JP3431121B2 - 物品搬送設備 - Google Patents

物品搬送設備

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JP3431121B2
JP3431121B2 JP34689296A JP34689296A JP3431121B2 JP 3431121 B2 JP3431121 B2 JP 3431121B2 JP 34689296 A JP34689296 A JP 34689296A JP 34689296 A JP34689296 A JP 34689296A JP 3431121 B2 JP3431121 B2 JP 3431121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品搬送車を操向
案内する案内レールが、前記物品搬送車の車体横側方に
位置する状態で設けられ、前記物品搬送車は、それの車
体に連設される左右一対のガイドローラが、前記案内レ
ールの左右両側面の夫々に接当案内される状態で、床面
上を走行するように構成された物品搬送設備に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる物品搬送設備は、案内レールによ
って操向案内されて走行する物品搬送車にて物品を搬送
する設備である。案内レールによる操向案内のために、
物品搬送車には、それの車体に連設される左右一対のガ
イドローラが備えられ、その左右一対のガイドローラ
が、物品搬送車の車体横側方に位置する状態で設けられ
た案内レールの左右両側面に接当案内されることで、物
品搬送車の移動方向が規制されて操向案内される。
【0003】ところで、物品搬送車が案内レールに操向
案内されて床面上を走行するとき、加減速の制御等のた
めの、地上側から物品搬送車に対して、位置情報等の種
々の情報を与えたい場合がある。このために、従来、物
品搬送車側にフォトインタラプタ型のフォトセンサを備
え、そのフォトセンサの検出対象となる遮蔽板を案内レ
ールに取り付けて、フォトセンサが遮蔽板を検出するに
伴って加減速の制御等を行うような構成が考えられてい
た。このように、遮蔽板を、物品搬送車を操向案内する
案内レールに取り付けることで、物品搬送車の車体と遮
蔽板との相対的な位置関係が安定し、フォトセンサにて
的確に遮蔽板を検出できるものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、物品搬送車のガイドローラが接当案内され
る案内レールに遮蔽板を設けることになるので、ガイド
ローラとの干渉を避けるために、物品搬送車のガイドロ
ーラやセンサの支持構成が複雑化してしまう不都合があ
った。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、装置構成の複雑化を可及的に抑制しな
がら、物品搬送車が位置情報等を的確に認識できるよう
にする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、物品搬送車は、それに備えられた
検出センサが、案内レールに設けられた被検出体を検出
することによって、位置情報等を認識できる。この被検
出体は、それの上面側又は下面側を検出センサに対する
被検出面とするものであり、上面側を被検出面とする場
合は、案内レールの上面側に、下面側を被検出面とする
場合は、案内レールの下面側に、夫々取り付けられる。
案内レールに対しては、それの左右両側面に物品搬送車
のガイドローラが接当作用するので、その左右両側面に
被検出体を設けようとすると、案内レールが大型化して
しまう等の不都合があるが、案内レールの上面側又は下
面側に被検出体を設けることで、そのような不都合を回
避できる。
【0006】しかも、被検出体は、案内レールの上面側
に取り付けられる場合は、上面側を被検出面とし、案内
レールの下面側に取り付けられる場合は、下面側を被検
出面とするので、被検出体の側面を被検出面とするのに
較べて、被検出体の案内レールから上方又は下方への突
出を可及的に抑制できるものとなり、被検出体との干渉
を避けるために物品搬送車のガイドローラの支持構成が
複雑化してしまうのを可及的に抑制できる。もって、装
置構成が複雑化するのを可及的に抑制しながら、被検出
体を案内レールに設けることで、物品搬送車が位置情報
等を的確に認識できるものとなった。
【0007】又、上記請求項1記載の構成を備えること
により、被検出体は、帯状に形成されて、案内レールの
長手方向に沿って配置されているので、物品搬送車は、
それに備えられた検出センサが被検出体を検出すること
で、点としてではなくゾーンとして位置情報等を認識で
きる。従って、検出ミスによる装置の誤動作等を的確に
防止できる。
【0008】又、上記請求項1記載の構成を備えること
により、被検出体は、上下方向を磁界方向とするマグネ
ットにより構成され、それの上面又は下面に現れる磁極
が検出センサにて検出される。被検出体を上下方向を磁
界方向とするマグネットにて構成すると、適当な磁力を
確保するために上下方向にある程度の厚みが必要となる
が、案内レールの上面又は下面に凹溝を形成して、その
凹溝に帯状のマグネットを嵌入することで、案内レール
の上面又は下面からのマグネットの突出を可及的に抑制
でき、物品搬送車のガイドローラの支持構成の複雑化を
可及的に抑制できる。しかも、案内レールに設けた凹溝
によってマグネットの取り付け位置の位置決めをも行わ
せることができるので、マグネットの取り付け作業等の
簡単化をも図ることができる。
【0009】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、マグネットを嵌入するための凹溝は横並び状態
で複数本設けられ、しかも、そのマグネットは上下の向
き変更自在で、被検出面の磁極を変更することができる
ので、物品搬送車の検出センサが被検出体を検出するこ
とで、単なる位置情報のみならず例えば種々の制御情報
等のより複雑な情報を地上側から物品搬送車に与えるこ
とができ、物品搬送車の運行を制御する上で、一層便利
なものとできる。
【0010】又、上記請求項3記載の構成を備えること
により、帯状のマグネットに形成されている凹部によっ
て磁極の極性がわかるので、磁極の向きを特定した状態
で案内レールの凹溝にマグネットを嵌入する作業を簡単
に行うことができ、もって、設備の設置作業や変更作業
を簡単化できる。又、上記請求項4記載の構成を備える
ことにより、案内レールに接当案内される左右一対のガ
イドローラは支持体によって縦軸芯周りに回動自在に支
持されるが、その支持体に、案内レールの上面又は下面
に備えられる被検出体を検出する検出センサが取り付け
られる。支持体は左右一対のガイドローラを支持するの
で、案内レールの上面又は下面を跨ぐように配置される
ことになる。そこで、この支持体の配置構成を利用して
検出センサを設けることで、検出センサの取り付け構造
の可及的な簡素化を図ることができるのである。
【0011】又、上記請求項5記載の構成を備えること
により、案内レールは複数本のレール部分を連結する状
態で構成される。このレール部分の連結部では、隣合う
レール部分の端部同士が連結台にボルト状部材とナット
状部材とによって固定されるのであるが、この固定のた
めに、そのレール部分の長手方向視の断面においてボル
ト状部材の貫通部を中心とした略V字状のテーパ部が形
成され、そのテーパ部に接当することになるボルト状部
材又はナット状部材の座面が、テーパ部の形状に適合し
て左右対象に形成されている。従って、連結台とレール
部分の貫通部にボルト状部材と通して、ボルト状部材と
ナット状部材とを締めつけると、締めつけ当初におい
て、案内レールの長手方向視で左右方向にレール部分の
位置がずれていても、締めつけるに従って、レール部分
のテーパ部とボルト状部材又はナット状部材の座面とが
適合するようにレール部分が左右方向へ移動し、レール
部分が左右方向において位置決めされる。
【0012】又、この場合に、ボルト状部材又はナット
状部材の座面を、隣合うレール部分の端部間に跨ぐ状態
で配置して、ボルト状部材とナット状部材とを締めつけ
ると、両レール部分のテーパ部が一層精度良く一連に連
なるものとなる。従って、レール部分の連結部におい
て、物品搬送車のガイドローラが接当する左右両側面の
段差の発生が可及的に抑制され、物品搬送車を安定的に
操向案内できる。
【0013】又、上記請求項6記載の構成を備えること
により、レール部分を連結する連結台は床面上に立設さ
れて、その連結台に地上側から物品搬送車側に電力を供
給する給電レールが取り付けられている。物品搬送車
は、それに備えられた集電子が上記の給電レールに接触
することで、地上側から電力の供給を受けるのである
が、給電レールが連結台における物品搬送車の存在側に
側面に取り付けられているので、集電子を給電レールに
接触させるための構成を簡素化できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の物品搬送設備TS
を自動倉庫における物品搬送に適用した場合の実施の形
態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、各種
の物品AをパレットPに載置した状態で収納保管する収
納部1aが上下方向および横方向に並ぶ保管棚1を複数
個備え、保管棚1どうしの間に、昇降台やフォークをな
どを有するスタッカクレーン2をレール3に沿って移動
可能に設け、一部の保管棚1の入口側に搬入リフタ4
a、コンベア4b、移載リフタ4cを有する搬入装置4
を設け、一部の保管棚1の入口側に搬出リフタ5a、コ
ンベア5b、移載リフタ5cを有する搬出装置5を設け
てある。この搬出装置5および前記搬入装置4に対して
保管棚1とは反対側に物品搬入部6および物品搬出部7
を設けるとともに、これら物品搬入部6、物品搬出部7
と、前記搬入装置4、搬出装置5との間で物品Aを搬送
するための物品搬送設備TSとしてループ状の案内レー
ル8と、その案内レール8に操向案内されて自走する物
品搬送車Tとを設け、もって、自動倉庫を構成してあ
る。
【0015】すなわち、物品Aを収納するに当たり、パ
レットPに載せたままで入庫コンベア9によって物品搬
入部6に供給する。すると、物品搬送車Tが物品Aをパ
レットPに載せた状態で物品搬入部6から移載され、い
ずれかの搬入装置4に搬送してこれの移載リフタ4cに
パレットPと共に移載する。搬入装置4は物品Aをパレ
ットPと共に移載リフタ4cからコンベア4bによって
搬入リフタ4aに搬送し、この搬入リフタ4aからスタ
ッカクレーン2に移載する。スタッカクレーン2は搬入
装置4aからの物品Aを保管棚1の多数の収納部1aの
うちのその物品Aを収納するべき所定の収納部1aに搬
送してパレットPと共に移載する。そして、物品Aを取
り出すに当たり、その指令を制御装置に入力する。する
と、スタッカクレーン2が制御装置からの情報に基づい
てその物品Aが収納されている保管棚1の収納部1aに
移動して物品AをパレットPと共に取り出し、搬出装置
5に搬送してこれの搬出リフタ5aに移載する。搬出装
置5は物品AをパレットPと共に搬出リフタ5aからコ
ンベア5bによって移載リフタ5cに搬送し、この移載
リフタ5cからパレットPに載せたままで物品搬送車T
に移載する。物品搬送車Tは物品Aを物品搬出部7に搬
送してパレットPと共に移載し、出庫コンベア10が物
品AをパレットPに載せたままで物品搬出部7から出庫
箇所に搬送する。
【0016】前記物品搬送車Tは、図2および図3に示
すように構成してある。すなわち、左右一対の車体前後
方向に長いメインフレーム11a,11bと、両メイン
フレーム11a,11bの前端側どうしを連結する前連
結フレーム11cと、両メインフレーム11a,11b
の後端側どうしを連結する後連結フレーム11dとによ
って車体11を形成し、左側のメインフレーム11aの
前後方向での中間部の下側に走行用の駆動輪12を電動
モータM1によって駆動できるように取付け、右側のメ
インフレーム11bの前端側と後端側との下面側に従動
輪13を遊転自在に取付け、左側のメインフレーム11
aの前記駆動輪12よりも車体前方側の下面側と車体後
方側の下面側とに補助輪14を取付け、左側のメインフ
レーム11aの前端側の左横外側と後端側の左横外側と
に被案内部30を備え、これら前後一対の被案内部3
0,30の上方および横側方を覆うガイドカバー15を
左側のメインフレーム11aから車体11の横外側に延
出させ、両メインフレーム11a,11bの前端側の上
面側どうしにわたって前側の荷受け台装置40を、両メ
インフレーム11a,11bの後端側の上面側どうしに
わたって後側の荷受け台装置40をそれぞれ取付け、前
記電動モータM1や両荷受け台装置40の電動モータM
2に電力供給するとともにこれらの制御を行う電源部1
6と、この電源部16の上下および横側を覆う電源部カ
バー17とを右側のメインフレーム11bに支持させ、
前連結フレーム11cの前面側に樹脂製のフロントバン
パー18を取付け、後連結フレーム11dの後面側に樹
脂製のリヤバンパー19を取付けてある。
【0017】図4に明示するように、前記駆動輪12
は、メインフレーム11aの下面側に固定された車軸ケ
ース20が車体横方向の軸芯Yまわりでの回転のみ可能
に支持しているとともに前記電動モータM1によって駆
動される車軸21に一体回転自在に支持させてある。こ
れにより、駆動輪12は、車体11を推進させるように
駆動制御されるが、車体11の走行向きを変更するよう
に操向制御はされない非操舵輪になっており、そして、
被案内部30に極力近づくように車体11の左右方向で
の中心CLに対して前記被案内部30が位置する側に偏
位している。
【0018】図5に明示するように、前記前後一対の従
動輪13,13のいずれもは、メインフレーム11bが
車輪支持部材22を介して支持する車軸23に相対回転
自在に取付けた一対の遊転輪体13a,13aによって
構成してある。車輪支持部材22は、メインフレーム1
1bに固定している従動輪支持具24と車輪支持部材2
2との間に介在するベアリングを介して前記従動輪支持
具24に支持させて、車体11に対して車体上下方向の
軸芯X1まわりで自由に回動するように構成してある。
車軸23は、車輪支持部材22が備える前後一対の支持
ピン25,25に前記軸芯X1に直交する支持ピン25
の軸芯まわりで回動自在に支持させて、車体11に対し
て前記軸芯X1に直交する方向の軸芯まわりでローリン
グするように構成してある。
【0019】これにより、前側の従動輪13も後側の従
動輪13も、車体11の走行向きが変化した際に一対の
遊転輪体13a,13aの接地と相対回転とのための自
ずと車体11に対して軸芯X1まわりで旋回して車体走
行方向に沿う取付け向きになるようにキャスタ輪機能を
備えるとともに、車体11が左右に傾斜しても自ずと車
体11に対して支持ピン25の軸芯まわりで傾斜して床
面上に確実に接触するようにローリング機能を備えてい
る。そして、車体11の走行向きを変更するように操向
制御されない非操舵輪になっている。
【0020】図6に明示するように、前記前後一対の補
助輪14,14のいずれもは、補助輪14を遊転自在に
支持する車輪側支持体26を、メインフレーム11aが
車体上下方向の軸芯X2まわりで旋回自在に支持してい
る車体側支持体27に、補助輪14の車軸芯に平行でこ
の車軸芯とは偏位している連結ピン28によって回動自
在に連結することにより、車体11に取付けてある。補
助輪14が車体側支持体27に対して連結ピン28の軸
芯まわりで上昇揺動するに伴い、車輪側支持体26の基
端側の上面側に突出している当り部26aが車体側支持
体27に付設してあるストッパーボルト29に当接して
補助輪14が上昇限界になるように構成してある。これ
により、前側の補助輪14も後側の補助輪14も、車体
11が前後に傾斜すると、これに伴って掛かる荷重のた
めに連結ピン28の軸芯まわりで車体11に対して上昇
し、限界まで上昇すると、車輪側支持体26、ストッパ
ーボルト29を介して車体側支持体27に支持されて車
体11をそれ以上傾斜しないように受け止め支持する。
また、車体11の走行向きが変化すると、自ずと車体1
1に対して軸芯X2まわりで旋回して車体走行方向に沿
う取付け向きになるようにキャスタ車輪になっている。
【0021】図7および図8に明示するように、前記前
後一対の被案内部30,30のいずれもは、メインフレ
ーム11aの下面側に固定されているガイドブラケット
33から車体11の横外側に延出するガイドアーム34
と、このガイドアーム34の延出端側にこの箇所を回転
自在に貫通する回転支軸35によって車体上下方向の軸
芯P1まわりで回転自在に取付けた支持体36と、この
支持体36から下向きに延出する4本のローラ支軸37
に左右一対のガイドローラ31,32を前後に二組回転
自在に取付けて構成してある。ガイドアーム34の基端
側に備えた長孔34aと、この長孔34aを貫通するよ
うに構成してガイドブラケット33に付設した車体前後
方向のアーム連結ピン38とによってガイドアーム34
とガイドブラケット33とを連結し、ガイドアーム34
をアーム連結ピン38を支点にしてガイドブラケット3
3に対して上下に揺動操作することにより、被案内部3
0を図8に実線で示す如く4個のガイドローラ31,3
2が車体11から横外側に突出するとともに前記案内レ
ール8に上方から装着して接触作用する下降使用状態
と、図8に二点鎖線で示す如く4個のガイドローラ3
1,32が案内レール8から上方に抜け出るとともに下
降使用状態のときよりも車体側に寄る上昇格納状態とに
切り換えできるようにしてある。
【0022】被案内部30を案内レール8に作用させる
際には、ガイドアーム34の基端側にその上面側から装
着してガイドアーム34をガイドブラケット33に締付
け固定するように構成した複数本のロックボルト39を
作用させることにより、前記下降使用状態に固定するよ
うにしてある。被案内部30を下降使用状態にすると、
前記軸芯P1が案内レール8の直上方に位置し、かつ、
前記4個のガイドローラ31,32のうちの前記軸芯P
1よりも車体外側に位置する2個のガイドローラ31,
31が案内レール8の左側の側面に車体前後方向に並ん
で接触し、前記軸芯P1よりも車体内側に位置する2個
のガイドローラ32,32が案内レール8の右側の側面
に車体前後方向に並んで接触するように構成してある。
これにより、前後一対の被案内部30,30を前記下降
使用状態にして固定した状態では、駆動輪12が推進作
動すると、左右一対のガイドローラ31,32が案内レ
ール8の左右両側面の夫々に接当案内されて走行し、物
品搬送車Tが案内レール8に操向案内される。
【0023】図2および図9に示すように、前記前後の
荷受け台装置40,40のいずれもは、メインフレーム
11aと11bとにわたって取付けたコンベアケース4
1と、このコンベアケース41に前記電動モータM2に
よって正回転方向と逆回転方向とに回動駆動できるよう
に取付けた無端チェーンでなるチェーンコンベア42
と、前記コンベアケース41が支持する搬送ガイド43
とによって構成してある。すなわち、前後いずれもの荷
受け台装置40は、パレットPの一端側を正回転方向に
回動する無端チェーン42によって搬送ガイド43に沿
わせてコンベアケース41の上方に搬入することによ
り、搬送用の物品Aを前記移載リフタ5cや物品搬入部
6から車体11に積み込む。そして、コンベアケース4
1の上方に位置するパレットPの一端側を逆回転方向に
回動する無端チェーン42によって搬送ガイド43に沿
わせて車体11の横外側に搬出することにより、搬送用
の物品Aを車体11から前記移載リフタ4cや物品搬出
部7に降ろす。
【0024】案内レール8は、図1に示すように、複数
本のレール部分8aが連結されて構成され、レール部分
の連結部では、図10(イ)及び(ロ)に示すように、
隣合うレール部分8aの端部同士が、ボルト状部材45
及びナット状部材46によって連結台44に固定されて
いる。連結台44は、アンカーボルトに固定されて、床
面上に立設する状態で設置されている。レール部分8a
の下面には、ボルト状部材45が貫通するために溝状の
貫通部80が形成され、その貫通部80に連なる内方側
の面には、レール部分8aの長手方向視の断面におい
て、その貫通部80を中心とした略V字状のテーパ部8
1が形成されている。
【0025】ナット状部材46は、レール部分8aの長
手方向に長尺で、長手方向に並ぶ状態で二つのメネジ部
分が形成され、左右両端の下面側が座面46aとなり、
その座面46aは、上記テーパ部分81の形状に適合す
る形状に形成されている。案内レール8の敷設時には、
レール部分8aの貫通部80を通してナット状部材46
をレール部分8aの内方側の空間(テーパ部81が存在
する空間)に、隣合うレール部分8aを跨ぐ状態(図1
0(ロ)参照)で挿入し、ナット状部材46の二つのメ
ネジ部に対して二つのボルト状部材45を締め込んでレ
ール部分8aを連結固定する。
【0026】案内レール8の上面には、図10(イ)等
に示すように、左右の端部寄りの位置に左右一対に、案
内レール8の長手方向に沿う凹溝82が形成され、その
凹溝82に帯状のマグネット47が、上下方向を磁界の
方向とする姿勢で嵌入されている。このマグネット47
を被検出体STとする検出センサである磁気センサ48
が、図1及び図10(イ)に示すように、車体後方側の
支持体36の後端位置に、左右一対のマグネット47に
対応して左右一対に備えられている。磁気センサ48
は、マグネット47の上面を被検出面とし、マグネット
47の上面に現れるN極又はS極の磁極を区別して検出
する。
【0027】左右の凹溝82に嵌入されるマグネット4
7は、何れも物品搬送車Tに対して位置情報等を指示す
るものであるが、マグネット47のうち、物品搬送車T
の進行方向を向いて右側のマグネット47aは長尺に形
成され、左側のマグネット47bは短尺に形成されてい
る。この案内レール8の凹溝82に嵌入されたマグネッ
ト47の配置状態を示している図11のように、長尺の
マグネット47aのうち被検出面をS極とするものが、
物品搬送車Tの走行経路の曲線経路部分に設置され、物
品搬送車Tは、右側の磁気センサ48aがその被検出面
がS極のマグネット47aを検出している間は低速走行
する。一方、長尺のマグネット47aのうち被検出面を
N極とするものが、物品搬送車Tの走行経路の直線経路
部分に設置され、物品搬送車Tは、右側の磁気センサ4
8aがその被検出面がN極のマグネット47aを検出し
ている間は高速走行する。又、被検出面がS極のマグネ
ット47aと被検出面がN極のマグネット47aとの間
のマグネット47aが設置されていない区間は、上記の
低速と高速の中間の速さで走行する。
【0028】短尺のマグネット47bは、搬入装置4,
搬出装置5,物品搬入部6及び物品搬出部7における物
品搬送車Tの設定停止位置から設定距離手前側の配置さ
れ、物品搬送車Tに、停止のための減速開始位置すなわ
ち上記マグネット47aと異なり点としての位置情報を
指示する働きをする。物品搬送車Tは、左側の磁気セン
サ48bが短尺のマグネット47bを検出し、且つ、そ
の短尺のマグネット47bに対応する搬入装置4等で停
止する予定があれば、その短尺のマグネット47bを検
出した時点から減速を開始する。尚、短尺のマグネット
47bは、何れも被検出面はN極としてある。又、マグ
ネット47a,47bは、図12に示すように、何れも
N極側の被検出面に浅い溝状の凹部90を形成し、マグ
ネット47a,47bの磁極の極性を容易に判断できる
ようにしてある。
【0029】図8に示すように、連結台44の物品搬送
車Tの存在側の側面には、物品搬送車Tに対して電力を
供給するための給電レール53が取り付けられている。
物品搬送車Tには、この給電レール53から電力供給を
受けるために、前方側のガイドブラケット33から延出
する集電アーム50と、その集電アーム50に車体上下
方向に並ぶ状態で支持される複数個の集電子51が設け
られ、これらの集電子51が常時給電レール53に接触
して駆動用電力を給電レール53から取り入れるととも
に前記電源部16を介して前記電動モータM1,M2に
供給するように構成してある。
【0030】上記の構成の自動倉庫では、制御装置から
出庫指令があると、スタッカクレーン2が指定された物
品Aを収納部1aからパレットPごと取り出して、搬出
リフタ5aへ搬送し、更に、コンベア5bにて移載リフ
タ5cまで搬送する。一方、物品搬送車Tは、制御装置
からの指令を受けて、上述の如く磁気センサ48が検出
するマグネット47の指示情報に基づいて速度制御を行
いながら、指定された搬出装置5で停止する。そして、
チェーンコンベア42等の作動により、物品Aを物品搬
送車Tに移載する。物品Aを受け取った物品搬送車T
は、上記と同様に磁気センサ48が検出するマグネット
47の指示情報に基づいて速度制御を行いながら物品搬
出部7へ移動して物品Aを降ろし、降ろされた物品Aは
出庫コンベア10にて搬出される。物品Aを保管棚1に
入庫する場合は、上記の逆に、入庫コンベア9にて搬送
され、物品搬入部6に位置する物品Aを物品搬送車Tに
て搬入装置4へ搬送し、スタッカクレーン2にて所定の
収納部1aに収納される。
【0031】〔別実施形態〕 以下、別実施形態を列記する。 上記実施の形態で
は、案内レール8を床面上に立設される連結台44上に
支持する構成としているが、案内レール8に支持構成を
天地を逆にしても良い。つまり、案内レール8を吊下げ
支持し、その案内レール8の下面に凹溝82を形成し、
その凹溝82に帯状のマグネット47を嵌入する構成と
しても良い。
【0032】 上記実施の形態では、案内レール8を
ループ状に形成し、物品搬送車Tは、その案内レール8
に案内されて同一方向に周回する場合を例示している
が、例えば、案内レール8を直線状に配置し、物品搬送
車Tが、その直線状の案内レール8の端部間を往復移動
して物品Aを搬送する等、物品搬送車Tの移動経路の形
態を種々変更可能である。 上記実施の形態では、案
内レール8の上面に、左右一対となる状態で帯状のマグ
ネット47が配置されているが、帯状のマグネット47
を3列以上配置しても良いし、又、帯状のマグネット4
7を一列のみ設ける構成としても良い。 上記実施の
形態では、本発明の物品搬送設備を自動倉庫の一部を構
成する場合として例示しているが、例えば、工場内に設
置された加工装置間で物品搬送を行う等、種々の形態の
物品搬送に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる自動倉庫の全体概
略図
【図2】本発明の実施の形態にかかる物品搬送車の平面
【図3】本発明の実施の形態にかかる物品搬送車の後面
【図4】本発明の実施の形態にかかる駆動輪取付け部の
後面図
【図5】本発明の実施の形態にかかる従動輪取付け部の
後面図
【図6】本発明の実施の形態にかかる補助輪取付け部の
側面図
【図7】本発明の実施の形態にかかる被案内部の平面図
【図8】本発明の実施の形態にかかる被案内部の取付け
部の断面図
【図9】本発明の実施の形態にかかる荷受け装置の断面
【図10】本発明の実施の形態にかかる案内レールの連
結状態の説明図
【図11】本発明の実施の形態にかかる被検出体の設置
説明図
【図12】本発明の実施の形態にかかるマグネットの断
面図
【符号の説明】
8 案内レール 8a レール部分 31,32 ガイドローラ 36 支持体 44 連結台 45 ボルト状部材 46 ナット状部材 47 マグネット 48 検出センサ 51 集電子 53 給電レール 80 貫通部 81 テーパ部 82 凹溝 90 凹部 ST 被検出体 T 物品搬送車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 13/00 B61B 13/06 B65G 47/52 101

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品搬送車を操向案内する案内レール
    が、前記物品搬送車の車体横側方に位置する状態で設け
    られ、 前記物品搬送車は、それの車体に連設される左右一対の
    ガイドローラが、前記案内レールの左右両側面の夫々に
    接当案内される状態で、床面上を走行するように構成さ
    れた物品搬送設備であって、 上面側又は下面側を被検出面とする被検出体が、夫々前
    記案内レールの上面側又は下面側に設けられ、 前記物品搬送車に、前記被検出体の存在を検出する検出
    センサが設けられ、 前記被検出体が帯状に形成されて、前記案内レールの長
    手方向に沿って配置され、 前記被検出体は、上下方向を磁界方向とするように磁化
    された帯状のマグネットにより構成され、 前記案内レールの上面側又は下面側に、前記マグネット
    が嵌入するための凹溝が形成されている 物品搬送設備。
  2. 【請求項2】 前記凹溝が、横並び状態で複数本設けら
    れ、 前記帯状のマグネットは、上下の向き変更自在に前記凹
    溝に嵌入可能に形成され、 前記被検出面の磁極の組み合わせによって、複数の情報
    を表せるように構成されている 請求項1記載の物品搬送
    設備。
  3. 【請求項3】 前記帯状のマグネットに、磁極の極性を
    判別するための凹部が形成されている請求項2記載の物
    品搬送設備。
  4. 【請求項4】 前記左右一対のガイドローラの夫々を縦
    軸芯周りに回動自在に支持する支持体が設けられ、 その支持体に、前記検出センサが設けられている請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の 物品搬送設備。
  5. 【請求項5】 前記案内レールは、隣合うレール部分の
    端部同士が連結台に固定される状態で、レール部分を複
    数本連結して構成され、 前記レール部分は、ボルト状部材とナット状部材とによ
    り前記連結台に固定さ れ、 前記レール部分に、それの長手方向視の断面において、
    前記ボルト状部材の貫通部を中心とした略V字状のテー
    パ部が形成され、 前記ボルト状部材又はナット状部材の座面が前記テーパ
    部の形状に適合して左右対象に形成されている請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の 物品搬送設備。
  6. 【請求項6】 前記連結台が床面上に立設する状態で設
    置され、 前記物品搬送車に設けられた集電子と接触して、前記物
    品搬送車に対して電力を供給する給電レールが、前記連
    結台における前記物品搬送車の存在側の側面に取り付け
    られて構成されている請求項5記載の 物品搬送設備。
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