9a,9bからシューを構成し、両部品9
a,9b間にリテーナプレート3を挟んだ状態で両者を
ねじ結合してリテーナプレート3にシューを係合させた
り、図16(B)に示すように、溶接結合される部品9
c,9dからシューを構成し、両部品9c,9d間にリ
テーナプレート3を挟んだ状態で両者を溶接結合してリ
テーナプレート3にシューを係合させたりすることも可
能である。しかしながら、この場合には、両部品の結合
部(ねじ部および溶接部)の強度を確保するために、こ
の部分の肉厚を厚くする必要があり、部品のサイズが大
きくなり、装置全体の大型化に繋がるという問題があ
り、また、部品点数が増加するという問題がある。
【0013】本発明は上記のような問題に鑑みたもの
で、各シューを分割することなくリテーナプレートに確
実に係合させることができ、他の部品を用いることな
く、吐出側の圧力を利用してシューの位置決めおよび保
持を行わせることができるような構造の斜板プランジャ
式油圧装置を提供することを目的とする。
で、各シューを分割することなくリテーナプレートに確
実に係合させることができ、他の部品を用いることな
く、吐出側の圧力を利用してシューの位置決めおよび保
持を行わせることができるような構造の斜板プランジャ
式油圧装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】 上記目的達成の手段と
して、本発明の斜板プランジャ式油圧装置においては、
シュー部材の外周面に環状溝からなるくびれ部を形成
し、リテーナプレートには、くびれ部を入り込ませてシ
ュー部材をそれぞれ係合保持する複数のシュー保持孔を
形成するとともに、シュー保持孔とリテーナプレートの
外周端もしくは内周端とを連結する切り欠きを形成して
おり、この切り欠きを通してくびれ部をシュー保持孔内
に入り込ませることができるようになっている。このた
め、切り欠きの幅はくびれ部の外径より僅かに大きく設
定されている。さらに、シュー部材の重心位置を、プラ
ンジャに対するシュー部材の首振り中心位置にほぼ一致
させるように、シュー部材を形成している。
して、本発明の斜板プランジャ式油圧装置においては、
シュー部材の外周面に環状溝からなるくびれ部を形成
し、リテーナプレートには、くびれ部を入り込ませてシ
ュー部材をそれぞれ係合保持する複数のシュー保持孔を
形成するとともに、シュー保持孔とリテーナプレートの
外周端もしくは内周端とを連結する切り欠きを形成して
おり、この切り欠きを通してくびれ部をシュー保持孔内
に入り込ませることができるようになっている。このた
め、切り欠きの幅はくびれ部の外径より僅かに大きく設
定されている。さらに、シュー部材の重心位置を、プラ
ンジャに対するシュー部材の首振り中心位置にほぼ一致
させるように、シュー部材を形成している。
【0015】なお、くびれ部がシュー保持孔内に入り込
んだ状態で、シリンダブロックの回転に伴ってシュー部
材が斜板部材上で楕円運動をすることができるようにす
る必要があり、このため、シュー保持孔の内径はこの楕
円運動を許容できるだけの大きさに形成されており、且
つ、シュー部材の外周面におけるくびれ部の両側の外径
は、シュー保持孔の内径より大きく設定されている。ま
た、シュー保持孔の内面における切り欠きの形成部は、
シリンダブロックの回転に伴うシュー部材の斜板上での
楕円運動に際してくびれ部と当接する部分を避け、この
部分以外の部分に位置させるのが望ましい。
んだ状態で、シリンダブロックの回転に伴ってシュー部
材が斜板部材上で楕円運動をすることができるようにす
る必要があり、このため、シュー保持孔の内径はこの楕
円運動を許容できるだけの大きさに形成されており、且
つ、シュー部材の外周面におけるくびれ部の両側の外径
は、シュー保持孔の内径より大きく設定されている。ま
た、シュー保持孔の内面における切り欠きの形成部は、
シリンダブロックの回転に伴うシュー部材の斜板上での
楕円運動に際してくびれ部と当接する部分を避け、この
部分以外の部分に位置させるのが望ましい。
【0016】
【作用】上記構成の斜板プランジャ式油圧装置の場合に
は、リテーナプレートに形成した切り欠きを通してくび
れ部をシュー保持孔内に挿入することができる。このた
め、シューをくびれ部を有して一体に成形しても、何等
問題なくシューをリテーナプレートに係合させることが
できる。さらに、このようにして、各シューをリテーナ
プレートに係合させると、例えば、この油圧装置がポン
プ作用を行うときには、吐出側のプランジャに作用する
押圧力によりリテーナプレートの位置決めがなされると
ともにこの位置で保持され、このように保持されたリテ
ーナプレートにより吸入側にあるシューの保持がなされ
る。さらに、シュー部材の重心位置を、プランジャに対
するシュー部材の首振り中心位置にほぼ一致させるよう
に、シュー部材を形成しているので、シリンダブロック
の回転によりシューに遠心力が作用した場合、この遠心
力は首振り中心に向かって作用し、この遠心力がシュー
を首振りさせるような力として作用することが防止され
る。
は、リテーナプレートに形成した切り欠きを通してくび
れ部をシュー保持孔内に挿入することができる。このた
め、シューをくびれ部を有して一体に成形しても、何等
問題なくシューをリテーナプレートに係合させることが
できる。さらに、このようにして、各シューをリテーナ
プレートに係合させると、例えば、この油圧装置がポン
プ作用を行うときには、吐出側のプランジャに作用する
押圧力によりリテーナプレートの位置決めがなされると
ともにこの位置で保持され、このように保持されたリテ
ーナプレートにより吸入側にあるシューの保持がなされ
る。さらに、シュー部材の重心位置を、プランジャに対
するシュー部材の首振り中心位置にほぼ一致させるよう
に、シュー部材を形成しているので、シリンダブロック
の回転によりシューに遠心力が作用した場合、この遠心
力は首振り中心に向かって作用し、この遠心力がシュー
を首振りさせるような力として作用することが防止され
る。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施
例について説明する。本発明を適用した斜板プランジャ
式油圧ポンプを図1に示している。この油圧ポンプは、
回転軸C1を中心に回転自在なシリンダブロック10を
有し、このシリンダブロック10に円周上等間隔で軸方
向に延びて複数のシリンダ孔11が形成されている。各
シリンダ孔11にはプランジャ12がそれぞれ摺合され
ており、各プランジャ12の端部に球面部12aが形成
され、この球面部12aにシュー20が首振り自在に連
結されている。このシュー20は斜板部材15の摺接面
16に摺接し、シリンダブロック10の回転に応じて各
シュー20は斜板15上を移動し、プランジャ12はシ
リンダ孔11内で往復動する。このとき、シュー20が
斜板15の摺接面16から浮き上がることがないよう
に、リテーナプレート30がシュー20を摺接面16の
方に押さえつけている。
例について説明する。本発明を適用した斜板プランジャ
式油圧ポンプを図1に示している。この油圧ポンプは、
回転軸C1を中心に回転自在なシリンダブロック10を
有し、このシリンダブロック10に円周上等間隔で軸方
向に延びて複数のシリンダ孔11が形成されている。各
シリンダ孔11にはプランジャ12がそれぞれ摺合され
ており、各プランジャ12の端部に球面部12aが形成
され、この球面部12aにシュー20が首振り自在に連
結されている。このシュー20は斜板部材15の摺接面
16に摺接し、シリンダブロック10の回転に応じて各
シュー20は斜板15上を移動し、プランジャ12はシ
リンダ孔11内で往復動する。このとき、シュー20が
斜板15の摺接面16から浮き上がることがないよう
に、リテーナプレート30がシュー20を摺接面16の
方に押さえつけている。
【0018】なお、リテーナプレート30の外側にボル
ト止めされて抜け止めプレート19が取り付けられてい
るが、このプレート19はリテーナプレート30が外れ
落ちるのを防止するためのもので、通常は抜け止めプレ
ート19とリテーナプレート30とは離れている。ま
た、斜板15は紙面に垂直な回動軸O2を中心に回動自
在であり、この回動により斜板15の傾斜角が調節され
る。この傾斜角の調節のため、斜板15は連結部材17
を介してサーボシリンダ18に連結されている。
ト止めされて抜け止めプレート19が取り付けられてい
るが、このプレート19はリテーナプレート30が外れ
落ちるのを防止するためのもので、通常は抜け止めプレ
ート19とリテーナプレート30とは離れている。ま
た、斜板15は紙面に垂直な回動軸O2を中心に回動自
在であり、この回動により斜板15の傾斜角が調節され
る。この傾斜角の調節のため、斜板15は連結部材17
を介してサーボシリンダ18に連結されている。
【0019】リテーナプレート30は、図2に示すよう
に、中央に円孔31を有する円盤状プレートから作られ
ている。なお、本例の油圧ポンプPは5本のプランジャ
ー11を備えている。このため、リテーナプレート30
には、円周上等間隔で5箇所に、シュー保持孔32が形
成されており、且つ各シュー保持孔32と外周端とを連
結する所定幅の切り欠き33が形成されている。シュー
20は、図3にも示すように、円筒状の部品であり、そ
の下面24が斜板15の摺接面16と摺接する。この下
面24に静圧軸受けとして作用する溝24aが形成され
ている。シュー20の外周面のほぼ中央に位置して環状
溝からなるくびれ部21が形成されており、このくびれ
部21が図示のようにリテーナプレート30のシュー保
持孔32内に入り込んで、シュー20がリテーナプレー
ト30に係止される。ここで、シュー保持孔32の内径
d1は、シュー20におけるくびれ部21より上部22
および下部23の外径D1より大きく設定されており、
シュー20の上部22および下部23によりリテーナプ
レート30を挟むようにして、シュー20がリテーナプ
レート30に係止される。
に、中央に円孔31を有する円盤状プレートから作られ
ている。なお、本例の油圧ポンプPは5本のプランジャ
ー11を備えている。このため、リテーナプレート30
には、円周上等間隔で5箇所に、シュー保持孔32が形
成されており、且つ各シュー保持孔32と外周端とを連
結する所定幅の切り欠き33が形成されている。シュー
20は、図3にも示すように、円筒状の部品であり、そ
の下面24が斜板15の摺接面16と摺接する。この下
面24に静圧軸受けとして作用する溝24aが形成され
ている。シュー20の外周面のほぼ中央に位置して環状
溝からなるくびれ部21が形成されており、このくびれ
部21が図示のようにリテーナプレート30のシュー保
持孔32内に入り込んで、シュー20がリテーナプレー
ト30に係止される。ここで、シュー保持孔32の内径
d1は、シュー20におけるくびれ部21より上部22
および下部23の外径D1より大きく設定されており、
シュー20の上部22および下部23によりリテーナプ
レート30を挟むようにして、シュー20がリテーナプ
レート30に係止される。
【0020】但し、シュー20は円筒状の部材からくび
れ部21が機械加工されて一体に作られるものである。
このため、単にリテーナプレート30にシュー保持孔3
2を形成しただけでは、このシュー保持孔32内にくび
れ部21を入り込ませることはできず、くびれ部21を
シュー保持孔32内に入り込ませるために、切り欠き3
3が形成されている。この切り欠き33の幅Wは、この
ため、くびれ部21の外径D2 (環状溝の溝底径)より
僅かに大きくなるように設定されている。シュー20を
リテーナプレート30に取り付けるには、そのくびれ部
21を切り欠き33を通してシュー保持孔32内に入り
込ませれば良い。このようにすれば、リテーナプレート
30は、図4においてクロスハッチングで示す領域Cに
おいて、シュー20の上部22と下部23との間に挟持
される。
れ部21が機械加工されて一体に作られるものである。
このため、単にリテーナプレート30にシュー保持孔3
2を形成しただけでは、このシュー保持孔32内にくび
れ部21を入り込ませることはできず、くびれ部21を
シュー保持孔32内に入り込ませるために、切り欠き3
3が形成されている。この切り欠き33の幅Wは、この
ため、くびれ部21の外径D2 (環状溝の溝底径)より
僅かに大きくなるように設定されている。シュー20を
リテーナプレート30に取り付けるには、そのくびれ部
21を切り欠き33を通してシュー保持孔32内に入り
込ませれば良い。このようにすれば、リテーナプレート
30は、図4においてクロスハッチングで示す領域Cに
おいて、シュー20の上部22と下部23との間に挟持
される。
【0021】一方、シュー保持孔32の内径d1は、シ
リンダブロック10の回転に伴うシュー20の斜板15
上での運動を許容できる径に設定される。これについ
て、図5に基づいて説明する。リテーナプレート30は
シュー20とともに斜板15の摺接面16上で回転す
る。この場合、シュー20が連結されるプランジャ12
はシリンダブロック10とともに回転軸C1の回りを回
転し、円軌道をとるため、シュー20は斜板15上で楕
円運動を行う。このシュー20の楕円運動を図5に示し
ており、このようなシュー20の楕円運動を許容しつつ
リテーナプレート30を斜板15上で回転させるため、
リテーナプレート30のシュー保持孔32の内径d1は
シュー20のくびれ部21の外径D2より大きくしてい
る。なお、図5においては、シュー20が斜板15上を
半回転するときでの、90度の回転毎のくびれ部21と
シュー保持孔32との位置関係を示しており、シュー保
持孔32の内径d1はシュー20の楕円運動を許容でき
るような寸法に設定される。
リンダブロック10の回転に伴うシュー20の斜板15
上での運動を許容できる径に設定される。これについ
て、図5に基づいて説明する。リテーナプレート30は
シュー20とともに斜板15の摺接面16上で回転す
る。この場合、シュー20が連結されるプランジャ12
はシリンダブロック10とともに回転軸C1の回りを回
転し、円軌道をとるため、シュー20は斜板15上で楕
円運動を行う。このシュー20の楕円運動を図5に示し
ており、このようなシュー20の楕円運動を許容しつつ
リテーナプレート30を斜板15上で回転させるため、
リテーナプレート30のシュー保持孔32の内径d1は
シュー20のくびれ部21の外径D2より大きくしてい
る。なお、図5においては、シュー20が斜板15上を
半回転するときでの、90度の回転毎のくびれ部21と
シュー保持孔32との位置関係を示しており、シュー保
持孔32の内径d1はシュー20の楕円運動を許容でき
るような寸法に設定される。
【0022】また、本例においては、シュー20の重心
G1の位置が、プランジャ12に対する首振り中心(球
面部12aの中心)O1にほぼ合致するように、シュー
20が形成されている。このようにすると、シリンダブ
ロック10の回転によりシュー20に遠心力が作用した
場合、この遠心力は首振り中心O1に向かって作用す
る。このため、この遠心力がシュー20を首振りさせる
ような力として作用することを防止できる。本例のシュ
ー20においては、その外周面の中央にくびれ部21が
形成されており、上部22と下部23とがほぼ同形状で
あるので、重心G1の位置を首振り中心O1に合致させる
のが容易である。
G1の位置が、プランジャ12に対する首振り中心(球
面部12aの中心)O1にほぼ合致するように、シュー
20が形成されている。このようにすると、シリンダブ
ロック10の回転によりシュー20に遠心力が作用した
場合、この遠心力は首振り中心O1に向かって作用す
る。このため、この遠心力がシュー20を首振りさせる
ような力として作用することを防止できる。本例のシュ
ー20においては、その外周面の中央にくびれ部21が
形成されており、上部22と下部23とがほぼ同形状で
あるので、重心G1の位置を首振り中心O1に合致させる
のが容易である。
【0023】上記の例においては、切り欠き33により
シュー保持孔32と外周端とを連結し、シュー20を外
径側から取り付けるようにしたリテーナプレート30を
示したが、このリテーナプレート30の代わりに、図6
に示すように、切り欠き37をシュー保持孔36と内周
端とを連結するように形成し、シュー20を内径側から
取り付けるようにしたリテーナプレート35を用いても
良い。但し、シュー保持孔32と外周端とを連結する切
り欠き33を設ける方が、リテーナプレートの回転慣性
重量を小さくできる。また、切り欠き37(もしくは3
3)からのシュー20の抜け出しを確実に防止するた
め、図7に示すような、抑えプレート38をリテーナプ
レート35(もしくは30)の上に固定しても良い。こ
の場合、抑えプレート38には、シュー保持孔36(も
しくは32)と同一径d1を有するシュー保持孔38a
と、切り欠き37(もしくは33)と同一の幅Wで逆方
向を向いた切り欠き38bとが形成される。
シュー保持孔32と外周端とを連結し、シュー20を外
径側から取り付けるようにしたリテーナプレート30を
示したが、このリテーナプレート30の代わりに、図6
に示すように、切り欠き37をシュー保持孔36と内周
端とを連結するように形成し、シュー20を内径側から
取り付けるようにしたリテーナプレート35を用いても
良い。但し、シュー保持孔32と外周端とを連結する切
り欠き33を設ける方が、リテーナプレートの回転慣性
重量を小さくできる。また、切り欠き37(もしくは3
3)からのシュー20の抜け出しを確実に防止するた
め、図7に示すような、抑えプレート38をリテーナプ
レート35(もしくは30)の上に固定しても良い。こ
の場合、抑えプレート38には、シュー保持孔36(も
しくは32)と同一径d1を有するシュー保持孔38a
と、切り欠き37(もしくは33)と同一の幅Wで逆方
向を向いた切り欠き38bとが形成される。
【0024】以上のように構成した油圧ポンプPにおい
て、シリンダブロック10を回転駆動すると、各プラン
ジャ12は回転軸C1を中心に回転されるのであるが、
このとき、リテーナプレート30もシュー20に押され
て回転される。すなわち、シリンダブロック10の回転
中においては、シュー20のくびれ部21の外周面がリ
テーナプレート30のシュー保持孔32の内周面に当接
しながらシュー20は斜板15上を摺動し、この当接に
よりリテーナプレート30もシュー20に押されて回転
する。
て、シリンダブロック10を回転駆動すると、各プラン
ジャ12は回転軸C1を中心に回転されるのであるが、
このとき、リテーナプレート30もシュー20に押され
て回転される。すなわち、シリンダブロック10の回転
中においては、シュー20のくびれ部21の外周面がリ
テーナプレート30のシュー保持孔32の内周面に当接
しながらシュー20は斜板15上を摺動し、この当接に
よりリテーナプレート30もシュー20に押されて回転
する。
【0025】この場合、シュー20のくびれ部21の外
周面と、リテーナプレート30のシュー保持孔32の内
周面との当接箇所は回転に応じて変動する。この当接箇
所の変動を、図8から図10に基づいて説明する。これ
らの図には、5本のプランジャ12を有するシリンダブ
ロック10を回転させたときでの、回転角8度毎での各
シュー20のくびれ部21とリテーナプレート30のシ
ュー保持孔32との当接関係を示している。図におい
て、右方向が上死点(T.D.C.)の方向に該当し、左方向
が下死点(B.D.C.)の方向を示しており、(A)で示す
状態からアルファベット順に(I)で示す状態まで、時
計方向に8度ずつ回転したときの関係を示している。ま
た、各図に示す矢印Aの基点がくびれ部21とシュー保
持孔32との当接位置を示し、矢印Aの方向がリテーナ
プレート30が受ける反力の方向を示す。これらの図か
ら分かるように、シリンダブロック10の回転に応じて
当接箇所が変動する。
周面と、リテーナプレート30のシュー保持孔32の内
周面との当接箇所は回転に応じて変動する。この当接箇
所の変動を、図8から図10に基づいて説明する。これ
らの図には、5本のプランジャ12を有するシリンダブ
ロック10を回転させたときでの、回転角8度毎での各
シュー20のくびれ部21とリテーナプレート30のシ
ュー保持孔32との当接関係を示している。図におい
て、右方向が上死点(T.D.C.)の方向に該当し、左方向
が下死点(B.D.C.)の方向を示しており、(A)で示す
状態からアルファベット順に(I)で示す状態まで、時
計方向に8度ずつ回転したときの関係を示している。ま
た、各図に示す矢印Aの基点がくびれ部21とシュー保
持孔32との当接位置を示し、矢印Aの方向がリテーナ
プレート30が受ける反力の方向を示す。これらの図か
ら分かるように、シリンダブロック10の回転に応じて
当接箇所が変動する。
【0026】シリンダブロック10が1回転したときで
のリテーナプレート30のシュー保持孔32の内周面に
おけるシュー20のくびれ部21との当接範囲を、図1
1に、ER,ELで示している。なお、範囲ERはシリン
ダブロック10が右回転するときでの当接範囲を示し、
範囲ELは左回転するときでの当接範囲を示している。
このように当接範囲ER,ELは、シュー保持孔32の左
右両側に位置しており、切り欠き33はこの当接範囲E
R,ELを避けて形成され、これにより、くびれ部21は
必ず、シュー保持孔32の内周面に当接するようになっ
ている。なお、シリンダブロック10が左右両方に回転
されるときには、図11に示すように左右両側に当接範
囲が発生するのであるが、シリンダブロック10の回転
が1方向のみであるときには、当接範囲は、例えば図1
2に示すように、片側ERのみとなる。このような場合
には、切り欠き33′を図示のように当接範囲ERとは
反対側にオフセットさせて形成しても良い。このように
すれば、シューのくびれ部の外径が大きくて当接範囲E
Rが大きくなるような場合でも、当接範囲ERから切り欠
き33′を確実に離して形成することができる。また、
図13に示すように、片側がシュー保持孔32の接線方
向となるように切り欠き33″を傾けて形成しても良
い。
のリテーナプレート30のシュー保持孔32の内周面に
おけるシュー20のくびれ部21との当接範囲を、図1
1に、ER,ELで示している。なお、範囲ERはシリン
ダブロック10が右回転するときでの当接範囲を示し、
範囲ELは左回転するときでの当接範囲を示している。
このように当接範囲ER,ELは、シュー保持孔32の左
右両側に位置しており、切り欠き33はこの当接範囲E
R,ELを避けて形成され、これにより、くびれ部21は
必ず、シュー保持孔32の内周面に当接するようになっ
ている。なお、シリンダブロック10が左右両方に回転
されるときには、図11に示すように左右両側に当接範
囲が発生するのであるが、シリンダブロック10の回転
が1方向のみであるときには、当接範囲は、例えば図1
2に示すように、片側ERのみとなる。このような場合
には、切り欠き33′を図示のように当接範囲ERとは
反対側にオフセットさせて形成しても良い。このように
すれば、シューのくびれ部の外径が大きくて当接範囲E
Rが大きくなるような場合でも、当接範囲ERから切り欠
き33′を確実に離して形成することができる。また、
図13に示すように、片側がシュー保持孔32の接線方
向となるように切り欠き33″を傾けて形成しても良
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の斜板プラ
ンジャ式油圧装置によれば、シュー部材の外周面に環状
溝からなるくびれ部を形成し、リテーナプレートには、
くびれ部を入り込ませてシュー部材をそれぞれ係合保持
する複数のシュー保持孔を形成するとともに、シュー保
持孔とリテーナプレートの外周端もしくは内周端とを連
結する切り欠きを形成しており、この切り欠きを通して
くびれ部をシュー保持孔内に入り込ませることができる
ようになっているので、シューをくびれ部を有して一体
に成形しても、何等問題なくシューをリテーナプレート
に係合させることができる。このため、本発明の斜板プ
ランジャ式油圧装置では、比較的簡単な構成の一体型シ
ューおよび1枚のリテーナプレートのみで両者を係合さ
せることができ、部品点数および重量の増加、製造コス
トアップ等を防止できる。このようにして、各シューを
リテーナプレートに係合させると、例えば、この油圧装
置がポンプ作用を行うときには、吐出側のプランジャに
作用する押圧力によりリテーナプレートの位置決めがな
されるとともにこの位置で保持され、このように保持さ
れたリテーナプレートにより吸入側にあるシューを確実
に保持させることができる。本発明ではさらに、シュー
部材の重心位置を、プランジャに対するシュー部材の首
振り中心位置にほぼ一致させるように、シュー部材を形
成しているので、シリンダブロックの回転によりシュー
に遠心力が作用した場合、この遠心力は首振り中心に向
かって作用し、この遠心力がシューを首振りさせるよう
な力として作用することを防止できる。
ンジャ式油圧装置によれば、シュー部材の外周面に環状
溝からなるくびれ部を形成し、リテーナプレートには、
くびれ部を入り込ませてシュー部材をそれぞれ係合保持
する複数のシュー保持孔を形成するとともに、シュー保
持孔とリテーナプレートの外周端もしくは内周端とを連
結する切り欠きを形成しており、この切り欠きを通して
くびれ部をシュー保持孔内に入り込ませることができる
ようになっているので、シューをくびれ部を有して一体
に成形しても、何等問題なくシューをリテーナプレート
に係合させることができる。このため、本発明の斜板プ
ランジャ式油圧装置では、比較的簡単な構成の一体型シ
ューおよび1枚のリテーナプレートのみで両者を係合さ
せることができ、部品点数および重量の増加、製造コス
トアップ等を防止できる。このようにして、各シューを
リテーナプレートに係合させると、例えば、この油圧装
置がポンプ作用を行うときには、吐出側のプランジャに
作用する押圧力によりリテーナプレートの位置決めがな
されるとともにこの位置で保持され、このように保持さ
れたリテーナプレートにより吸入側にあるシューを確実
に保持させることができる。本発明ではさらに、シュー
部材の重心位置を、プランジャに対するシュー部材の首
振り中心位置にほぼ一致させるように、シュー部材を形
成しているので、シリンダブロックの回転によりシュー
に遠心力が作用した場合、この遠心力は首振り中心に向
かって作用し、この遠心力がシューを首振りさせるよう
な力として作用することを防止できる。
【0028】なお、くびれ部がシュー保持孔内に入り込
んだ状態で、シリンダブロックの回転に伴ってシュー部
材が斜板部材上で楕円運動をすることができるように、
シュー保持孔の内径はこの楕円運動を許容できるだけの
大きさに形成し、且つ、シュー部材の外周面におけるく
びれ部の両側の外径は、シュー保持孔の内径より大きく
設定する。また、シュー保持孔の内面における切り欠き
の形成部は、シリンダブロックの回転に伴うシュー部材
の斜板上での楕円運動に際してくびれ部と当接する部分
を避け、この部分以外の部分に位置させるのが望まし
い。
んだ状態で、シリンダブロックの回転に伴ってシュー部
材が斜板部材上で楕円運動をすることができるように、
シュー保持孔の内径はこの楕円運動を許容できるだけの
大きさに形成し、且つ、シュー部材の外周面におけるく
びれ部の両側の外径は、シュー保持孔の内径より大きく
設定する。また、シュー保持孔の内面における切り欠き
の形成部は、シリンダブロックの回転に伴うシュー部材
の斜板上での楕円運動に際してくびれ部と当接する部分
を避け、この部分以外の部分に位置させるのが望まし
い。
【0029】
【図1】本発明を適用した斜板プランジャ式油圧ポンプ
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】上記ポンプに用いられるリテーナプレートを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】上記ポンプにおけるシューとリテーナプレート
との連結部を示す断面図である。
との連結部を示す断面図である。
【図4】上記ポンプにおけるシューとリテーナプレート
との連結部を示す断面図である。
との連結部を示す断面図である。
【図5】上記ポンプにおける斜板上でのシューの動きを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】リテーナプレートの異なる例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】リテーナプレートの異なる例を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】斜板プランジャ式油圧装置におけるシューおよ
びリテーナプレートの回りを拡大して示す断面図であ
る。
びリテーナプレートの回りを拡大して示す断面図であ
る。
【図9】斜板プランジャ式油圧装置におけるシューおよ
びリテーナプレートの回りを拡大して示す断面図であ
る。
びリテーナプレートの回りを拡大して示す断面図であ
る。
【図10】斜板プランジャ式油圧装置におけるシューお
よびリテーナプレートの回りを拡大して示す断面図であ
る。
よびリテーナプレートの回りを拡大して示す断面図であ
る。
【図11】リテーナプレートのシュー保持孔および切り
欠きの形状とこれらに対するシューのくびれ部との当接
範囲とを示す断面図である。
欠きの形状とこれらに対するシューのくびれ部との当接
範囲とを示す断面図である。
【図12】リテーナプレートのシュー保持孔および切り
欠きの形状とこれらに対するシューのくびれ部との当接
範囲とを示す断面図である。
欠きの形状とこれらに対するシューのくびれ部との当接
範囲とを示す断面図である。
【図13】リテーナプレートのシュー保持孔および切り
欠きの形状とこれらに対するシューのくびれ部との当接
範囲とを示す断面図である。
欠きの形状とこれらに対するシューのくびれ部との当接
範囲とを示す断面図である。
【図14】従来の斜板プランジャ式油圧ポンプを示す断
面図である。
面図である。
【図15】従来のポンプにおけるプランジャとシューと
の連結部を示す断面図である。
の連結部を示す断面図である。
【図16】従来のポンプにおけるプランジャとシューと
の連結部を示す断面図である。
の連結部を示す断面図である。
10 シリンダブロック 12 プランジャ 15 斜板 20 シュー 21 くびれ部 30 リテーナプレート 32 シュー保持孔 33 切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 和明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社 本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平3−92586(JP,A) 米国特許3641829(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 1/00 - 23/14 F03C 1/00 - 5/02
Claims (3)
- 【請求項1】 回転軸上に回転自在に配設されたシリン
ダブロツクと、このシリンダブロックに前記回転軸を囲
む環状配列で摺合された複数のプランジャと、これらプ
ランジャの端部に対向する面を有した斜板部材と、前記
対向する面に対向するとともに前記複数のプランジャの
端部にそれぞれ首振り自在に連結されたシュー部材と、
これらシュー部材を前記対向する面に摺接させた状態で
保持するリテーナプレートとからなる斜板プランジャ式
油圧装置において、 前記シュー部材の外周面に環状溝からなるくびれ部が形
成され、 前記リテーナプレートには複数のシュー保持孔が形成さ
れるとともに、このシュー保持孔と前記リテーナプレー
トの外周端もしくは内周端とを連結して、前記くびれ部
の外径より僅かに大きな幅の切り欠きが形成されてお
り、この切り欠きを通して前記くびれ部を前記シュー保
持孔内に入り込ませることができるようになっており、 前記シュー部材の重心位置を、前記プランジャに対する
前記シュー部材の首振り中心位置にほぼ一致させたこと
を特徴とする斜板プランジャ式油圧装置。 - 【請求項2】 前記シュー保持孔は、前記くびれ部を入
り込ませた状態で、前記シリンダブロックの回転に伴い
前記シュー部材が前記斜板部材上で楕円運動をするのを
許容することができるだけの大きさの内径を有してお
り、 前記シュー部材の外周面における前記くびれ部の両側の
外径が、前記シュー保持孔の内径より大きく設定されて
いることを特徴とする請求項1に記載の斜板プランジャ
式油圧装置。 - 【請求項3】 前記シュー保持孔の内面における前記切
り欠きの形成部は、前記シリンダブロックの回転に伴う
前記シュー部材の前記斜板上での楕円運動に際して前記
くびれ部と当接する部分以外の部分に位置していること
を特徴とする請求項1に記載の斜板プランジャ式油圧装
置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3026939A JP2963218B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 斜板プランジャ式油圧装置 |
| US08/052,819 US5381724A (en) | 1991-01-28 | 1993-05-12 | Swash-plate, plunger-type hydraul pressure apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3026939A JP2963218B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 斜板プランジャ式油圧装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04252876A JPH04252876A (ja) | 1992-09-08 |
| JP2963218B2 true JP2963218B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=12207122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3026939A Expired - Fee Related JP2963218B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 斜板プランジャ式油圧装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5381724A (ja) |
| JP (1) | JP2963218B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5862704A (en) * | 1996-11-27 | 1999-01-26 | Caterpillar Inc. | Retainer mechanism for an axial piston machine |
| US5730042A (en) * | 1996-12-04 | 1998-03-24 | Caterpillar Inc. | Retaining device for axial piston machines |
| US5970844A (en) * | 1997-03-07 | 1999-10-26 | Thomas Industries, Inc. | Cylinder sleeve assembly |
| WO2001066942A1 (en) * | 2000-03-10 | 2001-09-13 | Yanmar Diesel Engine Co., Ltd. | Swash plate type axial piston hydraulic unit |
| JP4536356B2 (ja) * | 2003-11-05 | 2010-09-01 | マロール株式会社 | 手動油圧ポンプ装置 |
| JP2007278202A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 斜板式液圧回転機 |
| KR100864530B1 (ko) | 2008-03-18 | 2008-10-21 | (주)우성정기 | 석유 시추장치 |
| US20120039727A1 (en) * | 2010-08-13 | 2012-02-16 | Klein Jerome A | Air Conditioning Unit for Rescue Shelter Units |
| DE102014104952A1 (de) * | 2014-04-08 | 2015-10-08 | Linde Hydraulics Gmbh & Co. Kg | Axialkolbenmaschine in Schrägachsenbauweise mit Gleitschuhen im Triebflansch |
| US9863408B2 (en) * | 2015-01-16 | 2018-01-09 | Hamilton Sundstrand Corporation | Slipper retainer for hydraulic unit |
| CN108167175A (zh) * | 2017-12-22 | 2018-06-15 | 重庆广林机械有限公司 | 一种滑靴挡板 |
| CN110067855B (zh) * | 2019-03-13 | 2024-06-25 | 上海强田驱动技术有限公司 | 一种液压无级变速传动装置 |
| CN112796968A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-05-14 | 北京航空航天大学宁波创新研究院 | 一种斜盘内嵌式回程结构及具有该结构的柱塞泵 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3641829A (en) | 1970-02-16 | 1972-02-15 | Delavin Mfg Co | Piston shoe holddown assembly |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US2040390A (en) * | 1931-10-13 | 1936-05-12 | John C Brayton | Fluid meter |
| US2133270A (en) * | 1935-10-12 | 1938-10-18 | Hosmer L Blum | Compound action meter |
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| JPH02102958A (ja) * | 1988-10-12 | 1990-04-16 | Honda Motor Co Ltd | 斜板プランジャ式油圧装置 |
| DE3928942A1 (de) * | 1989-08-31 | 1991-03-07 | Linde Ag | Axialkolbenmaschine in schraegscheibenbauweise |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP3026939A patent/JP2963218B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-05-12 US US08/052,819 patent/US5381724A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3641829A (en) | 1970-02-16 | 1972-02-15 | Delavin Mfg Co | Piston shoe holddown assembly |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04252876A (ja) | 1992-09-08 |
| US5381724A (en) | 1995-01-17 |
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