JPH10180176A - 副木付き金ヘラ - Google Patents

副木付き金ヘラ

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Publication number
JPH10180176A
JPH10180176A JP35639296A JP35639296A JPH10180176A JP H10180176 A JPH10180176 A JP H10180176A JP 35639296 A JP35639296 A JP 35639296A JP 35639296 A JP35639296 A JP 35639296A JP H10180176 A JPH10180176 A JP H10180176A
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JP
Japan
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spatula
splint
putty
wood
tree
Prior art date
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Pending
Application number
JP35639296A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Horikawa
浩良 堀川
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の金ヘラにおける、塗布時の湾曲による
パテ表面の窪みと、パテの乾燥に依る収縮を考慮して、
予めパテ塗布面を任意の収縮量に見合う程度に断面凸状
に盛り上げて塗布することができる、調節が簡単な副木
付き金ヘラを提供する。 【解決手段】 柄の先端にヘラ木を装着した金ヘラにお
いて、ヘラ木の上面幅方向に、湾曲した副木を当接し、
該副木とヘラ木の間を調節自在に締め付けることによ
り、ヘラ木部分を上に凸に湾曲させ得る副木付き金ヘラ
の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の塗装工程におけ
る下地処理であるパテ塗り作業用金ヘラの構造に関し、
特にヘラ木部分の形状をパテ塗り部の状況に合わせて変
形させることにより、該パテの「やせ」による塗装時の
不具合を解消する、新規な副木付き金ヘラの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来一般に用いられている金ヘラと、こ
れを用いたパテ塗り工程を図7ないし図9により説明す
る。従来周知の金ヘラ01は、図7及び図8に示すごと
く、適宜大きさの木製、金属製又はプラスチック製の柄
02の先端03に、例えば厚さ約2〜3mmで、幅約20
cm、長さ約5cmの、一般的に金属板製のヘラ04(以後
明細書において、この部材をヘラ木と呼ぶ。)部分を植
設等して固定した、平ないわゆる金ヘラ01を用いてい
た。
【0003】所で、一般にパテの性質は周知のごとく、
塗布時は可成り流動性の高い粘液状を呈しており、塗布
後乾燥すると俗に「やせ」と呼ばれる収縮を生じる。従
って、例えば図7、図9のごとき2枚の木製或いは金属
製等の板11、11の突き合せ部分である継ぎ目12の
ような凹部13に、予めパテ14を塗布して塗装面の下
地を平坦に処理する場合、パテの塗布時にその表面15
が平坦であっても上記パテ自体の収縮により、その表面
が凹状に窪んで平坦度を失ってしまう。
【0004】更に、従来から使用されている金ヘラは例
えば図8に示すごとく、その柄02の部分に塗布の為の
力Pが加わるとそのヘラ木04の先端05が下方に湾曲
する傾向があり、これにより塗布時のパテの表面が既に
窪んだ状態になる。従って、塗布されたパテが乾燥する
と、収縮により更に断面凹状になり(図9参照)、塗装
面に凹凸を生じる欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようする課題】本発明は上記の欠点を解
消し、塗装下地であるパテの乾燥に依る収縮を考慮し
て、予めパテ塗布面を任意の収縮量に見合う程度に、断
面凸状に盛り上げて塗布することができる、新規でかつ
調節が簡単な、副木付き金ヘラを提供するものである。
また、ヘラ木の湾曲度を簡単にかつ自在に調節可能とす
ることにより、パテ塗布部分の凹み度合いに応じてパテ
塗布量即ちパテの盛上げ量を任意に調節可能な副木付き
金ヘラを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】柄の先端にヘラ木を装着
した金ヘラにおいて、ヘラ木の上面幅方向に、湾曲した
副木を当接し、該副木とヘラ木の間を調節自在に締め付
けることにより、ヘラ木部分を上に凸に湾曲させ得る構
成とする。
【0007】
【実施の形態】本発明の実施例について図1乃至図6を
参考に説明する。図1は、本発明に係る副木付き金ヘラ
を用いてパテの塗布面に適用する状態を示している。図
から明らかなごとく、被塗装面を形成する例えば2枚の
板11、11の突き合せ部12に対して、本発明の特徴
である副木30により適宜の湾曲度に変形されたヘラ木
24の先端部25を沿わせて、図示矢印F方向にパテを
塗布するものである。
【0008】図2は上記副木付き金ヘラ21のヘラ木部
断面を示しており、ヘラ木24と副木30のほぼ中間位
置でボルト33ナット34により任意の締付力を付加で
きる構成とされている。このため、ヘラ木24の幅方向
中央部と副木30の中央部には夫々ボルト孔31、32
が穿設されている。この様にして、例えば蝶ナット等3
4により、その締付量を適宜調節することによって、ヘ
ラ木24の湾曲度を決定した後、図3に示すごとく塗布
時にパテ14を断面凸状に盛り上げて15施すものであ
る。従って、塗布されたパテは乾燥による収縮の結果左
右の板材11、11の表面と面一の被塗装下地面を得る
ことができる。
【0009】図4乃至図6は、副木部材30とヘラ木2
4との具体的実施形態及びヘラ木24の湾曲状態を説明
する1実施例に関する図である。先ず、図4から明らか
なように、副木30は一般的に鉄製のバー(フラットバ
ー)を任意の曲率で湾曲させたものである。この場合、
該バーの材質は一般的に金属が適当であるが、特にその
材質に限定されるものではない。また、該バー30の大
きさは、例えば実施例に於いては、金ヘラのヘラ木24
の部分の幅が約200mmのものに対して、L=150mm
としている。そしてその幅W=10mm、厚さD=2mmと
している。
【0010】併しながら、これらの数値は使用する金ヘ
ラのヘラ木24の部分の大きさに対応して任意に決定さ
れ得るものであって、実施例のものに限定されるもので
ないことは明らかであり、しかも、使用する金ヘラ自体
も被塗装部分の形状等に合わせて適宜のものが選択使用
されることも自明である。更に、副木30自体の湾曲度
は、その副木の両端部下面35、35を結ぶ面とその副
木30の中間部下面との間隔Eを例えば約10mmとする
ことができるが、この数値に限定されるものではない。
【0011】図5、図6はヘラ木部24に副木30を取
付けて、例えばボルト、ナットにより締めつける前後の
両者の関係を模式的に示している。図5に明らかなよう
に、一般的な従来公知の金ヘラの場合、副木30は柄の
端部位置23から例えばA=5mm度離れた位置に固定す
るように、その取付け固定用ボルト孔31の位置を設定
するとよい。これは、副木30の設置位置が余り柄の端
部位置23に接近すると、ヘラ木部分の剛性が高くな
り、副木との締付によって十分なヘラ木の湾曲を得られ
ないためである。
【0012】図6は副木との締付によるヘラ木の湾曲状
態を示している。そして、該湾曲の度合いである図中B
の値は、上記締付手段である例えばボルト、ナットに依
る締付量によって自在に変更できるが、一般的なBの値
は0〜5mm程度である。そして、その湾曲度をパテを塗
布する被塗装部の窪みの度合いに応じて、任意に調節可
能である点に特徴がある。
【0013】上述のごとく、図3は上記図1、図2に示
すごとき本発明の副木付き金ヘラ20を用いて、実際に
パテ14を塗布した直後の状態を示している。同図から
明らかなように、塗布されたパテの表面15は上に凸状
に盛り上がっている。従って、パテ14の乾燥後は、そ
の上表面が左右の塗装壁面の面と同一となり、その後の
塗装表面を綺麗に仕上げることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上説明した構成により、従来
公知の金ヘラに簡単な構成の副木手段を施すのみで、極
めて簡単な操作でヘラ部分の湾曲度を自在に調節でき、
塗装部分の状況に応じて容易にパテの盛上げ量を調節で
きるとともに、既存の種々のサイズの金ヘラに適用で
き、しかも綺麗な塗装仕上げ面を得ることができる。ま
た、ヘラ木部の湾曲度合いは例えばボルト、ナット等に
よる締付量の調節により自在に変更することができる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の副木付き金ヘラとパテ塗り壁面との概
略斜視図である。
【図2】ヘラ木部の断面図である。
【図3】パテ塗布状態説明図である。
【図4】副木の斜視図である。
【図5】ヘラ木と副木との相対関係説明図である。
【図6】副木による締付状態説明図である。
【図7】従来例に係る金ヘラとパテ塗布壁面との概略説
明図である。
【図8】従来の金ヘラの使用状態説明斜視図である。
【図9】従来公知の金ヘラにより塗布した、パテの乾燥
状態説明図である。
【符号の説明】
11 被塗装部構成板 12 パテ塗布窪み 14 パテ 15 パテ塗布時の表面 24 ヘラ木 30 副木 31、32 ボルト孔 33 ボルト 34 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄の先端にヘラ木を装着した金ヘラにお
    いて、ヘラ木の上面幅方向に、湾曲した副木を当接し、
    該副木とヘラ木の間を調節自在に締め付けることによ
    り、ヘラ木部分を上に凸に湾曲させ得る構成とした副木
    付き金ヘラ。
  2. 【請求項2】 上記副木とヘラ木の各々のほぼ中間部
    を、ボルト及びナットにより締め付けることを特徴とす
    る請求項1に記載の副木付き金ヘラ。
JP35639296A 1996-12-26 1996-12-26 副木付き金ヘラ Pending JPH10180176A (ja)

Priority Applications (1)

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JP35639296A JPH10180176A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 副木付き金ヘラ

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JP35639296A JPH10180176A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 副木付き金ヘラ

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JPH10180176A true JPH10180176A (ja) 1998-07-07

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ID=18448793

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JP35639296A Pending JPH10180176A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 副木付き金ヘラ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103302003A (zh) * 2013-07-10 2013-09-18 洛阳双瑞风电叶片有限公司 一种叶片前后缘刮腻子用修型工具

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