JP3236483U - 下地を研磨する作業工具 - Google Patents

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東峰 長田
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株式会社源邑光北野刃物製作所
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Abstract

【課題】一つの作業工具で研磨とパテ粉を除去が出来るので、施工者の負担も軽減されて作業効率が上がる、下地を研磨する作業工具を提供する。【解決手段】下地を研磨する作業工具は、一方の傾斜部3aの先端部4aで除去するパテを研磨し、連接している他方の傾斜部3bの先端部4bで下地に残留したパテ粉を除去するので、一つの作業工具で研磨とパテ粉を除去が出来る。【選択図】図3

Description

本考案は、壁紙を壁に貼る前に下地を平坦にしておくことが大事で、下地がつなぎ目やビス穴、凹凸や段差のある石膏ボードの場合はパテを塗って平坦な面を作り、パテが乾燥したするとさらに平坦な面を作る、下地を研磨する作業工具に関するものである。
従来は壁紙を壁に貼る前に、下地がつなぎ目やビス穴、凹凸や段差のある石膏ボードの場合等はパテを塗って平坦な面を作りパテが乾燥したら、サンドペーパーでサンダー掛けやケレンベラを押し当てながら平坦な面に仕上げていき、まだ段差のある場合はパテを塗ってサンダー掛けを繰り返して平坦な面に仕上げていた。
公開実63-184800号公報
従来、壁紙を壁に貼る前に下地を綺麗に整えて平坦な面に仕上げるのに、下地がつなぎ目やビス穴、凹凸や段差のある石膏ボードの場合等はパテを塗って平坦な面を作りパテが乾燥したらサンドペーパーでサンダー掛けやケレンベラを押し当てながら下塗り、中塗り、上塗りを行いながら平坦な面に仕上げるが、下地がつなぎ目やビス穴にはヘラ、又はコテで押し込むようにパテを塗り付け乾燥させ、つなぎ目部分にはひび割れ防止をするファイバーテープを貼り付けて、ファイバーテープを覆い隠すようにパテを幅広に塗り平坦に仕上げていた。
しかしながら、サンドペーパーでサンダー掛けをすると、パテの粉が下地の壁側に残留している。
故に中塗り、上塗りの際にはサンドペーパーでサンダー掛けをすると、さらに壁側にパテの粉が残留したり飛び散ったパテ粉が付着するので、壁紙が壁側に密着しにくくなり剥がれやすくなる。
また、つなぎ目部分にはひび割れ防止をするファイバーテープを貼り付けて、ファイバーテープを覆い隠すようにパテを幅広に塗り平坦に仕上げるが、施工の際サンドペーパーでサンダー掛けをすると、力加減で下地を荒らす事がある。
そして、サンドペーパーは摩擦で仕上げて行くので、サンドペーパーが摩耗すると、ペーパーを時々交換する必要がある。
さらに、サンドペーパーは荷重を掛けてパテを削る作業になるので、特に天井の施工は施工者にとっては重労働になる。
また、サンドペーパーは枠回りや巾木上のはみ出しパテは除去が出来ない。
そして、ケレンベラは常にヘラの入射角度を維持しながらの作業になるので、素早くケレンが出来ないし、また左右上下、円等の360°移動させながらのケレンも困難である、前述の欠点を解決しようとするものである。
上記問題を達成するためには、本考案は所要の大きさの長方形もしくは略長方形のステンレス等の板体の上面に握手部を固設し、前記板体の長手方向の両端部の各々が所定角度で外側に傾斜させて傾斜部を設け、前記傾斜している所定角度はいづれも10°~30°とすることにより問題を解決している。
上述の様に、本考案の素地を研磨する作業工具は所要の大きさの長方形もしくは略長方形のステンレス等の板体の上面に握手部を固設し、前記板体の長手方向の両端部の各々が所定角度で外側に傾斜させて傾斜部を設け、前記傾斜している所定角度はいづれも10°~30°としている。、
なので、下地を綺麗に整えて平坦な面に仕上げるのに、下地がつなぎ目やビス穴、凹凸や段差のある石膏ボードの場合等はパテを塗って平坦な面を作りパテが乾燥したらサンドペーパーでサンダーがけやケレンベラを押し当てながら下塗り、中塗り、上塗りを行いながら平坦な面に仕上げていくが、サンドペーパーで研磨した時に出るパテ粉は下地に残留しており、このパテ粉を除去するためにケレンベラを押し当てながらパテ粉を除去しなければならなかったが、本考案の素地を研磨する作業工具は一方の傾斜部の先端で除去するパテを研磨し、連接する他方の傾斜部の先端で下地に残留したパテ粉を除去するので、一つの作業工具で研磨とパテ粉を除去が出来るので、施工者の負担も軽減されて作業効率が上がる。
さらに、サンドペーパーで研磨した時に出るパテ粉は下地に残留しているが、本考案の素地を研磨する作業工具は一方の傾斜部の先端で除去するパテを研磨し、連接している他方の傾斜部の先端で下地に残留したパテ粉を除去するので、壁紙が壁側に密着して剥がれにくい。
また、サンドペーパーは摩擦で仕上げて行くので、サンドペーパーが摩耗すると、ペーパーを時々交換する必要があるが、本考案の下地の研磨する作業工具はペーパー等の交換の必要がないので作業効率も良くコストダウンにもなる。
さらに、サンドペーパーは荷重を掛けてパテを削る作業になるので、特に天井の施工は重労働になる。しかしながら本考案の下地を研磨する作業工具は軽量で荷重を掛けなくてもパテを研磨する作業が容易に出来るので労働が軽減できる。
そして、サンドペーパーは枠回りや巾木上のはみ出しパテは除去が出来ないが、本考案の下地を研磨する作業工具は枠回りや巾木上のはみ出しパテは小型で自在に移動できるので除去作業は容易に出来る。
また、ケレンベラは常にヘラの入射角度を維持しながらの作業になるので熟練を要して素早くケレンが出来ない。また左右上下、円等の360°移動させながらのケレンも困難であるが、本考案の素地を研磨する作業工具は熟練工でなくても自在に作業工具を移動して除去作業を容易に出来るので作業効率が上がる。
本考案の正面図である。 本考案の側面図である。 本考案の要部を示す一部切欠拡大断面図である。
本考案は、所要の大きさの長方形もしくは略長方形のステンレス等の板体の上面に握手部を固設し、前記板体の長手方向の両端部の各々が所定角度で外側に傾斜させて傾斜部を設け、前記傾斜している所定角度はいつれも10°~30°としている。以下、添付図面に従って一実施例を説明する。
図1は正面図、図2は側面図、図3は要部を示す一部切欠拡大断面図である。
1は所要の大きさの長方形もしくは略長方形のステンレス等の板体である。2は板体1の上面に固設した握手部であり、木製もしくは合成樹脂等の素材にて形成されている。3a、3bは板体1の長手方向の両端部の各々が所定角度で外側に傾斜させた傾斜部であり、3aは一方の傾斜部であり、4aは傾斜部3aの先端部である。3bは他方の傾斜部であり、4bは傾斜部3bの先端部である。傾斜部3a及び3bの所定角度はいつれも10°~30°である。
本考案は以上の構成であるから、素地を研磨する作業工具は一方の傾斜部3aの先端部4aで除去するパテを研磨し、他方の傾斜部3bの先端部4bで下地に残留したパテ粉を除去するので、一つの作業工具で研磨とパテ粉を除去が出来るので、施工者の負担も軽減されて作業効率が上がる。また作業工具は一方の傾斜部3aの先端部4aで除去するパテを研磨し、連接している他方の傾斜部3bの先端部4bで下地に残留したパテ粉を除去するが、サンドペーパーでサンダー掛けをすると、パテの粉が下地の壁側に残留している。なのでサンドペーパーでサンダー掛けをしている時よりも、本考案の作業工具はパテの粉が壁側に付着することが少ないので、壁紙が壁側に密着して剥がれにくい。さらに本考案の作業工具はペーパー等の交換の必要がないので作業効率も良くコストダウンにもなる。さらに、サンドペーパーは荷重を掛けてパテを削る作業になるので、特に天井の施工は重労働になるが、本考案の作業工具は軽量で荷重を掛けなくてもパテを研磨する作業が容易に出来て、枠回りや巾木上のはみ出したパテも自在に作業工具を移動できるので除去作業も容易に出来る。またケレンベラは常にヘラの入射角度を維持しながらの作業になり、熟練を要するので素早くケレンが出来ない。また左右上下、円等の360°移動させながらのケレンも困難であるが、本考案の素地を研磨する作業工具は熟練工でなくても自在に作業工具を移動して除去作業を容易に出来るので作業効率が上がる。
本考案は、下地を研磨する作業工具の産業で利用される。
1 板体
2 握手部
3a 一方の傾斜部
3b 他方の傾斜部
4a 傾斜部3aの先端部
4b 傾斜部3bの先端部

Claims (2)

  1. 所要の大きさの略長方形の板体の上面に握手部を固設してなる下地を研磨する作業工具において、前記板体の長手方向の両端部の各々が所定角度で外側に傾斜していることを特徴とする下地を研磨する作業工具。
  2. 前記傾斜している所定角度はいつれも10°~30°であることを特徴とする請求項1に記載の下地を研磨する作業工具。
JP2021004938U 2021-12-06 2021-12-06 下地を研磨する作業工具 Active JP3236483U (ja)

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