JPH10184503A - 自動車のスタータの切断を制御するための方法 - Google Patents
自動車のスタータの切断を制御するための方法Info
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- JPH10184503A JPH10184503A JP9342982A JP34298297A JPH10184503A JP H10184503 A JPH10184503 A JP H10184503A JP 9342982 A JP9342982 A JP 9342982A JP 34298297 A JP34298297 A JP 34298297A JP H10184503 A JPH10184503 A JP H10184503A
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Abstract
当な時期に、自動的にスタータを切断する。 【解決手段】 信号中において、電圧(U)がコンスタ
ントに増加する、順次時間を決定する。これらの時間
(dS、d’S)のうちの1つが、所定のしきい値より
も大となった時に、スタータを切断する。このしきい値
には、第1に、スタータのコンタクタを閉じた際に開始
する検査時間中の顕著な値(TS1)と、第2に、検査
時間(Dini)後の顕著な値(TS2)が割り当てられ
る。この検査時間の長さは、エンジンの圧縮ストローク
の開始時における第1変動と第2変動とが互いに実質的
に一致する場合を含むように、十分に長く選択される。
Description
のためのスタータに関し、より詳細には、かかるスター
タの自動切断を制御するための方法および装置に関す
る。
する際には、エンジンが特徴のある音を発した時にスタ
ータを切るよう、自動車のドライバーがイグニションキ
ーを離すことにより、ドライバーが直接制御してスター
タを切ること、すなわちスタータ自身が、エンジンを駆
動する動作を切ることが通常行われている。しかし、一
般的な傾向として、エンジンがより静粛となっているた
め、ドライバーがこのような特徴のある音を聞き分ける
ことは、次第に困難となっている。従って、スタータを
切るために、イグニションキーをいつ解放するかを判断
することは、次第に困難となっている。その結果、スタ
ータとエンジンとの間に、不必要な過度の力が加えられ
ることになる。
が、その低速走行モードに達するのに十分自律的な状態
となった時に、自動車のスタータを切る(すなわちスタ
ータへの給電を遮断する)ための装置は、既に多数知ら
れている。一般に、性能の点で、これら装置のうちで最
良のものは、スタータの電源電圧で発生する電圧変動の
分析を利用している。この電圧変動は、内燃エンジンが
完全な始動状態となる前に、内燃エンジンの圧縮ストロ
ーク中にスタータモータが消費する電流の変動に起因す
るものである。
の終了時、およびエンジンの最初の爆発ストローク中に
は、エンジン速度が急速に上昇するので、スタータの切
断を極めて迅速に行わなければならないだけではなく、
適正な時期に正確に切断を行わなければならないことは
周知である。
れた状態となると、すぐに、スタータへの給電の切断を
迅速に行うために、ヴァレオ・エキプマン・エレクトリ
ク・モトゥール(ValeoEquipements Electriques Moteu
r)社を出願人とするフランス国特許出願第9611792号に
おいて、新しい変動ごとに検査時間を開始し、この検査
時間中に、極端な(最大または最小)値が発見されなけ
れば、スタータへの給電を遮断するという切断方法を提
供することが、すでに提案されている。この検査時間の
長さは、例えば最終変動より前の変動の時間長さに比例
している。しかしながらこの方法では、非周期的な変動
を制御できない。
周期的変動が示されている。図1および図2は、スター
タの作動を開始した時の時間に対してプロットされたス
タータの電圧の波形を示している。
動のごく初期に発生し、エンジンの最初の圧縮ストロー
クの開始時のピークC1は、第2のピークC2を有する第
2の変動分の立ち上がり前方部に隠されている。換言す
れば、最初の2つの圧縮ストロークでは、対応する変動
は、ほぼ互いに一致している。従って、電圧信号におけ
る第1の検出可能なピーク(C2)に達する時間T1を分
析することは誤りであり、ピークC2の後の、エンジン
のその後に続くサイクルでの時間T1の長さに基づいて
決定される検査時間D1は、必要以上にかなり長くな
る。そのため、この時間にエンジンが始動されると、検
査時間の終了時に行われるスタータを除勢するための判
断が遅くなる。このことは、自動切断を行う電子制御シ
ステムから期待できる利点、すなわち摩耗の低減、フリ
ーホイールのイズノ低減等を、かなり小さなものとして
しまう。
判った場合において、スタータによってエンジンを駆動
している次の段階に生じるものである。後で別の爆発が
続かない1回の爆発も、変動の実質的な一致を生じさせ
るので、図2におけるピークC3とC4が示すように、2
つの連続する電圧ピークは過度に接近する。その結果、
これらピークのうちの最初のピークすなわちC3は、対
応する検査時間D2中に検出されない傾向がある。
していることは、電子制御システムによりエンジンが既
に始動した兆候であると解釈される恐れがある。このと
き、スタータは、エンジン自身が正しく始動状態となる
前に早期に停止されるので、ドライバーは、最初から再
び始動動作を開始しなければならない。
れる時間T3も誤りとなる。
流に対応する信号の変動を検出し、この変動が終了した
際にスタータを切る、自動車のスタータを制御する方法
を提案するものであり、この方法によると、上記欠点は
解消される。
圧または電流に対応する信号における変動を検出し、こ
の変動がなくなったときにスタータを切断する、スター
タコンタクタを含む、自動車のスタータの切断を制御す
るための方法であって、信号における電圧がコンスタン
トに増加する時間を順次測定する工程と、前記時間のう
ちの1つが所定のしきい値よりも大となった時にスター
タを切断する工程とを備え、スタータコンタクトを閉じ
た際に開始する検査時間中の第1の顕著な値、および前
記検査時間後の第2の顕著な値が前記しきい値に割り当
てられており、検査時間が、エンジンの圧縮ストローク
の開始時における第1変動と第2変動とが互いにほぼ一
致する場合を含むよう、十分な長さとなるように選択さ
れた時間長さを有することを特徴としている。
後の始動動作の正常な駆動段階との間で、2つの異なる
方法を使用することにより、過度に早期に切断されるの
が防止されるだけでなく、過度に遅い切断も防止され
る。本発明を用いない場合には、上記電圧信号の非周期
的効果の結果として、これら好ましくない状況のいずれ
かが生じる。
い値は、温度に応じた値であることが好ましい。
に、先の少なくとも1つの変動の時間長さに応じた値で
あることが好ましい。
中、電圧がコンスタントに増加する順次生じる時間の測
定を、所定の初期遅延時間後に限って開始する。
ーク電圧の最大値に対応する信号値を記憶し、検査時間
後、電圧がコンスタントに増加する時間の測定を、信号
が電圧の最大ピーク値に対応する先に記憶した値に達し
た瞬間のみから行う。
電圧であることが好ましい。
がコンスタントに増加する時間を決定するために、前記
電圧をサンプリングし、最終測定値が一定の値dUだけ
先の値よりも小さい場合に、電圧低下と見なし、他のす
べての場合に電圧増加と見なす。
ミリボルトの範囲内にあることが好ましい。
電圧または電流に対応する信号の変動を検出するための
手段を含む信号発生ユニットと、前記変動がなくなった
時にスタータを切断するための手段とを備えた、スター
タを切断するための装置であって、前記信号発生ユニッ
トが、本発明の第1の特徴による方法を実行するように
なっている装置が提供される。
を含む自動車のスタータを提供するものである。
として示す本発明の好ましい実施例の次の詳細な説明を
読めば、本発明の別の特徴および利点がより明らかとな
ると思う。
制御するための装置を示す。スタータDMは、自動車の
バッテリーの電圧となっている電源ターミナルBと、自
動車のアースとの間に接続された電気モータMとを含
む。
ている電源ターミナルB+と、スタータDMとの間に接
続されたスタータコンタクタ1を含む。このスタータ1
は、リレー巻線2によって作動されるリレーである。巻
線2の両端の一方は、電源ターミナルB+に接続され、
他端は、MOSFETトランジスタ3のソース、更にア
ースに接続されたインダクタンス5にも接続されてい
る。
ナルB+に接続されており、トランジスタ3のグリッド
は、制御ユニット4の出力端に接続されており、制御ユ
ニット4は、この出力端から制御電圧を受ける。制御ユ
ニット4は、例えばマイクロプロセッサである。当然な
がら、トランジスタ3を、他の適当なタイプのインター
ラプタと置換してもよい。
1に電源B+の電圧の変動、および第2に自動車のイグ
ニションキーによって作動されるコンタクタ6の位置に
応じて制御電圧を発生する。本発明では、このコンタク
タをイグニションスイッチと称す。
ニット4によって実行されるプロセスについて説明す
る。このプロセスは、スタータの作動開始時に、ある方
法を利用し、スタータがエンジンを駆動しているその後
の正常な段階の間に異なる方法を利用する。
おいて、スタータの作動により、所定時間長さDiniを
有する検査時間ウィンドが開始される。この検査時間ウ
ィンド中、制御ユニット4は、時間dS1、dS
2、....を決定し、この時間中に、電源ターミナルB+
における電圧Uはコンスタントに増加する。これらの時
間は、図4における電圧変動曲線における破線で示され
たグラフに対応する。
せず、時間T0+tini(ここでtiniはスタータのモー
タMが所定電圧以下となった直後の電流要求量の不安定
な時間全体を除くように選択された遅延時間である)で
開始する。
に、制御ユニット4は、全検査時間ウィンドDiniにわ
たって電圧Uをサンプリングし、電圧低下が生じるごと
に0に戻されるカウント動作を行う。この制御ユニット
は、最終測定値が先の値よりも一定量dUだけ小さい状
況を電圧の減少と見なし、それ以外のすべての状況を電
圧の増加と見なす。本例では、定数dUは30〜200
ミリボルトの範囲の値である。定数dUの目的は、分析
を無効にすることなく、寄生効果をマスクできるように
することにある。
おける時間dSの値が所定の値TS1を越える場合、ス
タータを除勢する。当然ながら、この時間TS1は時間
Diniの長さよりも短く、図1における時間T1に対し
て考えつくことができる最大値に従って、実験的にあら
かじめ決定される。
ンの始動が生じると、すなわちエンジンが自律的に作動
し始めると、スタータは、固定された時間TS1の終了
時に停止され、これによって、上記不規則性が克服さ
れ、切断前の過度の遅れを防止できる。
は表に従って温度に対して調節される。
生じた種々のピークでの電圧Uの最大値Ucmaxを記憶
する。検査時間ウィンドDiniの終了時に、制御ユニッ
ト4は上記状況下でスタータを切断するための命令を発
生せず、次のようにこの方法を続ける。
4は、電圧Uが先に記憶した値Ucmaxに達した時から
スタートして、電源B+の電圧Uがコンスタントに増加
する間の時間(d’Sと表示する)のカウントダウンを
開始する。これら時間d’S(すなわちd’S1、d’
S2等)のうちの1つが、所定のしきい値TS2を越え
ると、このスタータを除勢する。
Dini後の次の時間全体にわたって固定した値とするこ
とができる。これとは異なり、このしきい値を、先の電
圧変動が生じた時間、例えば最後の2つのピーク電圧か
ら経過した時間の何分の1かに応じたものとしてもよ
く、この経過時間は、制御ユニット4によって実行され
るカウント動作によって測定される。同様に、TS2の
値にエンジンの周囲温度を関数とする係数を重み付けし
てもよい。従って、低温度時にスタータ自身を停止させ
る前に、エンジンのシャープで完全な始動を保証するよ
うに、TS2の値を大きくしてもよい。
となる時間に限り、時間d’Sのカウントダウンを開始
することにより、始動条件に応じて時間幅が変わり得る
電圧曲線部分の下方部分を除き、これによって精度を良
好にできる。
作動フローチャートである図5を参照する。第1ステッ
プ10では、制御ユニット4を構成するマイクロプロセ
ッサを附勢し、スタータの温度を測定する。
セッサ4はステップ10で測定された温度に応じて、時
間長さDini、TS1およびTS2を決定する。次に、
制御ユニット4は、スタータを附勢するようにステップ
12でコンタクタ1を閉じるための制御信号を発生す
る。
iniまでの時間遅延の後に、検査時間ウィンド中にスタ
ートし、この検査時間ウィンドの時間長さDiniの終了
まで続く時間TS1の間、および検査時間ウィンドを越
えた第1の時間TS2の間に、制御ユニット4は、コン
スタントに増加する電圧の第1の一連のサンプルを探
す。この動作は、ステップ14で行われる。
cmaxの値を決定し、この値を、取り込まれるサンプル
の大きさまで記憶する。制御ユニット4が上記条件を満
たす一連の電圧サンプルを探すと、この制御ユニット4
は、スタータの附勢を終了するための信号を発生する。
これは、図5においては、ステップ15における「Ye
s」の出力で表示されている。
法の他の変形例も可能である。特に電圧信号における変
動を検出する代わりに、電流の変動が電圧の変動の逆で
あると仮定すれば、スタータが消費する電流に対応する
信号に対して、本発明が提案する方法を適用できる。
に組み込んでもよいし、自動車の別個のユニット、例え
ばエンジン自体の制御ユニットから構成してもよい。
制御方法は、上記以外の別の利点も有する。例えば、こ
の制御方法は、自動車のエンジンとは無関係で、自動車
の気筒数およびその要領とは無関係で、更にバッテリー
および配線の寿命よ無関係で、特にスタータの技術およ
び動力出力とは無関係であるという利点を有する。
周期的変動の一例を示すグラフである。
周期的変動の別の例を示すグラフである。
を遮断するための電気制御装置のための簡略化された回
路図である。
し、よって本発明に係わる作動方法を示すグラフであ
る。
ップを示すフローチャートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 スタータの電圧または電流に対応する信
号における変動を検出し、この変動がなくなったときに
スタータを切断する、スタータコンタクタを含む、自動
車のスタータの切断を制御するための方法において、 信号における電圧がコンスタントに増加する時間を順次
測定する工程と、前記時間のうちの1つが所定のしきい
値よりも大となった時にスタータを切断する工程とを有
し、スタータコンタクトを閉じた際に開始する検査時間
中の第1の顕著な値、および前記検査時間後の第2の顕
著な値が、前記しきい値に割り当てられており、検査時
間が、エンジンの圧縮ストロークの開始時における第1
変動と第2変動とが互いにほぼ一致する場合を含むよう
に十分な長さとなるように選択された長さを有すること
を特徴とする、自動車のスタータの切断を制御するため
の方法。 - 【請求項2】 検査時間中およびに検査時間後のしきい
値が、温度に応じた値であることを特徴とする、請求項
1記載の方法。 - 【請求項3】 検査時間に続くしきい値が、新しい変動
ごとに、少なくとも1つの前の変動の長さに応じた値で
あることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 検査時間中、電圧がコンスタントに増加
する間の連続する時間の測定を、所定の初期遅延時間後
に限って開始することを特徴とする、請求項1または2
記載の方法。 - 【請求項5】 検査時間中およびその後、ピーク電圧の
最大値に対応する信号値を記憶し、検査時間後、電圧が
コンスタントに増加する時間の測定を、信号が電圧の最
大ピーク値に対応する、先に記憶した値に達した瞬間か
らのみ行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか
に記載の方法。 - 【請求項6】 変動が検出される信号が、スタータの電
源電圧であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれ
かに記載の方法。 - 【請求項7】 電圧が、コンスタントに増加する時間を
決定するために、前記電圧をサンプリングし、最終測定
値が、先の値よりも一定の値dUだけ小さい場合に、電
圧低下と見なし、他のすべての場合には、電圧増加と見
なすことを特徴とする、請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 一定電圧dUが、50ミリボルト〜20
0ミリボルトの範囲内にあることを特徴とする、請求項
7記載の方法。 - 【請求項9】 スタータの電圧または電流に対応する信
号の変動を検出するための手段を含む信号発生ユニット
と、前記変動がなくなった時にスタータを切断するため
の手段とを備える、スタータを切断するための装置にお
いて、前記信号発生ユニットが、請求項1〜8のいずれ
かに記載の方法を実行するようになっていることを特徴
とする、スタータの切断を制御するための方法。 - 【請求項10】 請求項9記載の装置を含む自動車のス
タータ。
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