JP3241082U - パテベラ - Google Patents
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Abstract
【課題】壁下地とコーナー材の表面に塗布するパテ材が技能不足のために厚塗りになってしまい、パテ材が硬化するまでの時間がかかり、まだ硬化してないパテ材が下方に垂れ落ちて塗布したパテ材の表面に凹凸が生じるので、パテ材を撤去したり、表面をならす下地仕上げの作業時間を短縮するパテベラを提供する。【解決手段】壁下地とコーナー材の表面に塗布したパテ材は、ブレード2の略半円形状の切欠部3をコーナー材の表面に押し付けながら移動させることにより、パテ材を薄く塗布して表面を平滑にすることが出来る。さらにブレード2の一対の外側面に巾広の切削部4をブレード2の後端近傍に形成しているので、略半円形状の切欠部3を押し当てながらブレード2を移動することによりブレード2にかかる押圧は軽減されて柔軟に湾曲するので、作業がし易くなりコーナー材の表面にはむらが出ない仕上がりになる。【選択図】図1
Description
本考案は、建築物の内壁で石膏ボードや合板等の二つの壁面が交じり合う出隅部にコーナー材を設置した時に、コーナー材に付着したパテ材を容易に撤去できるパテベラに関するものである。
従来のパテベラはブレードの先端が一直線に形成されており、出隅部をパテをするにあたっては、パテ材の乾燥時の収縮でパテ上面が凹凸するので、しっかりと左右側の石膏ボードにパテ材を叩き込んでパテ付けをし、コーナーのラインを出して出隅部の角を形成して、コーナー材を設置した時にコーナー材に付着した余分なパテ材を、先端が一直線に形成されているパテベラで撤去していた。またブレードを押圧した場合にはブレードの先端部が多大な抵抗を受けながらコーナー材の面に接触しながら仕上げていた。
上記の従来技術によると、出隅のコーナーボードの場合には、両側面側からしっかりとパテ材を叩き込んでパテ付けをしてコーナーのラインを出した出隅部の角に、コーナー材を設置するが、その時にコーナー材に余分なパテが付着して硬化してしまったり、壁下地とコーナー材の表面に塗布するパテ材が技能不足のために厚塗りになってしまい、パテ材が硬化するまでの時間がかかり、まだ硬化してないパテ材が下方に垂れ落ちて塗布したパテ材の表面に凹凸が生じるので、先端が一直線に形成されているパテベラを駆使しながらパテ材を撤去したり、表面をならす下地仕上げに高い技術と時間を要した。またブレードを押圧した場合にはブレードの先端部が多大な抵抗を受けながらコーナー材の表面を仕上げていくので、仕上がりにはむらが出てしまう問題があった。
従って、本考案のパテベラはブレードの先端の形状を変えて、ブレードに柔軟性を持たせることにより欠点を解決しようとするものである。
ブレードの先端近傍に所要の切欠部を設けて、ブレードの一対の外側面の適宜箇所に巾広の切削部を形成した。
本考案のブレードは、先端にコーナー材の外形とほぼ同形の略半円形状の切欠部を設けているので、コーナー材に余分なパテ材が付着して硬化してしまった場合にはブレードの略半円形状の切欠部をコーナー材に押し当てながらブレードを移動することにより、余分な硬化したパテを容易にそぎ落としながら撤去できる。
また壁下地とコーナー材の表面に塗布したパテ材は、ブレードの半円形状の切欠部をコーナー材の表面に沿わしながらけ移動させることにより、パテ材を薄く塗布して表面を平滑にすることが出来るので作業時間の短縮になる。
また、本考案のブレードを押圧した場合、ブレードの一対の外側面に巾広の切削部をブレードの後端近傍に形成しているので、略半円形状の切欠部を押し当てながらブレードを移動することによりブレードにかかる押圧は軽減されて柔軟に湾曲するので、作業がし易くなりコーナー材の表面にはむらが出ない仕上がりになる。
さらに、ブレードが柔軟に湾曲するので強い押圧は必要なく、作業者の手首にかかる負担も小さくなり作業効率も上がる。
また例えば、ブレードが硬化したパテを撤去する際、ブレードが大きく湾曲してもブレードの先端部に多大な抵抗を受けても、先端部の所要の略半円形状の切欠部は変形することがない適宜な肉厚があるので、ブレードの略半円形状の切欠部を押し当てながらブレードを移動させてもコーナー材の表面にはむらが出ない仕上がりになる。
以上のように、パテ材を薄く塗布して表面を平滑にすることが簡単に行えるので、パテ材の乾燥も早く、クロスの貼付けて作業にすぐに移ることが出来るので施工時間の短縮にもなる。
握持部とパテを塗布する薄板のブレードで構成されたパテベラであって、ブレードの先端近傍に略半円形状に形成した切欠部を設け、ブレードの一対の外側面に巾広の切削部をブレードの後端近傍に形成したパテベラである。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1及び図2は、本考案の一部欠損正面図と一部欠損の拡大側面図であって、
1は木製、プラスチック等の適宜素材にて形成された握持部である。2は握持部1の先端に取り付けたブレードであって、ステンレス、スチール等の金属で構成されている。3は切欠部であって、ブレード2の先端近傍に切欠部3を設けて形状を略半円形状にしたものである。4は切削部であって、ブレード2の後端近傍に設けられており、ブレード2の一対の外側面にブレード2の巾方向に巾広の切削部を形成し、切削部4は一対の外側面を対称に適宜な巾と厚みに切削加工している。
1は木製、プラスチック等の適宜素材にて形成された握持部である。2は握持部1の先端に取り付けたブレードであって、ステンレス、スチール等の金属で構成されている。3は切欠部であって、ブレード2の先端近傍に切欠部3を設けて形状を略半円形状にしたものである。4は切削部であって、ブレード2の後端近傍に設けられており、ブレード2の一対の外側面にブレード2の巾方向に巾広の切削部を形成し、切削部4は一対の外側面を対称に適宜な巾と厚みに切削加工している。
本考案は以上の構成であるから、出隅のコーナーボードの場合には、両側面側からしっかりとパテを叩き込んでパテ付けをして、コーナーのラインを出し出隅部の角にコーナー材を設置するが、壁下地とコーナー材の表面に塗布したパテ材は、コーナー材の外形とほぼ同形の略半円形状のブレード2の切欠部3をコーナー材の表面に沿わしながら移動させることにより、パテ材が厚塗りにならずにパテ材を薄く塗布され表面の凹凸を平滑にすることが出来るのでパテ材の消費量も減少し作業時間の短縮になり、またパテ材を薄く塗布して表面を平滑にすることが簡単に行えるのでパテ材の乾燥も早くなりクロスの貼付け作業にすぐに移ることが出来るので施工時間の短縮にもなる。
またブレード2の一対の外側面にブレード2の後端近傍の巾方向に巾広の切削部4を形成しているので、略半円形状の切欠部3を押し当てながらブレード2を移動することによりブレード2にかかる押圧は軽減されて柔軟に湾曲するので強い押圧は必要なく、握持部1を握ってる作業者の手首にかかる負担も小さくなり作業効率も上がる。さらにブレード2が硬化したパテを撤去する際に、ブレード2の先端部に多大な抵抗を受けても、先端部の略半円形状の切欠部3は変形することがない適宜な肉厚があるので、ブレードの略半円形状の切欠部3を押し当てながらブレード2を移動させてもコーナー材の表面にはむらが出ない仕上がりになる。さらに、コーナー材の両サイドとコーナーボード両側面側とに段差が生じた場合には、段差をしっかりとパテ材を叩き込んでパテ付けをして、両サイドが一直線に形成されている本考案のパテベラの両サイドの先端部でパテを押し当てながら均一にむらの出来ないように仕上げている。
本考案のパテベラを用いれば、熟練を要しなくとも下地面を凹凸のない平滑な面に仕上げることが出来るので、クロスを貼着した場合には美麗な仕上がりになる。
本考案は、内装工事をする産業で利用される。
1 握持部
2 ブレード
3 切欠部
4 切削部
2 ブレード
3 切欠部
4 切削部
Claims (2)
- 握持部とパテを塗布する薄板のブレードで構成されたパテベラにおいて、ブレードの先端近傍に略半円形状の切欠部を設けたことを特徴とするパテベラ。
- 前記ブレードの一対の外側面の適宜箇所に巾広の切削部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のパテベラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022004140U JP3241082U (ja) | 2022-11-29 | 2022-11-29 | パテベラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022004140U JP3241082U (ja) | 2022-11-29 | 2022-11-29 | パテベラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3241082U true JP3241082U (ja) | 2023-02-28 |
Family
ID=85320332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022004140U Active JP3241082U (ja) | 2022-11-29 | 2022-11-29 | パテベラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3241082U (ja) |
-
2022
- 2022-11-29 JP JP2022004140U patent/JP3241082U/ja active Active
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Legal Events
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A521 | Request for written amendment filed |
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