JP3503728B2 - 搬送車の被案内部構造 - Google Patents

搬送車の被案内部構造

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JP3503728B2
JP3503728B2 JP28198296A JP28198296A JP3503728B2 JP 3503728 B2 JP3503728 B2 JP 3503728B2 JP 28198296 A JP28198296 A JP 28198296A JP 28198296 A JP28198296 A JP 28198296A JP 3503728 B2 JP3503728 B2 JP 3503728B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫で物品を
搬出したり、搬入したりするなどの搬送車、詳しくは、
ガイドレールの左横側面に沿うガイドローラと右横側面
に沿うガイドローラとを有する被案内部が車体に備えら
れて、床面上を前記ガイドレールに沿って走行する搬送
車の被案内部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記搬送車においては、車体がガイドレ
ールに精度よく沿って走行していくように、左右のガイ
ドローラどうしの間隔をガイドレールの横幅に極めて近
い間隔に設定される。このため、被案内部はガイドロー
ラとガイドレールの間のガタ付きがほとんどない状態で
ガイドレールに連結する。この結果、従来、搬送車を完
成したガイドレールに装着するとか、修理が必要になっ
た搬送車をガイドレールから取り外すとかの際、図14
(イ)に示す如くガイドローラ31,32がガイドレー
ル8から直上方に抜け出るように車体11を吊り上げて
いくとか、図14(ロ)に示す如くガイドローラ31,
32がガイドレール8に対してその端から装着するよう
に車体11を床面上で移動させるとかにより、被案内部
30をガイドレール8に連結するとか、この連結を解除
するとかされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車体をガイドレールか
ら取り外したり、ガイドレールに装着したりするに当た
り、上記した従来の連結や連結解除方法によると、被案
内部がガイドレールに対してその横方向に位置ずれしな
いように注意しながら車体を昇降させたり、スライド移
動させたりする必要がある。また、車体は重量物である
などにより、揺れ動かないように吊下げるとか、進行方
向がずれないように移動させることは困難であり、手間
が掛かるとか、熟練が必要になるとかの問題があった。
本発明の目的は、搬送車をガイドレールに容易に着脱で
きるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、ガイドレールの左
横側面に沿うガイドローラと右横側面に沿うガイドロー
ラとの左右のガイドローラを有する被案内部が車体に備
えられて、床面上を前記ガイドレールに沿って走行する
搬送車の被案内部構造において、被案内部を車体に車体
前後方向の軸芯まわりで上下揺動自在に支持させるとと
もに、被案内部の上下揺動によって左右のガイドローラ
がガイドレールに着脱する際に被案内部が車体に対して
その横方向に移動することを許容する融通を備えてある
ものだから、搬送車をガイドレールから取り外すに当た
り、搬送車を床面上に停止させておいて被案内部を上昇
揺動させる。すると、ガイドローラとガイドレールとは
ほとんどガタ付かない状態で連結するものであっても、
被案内部の上昇に伴い、左右のガイドローラが前記融通
のために車体に対して横方向にずれ動きながらガイドレ
ールの側面に沿って上昇していってガイドレールから抜
け外れ、被案内部とガイドレールとの連結を解除でき
る。そして、搬送車をガイドレールに装着するに当た
り、搬送車を床面上に停止させておいて被案内部を下降
揺動させる。すると、この下降操作に伴い、左右のガイ
ドローラが前記融通のために車体に対して横方向にずれ
動きながらガイドレールの側面に沿って下降していって
ガイドレールの所定位置に組付き、被案内部とガイドレ
ールとを連結できる。したがって、ガイドローラどうし
の間隔をガイドレールの横幅に極めて近い間隔に設定し
たものであっても、従来のように車体を被案内部と共に
動かす作業を行わなくとも、被案内部を昇降させるだけ
で簡単かつ迅速にガイドレールに装着したり、ガイドレ
ールから取り外したりできる。また、請求項1に記載の
発明によれば、前記左右のガイドローラが前記車体から
横外側方に前記軸芯まわりで上下揺動自在に延出するガ
イドアームの延出端側に支持されて前記被案内部が構成
され、前記ガイドアームの上昇揺動によって左右のガイ
ドローラが前記ガイドレールから離脱するとともに、前
記左右のガイドローラが前記ガイドレールに装着する
と、左右のガイドローラが前記軸芯よりも低レベルに位
置するように構成してあるものだから、ガイドアームを
車体前後方 向視で直線状の形状簡単なものにしながらガ
イドレールの配置レベルを低くでき、さらには、ガイド
レールから外したガイドローラを使用時よりも車体側に
寄せて格納でき、ガイドレールに容易に着脱できる搬送
車が、ガイドアームの面からもガイドローラ支持構造を
一層簡単にした状態で、かつ、ガイドレールを低レベル
に障害物になりにくように設置できる状態で、さらに
は、ガイドローラを車体側に邪魔になりにくいように格
納して搬送しやすい状態に得られる。
【0005】請求項2に記載の発明によれば、前記ガイ
ドローラが前記ガイドレールに装着する状態で前記被案
内部を前記車体に上下揺動不能に固定する固定手段を作
用状態と、作用解除状態とに切換え自在に備えてある。
すなわち、被案内部を固定手段によって車体に上下揺動
しないように固定し、車体が走行振動や床面凹凸などに
起因してガイドレールに対して上下動することを車体上
下動に伴うガイドローラのガイドレールに対する上下ス
ライドによって許容しながら走行させるものである。こ
れにより、たとえば車体に長孔によって上下揺動および
横移動自在に支持されるとともにロックボルトによって
車体に固定したり、固定解除できるように構成したガイ
ドアームを装備し、このガイドアームにガイドローラを
支持させるなどガイドローラの支持構造を簡略化でき、
ガイドレールに容易に着脱できる搬送車がガイドローラ
支持構造の面から経済面や構造面で有利に得られる。
【0006】
【0007】請求項3に記載の発明によれば、前記ガイ
ドレールが有する給電レールに接触して前記車体に電力
供給する集電子をガイドレールに対して前記車体が位置
する側に配置して前記車体に付設してあるものだから、
ガイドローラをガイドレールから外した車体をガイドレ
ールからその横側に離れるように移動させることによ
り、自ずと集電子が給電レールから分離して搬送車全体
を搬送していくことができ、ガイドローラをガイドロー
ラから外せば、集電子を給電レールから分離させるため
の特別な操作を行わなくとも容易かつ迅速に搬送車を修
理などに送り出せる。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、前記集電
子を前記左右のガイドローラより低レベルに配置すると
ともに前記車体に昇降自在に支持させてあるものだか
ら、搬送車をガイドレールに着脱する際には、ガイドロ
ーラをガイドレールに対して着脱する作業を集電子より
も高レベル箇所で集電子が障害物にならないようにしな
がら容易かつ迅速にでき、搬送車をガイドレールに沿わ
せて走行させる際には、車体が走行振動や床面凹凸など
に起因してガイドレールに対して上下動しても、集電子
が車体に対して上下動して給電レールに確実に接触する
状態を維持するようにでき、搬送車をガイドレールに容
易かつ迅速に着脱できるとともに、走行振動や床面凹凸
などにかかわらず電力をミスなく取り入れて確実に走行
させられる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示すように、各種の物品A
をパレットPに載置した状態で収納保管する収納部1a
が上下方向および横方向に並ぶ保管棚1を複数個備え、
保管棚1どうしの間に、昇降台やフォークをなどを有す
るスタッカクレーン2をレール3に沿って移動可能に設
け、一部の保管棚1の入口側に搬入リフタ4a、コンベ
ア4b、移載リフタ4cを有する搬入装置4を設け、一
部の保管棚1の入口側に搬出リフタ5a、コンベア5
b、移載リフタ5cを有する搬出装置5を設けてある。
この搬出装置5および前記搬入装置4に対して保管棚1
とは反対側に物品搬入部6および物品搬出部7を設ける
とともに、これら物品搬入部6、物品搬出部7と、前記
搬入装置4、搬出装置5との間をループ状のガイドレー
ル8に沿って搬送車Tが自走するように構成し、もっ
て、自動倉庫を構成してある。
【0010】すなわち、物品Aを収納するに当たり、パ
レットPに載せたままで入庫コンベア9によって物品搬
入部6に供給する。すると、搬送車Tが物品Aをパレッ
トPに載せた状態で物品搬入部6から移載され、いずれ
かの搬入装置4に搬送してこれの移載リフタ4cにパレ
ットPと共に移載する。搬入装置4は物品Aをパレット
Pと共に移載リフタ4cからコンベア4bによって搬入
リフタ4aに搬送し、この搬入リフタ4aからスタッカ
クレーン2に移載する。スタッカクレーン2は搬入装置
4aからの物品Aを保管棚1の多数の収納部1aのうち
のその物品Aを収納するべき所定の収納部1aに搬送し
てパレットPと共に移載する。そして、物品Aを取り出
すに当たり、その指令を制御装置に入力する。すると、
スタッカクレーン2が制御装置からの情報に基づいてそ
の物品Aが収納されている保管棚1の収納部1aに移動
して物品AをパレットPと共に取り出し、搬出装置5に
搬送してこれの搬出リフタ5aに移載する。搬出装置5
は物品AをパレットPと共に搬出リフタ5aからコンベ
ア5bによって移載リフタ5aに搬送し、この移載リフ
タ5からパレットPに載せたままで搬送車Tに移載す
る。搬送車Tは物品Aを物品搬出部7に搬送してパレッ
トPと共に移載し、出庫コンベア10が物品Aをパレッ
トPに載せたままで物品搬出部7から出庫箇所に搬送す
る。
【0011】前記搬送車Tは、図2および図3に示すよ
うに構成してある。すなわち、左右一対の車体前後方向
に長いメインフレーム11a,11bと、両メインフレ
ーム11a,11bの前端側どうしを連結する前連結フ
レーム11cと、両メインフレーム11a,11bの後
端側どうしを連結する後連結フレーム11dとによって
車体11を形成し、左側のメインフレーム11aの前後
方向での中間部の下側に走行用の駆動輪12を電動モー
タM1によって駆動できるように取付け、右側のメイン
フレーム11bの前端側と後端側との下面側に従動輪1
3を遊転自在に取付け、左側のメインフレーム11aの
前記駆動輪12よりも車体前方側の下面側と車体後方側
の下面側とに補助輪14を取付け、左側のメインフレー
ム11aの前端側の左横外側と後端側の左横外側とに4
個のガイドローラ31,32を有する被案内部30を備
え、これら前後一対の被案内部30,30の上方および
横側方を覆うガイドカバー15を左側のメインフレーム
11aから車体11の横外側に延出させ、両メインフレ
ーム11a,11bの前端側の上面側どうしにわたって
前側の荷受け台装置40を、両メインフレーム11a,
11bの後端側の上面側どうしにわたって後側の荷受け
台装置40をそれぞれ取付け、前記電動モータM1や両
荷受け台装置40の電動モータM2に電力供給するとと
もにこれらの制御を行う電源部16と、この電源部16
の上下および横側を覆う電源部カバー17とを右側のメ
インフレーム11bに支持させ、前連結フレーム11c
の前面側に樹脂製のフロントバンパー18を取付け、後
連結フレーム11dの後面側に樹脂製のリヤバンパー1
9を取付けてある。
【0012】図4に明示するように、前記駆動輪12
は、メインフレーム11aの下面側に固定された車軸ケ
ース20が車体横方向の軸芯Yまわりでの回転のみ可能
に支持しているとともに前記電動モータM1によって駆
動される車軸21に一体回転自在に支持させてある。
【0013】図5に明示するように、前記前後一対の従
動輪13,13のいずれもは、メインフレーム11bが
車輪支持部材22を介して支持する車軸23に相対回転
自在に取付けた一対の遊転輪体13a,13aによって
構成してある。車輪支持部材22は、メインフレーム1
1bに固定している支持具24と車輪支持部材22との
間に介在するベアリングを介して前記支持具24に支持
させて、車体11に対して車体上下方向の軸芯X1まわ
りで自由に回動するように構成してある。車軸23は、
車輪支持部材22が備える前後一対の支持ピン25,2
5に前記軸芯X1に直交する支持ピン25の軸芯まわり
で回動自在に支持させて、車体11に対して前記軸芯X
1に直交する方向の軸芯まわりでローリングするように
構成してある。これにより、前側の従動輪13も後側の
従動輪13も、車体11の走行向きが変化した際に一対
の遊転輪体13a,13aの接地と相対回転とのための
自ずと車体11に対して軸芯X1まわりで旋回して車体
走行方向に沿う取付け向きになるようにキャスタ輪機能
を備えるとともに、車体11が左右に傾斜しても自ずと
車体11に対して支持ピン25の軸芯まわりで傾斜して
床面上に確実に接触するようにローリング機能を備えて
いる。
【0014】図6に明示するように、前記前後一対の補
助輪14,14のいずれもは、補助輪14を遊転自在自
在に支持する車輪側支持体26を、メインフレーム11
aが車体上下方向の軸芯X2まわりで旋回自在に支持し
ている車体側支持体27に、補助輪14の車軸芯に平行
でこの車軸芯とは偏位している連結ピン28によって回
動自在に連結することにより、車体11に取付けてあ
る。補助輪14が車体側支持体27に対して連結ピン2
8の軸芯まわりで上昇揺動するに伴い、車輪側支持体2
6の基端側の上面側に突出している当り部26aが車体
側支持体27に付設してあるストッパーボルト29に当
接して補助輪14が上昇限界になるように構成してあ
る。これにより、前側の補助輪14も後側の補助輪14
も、車体11が前後に傾斜すると、これに伴って掛かる
荷重のために連結ピン28の軸芯まわりで車体11に対
して上昇し、限界まで上昇すると、車輪側支持体26、
ストッパーボルト29を介して車体側支持体27に支持
されて車体11をそれ以上傾斜しないように受け止め支
持する。また、車体11の走行向きが変化すると、自ず
と車体11に対して軸芯X2まわりで旋回して車体走行
方向に沿う取付け向きになるようにキャスタ車輪になっ
ている。
【0015】図7および図8に明示するように、前記前
後一対の被案内部30,30のいずれもは、メインフレ
ーム11aの下面側に固定されているガイドブラケット
33から車体11の横外側に延出するガイドアーム34
と、このガイドアーム34の延出端側にこの箇所を回転
自在に貫通する回転支軸35によって車体上下方向の軸
芯P1まわりで回転自在に取付けたローラ支持体36
と、このローラ支持体36から下向きに延出する4本の
ローラ支軸37それぞれに1個ずつ回転自在に取付けた
計4個の前記ガイドローラ31・32・とによって構成
してある。
【0016】前記ガイドアーム34の基端側に備えた長
孔34aと、この長孔34aを貫通するように構成して
ガイドブラケット33に付設した車体前後方向のアーム
連結ピン38とによってガイドアーム34とガイドブラ
ケット33とを連結し、ガイドアーム34をガイドブラ
ケット33に締め付け固定したり、この固定を解除した
りする複数個のロックボルト39をガイドアーム34の
基端側に装着するように構成してある。すなわち、前記
ロックボルト39はガイドアーム34をガイドブラケッ
ト33に締め付け固定することによって被案内部30を
車体11に上下揺動しないように固定したり、この固定
を解除したりするものである。ロックボルト39による
被案内部30の固定を解除し、ガイドアーム34をアー
ム連結ピン38を支点にして上下に揺動させることによ
り、被案内部30をアーム連結ピン38の車体前後方向
の軸芯38aまわりで車体11に対して上下に揺動操作
できる。そして、図9に示すように、被案内部30が上
昇揺動する際には、この上昇揺動に伴ってガイドレール
8からガイドローラ31,32に作用する操作力と、ガ
イドアーム34とガイドブラケット33との連結部にお
ける前記長孔34aによる融通とのために、ガイドロー
ラ31,32が車体11に対して車体内方側に横ずれし
ながらガイドレール8の側面に沿って上昇していってガ
イドレール8から抜け外れる。被案内部30が下降揺動
する際には、この下降揺動に伴ってガイドレール8から
ガイドローラ31,32に作用する操作力と、ガイドア
ーム34とガイドブラケット33との連結部における前
記長孔34aによる融通とのために、ガイドローラ3
1,32が車体11に対して車体外方側に横ずれしなが
らガイドレール8の側面に沿って下降していってガイド
レール8の所定位置に組付く。これにより、ガイドアー
ム34を上下に揺動させることにより、被案内部30が
車体11に対して上下に揺動し、図8に実線で示す如く
4個のガイドローラ31,32が車体11から横外側に
突出して前記ガイドレール8に上方から装着するととも
にガイドレール8に接触する下降使用状態と、図8に二
点鎖線で示す如く4個のガイドローラ31,32がガイ
ドレール8から上方に抜け外れるとともに下降使用状態
に在るときよりも車体内方側に寄って位置する上昇格納
状態とに切り換わる。被案内部30を下降使用状態にす
ると、前記軸芯P1がガイドレール8の直上方に位置
し、かつ、前記4個のガイドローラ31・32・が前記
軸芯38aよりも低レベルに位置するとともにこれらの
ガイドローラ31・32・のうちの前記軸芯P1よりも
車体外側に位置する2個のガイドローラ31,31がガ
イドレール8の左側の側面に車体前後方向に並んで接触
し、前記軸芯P1よりも車体内側に位置する2個のガイ
ドローラ32,32がガイドレール8の右側の側面に車
体前後方向に並んで接触するように構成してある。した
がって、前後一対の被案内部30,30を前記下降使用
状態にするとともに前記ロックボルト39によって車体
11に対して上下動しないように固定することにより、
前後の被案内部30は、駆動輪12による推進作用と、
4個のガイドローラ31,32の案内作用とのためにガ
イドレール8に沿って移動し、車体11をガイドレール
8に沿って走行するように操向制御する。
【0017】図2および図10に示すように、前記前後
の荷受け台装置40,40のいずれもは、メインフレー
ム11aと11bとにわたって取付けたコンベアケース
41と、このコンベアケース41に前記電動モータM2
によって正回転方向と逆回転方向とに回動駆動できるよ
うに取付けた無端チェーンでなるチェーンコンベア42
と、前記コンベアケース41が支持する搬送ガイド43
とによって構成してある。すなわち、前後いずれもの荷
受け台装置40は、パレットPの一端側を正回転方向に
回動する無端チェーン42によって搬送ガイド43に沿
わせてコンベアケース41の上方に搬入することによ
り、搬送用の物品Aを前記移載リフタ5cや物品搬入部
6から車体11に積み込む。そして、コンベアケース4
1の上方に位置するパレットPの一端側を逆回転方向に
回動する無端チェーン42によって搬送ガイド43に沿
わせて車体11の横外側に搬出することにより、搬送用
の物品Aを車体11から前記移載リフタ4cや物品搬出
部7に降ろす。
【0018】図8に示すように、前記前後一対のガイド
ブラケット33,33のいずれか一方のガイドブラケッ
ト33から集電アーム50を前記下降使用状態にある前
記ガイドローラ31,32の下方に向けて延出させ、こ
の集電アーム50の延出端側に、ガイドレール8よりも
車体11の方に位置するとともに車体上下方向に並ぶ複
数個の集電装置60を支持させてある。図11および図
12に示すように、各集電装置60は、前記集電アーム
50に取付けプレート61と締付けナット62とによっ
て締め付け固定するように構成した取付け体63と、こ
の取付け体63から前方側と後方側とに延出する支持ア
ーム機構64と、これら前後の支持アーム機構64それ
ぞれの延出端側に取り付けるとともにガイドレール8の
支柱部8aが有する給電レール51に接触するように構
成した集電子65とによって構成してある。前後側いず
れもの支持アーム機構64は、前記取付けプレート61
の取付けボルトに兼用のロッドを介して車体横方向の軸
芯Zまわりで回動自在に前記取付け体63に連結した基
端側部材64aと、前記集電子65から延出する支軸6
5aを回転自在に支持することによって集電子65を前
記軸芯Zに平行な軸芯まわりで回動自在に支持する先端
側部材64bと、この先端側部材64bおよび前記基端
側部材64aに前記軸芯Zと直交する方向の軸芯まわり
で回動自在に連結して先端側部材64bと基端側部材6
4aとを連結している一対の揺動リンク64c,64c
とから成り、そして、一対の揺動リンク64c,64c
どうしにわたって取り付けたコイルばねにより、揺動リ
ンク64cを基端側部材64aに対して揺動付勢するこ
とによって集電子65を給電レール51に当て付け付勢
するように構成した平行四連リンク機構に構成してあ
る。これにより、各集電装置60の前後側いずれもの集
電子65は、下降使用状態にあるガイドローラ31,3
2よりも低レベルに位置し、かつ、ガイドレール8に対
して車体11が位置する側に位置する箇所で車体11に
前記軸芯Zまわりで揺動して昇降するように支持されな
がら給電レール51に摺接して駆動用電力を取り入れ、
この電力を電気コード66を介して前記電源部16に供
給することによって前記電動モータM1,M2に供給し
ていく。
【0019】つまり、搬送車Tは、前後一対の被案内部
30,30によってガイドレール8に沿うように操向制
御されながら、かつ、集電子65によって駆動用電力を
給電レール51から取り入れて電動モータM1に供給し
ながら、1個の駆動輪12と2個の従動輪13,13と
の3個の車輪12,13,13によって床面上を自走し
ていく。車体11が走行振動や床面凹凸などに起因して
前後に傾斜しても、補助輪14が上昇限界に至った際に
はそれ以上傾斜しないように補助輪14によって支持さ
れて安定よく走行していく。また、車体11が走行振動
や床面凹凸などに起因してガイドレール8に対して上下
にずれ動いても、ガイドローラ31,32はガイドレー
ル8に対して車体11と共に上下にずれ動くことによ
り、車体11のガイドレール8に対するずれ動きを吸収
しながらガイドレール8に接触作用していき、各集電装
置60の集電子65は軸芯Zまわりで車体11に対して
昇降することにより、車体11のガイドレール8に対す
るずれ動きを吸収しながら給電レール51に対する接触
を維持していき、支障なく走行していく。ガイドレール
8が湾曲していても、ローラ支持体36が軸芯P1まわ
りで車体11に対して回動し、全てのガイドローラ3
1,32がガイドレール8に確実に接触し、被案内部3
0が車体11をガイドレール8に精度よく沿うように操
向制御していく。そして、物品搬入の際には、物品搬入
部6の横側で停止して前後一対のチェーンコンベア4
2,42によってパレットPを前側の荷受け装置40と
後側の荷受け装置と40にわたって搬入することによっ
て物品Aを積み込み、いずれかの搬入装置4の移載リフ
ト4cの横側で停止して前後一対のチェーンコンベア4
2,42によってパレットPを両荷受け装置40,40
から搬出することによって物品Aを移載リフト4cに降
ろす。また、物品搬出の際には、いずれかの搬出装置5
の移載リフタ5cの横側で停止して前後一対のチェーン
コンベア42,42によってパレットPを前側の荷受け
装置40と後側の荷受け装置と40にわたって搬入する
ことによって物品Aを積み込み、物品搬出部7の横側で
停止して前後一対のチェーンコンベア42,42によっ
てパレットPを両荷受け装置40,40から搬出するこ
とによって物品Aを物品搬出部7に降ろす。
【0020】そして、搬送車Tを完成したガイドレール
8に装着するとか、故障した搬送車Tをガイドレール8
から取り外すなどに当たり、図13に示す要領で被案内
部30をガイドレール8に連結したり、この連結を解除
したりするのである。すなわち、搬送車Tをガイドレー
ル8に装着する場合も、ガイドレール8から取り外す場
合もガイドレール8の横側の床面上に駆動輪12と従動
輪13とによって設置する。そして、装着の場合には、
被案内部30を前記上昇格納状態から下降使用状態に切
り換え操作して各ガイドローラ31,32をガイドレー
ル8に装着し、この後、ロックボルト39を作用させて
被案内部30を下降使用状態に固定する。そして、取り
外しの場合には、ロックボルト39による固定を解除し
た被案内部30を下降使用状態から上昇格納状態に切り
換え操作し、各ガイドローラ31,32をガイドレール
8から抜き外すとともに使用時よりも車体内側に寄せて
車体搬送がしやすいように格納する。この時、集電子6
5が給電レール51に対して車体11が位置する方から
接触していることにより、車体11をガイドレール8か
ら離れるように横側に移動させるだけで、集電子65が
自ずと給電レール51から離れ、集電装置60と給電レ
ール51との連結を解除できる。また、装着と取り外し
のいずれの場合にも、集電子65がガイドローラ31,
32の下方に位置していることから、被案内部30のガ
イドレール8に対する着脱作業が集電子65の上方で集
電子65による障害を受けないで容易かつ迅速にでき
る。
【0021】〔別実施形態〕前記長孔34aに替え、ガ
イドアーム34をガイドブラケット33に上下揺動およ
び左右移動自在に連結するリンク機構など各種の手段を
採用して実施してもよいのであり、これらを総称し、被
案内部30が車体11に対してその横方向に移動するこ
とを許容する融通と呼称する。
【0022】前記ロックボルト39に替え、ガイドアー
ム34とガイドブラケット33とにわたって車体前後方
向に抜き差しするように構成したロックピンを採用して
実施してもよい。また、ガイドアーム34とガイドブラ
ケット33との一方にロックレバーを揺動自在に連結
し、このロックレバーの遊端側をガイドアーム34とガ
イドブラケット33との他方に係脱させるように構成し
たロック機構を採用して実施してもよい。したがって、
これらを総称して作用状態と作用解除状態とに切り換え
自在な固定手段と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の概略平面図
【図2】搬送車全体の平面図
【図3】搬送車全体の後面図
【図4】駆動輪取付け部の後面図
【図5】従動輪取付け部の後面図
【図6】補助輪取付け部の側面図
【図7】被案内部の平面図
【図8】被案内部取付け構造の断面図
【図9】ガイドローラ着脱状態の説明図
【図10】荷受け装置の断面図
【図11】集電装置の平面図
【図12】集電装置の側面図
【図13】被案内部をガイドレールに着脱する要領図
【図14】従来の被案内部着脱要領図
【符号の説明】
8 ガイドレール 11 車体 30 被案内部 31,32 ガイドローラ 34 ガイドアーム 34a 融通 38a 軸芯 39 固定手段 51 給電レール 65 集電子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−211129(JP,A) 特開 平7−336804(JP,A) 特開 昭51−81310(JP,A) 特開 昭59−106358(JP,A) 特開 昭59−59564(JP,A) 特開 昭51−2110(JP,A) 実開 昭48−91607(JP,U) 実開 昭52−119290(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 13/06 B61B 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレールの左横側面に沿うガイドロ
    ーラと右横側面に沿うガイドローラとの左右のガイドロ
    ーラを有する被案内部が車体に備えられて、床面上を前
    記ガイドレールに沿って走行する搬送車の被案内部構造
    であって、 前記被案内部を前記車体に車体前後方向の軸芯まわりで
    上下揺動自在に支持させるとともに、被案内部の上下揺
    動によって前記左右のガイドローラが前記ガイドレール
    に着脱する際に被案内部が車体に対してその横方向に移
    動することを許容する融通を備え、前記左右のガイドローラが前記車体から横外側方に前記
    軸芯まわりで上下揺動自在に延出するガイドアームの延
    出端側に支持されて前記被案内部が構成され、前記ガイ
    ドアームの上昇揺動によって左右のガイドローラが前記
    ガイドレールから離脱するとともに、前記左右のガイド
    ローラが前記ガイドレールに装着すると、左右のガイド
    ローラが前記軸芯よりも低レベルに位置するように構成
    してある 搬送車の被案内部構造。
  2. 【請求項2】 前記左右のガイドローラが前記ガイドレ
    ールに装着する状態で前記被案内部を前記車体に上下揺
    動不能に固定する固定手段を作用状態と、作用解除状態
    とに切換え自在に備えてある請求項1記載の搬送車の被
    案内部構造。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールが有する給電レールに
    接触して前記車体に電力供給する集電子をガイドレール
    に対して前記車体が位置する側に配置して前記車体に付
    設してある請求項1又は2記載の搬送車の被案内部構
    造。
  4. 【請求項4】 前記集電子を前記左右のガイドローラよ
    り低レベルに配置するとともに前記車体に昇降自在に支
    持させてある請求項3記載の搬送車の被案内部構造。
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