JP2757160B2 - 面木取り付け具 - Google Patents

面木取り付け具

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JP2757160B2
JP2757160B2 JP35135295A JP35135295A JP2757160B2 JP 2757160 B2 JP2757160 B2 JP 2757160B2 JP 35135295 A JP35135295 A JP 35135295A JP 35135295 A JP35135295 A JP 35135295A JP 2757160 B2 JP2757160 B2 JP 2757160B2
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face
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明文 有川
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ARIKAWA KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コンクリ−ト建築
物における部材角部、例えば、柱の角部、梁の角部、手
摺の天端の内側角部、パラペット廻りの内側角部等の面
取りの仕上げ作業に使用する新規な面木取り付け具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来コンクリ−ト建築物の建築工事にお
いて、コンクリ−ト打ちが終了した後に型枠を外すと、
例えば、柱は角が面取りされた状態になっている。しか
し、この状態の面取りは表面が粗く、でこぼこの状態に
なっているので、この表面のでこぼこを平らにしたり、
通りを真っ直ぐにしたりする等の面取りの面形を整える
仕上げ作業を施す必要がある。
【0003】上記のような面取りの整形仕上げ工事にお
ける作業順序は、先ず、図5に示すように、柱(イ)の
面取り(ロ)の一方の縁に沿って平板になる抜き板
(ハ)を釘打ち(ニ)により固着設置し、そして、面取
り(ロ)にモルタル(ホ)を塗着する。次にモルタル
(ホ)の上に、断面三角形になる面木(ヘ)を貼り付け
る。この面木(ヘ)の貼り付けに際し、解放側の縁、即
ち抜き板(ハ)と反対側の縁の柱(イ)と面木(ヘ)の
間の隙間にモルタルを埋めたり、はみ出したモルタルを
削り取ったりする等の下地調整しながら貼り付け作業を
施している。次に、モルタル(ホ)が固化して面木
(ヘ)が固着した状態になってから抜き板(ハ)を柱
(イ)から外し、そしてこの抜き板(ハ)を外した側の
柱(イ)と面木(ヘ)の間の隙間にモルタルを埋めた
り、はみ出したモルタルを削り取ったりする等の下地調
整を施す。そして後に、面木(ヘ)を外して、固化した
モルタル(ロ)の表面の凹凸を、ヤスリで削ったり、モ
ルタルを埋め直したりして面取り(ロ)を平らに整え
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような仕上げ作
業において、抜き板は、建物の柱の数に応じた大量数を
用意する必要があるばかりでなく、それに比例して抜き
板を柱に固定する釘打ちの数も増え、更に、抜き板を柱
から外す作業が必要である等の手間のかかる作業であ
る。しかも、抜き板は、木材が使用されるので、水分を
含むとそりが生じ、このそりが隙間を生じ易くして、こ
の隙間にモルタルが侵入し仕上げをする上で問題となっ
ている。
【0005】また、面木は全長が約2メ−トル前後に形
成されているので、この面木をモルタルに張りつける場
合、面木全体を平らになるように、平均に力を入れ、モ
ルタルから落ちないように確実に貼り付けなければなら
ないために、面木の取りつけは慎重に行うので困難な時
間のかかる作業である。
【0006】下地調整は、面木を取り付けるときに一方
側の縁部に施し、抜け木を取り外したときに他方側の縁
部に施し、両側の縁部を別々におこなうので、二重手間
になり、特に、面木を取り付けながら行う下地調整作業
は熟練技術が必要で困難な作業であった。
【0007】本発明は、従来の技術の有する上記の点に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、抜き
板の使用を不要とし、面木の取り付けを容易にし、面木
の取り付けを短時間で確実に行うことを可能にした面木
取り付け具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る面木取り付け具は一方の辺部と他方
の辺部とを有し且つ一方の辺部と他方の辺部との内角が
90度である断面L字形になる所定長さの枠杆に形成す
る。
【0009】アルミニュウムから外側壁面と内側面壁を
有して内部を中空にする所定の厚みの一方の辺部と他方
の辺部を一体に有し且つ一方の辺部の幅が他方の辺部よ
り幅広の断面L字形になる所定長さの枠杆に形成し、前
記一方の辺部の内壁面部と他方の内壁面部とが90度で
曲折して形成するのが好ましい。
【0010】一方の辺と他方の辺のそれぞれの長さ方向
の辺縁に内壁面部へ低くなるテ−パを設けてなるのが好
ましい。
【0011】前記面木取り付け具は、アルミニュウムの
他に、ステンレス、鉄、ゴム、プラスチック、セラミッ
ク樹脂、亜鉛、木材等により形成するのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る面木取り付け具1
は、図1及び図2に示すように、所定長さの枠杆にな
り、一方の辺部2と他方の辺部3とを一体に有して一方
の辺部2と他方の辺部3との内角が90度として断面L
字形に形成する。
【0013】
【実施例】前記面木取り付け具1は、図2に示すよう
に、アルミニュウムから形成され、一方の辺部2と他方
の辺部3は外側壁面4と内側面壁5により内部を中空6
にする所定の厚みを有する断面L字形に一体に曲折する
所定長さの枠杆に形成する。また、一方の辺部2の幅a
が他方の辺部3の幅bより幅広に形成し、一方の辺部2
の内壁面部2aと他方の辺部3の内壁面部3aとが90
度で曲折する断面L字形に形成するのが好ましい。
【0014】前記面木取り付け具1は、一方の辺部2の
辺縁7と他方の辺部3の辺縁8にそれぞれ内壁面部2
a,3aへ低くなるテ−パを設けて形成する。また、一
方の辺部2の外面所定間隔を置いて握手9を一体に設け
る。
【0015】次に、本発明の面木取り付け具1を使用し
て、例えば建物の柱10に面木11を取り付ける場合の
作業を説明すると、図3に示すように、柱10の面取り
12にモルタル13を塗着する。次に、前記モルタル1
3に面木11を落ちない程度に貼り付ける。この状態
で、本発明の面木取り付け具1を面木11に被せて押し
つけることにより、面木11はモルタル13に確実に接
着設置される。
【0016】面木取り付け具1を面木11に被せるに当
たって、先ず、面木取り付け具1の幅広の一方の辺部2
の先端縁を柱10の壁面に当てがいながら両側の辺部2
及び3を面木11に被せると、両側の辺部2及び3の曲
折部が面木11の頂角に合致して両側の辺部2及び3の
それぞれの内壁面部2aと3aが面木11の両側面に接
触合致して嵌合する。そこで面木取り付け具1をその幅
広の辺部2の柱10の壁面に当接する幅広の辺部2の先
端縁部を柱10の壁面に添わせるようにしながら面木1
0へ押圧することにより、面木11はモルタル13の中
に全体を同じ力で均一に平らに正しく押圧されて接着設
置される。また、両側の辺部2及び3に設けたテ−パは
辺部2及び3の各辺縁6及び7の見通しを良くして手元
の狂いを生じさせることなく位置の確認を容易確実にし
て作業性を高める。
【0017】そして、面木11がモルタル13に貼りつ
けた後に、面木11の左右両側の縁部の柱10と面木1
1の間にモルタルを埋めたり、はみ出したモルタルを削
り取ったりする等の下地調整を施す。
【0018】実施例では、柱の面取りの仕上げ作業につ
いて説明したが、手摺の天端の角部、パラペット廻りの
内側角部及び梁の角部の面取りの整形仕上げにおいて、
本発明の面木取り付け具を上記に説明した手順に従って
使用する。
【0019】また、実施例では、アルミニュウムにより
面木取り付け具1を形成したが、アルミニュウムは軽量
で強度を有する上で、本発明の明木取り付け具に最も適
するが、ステンレス、鉄、亜鉛等の非鉄金属及び金属に
より形成しても良く、或はゴム、プラスチック、セラミ
ック樹脂等により形成しても良いこと勿論である。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記のような構成であるから、
本発明の面木取り付け具は、抜き板の使用を不要とし、
従って、抜き板の設置作業にかかる時間と抜き板の設置
用の釘を不要とし、しかも本発明の面木取り付け具は、
面木の取り付けを容易にし、面木の取り付けを短時間で
確実に行うことを可能にし、材料費の節減を図り、作業
時間を従来の50%〜70%以上短縮し、その結果、作
業人員の削減を実現することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面木取り付け具の斜視図である。
【図2】本発明の面木取り付け具の横断平面図である。
【図3】本発明の面木取り付け作業を示す説明図であ
る。
【図4】本発明の面木取り付け作業を示す説明図であ
る。
【図5】従来の面木取り付け作業を示す説明図である。
【符号の説明】
1 面木取り付け具 2 一方の辺部 2a 内壁面部 3 他方の辺部 3a 内壁面部 4 外側壁面 5 内側壁面 6 中空 7 辺縁 8 辺縁 9 握手 10 柱 11 面木 12 面取り 13 モルタル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の辺部と他方の辺部とを有し且つ一
    方の辺部と他方の辺部との内角が90度である断面L字
    形になる所定長さの枠杆に形成したことを特徴とする面
    木取り付け具。
  2. 【請求項2】 アルミニュウムから外側壁面と内側面壁
    を有して内部を中空にする所定の厚みの一方の辺部と他
    方の辺部を一体に有し且つ前記一方の辺部の内壁面部と
    他方の内壁面部とが90度で曲折して断面L字形の所定
    長さの枠杆に形成し、前記一方の辺部の幅が他方の辺部
    より幅広に形成して構成したことを特徴とする面木取り
    付け具。
  3. 【請求項3】 一方の辺と他方の辺のそれぞれの長さ方
    向の辺縁に内壁面部へ低くなるテ−パを設けてなる請求
    項1及び2記載の面木取り付け具。
JP35135295A 1995-12-26 1995-12-26 面木取り付け具 Expired - Lifetime JP2757160B2 (ja)

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