JPH11139307A - 搬送設備 - Google Patents

搬送設備

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JPH11139307A
JPH11139307A JP30533197A JP30533197A JPH11139307A JP H11139307 A JPH11139307 A JP H11139307A JP 30533197 A JP30533197 A JP 30533197A JP 30533197 A JP30533197 A JP 30533197A JP H11139307 A JPH11139307 A JP H11139307A
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JP
Japan
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guide
power supply
guide rail
power
road surface
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JP30533197A
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English (en)
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Haruhiro Watanabe
治宏 渡邉
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行案内用の案内体8や給電用の給電体60
を走行路面FLから極力出っ張らない状態で設けて、作
業員が作業するときの邪魔にならないようにする。 【構成】 走行案内用の案内レール8と、その案内レー
ル8の長手方向に沿って配置された電力供給用の給電レ
ール60とが走行路面FLに埋め込まれ、搬送車側の被
案内部30が上記案内レール8に接触案内されながらそ
れに沿って移動すると共に、集電部50が上記給電レー
ル60から供給される電力を受けて、その電力で駆動さ
れる電動モータによって推進車輪を回転させることによ
り、搬送車が上記走行路面FL上を前記案内レール8に
沿って走行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行案内用の案内
体と、その案内体の長手方向に沿って配置された電力供
給用の給電体とが、走行路面側に設けられ、搬送車が、
前記案内体に接触案内されながら前記案内体に沿って移
動する被案内部と、前記給電体から供給される電力を受
ける集電部と、その集電部が受けた電力で駆動される電
動モータとを備えて、その電動モータによって回転され
る推進車輪によって前記走行路面上を前記案内体に沿っ
て走行するように構成された搬送設備に関する。
【0002】
【従来の技術】上記搬送設備では、従来、図11に示す
ように、床等の走行路面FLの上方側に支持体bによっ
て路面から間隔を隔てて設置したガイドレールa等の案
内体に、搬送車側に備えたガイドローラc等の被案内部
が接触して案内されながら移動すると共に、例えば上記
支持体bの横側面にガイドレールaの長手方向に沿って
配置された給電体としての給電レールdに、搬送車側の
集電部eに備えた集電ブラシ等を接触させて供給される
電力を搬送車側に受け、その受電した電力で電動モータ
を駆動して推進車輪を回転させることにより、搬送車が
ガイドレールaに沿って操向されながら走行するように
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、ガイドレールaや給電レールdが、走行路面FL
の上方側に路面から間隔を隔てて設置されているので、
例えば上記搬送車で搬送された物品を取り扱う作業員や
搬送設備を管理する作業員等が作業するときに邪魔にな
るという不具合があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上記案内体や給電体を床等の走
行路面から極力出っ張らない状態で設けて、上記従来技
術の不具合を適切に回避させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、走行
路面側において、走行案内用の案内体の全部又は大部分
が走行路面に埋め込まれると共に、その案内体の長手方
向に沿って配置された電力供給用の給電体の全部又は大
部分が走行路面に埋め込まれ、搬送車において、被案内
部が上記案内体に接触案内されながらその案内体に沿っ
て移動すると共に、集電部が上記給電体から供給される
電力を受けて、その電力で駆動される電動モータによっ
て推進車輪を回転させることにより、搬送車が上記走行
路面上を前記案内体に沿って走行する。従って、案内体
や給電体の全部又は大部分を床等の走行路面に埋め込ん
で、走行路面から極力出っ張らない状態にしているの
で、案内体等を走行路面の上方側に路面から間隔を隔て
て設置する従来技術に比べて、例えば上記搬送車で搬送
された物品を取り扱う作業員や搬送設備を管理する作業
員等が作業するときの邪魔になることが適切に回避され
る。
【0006】請求項2によれば、請求項1において、案
内体が筒状の案内レールにて構成されると共に、給電体
が上記筒状の案内レールの内部に設置されている。従っ
て、例えば、案内体と給電体とを別の箇所に設ける場合
に比べて、設置スペースが少なくて済むと同時に、案内
体と給電体との位置関係の設定が容易になり、もって、
請求項1の好適な手段が得られる。
【0007】請求項3によれば、請求項2において、前
記給電体が筒状の案内レールの長手方向に沿う状態の給
電レールにて構成され、搬送車側の集電部に備えた受電
用電極部が、上記給電レールの上下方向に沿う状態に形
成されている接触面に接触して、給電レールから供給さ
れる電力を受ける。従って、受電用電極部を給電レール
に接触させて効率良く電力を供給できるようにしなが
ら、例えば上記給電レールの接触面を横方向に沿う状態
に形成すると、接触面に塵埃が付着しやすく、付着した
塵埃によって電極とレールの接触状態が不安定になるの
に対して、かかる不利を適切に回避させることができ、
もって、請求項2の好適な手段が得られる。
【0008】請求項4によれば、請求項1〜3のいずれ
か1項において、車体横幅方向の中央側箇所に設けた被
案内部が前記案内体に接触案内されると共に、車体横幅
方向の左右両側箇所に設けられた走行用の車輪の一方が
推進車輪に構成されて電動モータにて回転駆動され、他
方が従動輪に構成されている。従って、車体横幅方向の
片側に設けた推進車輪の推進力によって、車体横幅方向
の中央側に設けた被案内部が推進車輪から離間する向き
で案内体に安定した状態で接触して案内されるので、例
えば車体横幅方向の両側とも推進車輪にすると、その両
方の推進力が競合して被案内部を案内体に安定な状態で
接触させることができないのに比べて、車体が案内体に
円滑に沿いながら走行することができ、もって、請求項
1〜3のいずれか1項の好適な手段が得られる。
【0009】請求項5によれば、請求項4において、推
進車輪を1箇所に設け、従動輪を車体前後方向に間隔を
隔てて2箇所に設けている。従って、例えば走行路面に
凹凸がある場合でも、推進車輪と従動輪のいずれも確実
に走行路面に接触して、路面状態の凹凸にかかわらず車
体を安定的な状態で走行させることができ、もって、請
求項4の好適な手段が得られる。
【0010】請求項6によれば、請求項2〜5のいずれ
か1項において、筒状の案内レールの長手方向に沿って
の特定箇所の上部側に形成された開口部を閉じている蓋
体を外して、その開口部から筒状の案内レールの内部に
対して、搬送車側の被案内部と集電部とを挿脱させて、
車体を案内レールに対して結合又は分離できる。従っ
て、例えば搬送車の点検時等には、上記案内レールの特
定箇所において、車体を案内レールから分離させて点検
を行い、点検後は再び車体を案内レールに結合させて搬
送運転を行うことができ、もって、請求項2〜5のいず
れか1項の好適な手段が得られる。
【0011】請求項7によれば、請求項1〜6のいずれ
か1項において、車体前後方向に間隔を隔てて前後一対
設けた被案内部が、案内体に接触案内されながらその案
内体に沿って移動する。従って、例えば被案内部を1箇
所だけに設けた場合には、案内体の曲線部分等において
案内体に対する車体の向きが不安定になるおそれがある
のに比べて、車体前側及び後側の夫々に設けた被案内部
が案内体によって確実に案内されるので、案内体に対す
る車体の向きを安定に維持することができ、もって、請
求項1〜6のいずれか1項の好適な手段が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すように、各種の物品A
をパレットPに載置した状態で収納保管する収納部1a
が上下方向および横方向に並ぶ保管棚1を複数個備え、
保管棚1どうしの間に、昇降台やフォークなどを有する
スタッカクレーン2をレール3に沿って移動可能に設
け、一部の保管棚1の入口側に搬入リフタ4a、コンベ
ア4b、移載リフタ4cを有する搬入装置4を設け、一
部の保管棚1の入口側に搬出リフタ5a、コンベア5
b、移載リフタ5cを有する搬出装置5を設けてある。
この搬出装置5および搬入装置4に対して保管棚1とは
反対側に物品搬入部6および物品搬出部7を設けるとと
もに、これら物品搬入部6、物品搬出部7と、搬入装置
4、搬出装置5との間を、走行路面FL側に設けた走行
案内用の案内体としてのループ状の案内レール8に沿っ
て、搬送車Tが走行路面FL上を走行するように構成し
て、自動倉庫を構成してある。
【0013】さらに、前記物品搬出部7に搬送されたパ
レットPを出庫箇所に搬送するための出庫コンベア10
と、パレットPを入庫箇所から前記物品搬入部6に搬送
するための入庫コンベア9が設けられると共に、出庫コ
ンベア10の途中箇所から入庫コンベア9の途中箇所に
パレットPを中継搬送するための中継コンベア10Aが
設けられている。
【0014】又、前記物品搬出部7の側脇には、その物
品搬出部7に搬送されたパレットPから物品Aを取り出
してピッキングする作業員が配置されると共に、パレッ
トPから取り出した物品Aを移載する取出し台45と、
各種の操作指令を入力するための情報入力部や情報表示
部等を備えた操作盤15が設置されている。
【0015】そして、物品Aの取り出し指令を上記操作
盤15から制御装置に入力すると、スタッカクレーン2
が制御装置からの情報に基づいてその物品Aが収納され
ている保管棚1の収納部1aに移動して物品Aをパレッ
トPと共に取り出し、搬出装置5に搬送して搬出リフタ
5aに移載する。搬出装置5は物品AをパレットPと共
に搬出リフタ5aからコンベア5bによって移載リフタ
5cに搬送し、搬送車Tが移載リフタ5cから物品Aを
パレットPに載せたままで移載して物品搬出部7に搬送
する。ここで、作業員が、物品搬出部7に搬送されたパ
レットPから所定個数の物品Aを取り出して取出し台4
5に移載する。尚、この取り出し物品Aは、容器等に収
納されて目的の箇所に搬送される。
【0016】次に、上記物品Aの取出し完了を上記操作
盤15から制御装置に入力すると、残りの物品Aを載置
したパレットPは、出庫コンベア10と中継コンベア1
0Aと入庫コンベア9とによって物品搬入部6に搬送さ
れ、搬送車TがそのパレットPを物品搬入部6から移載
して、所定の搬入装置4に搬送して移載リフタ4cにパ
レットPと共に移載する。搬入装置4は物品Aをパレッ
トPと共に移載リフタ4cからコンベア4bによって搬
入リフタ4aに搬送し、この搬入リフタ4aからスタッ
カクレーン2に移載する。スタッカクレーン2は搬入装
置4aからの物品Aを所定の収納部1aに搬送してパレ
ットPと共に移載する。尚、ピッキング後に上記パレッ
トPに物品Aがない場合や、残りの物品数が少ない場合
に、補充指令を上記操作盤15から入力すると、パレッ
トPは、中継コンベア10Aで中継されずに出庫コンベ
ア10にて補充箇所に搬出される。
【0017】一方、物品Aを補充する場合には、物品A
を載せたパレットPを入庫コンベア9によって物品搬入
部6に供給する。すると、搬送車Tが物品Aをパレット
Pに載せた状態で物品搬入部6から移載し、以下、上記
と同様の動作によって、その物品Aを載せたパレットP
が、搬入装置4、スタッカクレーン2を経由して、保管
棚1の多数の収納部1aのうちのその物品Aを収納する
べき所定の収納部1aに搬送されて収納される。
【0018】前記搬送車Tは、図2および図3に示すよ
うに構成してある。すなわち、左右一対の車体前後方向
に長いメインフレーム11a,11bと、両メインフレ
ーム11a,11bの前端側どうしを連結する前連結フ
レーム11cと、両メインフレーム11a,11bの後
端側どうしを連結する後連結フレーム11dと、両メイ
ンフレーム11a,11bの前連結フレーム11cより
も後方側箇所どうしを連結する前ガイドフレーム11e
と、両メインフレーム11a,11bの後連結フレーム
11dよりも前方側箇所どうしを連結する後ガイドフレ
ーム11fとによって車体11を形成し、左側のメイン
フレーム11aの前後方向での中間部の下側に、電動モ
ータM1によって回転される推進車輪12を取付け、右
側のメインフレーム11bの前端側と後端側との各下面
側に、従動輪13を遊転自在に取付け、左側のメインフ
レーム11aの推進車輪12よりも車体前方側の下面側
と車体後方側の下面側とに補助輪14を取付けている。
【0019】以上より、走行用の車輪12,13が、車
体横幅方向の左右両側箇所に設けられるとともに、その
左右両側の車輪の一方(図では左側)が前記推進車輪1
2に構成され、他方(図では右側)が従動輪13に構成
されて、走行用の車輪12,13が、1箇所に設けた前
記推進車輪12と、車体前後方向に間隔を隔てた位置の
2箇所に設けた前記従動輪13との3輪式に構成されて
いる。
【0020】又、前ガイドフレーム11eと後ガイドフ
レーム11fの車体横幅方向での各中央位置に、4個の
ガイドローラ31,32を有する被案内部30が取り付
けられている。つまり、前記案内レール8に接触案内さ
れながらその案内レール8に沿って移動する被案内部3
0が、車体横幅方向の中央側箇所に、車体前後方向に間
隔を隔てて前後一対設けられている。
【0021】両メインフレーム11a,11bの前端側
の上面側どうしにわたって前側の荷受け台装置40を、
両メインフレーム11a,11bの後端側の上面側どう
しにわたって後側の荷受け台装置40をそれぞれ取付
け、前記電動モータM1や両荷受け台装置40の電動モ
ータM2に電力供給するとともにこれらの制御を行う電
源部16と、この電源部16の上下および横側を覆う電
源部カバー17とを右側のメインフレーム11bに支持
させ、前連結フレーム11cの前面側に樹脂製のフロン
トバンパー18を取付け、後連結フレーム11dの後面
側に樹脂製のリヤバンパー19を取付けてある。
【0022】図4に示すように、前記メインフレーム1
1aの下面側に固定された車軸ケース20が車体横方向
の軸芯Yまわりでの回転のみ可能に車軸21を支持し、
前記推進車輪12は、電動モータM1によって駆動され
る上記車軸21に一体回転自在に支持させてある。これ
により、推進車輪12は、車体11を推進させるように
駆動制御されるが、車体11の走行向きを変更するよう
に操向制御はされない非操舵輪になっている。
【0023】図5に示すように、前後一対の従動輪1
3,13の夫々は、メインフレーム11bが車輪支持部
材22を介して支持する車軸23に相対回転自在に取付
けた一対の遊転輪体13a,13aにて構成してある。
車輪支持部材22は、メインフレーム11bに固定して
いる支持具24と車輪支持部材22との間に介在するベ
アリングを介して支持具24に支持されて、車体11に
対して車体上下方向の軸芯X1回りで自由に回動するよ
うに構成してある。車軸23は、車輪支持部材22が備
える前後一対の支持ピン25,25にそのピン軸芯(こ
の軸芯は前記軸芯X1に直交している)回りで回動自在
に支持されて、車体11に対して前記軸芯X1に直交す
る方向の軸芯回りでローリングするように構成してあ
る。
【0024】これにより、前側の従動輪13も後側の従
動輪13も、車体11の走行向きが変化した際に一対の
遊転輪体13a,13aの接地と相対回転とのための自
ずと車体11に対して軸芯X1まわりで旋回して車体走
行方向に沿う取付け向きになるようにキャスタ輪機能を
備えるとともに、車体11が左右に傾斜しても自ずと車
体11に対して支持ピン25の軸芯まわりで傾斜して床
面上に確実に接触するようにローリング機能を備えてい
る。そして、車体11の走行向きを変更するように操向
制御されない非操舵輪になっている。
【0025】図6に示すように、メインフレーム11a
が車体上下方向の軸芯X2まわりで旋回自在に車体側支
持体27を支持すると共に、補助輪14を遊転自在に支
持する車輪側支持体26が、上記車体側支持体27に補
助輪14の車軸芯に平行でこの車軸芯とは偏位している
連結ピン28によって回動自在に連結されて、前後一対
の補助輪14,14の夫々が車体11に取付けてある。
補助輪14が車体側支持体27に対して連結ピン28の
軸芯まわりで上昇揺動するに伴い、車輪側支持体26の
基端側の上面側に突出している当り部26aが車体側支
持体27に付設してあるストッパーボルト29に当接し
て補助輪14が上昇限界になるように構成してある。
【0026】これにより、前側の補助輪14も後側の補
助輪14も、車体11が前後に傾斜すると、これに伴っ
て掛かる荷重のために連結ピン28の軸芯まわりで車体
11に対して上昇し、限界まで上昇すると、車輪側支持
体26、ストッパーボルト29を介して車体側支持体2
7に支持されて車体11をそれ以上傾斜しないように受
け止め支持する。また、車体11の走行向きが変化する
と、自ずと車体11に対して軸芯X2まわりで旋回して
車体走行方向に沿う取付け向きになるようにキャスタ車
輪になっている。
【0027】図8に示すように、前記案内レール8は、
左右の縦壁8aと底壁8bと左右から庇状に突き出た両
上壁8cとからなる断面矩形の筒状に構成され、その案
内レール8の全部が、前記走行路面FLに形成した凹部
に埋め込まれた状態で設けられている。尚、図示しない
が、レール縦壁8aの外面と走行路面FLの凹部内面と
の間隙を充填材で充填して、案内レール8を固定してい
る。
【0028】又、図9及び図10に示すように、上記筒
状の案内レール8の長手方向に沿っての特定箇所の上部
側に、前記被案内部30と後述の集電部50とをその案
内レール8の内部に挿脱するための開口部Kが形成さ
れ、その開口部Kを閉じる板状の蓋体8Bが脱着自在に
設けられている。つまり、上記開口部Kの長手方向両端
部において上記蓋体8Bを受け止める受け板8Aが前記
左右の縦壁8aに支持されて設けられ、この受け板8A
に対して蓋体8Bがネジ止めによって着脱できるように
なっている。
【0029】図7および図8に示すように、前後一対の
被案内部30の夫々は、各ガイドフレーム11e,11
fの下面側に左右両側の上板部を固定されているガイド
ブラケット33の中央底板部を回転自在に貫通する回転
支軸35と、この回転支軸35によって車体上下方向の
軸芯P1まわりで回転自在に取付けたローラ支持体36
と、このローラ支持体36から下向きに延出する4本の
ローラ支軸37の夫々に1個ずつ回転自在に取付けた計
4個のガイドローラ31,32とによって構成してあ
る。そして、前記4個のガイドローラ31,32のうち
の前記軸芯P1よりも車体左側に位置する2個のガイド
ローラ31が、案内レール8の左側の縦壁8aに車体前
後方向に並んで接触し、前記軸芯P1よりも車体右側に
位置する2個のガイドローラ32が案内レール8の右側
の縦壁8aに車体前後方向に並んで接触するように構成
してある。
【0030】図2及び図3に示すように、前記前後の荷
受け台装置40,40のいずれも、メインフレーム11
aと11bとにわたって取付けたコンベアケース41
と、このコンベアケース41に前記電動モータM2によ
って正回転方向と逆回転方向とに回動駆動できるように
取付けた無端チェーンでなるチェーンコンベア42と、
前記コンベアケース41が支持する搬送ガイド43とに
よって構成してある。すなわち、前後の各荷受け台装置
40は、パレットPの一端側を正回転方向に回動する無
端チェーン42によって搬送ガイド43に沿わせてコン
ベアケース41の上方に搬入することにより、搬送用の
物品Aを前記移載リフタ5cや物品搬入部6から車体1
1に積み込む。そして、コンベアケース41の上方に位
置するパレットPの一端側を逆回転方向に回動する無端
チェーン42によって搬送ガイド43に沿わせて車体1
1の横外側に搬出することにより、搬送用の物品Aを車
体11から前記移載リフタ4cや物品搬出部7に降ろ
す。
【0031】図7及び図8に示すように、前記案内レー
ル8の長手方向に沿って走行路面FL側に配置された電
力供給用の給電体60が、その案内レール8の長手方向
に沿う状態の給電レール60に構成され、さらに、案内
レール8の縦壁8aに取り付けた受けレール62に給電
レール60を支持する支持板61を摺動・嵌入させて、
上記給電体60が案内レール8の内部に設置され、これ
により、給電レール60の全部が、前記走行路面FLに
埋め込まれた状態で設けられている。
【0032】一方、搬送車Tには、上記給電レール60
に接触する受電用電極部として上下方向に並ぶ複数個の
集電ブラシ50a付きの集電子51を備えて給電レール
60から供給される電力を受ける集電部50が、前記両
ガイドフレーム11e,11fのいずれか一方に支持ア
ーム52にて支持されて備えられている。そして、上記
給電レール60の集電子51に対する接触面60aが、
上下方向に沿う状態に形成されている。
【0033】上記集電子51は、支持アーム52に絶縁
された状態で支持されるとともに、集電線53に接続さ
れ、集電子51にて取り入れた電力が上記集電線53か
ら図示しない通電線を経て前記電源部16に送られて、
その電力で前記電動モータM1,M2を駆動するように
構成してある。つまり、搬送車Tは、前後一対の被案内
部30,30によって案内レール8に沿うように操向さ
れ、かつ、集電子51によって駆動用電力を給電レール
60から取り入れて電動モータM1を駆動しながら、1
個の推進車輪12と2個の従動輪13,13とに荷重を
支持させながらこれら3個の車輪12,13によって走
行路面FL上を自走していく。
【0034】この場合に、案内レール8が湾曲していて
も、ローラ支持体36が軸芯P1まわりで車体11に対
して回動し、全てのガイドローラ31,32が案内レー
ル8に確実に接触して被案内部30が案内レール8に精
度よく沿うので、各被案内部30と案内レール8との間
にこじれが発生しにくいとともに推進車輪12の推進力
のロスが発生しにくくて、案内レール8の湾曲部に沿っ
てスムーズに走行していく。また、車体11が走行振動
や床面凹凸などに起因して前後に傾斜しても、補助輪1
4が上昇限界に至った際にはそれ以上傾斜しないように
補助輪14によって支持されて安定よく走行していく。
【0035】そして、物品搬入の際には、物品搬入部6
の横側で停止して前後一対のチェーンコンベア42,4
2によってパレットPを前側の荷受け装置40と後側の
荷受け装置と40にわたって搬入することによって物品
Aを積み込み、いずれかの搬入装置4の移載リフト4c
の横側で停止して前後一対のチェーンコンベア42,4
2によってパレットPを両荷受け装置40,40から搬
出することによって物品Aを移載リフト4cに降ろす。
また、物品搬出の際には、いずれかの搬出装置5の移載
リフタ5cの横側で停止して前後一対のチェーンコンベ
ア42,42によってパレットPを前側の荷受け装置4
0と後側の荷受け装置と40にわたって搬入することに
よって物品Aを積み込み、物品搬出部7の横側で停止し
て前後一対のチェーンコンベア42,42によってパレ
ットPを両荷受け装置40,40から搬出することによ
って物品Aを物品搬出部7に降ろす。
【0036】〔別実施形態〕上記実施形態では、走行案
内用の案内体8を筒状の案内レール8に構成して、その
案内レール8の全部を走行路面FLに埋め込むようにし
たが、筒状以外の案内体に構成してもよく、又、案内体
の全部ではなくその大部分を走行路面FLに埋め込むよ
うにしてもよい。
【0037】上記実施形態では、電力供給用の給電体6
0を筒状の案内レール8の内部に設置して、その給電体
の全部を走行路面FLに埋め込むようにしたが、給電体
を案内レール8とは別の箇所に設置するようにしてもよ
く、又、給電体の全部ではなくその大部分を走行路面F
Lに埋め込むようにしてもよい。
【0038】さらに、上記実施形態では、給電体を給電
レール60に構成して、搬送車T側の集電部50がその
給電レール60に接触する受電用電極部(集電子51)
を備えて、接触状態で電力を供給するように構成した
が、かかる給電レール60と接触式の受電用電極部(集
電子51)に限るものではなく、非接触状態で電力を供
給するように構成してもよい。
【0039】上記実施形態では、被案内部30を車体横
幅方向の中央側箇所に前後一対設けたが、これに限るも
のではなく、被案内部30を車体横幅方向の一方側箇所
に設けるようにしてもよく、又、前後一対ではなく、前
後方向の中間位置に1個設けるようにしてもよい。
【0040】上記実施形態では、走行用の車輪を、車体
横幅方向の一方側に1個の推進車輪12を、他方側に車
体前後に間隔を隔てて2個の従動輪13を設けた3輪式
に構成したが、これ以外に、例えば、車体左右両側に、
夫々2個の走行用の車輪を設けた4輪式に構成して、一
方側の2個を推進車輪12に、他方側の2個を従動輪1
3に構成してもよい。
【0041】上記実施形態では、本発明の搬送設備を、
自動倉庫に対して物品を載置したパレットを出し入れす
るための搬送設備に使用したが、これ以外の目的に使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送設備の概略平面図
【図2】搬送車の平面図
【図3】搬送車の後面図
【図4】推進車輪取付け部の後面図
【図5】従動輪取付け部の後面図
【図6】補助輪取付け部の側面図
【図7】被案内部の平面図
【図8】被案内部と案内レールとの位置関係を示す断面
【図9】案内レールの一部透視斜視図
【図10】案内レールの断面図
【図11】従来技術の案内レールの設置状態を示す断面
【符号の説明】
8 案内体 8 案内レール 8B 蓋体 12,13 車輪 12 推進車輪 13 従動輪 30 被案内部 50 集電部 51 受電用電極部 60 給電体 60 給電レール 60a 接触面 FL 走行路面 K 開口部 M1 電動モータ T 搬送車

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行案内用の案内体と、その案内体の長
    手方向に沿って配置された電力供給用の給電体とが、走
    行路面側に設けられ、 搬送車が、前記案内体に接触案内されながら前記案内体
    に沿って移動する被案内部と、前記給電体から供給され
    る電力を受ける集電部と、その集電部が受けた電力で駆
    動される電動モータとを備えて、その電動モータによっ
    て回転される推進車輪によって前記走行路面上を前記案
    内体に沿って走行するように構成された搬送設備であっ
    て、 前記案内体及び前記給電体夫々の全部又は大部分が、前
    記走行路面に埋め込まれている搬送設備。
  2. 【請求項2】 前記案内体が筒状の案内レールにて構成
    され、前記給電体が、前記筒状の案内レールの内部に設
    置されている請求項1記載の搬送設備。
  3. 【請求項3】 前記給電体が、前記案内レールの長手方
    向に沿う状態の給電レールにて構成されると共に、前記
    集電部が前記給電レールに接触する受電用電極部を備
    え、 前記給電レールの前記受電用電極部に対する接触面が、
    上下方向に沿う状態に形成されている請求項2記載の搬
    送設備。
  4. 【請求項4】 前記被案内部が車体横幅方向の中央側箇
    所に設けられ、 走行用の車輪が、車体横幅方向の左右両側箇所に設けら
    れるとともに、その左右両側の車輪の一方が前記推進車
    輪に構成され、他方が従動輪に構成されている請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の搬送設備。
  5. 【請求項5】 前記走行用の車輪が、1箇所に設けた前
    記推進車輪と、車体前後方向に間隔を隔てた位置の2箇
    所に設けた前記従動輪との3輪式に構成されている請求
    項4記載の搬送設備。
  6. 【請求項6】 前記筒状の案内レールの長手方向に沿っ
    ての特定箇所の上部側に、前記被案内部と前記集電部と
    をその案内レールの内部に挿脱するための開口部が形成
    され、 前記開口部を閉じる蓋体が脱着自在に設けられている請
    求項2〜5のいずれか1項に記載の搬送設備。
  7. 【請求項7】 前記被案内部が、車体前後方向に間隔を
    隔てて前後一対設けられている請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の搬送設備。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110072208A (ko) * 2009-12-22 2011-06-29 한국철도공사 레일바이크 시스템
JP6430057B1 (ja) * 2018-07-20 2018-11-28 祐次 廣田 ドローン給電システム

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KR20110072208A (ko) * 2009-12-22 2011-06-29 한국철도공사 레일바이크 시스템
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