JPH10182625A - ベンゾフエノンヒドラゾン誘導体及び殺虫剤 - Google Patents

ベンゾフエノンヒドラゾン誘導体及び殺虫剤

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JPH10182625A
JPH10182625A JP35466096A JP35466096A JPH10182625A JP H10182625 A JPH10182625 A JP H10182625A JP 35466096 A JP35466096 A JP 35466096A JP 35466096 A JP35466096 A JP 35466096A JP H10182625 A JPH10182625 A JP H10182625A
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JP
Japan
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compound
formula
alkyl
pyrazolyl
chloro
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Pending
Application number
JP35466096A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Kitagawa
芳則 北川
Katsuaki Wada
勝昭 和田
Yoshiko Kyo
嘉子 京
Yuichi Otsu
悠一 大津
Yumi Hattori
ゆみ 服部
Katsuhiko Shibuya
克彦 渋谷
Takehisa Abe
剛久 阿部
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Bayer CropScience KK
Original Assignee
Nihon Bayer Agrochem KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺虫剤の有効成分として優れた活性を示すベ
ンゾフェノンヒドラゾン誘導体を提供する。 【解決手段】 式: 【化1】 (式中、R1はハロゲンを示し、R2はC1-4アルキルま
たはC1-4ハロアルキルを示し、R3は水素、置換されて
いてもよいC1-4アルキルまたはC3-8シクロアルキルに
よって置換されていてもよいC1-4アルコキシ-カルボニ
ルを示し、R4はフリル、チエニル、ピロール、ピラゾ
リル、チアゾリル、ピリジル、ピラゾリルまたはイソキ
サゾリルを示し、これらの複素環式基はハロゲン、ニト
ロ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシまたはC1-6ハロ
アルキルから選ばれる置換基によって置換されていても
よく、そして、nは0、1または2を示す)で表される
ベンゾフェノンヒドラゾン誘導体およびその幾何異性体
混合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規ベンゾフェノ
ンヒドラゾン誘導体、その製造方法及び農薬、特に殺虫
剤としての利用に関する。
【0002】
【従来の技術および技術課題】British Crop Protectio
n Conference Pests and Diseases 1984, Vol.2, 405-
412、特開昭54−122261号公報、特開昭56−
45452号公報、特開平2−138246号公報、特
開平3−74356号公報、特開平4−1173号公
報、特開平6−25134号公報、特開平6−1840
7号公報、特開平7−149708号公報、特開平7−
242618号公報、特開平7−247261号公報、
特開平8−41013号公報及びWO96/33168
には、4−置換−4’−置換アルキルスルホニルオキシ
ベンゾフェノンヒドラゾン誘導体が殺虫活性を有するこ
とが記載されている。
【0003】本発明者等は、優れた殺虫活性を有する化
合物を開発するために長年にわたり研究を続けており、
より高い殺虫力とより高い安全性を有する化合物を創製
すべく、多くの化合物を合成しその殺虫特性を検討して
きた。
【0004】
【課題を解決するための手段】その結果、今回、優れた
殺虫活性を持つ下記式(I)で表される新規なベンゾフ
ェノンヒドラゾン誘導体およびその幾何異性体混合物が
見出された。
【0005】
【化2】
【0006】式中、R1はハロゲンを示し、R2はC1-4
アルキルまたはC1-4ハロアルキルを示し、R3は水素、
置換されていてもよいC1-4アルキルまたはC3-8シクロ
アルキルによって置換されていてもよいC1-4アルコキ
シ-カルボニルを示し、R4はフリル、チエニル、ピロー
ル、ピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピラゾリルま
たはイソキサゾリルを示し、これらの複素環式基はハロ
ゲン、ニトロ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシまたは
1-6ハロアルキルから選ばれる置換基によって置換さ
れていてもよく、そしてnは0、1または2を示す。
【0007】本発明の上記式(I)の化合物は、例え
ば、下記製造方法(a)〜(e)によって製造することが
できる。すなわち、製法(a):3が水素またはC1-4アルキルを示す場合
の式(I)の化合物を製造するに際して、式
【0008】
【化3】
【0009】式中、R1、R2及びnは前記と同義であ
る、で表される化合物を式
【0010】
【化4】
【0011】式中、R4は前記と同義であり、そしてR5
は水素またはC1-4アルキル、好ましくは水素、または
1-3アルキルを示す、で表される化合物と反応させる
か、製法(b):
【0012】
【化5】
【0013】式中、R1、R2、R3及びnは前記と同義で
ある、で表される化合物を式
【0014】
【化6】
【0015】式中、R4は前記と同義であり、そしてhal
は塩素または臭素を示す、で表される化合物と反応させ
るか、製法(c):3が水素以外の基を示す場合の式(I)の
化合物を製造するに際して、式
【0016】
【化7】
【0017】式中、R1、R2及びnは前記と同義であ
る、で表される化合物を式
【0018】
【化8】
【0019】式中、halは前記と同義であり、そしてR6
は水素以外のR3に対して定義した基を示す、で表され
る化合物と反応させるか、製法(d): nが1を示す場合の式(I)の化合物を製造
するに際して、式
【0020】
【化9】
【0021】式中、R1、R2、R3及びR4は前記と同義
である、で表わされる化合物を酸化するか、製法(e): nが2を示す場合の式(I)の化合物を製造
するに際して、式
【0022】
【化10】
【0023】式中、R1、R2、R3及びR4は前記と同義
であり、そしてqは0または1、好ましくは0を示す、
で表わされる化合物を酸化する。
【0024】本発明の式(I)のベンゾフェノンヒドラ
ゾン誘導体は強力な殺虫作用を示し、特に鱗翅目の害
虫、鞘翅目の害虫、更には土壌害虫に対し優れた殺虫作
用を示す。
【0025】本発明により提供される式(I)のベンゾ
フェノンヒドラゾン誘導体は、驚くべきことに、例え
ば、前述した先行技術文献に記載の公知化合物と比較
し、実質的に極めて卓越した殺虫作用を示す。
【0026】本明細書において、「置換されていてもよ
い」とある基が複数の置換基により置換されている場合
には、それらの置換基は同一であっても或いは互に異な
っていてもよい。
【0027】「ハロゲン」及び「ハロアルキル」におけ
るハロゲンは、フルオル、クロル、ブロムまたはヨード
を示し、好ましくはフルオル、クロルまたはブロムを示
す。「アルキル」は直鎖状または分岐鎖状であることが
でき、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、n-、iso-、sec-もしくはtert-ブチル、n-、iso-、s
ec-、tert-もしくはneo-ペンチル、n-、iso-、sec-、te
rt-もしくはneo-ヘキシル、へプチル、オクチル等が挙
げられる。
【0028】「アルコキシ」は直鎖状または分岐鎖状で
あることができ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、n-、iso-、sec-もしくはtert-
ブトキシ、n-、iso-、sec-、tert-もしくはneo-ペント
キシ、n-、iso-、sec-、tert-もしくはneo-ヘキトキシ
等が挙げられる。
【0029】「ハロアルキル」は1個または複数個のハ
ロゲンで置換されたアルキルを意味し、直鎖状または分
岐鎖状であることができ、例えば、フルオロメチル、ジ
フルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチ
ル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、テトラフ
ルオロエチル等が挙げられる。
【0030】「シクロアルキル」としては、例えば、シ
クロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチル、シクロオクチル等が挙げられる。
【0031】前記式(I)の化合物において、好ましく
は、R1は塩素または臭素を示し、R2はC1-3アルキル
またはC1-3ハロアルキルを示し、R3は水素、C1-3
ルキルまたはC3-6シクロアルキルによって置換されて
いてもよいC1-2アルコキシカル-ボニルを示し、R4
フリル、チエニル、ピロール、ピラゾリル、チアゾリ
ル、ピリジル、ピラゾリルまたはイソキサゾリルを示
し、これらの複素環式基はハロゲン、ニトロ、C1-3
ルキル、C1-3アルコキシまたはC1-3ハロアルキルから
選ばれる置換基によって置換されていてもよく、そして
nは0、1または2を示す化合物またはその幾何異性体
混合物を挙げることができる。
【0032】前記式(I)の化合物において、更に好ま
しくは、R1が塩素を示し、R2がメチル、エチル、ジフ
ルオロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリ
フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−フル
オロエチルまたは1,1,2,2−テトラフルオロエチ
ルを示し、R3が水素、メチル、エチル、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニルまたはシクロプロピルメト
キシカルボニルを示し、R4がフリル、チエニル、ピロ
ール、ピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピラゾリル
またはイソキサゾリルを示し、これらの複素環式基は塩
素、臭素、ニトロ、メチル、メトキシまたはトリフルオ
ロメチルから選ばれる置換基によって置換されていても
よく、そしてnが0または2を示す化合物またはその幾
何異性体混合物を挙げることができる。
【0033】本発明の式(I)の化合物には、syn−
型およびanti−型の幾何異性体が存在し、それらは
それぞれ純粋な形態または両者の混合物の形で存在する
ことができる。
【0034】本発明の式(I)の化合物の具体例とし
て、下記第1表に記載の化合物を挙げることができる。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】
【表5】
【0040】
【表6】
【0041】
【表7】
【0042】
【表8】
【0043】
【表9】
【0044】
【表10】
【0045】
【表11】
【0046】
【表12】
【0047】
【表13】
【0048】
【表14】
【0049】
【表15】
【0050】
【表16】
【0051】
【表17】
【0052】
【表18】
【0053】
【表19】
【0054】
【表20】
【0055】
【表21】
【0056】
【表22】
【0057】前記製法(a)は、原料として、例えば、
4−クロロ−4’−メチルメルカプトメチルベンゾフェ
ノンとニコチニルヒドラジドとを用いる場合、下記の反
応式1で表される。
【0058】反応式1
【0059】
【化11】
【0060】前記製法(b)は、原料として、例えば、
4−クロロ−4’−メチルメルカプトメチルベンゾフェ
ノンヒドラジンと1,3−ジメチルピラゾール−5−カ
ルボニルクロライドとを用いる場合、下記の反応式2で
表される。
【0061】反応式2
【0062】
【化12】
【0063】前記製法(c)は、原料として、例えば、
4−クロロ−4'−メチルメルカプトメチルベンゾフェ
ノン 5−ブロモ−2−フロイルヒドラゾンとヨウ化エ
チルを用いる場合、下記の反応式3で表される。
【0064】反応式3
【0065】
【化13】
【0066】前記製法(d)は、原料として、例えば、
4−クロロ−4’−メチルメルカプトメチルベンゾフェ
ノン ニコチノイルルヒドラゾンとメタクロロ過安息香
酸とを用いる場合、下記の反応式4で表される。
【0067】反応式4
【0068】
【化14】
【0069】前記製法(e)は、原料として、例えば、
4−クロロ−4’−メチルメルカプトメチルベンゾフェ
ノン ニコチノイルルヒドラゾンとメタクロロ過安息香
酸とを用いる場合、下記の反応式5で表される。
【0070】反応式5
【0071】
【化15】
【0072】上記製法(a)において、原料として使用
される式(II)の化合物の例としては、4−クロロ−
4’−メチルメカプトメチルベンゾフェノン、4−クロ
ロ−4’−メチルスルフィニルメチルベンゾフェノン、
4−クロロ−4’−メチルスルフォニルメチルベンゾフ
ェノン、4−ブロモ−4’−メチルメカプトメチルベン
ゾフェノン、4−ブロモ−4’−メチルスルフィニルメ
チルベンゾフェノン、4−ブロモ−4’−メチルスルフ
ォニルベンゾフェノン、4−クロロ−4’−エチルメカ
プトメチルベンゾフェノン、4−クロロ−4’−エチル
スルフィニルメチルベンゾフェノン、4−クロロ−4’
−エチルスルフォニルメチルベンゾフェノン、4−ブロ
モ−4’−エチルメカプトメチルベンゾフェノン、4−
ブロモ−4’−エチルスルフィニルメチルベンゾフェノ
ン、4−ブロモ−4’−エチルスルフォニルベンゾフェ
ノン等を挙げることができる。
【0073】式(II)の化合物は、例えば、特願平8−
141187号明細書及びWO96/33168パンフ
レットに、その製造方法と共に記載されている化合物で
ある。
【0074】上記製法(a)において、原料として使用
される式(III)の化合物は、既知の化合物であり、例
えば、ニコチニルヒドラジド、イソニコチンヒドラジ
ド、2−フロイルヒドラジド、5−ブロモ−2−フロイ
ックヒドラジド等を挙げることができる。
【0075】上記製法(b)において、原料として用い
られる式(IV)の化合物の例としては、4−クロロ−
4’−メチルメカプトメチルベンゾフェノン ヒドラゾ
ン、4−クロロ−4’−メチルスルフィニルメチルベン
ゾフェノン ヒドラゾン、4−クロロ−4’−メチルス
ルフォニルメチルベンゾフェノン ヒドラゾン、4−ブ
ロモ−4’−メチルメカプトメチルベンゾフェノン ヒ
ドラゾン、4−ブロモ−4’−メチルスルフィニルメチ
ルベンゾフェノン ヒドラゾン、4−ブロモ−4’−メ
チルスルフォニルベンゾフェノン ヒドラゾン、4−ク
ロロ−4’−エチルメカプトメチルベンゾフェノン ヒ
ドラゾン、4−クロロ−4’−エチルスルフィニルメチ
ルベンゾフェノン ヒドラゾン、4−クロロ−4’−エ
チルスルフォニルメチルベンゾフェノン ヒドラゾン、
4−ブロモ−4’−エチルメカプトメチルベンゾフェノ
ン ヒドラゾン、4−ブロモ−4’−エチルスルフィニ
ルメチルベンゾフェノン ヒドラゾン、4−ブロモ−
4’−エチルスルフォニルベンゾフェノン ヒドラゾン
等を挙げることができる。
【0076】式(IV)の化合物は、例えば、特願平8−
141187号明細書にその製造方と共に記載されてい
る化合物であり、例えば、前記式(II)の化合物を式
【0077】
【化16】
【0078】式中、R3は前記と同義である、で表され
る化合物と、前記製造方法(a)と同様の条件下で反応
させることにより製造することができる。
【0079】上記式(VII)の化合物は既知の化合物
であり、例えば、包水ヒドラジン、カルバジン酸メチ
ル、カルバジン酸エチル、カルバジン酸イソプロピル等
を挙げることができる。
【0080】上記製法(b)において、原料として用い
られる式(V)の化合物は、有機化学の分野でよく知ら
れたものであり、その例としては、1,3−ジメチルピ
ラゾール−5−カルボニルクロライド、2−フロイルク
ロライド、2−チオフェンカルボニルクロライド、ピラ
ジンカルボニルクロライド、5−ニトロ−2−フロイル
クロライド等を挙げることができる。
【0081】上記製法(c)において、原料として用い
られる式(Ic)の化合物は、上記製法(a)又は(b)に
より製造される本発明の化合物であり、その例として
は、4−クロロ−4’−メチルメカプトベンゾフェノン
5−ブロモ−2−フロイルヒドラゾン、4−ブロモ−
4’−メチルメカプトベンゾフェノン 5−ブロモ−2
−フロイルヒドラゾン、4−クロロ−4’−メチルメカ
プトベンゾフェノン 2−フロイルヒドラゾン、4−ブ
ロモ−4’−メチルメカプトベンゾフェノン 2−フロ
イルヒドラゾン、4−クロロ−4’−メチルメカプトベ
ンゾフェノン ニコチニルヒドラゾン、4−ブロモ−
4’−メチルメカプトベンゾフェノン ニコチニルヒド
ラゾン等を挙げることができる。
【0082】上記製法(c)において、原料として用い
られる式(VI)の化合物は、既知の化合物であり、その
例としては、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロ
ピル、メチル クロロホルマート、エチル クロロホル
マート等を挙げることができる。
【0083】上記製法(d)において、原料として用い
られる式(Id)の化合物は、上記製法(a)、(b)又は
(c)により製造される本発明の化合物であり、その例
としては、4−クロロ−4’−メチルメルカプトメチル
ベンゾフェノン ニコチニルヒドラゾン、4−ブロモ−
4’−メチルメルカプトメチルベンゾフェノン ニコチ
ニルヒドラゾン、4−クロロ−4’−メチルメルカプト
メチルベンゾフェノン2−フロイルヒドラゾン、4−ブ
ロモ−4’−メチルメルカプトメチルベンゾフェノン
2−フロイルヒドラゾン、4−クロロ−4’−エチルメ
ルカプトメチルベンゾフェノン 2−フロイルヒドラゾ
ン、4−ブロモ−4’−エチルメルカプトメチルベンゾ
フェノン 2−フロイルヒドラゾン等を挙げることがで
きる。
【0084】上記製法(d)で式(Id)の化合物の酸
化のために使用される酸化剤の例としては、過酸化水素
水、過酢酸、m−クロロ過安息香酸、オキソン(oxon
e)、過ヨウ素酸ナトリウム、t-ブチルハイドロパーオ
キサイド等を挙げることができる。
【0085】上記製法(e)において、原料として使用
される式(Ie)の化合物は、上記製法(a)、(b)、
(c)又は(d)により製造される本発明の化合物であ
り、その例としては、式(Id)の化合物の例として挙げ
た化合物に加えて、4−クロロ−4’−メチルスルフィ
ニルベンゾフェノン ニコチニルヒドラゾン、4−ブロ
モ−4’−メチルスルフィニルベンゾフェノン ニコチ
ニルヒドラゾン,4−クロロ−4’−メチルスルフィニ
ルメチルベンゾフェノン 2−フロイルヒドラゾン、4
−ブロモ−4’−メチルスルフィニルメチルベンゾフェ
ノン 2−フロイルヒドラゾン、4−クロロ−4’−エ
チルスルフィニルメチルベンゾフェノン 2−フロイル
ヒドラゾン、4−ブロモ−4’−エチルスルフィニルメ
チルベンゾフェノン 2−フロイルヒドラゾン等を挙げ
ることができる。
【0086】上記製法(e)で式(Ie)の化合物の酸
化のために使用される酸化剤の例としては、製法(d)
で例示した酸化剤に加えて、過マンガン酸カリウム、過
ホウ酸ナトリウム等を挙げることができる。
【0087】上記製法(a)の反応は適当な希釈剤中で
実施することができ、その際に使用しうる希釈剤の例と
しては、脂肪族、環脂肪族および芳香族炭化水素類(場
合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタ
ン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エ−テル、リグロ
イン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、
クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エ−テル類、例
えば、エチルエ−テル、メチルエチルエ−テル、イソプ
ロピルエ−テル、ブチルエ−テル、ジオキサン、ジメト
キシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレ
ングリコ−ルジメチルエ−テル(DGM)等;ニトリル類、
例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロ
ニトリル等;アルコ−ル類、例えば、メタノ−ル、エタ
ノ−ル、イソプロパノ−ル、ブタノ−ル、エチレングリ
コ−ル等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミ
ル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N-メチルピロリド
ン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、ヘキサメチル
フォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン、スル
ホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ス
ルホラン等;および塩基、例えば、ピリジン等を挙げる
ことができる。
【0088】製法(a)は酸触媒の存在下で行うことが
でき、その際に用いうる酸触媒の例としては、鉱酸類、
例えば、塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸、亜硫酸水素ナ
トリウム等;有機酸類、例えば、蟻酸、酢酸、トリフル
オロ酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸、p-トルエンスルホン酸等;有機アミン塩酸
塩、例えば、ピリジン塩酸塩、トリエチルアミン塩酸塩
等を挙げることができる。
【0089】製法(a)は実質的に広い温度範囲内にお
いて実施することができるが、一般には約−30〜約1
50℃、好ましくは約0〜約130℃の間の温度が好適
である。また、該反応は常圧下で行うことが望ましい
が、場合によっては加圧または減圧下で操作することも
できる。
【0090】製法(a)を実施するにあたっては、例え
ば、式(II)の化合物1モルに対し、希釈剤例えばエタ
ノール中、1〜1.5モル量の式(III)の化合物を、
酸触媒の存在下で反応させることにより、目的化合物を
得ることができる。
【0091】上記製法(b)の反応は適当な希釈剤中で
実施することができ、その際に使用しうる希釈剤の例と
しては、脂肪族、環脂肪族および芳香族炭化水素類(場
合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタ
ン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エ−テル、リグロ
イン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、
クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エ−テル類、例
えば、エチルエ−テル、メチルエチルエ−テル、イソプ
ロピルエ−テル、ブチルエ−テル、ジオキサン、ジメト
キシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレ
ングリコ−ルジメチルエ−テル(DGM)等;ニトリル類、
例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロ
ニトリル等;アルコ−ル類、例えば、メタノ−ル、エタ
ノ−ル、イソプロパノ−ル、ブタノ−ル、エチレングリ
コ−ル等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミ
ル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N-メチルピロリド
ン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、ヘキサメチル
フォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン、スル
ホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ス
ルホラン等、および塩基、例えば、ピリジン等を挙げる
ことができる。
【0092】製法(b)は酸結合剤の存在下で行うこと
ができ、その際に用いうる酸結合剤の例としては、無機
塩基として、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸
化物、炭酸塩及び重炭酸塩等、例えば、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム等;無機アルカリ金属アミド類、
例えば、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウム
アミド等;有機塩基として、アルコラート、第3級アミ
ン類、ジアルキルアミノアニリン類及びピリジン類、例
えば、トリエチルアミン、1,1,4,4-テトラメチルエチレ
ンジアミン(TMEDA)、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエ
チルアニリン、ピリジン、4-ジメチルアミノピリジン(D
MAP)、1,4-ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)、1,
8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク-7-エン(DBU)等;有
機リチウム化合物、例えば、メチルリチウム、n-ブチル
リチウム、sec-ブチルリチウム、tert-ブチルリチウ
ム、フェニルリチウム、ジメチルカッパ−リチウム、リ
チウムジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシル
イソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミ
ド、n-ブチルリチウム・DABCO、n-ブチルリチウム・DBU、
n-ブチルリチウム・TMEDA等を挙げることができる。
【0093】製法(b)は実質的に広い温度範囲内にお
いて実施することができるが、一般には約−70〜約1
50℃、好ましくは約−30〜約100℃の間の温度が
好適である。また、該反応は常圧下で行うことが望まし
いが、場合によっては加圧または減圧下で操作すること
もできる。
【0094】製法(b)を実施するにあたっては、例え
ば、式(IV)の化合物1モルに対し、希釈剤例えばテト
ラヒドロフラン中、1〜1.2モル量のハロアルキル
を、塩基の存在下で反応させることにより、目的化合物
を得ることができる。
【0095】上記製法(c)の反応は適当な希釈剤中で
実施することができ、その際使用しうる希釈剤の例とし
ては、脂肪族、環脂肪族および芳香族炭化水素類(場合
によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、
ヘキサン、シクロヘキサン、石油エ−テル、リグロイ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、
クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、クロ
ルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エ−テル類、例え
ば、エチルエ−テル、メチルエチルエ−テル、イソプロ
ピルエ−テル、ブチルエ−テル、ジオキサン、ジメトキ
シエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレン
グリコ−ルジメチルエ−テル(DGM)等;ニトリル類、例
えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニ
トリル等;アルコ−ル類、例えば、メタノ−ル、エタノ
−ル、イソプロパノ−ル、ブタノ−ル、エチレングリコ
−ル等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル
等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N-メチルピロリド
ン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、ヘキサメチル
フォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン、スル
ホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ス
ルホラン等、および塩基、例えば、ピリジン等を挙げる
ことができる。
【0096】製法(c)は酸結合剤の存在下で行うこと
ができ、その際に用いうる酸結合剤の例としては、無機
塩基として、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸
化物、炭酸塩及び重炭酸塩等、例えば、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム等;無機アルカリ金属アミド類、
例えば、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウム
アミド等等;有機塩基として、アルコラート、第3級ア
ミン類、ジアルキルアミノアニリン類及びピリジン類、
例えば、トリエチルアミン、1,1,4,4-テトラメチルエチ
レンジアミン(TMEDA)、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジ
エチルアニリン、ピリジン、4-ジメチルアミノピリジン
(DMAP)、1,4-ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)及
び1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク-7-エン(DBU)
等;有機リチウム化合物、例えば、メチルリチウム、n-
ブチルリチウム、sec-ブチルリチウム、tert-ブチルリ
チウム、フェニルリチウム、ジメチルカッパ−リチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘ
キシルイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシル
アミド、n-ブチルリチウム・DABCO、n-ブチルリチウム・D
BU、n-ブチルリチウム・TMEDA等を挙げることができる。
【0097】製法(c)は実質的に広い温度範囲内にお
いて実施することができるが、一般には約−70〜約1
50℃、好ましくは約−30〜約100℃の間の温度が
好適である。また、該反応は常圧下で行うことが望まし
いが、場合によっては加圧または減圧下で操作すること
もできる。
【0098】製法(c)を実施するにあたっては、例え
ば、式(IV)の化合物1モルに対し、希釈剤例えばテト
ラヒドロフラン中、1〜1.2モル量のハロアルキル
を、塩基の存在下で反応させることにより、目的化合物
を得ることができる。
【0099】上記製法(d)の酸化反応は適当な希釈剤
中で実施することができ、使用しうる希釈剤の例として
は、水;脂肪族、環脂肪族および芳香族炭化水素類(場
合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタ
ン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エ−テル、リグロ
イン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、
クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エ−テル類、例
えば、エチルエ−テル、メチルエチルエ−テル、イソプ
ロピルエ−テル、ブチルエ−テル、ジオキサン、ジメト
キシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエ
チレングリコ−ルジメチルエ−テル(DGM)等;アルコ
−ル類、例えば、メタノ−ル、エタノ−ル、イソプロパ
ノ−ル、ブタノ−ル、エチレングリコ−ル等;カルボン
酸類、例えば、酢酸、プロピオン酸等を挙げることがで
きる。
【0100】上記製法(d)の酸化反応は、相間移動触
媒を用いる方法によっても実施することができ、その際
に使用しうる希釈剤の例としては、水;脂肪族、環脂肪
族および芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化され
てもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ
サン、石油エ−テル、リグロイン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジクロロメタン、クロルベンゼン、ジク
ロロベンゼン等;エ−テル類、例えば、エチルエ−テ
ル、メチルエチルエ−テル、イソプロピルエ−テル、ブ
チルエ−テル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、
テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコ−ルジメ
チルエ−テル(DGM)等;ニトリル類、例えば、アセトニ
トリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等を挙げ
ることができる。
【0101】相間移動触媒の例としては、4級イオン
類、例えば、テトラメチルアンモニウム ブロマイド、
テトラプロピルアンモニウム ブロマイド、テトラブチ
ルアンモニウム ブロマイド、テトラブチルアンモニウ
ム ビススルフェイト、テトラブチルアンモニウム ヨー
ダイド、トリオクチルメチルアンモニウム クロライ
ド、ベンジルトリエチルアンモニウム ブロマイド、ブ
チルピリジニウム ブロマイド、ヘプチルピリジニウム
ブロマイド、ベンジルトリエチルアンモニウム クロラ
イド等を挙げることができる。
【0102】かかる相間移動触媒は一般に触媒量程度の
ごく少量で使用することができる。
【0103】製法(d)は実質的に広い温度範囲内にお
いて実施することができるが、一般には約−30〜約1
50℃、好ましくは約−20〜約100℃間の温度が好
適である。また、該反応は常圧下で行うことが望ましい
が、場合によっては加圧または減圧下で操作することも
できる。
【0104】製法(d)を実施するにあたっては、例え
ば、希釈剤例えばメタノール中、式(Id)の化合物1モ
ルに対し、1〜1.2モル量の酸化剤を反応させること
により、nが1を示す場合の式(I)の化合物を得ること
ができる。
【0105】上記製法(e)の酸化反応は適当な希釈剤
中で実施することができ、使用しうる希釈剤の例として
は、水;脂肪族、環脂肪族および芳香族炭化水素類(場
合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタ
ン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エ−テル、リグロ
イン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、
クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エ−テル類、例
えば、エチルエ−テル、メチルエチルエ−テル、イソプ
ロピルエ−テル、ブチルエ−テル、ジオキサン、ジメト
キシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエ
チレングリコ−ルジメチルエ−テル(DGM)等;アルコ
−ル類、例えば、メタノ−ル、エタノ−ル、イソプロパ
ノ−ル、ブタノ−ル、エチレングリコ−ル等;カルボン
酸類、例えば、酢酸、プロピオン酸を挙げることができ
る。
【0106】製法(e)は実質的に広い温度範囲内にお
いて実施することができるが、一般には約−70〜約1
50℃、好ましくは約−10〜約100℃の間の温度が
好適である。また、該反応は常圧下で行うことが望まし
いが、場合によっては加圧または減圧下で操作すること
もできる。
【0107】製法(e)を実施するにあたっては、例え
ば、希釈剤例えばジクロロメタン中、式(Ie)の化合物
1モルに対し、1〜3モル量の酸化剤を反応させること
により、nが2を示す場合の式(I)の化合物を得ること
ができる。
【0108】本発明の式(I)の化合物は強力な殺虫作
用を示す。そして、本発明の式(I)の活性化合物は、
栽培植物に対し薬害を与えることなく、有害昆虫に対し
的確な防除効果を発揮する。従って、それらは殺虫剤と
して使用することができる。
【0109】また、本発明の化合物は広範な種々の害
虫、有害な吸液昆虫、かむ昆虫、土壌害虫およびその他
の植物寄生害虫、貯穀害虫、衛生害虫等の防除のために
使用することができ、それらの駆除撲滅のために適用す
ることができる。
【0110】そのような害虫類の例としては、以下の如
き害虫類を例示することができる。昆虫類として、鞘翅
目害虫、例えば、アズキゾウムシ(Callosobruchus chi
nensis)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、コク
ヌストモドキ(Tribolium castaneum)、オオニジュウ
ヤホシテントウ(Epilachna vigintioctomaculata)、
トビイロムナボソコメツキ(Agriotes fuscicollis)、
ドウガネブイブイ(Anomala rufocuprea)、コロラドポ
テトビ−トル(Leptinotarsa decemlineata)、ジアブ
ロテイカ(Diabrotica spp.)、マツノマダラカミキリ
(Monochamus alternatus)、イネミズゾウムシ(Lisso
rhoptrus oryzophilus)、ヒラタキクイムシ(Lyctus b
runeus);鱗翅目害虫、例えば、マイマイガ(Lymantri
a dispar)、ウメケムシ(Malacosoma neustria)、ア
オムシ(Pieris rapae)、ハスモンヨトウ(Spodoptera
litura)、ヨトウ(Mamestra brassicae)、ニカメイ
チュウ(Chilo suppressalis)、アワノメイガ(Pyraus
ta nubilalis)、コナマダラメイガ(Ephestia cautell
a)、コカクモンハマキ(Adoxophyes orana)、コドリ
ンガ(Carpocapsa pomonella)、カブラヤガ(Agrotis
fucosa)、ハチミツガ(Galleria mellonella)、コナ
ガ(Plutella xylostella)、ヘリオティス(Heliothis
virescens)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citr
ella);半翅目害虫、例えば、ツマグロヨコバイ(Nepho
tettix cincticeps)、トビイロウンカ(Nilaparvata l
ugens)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstoc
ki)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、モ
モアカアブラムシ(Myzuspersicae)、リンゴアブラム
シ(Aphis pomi)、ワタアブラムシ(Aphis gossypi
i)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、
ナシグンバイ(Stephanitis nashi)、アオカメムシ(N
ezara spp.)、トコジラミ(Cimex lectularius)、オ
ンシツコナジミ(Trialeurodes vaporariorum)、キジ
ラミ(Psylla spp.);直翅目害虫、例えば、チャバネ
ゴキブリ(Blattela germanica)、ワモンゴキブリ(Pe
riplaneta americana)、ケラ(Gryllotalpa african
a)、バツタ (Locusta migratoria migratoriodes);
等翅目害虫、例えば、ヤマトシロアリ(Deucotermes sp
eratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus);
双翅目害虫、例えば、イエバエ(Musca domestica)、
ネツタイシマカ(Aedes aegypti)、タネバエ(Hylemia
platura)、アカイエカ(Culex pipiens)、シナハマ
ダラカ(Anopheles sinensis)、コガタアカイエカ(Cu
lex tritaeniorhynchus)等を挙げることができる。
【0111】また、ダニ類としては、例えば、カンザワ
ハダニ(Tetranychus kanzawai)、ナミハダニ(Tetran
ychus urticae)、ミカンハダニ(Panonychus citr
i)、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、ホコリダ
ニ(Tarsonemus spp.)等を挙げることができる。
【0112】センチュウ類としては、例えば、サツマイ
モネコブセンチュウ(Meloidogyneincognita)、マツノ
ザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)、イネ
シンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)、ダイ
ズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、ネグサ
レセンチュウ(Pratylenchus spp.)等を挙げることが
できる。
【0113】更に、本発明の化合物は、獣医学の医薬分
野において、種々の有害な動物寄生虫(内部および外部
寄生虫)、例えば、昆虫類および蠕虫等の防除のために
使用することができる。
【0114】このような動物寄生虫の例としては、以下
の如き害虫を例示することができる。
【0115】昆虫類としては、例えば、ウマバエ(Gast
rophilus spp.)、サシバエ(Stomoxys spp.)、ハジラ
ミ(Trichodectes spp.)、サシガメ(Rhodnius sp
p.)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)等を挙げる
ことができる。
【0116】ダニ類としては、例えば、カズキダニ(Or
nithodoros spp.)、マダニ(Ixodes spp.)、オウシマ
ダニ(Boophilus spp.)等を挙げることができる。
【0117】本明細書では、これらすべてを包含する害
虫類に対する殺虫作用を有する物質を総称して殺虫剤と
呼ぶことがある。
【0118】本発明の活性化合物は、殺虫剤として使用
する場合、通常の製剤形態に製剤化することができる。
製剤形態としては、例えば、液剤、水和剤、エマルジョ
ン、懸濁剤、粉剤、泡沫剤、ペ−スト、錠剤、粒剤、エ
アゾ−ル、活性化合物浸潤−天然及び合成物、マイクロ
カプセル、種子用被覆剤、燃焼装置を備えた製剤(燃焼
装置としては、例えば、くん蒸及び煙霧カ−トリッジ、
かん及びにコイル)、そしてULV[コ−ルドミスト
(cold mist)、ウオ−ムミスト(warm mist)]等を挙
げることができる。
【0119】これらの製剤は、それ自体既知の方法で製
造することができる。例えば、活性化合物を、展開剤、
即ち、液体希釈剤;液化ガス希釈剤;固体希釈剤または
担体、場合によっては界面活性剤、即ち、乳化剤及び/
または分散剤及び/または泡沫形成剤等と混合すること
によって製造することができる。
【0120】液体希釈剤または担体としては、一般に
は、芳香族炭化水素類(例えば、キシレン、トルエン、
アルキルナフタレン等)、クロル化芳香族またはクロル
化脂肪族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン類、塩化
エチレン類、塩化メチレン等)、脂肪族炭化水素類[例
えば、シクロヘキサン等、パラフィン類(例えば鉱油留
分等)]、アルコ−ル類(例えば、ブタノ−ル、グリコ
−ル及びそれらのエ−テル、エステル等)、ケトン類
(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン等)、強極性溶媒(例
えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等)及び水を挙げることができる。展開剤として水を用
いる場合には、例えば、有機溶媒を補助溶媒として使用
することもできる。
【0121】液化ガス希釈剤または担体は、常温常圧で
ガス状の物質を液化したものであり、その例としては、
例えば、ブタン、プロパン、窒素ガス、二酸化炭素、及
びハロゲン化炭化水素類のようなエアゾ−ル噴射剤を挙
げることができる。
【0122】固体希釈剤としては、例えば、土壌天然鉱
物(例えば、カオリン、クレ−、タルク、チョ−ク、石
英、アタパルガイド、モンモリロナイトまたは珪藻土
等)、土壌合成鉱物(例えば、高分散ケイ酸、アルミ
ナ、ケイ酸塩等)等を挙げることができる。
【0123】粒剤のための固体担体としては、例えば、
粉砕且つ分別された岩石(例えば、方解石、大理石、軽
石、海泡石、白雲石等)、無機及び有機物粉の合成粒、
有機物質(例えば、おがくず、ココやしの実のから、と
うもろこしの穂軸、タバコの茎等)の細粒体等を挙げる
ことができる。
【0124】乳化剤及び/または泡沫剤としては、非イ
オン及び陰イオン乳化剤[例えば、ポリオキシエチレン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコ−ル
エ−テル(例えば、アルキルアリ−ルポリグリコ−ルエ
−テル、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アリ
−ルスルホン酸塩等)]、アルブミン加水分解生成物等
を挙げることができる。
【0125】分散剤としては、例えば、リグニンサルフ
ァイト廃液及びメチルセルロ−スが包含される。
【0126】固着剤も製剤(粉剤、粒剤、乳剤)に使用
することができ、その際に使用しうる固着剤としては、
例えば、カルボキシメチルセルロ−ス、天然及び合成ポ
リマ−(例えば、アラビアゴム、ポリビニルアルコ−
ル、ポリビニルアセテ−ト等)等を挙げることができ
る。
【0127】着色剤を使用することもでき、該着色剤と
しては、無機顔料(例えば、酸化鉄、酸化チタン、プル
シアンブル−等)、アリザリン染料、アゾ染料または金
属フタロシアニン染料のような有機染料、更に、鉄、マ
ンガン、ボロン、銅、コバルト、モリブデン、亜鉛及び
それらの金属の塩のような微量要素を挙げることができ
る。
【0128】該製剤は、一般に、前記活性成分を0.1〜9
5重量%、好ましくは0.5〜90重量%の範囲内で含有する
ことができる。
【0129】本発明の式(I)の活性化合物は、それら
の商業上有用な製剤形態またはそれらの製剤から調製さ
れた使用形態で、他の活性化合物、例えば、殺虫剤、毒
餌、殺菌剤、殺ダニ剤、殺センチュウ剤、殺カビ剤、生
長調整剤、除草剤等との混合剤として存在することもで
きる。ここで、上記殺虫剤としては、例えば、有機リン
剤、カ−バメ−ト剤、カ−ボキシレ−ト系薬剤、クロル
化炭化水素系薬剤、微生物が生産する殺虫性物質等を挙
げることができる。
【0130】更に、本発明の式(I)の活性化合物は、
共力剤との混合剤としても存在することができる。該共
力剤は、それ自体は活性である必要はなく、活性化合物
の作用を増幅するような化合物である。
【0131】本発明の式(I)の活性化合物の商業上有
用な使用形態における含有量は、広い範囲内で変えるこ
とができ、例えば、0.0000001〜l00重量%、好ましく
は、0.00001〜1重量%の範囲内とすることができる。
【0132】本発明の式(I)の化合物は、害虫に対し
て使用形態に適合した通常の方法で使用することができ
る。衛生害虫、貯蔵物に対する害虫に使用するに際し
て、本発明の活性化合物は、石灰物質上のアルカリに対
する安定性、並びに木材及び土壌における残効性に極め
て優れている。
【0133】
【実施例】次に実施例により本発明の内容を具体的に説
明するが、本発明はこれのみに限定されるべきものでは
ない。
【0134】合成例1
【0135】
【化17】
【0136】4−クロロ−4’−メチルメルカプトメチ
ルベンゾフェノン(5.5g)のエタノール(100m
l)溶液中に、ニコチニルヒドラジド(3.3g)、触
媒量のピリジウムp-トルエンスルホナートを加え、20
時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し、得られた油状物
をジクロロメタンで希釈し、水、ヨウは食塩水で順次洗
浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を留去
後、得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー
(n-ヘキサン:酢酸エチル=1:2)にて精製すると4
−クロロ−4’−メチルメルカプトメチルベンゾフェノ
ン ニコチニルヒドラゾン(4.3g)を油状物として
得た。
【0137】nD 20=1.6615 合成例2
【0138】
【化18】
【0139】4−クロロ−4’−メチルメルカプトメチ
ルベンゾフェノン 5−ブロモ−2−フロイルヒドラゾ
ン(1g)のトルエン溶液中に、テトラn-ブチルアンモ
ニウムブロマイド(70mg)、40%水酸化ナトリウム水
溶液(15ml)及びヨウ化エチル(0.7g)を加え、7
0℃中で3時間撹袢させる。反応液に水を加えて洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー
(n-ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製すると4
−クロロ−4’−メチルメルカプトメチルベンゾフェノ
ン N−(5−ブロモ−2−フロイル)−N−エチル
ヒドラゾン(1.1g)が得られる。
【0140】融点 98.5−110.5℃ 合成例3
【0141】
【化19】
【0142】4−クロロ−4’−メチルメルカプトメチ
ルベンゾフェノン ニコチニルヒドラゾン(1.5g)
を、ジクロロメタン溶液(10ml)中に、氷冷下で、メ
タクロロ過安息香酸(0.9g)を加え、そのまま1.
5時間撹袢させる。反応液を10%チオ硫酸ナトリウム
水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で
順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製する際に、n-ヘキサン:アセトン(2:1)の
展開溶媒を用いると4−クロロ−4’−メタンスルホニ
ルメチルベンゾフェノン ニコチニルヒドラゾン(0.
5g)が得られ(融点 93.5〜101℃)。
【0143】次に、アセトンを展開溶媒に用いると、4
−クロロ−4’−メタンスルフィニルメチルベンゾフェ
ノン ニコチニルヒドラゾン(0.4g)が得られる
(融点95−102℃)。
【0144】合成例4
【0145】
【化20】
【0146】4−クロロ−4’−メチルメルカプトメチ
ルベンゾフェノン 2−フロイルヒドラゾン(0.8
g)の脱水DMF(100ml)溶液中に、アルゴン気流
下、水素化ナトリウム(60%、0.1g)を加え、室
温で1時間撹袢させ、次に、クロル蟻酸エチル(0.3
g)を加えて室温で5時間反応を行う。反応液を氷水中
にあけ、酢酸エチルで二度抽出する。有機層を飽和食塩
水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留
去して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(n-ヘキサン:酢酸エチル 1:2)で精製し、4−
クロロ−4’−メチルメルカプトメチルベンゾフェノン
N−フロイル−N−エトキシカルボニルヒドラゾン
(0.5g)が得られる。
【0147】nD 20=1.6069 合成例5
【0148】
【化21】
【0149】4−クロロ−4’−メチルメルカプトメチ
ルベンゾフェノンヒドラゾン(5.8g)の無水テトラ
ヒドロフラン(50ml)溶液にアルゴン雰囲気下、氷冷
下で水素化ナトリウム(60%、1.2g)を加えた。
発泡終了後、1,3−ジメチルピラゾール−5−カルボ
ニルクロライド(3.8g)の無水テトラヒドロフラン
(10ml)溶液を滴下した。滴下終了後、氷水浴をはずし
室温下で4時間撹袢し、水を加えて酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、溶媒を減圧下に留去して得られた粗生成
物をシリカゲルクロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸
エチル 3:1)で精製し、4−クロロ−4’−メチル
メルカプトメチルベンゾフェノン N−(1,3−ジメ
チルピラゾール−5−カルボニル)ヒドラゾン(3.3
g)が得られる。
【0150】融点 107〜111℃ 上記合成例1〜5と同様にして得られた化合物例を、合
成例1〜5の化合物と共に下記第2表に示す。
【0151】
【表23】
【0152】生物試験例 供試薬剤の調製方法: 溶剤:キシロール3重量部 乳化剤:ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
1重量部 適当な活性化合物の調合物を作るために、活性化合物1
重量部を前記量の乳化剤を含有する前記量の溶剤と混合
し、その混合物を水で所定濃度まで稀釈した。
【0153】ハスモンヨトウ幼虫に対する試験 試験方法:キャベツの葉を活性化合物の所定濃度の水溶
液に浸漬し、薬液の風乾後、直径9cmのシャーレに入
れてハスモンヨトウ3令幼虫を10頭放ち、25℃の定
温室に置き、7日後に死虫数を調べ殺虫率を算出した。
試験は2連で行い殺虫率はその平均である。
【0154】結果:化合物番号1、2、3、4、5、
8、11、15、16、17及び18は濃度200pp
mで100%の殺虫率を示した。
【0155】
【発明の効果】本願発明の新規ベンゾフェノンヒドラゾ
ン誘導体は、上記生物試験例に示したように優れた殺虫
活性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01N 43/56 A01N 43/56 A 43/60 43/60 43/78 43/78 A 43/80 101 43/80 101 C07D 207/34 C07D 207/34 213/81 213/81 213/82 213/82 231/14 231/14 241/24 241/24 261/18 261/18 277/56 277/56 333/38 333/38 // C07M 9:00 (72)発明者 服部 ゆみ 茨城県結城市結城12397−4 (72)発明者 渋谷 克彦 栃木県河内郡南河内町緑6−14−4 (72)発明者 阿部 剛久 栃木県小山市若木町1−9−31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 式中、R1はハロゲンを示し、R2はC1-4アルキルまた
    はC1-4ハロアルキルを示し、R3は水素、置換されてい
    てもよいC1-4アルキルまたはC3-8シクロアルキルによ
    って置換されていてもよいC1-4アルコキシ-カルボニル
    を示し、R4はフリル、チエニル、ピロール、ピラゾリ
    ル、チアゾリル、ピリジル、ピラゾリルまたはイソキサ
    ゾリルを示し、これらの複素環式基はハロゲン、ニト
    ロ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシまたはC1-6ハロ
    アルキルから選ばれる置換基によって置換されていても
    よく、そしてnは0、1または2を示す、で表されるベ
    ンゾフェノンヒドラゾン誘導体またはその幾何異性体混
    合物。
  2. 【請求項2】 R1が塩素または臭素を示し、R2がC
    1-3アルキルまたはC1-3ハロアルキルを示し、R3が水
    素、C1-3アルキルまたはC3-6シクロアルキルによって
    置換されていてもよいC1-2アルコキシカル-ボニルを示
    し、R4がフリル、チエニル、ピロール、ピラゾリル、
    チアゾリル、ピリジル、ピラゾリルまたはイソキサゾリ
    ルを示し、これらの複素環式基はハロゲン、ニトロ、C
    1-3アルキル、C1-3アルコキシまたはC1-3ハロアルキ
    ルから選ばれる置換基によって置換されていてもよく、
    そしてnが0、1または2を示す請求項1記載の化合物
    またはその幾何異性体混合物。
  3. 【請求項3】 R1が塩素を示し、R2がメチル、エチ
    ル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2,2,
    2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、
    2−フルオロエチルまたは1,1,2,2−テトラフル
    オロエチルを示し、R3が水素、メチル、エチル、メト
    キシカルボニル、エトキシカルボニルまたはシクロプロ
    ピルメトキシカルボニルを示し、R4がフリル、チエニ
    ル、ピロール、ピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピ
    ラゾリルまたはイソキサゾリルを示し、これらの複素環
    式基は塩素、臭素、ニトロ、メチル、メトキシまたはト
    リフルオロメチルから選ばれる置換基によって置換され
    ていてもよく、そしてnが0または2を示す請求項1記
    載の化合物またはその幾何異性体混合物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の化
    合物またはその幾何異性体混合物を有効成分として含有
    することを特徴とする農薬。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114931976A (zh) * 2019-12-25 2022-08-23 合肥工业大学 一种氮乙酰氨基二苯甲酮腙的用途

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CN114931976A (zh) * 2019-12-25 2022-08-23 合肥工业大学 一种氮乙酰氨基二苯甲酮腙的用途

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