JPH10184144A - 車輌用スライドドアの全閉締め込み制御方法 - Google Patents

車輌用スライドドアの全閉締め込み制御方法

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JPH10184144A
JPH10184144A JP34556196A JP34556196A JPH10184144A JP H10184144 A JPH10184144 A JP H10184144A JP 34556196 A JP34556196 A JP 34556196A JP 34556196 A JP34556196 A JP 34556196A JP H10184144 A JPH10184144 A JP H10184144A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロージヤの作動制御の電源瞬断による誤作
動を防止すると同時に、ドアの急速開閉時のクロージヤ
不作動を防止する。 【解決手段】 ドアロックの施錠状態を解錠するハンド
ルに連係して、ハンドルが解錠方向に操作した状態をオ
ン状態として検出するハンドルスイッチ8が、ステップ
S20にてオン状態からオフ状態に変化するのを検出した
とき、ステップS21にて、待機モードを解除して、その
後、スライドドア1のハーフラッチ状態をオン状態とし
て検出するハーフラツチスイッチ9がオンしたとき、ス
ライドドア1の締め込み駆動手段5を作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアが車体に設け
たガイドレールに沿って、スライドして開閉するように
した車輌用スライドドアにおける、ドアの全閉締め込み
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車輌用のスライドドアにおいて
は、スライドドア内に、ドアの締め込み駆動手段と締め
込み制御手段が設けられ、かつ車体から電源が供給され
て、ドアを半閉(ハーフラッチ)状態から、全閉(フル
ラッチ)させるための全閉締め込み制御手段が設けられ
ている。
【0003】このドアの全閉締め込み制御手段は、一般
にクロージャーと称され、ドア締め込み駆動モータと、
この締め込み駆動モータの駆動時期を制御するコントロ
ーラとからなり、それらは、スライドドアに内蔵され、
かつ電源は、ドアが半閉状態に至る直前に、車体側から
供給されるようになっている。
【0004】図13〜図15図は、本発明が適用される
従来の自動車のスライドドア制御システムの概略を示す
もので、図13は、スライドドア制御システムのブロッ
ク図、図14は、スライドドア制御システムのフローチ
ャート、図15は、図14のフローチャートに基づく制
御のタイムチャートである。
【0005】図13において、(1)は、車体(2)に設け
た案内レール(3)に沿って、水平方向に走行自在になっ
ているスライドドア(以下ドアと略称する)である。ド
ア(1)と車体(2)の間には、ドア(1)を閉じた際に、車
体(2)側に設けたバッテリー(6)からドア(1)内に設け
たコントローラ(4)と、締め込み用の駆動モータ(5)と
に電力を給電するための、給電コネクタ(7)が設けられ
ている。
【0006】ドア(1)がハーフラッチ(通称半ドアまた
は半閉と称する状態)状態よりも、少し開いた状態で、
給電コネクタ(7)における、車体側のコネクタ(7a)とド
ア側のコネクタ(7b)は接続される。両コネクタ(7a)(7b)
の接続時に、ドア(1)内のコントローラ(4)に、バッテ
リー(6)から電力が供給される。
【0007】(8)はドア(1)のハンドル(インサイドハ
ンドル又はアウトサイドハンドル)が引かれているか否
かを検出するハンドルスイッチで、このハンドルスイッ
チ(8)は、ドア(1)のハンドル操作機構部に設けられ、
ドアロックの施錠状態を解錠する前記ハンドルに連係し
て、ハンドルが解錠方向に操作された状態を、その検知
状態とてスイッチのオン状態をもって検出するようにな
っている。なお、以下の説明における各スイッチのオン
−オフは、オン状態が所要検出部の検知状態に対応し、
このオン状態における論理信号は、低電圧レベル(L)
に対応している。
【0008】(9)は、ドア(1)を車体(2)に拘束するド
アロックが、ハーフラッチ状態にあるか否かを検出する
ハーフラッチスイッチであり、このハーフラッチスイッ
チ(9)はドァロック機構部に設けられており、ハーフラ
ッチ状態にあるとき検知状態とするオン状態になってい
る。
【0009】(10)は、ドアロックのフルロック(全閉)
状態を検出し、ドア(1)が全閉状態にあるとき検知状態
とするオン状態になっているフルスイッチである。
【0010】(11)は、ドアの締め込み駆動モータ(5)に
連結しているドア締め込み機構の要部が、ドア(1)を締
め込み開始する初期位置となったことを検出する中立ス
イッチで、この中立スイッチ(11)は、中立状態にあると
き検知状態とするオン状態になっている。なお、機構部
の構成によっては、1個のスイッチでフルラッチと中立
位置を検出できるものや、1個のスイッチでハーフラッ
チ及びフルラッチを検出できるものもある。
【0011】また、モータの駆動状態を、負荷電流また
は回転状況により検出して、フルスイツチと中立スイッ
チを省略したものもある。
【0012】図14は、上記タイムチャートの動作を行
うスライドドア制御システムのフローチャートで、コン
トローラ(4)への給電状況の制御フローを含む。
【0013】図15は、上記フローチャートに基づくコ
ントローラ(4)の動作を、ドア(1)を一旦開いて、その
ドア(1)を閉じる際のハーフラッチになる直前の状況か
ら、ドア(1)が全閉してフルラッチなるまでの一連の基
本動作期間、及び、その後のフルラッチ状態における待
機モードの状況を示すタイムチャートである。
【0014】給電コネクタ(7)が接触して、ドア側コネ
クター(7b)に給電されると、コントローラ(4)へ電源が
投入され(ステップ(S1))、その電源電圧が電源回路
(12)によって、電源電圧の設定値に達すると(ステップ
(S2))、コントローラ(4)はリセットされて初期化さ
れる(ステップ(S3))。その後、ハーフラッチスイッ
チ(9)のオン状態を検出して(ステップ(S4))、スラ
イドドア(1)の締め込み動作に係る一連の基本動作を行
う(ステップ(S5))。
【0015】ステップ(S5)の制御は、図15のタイム
チャートに沿った一連の基本動作を行うための所要制御
プログラムを、マイクロプロセッサ(CPUと略称す
る)を備えた制御回路(13)が行うもので、この一連の基
本動作を行うステップ(S5)を、クロージャ作動制御と
する。
【0016】クロジャ作動制御は、ハーフラッチスイッ
チ(9)がオン状態になった時点を契機として、制御回路
(13)が駆動回路(14)を制御し、駆動モータ(5)を正転駆
動して、ドア(1)を全閉位置に向けて締め込み、その間
に、中立スイッチ(11)が中立位置からずれてオフ状態と
なる。
【0017】ドア(1)の締め込みが進んで、全閉状態に
至ると、ラッチ機構はフルラッチとなって、フルスイッ
チ(10)はオンし、それを契機として、制御回路(13)は駆
動回路(14)を制御して、駆動モータ(5)を逆転駆動さ
せ、駆動モータ(5)は、締め込み機構(図示略)を起動
開始位置に向けて戻し始め、中立スイッチ(11)は、締め
込み機構の起動開始位置たる中立位置でオンになり、そ
の中立スイッチ(11)のオンを契機として、駆動モータ
(5)の逆転は停止する。
【0018】ステップ(S5)のクロージャ作動制御は、
上記一連の動作をプログラムしてなるものであるが、フ
ルスイッチ(10)や中立スイッチ(11)は、同じ状態や状況
を検出する他の検出手段で置き換えられることもある。
【0019】ステップ(S5)のクロージャ作動制御が終
了すると、ドア(1)は全閉状態でドアロックされてフル
ラッチ状態になり、コントローラ(4)の制御は、待機モ
ードとなる。
【0020】待機モードにおけるコントローラ(4)は、
ステップ(S6)により、電源電圧が設定値以上を保つ間
は、特別な制御は行わないが、電源電圧が設定値より低
下すると、コントローラ(4)は、リセットされシステム
ダウンする(ステップ(S7))。
【0021】待機モードにおいては、ステップ(S1)に
より、コントローラ(4)に電源が供給され、かつステッ
プ(S6)の電源電圧が設定値以上に保たれている間は、
ステップ(S5)のクロージャー作動制御を通らないルー
プを形成している。
【0022】その際、ドア(1)が開くなどして、電源が
遮断しても、ドアが開いた直後の電源回路(12)のコンデ
ンサ(15)に電力が残存している間は、ステップ(S6)に
おける設定値以下の判定に至るまで時間を要し、ステッ
プ(S6)が設定値以下の判定を下すと、コントローラ
(4)は、供給電力が完全に遮断されて、ステップ(S
7)によりリセットされるとともにシステムダウンす
る。
【0023】その後、ドア(1)が閉じて、コントロー
ラ(4)に電力が供給されると、コントローラ(4)は、ス
テップ(S3)の初期化から始まって、前記一連のドア
(1)の引き締め動作を開始する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述のコントローラ
(4)は、ハーフラッチ状態をハーフラッチスイッチ(9)
で検出した後、駆動モータ(5)を介して、ドア(1)を完
全に閉扉したフルラッチ状態とし、かつ駆動モータ(5)
に連結された締め込み機構(図示略)を中立位置(初期
位置)に復帰させて、図15の前半の一連の基本作動を
終了させる。
【0025】その後、ドア(1)が開いて、コントローラ
(4)に対する電力供給が断たれると、ドア(1)はハーフ
ラッチ状態まで閉じられ、電源が再投入されない限り、
各部の入力信号が変化しても再作動しない図15の後半
の待機モードの制御となる。
【0026】すなわち、一度ドア(1)が全閉すれば、再
度ドア(1)が開かない限り、クロージヤにおける駆動モ
ータ(5)を作動させる必要はない。従って、ドア(1)の
締め込み作動を終了した後は、バッテリー(6)の不要な
放電を避ける暗電流対策の為に、コントローラ(4)を待
機モードにする。
【0027】この待機モードを、図14のフローチャー
トで示すと、ステップ(S5)が一連の基本動作を完了し
た後に、待機モードを積極的に行わせる待機モードフラ
グを立て、待機モードとなるループの初段に、その待機
モードのフラグを判別する、待機モード判別のステップ
(S8)を入れる。
【0028】待機モード判別のステップ(S8)は、待機
モードのときに、端子(16)から、ステップ(S5)のクロ
ージャ作動制御の出力の端子(17)に直接抜け出して、こ
の待機モードのときには、何の制御も行わないで、制御
をループするようになっている。しかし、ドア(1)が開
いて電源が遮断されると、ステップ(S8)のところでル
ープが断たれるので、無限ループとはならず、ステップ
(S8)のところは、実質的にドア(1)の開扉で制御され
る、割込ルーチンとなっている。
【0029】また、待機モードにしない場合でも、振動
などによるハーフラッチスイッチ(9)の瞬断等による誤
作動を防止することができる為、駆動モータ(5)を再作
動しないようにした制御を行つている。
【0030】しかし、ドア(1)ヘの電源供給は、接触式
の給電コネクター(7)で行われているため、走行中等に
瞬断が発生する可能性がある。
【0031】この時、コントローラ(4)としては電源が
切れて再投入される事になるため、ハーフラッチスイッ
チ(9)のオン状態を検出して、ドア(1)が全閉状態にな
っているにもかかわらず、駆動モータ(5)が作動してし
まうことがある。
【0032】この課題を解決する為に、コントローラ
(4)の電源(12)の放電時定数(T1)を大きくして、ステ
ップ(S6)の維持能力を上げ、電源系の耐瞬断性を上げ
る(長くする)ことが考えられる。しかしこのようにし
た場合、実際にドア(1)を開けて閉めたときでも、開け
てから閉めるまでの時間(T)が、電源(12)の放電時定数
(T1)より短いと、ステップ(S6)からステップ(S7)
に抜け出せないので、待機モードを持続して、ステップ
(S5)のクロージャ作動制御に制御が移らず、駆動モー
タ(5)が作動しないという別の問題が発生する。
【0033】また逆に、電源電圧を維持する放電時定数
(T1)が短いと、給電コネクター(7)の接触端子部分の
車輌振動等による瞬断が、放電時定数(T1)を越えてし
まい、コントローラ(4)がリセットされ、前の問題に戻
ることになる。
【0034】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、ク
ロージヤの作動制御の電源瞬断による誤作動を防止する
と同時に、ドアの急速開閉時のクロージヤ不作動防止を
両立させることを目的としている。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明は、次ぎのように
して、上記目的を達成する。
【0036】(1) スライドドアをハーフラッチの状態
から全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段
と、これを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め
込みを要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉
止するときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる
直前に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み
制御手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアを
ハーフラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み
制御手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動
手段を作動するようにしてなるスライドドアの締め込み
制御方法において、ドアロックの施錠状態を解錠するハ
ンドルに連係して、ハンドルが解錠方向に操作した状態
を検知状態として検出するハンドルスイッチが検知状態
から非検知状態に変化した後、スライドドアのハーフラ
ッチ状態を検知状態として検出するハーフラツチスイッ
チが検知状態になったとき、ドアの締め込み駆動手段を
作動させる。
【0037】(2) スライドドアをハーフラッチの状態
から全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段
と、これを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め
込みを要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉
止するときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる
直前に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み
制御手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアを
ハーフラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み
制御手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動
手段を作動するようにしてなる車輌用スライドドアの締
め込み制御方法において、ドアロックの施錠状態を解錠
するハンドルに連係して、ハンドルが解錠方向に操作し
た状態を検知状態として検出するハンドルスイッチが検
知状態になった後、ハンドルスイッチが設定時間以上検
知状態を維持し、スライドドアのハーフラッチ状態を検
知状態として検出するハーフラツチスイッチが検知状態
になったとき、ドアの締め込み駆動手段を作動させる。
【0038】(3) スライドドアをハーフラッチの状態
から全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段
と、これを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め
込みを要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉
止するときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる
直前に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み
制御手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアを
ハーフラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み
制御手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動
手段を作動するようにしてな車輌用スライドドアの締め
込み制御方法において、ドアロックの施錠状態を解錠す
るハンドルに連係して、ハンドルが解錠方向に操作した
状態を検知状態として検出するハンドルスイッチが検知
状態から非検知状態に変化した時点で、スライドドアの
ハーフラッチ状態を検知状態として検出するハーフラッ
チスイッチが非検知状態となっていたら、その後ハーフ
ラツチスイッチが検知状態となったとき、ドアの締め込
み駆動手段を作動させる。
【0039】(4) スライドドアをハーフラッチの状態
から全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段
と、これを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め
込みを要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉
止するときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる
直前に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み
制御手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアを
ハーフラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み
制御手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動
手段を作動するようにしてなる車輌用スライドドアの締
め込み制御方法において、ドアロックの施錠状態を解錠
するハンドルに連係して、ハンドルが解錠方向に操作し
た状態を検知状態として検出するハンドルスイッチが検
知状態から非検知状態に変化した時点から、スライドド
アのハーフラッチ状態を検知状態として検出するハーフ
ラツチスイッチが非検知状態を保って一定時間経過した
後、ハーフラツチスイッチが検知状態となったとき、ド
アの締め込み駆動手段を作動させる。
【0040】(5) スライドドアをハーフラッチの状態
から全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段
と、これを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め
込みを要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉
止するときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる
直前に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み
制御手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアを
ハーフラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み
制御手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動
手段を作動するようにしてなる車輌用スライドドアの締
め込み制御方法において、ドアロックの施錠状態を解錠
するハンドルに連係して、ハンドルが解錠方向に操作し
た状態を検知状態として検出するハンドルスイッチが検
知状態となった後、スライドドアのハーフラッチ状態を
検知状態として検出するハーフラツチスイッチが非検知
状態となり、その後ハーフラッチ状態を検知状態として
検出するハーフラツチスイッチが検知状態となったと
き、ドアの締め込み駆動手段を作動させる。
【0041】(6) スライドドアをハーフラッチの状態
から全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段
と、これを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め
込みを要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉
止するときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる
直前に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み
制御手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアを
ハーフラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み
制御手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動
手段を作動するようにしてなる車輌用スライドドアの締
め込み制御方法において、ドアロックの施錠状態を解錠
するハンドルに連係して、ハンドルが解錠方向に操作し
た状態を検知状態として検出するハンドルスイッチが検
知状態になった後、その検知状態を維持して設定時間経
過するとともに、その後ハンドルスイッチが非検知状態
を維持して一定時間経過した後、スライドドアのハーフ
ラッチ状態を検知状態として検出するハーフラツチスイ
ッチが検知状態となったとき、ドアの締め込み駆動手段
を作動させる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明方法
の実施の要領を説明する。図1及び図2は、本発明の請
求項1に記載の方法の実施要領を示すフローチャートと
タイムチャートである。
【0043】図1に示すフローチャートは、図14に示
す、本発明が適用されるスライドドア制御システムにお
ける待機モードのステップ(S8)の出力の端子(16)と、
電源電圧で作動するステップ(S6)の入力の端子(17)の
間に接続して、本発明方法に基づく制御を行うようにし
た例である。
【0044】なお、以下に行う請求項1〜6の各発明の
説明において、ドア(1)、車体(2)、コントローラ
(4)、各検出スイッチ(8)〜(11)等の構成は、図13に
示す本発明が適用される従来のスライドドア制御システ
ムと同じである各構成要素に関する説明は、図13に付
した符号に基づいて行う。
【0045】各スイッチのオン−オフ状態は、所要検知
部の検知状態をオン状態とし、このときの論理信号の電
圧レベルを、低電圧レベル(L)に対応させてある。こ
れにより、所要検知部の非検知状態は、オフ状態に対応
し、このときの論理信号レベルは、高電圧レベル(H)
に対応している。なお、スイッチのオフ状態、及び論理
信号の高電圧レベル(H)を、所要検出部の検知状態
に、それぞれ対応させることもできる。
【0046】図1において、ステップ(S20)は、ハンド
ルスイッチ(8)がオンの状態からオフの状態に変化する
のを判別し、オンからオフへ変化した時点を検出する
と、ステップ(S21)で、待機モードのフラグを下げて、
待機モードを解除する。
【0047】その結果、図2に示す如く、図14のフロ
ーチャートの制御において、待機モードが解除された後
に、ハーフラッチスイッチ(9)のオンがステップ(S4)
で検出されると、クロージャ作動制御のステップ(S5)
をもって、一連のドア締め込み動作を行い、駆動モータ
(5)を作動する。
【0048】このように制御することにより、コントロ
ーラ(4)の電源(12)の放電時間(T1)を長くし、給電コ
ネクター(7)の瞬断に対して誤動作を起こし難くした場
合でも、ドア(1)を実際に早く開閉したときのクロージ
ヤの不作動を防止することができる。
【0049】すなわち、ドアの全閉状態からドアを開け
るには、必ずアウト(イン)サイドハンドルを引くの
で、ハンドルスイッチスイッチ(8)の作動状態を検出し
て、ハンドルが引かれて、ハンドルスイッチ(8)がオン
状態となり、ドア(1)が開けられたと判断した時は、コ
ントローラ(4)が待機モードになっている時でも、ハン
ドルスイッチがオフした時点でこれを解除し、その後、
ハーフラッチスイッチがオンになったときには、クロー
ジヤ作動制御を働かせる。
【0050】図3は、ステップ(S20)で示すハンドルス
イッチ(8)がオンからオフに変化した時点を検出するル
ーチンの詳細を示すものである。
【0051】図1のステップ(S20)の各端子(18)(19)(2
0)は、図3のものと対応している。端子(18)から入る制
御は、ステップ(S22)に制御を移し、そこで、ハンドル
スイッチ(8)のオン−オフ状態が判別され、オンであれ
ば、ステップ(S23)において、ハンドルスイッチ(8)が
オンのフラグの有無が調べられ、そのフラグが立ってな
ければ、ステップ(S24)でフラグを立て、その後、とも
に端子(20)に制御を移す。
【0052】ハンドルスイッチ(8)がオンになってフラ
グが立っている間は、ステップ(S23)を通り制御はルー
プしている。ハンドルスイッチ(8)がオンになって、フ
ラグが立った後に、ハンドルスイッチ(8)がオフする
と、制御はステップ(S25)に移るとともに、そこでフラ
グが検出されて、制御はステップ(S26)に移り、そこで
フラグが下ろされるとともに、オンからオフへの変化時
点を検出したとき、1度だけ出力端子(19)に制御が移さ
れる。
【0053】ハンドルスイッチ(8)がオフして、フラグ
が立っていないときは、ステップ(S22)とステップ(S2
5)を通り、端子(20)に制御が移る。このステップ(S20)
のルーチンは、ハンドルスイッチ(8)が、オンからオフ
に変化した時点で、1度だけ端子(19)に制御が移され
て、待機モードのフラグを下ろし、待機モードを解除す
る。
【0054】図4及び図5は、本発明の請求項2に記載
の方法の実施要領を示すフローチャートとタイムチャー
トである。図4に示すのフローチャートは、図14に示
す、本発明を適用するスライドドア制御システムにおけ
る待機モードのステップ(S8)の出力の端子(16)と、電
源電圧で作動するステップ(S6)の入力の端子(17)の間
に接続して、本発明方法に基づく制御を行う1例を示す
ものである。
【0055】ステップ(S27)は、ハンドルスイッチ(8)
がオン状態にあるか否かを判別し、オン状態にあれば、
ステップ(S28)においてカウンタ(K2)を増計数し、そ
のカウンタ(K2)の計数値(T2)は、ステップ(S29)にお
いて予め定めた設定値(B)と比較される。その計数値
(T2)が設定値(B)と等しいか、あるいは越えていれ
ば、ステップ(S30)において、カウンタ(K2)をクリア
するとともに、ステップ(S31)にて待機モードのフラグ
を下ろし、待機モードを解除する。
【0056】ステップ(S27)において、ハンドルスイッ
チ(8)がオフ状態にあると、制御はステップ(S32)に移
されて、カウンタ(K2)の計数値(T2)をゼロにリセット
するとともに、制御は端子(17)に移される。また、ステ
ップ(S29)において、カウンタ(K2)の計数値(T2)が設
定値(B)より小さいときは、端子(17)に制御を移す。
【0057】図5は、上記フローチャートに基づく制御
によるタイムチャートである。図5に示す如く、ハンド
ルスイッチ(8)が一定時間(B)以上オン状態を継続する
と、待機モードは解除され、待機モードが解除された時
点から後にハーフラッチスイッチ(9)がオンすると、ク
ロージャ作動制御のステップ(S5)により、駆動モータ
(5)は作動する。
【0058】ドア(1)を実際に開ける場合には、ラッチ
機構のラッチが解除され、ドアを開ける迄の時間は、ハ
ンドルスイッチ(8)はオン状態であるので、予め設定し
た一定の時間(B)以上オン状態が経過した場合にのみ、
クロージャ作動制御を作動させる。
【0059】したがって、ハンドルを引いたままの状態
でドアを開けて閉めた後に、ハンドルを戻すという場合
があるが、この場合、ハンドルスイッチ(8)がオン状態
のまま、ハーフラッチスイッチ(9)がオンすることにな
るが、図4による制御では、ハンドルを引いた状態、す
なわちハンドルスイッチ(8)がオンの状態のまま、待機
モードが解除され、かつハンドルを引いた状態のまま、
ハーフラッチスイッチ(9)が任意のタイミングで、オン
した時点で、駆動モータ(5)が作動するので、クロージ
ャを作動させることができる。
【0060】図6及び図7は、本発明の請求項3に記載
の方法の実施要領を示すフローチャートとタイムチャー
トである。図6に示すフローチャートは、図14に示
す、本発明が適用されるスライドドア制御システムにお
ける待機モードのステップ(S8)の出力の端子(16)と、
電源電圧で作動するステップ(S6)の入力の端子(17)の
間に接続して、本発明方法に基づく制御を行う例を示す
ものである。
【0061】ステップ(S33)は、図1のステップ(S20)
と同じように機能するもので、各端子(18)(19)(20)は、
図3の各端子と対応している。
【0062】ステップ(S34)は、ハーフラッチスイッチ
(9)のオフ状態を判別するもので、ハーフラッチスイッ
チ(9)がオフ状態にあると、ステップ(S35)により、待
機モードのフラグを下げて、待機モードを解除し、ハー
フラッチスイッチ(9)がオフでないとき、すなわちオン
しているときは、端子(17)に制御を移し、待機モードを
持続する。
【0063】図7は、上記フローチャートに基づいた制
御によるタイムチャートである。図7に示す如く、ステ
ップ(S33)が、最初にハンドルスイッチ(8)のオンから
オフへの変化を判別した時点では、ハーフラッチスイッ
チ(9)がオン状態にあって、待機モードは解除できな
い。
【0064】この例は、ハンドルを引いても、ラッチ機
構が解除されない状況に相当し、このように制御するこ
とにより、クロージャが無為に作動することがなくな
る。
【0065】次に、ステップ(S33)がハンドルスイッチ
(8)のオンからオフへの変化を判別した時点では、ハー
フラッチスイッチ(9)がオフ状態にあるから、待機モー
ドは解除され、その後、ハーフラッチスイッチ(9)がオ
ンするとき、図14のステップ(S4)がそれを判別し
て、ステップ(S5)のクロージャ作動制御により、駆動
モータ(5)は作動させられる。
【0066】図8及び図9は、本発明の請求項4に記載
の方法の実施要領を示すフローチャートとタイムチャー
トである。
【0067】図8に示すフローチャートは、図14に示
す、本発明を適用するスライドドア制御システムにおけ
る待機モードのステップ(S8)の出力の端子(16)と、電
源電圧で作動するステップ(S6)の入力の端子(17)の間
に接続して、本発明方法にく制御を行う1例を示すもの
である。
【0068】ステップ(S36)は、図3に示すステップ
(S20)におけるステップ(S26)を省いステップ(S20')
として機能するものであり、ハンドルスイッチ(8)がオ
ンからオフに変化した後は、端子(19)に制御が移るもの
である。なお各端子(18)(19)(20)は、図3の各端子と対
応している。
【0069】ステップ(S37)は、ハーフラッチスイッチ
(9)のオフ状態を判別するもので、ハーフラッチスイッ
チ(9)がオフ状態にあると、ステップ(S38)に制御を移
し、ステップ(S38)では、カウンタ(K3)の計数値(T3)
を増計数し、ステップ(S39)においてその計数値(T3)
を、予め設定した値(C)と比較し、その計数値(T3)が
設定値(C)より大きいか等しいときには、ステップ(S4
0)に制御を移して、そのステップ(S40)で、カウンタ
(K3)をゼロにリセットするとともに、ステップ(S26a)
においてハンドルスイッチオンフラグをクリアし、その
後でステップ(S41)に制御を移して、待機モードのフラ
グを下ろし、待機モードを解除する。
【0070】ステップ(S37)において、ハーフラッチス
イッチ(9)がオフ状態でないとき、すなわち、オン状態
のときには、ステップ(S42)へ制御を移して、カウンタ
(K3)の計数値(T3)をゼロにリセットするとともに、ス
テップ(S26b)においてハンドルスイッチオンフラグを
クリアして、端子(17)に制御を移す。また、ステップ
(S39)において、カウンタ(K3)の計数値(T3)が設定値
(C)より小さいときにも、端子(17)に制御を移す。
【0071】この発明は、ハンドルスイッチ(8)とハー
フラッチスイッチ(9)のオン−オフ状態の検出が、同時
に行えない場合に適用して、クロージャの作動、不作動
の不都合を解消するものである。
【0072】例えば、コントローラ(4)の入力ポート数
の制限等により、ハーフラッチスイッチ(9)、ハンドル
スイッチ(8)、フルスイッチ(10)を、図10に示すよう
に配線して、入力ポートを3個に減らすことができる。
【0073】ハンドルスイッチ(8)は、操作したときオ
ンする常開接点(8a)と、常開接点(8a)がオフしていると
きオンする常閉接点(8b)とを備える切り替えスイッチか
らなり、常閉接点(8b)、はハーフラッチスイッチ(9)と
直列接続して、制御回路(13)のハーフラッチスイッチの
入力ポートに接続されている。
【0074】常開接点(8a)は、フルスイッチ(10)と並列
して、ハンドスイッチ入力ポートに接続されている。中
立スイッチ(11)は、そのまま中立スイッチ入力ポートに
接続されている。
【0075】この場合、ハンドルを引きハンドルスイッ
チ(8)の常開接点(8a)がオンとなると同時に、ハーフラ
ッチスイッチ(9)のオン−オフ状態のずれにも拘わら
ず、コントローラ(4)のハーフススイッチの入力ポート
は、オフ状態(Hレベル)となる。
【0076】従って、ハンドルを戻した時、ハーフラッ
チスイッチ(9)のがオン状態でも、コントローラ(4)の
ハンドルスイッチ入力がオフ状態(Hレベル)となって
から、ハーフラッチスイッチ(9)の入力ポートがオン
(Lレベル)となるまで、ハンドルスイッチ(8)の切り
替わる分の時間遅れが発生する。
【0077】そのため、前記3項の制御ができないの
で、ハンドルスイッチ(8)の入力ポートがオフ状態(H
レベル)となって、時間(T3)以上経った時点で、ハー
フラッチスイッチ(9)の入力ポートがオフ状態(Hレベ
ル)の場合のみ、待機モードを解除して、その後ハーフ
ラッチスイッチ(9)がオン状態となったとき、ステップ
(S6)においてクロージヤ作動制御を作動させる。
【0078】図9は、図10のスイッチ構成の場合の上
記フローチャートに基づいた制御によるタイムチャート
である。図9の(a)は、ハンドルが十分に長い時間引
かれた通常のドア開閉操作における制御状態で、ハンド
ルスイッチ(8)の常開接点(8a)がオンし、それがオフし
た時点から、カウンタ(K3)計数が始まり、その計数値
(T3)が設定値(C)と等しくなった時点でもハーフラッ
チスイッチ(9)がオフ状態であれば、待機モードが解除
され、その後ハーフラッチスイッチ(9)の入力ポートが
オン状態になったとき、駆動モータ(5)が作動する。
【0079】図9の(b)は、少しのだけ引いてすぐ離
した状態のハンドル操作が行われた場合で、ハンドル操
作の引き込みストロークが少ないために、ハンドルスイ
ッチ(8)の切り替えの戻りが早く、常開接点(8a)から常
閉接点(8b)への切り替えが早いため、カウンタ(K3)が
設定値(C)に達するまで、計数値(T3)を計数する前に
ハーフラッチスイッチ(9)がオンしても、待機モードが
解除されていないので、駆動モータ(5)は作動できな
い。
【0080】図11は、本発明の請求項5に記載の方法
の実施要領を示すフローチャートである。図11に図示
のフローチャートは、図14に示す、本発明を適用する
スライドドア制御システムにおける待機モードのステッ
プ(S8)の出力の端子(16)と、電源電圧で作動するステ
ップ(S6)の入力の端子(17)の間に接続して、本発明方
法に基づく制御を行う一例を示すものである。
【0081】図11に示す制御は、ステップ(S42)にお
いてハンドルスイッチ(8)がオン状態であることが検出
された後、ステップ(S43)においてハーフラッチスイッ
チ(9)がオフ状態になればステップ(S44)において待機
モードを解除し、その後、ステップ(S4)においてハー
フラッチスイッチ(9)がオン状態になると、ステップ
(S5)でクロージャを作動する。
【0082】この場合は、前記図4の発明と同様に、ハ
ンドルを引いたままの状態でドアを開けて閉めた後に、
ハンドルを戻すという場合、ハンドルスイッチ(8)がオ
ン状態のまま、ハーフラッチスイッチ(9)がオフするこ
とになるが、そのまま待機モードが解除され、かつハー
フラッチスイッチ(9)が任意のタイミングで、オンした
時点で、駆動モータ(5)が作動するので、クロージャを
作動させることができる。また、ハンドルを引いた状態
でも、ラッチ機構が解除されない状況でのクロージャー
作動を防止することができる。
【0083】図12は、本発明の請求項6に記載の方法
の実施要領を示すフローチャートである。図12に図示
のフローチャートは、図14に示す、本発明を適用する
スライドドア制御システムにおける待機モードのステッ
プ(S8)の出力の端子(16)と、電源電圧で作動するステ
ップ(S6)の入力の端子(17)の間に接続して、本発明方
法に基づく制御を行う一例を示すものである。
【0084】図12に示す制御は、制御フローの前半
を、図8に示す請求項2の方法で制御し、制御フローの
後半を、図8に示す請求項4の方法で制御する。制御の
各ステップは、前述のものと同一制御を行うものには、
同一のステップ符号を付して、その説明の詳細は省略す
る。
【0085】なお、ステップ(S27)において、ハンドル
スイッチ(8)がオン状態でないと判別されて制御が移さ
れるステップ(S29')は、ハンドルスイッチ(8)がオン
からオフしたとき、ステップ(S29)の後を引き継いで、
以前はカウンタ(K2)の計数値(T2)が設定値(B)に等し
いか、それより大きかったことを、カウンタ(K3)に計
数値(T3)少なくとも1回以上計数があったこと、即
ち、(T3≠0)をもって判別して、カウンタ(K3)の計数
値(T3)がゼロ以外のときは、制御をステップ(S37)に
移す。計数値(T3)がゼロのときは、ステップ(S32)に
おいてカウンタ(K2)をゼロにクリアて、制御を端子(1
7)に移す。
【0086】これにより、ハーフラッチスイッチ(9)の
作動直前までハンドルスイッチ(8)が、予め定めた設定
値(B)の時間以上オン状態にあると、その後にハンドル
スイッチ(8)がオフ状態になってもステップ(S29')に
より、制御をステップ(S37)に移す。
【0087】その後、ステップ(S39)おいて、ハンドル
スイッチ(8)が設定値(C)の時間以上オフ状態を続けて
いると、ステップ(S30)、ステップ(S40)においてカウ
ンタ(K2)(K3)の計数値(T2)(T3)を、ほぼ同時にゼロ
にクリアするとともに、ステップ(S41)において待機モ
ードを解除する。この例は、請求項2と請求項4の論理
積したように作用をする。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を奏しうる。
【0089】(a) 請求項1〜6の発明によれば、コ
ントローラの電源の放電時間を長くして、給電コネクタ
ーの瞬断に対する誤動作を起こし難くした場合、ドアを
実際に早く開閉したときのクロージヤの不作動を防止す
ることができる。
【0090】(b) 請求項4の発明によれば、ハンド
ルスイッチとハーフラッチスイッチのオン−オフ状態の
検出を、同時に行えない場合に適用して、クロージャの
作動、不作動の不都合を解消っしうる。
【0091】(c) 請求項3〜6の発明によれば、各
スイッチのオン−オフのタイミングと、機構部のバラツ
キにより、ハンドルスイッチがオンしたがロック機構の
施錠が解除されていない場合に、待機モードが解除され
てしまう不都合が解消される。
【0092】(d) 請求項2、5、6の発明によれ
ば、ハンドルを引いたまま、ドアを開閉したとき、クロ
ージャが不作動となる不都合も解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に記載の方法の実施要領を示
すフローチャートである。
【図2】図1のフローチャートに基づく制御のタイムチ
ャートである。
【図3】図1に示す要部ステップの詳細なフローチャー
トである。
【図4】本発明の請求項2に記載の方法の実施要領を示
すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートに基づく制御のタイムチ
ャートである。
【図6】本発明の請求項3に記載の方法の実施要領を示
すフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートに基づく制御のタイムチ
ャートである。
【図8】本発明の請求項4に記載の方法の実施要領を示
すフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートに基づく制御のタイムチ
ャートである。
【図10】コントローラの各入力ポートに接続される各
種の検知スイッチの他の接続例を示すブロック回路図で
ある。
【図11】本発明の請求項5に記載の方法の実施要領を
示すフローチャートである。
【図12】本発明の請求項6に記載の方法の実施要領を
示すフローチャートである。
【図13】本発明を適用するスライドドア制御システム
のブロック図である。
【図14】本発明を適用するスライドドア制御システム
の基本的制御を示すフローチャートである。
【図15】図14のフローチャートに基づく制御のタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
(1)ドア (2)車体 (3)案内レール (4)コントローラ (5)駆動モータ (6)バッテリー (7)給電コネクタ (7a)(7b)コネクタ (8)ハンドルスイッチ (8a)常開接点 (8b)常閉接点 (9)ハーフラッチスイッチ (10)フルスイッチ (11)中立スイッチ (12)電源回路 (13)制御回路 (14)駆動回路 (15)コンデンサ (16)(17)(18)(19)(20)端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドドアをハーフラッチの状態から
    全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段と、こ
    れを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め込みを
    要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉止する
    ときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる直前
    に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み制御
    手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアをハー
    フラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み制御
    手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動手段
    を作動するようにしてなるスライドドアの締め込み制御
    方法において、 ドアロックの施錠状態を解錠するハンドルに連係して、
    ハンドルが解錠方向に操作した状態を検知状態として検
    出するハンドルスイッチが検知状態から非検知状態に変
    化した後、スライドドアのハーフラッチ状態を検知状態
    として検出するハーフラツチスイッチが検知状態になっ
    たとき、ドアの締め込み駆動手段を作動させることを特
    徴とする車輌用スライドドアの全閉締め込み制御方法。
  2. 【請求項2】 スライドドアをハーフラッチの状態から
    全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段と、こ
    れを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め込みを
    要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉止する
    ときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる直前
    に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み制御
    手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアをハー
    フラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み制御
    手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動手段
    を作動するようにしてなる車輌用スライドドアの締め込
    み制御方法において、 ドアロックの施錠状態を解錠するハンドルに連係して、
    ハンドルが解錠方向に操作した状態を検知状態として検
    出するハンドルスイッチが検知状態になった後、ハンド
    ルスイッチが設定時間以上検知状態を維持し、スライド
    ドアのハーフラッチ状態を検知状態として検出するハー
    フラツチスイッチが検知状態になったとき、ドアの締め
    込み駆動手段を作動させることを特徴とする車輌用スラ
    イドドアの全閉締め込み制御方法。
  3. 【請求項3】 スライドドアをハーフラッチの状態から
    全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段と、こ
    れを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め込みを
    要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉止する
    ときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる直前
    に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み制御
    手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアをハー
    フラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み制御
    手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動手段
    を作動するようにしてな車輌用スライドドアの締め込み
    制御方法において、 ドアロックの施錠状態を解錠するハンドルに連係して、
    ハンドルが解錠方向に操作した状態を検知状態として検
    出するハンドルスイッチが検知状態から非検知状態に変
    化した時点で、スライドドアのハーフラッチ状態を検知
    状態として検出するハーフラッチスイッチが非検知状態
    となっていたら、その後ハーフラツチスイッチが検知状
    態となったとき、ドアの締め込み駆動手段を作動させる
    ことを特徴とする車輌用スライドドアの全閉締め込み制
    御方法。
  4. 【請求項4】 スライドドアをハーフラッチの状態から
    全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段と、こ
    れを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め込みを
    要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉止する
    ときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる直前
    に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み制御
    手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアをハー
    フラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み制御
    手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動手段
    を作動するようにしてなる車輌用スライドドアの締め込
    み制御方法において、 ドアロックの施錠状態を解錠するハンドルに連係して、
    ハンドルが解錠方向に操作した状態を検知状態として検
    出するハンドルスイッチが検知状態から非検知状態に変
    化した時点から、スライドドアのハーフラッチ状態を検
    知状態として検出するハーフラツチスイッチが非検知状
    態を保って一定時間経過した後、ハーフラツチスイッチ
    が検知状態となったとき、ドアの締め込み駆動手段を作
    動させることを特徴とする車輌用スライドドアの全閉締
    め込み制御方法。
  5. 【請求項5】 スライドドアをハーフラッチの状態から
    全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段と、こ
    れを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め込みを
    要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉止する
    ときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる直前
    に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み制御
    手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアをハー
    フラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み制御
    手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動手段
    を作動するようにしてなる車輌用スライドドアの締め込
    み制御方法において、 ドアロックの施錠状態を解錠するハンドルに連係して、
    ハンドルが解錠方向に操作した状態を検知状態として検
    出するハンドルスイッチが検知状態となった後、スライ
    ドドアのハーフラッチ状態を検知状態として検出するハ
    ーフラツチスイッチが非検知状態となり、その後ハーフ
    ラッチ状態を検知状態として検出するハーフラツチスイ
    ッチが検知状態となったとき、ドアの締め込み駆動手段
    を作動させることを特徴とする車輌用スライドドアの全
    閉締め込み制御方法。
  6. 【請求項6】 スライドドアをハーフラッチの状態から
    全閉状態に締め込むためのドア締め込み駆動手段と、こ
    れを制御するドアの締め込み制御手段とを、締め込みを
    要するスライドドアに内蔵し、スライドドアを閉止する
    ときに、スライドドアがハーフラッチ状態になる直前
    に、前記ドア締め込み駆動手段及びドアの締め込み制御
    手段へ、車体側から電源を供給し、スライドドアをハー
    フラッチ状態から全閉状態にするときに、締め込み制御
    手段がハーフラッチ状態を検出して、締め込み駆動手段
    を作動するようにしてなる車輌用スライドドアの締め込
    み制御方法において、 ドアロックの施錠状態を解錠するハンドルに連係して、
    ハンドルが解錠方向に操作した状態を検知状態として検
    出するハンドルスイッチが検知状態になった後、その検
    知状態を維持して設定時間経過するとともに、その後ハ
    ーフラッチスイッチが非検知状態を維持して一定時間経
    過した後、スライドドアのハーフラッチ状態を検知状態
    として検出するハーフラツチスイッチが検知状態となっ
    たとき、ドアの締め込み駆動手段を作動させることを特
    徴とする車輌用スライドドアの全閉締め込み制御方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004322725A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Aisin Seiki Co Ltd 車両ドア制御装置
CN100370109C (zh) * 2003-05-15 2008-02-20 松下电器产业株式会社 移动体开启和关闭的控制设备
DE10029841B4 (de) * 1999-06-18 2009-10-22 Ohi Seisakusho Co., Ltd., Yokohama Verschlußvorrichtung für eine Fahrzeugtür
JP2010076565A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Aisin Seiki Co Ltd オープンルーフ開閉装置
CN104695827A (zh) * 2015-03-16 2015-06-10 张慧慧 一种开门关门2分钟后自动落锁的防火门

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