JPH10181586A - 搬送車 - Google Patents

搬送車

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JPH10181586A
JPH10181586A JP34688996A JP34688996A JPH10181586A JP H10181586 A JPH10181586 A JP H10181586A JP 34688996 A JP34688996 A JP 34688996A JP 34688996 A JP34688996 A JP 34688996A JP H10181586 A JPH10181586 A JP H10181586A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動輪の取付け構造を簡略化しながら、床面
に凹凸があるような場合でも、走行途中で立ち往生する
ようなことなく、安定した走行姿勢で走行させることが
できるようにする。 【解決手段】 案内体8に沿って移動する被案内部30
を設けて、一箇所に設けた非操舵式の駆動輪12と二箇
所に設けた非操舵式の従動輪13との三輪で案内体に沿
って床面上を走行させるように構成し、駆動輪と従動輪
との三輪が床面に同時に接触することを許容し、かつ、
駆動輪と一箇所の従動輪とが床面に同時に接触している
状態での車体11の揺動にともなう、残りの一箇所の従
動輪の床面からの浮上を抑制する遊転輪14を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば倉庫や工場
等において使用される搬送車であって、案内体に沿って
移動する被案内部を設けて、非操舵式の駆動輪と非操舵
式の従動輪とで前記案内体に沿って床面上を走行させる
ように構成されている搬送車に関する。
【0002】
【従来の技術】冒記搬送車は案内体に沿って床面上を走
行させるので、速い走行速度で目的の場所まで迅速に走
行させることができるが、従来、例えば特公昭59−4
5541号公報に記載されているように、一箇所に設け
た駆動輪と四箇所に設けた従動輪との五輪で床面上を走
行させるように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、床面に凹凸が
あるような場合には、それら五輪のうちのいずれか二輪
が床面から浮上して走行姿勢が不安定になり易い欠点が
あり、特に、駆動輪が床面から浮上すると、走行力が不
足して走行途中で立ち往生するおそれがあるので、走行
に必要な駆動輪の床面に対する接触圧力を確保できるよ
うに、駆動輪を床面側に弾性的に押圧する押圧手段を設
けており、駆動輪の取付け構造が複雑化する欠点があ
る。本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、
車体の支持構造を工夫することにより、駆動輪の取付け
構造を簡略化しながら、床面に凹凸があるような場合で
も、走行途中で立ち往生するようなことなく、安定した
走行姿勢で走行させることができるようにすることを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の搬送車
は、一箇所に設けた駆動輪と二箇所に設けた従動輪との
三輪で案内体に沿って床面上を走行させるので、床面に
凹凸があるような場合でも、車体はそれらの駆動輪と従
動輪との三輪で支持され、駆動輪を床面側に弾性的に押
圧する押圧手段を設けることなく、駆動輪の床面に対す
る接触圧力を確保できる。そして、このように駆動輪と
従動輪との三輪で案内体に沿って床面上を走行させる
と、走行開始時や走行停止時等のように走行速度を加速
したり減速したりする時の慣性力で、車体が駆動輪と一
箇所の従動輪とを支点にして揺動しようとして、残り一
箇所の従動輪が床面から浮上し易く、走行姿勢が不安定
になり易い欠点が新たに生じる。そこで、本発明は、特
に、駆動輪と従動輪との三輪が床面に同時に接触するこ
とを許容し、かつ、駆動輪と一箇所の従動輪とが床面に
同時に接触している状態での車体の揺動にともなう、残
りの一箇所の従動輪の床面からの浮上を抑制する遊転輪
を設けたので、加速或いは減速しない一定走行速度によ
る走行時には、駆動輪の床面に対する接触圧力の変化が
少ない状態で、安定して走行させることができ、加速或
いは減速時には、遊転輪の床面に対する突っ張り作用
で、従動輪の床面からの浮上を阻止することができる。
従って、駆動輪を床面側に弾性的に押圧する押圧手段を
設けることなく、床面に凹凸があるような場合でも、駆
動輪の床面に対する接触圧力を確保でき、しかも、加速
或いは減速時においても、従動輪の床面からの浮上を抑
制することができるので、駆動輪の取付け構造を簡略化
しながら、床面に凹凸があるような場合でも、走行途中
で立ち往生するようなことなく、安定した走行姿勢で走
行させることができる。
【0005】請求項2記載の搬送車は、駆動輪の走行方
向前後の各々に、従動輪と遊転輪とが設けられているの
で、車体重量を駆動輪と従動輪とにバランス良く分散さ
せながら、走行方向後方側に向けて車体が揺動し易い加
速時及び走行方向前方側に向けて車体が揺動し易い減速
時のいずれの場合でも、従動輪の床面からの浮上を阻止
してその走行姿勢を安定させることができる。また、被
案内部が、駆動輪の従動輪から車体横幅方向に離れる側
の車体横側方に設けられているので、案内体に沿う走行
経路が曲がっている場合でも、従動輪の駆動輪から車体
横幅方向に離れる側の車体横側方に被案内部を設ける場
合に比べて、車体を走行経路に沿う姿勢になるように回
転させ易く、円滑に走行させることができる。
【0006】請求項3記載の搬送車は、遊転輪が、床面
側に向けて弾性付勢する状態で上下移動可能に設けられ
ているので、車体を揺動させようとする慣性力の大きさ
に応じた遊転輪の弾性変位で、従動輪の床面からの浮上
を衝撃が少ない状態で抑制しながら、走行に必要な駆動
輪の床面に対する接触圧力を確保し易い。
【0007】請求項4記載の搬送車は、遊転輪の上方へ
の移動範囲を規制する規制手段が設けられているので、
車体を揺動させようとする慣性力の大きさに応じて従動
輪の床面からの浮上を抑制しながら、許容範囲を越える
ような車体の揺動を阻止することができる。
【0008】請求項5記載の搬送車は、従動輪と遊転輪
とがキャスタ輪機能を備えるように設けられているの
で、加速或いは減速中の車体の走行方向が案内体に沿っ
て曲がっていても、それらの従動輪と遊転輪の姿勢が走
行方向に向いて回転するように変化して、円滑に走行さ
せることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1に示すように、各種の物品Aをパ
レットPに載置した状態で収納保管する収納部1aが上
下方向および横方向に並ぶ保管棚1を複数個備え、保管
棚1どうしの間に、昇降台やフォークをなどを有するス
タッカクレーン2をレール3に沿って移動可能に設け、
一部の保管棚1の入口側に搬入リフタ4a、コンベア4
b、移載リフタ4cを有する搬入装置4を設け、一部の
保管棚1の入口側に搬出リフタ5a、コンベア5b、移
載リフタ5cを有する搬出装置5を設けてある。この搬
出装置5および前記搬入装置4に対して保管棚1とは反
対側に物品搬入部6および物品搬出部7を設けるととも
に、これら物品搬入部6、物品搬出部7と、前記搬入装
置4、搬出装置5との間を案内体としてのループ状のガ
イドレール8に沿って床面G上を搬送車Tが自走するよ
うに構成し、もって、自動倉庫を構成してある。
【0010】すなわち、物品Aを収納するに当たり、物
品AをパレットPに載せたままで入庫コンベア9によっ
て物品搬入部6に供給する。すると、物品Aがパレット
Pに載せられた状態で物品搬入部6から搬送車Tに移載
されて、いずれかの搬入装置4に搬送され、その移載リ
フタ4cにパレットPと共に移載される。搬入装置4は
物品AをパレットPと共に移載リフタ4cからコンベア
4bによって搬入リフタ4aに搬送し、この搬入リフタ
4aからスタッカクレーン2に移載する。スタッカクレ
ーン2は搬入装置4aからの物品Aを保管棚1の多数の
収納部1aのうちのその物品Aを収納するべき所定の収
納部1aに搬送してパレットPと共に移載する。
【0011】また、物品Aを取り出すに当たり、その指
令を制御装置に入力する。すると、スタッカクレーン2
が制御装置からの情報に基づいてその物品Aが収納され
ている保管棚1の収納部1aに移動して物品Aをパレッ
トPと共に取り出し、搬出装置5に搬送してこれの搬出
リフタ5aに移載する。搬出装置5は物品Aをパレット
Pと共に搬出リフタ5aからコンベア5bによって移載
リフタ5aに搬送し、この移載リフタ5からパレットP
に載せたままで搬送車Tに移載する。搬送車Tは物品A
を物品搬出部7に搬送してパレットPと共に移載し、出
庫コンベア10が物品AをパレットPに載せたままで物
品搬出部7から出庫箇所に搬送する。
【0012】前記搬送車Tは、図2および図3に示すよ
うに、走行方向前後に間隔を隔てた位置であって、か
つ、走行方向視で略同じ位置の二箇所に設けた非操舵式
の従動輪13と、これらの二箇所に設けた従動輪13の
走行方向中間位置であって、かつ、それらの従動輪13
から車体横幅方向に離れた位置の一箇所に設けた非操舵
式の駆動輪12との三輪を備え、ガイドレール8に沿っ
て移動する被案内部30が、駆動輪12の従動輪13か
ら車体横幅方向に離れる側の車体横側方に設けられ、補
助輪14が駆動輪12を走行方向前後から挟む位置の二
箇所に設けられ、駆動輪12と従動輪13との三輪でガ
イドレール8に沿って床面G上を駆動走行させるように
構成されている。
【0013】すなわち、左右一対の車体前後方向に長い
メインフレーム11a,11bと、両メインフレーム1
1a,11bの前端側どうしを連結する前連結フレーム
11cと、両メインフレーム11a,11bの後端側ど
うしを連結する後連結フレーム11dとによって車体1
1を形成し、左側のメインフレーム11aの前後方向で
の中間部の下側に走行用の駆動輪12を電動モータM1
によって駆動できるように取付け、右側のメインフレー
ム11bの前端側と後端側との下面側に従動輪13を遊
転自在に取付け、左側のメインフレーム11aの前記駆
動輪12よりも車体前方側の下面側と車体後方側の下面
側とに補助輪14を取付け、左側のメインフレーム11
aの前端側の左横外側と後端側の左横外側とに4個のガ
イドローラ31,32を有する被案内部30を備え、こ
れら前後一対の被案内部30,30の上方および横側方
を覆うガイドカバー15を左側のメインフレーム11a
から車体11の横外側に延出させ、両メインフレーム1
1a,11bの前端側の上面側どうしにわたって前側の
荷受け台装置40を、両メインフレーム11a,11b
の後端側の上面側どうしにわたって後側の荷受け台装置
40をそれぞれ取付け、前記電動モータM1や両荷受け
台装置40の電動モータM2に電力供給するとともにこ
れらの制御を行う電源部16と、この電源部16の上下
および横側を覆う電源部カバー17とを右側のメインフ
レーム11bに支持させ、前連結フレーム11cの前面
側に樹脂製のフロントバンパー18を取付け、後連結フ
レーム11dの後面側に樹脂製のリヤバンパー19を取
付けてある。
【0014】図4に明示するように、前記駆動輪12
は、メインフレーム11aの下面側に固定された車軸ケ
ース20が車体横方向の軸芯Yまわりでの回転のみ可能
に支持しているとともに前記電動モータM1によって駆
動される車軸21に一体回転自在に支持させてある。こ
れにより、駆動輪12は、車体11を推進させるように
駆動制御されるが、車体11の走行向きを変更するよう
な操向制御がされない非操舵輪になっており、そして、
被案内部30に極力近づくように車体11の左右方向で
の中心CLに対して前記被案内部30が位置する側に偏
位している。
【0015】図5に明示するように、前記前後一対の従
動輪13,13のいずれもは、メインフレーム11bが
車輪支持部材22を介して支持する車軸23に相対回転
自在に取付けた一対の遊転輪体13a,13aによって
構成してある。車輪支持部材22は、メインフレーム1
1bに固定している支持具24と車輪支持部材22との
間に介在するベアリングを介して前記支持具24に支持
させて、車体11に対して車体上下方向の軸芯X1まわ
りで自由に回動するように構成してある。車軸23は、
車輪支持部材22が備える前後一対の支持ピン25,2
5に前記軸芯X1に直交する支持ピン25の軸芯まわり
で回動自在に支持させて、車体11に対して前記軸芯X
1に直交する方向の軸芯まわりでローリングするように
構成してある。
【0016】これにより、前側の従動輪13も後側の従
動輪13も、車体11の走行向きが変化した際に一対の
遊転輪体13a,13aの接地と相対回転とのための自
ずと車体11に対して軸芯X1まわりで旋回して車体走
行方向に沿う取付け向きになるキャスタ輪機能を備える
とともに、車体11が左右に傾斜しても自ずと車体11
に対して支持ピン25の軸芯まわりで傾斜して床面上に
確実に接触するようにローリング機能を備えている。そ
して、車体11の走行向きを変更するような操向制御が
されない非操舵輪になっている。
【0017】図6に明示するように、前記前後一対の補
助輪14,14のいずれもは、補助輪14を遊転自在に
支持する車輪側支持体26を、メインフレーム11aが
車体上下方向の軸芯X2まわりで旋回自在に支持してい
る車体側支持体27に、補助輪14の車軸芯に平行でこ
の車軸芯とは偏位している連結ピン28によって回動自
在に連結することにより、車体11に取付けて、車体1
1の走行向きが変化すると、自ずと車体11に対して軸
芯X2まわりで旋回して車体走行方向に沿う取付け向き
になるキャスタ輪機能を備えるように設けられている。
【0018】前記前後一対の補助輪14,14の各々
は、車体側支持体27と車輪側支持体26との間に装着
した弾性体としての圧縮コイルばねSによって、走行に
必要な駆動輪12の床面Gに対する接触圧力が不足しな
い程度の付勢力で床面Gに向けて弾性付勢して、連結ピ
ン28の軸芯周りで上下揺動移動可能に支持され、補助
輪14が車体側支持体27に対して連結ピン28の軸芯
まわりで上昇揺動するに伴い、車輪側支持体26の基端
側の上面側に突出している当り部26aが接当するスト
ッパーボルト29を車体側支持体27に付設して、補助
輪14の上方への揺動移動範囲を規制する規制手段60
が構成されている。
【0019】これにより、一定速度による走行時には、
駆動輪12と従動輪13との三輪に加えて、前後一対の
補助輪14,14が床面Gに対して接触する状態で走行
し、走行開始時の慣性力で車体11が、駆動輪12と後
側の従動輪13とを支点にして走行方向後方側に向けて
揺動しようとすると、後側の補助輪14の接触圧力が増
大して、その補助輪14が圧縮コイルばねSの付勢力に
抗して連結ピン28の軸芯まわりで車体11に対して上
昇揺動し、走行停止時の慣性力で車体11が、駆動輪1
2と前側の従動輪13とを支点にして走行方向前方側に
向けて揺動しようとすると、前側の補助輪14の接触圧
力が増大して、その補助輪14が圧縮コイルばねSの付
勢力に抗して連結ピン28の軸芯まわりで車体11に対
して上昇揺動し、いずれの場合でも、補助輪14による
床面Gに対する突っ張り作用で従動輪13の床面Gから
の浮上が抑制され、車輪側支持体26がストッパーボル
ト29に接当する限界まで上昇揺動すると、車体11は
それ以上傾斜しないように受け止め支持される。
【0020】従って、前記前後一対の補助輪14,14
の各々が、駆動輪12と従動輪13との三輪が床面Gに
同時に接触することを許容し、かつ、駆動輪12と一箇
所の従動輪13とが床面Gに同時に接触している状態で
の車体11の揺動にともなう、残りの一箇所の従動輪1
3の床面Gからの浮上を抑制する遊転輪に構成されてい
る。
【0021】図7および図8に明示するように、前記前
後一対の被案内部30,30のいずれもは、メインフレ
ーム11aの下面側に固定されているガイドブラケット
33から車体11の横外側に延出するガイドアーム34
と、このガイドアーム34の延出端側にこの箇所を回転
自在に貫通する回転支軸35によって車体上下方向の軸
芯P1まわりで回転自在に取付けたローラ支持体36
と、このローラ支持体36から下向きに延出する4本の
ローラ支軸37それぞれに1個ずつ回転自在に取付けた
計4個の前記ガイドローラ31,32とによって構成し
てある。ガイドアーム34の基端側に備えた長孔34a
と、この長孔34aを貫通するように構成してガイドブ
ラケット33に付設した車体前後方向のアーム連結ピン
38とによってガイドアーム34とガイドブラケット3
3とを連結し、ガイドアーム34をアーム連結ピン38
を支点にしてガイドブラケット33に対して上下に揺動
操作することにより、被案内部30を図8に実線で示す
如く4個のガイドローラ31,32が車体11から横外
側に突出するとともに前記ガイドレール8に上方から装
着して接触作用する下降使用状態と、図8に二点鎖線で
示す如く4個のガイドローラ31,32がガイドレール
8から上方に抜け出るとともに下降使用状態のときより
も車体側に寄る上昇格納状態とに切り換えできるように
してある。
【0022】また、被案内部30をガイドレール8に作
用させる際には、ガイドアーム34の基端側にその上面
側から装着してガイドアーム34をガイドブラケット3
3に締付け固定するように構成した複数本のロックボル
ト39を作用させることにより、前記下降使用状態に固
定するようにしてある。被案内部30を下降使用状態に
すると、前記軸芯P1がガイドレール8の直上方に位置
し、かつ、前記4個のガイドローラ31,32のうちの
前記軸芯P1よりも車体外側に位置する2個のガイドロ
ーラ31,31がガイドレール8の左側の側面に車体前
後方向に並んで接触し、前記軸芯P1よりも車体内側に
位置する2個のガイドローラ32,32がガイドレール
8の右側の側面に車体前後方向に並んで接触するように
構成してある。これにより、前後一対の被案内部30,
30を前記下降使用状態にして固定すると、両被案内部
30,30は、駆動輪12による推進作用と、4個のガ
イドローラ31,32の案内作用とのためにガイドレー
ル8に沿って移動し、車体11をガイドレール8に沿っ
て走行するように操向制御する。
【0023】図2および図9に示すように、前記前後の
荷受け台装置40,40のいずれもは、メインフレーム
11aと11bとにわたって取付けたコンベアケース4
1と、このコンベアケース41に前記電動モータM2に
よって正回転方向と逆回転方向とに回動駆動できるよう
に取付けた無端チェーンでなるチェーンコンベア42
と、前記コンベアケース41が支持する搬送ガイド43
とによって構成してある。すなわち、前後いずれもの荷
受け台装置40は、パレットPの一端側を正回転方向に
回動する無端チェーン42によって搬送ガイド43に沿
わせてコンベアケース41の上方に搬入することによ
り、搬送用の物品Aを前記移載リフタ5cや物品搬入部
6から車体11に積み込む。そして、コンベアケース4
1の上方に位置するパレットPの一端側を逆回転方向に
回動する無端チェーン42によって搬送ガイド43に沿
わせて車体11の横外側に搬出することにより、搬送用
の物品Aを車体11から前記移載リフタ4cや物品搬出
部7に降ろす。
【0024】図8に示すように、前記前後一対のガイド
ブラケット33,33のいずれか一方のガイドブラケッ
ト33から延出する集電アーム50に車体上下方向に並
ぶ複数個の集電子51を支持させるとともに、これら集
電子51は、ガイドレール8の支柱52が支持する給電
レール53に接触し、駆動用電力を給電レール53から
取り入れるとともに前記電源部16を介して前記電動モ
ータM1,M2に供給するように構成してある。
【0025】つまり、搬送車Tは、前後一対の被案内部
30,30によってガイドレール8に沿うように操向制
御されながら、かつ、集電子51によって駆動用電力を
給電レール53から取り入れて電動モータM1に供給し
ながら、1個の駆動輪12と2個の従動輪13,13と
に荷重を支持させながらこれら3個の車輪12,13,
13によって床面上を自走していく。ガイドレール8が
湾曲していても、ローラ支持体36が軸芯P1まわりで
車体11に対して回動して、全てのガイドローラ31,
32がガイドレール8に確実に接触して被案内部30が
ガイドレール8に精度よく沿うことにより、各被案内部
30,30とガイドレール8との間にこじれが発生しに
くいとともに駆動輪12の推進力のロスが発生しにくい
状態で、その湾曲部に沿ってスムーズに走行していく。
また、車体11が、走行振動や床面Gの凹凸、加減速時
の慣性力等に起因して前後に揺動しようとすると、補助
輪14の床面Gに対する突っ張り作用で従動輪13の床
面Gからの浮上が抑制され、上昇限界に至った際にはそ
れ以上傾斜しないように補助輪14によって支持され
て、安定よく走行していく。
【0026】そして、物品搬入の際には、物品搬入部6
の横側で停止して前後一対のチェーンコンベア42,4
2によってパレットPを前側の荷受け装置40と後側の
荷受け装置と40にわたって搬入することによって物品
Aを積み込み、いずれかの搬入装置4の移載リフト4c
の横側で停止して前後一対のチェーンコンベア42,4
2によってパレットPを両荷受け装置40,40から搬
出することによって物品Aを移載リフト4cに降ろす。
また、物品搬出の際には、いずれかの搬出装置5の移載
リフタ5cの横側で停止して前後一対のチェーンコンベ
ア42,42によってパレットPを前側の荷受け装置4
0と後側の荷受け装置と40にわたって搬入することに
よって物品Aを積み込み、物品搬出部7の横側で停止し
て前後一対のチェーンコンベア42,42によってパレ
ットPを両荷受け装置40,40から搬出することによ
って物品Aを物品搬出部7に降ろす。
【0027】〔第2実施形態〕図10は、車体前部の車
体横幅方向中央の一箇所に設けた非操舵式の駆動輪12
と、車体後部の車体横幅方向の左右二箇所に設けた非操
舵式の従動輪13との三輪を備え、駆動輪12の左右両
側に、駆動輪12と従動輪13との三輪が床面Gに同時
に接触することを許容し、かつ、駆動輪12と一箇所の
従動輪13とが床面Gに同時に接触している状態での車
体11の揺動にともなう、残りの一箇所の従動輪13の
床面Gからの浮上を抑制する遊転輪としての補助輪14
が設けられている搬送車Tの実施形態を示す。その他の
構成は第1実施形態と同様である。
【0028】〔その他の実施形態〕 1.駆動輪と従動輪との三輪が床面に同時に接触するこ
とを許容し、かつ、駆動輪と特定の一箇所の従動輪とが
床面に同時に接触している状態での車体の揺動にともな
う、残りの特定の一箇所の従動輪の床面からの浮上を抑
制する単一の遊転輪が設けられている搬送車であっても
良い。 2.駆動輪,従動輪及び遊転輪の各々は、複数の輪体を
同一軸芯周りで回転させるように構成されていても、単
一の輪体を回転させるように構成されていても良い。 3.駆動輪と従動輪との三輪が床面に同時に接触するこ
とを許容し、かつ、駆動輪と一箇所の従動輪とが床面に
同時に接触している状態での車体の揺動にともなう、残
りの一箇所の従動輪の床面からの浮上を抑制する遊転輪
は、車体が揺動しようとすると床面に接当して、残りの
一箇所の従動輪の床面からの浮上を抑制するように構成
されていても良い。 4.請求項3記載の弾性体は、例えば弾性ゴムであって
も良い。 5.被案内部は、上記実施形態に示した如く車体から横
外側に突出するように設ける他、車体の左右方向での中
心線上に位置する箇所や、この中心線から横側に位置ず
れする箇所など車体の横幅内に設けて実施しても良い。 6.案内体としては、上記実施形態に示したガイドレー
ルに替えて、被案内部が係入されるガイド溝を搬送車の
搬送経路に沿わせて床面に形成して実施しても良く、こ
れらガイドレール、ガイド溝を総称して案内体と呼称す
る。 7.直線の走行経路に沿って案内する案内体を設けて、
この案内体に沿って往復走行させるように設けられる搬
送車であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の概略平面図
【図2】搬送車全体の平面図
【図3】搬送車全体の後面図
【図4】駆動輪取付け部の後面図
【図5】従動輪取付け部の後面図
【図6】補助輪取付け部の側面図
【図7】被案内部の平面図
【図8】被案内部の取付け部の断面図
【図9】荷受け装置の断面図
【図10】第2実施形態を示す搬送車の概略平面図
【符号の説明】
8 案内体 11 車体 12 駆動輪 13 従動輪 14 遊転輪 30 被案内部 60 規制手段 G 床面 S 弾性体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内体に沿って移動する被案内部を設け
    て、非操舵式の駆動輪と非操舵式の従動輪とで前記案内
    体に沿って床面上を走行させるように構成されている搬
    送車であって、 一箇所に設けた前記駆動輪と二箇所に設けた前記従動輪
    との三輪で前記案内体に沿って前記床面上を走行させる
    ように構成され、 前記駆動輪と前記従動輪との三輪が前記床面に同時に接
    触することを許容し、かつ、前記駆動輪と一箇所の前記
    従動輪とが前記床面に同時に接触している状態での車体
    の揺動にともなう、残りの一箇所の前記従動輪の前記床
    面からの浮上を抑制する遊転輪が設けられている搬送
    車。
  2. 【請求項2】 前記従動輪が、走行方向前後に間隔を隔
    てた位置であって、かつ、走行方向視で略同じ位置の二
    箇所に設けられ、 前記駆動輪が、前記二箇所に設けた従動輪の走行方向中
    間位置であって、かつ、それらの従動輪から車体横幅方
    向に離れた位置の一箇所に設けられ、 前記被案内部が、前記駆動輪の前記従動輪から車体横幅
    方向に離れる側の車体横側方に設けられ、 前記遊転輪が、前記駆動輪を走行方向前後から挟む位置
    の二箇所に設けられている請求項1記載の搬送車。
  3. 【請求項3】 前記遊転輪が、前記床面側に向けて弾性
    付勢する状態で上下移動可能に設けられている請求項1
    又は2記載の搬送車。
  4. 【請求項4】 前記遊転輪の上方への移動範囲を規制す
    る規制手段が設けられている請求項3記載の搬送車。
  5. 【請求項5】 前記従動輪と前記遊転輪とがキャスタ輪
    機能を備えるように設けられている請求項1〜4のいず
    れか1項記載の搬送車。
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