JPH10183418A - 物品のコーディネート支援装置および物品のコーディネート画像の表示方法および物品の製造方法 - Google Patents

物品のコーディネート支援装置および物品のコーディネート画像の表示方法および物品の製造方法

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JPH10183418A
JPH10183418A JP9292373A JP29237397A JPH10183418A JP H10183418 A JPH10183418 A JP H10183418A JP 9292373 A JP9292373 A JP 9292373A JP 29237397 A JP29237397 A JP 29237397A JP H10183418 A JPH10183418 A JP H10183418A
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JP9292373A
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Junichi Takinami
純一 滝波
Noritsune Sekiguchi
憲恒 関口
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現物がなくとも、衣服や装飾具を自由に組み
合わせて、かつ衣服や装飾具の色や柄を変更したときの
状態を確認することができ、イージーオーダー販売等に
おいて注文前に総合的にコーディネートの良否を判断可
能とする、コーディネート支援装置および物品のコーデ
ィネート画像表示方法を提供すること。 【解決手段】 物品情報記憶手段に記憶された少なくと
も2つ以上の物品の画像を検索し、検索された2つ以上
の画像を組み合わせた組合わせ画像を作成し、組合わせ
画像中の物品の色および/または柄を決定して色柄決定
済み画像を作成し表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、衣服のイージー
オーダー販売において、限定的ではないがさらに好適に
は婦人服のイージーオーダー販売において、顧客がデザ
インや生地の組み合わせを決定することを支援するコー
ディネート支援装置に関する。また、本発明は、かかる
物品のコーディネート画像表示方法および物品の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衣服のイージーオーダー販売にお
いて、衣服の組み合わせや、適用する生地や衣服の付属
品を決定する際、最終出来上がり状態を予測することは
難しく、出来上がった後に、顧客のイメージしていた品
物と違ってしまう場合があった。また、顧客のイメージ
していた品物と異なる品物が出来上がることを恐れて、
新しい生地や衣服の付属品の色柄や、顧客の持っている
衣服と全く異なるタイプの衣服の製作および購入が躊躇
される場合や、イージーオーダーそのものを利用できな
い場合があった。
【0003】これらは、イージーオーダー販売において
は、2つのことが注文前に確認できないことから起こ
る。1つは、イージーオーダー販売においては、適用す
る生地や衣服の付属品を顧客が選べるが、顧客が選んだ
生地や衣服の付属品を適用した時、出来上がり状態がど
のようになるかを事前に確認できないことである。もう
1つは、イージーオーダー販売においては、注文しよう
としている品物が注文時に存在しないため、オーダーす
る品物と別の品物、あるいはオーダーする品物どうしを
組み合わせたときの組み合わせ状態がどのようになるか
を事前に確認できないことである。
【0004】顧客が選んだ生地を適用したとき、出来上
がり状態がどのようになるかを事前に確認できないとい
う問題に対しては、例えば衣服の形状を規定するデータ
を使用し、コンピュータで生地の画像データを衣服の画
像データに合成して表示し、出来上がり状態を確認する
方法が、特開昭55−93808号公報に開示されてい
る。この手法は、紳士用スーツなどの、上下、例えばジ
ャケットとパンツなどの組み合わせが固定的なものには
好適であるが、あらかじめ用意した画像データ中の組み
合わせ以外の衣服や装飾具の組み合わせで、出来上がり
状態を確認することができなかった。このため、特に婦
人服では重要な、ジャケットとパンツあるいはスカート
などの上下の組み合わせを変えたときのコーディネート
の良否や、ブラウスとジャケットなどのインナーウエア
とアウターウエアの組み合わせを変えたときのコーディ
ネートの良否や、靴や鞄、アクセサリーなどの装身具と
のコーディネートの良否が判断できなかった。
【0005】衣服や装飾具の組み合わせを確認する手法
については、従来より、ハンガーに架かった衣服を重ね
てみたり、実際に試着したりして、組み合わせ状態を確
認していた。あるいは、実際に存在する衣服や装飾具の
画像データを保存し、それらを組み合わせた状態をコン
ピュータの画面上に表示して組み合わせ状態を確認する
手法が、特開平7−243112号公報に開示されてい
る。これらは、いずれも既存の衣服や装飾品を対象とし
た手法で、イージーオーダー販売のように注文後製造す
る場合には適用が困難である。
【0006】衣服のイージーオーダー販売において、上
述した問題の他に、衣服のマスター型紙を作成した時に
想定した生地と大きく異なる生地が適用されると、衣服
の出来上がり状態が悪くなるという問題もあった。通常
衣服のイージーオーダー販売においては、マスター型紙
と呼ばれる人間の標準体型をもとにして作成した型紙が
あって、顧客の体型と標準体型の差に基づいてマスター
型紙を修正して、顧客用の型紙を作成する。ところで、
型紙と使用する生地の間には密接な関係があって、例え
ば厚手の生地を使う場合と薄手の生地を使う場合では、
同じ標準体型に基づいてした型紙であっても、それぞれ
違うものとなる。このため、従来イージーオーダー販売
においては、顧客用の型紙を作成する人が、生地の特性
も考慮して顧客用の型紙を作成していた。しかし、生地
の特性まで加味してマスター型紙から顧客用の型紙を作
成できるようになるには長い経験が必要で、しばしば出
来上がり状態が悪くなることがあった。また、最近では
コンピュータを使って、標準体型と顧客の体型の差の情
報を入力すると顧客用の型紙を自動作成する、グレーデ
ィングシステムと呼ばれるシステムも使用されるが、こ
のようなシステムでは生地の特性まで加味して顧客用型
紙を作成できないため、受注時にその衣服のマスター型
紙を作った時に想定した生地と類似の生地しか顧客に選
ばせないようにしなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、現物
がなくとも、衣服や装飾具を自由に組み合わせて、かつ
衣服や装飾具の色や柄を変更したときの状態を確認する
ことができ、イージーオーダー販売等において注文前に
総合的にコーディネートの良否を判断可能とする、コー
ディネート支援装置および物品のコーディネート画像表
示方法を提供することにある。
【0008】第2の目的は、イージーオーダー販売にお
いて顧客が生地を選ぶ際、マスター型紙を作成したとき
に想定した生地と類似の生地を選べるようにする、コー
ディネート支援装置および物品のコーディネート画像表
示方法を提供することにある。
【0009】第3の目的は、上記コーディネート画像の
表示方法により表示された画像に基づいて衣服および/
または装身具を製造する物品の製造方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明によれば、物品に関する画像を含む物品情
報を記憶する物品情報記憶手段と、前記物品情報記憶手
段から物品の画像を検索する物品画像検索手段と、前記
物品画像検索手段によって検索された2つ以上の画像を
組み合わせた画像を作成する組み合わせ画像作成手段
と、前記組み合わせ画像作成手段によって作成された画
像中の物品の色および/または柄を変更した画像を作成
する色柄変更画像作成手段と、前記色柄変更画像作成手
段によって作成された画像を表示する表示手段を有する
ことを特徴とするコーディネート支援装置が提供され
る。
【0011】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記物品情報記憶手段は前記物品の画像に対応した形状規
定情報を記憶するものであり、前記色柄変更画像作成手
段は前記物品情報記憶手段に記憶された形状規定情報に
基づいて物品の色および/または柄を変更することを特
徴とする、コーディネート支援装置が提供される。
【0012】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記物品情報記憶手段は物品の属性情報を記憶するもので
あり、前記物品画像検索手段は前記物品情報記憶手段に
記憶された物品の属性情報に基づいて物品の画像を検索
する手段を含むものであることを特徴とする、コーディ
ネート支援装置が提供される。
【0013】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記組み合わせ画像作成手段は、物品の組み合わせ順序に
関する知識に基づいて画像を作成するものであることを
特徴とする、コーディネート支援装置が提供される。
【0014】また、本発明の別の態様によれば、物品に
関する3次元モデルを含む情報を記憶する物品モデル情
報記憶手段と、前記物品モデル情報記憶手段から物品の
3次元モデルを検索する物品モデル検索手段と、前記物
品モデル検索手段によって検索された2つ以上の3次元
モデルを組み合わせた3次元モデルを作成する組み合わ
せモデル作成手段と、前記組み合わせモデル作成手段に
よって作成された3次元モデル中の物品の色および/ま
たは柄を設定した画像を作成する3次元色柄設定画像作
成手段と、前記3次元色柄設定画像作成手段によって作
成された画像を表示する表示手段を有することを特徴と
するコーディネート支援装置が提供される。
【0015】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記物品モデル情報記憶手段は物品の属性情報を記憶する
ものであり、前記物品モデル検索手段は前記物品モデル
情報記憶手段に記憶された物品の属性情報に基づいて前
記物品モデル情報記憶手段から物品の3次元モデルを検
索する手段を含むものであることを特徴とする、コーデ
ィネート支援装置が提供される。
【0016】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記組み合わせモデル作成手段は、物品の組み合わせ順序
に関する知識に基づいて3次元モデルを作成するもので
あることを特徴とする、コーディネート支援装置が提供
される。
【0017】また、本発明の別の態様によれば、複数の
物品を組み合わせた画像および該画像を構成する物品の
対応情報を含む物品組み合わせ情報を記憶する物品組み
合わせ情報記憶手段と、前記物品組み合わせ情報記憶手
段に記憶された画像および物品との対応情報に基づいて
画像を検索する組み合わせ画像検索手段と、検索された
画像を表示する表示手段を有することを特徴とするコー
ディネート支援装置が提供される。
【0018】また、本発明の別の態様によれば、前記物
品組み合わせ情報記憶手段は物品の属性情報を記憶する
ものであり、前記組み合わせ画像検索手段は、前記物品
組み合わせ情報記憶手段に記憶された物品の属性情報と
画像および物品の対応情報に基づいて、前記複数の物品
を組み合わせた画像を検索するものであることを特徴と
する、コーディネート支援装置が提供される。
【0019】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記複数の物品を組み合わせた画像中の物品の色および/
または柄を変更した画像を作成する色柄変更画像作成手
段を有することを特徴とする、コーディネート支援装置
が提供される。
【0020】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記物品組み合わせ情報記憶手段は前記複数の物品を組み
合わせた画像に対応した形状規定情報を含み、前記色柄
変更画像作成手段は前記物品組み合わせ情報記憶手段に
記憶された形状規定情報に基づいて物品の色および/ま
たは柄を変更することを特徴とする、コーディネート支
援装置が提供される。
【0021】また、本発明の別の態様によれば、複数の
物品の3次元モデルを組み合わせた物品組み合わせモデ
ルおよび該モデルを構成する物品の対応情報を記憶する
物品組み合わせモデル情報記憶手段と、前記物品組み合
わせモデル情報記憶手段に記憶された3次元モデルと物
品の対応情報に基づいて前記組み合わせモデル情報記憶
手段から物品組み合わせモデルを検索する物品組み合わ
せモデル検索手段と、検索された3次元モデルを表示す
る表示手段を有することを特徴とするコーディネート支
援装置が提供される。
【0022】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記物品組み合わせモデル情報記憶手段は物品の属性情報
を記憶するものであり、前記組み合わせモデル検索手段
は、前記物品組み合わせモデル情報記憶手段に記憶され
た物品の属性情報と3次元モデルおよび物品の対応情報
に基づいて、前記物品組み合わせモデル記憶手段から物
品組み合わせモデルを検索するものであることを特徴と
する、コーディネート支援装置が提供される。
【0023】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記物品組み合わせモデル中の物品の色および/または柄
を設定した画像を作成する3次元色柄設定画像作成手段
を有することを特徴とする、コーディネート支援装置が
提供される。
【0024】また、本発明の好ましい態様によれば、色
および/または柄の画像と色および/または柄の属性情
報を含む色柄情報を記憶する色柄情報記憶手段と、該色
柄情報記憶手段に記憶された色および/または柄の属性
情報に基づいて色および/または柄の画像を検索する色
柄検索手段を有することを特徴とするコーディネート支
援装置が提供される。
【0025】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記物品は衣服および/または装身具であることを特徴と
する、コーディネート支援装置が提供される。
【0026】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記色柄は、生地および/または衣服の付属品の色および
/または柄であることを特徴とする、コーディネート支
援装置が提供される。
【0027】また、本発明の好まし態様によれば、物品
とその物品に適用可能な色および/または柄の対応情報
を記憶する物品色柄対応情報記憶手段を有することを特
徴とする、コーディネート支援装置が提供される。
【0028】また、本発明の好まし態様によれば、物品
とその物品に適用可能な材料および/または付属品との
対応情報を記憶する材料および/または付属品対応情報
記憶手段を有することを特徴とする、コーディネート支
援装置が提供される。
【0029】また、本発明の別の態様によれば、物品に
関する画像を含む物品情報を記憶する物品情報記憶手段
に記憶された少なくとも2つ以上の物品の画像を検索
し、該検索された2つ以上の画像を組み合わせた組み合
わせ画像を作成し、作成された組み合わせ画像中の物品
の色および/または柄を決定して色柄決定済み画像を作
成し、作成された色柄決定済み画像を表示することを特
徴とする物品のコーディネート画像の表示方法が提供さ
れる。
【0030】また、本発明の別の態様によれば、物品に
関する3次元モデルを含む情報を記憶する物品モデル情
報記憶手段に記憶された少なくとも2つ以上の物品の3
次元モデルを検索し、該検索された2つ以上のモデルを
組み合わせた組み合わせモデルを作成し、作成された組
み合わせモデル中の物品の色および/または柄を設定し
て色柄設定画像を作成し、該作成された色柄設定画像を
表示することを特徴とする、物品のコーディネート画像
の表示方法が提供される。
【0031】また、本発明の別の態様によれば、複数の
物品の組み合わせ画像と該画像を構成する物品の対応情
報を含む物品組み合わせ情報を記憶する物品組み合わせ
情報記憶手段に記憶された複数の物品の組み合わせ画像
を前記画像および前記物品の対応情報に基づいて画像を
検索し、検索された前記組み合わせ画像を表示すること
を特徴とするコーディネート画像の表示方法が提供され
る。
【0032】また、本発明の別の態様によれば、複数の
物品の3次元モデルを組み合わせた物品組み合わせモデ
ルと該モデルを構成する物品の対応情報を記憶する物品
組み合わせモデル情報記憶手段に記憶された物品組み合
わせモデルを前記モデルと物品の対応情報に基づいて検
索し、検索された前記組み合わせモデル中の物品の色お
よび/または柄を設定して色柄設定画像を作成し、作成
された色柄設定画像を表示することを特徴とする、物品
のコーディネート画像の表示方法が提供される。
【0033】また、本発明の別の態様によれば、衣服ま
たは装身具に関する画像を含む物品情報を記憶する物品
情報記憶手段に記憶された少なくとも2つ以上の衣服お
よび/または装身具の画像を検索し、該検索された2つ
以上の画像を組み合わせた組み合わせ画像を作成し、作
成された組み合わせ画像中の衣服および/または装身具
の色および/または柄を決定して色柄決定済み画像を作
成し、作成された色柄決定済み画像を表示し、表示され
た該色柄決定済み画像に基づいて前記衣服および/また
は装身具の色および/または柄を最終決定し、該最終決
定された衣服および/または装身具の色および/または柄
に基づいて衣服および/または装身具を製造することを
特徴とする選択とする物品の製造方法が提供される。
【0034】また、本発明の別の態様によれば、衣服お
よび/または装身具に関する3次元モデルを含む情報を
記憶する物品モデル情報記憶手段に記憶された少なくと
も2つ以上の物品の3次元モデルを検索し、該検索され
た2つ以上のモデルを組み合わせた組み合わせモデルを
作成し、作成された組み合わせモデル中の衣服および/
または装身具の素材および/または付属品の色および/
または柄を設定して色柄設定画像を作成し、該作成され
た色柄設定画像を表示し、表示された色柄設定画像に基
づいて前記衣服および/または装身具の素材および/ま
たは付属品を最終決定し、該最終決定に基づいて衣服お
よび/または装身具を製造することを特徴とする物品の
製造方法が提供される。
【0035】また、本発明の別の態様によれば、複数の
衣服および/または装身具の組み合わせ画像と該画像を
構成する衣服および/または装身具の対応情報を含む物
品組み合わせ情報を記憶する物品組み合わせ情報記憶手
段に記憶された複数の衣服および/または装身具の組み
合わせ画像を前記画像および前記衣服および/または装
身具の対応情報に基づいて画像を検索し、検索された前
記組み合わせ画像を表示し、表示された該色柄決定済み
画像に基づいて前記衣服および/または装身具の色およ
び/または柄を最終決定し、該最終決定された衣服およ
び/または装身具の色および/または柄に基づいて衣服お
よび/または装身具を製造することを特徴とする選択と
する物品の製造方法が提供される。
【0036】また、本発明の別の態様によれば、複数の
衣服および/または装身具の3次元モデルを組み合わせ
た物品組み合わせモデルと該モデルを構成する衣服およ
び/または装身具の対応情報を記憶する物品組み合わせ
モデル情報記憶手段に記憶された物品組み合わせモデル
を前記モデルと衣服および/または装身具の対応情報に
基づいて検索し、検索された前記組み合わせモデル中の
衣服および/または装身具の色および/または柄を設定
して色柄設定画像を作成し、作成された色柄設定画像を
表示し、表示された色柄設定画像に基づいて前記衣服お
よび/または装身具の色および/または柄を最終決定
し、該最終決定に基づいて衣服・装身具を製造すること
を特徴とする物品の製造方法が提供される。
【0037】また、本発明の記憶媒体によれば、上記の
コーディネート画像の表示方法の各手順をコンピュータ
を用いて実施できるようにコンピュータを動作させるソ
フトウェアを記憶した記録媒体が提供される。
【0038】
【発明の実施の形態】以下本発明を、本発明における物
品としてを衣服、装身具用いる婦人服のイージーオーダ
ーに適用した例について2例説明する。本発明の第1の
実施態様例として物品に関する画像を利用したコーディ
ネート支援装置およびコーディネート画像の表示方法お
よび物品の製造方法の例について説明し、次に本発明の
第2の実施態様例として物品に関する3次元モデルを利
用したコーディネート支援装置およびコーディネート画
像の表示方法および物品の製造方法の例について説明す
る。
【0039】図1は、本発明の第1の実施態様例の構成
を説明するブロック図である。本実施態様例において、
(101)はパーソナルコンピュータ、(102)はキ
ーボード、(103)はマウス、(104)はディスプ
レー、(105)はハードディスク装置である。(10
3)のマウスの他に、デジタイザなどのポインティング
デバイスを利用することも可能である。(105)のハ
ードディスク装置には、衣服および/または装身具の画
像記憶手段(物品情報記憶手段)(106)、衣服およ
び/または装身具の属性情報記憶手段(物品属性情報記
憶手段)(107)、複数の衣服や装身具を組み合わせ
た組み合わせ画像記憶手段(物品組み合わせ情報記憶手
段)(108)、複数の衣服や装身具を組み合わせた画
像と衣服および/または装身具の対応情報記憶手段(物
品組み合わせ対応情報記憶手段)(109)、生地およ
び/または衣服の付属品の色および/または柄の画像記憶
手段(色柄情報記憶手段)(110)、生地および/ま
たは衣服の付属品の属性情報記憶手段(色柄属性情報記
憶手段)(111)、各衣服のデザインに適用可能な生
地や衣服の付属品を記憶した衣服および/または装身具
と生地および/または衣服の付属品の対応情報記憶手段
(物品色柄対応情報記憶手段)(112)、衣服および
/または装身具の画像に対する形状規定情報記憶手段
(113)、着衣順序に関する知識記憶手段(118)
が含まれる。本実施態様例では、衣服および/または装
身具の画像情報記憶手段と衣服および/または装身具の
属性情報記憶手段は別の記憶手段としたが、1つの記憶
手段にまとめて物品情報記憶手段としてもよい。同様
に、生地および/または衣服の色および/または柄の画
像記憶手段と生地および/または衣服の付属品の色およ
び/または柄の画像記憶手段は別の記憶手段としたが、
これも1つの記憶手段にまとめて色柄情報記憶手段とし
てもよい。装身具とは、靴や帽子、アクセサリー等を指
す。衣服の付属品とは、ボタンやファスナー、バックル
等を指す。衣服および/または装身具の属性情報記憶手
段(106)には、本実施態様例では、衣服や装身具の
識別コードであるデザインコード、シーズン、種類、発
売年度が記憶されており、衣服や装身具の画像と属性情
報は1対1の対応となっている。生地および/または衣
服の付属品の属性情報記憶手段(111)には、生地コ
ードあるいは衣服の付属品コード、シーズン、生地か衣
服の付属品かの区別、発売年度、素材(例えば綿100
%とか、毛70% ポリエステル30%)が記憶されて
おり、生地および/または衣服の付属品の画像と属性情
報は1対1の対応となっている。形状規定情報として
は、本実施態様例では、画像中に含まれる衣服や装身具
の輪郭線を規定する物品輪郭線規定情報記憶手段(11
4)と、画像中に含まれる衣服や装身具の各パーツ、例
えば袖や襟、身頃、衣服の付属品などの輪郭線を規定す
るパーツ輪郭線規定情報記憶手段(115)と、各パー
ツの凹凸を規定する凹凸規定情報記憶手段(116)
と、各パーツと生地区分との対応情報記憶手段(11
7)が含まれる。生地区分とは、衣服の各パーツのう
ち、同じ生地を適用すべきグループを表したもので、例
えば右の袖と左の袖は常に同じ生地を適用させたい場
合、右の袖と左の袖の生地区分を同じにしておく。ま
た、(118)は、衣服、装身具、付属品等とこれらに
適用可能な色および/または柄の対応関係の情報を記憶
する物品色柄対応情報記憶手段である。着衣順序に関す
る知識記憶手段(118)に含まれる情報については、
後で詳しく説明する。
【0040】図2は、ジャケットの画像を例に、物品輪
郭線規定情報(201)と、パーツ輪郭線規定情報(2
02)の関係を表したもので、図3はジャケットの画像
の1パーツ(袖)の各部の立体形状を主要点の3次元座
標の組として構成した凹凸規定情報(301)を表した
ものである。
【0041】次に、本実施態様例の動作の概要を説明す
る。ここでは、3種類の動作の例を説明する。第1は、
衣服や装身具を1つ1つを選び、それらを組み合わせ
て、衣服や装身具の色や柄を変更してコーディネートの
良否を判断するものである。第2は、複数の衣服や装身
具を組み合わせた画像を1つ選び、その画像中の衣服や
装身具の色や柄を変更してコーディネートの良否を判断
するというものである。第3は、まず生地を選び、次に
その生地を適用可能な衣服を選び、その衣服の色や柄を
先に選んだ生地の色や柄に置き換えて、コーディネート
の良否を判断するというものである。
【0042】では、第1の動作について、図4のフロー
チャートを使って説明する。
【0043】まず、ステップ401において、図5に示
すようなデザイン検索/表示画面を表示し、顧客はオー
ダーするデザインを決めるために、キーボード(10
2)やマウス(103)を使用して、衣服の属性に関す
る検索条件を入力する。例えば、顧客がスーツのオーダ
ーを希望していた場合、マウスを使ってデザインの種類
一覧からスーツを選び、該当デザインの表示を指示す
る。また、例えば、ショーウインドウなどに飾ってある
衣服のデザインのオーダーを顧客が希望していた場合、
そのデザインのデザインコードをキーボード(102)
から入力し、同様に検索して該当デザインの表示を指示
する。
【0044】該当デザインの表示が指示されると、ステ
ップ402において、物品画像検索手段が、ハードディ
スク装置(105)に記憶された衣服および/または装
身具の属性情報記憶手段(107)から該当する画像デ
ータを検索する。そして、ハードディスク装置(10
5)に、属性情報と1対1となるよう衣服や装身具の画
像を記憶した衣服や装身具の画像記憶手段(106)か
ら、該当する画像を取りだし、ディスプレー(104)
に一覧表示する。顧客は一覧表示された画像の中から好
みの衣服や装身具を1つ選ぶ。
【0045】コンピュータ上で着用させたい衣服や装身
具が選択されると、ステップ403において、組み合わ
せ画像作成手段によって、それまでに選択した衣服や装
身具のすべてを組み合わせた画像が作成される。例え
ば、これまでに顧客があるジャケットとパンツを選択し
た場合、あらかじめ用意されている人体イメージの上に
ジャケットとパンツを着せた画像を作成し、ディスプレ
ー(104)に表示する。本実施態様例では、人体イメ
ージはあらかじめ用意されているものを使用したが、例
えば顧客の人体イメージをデジタルカメラ等で取り込ん
で作成し、これを選んだ衣服や装身具と組み合わせても
よい。また、例えばあらかじめ用意した人体イメージの
顔だけをデジタルカメラ等で取り込んだ画像と置き換え
たものを使用してもよい。組み合わせ画像の作成方法に
ついては、後で詳しく説明する。
【0046】ステップ404において、組み合わせる衣
服や装身具をさらに選択したい場合は、ステップ401
に戻り、上記ステップを繰り返す。これにより、組み合
わせ状態を確認するための、複数の衣服や装身具を選択
することができる。また、オーダーする衣服だけでな
く、例えば顧客が所有する衣服や装身具との組み合わせ
状態を確認したい場合は、ステップ401とステップ4
02において、顧客の所有品と似ている物を選択する。
【0047】顧客が選択した衣服や装身具の組み合わせ
画像ができると、ステップ405において適用する生地
や衣服の付属品の色や柄を選択する。色や柄の選択が顧
客より指示されると、ディスプレー(104)に表示さ
れたステップ403にて作成された組み合わせ画像か
ら、マウス(103)を使ってどの衣服や装身具の色や
柄を選択するかを指示する。衣服や装身具の色や柄の部
分変更が可能な物については、部分的な選択も可能であ
る。この色柄選択方法については、後で詳しく説明す
る。本実施態様例では、顧客が選択する衣服や装身具の
画像は、サンプル服や装身具の現物の画像を使用したの
で、組み合わせ画像中の衣服や装身具の画像には、すで
に色や柄がついている。したがって、本ステップは、色
や柄を変更したい衣服や装身具に対しておこなう。例え
ば、デザインコードが01JKのジャケットの生地の色
を選択したい場合、まず色柄変更の対象として組み合わ
せ画像からジャケットを指示する。すると、衣服および
/または装身具と生地および/または衣服の付属品の対
応情報記憶手段(112)から、01JKに適用可能な
生地が検索され、ディスプレー(104)に一覧表示さ
れる。顧客は、一覧表示された生地のなかから好みの生
地を1つ選択することにより、ジャケットに適用する生
地の指定が可能である。デザインと生地または/および
衣服の付属品の対応情報を入力する際、一定の範囲(好
適または可能な範囲)の生地または衣服の付属品のみか
ら顧客が選べるようにするために、各デザインのマスタ
ー型紙を作った時に想定した生地と類似の生地となるよ
う、またデザインのバランスを崩したり縫製上問題のお
こらない生地または/および衣服の付属品となるよう、
デザイナーやマーチャンダイザー、パタンナー等の専門
家がデータを入力することにより、店員に特別の知識が
なくとも、商品の出来上がり状態がおかしくなるという
問題が回避できる。また、顧客が自分で本システムを操
作して衣服のデザインや生地を選ぶ場合でも、常にデザ
イン上あるいは縫製上問題のないように、生地や衣服の
付属品を選択可能である。
【0048】生地や衣服の付属品の色や柄が指定される
と、ステップ406において、前記組み合わせ画像のう
ち、ステップ405で指示された衣服や装身具の全体あ
るいは一部を、同じくステップ405で選択された色や
柄に変更した画像を色柄変更画像作成手段によって作成
する。色柄変更画像作成方法については、後で詳しく説
明する。色柄変更画像が作成されると、ディスプレー
(104)に表示する。この画像を使って、選んだ生地
や衣服の付属品で衣服を注文した場合、出来上がり状態
がどのようになるか確認することができる。
【0049】ステップ407において、他の衣服や装身
具の全体あるいは一部の色や柄を変更したい場合、ある
いは一度変更した色や柄を再度変更したい場合は、ステ
ップ405に戻る。これにより、複数の衣服や装身具が
組み合わされた時の、色や柄のコーディネートの良否
を、ディスプレー(104)に表示された画像を見て容
易に判断することができる。
【0050】次に、第2の動作、すなわち複数の衣服や
装身具を組み合わせた画像を1つ選び、その画像中の衣
服や装身具の色や柄を変更してコーディネートの良否を
判断する場合について、図6のフローチャートを使って
説明する。
【0051】まず、ステップ601において、図5に示
すようなデザイン検索/表示画面を表示する。そして、
前記ステップ401と同様に、該当デザインの表示を指
示する。
【0052】ステップ602において、前記ステップ4
02と同様に、衣服や装身具の画像をディスプレー(1
04)に一覧表示する。ここで、一覧表示された衣服や
装身具のなかから1つを選び、コーディネート例表示を
指示すると、ステップ603に進む。
【0053】ステップ603において、前ステップにて
選択された衣服や装身具を使ったコーディネート例の一
覧をディスプレー(104)に一覧表示する。コーディ
ネート例の検索は次のようにしておこなう。図7におい
て、符号701は前記複数の衣服や装身具を組み合わせ
た画像記憶手段(108)に記憶されていた画像に基づ
く画像を、符号702は前記複数の衣服や装身具を組み
合わせた画像と衣服や装身具の対応情報記憶手段(10
9)に記憶されていた対応情報に基づく対応情報をそれ
ぞれ示している。例えば、ステップ602で指定された
衣服や装飾品のデザインコードがジャケット01JKだ
ったとする。すると、複数の衣服や装身具を組み合わせ
た画像と衣服や装身具の対応情報(702)から、衣服
や装飾品のコードが01JKである画像コードP01、
P02、P03を検索し、リストを作成する。そして、
そのリストの画像コードに基づいて、複数の衣服や装身
具を組み合わせた画像を取りだし、画面に一覧表示す
る。これにより、顧客が選んだ衣服や装飾品のコーディ
ネート例を、顧客は簡単に見ることができる。このコー
ディネート例を使用して、さらに生地の色や柄の変更を
行ないたい場合は、一覧表示されたコーディネート例か
ら1つ選択して色や柄の変更をおこなうことも可能であ
る。なお、本実施態様例では、複数の衣服や装身具を組
み合わせた画像として、モデルが実際に衣服や装身具を
着用した状態の写真の画像を利用したが、例えば前記ス
テップ403やステップ406で作成した組み合わせ画
像を利用してもよい。例えば、典型的なコーディネート
の組み合わせに使用される衣服や装身具のデザインコー
ドの組み合わせを組み合わせ情報として多数記憶してお
けば、組み合わせごとの画像情報をすべて記憶しておく
よりデータ量を大幅に節約できる。
【0054】ステップ603で複数の衣服や装身具を組
み合わせた画像が1つ選ばれると、ステップ604にお
いて、前記ステップ405と同様に、適用する生地や衣
服の付属品や装身具の色や柄を選択する。
【0055】ステップ604で色や柄が選択されると、
ステップ605において、前記ステップ406と同様
に、衣服や装身具の色や柄を変更する。
【0056】ステップ606において、他の衣服や装身
具の色や柄を変更したい場合や、一度変更した色や柄を
再度変更したい場合、ステップ604に戻る。
【0057】このようにして、ある衣服や装身具を使っ
た組み合わせのコーディネート例を簡単に見ることがで
き、さらにそれらの色や柄を変更したときのコーディネ
ートの良否を判断することができる。なお、本実施態様
例における第2の動作は以上のとおりだが、例えば複数
の衣服や装身具を組み合わせた画像に、さらに衣服や装
身具の画像を合成してコーディネートの良否を判断する
ことも考えられる。
【0058】次に、第3の動作、すなわちまず生地を選
び、次にその生地に適用可能な衣服を選び、その衣服の
色や柄を先に選んだ生地の色や柄に置き換えてコーディ
ネートの良否を判断する場合について、図8のフローチ
ャートを使って説明する。前記第1および第2の動作に
おいて、まず衣服や装身具の属性データに基づいて衣服
や装身具を選び、次にそれらの衣服や装身具に適用可能
な生地や衣服の付属品を選ぶという手順を説明したが、
第3の動作はこれに代わるもう1つの衣服の選択方法で
ある。
【0059】ステップ801において、図9に示すよう
な生地検索/表示画面を使用し、キーボード(102)
やマウス(103)から、顧客は好みの生地を検索する
ための検索条件を入力する。例えば、色が紺色のシルク
素材を検索する場合、色一覧から紺色を選び、また素材
一覧からシルクを選び、該当生地の表示を指示する。ま
た、例えば、店に飾ってある生地を使って顧客がオーダ
ーを希望した場合、生地コードを入力し、該当生地の表
示を指示する。
【0060】該当生地の表示が指示されると、ステップ
802において、ハードディスク装置(105)に記憶
された、生地や衣服の付属品の属性情報記憶手段(11
1)から該当するものを検索し、生地や衣服の付属品の
属性情報と1対1となるように記憶された生地や衣服の
付属品の画像記憶手段(110)から該当する画像を取
りだし、ディスプレー(104)に一覧表示する。顧客
は一覧表示された画像の中から好みの生地を1つ選ぶこ
とができる。
【0061】生地が1つ選ばれると、ステップ803に
おいて、図10に示すような衣服および/または装身具
と生地および/または衣服の付属品の対応情報を使用し
て、選んだ生地を適用可能な衣服のデザインコードを検
索し、リストを作成する。本実施態様例では、衣服およ
び/または装身具と生地および/または衣服の付属品の
対応情報は、衣服や装身具のコード、生地区分、生地あ
るいは衣服の付属品のコードを記憶している。本実施態
様例では、メインとなる生地の生地区分は1としてお
り、生地から衣服のデザインを検索する場合、生地区分
が1のものだけを対象としている。つまり選んだ生地が
メインに使われている衣服のデザインが検索される。例
えば図10の場合、生地としてS01Rが選択されてい
たとすると、衣服のデザインコードとして01JK、0
2JKが検索され、デザインコードのリストが作成され
る。衣服のデザインコードのリストができると、リスト
中のデザインコードに基づいて、衣服や装身具の画像
(106)から該当する画像を取りだし、ディスプレー
(104)に一覧表示する。このとき、衣服や装身具の
生地の色柄をステップ802で顧客が選んだ生地の色柄
に変更してから表示してもよい。顧客は一覧表示された
画像のなかから好みの衣服を1つ選ぶ。あらかじめ衣服
および/または装身具と生地および/または衣服の付属
品の対応情報に、各衣服のマスター型紙を作成したとき
に想定した生地と類似の生地を登録しておくことによ
り、ある生地が顧客から指定されたとき、その生地を使
って縫製しても問題ない衣服のデザインを簡単に知るこ
とができる。
【0062】衣服が1つ選ばれると、ステップ804に
おいて、該衣服の色や柄を、先に選んだ生地の色や柄に
変更した画像を色柄変更画像表示手段により作成し、デ
ィスプレー(104)に表示する。これにより、先に選
んだ生地を適用したときの色や柄のコーディネートの良
否を判断することができる。
【0063】さらに、他の衣服や装身具を組み合わせた
ときのコーディネートの良否を判断したい場合は、前記
ステップ401、ステップ402、ステップ403の方
法で可能となるし、ステップ801に戻って再度生地か
ら衣服を選択することもできる。衣服や装身具の色や柄
を変えたときのコーディネートを見たい場合は、前記ス
テップ405、ステップ406と同様の方法で、色や柄
のコーディネートの良否を判断することもできる。
【0064】上記の方法により、完成品の予想される姿
を表示することにより、顧客の好みにあった衣服や装身
具の選択、色柄、生地等のデザインおよびコーディネー
トが決定されると、決定した条件に基づいて工場で衣服
等を製造したり既製品を調達する。
【0065】次に、組み合わせ画像の作成方法および手
段について説明する。
【0066】組み合わせ画像作成には、衣服や装身具の
画像記憶手段(106)に記憶された衣服や装身具の画
像と、物品輪郭線規定情報記憶手段(114)に記憶さ
れた該衣服や装身具に対応した物品輪郭線規定情報が使
われる。組み合わせ画像の作成は、本実施態様例では、
衣服や装身具の各画像を順に上書きしていくことによ
り、おこなっている。この際描画される画像は、衣服や
装身具の画像のうち、物品輪郭線規定情報で囲まれた部
分とする。これにより、衣服や装身具の画像に含まれる
不要な背景等の画像を排除できる。なお、本実施態様例
では物品輪郭線規定情報を使って背景等の不要な画像を
排除したが、例えば衣服や装身具の画像を作成するとき
に、背景部分をクリア画像化する方法も考えられる。
【0067】衣服や装身具の描画順序であるが、本実施
態様例では、着衣順序に関する知識記憶手段(118)
に記憶された衣服や装身具の組み合わせ順序に関する知
識を使用して、描画順序を制御している。図11は着衣
順序に関する知識の例の一部である。例えば、組み合わ
せる衣服や装身具として、ジャケットとスカートとブラ
ウスを選択したとする。すると、着衣順序に関する知識
を利用して、番号の小さいものから順に、人体イメー
ジ、ブラウス、スカート、ジャケットというように、描
画順序リストを作成する。そしてこの描画順序リストに
従って、順に人体イメージ、ブラウス、スカート、ジャ
ケットというように描画していき、組み合わせ画像を作
成する。これにより、先に描画する画像に、次に描画す
る画像が上書きされる形になり、見かけ上、服を順に着
ていったような組み合わせ画像が得られる。なお、最近
のファッションには既存の概念に捕われない新しい着こ
なしもあり、例えばわざとブラウスをスカートの外に出
して着たりすることもある。このようなケースに対して
は、本実施態様例では、ディスプレー(104)に表示
された組み合わせ画像を顧客が確認して、描画順序リス
トを修正して、再度組み合わせ画像を作成しなおすこと
で対処している。
【0068】なお、組み合わせる衣服や装身具の画像の
倍率や方向の修正が必要な場合もあるが、本実施態様例
では、これも顧客がディスプレー(104)に表示され
た組み合わせ画像を確認して、マウス(103)を使っ
て修正するようにしている。また、本来隠れるはずの衣
服が、組み合わせる衣服や装身具の画像のサイズや画像
を取り込んだときの条件の関係ではみ出す場合もある
が、これも顧客がディスプレー(104)に表示された
組み合わせ画像を確認して、マウス(103)を使って
修正することができる。組み合わせ画像作成手段は、上
記方法をたとえば、コンピュータのサブルーチンとして
実現したものである。
【0069】次に、色柄選択方法および手段について説
明する。
【0070】色柄選択するには、まずディスプレーに表
示された組み合わせ画像のどの部分の色柄を選択したい
かを指定する。例えば、ディスプレー(104)に図1
2のような組み合わせ画像が表示されていて、ジャケッ
トの色柄を選択したいとする。このとき、マウス(10
3)を使って、色柄を変更したい部分としてジャケット
を指定すると、パーツと生地区分の対応情報記憶手段
(117)から顧客が指定した部分と同じ生地区分であ
るパーツを調べ、それらのパーツの輪郭線の色を変更
し、色柄変更の対象を顧客に示す。そして、その生地区
分に適用可能な色柄が検索され、一覧表示される。適用
可能な色柄の検索は、衣服および/または装身具と生地
および/または衣服の付属品の対応情報を使っておこな
われる。例えば顧客が指定したジャケットのデザインコ
ードが01JKだとすると、図8に示したような衣服お
よび/または装身具と生地および/または衣服の付属品
の対応情報から、選択可能な生地としてS01R、S0
1Y、S01Bが検索される。この例では生地区分が1
だけなので1種類の生地しか適用できないが、例えば部
分的な生地変更が可能な衣服のデザインの場合、部分的
な選択も可能である。色柄選択手段は、上記方法をたと
えば、コンピュータのサブルーチンとして実現したもの
である。
【0071】次に、色柄変更画像作成方法および手段に
ついて説明する。
【0072】色柄変更画像作成には、衣服や装身具の画
像記憶手段(106)に記憶された衣服や装身具の画像
やその組み合わせ画像、複数の衣服や装身具を組み合わ
せた画像記憶手段(108)に記憶された複数の衣服や
装身具を組み合わせた画像と、パーツ輪郭線規定情報記
憶手段(115)に記憶されたパーツ輪郭線規定情報
と、凹凸規定情報記憶手段(116)に記憶された凹凸
規定情報と、パーツと生地区分の対応情報記憶手段(1
17)に記憶されたパーツと生地区分の対応情報と、顧
客が指定した色柄変更をする衣服や装身具の生地区分、
顧客が選択した色柄の画像が使われる。
【0073】色柄変更画像の作成は、次のようにおこな
われる。まず、パーツと生地区分の対応情報を使って、
顧客が指定した生地区分に含まれるパーツを取り出す。
次に、取り出された各パーツの凹凸規定情報を使って、
顧客が選択した色柄の画像をパーツの凹凸に応じて歪め
て貼り付ける。このとき、元画像の濃淡情報を利用して
新しい色柄の画像を貼り付ける。つまり、色柄画像を貼
り付ける際、元画像の濃淡情報を合成して貼り付ける。
これにより、元画像の陰影を色柄変更後の画像に反映す
ることができる。元画像の濃淡情報を利用する場合、例
えば元画像の生地が柄物の場合や色の濃いものの場合、
正しく陰影が付けられない場合がある。このときには、
元画像の濃淡情報を利用するかわりに、陰影情報をペイ
ントソフト等で作成し、それを利用してもよい。色柄画
像が貼り付けが完了すると、パーツ輪郭線規定情報を使
って、貼り付けた色柄のうち不要な部分を削除する。こ
の動作を各パーツ毎に実行することにより、色柄変更画
像が作成できる。図12に示した組み合わせ画像に対し
て、ジャケットの部分の色柄を変更すると、例えば図1
3のような画像が得られる。この画像を使って、コーデ
ィネートの良否を判断ができる。色柄変更画像作成手段
は、上記方法をたとえば、コンピュータのサブルーチン
として実現したものである。
【0074】次に、本発明の第2の実施態様例として物
品に関する3次元モデルを利用した例について説明す
る。
【0075】図14は、物品に関する3次元モデルを利
用した本発明の一実施態様例の構成を説明するブロック
図である。本実施態様例において、(1401)はパー
ソナルコンピュータ、(1402)はキーボード、(1
403)はマウス、(1404)はディスプレー、(1
405)はハードディスク装置である。(1405)の
ハードディスク装置には、衣服・装身具の3次元モデル
を記憶した物品モデル情報記憶手段(1406)、衣服
・装身具の属性情報を記憶した物品属性情報記憶手段
(1407)、複数の衣服・装身具を組み合わせた状態
の3次元モデルである物品組み合わせモデルと該モデル
を構成する物品の対応情報を記憶した物品組み合わせモ
デル情報記憶手段(1408)、生地や皮革などの素材
や衣服・装身具の付属品の色柄画像と該色柄の属性情報
を記憶した色柄情報記憶手段(1409)、各衣服のデ
ザインに適用可能な素材や衣服の付属品の対応情報を記
憶した物品色柄対応情報記憶手段(1410)、着衣順
序に関する知識記憶手段(1411)が含まれる。物品
の属性情報は、物品モデル情報記憶手段および物品組み
合わせモデル情報記憶手段に含めてもよいが、本実施態
様例では記憶容量削減とデータの不整合を防ぐために、
別の記憶手段とした。物品属性情報記憶手段(140
7)には、前記第1の実施態様例の衣服および/または
装身具の属性情報記憶手段(107)と同様の情報が記
憶されている。色柄情報記憶手段(109)には属性情
報として、素材コードあるいは衣服・装身具の付属品コ
ード、シーズン、素材か衣服・装身具の付属品かの区
別、発売年度、物性、3次元モデルに素材の画像を合成
する時の合成パラメータ(反射率、拡散係数)が記憶さ
れている。着衣順序に関する知識記憶手段には、前記第
1の実施態様例の着衣順序に関する知識記憶手段(11
8)と同様の情報が記憶されている。
【0076】図17は、衣服の3次元モデルの例を示し
たものである。衣服・装身具の3次元モデルとしては、
本実施態様例では衣服を小さい2次元要素(本実施態様
例では3角形要素)の集まりで構成した衣服モデル(初
期形状)を、別に用意した人体モデルに力学計算によっ
て着装させた状態をシミュレートしたもの使用した(着
装シミュレーション機能)。図17(a)は柔らかい生
地物性を入力して計算した衣服の3次元モデル、図17
(b)は堅い生地物性を入力して計算した衣服の3次元
モデルであるが、このように生地物性を反映した衣服の
着装状態を計算結果によって求めることができる。衣服
の着装状態を計算する方法としては、例えば本出願人ら
による特許第1984093の方法や、特開平5−31
979号公報の方法、P.Volino, M.Courchesne, N.Thal
mann; Versatile and EfficientTechniques for Simula
ting Cloth and Other Deformable Objects, Computer
Graphics, Vol.29, pp.137-144, 1995の方法などがあ
る。
【0077】次に、本実施態様例の動作の概要を説明す
る。ここでは、2種類の動作の例を説明する。第1は、
衣服・装身具を1つ1つを選び、それらを組み合わせ
て、衣服・装身具の色や柄を設定してコーディネートの
良否を判断するものである。第2は、複数の衣服・装身
具を組み合わせた3次元モデルを1つ選び、その画像中
の衣服・装身具の色や柄を設定してコーディネートの良
否を判断するというものである。
【0078】では、第1の動作について、図15のフロ
ーチャートを使って説明する。
【0079】まず、ステップ1501において、図5に
示すようなデザイン検索/表示画面を表示し、顧客はオ
ーダーするデザインを決めるために、キーボード(14
02)やマウス(1403)を使用して、衣服の属性に
関する検索条件を入力する。例えば、顧客がスーツのオ
ーダーを希望していた場合、マウスを使ってデザインの
種類一覧からスーツを選び、該当デザインの表示を指示
する。また、例えば、ショーウインドウなどに飾ってあ
る衣服のデザインのオーダーを顧客が希望していた場
合、そのデザインのデザインコードをキーボード(14
02)から入力し、同様に検索して該当デザインの表示
を指示する。
【0080】該当デザインの表示が指示されると、ステ
ップ1502において、物品モデル検索手段が、ハード
ディスク装置(1405)に記憶された物品属性情報記
憶手段(1407)から該当するデザインコードを検索
する。そして、ハードディスク装置(1405)に、属
性情報と1対1となるよう衣服・装身具の3次元モデル
を記憶した物品モデル情報記憶手段(1406)から、
該当する3次元モデルを取りだし、レンダリング処理に
よって3次元モデルに陰影を付けた衣服・装身具の画像
を作成し、ディスプレー(1404)に一覧表示する。
顧客は一覧表示された画像の中から好みの衣服・装身具
を1つ選ぶ。本実施例では、衣服・装身具の3次元モデ
ルにレンダリング処理によって陰影だけを付けて衣服・
装身具の画像を作成したが、例えば各衣服・装身具に対
してデフォルトの色柄をあらかじめ決めておき、レンダ
リング処理に加えてデフォルトの色柄の画像をマッピン
グして、色柄付きの画像を作成し、ディスプレーに表示
してもよい。
【0081】コンピュータ上で着用させたい衣服・装身
具が選択されると、ステップ1503において、組み合
わせモデル作成手段によって、それまでに選択した衣服
・装身具のすべてを組み合わせた画像が作成される。例
えば、これまでに顧客があるジャケットとパンツを選択
した場合、あらかじめ用意されている人体モデルの上に
ジャケットとパンツを着せた3次元モデルを作成し、レ
ンダリング処理を施してディスプレー(104)に表示
する。本実施態様例では、人体モデルはあらかじめ用意
されているものを使用したが、例えば顧客の人体モデル
を3次元スキャナ等で取り込んで作成し、これを選んだ
衣服や装身具と組み合わせてもよい。また、例えばあら
かじめ用意した人体モデルの顔だけを3次元スキャナ等
で取り込んだ顧客の顔モデルと置き換えたものを使用し
てもよい。組み合わせモデルの作成方法については、後
で詳しく説明する。
【0082】ステップ1504において、組み合わせる
衣服・装身具をさらに選択したい場合は、ステップ15
01に戻り、上記ステップを繰り返す。これにより、組
み合わせ状態を確認するための、複数の衣服・装身具を
選択することができる。
【0083】顧客が選択した衣服・装身具の組み合わせ
モデルができると、ステップ1505において適用する
素材や衣服・装身具の付属品の色や柄を選択する。色や
柄の選択が顧客より指示されると、ディスプレー(14
04)に表示されたステップ1503にて作成された組
み合わせ画像から、マウス(1403)を使ってどの衣
服・装身具の色や柄を選択するかを指示する。色や柄の
選択方法は、前記第1の実施態様例と同様の方法で行う 素材や衣服・装身具の付属品の色や柄が指定されると、
ステップ1506において、前記組み合わせモデルのう
ち、ステップ1505で指示された衣服・装身具の全体
あるいは一部を、同じくステップ1505で選択された
色や柄に設定した画像を3次元色柄設定画像作成手段に
よって作成する。3次元色柄設定画像作成方法について
は、後で詳しく説明する。色柄設定画像が作成される
と、ディスプレー(1404)に表示する。この画像を
使って、選んだ素材や衣服・装身具の付属品で衣服を注
文した場合、出来上がり状態がどのようになるか確認す
ることができる。また、3次元モデルを利用することに
より、モデルを回転させてあらゆる角度からの出来上が
り状態を確認することができる。また、色柄画像の反射
率や拡散係数などの合成パラメータを適当な値に設定す
ることにより、光沢感などの素材感を現物に近づけるこ
とができる。また、3次元モデルをあらかじめ生地物性
ごとに計算したものを使用すれば、生地ごとのドレープ
性も再現した衣服の出来上がり状態を確認することがで
きる。本実施態様例では、各生地物性ごとに衣服・服飾
品の3次元モデルを計算により求めて物品モデル情報記
憶手段に記憶しておき、ステップ1505で指定された
生地の物性を使用して計算した3次元モデルを使ってス
テップ1506で色柄設定画像を作成したが、物品モデ
ル情報記憶手段には、衣服・装身具の3次元モデルの初
期形状モデル(人体モデルに力学計算によって着装させ
る前の形状モデル)を記憶しておき、ステップ1505
で生地が指定された後で指定された生地の物性を考慮し
て力学計算し、ステップ1506で色柄設定画像を作成
してもよい。したがって、このように3次元モデルを用
いると、着装シミュレーション機能を追加することによ
り、生地が変更された場合でも生地物性を反映させたよ
り正確なコーディネート情報が表示できる。たとえば、
非常に堅い生地で製造した衣服を表示したのち、非常に
やわらかな生地に変更した場合でも図17に示したよう
な生地物性によるドレープの具合の違いを正確に表示で
きる。
【0084】ステップ1507において、他の衣服・装
身具の全体あるいは一部の色や柄を設定したい場合、あ
るいは一度設定した色や柄を再度設定したい場合は、ス
テップ1505に戻る。これにより、複数の衣服・装身
具が組み合わされた時の、色や柄のコーディネートの良
否を、ディスプレー(1404)に表示された画像を見
て容易に判断することができる。
【0085】次に、第2の動作、すなわち複数の衣服・
装身具を組み合わせた画像を1つ選び、その画像中の衣
服・装身具の色や柄を設定してコーディネートの良否を
判断する場合について、図16のフローチャートを使っ
て説明する。
【0086】まず、ステップ1601において、図5に
示すようなデザイン検索/表示画面を表示する。そし
て、前記ステップ1401と同様に、該当デザインの表
示を指示する。
【0087】ステップ1602において、前記ステップ
1502と同様に、衣服・装身具の画像をディスプレー
(1404)に一覧表示する。ここで、一覧表示された
衣服・装身具のなかから1つを選び、コーディネート例
表示を指示すると、ステップ1603に進む。
【0088】ステップ1603において、前ステップに
て選択された衣服・装身具を使ったコーディネート例を
物品組み合わせモデル情報記憶手段(1408)から検
索し、検索された組み合わせモデルにレンダリング処理
を施して衣服・装身具の組み合わせ画像を作成し、ディ
スプレー(1404)に一覧表示する。コーディネート
例の検索は前記第1の実施態様例と同様の方法で行う。
画面に一覧表示されたコーディネート例によって、顧客
は選んだ衣服や装飾品のコーディネート例を簡単に見る
ことができる。このコーディネート例を使用して、さら
に素材の色や柄の設定を行ないたい場合は、一覧表示さ
れたコーディネート例から1つ選択して色や柄の設定を
おこなうことも可能である。
【0089】ステップ1603で複数の衣服・装身具の
組み合わせ画像が1つ選ばれると、ステップ1604に
おいて、前記ステップ1505と同様に、適用する素材
や衣服の付属品や装身具の色や柄を選択する。
【0090】ステップ1604で色や柄が選択される
と、ステップ1605において、前記ステップ1506
と同様に、衣服・装身具の色や柄を設定する。
【0091】ステップ1606において、他の衣服・装
身具の色や柄を設定したい場合や、一度設定した色や柄
を再度設定したい場合、ステップ1604に戻る。
【0092】このようにして、ある衣服・装身具を使っ
た組み合わせのコーディネート例を簡単に見ることがで
き、さらにそれらの色や柄を設定したときのコーディネ
ートの良否を判断することができる。なお、本実施態様
例における第2の動作は以上のとおりだが、例えば複数
の衣服・装身具を組み合わせた画像に、さらに衣服・装
身具の画像を合成してコーディネートの良否を判断する
ことも考えられる。
【0093】上記の方法により、完成品の予想される姿
を表示することにより、顧客の好みにあった衣服・装身
具の選択、色柄、素材等のデザインおよびコーディネー
トが決定されると、決定した条件に基づいて工場で衣服
等を製造したり既製品を調達する。
【0094】次に、組み合わせモデルの作成方法および
手段について説明する。
【0095】組み合わせ画像作成には、物品モデル情報
記憶手段(1406)に記憶された衣服・装身具のモデ
ルが使われる。組み合わせモデルの作成は、本実施態様
例では、衣服・装身具の各モデルを順に追加していくこ
とにより、おこなっている。
【0096】衣服・装身具のモデル追加順序であるが、
本実施態様例では、衣服・装身具の組み合わせ順序に関
する知識、つまり着衣順序に関する知識を使用して、モ
デル追加順序を制御している。図11は着衣順序に関す
る知識の例の一部である。例えば、組み合わせる衣服・
装身具として、ジャケットとスカートとブラウスを選択
したとする。すると、着衣順序に関する知識を利用し
て、番号の小さいものから順に、人体モデル、ブラウ
ス、スカート、ジャケットというように、モデル追加順
序リストを作成する。そしてこのモデル追加順序リスト
に従って、順に人体イメージ、ブラウス、スカート、ジ
ャケットというようにモデルを追加していき、組み合わ
せモデルを作成する。このとき、衣服・装身具のモデル
の形状や大きさによっては、後で追加するモデルが先に
追加されたモデルよりも内側(つまり人体モデルに近い
方)に追加される場合がある。このような場合は、後で
追加するモデルが常に外側に追加されるよう衣服・装身
具のモデルの形状を変形する。モデルの形状変形の方法
には様々な方法が考えられるが、本実施態様例では、顧
客またはオペレータがマウス(1403)を使ってモデ
ルのサイズを調整して、後で追加されたモデルが外側に
なるようにした。本実施態様例では、手動でモデルの形
状変形を行ったが、モデル同士の干渉をチェックして自
動的にモデルのサイズを変更してもよい。組み合わせ画
像作成手段は、上記方法をたとえば、コンピュータのサ
ブルーチンとして実現したものである。
【0097】次に、3次元色柄設定画像作成方法および
手段について説明する。
【0098】3次元色柄設定画像作成には、物品モデル
情報記憶手段(1406)に記憶された衣服・装身具の
3次元モデルやその組み合わせモデル、物品組み合わせ
モデル情報記憶手段(1408)に記憶された複数の衣
服・装身具を組み合わせたモデル、物品色柄対応情報記
憶手段(1410)に記憶されたパーツと素材区分の対
応情報と、顧客が指定した色柄設定をする衣服・装身具
の素材区分、顧客が選択した色柄の画像および該色柄の
合成パラメータ(反射率、拡散係数)が使われる。
【0099】3次元色柄設定画像の作成は、次のように
おこなわれる。まず、パーツと素材区分の対応情報を使
って、顧客が指定した素材区分に含まれるパーツを取り
出す。次に、取り出された各パーツに色柄画像を物品の
3次元モデルマッピングし、さらに合成パラメータ(反
射率、拡散係数)を使ってレンダリング処理をして陰影
付けをおこない3次元色柄設定画像を作成する。このよ
うにして作成された3次元色柄設定画像を使って、顧客
はコーディネートの良否を判断ができる。3次元モデル
を利用することにより、衣服・装身具のモデルをマウス
(1403)を使って回転させ、あらゆる角度からのコ
ーディネートの良否を確認することができる。また、レ
ンダリング処理をする際の光源のパラメータを変更する
ことにより、例えばホテルのロビーの光の状態での衣服
・装身具の見え方をシミュレートとしたり、例えばハワ
イの砂浜での光の状態での見え方をシミュレートするこ
ともできる。色柄設定画像作成手段は、上記方法をたと
えば、コンピュータのサブルーチンとして実現したもの
である。
【0100】以上、本発明の婦人服のイージーオーダー
に適用した例について説明したが、これに限ることな
く、例えばインテリアの分野に適用して、カーペットと
ソファー、テーブルの組み合わせや色柄変更をしたとき
のコーディネートの良否を判断したりしてもよい。ある
いは例えば時計のデザインに適用すれば、時計本体とベ
ルトの組み合わせや色を変えたときのコーディネートの
良否を判断することが可能である。また、インターネッ
トなどを使ったホームショッピングによるイージーオー
ダー販売においても、本発明を適用すれば、店員がいな
くても顧客が縫製等の製造上の問題のあるような生地の
指定を防ぐことが可能であるし、店員のアドバイスがな
くても自分でコーディネートの良否を判断できる。ま
た、本実施態様例のコーディネート支援装置を型紙のデ
ータベースとグレーディングシステムと結合すれば、実
施態様例のコーディネート支援装置でデザインと生地を
選んで、さらにグレーディングシステムに顧客の採寸デ
ータを入力すれば、自動的に顧客用の型紙が作成可能で
ある。また、例えばグレーディングシステムを縫製工場
に設置し、本実施態様例のコーディネート支援装置と縫
製工場のグレーディングをネットワークで結合すれば、
コーディネート支援装置でデザインと生地を選んで、さ
らに採寸データをグレーディングシステムに送信すれ
ば、即座に縫製工場でオーダーされた衣服を作製し、数
日後顧客に郵送するようなクイックレスポンスのイージ
ーオーダー販売形態を実現できる。
【0101】上述のごとく、上記実施態様例のコーディ
ネート画像の表示方法は、コンピュータとこれを動作さ
せるプログラム等により実現されている。上記のごとき
プログラムおよび各種記憶手段のデータはフロッピーデ
ィスク、CD−ROM等の有形記憶媒体あるいは有線も
しくは無線のネットワーク等の伝送手段等により流通さ
れる。
【0102】
【発明の効果】このように本発明によれば、まず第1
に、現物がなくとも、衣服や装飾具を自由に組み合わせ
て、かつ衣服や装飾具の色や柄を変更したときの状態を
確認することができ、イージーオーダー販売等において
注文前に総合的にコーディネートの良否を判断可能とな
る。
【0103】これにより、顧客がイメージした衣服と異
なる衣服が出来上がってしまうという問題が回避でき
る。また自分がイメージしたものと異なる衣服が出来上
がってしまうのではないかという顧客の不安を解消する
ことができる。
【0104】第2に、イージーオーダー販売において顧
客が生地を選ぶ際、マスター型紙を作成したときに想定
した生地と類似の生地を選べるようにでき、マスター型
紙を作成したときに想定した生地と大きく異なる生地を
選んだために衣服の出来上がり状態が悪くなるというト
ラブルが回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の一実施態様例の輪郭線情報の例であ
る。
【図3】本発明の一実施態様例の形状規定情報の例であ
る。
【図4】本発明の一実施態様例の第1の動作のフローチ
ャートである。
【図5】本発明の一実施態様例のデザイン検索/表示画
面である。
【図6】本発明の一実施態様例の第2の動作のフローチ
ャートである。
【図7】本発明の一実施態様例の複数の衣服や装身具を
組み合わせた画像と、複数の衣服や装身具を組み合わせ
た画像と衣服や装身具の対応情報の例である。
【図8】本発明の一実施態様例の第3の動作のフローチ
ャートである。
【図9】本発明の一実施態様例の生地検索/表示画面で
ある。
【図10】本発明の一実施態様例の衣服および/または
装身具と生地および/または衣服の付属品の対応情報の
例である。
【図11】本発明の一実施態様例の着衣順序に関する知
識の例である。
【図12】本発明の一実施態様例の組み合わせ画像の例
である。
【図13】本発明の一実施態様例の色柄変更画像の例で
ある。
【図14】本発明の第2の実施態様例の構成を示すブロ
ック図である。
【図15】本発明の第2の実施態様例の第1の動作のフ
ローチャートである。
【図16】本発明の第2の実施態様例の第2の動作のフ
ローチャートである。
【図17】本発明の第2の実施態様例の衣服・装身具の
3次元モデルの例である。
【符号の説明】
101…パーソナルコンピュータ 102…キーボード 103…マウス 104…ディスプレー 105…ハードディスク装置 106…衣服および/または装身具の画像記憶手段 107…衣服および/または装身具の属性情報記憶手段 108…複数の衣服および/または装身具を組み合わせ
た組み合わせ画像記憶手段 109…複数の衣服および/または装身具を組み合わせ
た画像と衣服や装身具の対応情報記憶手段、 110…生地および/または衣服の付属品の色や柄の画
像記憶手段 111…生地および/または衣服の付属品の属性情報記
憶手段 112…衣服および/または装身具と生地および/また
は衣服の付属品の対応情報記憶手段 113…衣服および/または装身具の画像に対する形状
規定情報記憶手段 114…物品輪郭線規定情報記憶手段 115…パーツ輪郭線規定情報記憶手段 116…凹凸規定情報記憶手段 117…各パーツと生地区分との対応情報記憶手段 118…着衣順序に関する知識記憶手段 201…物品輪郭線規定情報 202…パーツ輪郭線規定情報 301…凹凸規定情報 1401…パーソナルコンピュータ 1402…キーボード 1403…マウス 1404…ディスプレー 1405…ハードディスク装置 1406…物品モデル情報記憶手段 1407…物品属性情報記憶手段 1408…物品組み合わせモデル情報記憶手段 1409…色柄情報記憶手段 1410…物品色柄対応情報記憶手段 1411…着衣順序に関する知識記憶手段

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品に関する画像を含む物品情報を記憶
    する物品情報記憶手段と、前記物品情報記憶手段から物
    品の画像を検索する物品画像検索手段と、前記物品画像
    検索手段によって検索された2つ以上の画像を組み合わ
    せた画像を作成する組み合わせ画像作成手段と、前記組
    み合わせ画像作成手段によって作成された画像中の物品
    の色および/または柄を変更した画像を作成する色柄変
    更画像作成手段と、前記色柄変更画像作成手段によって
    作成された画像を表示する表示手段を有することを特徴
    とするコーディネート支援装置。
  2. 【請求項2】 前記物品情報記憶手段は前記物品の画像
    に対応した形状規定情報を記憶するものであり、前記色
    柄変更画像作成手段は前記物品情報記憶手段に記憶され
    た形状規定情報に基づいて物品の色および/または柄を
    変更することを特徴とする、請求項1記載のコーディネ
    ート支援装置。
  3. 【請求項3】 前記物品情報記憶手段は物品の属性情報
    を記憶するものであり、前記物品画像検索手段は前記物
    品情報記憶手段に記憶された物品の属性情報に基づいて
    物品の画像を検索する手段を含むものであることを特徴
    とする、請求項1または2記載のコーディネート支援装
    置。
  4. 【請求項4】 前記組み合わせ画像作成手段は、物品の
    組み合わせ順序に関する知識に基づいて画像を作成する
    ものであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか
    に記載のコーディネート支援装置。
  5. 【請求項5】 物品に関する3次元モデルを含む情報を
    記憶する物品モデル情報記憶手段と、前記物品モデル情
    報記憶手段から物品の3次元モデルを検索する物品モデ
    ル検索手段と、前記物品モデル検索手段によって検索さ
    れた2つ以上の3次元モデルを組み合わせた3次元モデ
    ルを作成する組み合わせモデル作成手段と、前記組み合
    わせモデル作成手段によって作成された3次元モデル中
    の物品の色および/または柄を設定した画像を作成する
    3次元色柄設定画像作成手段と、前記3次元色柄設定画
    像作成手段によって作成された画像を表示する表示手段
    を有することを特徴とするコーディネート支援装置。
  6. 【請求項6】 前記物品モデル情報記憶手段は物品の属
    性情報を記憶するものであり、前記物品モデル検索手段
    は前記物品モデル情報記憶手段に記憶された物品の属性
    情報に基づいて前記物品モデル情報記憶手段から物品の
    3次元モデルを検索する手段を含むものであることを特
    徴とする、請求項5に記載のコーディネート支援装置。
  7. 【請求項7】 前記組み合わせモデル作成手段は、物品
    の組み合わせ順序に関する知識に基づいて3次元モデル
    を作成するものであることを特徴とする、請求項5〜6
    のいずれかに記載のコーディネート支援装置。
  8. 【請求項8】 複数の物品を組み合わせた画像および該
    画像を構成する物品の対応情報を含む物品組み合わせ情
    報を記憶する物品組み合わせ情報記憶手段と、前記物品
    組み合わせ情報記憶手段に記憶された画像および物品と
    の対応情報に基づいて画像を検索する組み合わせ画像検
    索手段と、検索された画像を表示する表示手段を有する
    ことを特徴とするコーディネート支援装置。
  9. 【請求項9】 前記物品組み合わせ情報記憶手段は物品
    の属性情報を記憶するものであり、前記組み合わせ画像
    検索手段は、前記物品組み合わせ情報記憶手段に記憶さ
    れた物品の属性情報と画像および物品の対応情報に基づ
    いて、前記複数の物品を組み合わせた画像を検索するも
    のであることを特徴とする、請求項8記載のコーディネ
    ート支援装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の物品を組み合わせた画像中
    の物品の色および/または柄を変更した画像を作成する
    色柄変更画像作成手段を有することを特徴とする、請求
    項8または9記載のコーディネート支援装置。
  11. 【請求項11】 前記物品組み合わせ情報記憶手段は前
    記複数の物品を組み合わせた画像に対応した形状規定情
    報を含み、前記色柄変更画像作成手段は前記物品組み合
    わせ情報記憶手段に記憶された形状規定情報に基づいて
    物品の色および/または柄を変更することを特徴とす
    る、請求項10記載のコーディネート支援装置。
  12. 【請求項12】 複数の物品の3次元モデルを組み合わ
    せた物品組み合わせモデルおよび該モデルを構成する物
    品の対応情報を記憶する物品組み合わせモデル情報記憶
    手段と、前記物品組み合わせモデル情報記憶手段に記憶
    された3次元モデルと物品の対応情報に基づいて前記組
    み合わせモデル情報記憶手段から物品組み合わせモデル
    を検索する物品組み合わせモデル検索手段と、検索され
    た3次元モデルを表示する表示手段を有することを特徴
    とするコーディネート支援装置。
  13. 【請求項13】 前記物品組み合わせモデル情報記憶手
    段は物品の属性情報を記憶するものであり、前記組み合
    わせモデル検索手段は、前記物品組み合わせモデル情報
    記憶手段に記憶された物品の属性情報と3次元モデルお
    よび物品の対応情報に基づいて、前記物品組み合わせモ
    デル記憶手段から物品組み合わせモデルを検索するもの
    であることを特徴とする、請求項12記載のコーディネ
    ート支援装置。
  14. 【請求項14】 前記物品組み合わせモデル中の物品の
    色および/または柄を設定した画像を作成する3次元色
    柄設定画像作成手段を有することを特徴とする、請求項
    12または13記載のコーディネート支援装置。
  15. 【請求項15】 色および/または柄の画像と色および
    /または柄の属性情報を含む色柄情報を記憶する色柄情
    報記憶手段と、該色柄情報記憶手段に記憶された色およ
    び/または柄の属性情報に基づいて色および/または柄
    の画像を検索する色柄検索手段を有することを特徴とす
    る請求項1〜7、10、11または14記載のコーディ
    ネート支援装置。
  16. 【請求項16】 前記物品は衣服および/または装身具
    であることを特徴とする、請求項1〜15のいずれかに
    記載のコーディネート支援装置。
  17. 【請求項17】 前記色柄は、生地および/または衣服
    の付属品の色および/または柄であることを特徴とす
    る、請求項1〜7または請求項10〜16に記載のコー
    ディネート支援装置。
  18. 【請求項18】 物品とその物品に適用可能な色および
    /または柄の対応情報を記憶する物品色柄対応情報記憶
    手段を有することを特徴とする、請求項1〜7、10、
    11、14、15または17記載のコーディネート支援
    装置。
  19. 【請求項19】 物品とその物品に適用可能な材料およ
    び/または付属品との対応情報を記憶する材料および/ま
    たは付属品対応情報記憶手段を有することを特徴とす
    る、請求項1〜7、10、11、14、15、17また
    は18記載のコーディネート支援装置。
  20. 【請求項20】 物品に関する画像を含む物品情報を記
    憶する物品情報記憶手段に記憶された少なくとも2つ以
    上の物品の画像を検索し、該検索された2つ以上の画像
    を組み合わせた組み合わせ画像を作成し、作成された組
    み合わせ画像中の物品の色および/または柄を決定して
    色柄決定済み画像を作成し、作成された色柄決定済み画
    像を表示することを特徴とする物品のコーディネート画
    像の表示方法。
  21. 【請求項21】 物品に関する3次元モデルを含む情報
    を記憶する物品モデル情報記憶手段に記憶された少なく
    とも2つ以上の物品の3次元モデルを検索し、該検索さ
    れた2つ以上のモデルを組み合わせた組み合わせモデル
    を作成し、作成された組み合わせモデル中の物品の色お
    よび/または柄を設定して色柄設定画像を作成し、該作
    成された色柄設定画像を表示することを特徴とする、物
    品のコーディネート画像の表示方法。
  22. 【請求項22】 複数の物品の組み合わせ画像と該画像
    を構成する物品の対応情報を含む物品組み合わせ情報を
    記憶する物品組み合わせ情報記憶手段に記憶された複数
    の物品の組み合わせ画像を前記画像および前記物品の対
    応情報に基づいて画像を検索し、検索された前記組み合
    わせ画像を表示することを特徴とするコーディネート画
    像の表示方法。
  23. 【請求項23】 複数の物品の3次元モデルを組み合わ
    せた物品組み合わせモデルと該モデルを構成する物品の
    対応情報を記憶する物品組み合わせモデル情報記憶手段
    に記憶された物品組み合わせモデルを前記モデルと物品
    の対応情報に基づいて検索し、検索された前記組み合わ
    せモデル中の物品の色および/または柄を設定して色柄
    設定画像を作成し、作成された色柄設定画像を表示する
    ことを特徴とする、物品のコーディネート画像の表示方
    法。
  24. 【請求項24】 衣服または装身具に関する画像を含む
    物品情報を記憶する物品情報記憶手段に記憶された少な
    くとも2つ以上の衣服および/または装身具の画像を検
    索し、該検索された2つ以上の画像を組み合わせた組み
    合わせ画像を作成し、作成された組み合わせ画像中の衣
    服および/または装身具の色および/または柄を決定し
    て色柄決定済み画像を作成し、作成された色柄決定済み
    画像を表示し、表示された該色柄決定済み画像に基づい
    て前記衣服および/または装身具の色および/または柄を
    最終決定し、該最終決定された衣服および/または装身
    具の色および/または柄に基づいて衣服および/または装
    身具を製造することを特徴とする選択とする物品の製造
    方法。
  25. 【請求項25】 衣服および/または装身具に関する3
    次元モデルを含む情報を記憶する物品モデル情報記憶手
    段に記憶された少なくとも2つ以上の物品の3次元モデ
    ルを検索し、該検索された2つ以上のモデルを組み合わ
    せた組み合わせモデルを作成し、作成された組み合わせ
    モデル中の衣服および/または装身具の素材および/ま
    たは付属品の色および/または柄を設定して色柄設定画
    像を作成し、該作成された色柄設定画像を表示し、表示
    された色柄設定画像に基づいて前記衣服および/または
    装身具の素材および/または付属品を最終決定し、該最
    終決定に基づいて衣服および/または装身具を製造する
    ことを特徴とする物品の製造方法。
  26. 【請求項26】 複数の衣服および/または装身具の組
    み合わせ画像と該画像を構成する衣服および/または装
    身具の対応情報を含む物品組み合わせ情報を記憶する物
    品組み合わせ情報記憶手段に記憶された複数の衣服およ
    び/または装身具の組み合わせ画像を前記画像および前
    記衣服および/または装身具の対応情報に基づいて画像
    を検索し、検索された前記組み合わせ画像を表示し、表
    示された該色柄決定済み画像に基づいて前記衣服および
    /または装身具の色および/または柄を最終決定し、該最
    終決定された衣服および/または装身具の色および/また
    は柄に基づいて衣服および/または装身具を製造するこ
    とを特徴とする選択とする物品の製造方法。
  27. 【請求項27】 複数の衣服および/または装身具の3
    次元モデルを組み合わせた物品組み合わせモデルと該モ
    デルを構成する衣服および/または装身具の対応情報を
    記憶する物品組み合わせモデル情報記憶手段に記憶され
    た物品組み合わせモデルを前記モデルと衣服および/ま
    たは装身具の対応情報に基づいて検索し、検索された前
    記組み合わせモデル中の衣服および/または装身具の色
    および/または柄を設定して色柄設定画像を作成し、作
    成された色柄設定画像を表示し、表示された色柄設定画
    像に基づいて前記衣服および/または装身具の色および
    /または柄を最終決定し、該最終決定に基づいて衣服・
    装身具を製造することを特徴とする物品の製造方法。
  28. 【請求項28】 請求項20〜23のコーディネート画
    像の表示方法の各手順をコンピュータを用いて実施でき
    るようにコンピュータを動作させるソフトウェアを記憶
    した記録媒体。
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