JPH0727295Y2 - 巾木の構造 - Google Patents

巾木の構造

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JPH0727295Y2
JPH0727295Y2 JP1989070026U JP7002689U JPH0727295Y2 JP H0727295 Y2 JPH0727295 Y2 JP H0727295Y2 JP 1989070026 U JP1989070026 U JP 1989070026U JP 7002689 U JP7002689 U JP 7002689U JP H0727295 Y2 JPH0727295 Y2 JP H0727295Y2
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JP
Japan
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skirting board
mortar
baseboard
nailing
curing tape
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989070026U
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English (en)
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JPH039465U (ja
Inventor
良一 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、浴室などの水を使う部屋における巾木に関す
る。
[従来の技術] 従来から浴室などの水を使う部屋において使用される巾
木1′は例えば第6図に示すように壁下地11′に横方向
から釘打ちし、巾木1′の下方にはモルタル6′を塗
り、この場合巾木1′の下面までモルタル6′を充填し
ていた。そして、このモルタル6′にタイル13′を貼っ
ていた。また巾木1′の上方には壁材12′が施工されて
いた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記の従来例にあっては、釘打ちを横方から
おこなうため釘打ち作業がしにくく、また、釘打ちの初
期に釘が滑って作業がしにくいという問題があった。さ
らに従来にあっては、モルタル6′を巾木1′の下方に
充填する際に巾木1′の下面とモルタル6′の上面との
間に隙間16′が生じやすく、この部分が外部にクラック
のようにして見え、また、この部分から水漏れがすると
いう恐れがあり、更に、モルタル6′と巾木1′とを強
固に固定しあう状態にできなかった。また、従来にあっ
ては、巾木1′の上面部の後半部と巾木1′の上に配置
する壁材12′の下面との間にコーキング材9′を充填す
るに当たり、巾木1′の上面の前半部に養生テープを貼
り、コーキング材9′を充填し、その後、養生テープを
剥ぐのであるが、この養生テープを巾木1′の上面前半
部に貼るに当たり、正確な位置に貼ることができず、養
生テープが蛇行したりして養生テープを剥いだ後のコー
キング材9′の前下端が蛇行して見苦しくなるという問
題があった。
本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考案したもので
あって、その目的とするところは、釘打ちに当たり、斜
めから位置決めして釘打ちができて施工がしやすく、ま
た、巾木の下面側に確実にモルタルを充填でき、また、
巾木の上面と巾木の上に配置される壁材の下面との間に
コーキング材を充填する際に巾木の上面に養生テープを
貼るに当たり、簡単且つ正確に養生テープを貼って正確
にコーキング材を充填できる巾木の構造を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記した従来例の問題点を解決して本考案の目的を達成
するために、本考案の巾木の構造は、巾木1の下面側に
モルタル充填用の凹所2を設け、巾木1の上面部の後部
に立ち上がり部3を設けるとともに立ち上がり部3と巾
木1の上面部の前部とのなす角部分に巾木1の長手方向
にわたって釘打ち位置決め用凹部4を設けたものであ
る。
また、巾木1の上面部の釘打ち位置決め用凹部4よりも
前方位置に養生テープ貼り用の位置決め段部5を設けて
もよい。
[作用] しかして、巾木1を壁下地11に釘打ちで固着する場合、
立ち上がり部3と巾木1の上面部の前部とのなす角部分
に設けた釘打ち位置決め用凹部4に釘8の先端を当てて
滑らないように位置決めした状態で斜めに釘打ちして固
定することができるようになり、また、巾木1の下面側
にモルタル6を充填する場合、モルタル6が巾木1の下
面側に設けたモルタル充填用の凹所2にモルタル6を充
填することで、モルタル6を巾木1の下面側になじみよ
く充填できて巾木1の下面とモルタル6との間に隙間が
生じないようにできるようになったものである。
また、巾木1の上面部の釘打ち位置決め用凹部4よりも
前方位置に養生テープ貼り用の位置決め段部5を設ける
ことで、コーキング材9を充填するに当たり、まず、養
生テープ貼り用の位置決め段部5に沿って養生テープ10
を貼り、その後でコーキング材9を充填し、次に養生テ
ープ10を剥いで養生テープ10の上に載っているコーキン
グ材9のはみ出し部分を除去することで正確にコーキン
グ材9を充填できるようになった。
[実施例] 以下本考案を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
巾木1は低発泡PVCや低発泡PSや低発泡ABS等のいわゆる
合成木材と称される発泡合成樹脂製のものやあるいは木
質材にWPC処理したもの、あるいは発泡合成樹脂の基材
の表面にWPC処理された単板を積層したもの等であり、
この巾木1の下面部にモルタル充填用の凹所2が設けて
ある。また、巾木1の上面部の後部には立ち上がり部3
が設けてあり、巾木1の上面部の前部は前端程下位置と
なるように傾斜した傾斜面7となっている。そして、巾
木1の上面部の後部の立ち上がり部3と巾木1の上面部
の前部の傾斜面7とのなす角部分に釘打ち位置決め用凹
部4が設けてある。釘打ち位置決め用凹部4としては、
第2図の実施例にあっては底が傾斜底4aとなっており、
第4図の実施例では略半円状をした穴4bとなっている。
この位置決め用凹部4は巾木1の長手方向にわたって設
けてある。
しかして、上記のような構成の巾木1は壁下地11に釘打
ちで固着するものであり、この場合、立ち上がり部3と
巾木1の上面部の前部とのなす角部分に設けた釘打ち位
置決め用凹部4に釘8の先端を当てて滑らないように位
置決めした状態で斜めに釘打ちして固定するものであ
る。巾木1の下方にはモルタル6塗りがなされるもので
あり、この場合、モルタル6は巾木1の下面のモルタル
充填用の凹所2にもモルタル6を充填するようにしてモ
ルタル6塗りをれするものであり、このようにモルタル
充填用の凹所2にもモルタル6を充填するようにモルタ
ル6塗りをすることで、モルタル6を巾木1の下面に馴
染みよく密着して塗ることができ、巾木1の下面とモル
タル6との間に隙間が生じないようにできるものであ
る。そして、モルタル6がモルタル充填用の凹所2に充
填されることで巾木1とモルタル6とが相互に強固に固
着される関係となり、モルタル6の上部の安定化がはか
れ、また、巾木1の下部がモルタル6によって固着され
ることになる。このモルタル6の前面側にはタイル13が
貼られるものである。一方、巾木1の上面部の後部の立
ち上がり部3の上には壁材12の下端部が当接した状態で
壁材12が壁下地11に固着されるものである。
ところで、第1図、第2図に示す実施例では、巾木1の
上面部の釘打ち位置決め用凹部4よりも前方位置に養生
テープ貼り用の位置決め段部5を設けてある。このよう
に養生テープ貼り用の位置決め段部5を設けておくと、
巾木1の上面と巾木1の上に配置される壁材12の下面と
の間にコーキング材を充填する場合、まず、第5図
(a)に示すように養生テープ貼り用の位置決め段部5
に沿って養生テープ10を貼り、その後で第5図(b)に
示すように壁材12の下面と巾木1の上面との間にコーキ
ング材9を充填し、次に養生テープ10を剥いで養生テー
プ10の上に載っているコーキング材9のはみ出し部分を
除去することで、第5図(c)に示すようにコーキング
材9を正確に充填することができ。また、この場合、コ
ーキング材9に釘8が覆われて釘孔からの水漏れが防止
される。
[考案の効果] 本考案にあっては、叙述のように巾木の下面側にモルタ
ル充填用の凹所を設け、巾木の上面部の後部に立ち上が
り部を設けるとともに立ち上がり部と巾木の上面部の前
部とのなす角部分に釘打ち位置決め用凹部を設けてある
ので、釘打ちに当たり、斜めから位置決めして釘打ちが
できて施工がしやすく、また、巾木の下面側に確実にモ
ルタルを充填できて、巾木の下面とモルタルとが密着で
きてこの部分に隙間が生じたりせず、水漏れの恐れがな
く、また、巾木の下部がモルタルと強固に一体化して巾
木の取り付け強度が増大するとともにモルタルも上部が
巾木に強固に固着されて安定するものである。しかも釘
打ち位置決め用凹部を巾木の長手方向にわたって設ける
ようにしたので、巾木の長手方向にわたる釘打ち位置決
め用凹部の下縁に沿って養生テープを貼ることができ、
コーキング材を充填するに際しての養生テープの貼り付
け作業が容易になるものである。
また、巾木の上面部の釘打ち位置決め用凹部よりも前方
位置に養生テープ貼り用の位置決め段部を設けたものに
おいては、コーキング材を充填するに当たり、まず、養
生テープ貼り用の位置決め段部に沿って蛇行したりする
ことなく正確に養生テープを貼ることができ、その後で
コーキング材を充填し、次に養生テープを剥いで養生テ
ープの上に載っているコーキング材のはみ出し部分を除
去することで正確にコーキング材を充填できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は同上の巾
木の断面図、第3図は本考案の他の実施例の断面図、第
4図は同上の巾木の断面図、第5図(a)(b)(c)
は第1図の実施例のものにおいてコーキング材を充填す
る順序を示す説明図、第6図は従来例の断面図であっ
て、1は巾木、2はモルタル充填用の凹所、3は立ち上
がり部、4は釘打ち位置決め用凹部である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巾木の下面側にモルタル充填用の凹所を設
    け、巾木の上面部の後部に立ち上がり部を設けるととも
    に立ち上がり部と巾木の上面部の前部とのなす角部分に
    巾木の長手方向にわたって釘打ち位置決め用凹部を設け
    て成る巾木の構造。
  2. 【請求項2】巾木の上面部の釘打ち位置決め用凹部より
    も前方位置に養生テープ貼り用の位置決め段部を設けて
    成る請求項1記載の巾木の構造。
JP1989070026U 1989-06-15 1989-06-15 巾木の構造 Expired - Lifetime JPH0727295Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989070026U JPH0727295Y2 (ja) 1989-06-15 1989-06-15 巾木の構造

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JP1989070026U JPH0727295Y2 (ja) 1989-06-15 1989-06-15 巾木の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH039465U JPH039465U (ja) 1991-01-29
JPH0727295Y2 true JPH0727295Y2 (ja) 1995-06-21

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ID=31605841

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JP1989070026U Expired - Lifetime JPH0727295Y2 (ja) 1989-06-15 1989-06-15 巾木の構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012188844A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Noda Corp 階段の蹴込板およびその固定構造
JP2012188845A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Noda Corp 階段の蹴込板およびその固定構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435539U (ja) * 1977-08-16 1979-03-08

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JP2012188845A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Noda Corp 階段の蹴込板およびその固定構造

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JPH039465U (ja) 1991-01-29

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