JPH10183712A - 遠隔操作式開栓装置 - Google Patents
遠隔操作式開栓装置Info
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- JPH10183712A JPH10183712A JP35509296A JP35509296A JPH10183712A JP H10183712 A JPH10183712 A JP H10183712A JP 35509296 A JP35509296 A JP 35509296A JP 35509296 A JP35509296 A JP 35509296A JP H10183712 A JPH10183712 A JP H10183712A
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Abstract
有効容積を狭める割合が少なく、構造及び操作も簡単で
故障の発生が少ないといった利点を有する遠隔操作式開
栓装置を安価に提供すること。 【解決手段】 本発明に係る遠隔操作式開栓装置は、頂
部に排水口1aの栓蓋3bを備えた昇降杆3aの下方部
に下窄みテーパー状の摺接部3c1と通水部3c2を備え
た上昇ガイド部材3cを設け、この上昇ガイド部材3c
の下窄みテーパー状の摺接部3c1に、遠隔操作により
進退する押動部材6を、その先端を対向させて横向きに
配置し、この押動部材6の前進動作により、その先端を
上昇ガイド部材3cの下窄みテーパー状の摺接部3c1
に当接摺動させ、その摺動作用により上昇ガイド部材3
cを介し昇降杆3a及び栓蓋3bを上昇させて排水口1
aを開口させるように構成されている。
Description
置に関し、さらに詳しくは、洗面槽、浴槽、台所の流し
などの排水口の栓蓋を所謂「ポップアップ方式」により
開栓する装置の改良に関する。
従来より多種多様のタイプのものが提供されており、例
えば実開平5−54678号公報、実開平6−4606
8号公報、実公平7−20222号公報に夫々開示され
ているように、頂部に排水口の栓蓋を備えた昇降杆の下
側部にレバーを配設し、このレバーを遠隔操作により上
方に回動(枢動)させて昇降杆及び栓蓋を押上げて開栓
するように構成した装置が知られている。
作により進退するワイヤの先端により、直接的又は間接
的に栓蓋を押上げて開栓するように構成した装置も知ら
れている。
技術のうちの前者の場合は、昇降杆の下側部にレバーを
配設するためのスペース及びこのレバーを上下に回動さ
せるためのスペースが必要であるため、例えば洗面槽の
場合は、その下部のユニットの容積が狭くなってユニッ
トの有効利用度を低下させる問題があると共に、レバー
を円滑に上下回動させるための構造を付加する必要があ
り、故障の発生も多いといった問題がある。
は、開栓状態を確実に保持するための複雑な構造のロッ
ク機構を付加する必要があるため、コスト高になると共
に、故障の発生率が高く、簡便容易に保守点検を行ない
難いといった問題がある。
題として研究開発されたもので、各種の水廻り装備品に
おける排水口の下部の有効容積を狭める割合が少なく、
構造及び操作も簡単で故障の発生が少ないといった利点
を有する遠隔操作式開栓装置を安価に提供することを目
的とする。
の目的を達成する手段として、本発明は、頂部に排水口
の栓蓋を備えた昇降杆の下方部に下窄みテーパー状の摺
接部と通水部を備えた上昇ガイド部材を設け、この上昇
ガイド部材の下窄みテーパー状の摺接部に、遠隔操作に
より進退する押動部材を、その先端を対向させて横向き
に配置し、この押動部材の前進動作により、その先端を
上昇ガイド部材の下窄みテーパー状の摺接部に当接摺動
させ、その摺動作用により上昇ガイド部材を介し昇降杆
及び栓蓋を上昇させて排水口を開口させるように構成し
たことを特徴とする遠隔操作式開栓装置を提供するもの
である。
隔操作式開栓装置において、復元弾性を有する可撓性部
材により押動部材を構成した遠隔操作式閉栓装置、及び
非可撓性部材により押動部材を構成した遠隔操作式開栓
装置、及び昇降杆の下方部に取付けた目皿により上昇ガ
イド部材を構成した遠隔操作式開栓装置を夫々提供する
ものである。
付図面に基づいて説明すれば、図1は本発明の第1の実
施の形態を示すもので、同図において、Aは排水装置本
体を示し、Bは排水装置本体Aの排水栓の遠隔操作機構
を示している。
の形態では、オーバーフロー型洗面槽Wの排水管取付孔
W1に挿設した排水基管1と、この排水基管1の下部に
連結した排水導出管2と、排水基管1の排水口1aを開
閉する排水栓本体3とから構成されており、排水基管1
には洗面槽Wからのオーバーフロー水の導入口1b及び
上部の目皿1cが設けられている。
は、後述する遠隔操作機構Bの操作により進退する押動
部材を収容するため套管2aが外方に向かって水平に突
設されている。
法の昇降杆3aの頂部に排水口1aの栓蓋3bを一体的
に設けると共に、下方部に目皿から成る昇降杆3aの上
昇ガイド部材3cを一体的に設けて構成されている。
3cは、外周に目皿特有の下窄みテーパー状の摺接部3
c1を備えると共に、複数の通水部3c2を備えており、
このようにして構成された排水栓本体3を上記排水口1
aから排水基管1、排水導出管2内に挿通して、その栓
蓋3bにより排水口1aを被蓋密閉した際に、目皿から
成る上昇ガイド部材3cの下窄みテーパー状の摺接部3
c1の上方部が、前記押動部材を収容する套管2aの内側
開口部に位置するように寸法設計されている。
の実施の形態では、洗面槽Wのエプロン部W2に貫通固
設した套管4内に、頂部に把手5aを備え、下端部に所
要長さのピアノ線などの鋼線5bを取付けた操作杆5を
昇降自在に密に挿嵌すると共に、前記排水導出管2の外
側面に突設した套管2a内に、この実施の形態では、図
4の(イ)に明示するように、密に捲回したコイルスプ
リング即ち、復元弾性を有する可撓性部材から成る押動
部材6を挿入し、該押動部材6の基端部に一体的に固設
した硬質合成樹脂製の係合部6a内に、上記操作杆5の
鋼線5bの先端拡大頭部5b1を埋設係合して構成され
ている。なお、図において、7は鋼線5bの挿通チュー
ブ、8は緊締ナットを示すものである。
使用状態を作用、効果と共に説明すれば、排水基管1の
排水口1aの栓蓋3bを上昇して開栓する場合は、遠隔
操作機構Bの把手5aを把持して矢印方向に押込み、操
作杆5を降下させて鋼線5bを前進させ、該鋼線5bの
先端に係着した押動部材6を套管2a内で前進させれば
よい。
から成る上昇ガイド部材3cの下窄みテーパー状の摺接
部3c1に当接して摺動し、その摺動作用により該上昇ガ
イド部材3cを介して昇降杆3a及び栓蓋3bを矢印方
向に上昇させるので、栓蓋3bは点線で示す位置まで上
がって排水口1aは開口され、洗面槽W内に溜っていた
水は確実に排水されるものであり、排水が終了したら、
把手5aを反矢印方向に引上げて操作杆5、鋼線5b及
び押動部材6を実線で示す元の位置に後退復帰させれば
よく、押動部材6が後退すると、排水栓本体3は自重に
より排水管内を降下して、その栓蓋3bにより排水口1
aを覆閉するものである。
6は、その先端を上昇ガイド部材3cの側面に対向させ
て横向きに配置してあって、横方向に進退して栓蓋3b
を開閉動作するものであるから、既述したレバータイプ
の場合のように排水栓本体の昇降杆の下側のスペースを
レバー、その他の部材で占めることがなく、従って洗面
槽下部の収納ユニットの有効容積を狭めることがなく、
ユニット内を有効に利用できる利点がある。
部の目皿を上昇ガイド部材3cとして兼用させているの
で、二段構えで目皿のキャッチ作用を活用させつゝ経済
的に上昇ガイド部材3cを形設でき、構造も簡単である
から故障が少なく安価に提供できると共に、保守点検も
容易である。
スプリング即ち、復元弾性を有する可撓性部材で構成し
たので、開栓状態にある時に、誤って栓蓋3bを手など
で押込んでも、押動部材6は弾曲して折損することがな
く安全に対応でき、且つ押込圧力が解除されると円滑に
元の状態に戻り得る。
示しており、第1の実施の形態と相違しているのは、上
昇ガイド部材の構造と、上下二段に設けた下部の目皿の
配設位置のみであって、その他の点では殆ど相違しな
い。したがって、第1の実施の形態と同一の部分には同
一の符号が付してある。
は、図2に略示したように、排水導出管2の上方部内面
に突設した環状の受止部10上に硬質合成樹脂製のリン
グ状体9aを昇降自在に載置し、このリング状体9aの
周縁の少くとも一個所に硬質合成樹脂製の細巾の板状体
から成る下窄みテーパー状の摺接部9bを設けると共
に、通水部9cを設けて構成されており、下部の目皿1
1をオーバーフロー水の導入口1bの下辺縁に接近させ
て排水栓本体3の昇降杆3aに取付けてある。
していないが、上昇ガイド部材9を構成しているリング
状体9aの中心部に設けた架橋(図示せず)及び突起1
2を介して昇降杆3aを上昇ガイド部材9上に一体的に
立設してあり、上記のように構成した上昇ガイド部材9
の下窄みテーパー状の摺接部9bを押動部材6の先端部
に対向させて配置してある。この実施の形態の作用、効
果は第1の実施の形態の場合と殆ど相違しないが、下部
の目皿11を上昇ガイド部材9と兼用させていないの
で、若干コスト高になる問題がある。
における排水栓本体3のみを示しており、上記第2の実
施の形態と相違しているのは、昇降杆3aの下端に設け
た上昇ガイド部材13を4枚の突片13aの外側面から
成る下窄みテーパー状の摺接部13bにより構成すると
共に、各突片13a間の各間隙により通水部13cを構
成した点と、上方の目皿1cを昇降杆3aに取付けた点
のみであって、その作用、効果は第2の実施の形態と殆
ど相違しない。
(ニ)は夫々押動部材6の異なった態様を示しており、
以下、これらについて説明するが、図4の(イ)に示す
押動部材6については、第1の実施の形態で説明したの
で、その説明を省略する。
実施の形態で述べたように、密に捲回したコイルスプリ
ングから構成された復元弾性を有する可撓性部材である
ため、その可撓性による作用、効果は第1の実施の形態
の場合と同一であるが、この押動部材6の基端部に一体
に設けられた進退操作体は鋼線5bではなく、剛性を備
えた非可撓性部材の細棒5cから構成されている。従っ
て、この非可撓性部材の細棒5cに一体的に連結した押
動部材6は、遠隔操作機構Bを横向きに配設して、操作
杆5を横方向に進退させる場合に適用するものである。
回したコイルスプリングではなく、剛性を備えた硬質合
成樹脂、その他の非可撓性の部材から成る短い細棒で構
成されており、その基端部の係合部6a内に、前記操作
杆5の鋼線5bの先端拡大頭部5b1を埋設係合したも
のである。
図4の(ロ)に示した、剛性を備えた非可撓性部材の長
い細棒5cから成る進退操作体自体の先端部分で構成さ
れているので、この押動部材6は遠隔操作機構Bを横向
きに配設して、その操作杆5を横方向に進退させる場合
に適用するものである。
説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、例えば洗面槽以外に、浴槽、台所の流しなど
の排水口の栓蓋にも適用できるものであって、発明の目
的を達成でき且つ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の設計変更が可能であることは当然である。
端を上昇ガイド部材の側面に対向させて横向きに配置し
てあって、横方向に進退して栓蓋を開閉動作するもので
あるから、既述したレバータイプの場合のように排水栓
本体の昇降杆の下側のスペースをレバー、その他の部材
で占めることがなく、例えば洗面槽下部の収納ユニット
の有効容積を狭めることがなく、ユニット内を有効に利
用できる多大な利点があると共に、構造が簡単であるた
め故障が少なく、保守点検も容易であり、且つ安価に提
供できる利点がある。
復元弾性を有する可撓性部材により押動部材を構成した
ので、上記の利点に加えて、開栓状態にある時に、誤っ
て栓蓋を手などで押込んでも、押動部材は弾曲して折損
することがなく安全に対応できる利点があり、且つ押込
圧力が解除されると円滑に元の状態に戻り得る。
昇降杆の下方部に取付けた目皿により上昇ガイド部材を
構成したので、前記の利点に加えて、目皿としての機能
を発揮させつゝガイド効果を達成でき、一層経済的で安
価に提供できる。
面図である。
面図である。
のみを示す斜視図である。
れぞれ押動部材の異なった実施の形態を示す正面図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 頂部に排水口の栓蓋を備えた昇降杆の下
方部に下窄みテーパー状の摺接部と通水部を備えた上昇
ガイド部材を設け、この上昇ガイド部材の下窄みテーパ
ー状の摺接部に、遠隔操作により進退する押動部材を、
その先端を対向させて横向きに配置し、この押動部材の
前進動作により、その先端を上昇ガイド部材の下窄みテ
ーパー状の摺接部に当接摺動させ、その摺動作用により
上昇ガイド部材を介し昇降杆及び栓蓋を上昇させて排水
口を開口させるように構成したことを特徴とする遠隔操
作式開栓装置。 - 【請求項2】 復元弾性を有する可撓性部材により押動
部材を構成した請求項1に記載の遠隔操作式閉栓装置。 - 【請求項3】 非可撓性部材により押動部材を構成した
請求項1に記載の遠隔操作式開栓装置。 - 【請求項4】 昇降杆の下方部に取付けた目皿により上
昇ガイド部材を構成した請求項1、2、3のいづれか一
に記載の遠隔操作式開栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35509296A JP2884234B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 遠隔操作式開栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JPH10183712A true JPH10183712A (ja) | 1998-07-14 |
JP2884234B2 JP2884234B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=18441895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35509296A Expired - Lifetime JP2884234B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 遠隔操作式開栓装置 |
Country Status (1)
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004116228A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Toto Ltd | ヘアーキャッチャー |
JP2006266045A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 排水栓 |
KR101106539B1 (ko) | 2005-07-30 | 2012-01-20 | (주)엘지하우시스 | 세면대용 배수장치 |
JP2012036558A (ja) * | 2010-08-03 | 2012-02-23 | Nippon Alpha:Kk | 排水栓装置 |
JP2012041681A (ja) * | 2010-08-14 | 2012-03-01 | Nobuo Taguchi | 浴槽栓及びその浴槽栓を用いた風呂水再使用システム |
JP2017036619A (ja) * | 2015-08-11 | 2017-02-16 | 丸一株式会社 | 遠隔操作式排水栓装置 |
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---|---|---|---|---|
JP3889143B2 (ja) * | 1998-01-14 | 2007-03-07 | 丸一株式会社 | 遠隔操作式の排水栓開閉装置 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP35509296A patent/JP2884234B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
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