JPH10178701A - 電気自動車における充電ケーブルの異常検出装置 - Google Patents

電気自動車における充電ケーブルの異常検出装置

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JPH10178701A
JPH10178701A JP33844696A JP33844696A JPH10178701A JP H10178701 A JPH10178701 A JP H10178701A JP 33844696 A JP33844696 A JP 33844696A JP 33844696 A JP33844696 A JP 33844696A JP H10178701 A JPH10178701 A JP H10178701A
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vehicle
state
charging cable
charging
driving
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JP33844696A
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Yasuyuki Santo
靖之 山藤
Iwao Shimane
岩夫 嶋根
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車の充電中に、いたずら等により発
生する充電ケーブルの異常（盗難やコネクタの外れ）を
防止する。 【解決手段】 電気自動車のバッテリ１を充電する際
に、車載充電器４と商用電源２１とが両端にコネクタ２
３，２４を備えた充電ケーブル２２により接続される。
車両側のコネクタ２４は、その接続状態がリミットスイ
ッチ１５により検出される。盗難防止ＥＣＵ７により盗
難防止のセキュリティが作動しているとき、リミットス
イッチ１５が作動してコネクタ２４が外されたことが検
出されると、ブザー２０が作動して警報が発せられる。
これにより、いたずら等による充電ケーブル２２の異常
を未然に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載したバ
ッテリによりモータを駆動して走行する電気自動車に関
し、特に、その電気自動車の充電ケーブルの異常検出装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】電気自動車のバッテリを充電する充電器
には、車両に搭載された車載充電器（オンボードチャー
ジャ）と、車両の外部に設けられた車外充電器（オフボ
ードチャージャ）とがある。車載充電器による充電は、
充電ケーブルの一端を商用電源等の外部電源に接続し、
他端を車両に接続することにより行われ、また車外充電
器による充電は、車外充電器から延びる充電ケーブルの
端部を車両に接続することにより行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車載充電器
用の充電ケーブルの両端に設けられたコネクタは自由に
着脱できるため、充電中に運転者が車両から離れている
間に、いたずらにより充電ケーブルが盗難にあう可能性
がある。また車外充電器用の充電ケーブルは一端が該車
外充電器に着脱不能に接続されているために盗難にあう
可能性はない。しかしながら、他端に設けられたコネク
タが自由に着脱できるため、充電中に運転者が車両から
離れている間に、いたずらによりコネクタが外されてし
まい、充電不足により車両の走行ができなくなる可能性
がある。
【０００４】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、いたずら等により発生する充電ケーブルの異常（盗
難やコネクタの外れ）を防止することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１又は２に記載された発明では、バッテリの
充電は、車両に搭載した車載充電器と車両の外部の電源
とを充電ケーブルで接続することにより、或いは車両の
外部に設けた車外充電器と車両に搭載したバッテリとを
充電ケーブルで接続することにより行われる。充電中に
運転者が車両から離れるときには、盗難防止装置等によ
り車両の運転が禁止されるが、盗難防止装置等が作動し
ている状態を運転禁止状態検出手段が検出している間
に、充電ケーブルの接続手段がいたずら等により外され
たことを接続状態検出手段が検出すると、警報手段によ
り警報が発せられる。これにより、いたずら等による充
電ケーブルの異常を未然に防止することができる。
【０００６】また、請求項３に記載された発明では、充
電ケーブルがいたずら等により盗まれたり外されたりし
た場合に、警報手段は車両から離れた位置において警報
を発するので、車両から離れた運転者に確実に警報を伝
達することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【０００８】図１〜図３は本発明の第１実施例を示すも
ので、図１は車載充電器を備えた電気自動車の全体構成
を示すブロック図、図２は盗難防止ＥＣＵの作用を示す
フローチャート、図３はマネージングＥＣＵの作用を示
すフローチャートである。
【０００９】図１に示すように、電気自動車には複数の
バッテリセルを直列に接続した２８８ボルトのバッテリ
１と、このバッテリ１によりインバータ２を介して駆動
される走行用のモータ３と、前記バッテリ１を充電する
車載充電器４と、マネージングＥＣＵ５と、モータＥＣ
Ｕ６と、盗難防止ＥＣＵ７とが設けられる。バッテリ電
圧センサ８で検出したバッテリ電圧ＶBATTと、バッテリ
温度センサ９で検出したバッテリ温度ＴBATTとが入力さ
れるマネージングＥＣＵ５は、車載充電器４の作動と、
モータＥＣＵ６の作動と、盗難防止ＥＣＵ７の作動とを
制御するとともに、バッテリ１とモータ３との間に設け
たコンタクタ１０の開閉を制御する。
【００１０】モータＥＣＵ６は、モータ回転数センサ１
１で検出したモータ回転数Ｎｍと、アクセルペダル開度
センサ１２で検出したアクセルペダル開度θAPと、マネ
ージングＥＣＵ５からの信号とに基づいてインバータ２
の作動を制御する。車載充電器４は、充電開始スイッチ
１３からの信号と、充電停止スイッチ１４からの信号
と、接続状態検出手段としてのリミットスイッチ１５か
らのコネクタ接続状態信号と、マネージングＥＣＵ５か
らの信号とに基づいてバッテリ１の充電を制御する。盗
難防止ＥＣＵ７は、車内のドア開錠ノブによりドアが開
錠操作されたことを検出するドアスイッチ１６からの信
号と、車体の揺れを検出する振動センサ１７からの信号
と、電波により信号の授受を行うリモコン装置１８から
の信号と、マネージングＥＣＵ５からの信号とに基づい
て、ドアを電気的にロックするドアロックソレノイド１
９の作動と、警報手段としてのブザー２０の作動とを制
御する。
【００１１】交流１００ボルト或いは交流２００ボルト
の商用電源２１には、充電ケーブル２２の一端がコネク
タ２３を介して接続可能であり、また充電ケーブル２２
の他端がコネクタ２４を介して車載充電器４に接続され
る。車載充電器４側のコネクタ２４には該コネクタ２４
の接続状態を検出する前記リミットスイッチ１５が設け
られており、その信号が車載充電器４に入力される。ま
た商用電源２１を介して接続された電力会社のコンピュ
ータ２５及び車両の所有者の自宅のコンピュータ２６に
より、充電により使用された電力使用量等のデータが記
録される。
【００１２】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用を説明する。
【００１３】図２のフローチャートは盗難防止ＥＣＵ７
の作用を示すもので、ステップＳ１で運転者が車両から
離れるために、イグニッションキーをキースイッチから
抜いた状態で、ステップＳ２でリモコン装置１８又は車
外のドアノブに設けられたドアキーを操作することによ
り盗難防止ＥＣＵ７にドアロック信号を送信すると、ス
テップＳ３でドアロックソレノイド１９が作動してドア
がロックされるとともに、ステップＳ４で盗難防止ＥＣ
Ｕ７によるセキュリティが作動し、ステップＳ５でセキ
ュリティが作動中であることを示すセキュリティ作動信
号がマネージングＥＣＵ５に送信される。また前記ステ
ップＳ２でドアロック信号が送信されていなくても、ス
テップＳ８でドアオープン信号が送信されておらず、か
つステップＳ９で前回セキュリティ作動中であれば、前
記ステップＳ４で継続してセキュリティが作動し、前記
ステップＳ５でセキュリティが作動中であることを示す
セキュリティ作動信号がマネージングＥＣＵ５に送信さ
れる。
【００１４】セキュリティの作動中に、ステップＳ６で
例えばドアが車内から開かれてドアスイッチ１６が作動
した場合（即ち、ガラスが破られて車内に侵入された場
合）や、振動センサ１７により異常な振動が検出された
場合に、ステップＳ７で車両の盗難を防止すべくブザー
２０が作動して警報が発せられる。
【００１５】前記ステップＳ１でイグニッションキーが
ＯＦＦであり、前記ステップＳ２でドアロック操作がな
く、前記ステップＳ８でドアオープン操作がなく、前記
ステップＳ９で前回セキュリティ作動中でない場合に
は、つまり運転者が車両を離れない等の理由でセキュリ
ティが不要な場合には、ステップＳ１０で盗難防止ＥＣ
Ｕ７によるセキュリティは作動せず、ステップＳ１１で
セキュリティが不作動中であることを示すセキュリティ
不作動信号がマネージングＥＣＵ５に送信される。また
前記ステップＳ８でドアオープン信号が送信されると、
ステップＳ１２でドアロックソレノイド１９が作動して
ドアロックが解除され、前記ステップＳ１０でセキュリ
ティは不作動になる。更に前記ステップＳ１でイグニッ
ションキーがＯＮした場合にも、前記ステップＳ１０で
セキュリティは不作動になる。
【００１６】図３のフローチャートはマネージングＥＣ
Ｕ５の作用を示すもので、先ずステップＳ２１で盗難防
止ＥＣＵ７からセキュリティ状態（即ち、セキュリティ
作動中であるか不作動中であるか）を受信する。続くス
テップＳ２２で充電ケーブル２２により車載充電器４及
び商用電源２１が接続されているか否かを、コネクタ２
４に設けたリミットスイッチ１５により検出する。続く
ステップＳ２３で充電開始スイッチ１３がＯＮされる
と、ステップＳ２４で車載充電器４によりバッテリ１の
充電が開始される。バッテリ１の充電中に、ステップＳ
２５でバッテリ電圧センサ８で検出したバッテリ電圧Ｖ
BATT及びッテリ温度センサ９で検出したバッテリ温度Ｔ
BATTに基づいて充電が完了したと判断されるまで、或い
はステップＳ２６で充電停止スイッチ１４がＯＮされる
までバッテリ１の充電が継続される。前記ステップＳ２
３で充電開始スイッチ１３がＯＮされないときには、ス
テップＳ２７で充電が行われず、また前記ステップＳ２
５で充電が完了した場合、或いは前記ステップＳ２６で
充電停止スイッチ１４がＯＮされた場合に、ステップＳ
２７で充電が停止される。
【００１７】充電ケーブル２２のコネクタ２４の接続が
外されるとステップＳ２２の答えがＮＯになり、ステッ
プＳ２８で前回コネクタ２４が接続状態にあれば、即ち
前回まで接続されていたコネクタ２４が今回外された場
合、ステップＳ２９でセキュリティが作動中であること
を条件として、ステップＳ３０でブザー２０により警報
が発せられる。このように、バッテリ１の充電中にコネ
クタ２４が外されると警報が発せられるので、運転者が
充電中に車両を離れても充電ケーブル２２が盗難にあう
ことが防止されるだけでなく、コネクタ２４が外された
ことに気付かずに充電が行われない事態を回避すること
ができる。
【００１８】次に、車外充電器３１を用いた本発明の第
２実施例を、図４に基づいて説明する。
【００１９】商用電源２１に直接接続された車外充電器
３１は、両端に一対のコネクタ３２，３３を有する充電
ケーブル３４を介してバッテリ１及びマネージングＥＣ
Ｕ５に接続されるとともに、充電開始スイッチ１３及び
充電停止スイッチ１４からの信号が入力される。充電ケ
ーブル３４は５本のライン３５〜３９を備えており、ラ
イン３５は充電ケーブル３４の接続状態検出信号（接続
時０ボルト、非接続時５ボルト）用であり、ライン３６
は充電開始スイッチ１３及び充電停止スイッチ１４用で
あり、ライン３７は充電制御信号用であり、ライン３
８，３９はそれぞれ充電電源（２８８ボルト及び０ボル
ト）用である。充電ケーブル３４の接続状態検出信号を
伝達するケーブル３５は、本実施例における接続状態検
出手段を構成する。
【００２０】この第２実施例の作用は、図２及び図３の
フローチャートに示される第１実施例のそれと実質的に
同じであるが、以下の点で異なっている。第２実施例の
充電ケーブル３４は車外充電器３１に付属するものであ
り、車外充電器３１側のコネクタ３２はいたずら等によ
り簡単に外せない構造になっているため、充電ケーブル
３４が盗難にあう可能性はない。しかしながら、充電中
にいたずら等により車両側のコネクタ３３が外されてし
まうと、車両を走行させようとしたときに充電不足によ
り走行できなくなる可能性がある。
【００２１】そこで、本実施例では充電中にコネクタ３
３が外されると、充電ケーブル３４のライン３５に連な
るマネージングＥＣＵ５の端子電圧が０ボルトから５ボ
ルトに変化して充電ケーブル３４が外されたことが検出
され、盗難防止ＥＣＵ７がブザー２０を作動させて警報
を発するようになっている。而して、充電中にいたずら
等により車両側のコネクタ３３が外された場合に、警報
を発して異常事態の発生を報知し、充電不足の発生を未
然に回避することができる。尚、車外充電器３１側のコ
ネクタ３２が容易に外せる構造の場合には、警報により
充電ケーブル３４の盗難を防止することができる。
【００２２】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【００２３】例えば、第１、第２実施例において、ブザ
ー２０により盗難の警報或いは充電異常の警報を発する
だけでなく、リモコン装置１８を利用して該リモコン装
置１８を所持する運転者に警報を発することも可能であ
り、このようにすれば車両の近くに運転者がいない場合
であっても、警報を確実に伝達することができる。また
第１実施例のリミットスイッチ１５に代えて、リードス
イッチのような非接触型のスイッチを採用することがで
きる。更に第２実施例において、コネクタ３３が外され
たことを車外充電器３１において検出し、その信号を商
用電源２１のラインを介して電力会社や自宅に伝達する
ことにより警報を発することも可能である。更にまた、
本実施例では運転禁止状態検出手段７として車内に設け
られている盗難防止装置を流用し、この盗難防止装置が
作動しているか否かを検出しているが、充電ケーブル２
２，３４の異常（いたずら）を検出するだけであれば、
充電ケーブル２２，３４が外されることを禁止すべき状
態（運転者が車両から離れる状態）を検出すれば良いの
で、単にドアが施錠された状態を検出するだけでも良
い。
【００２４】
【発明の効果】以上のように、請求項１に記載された発
明によれば、車両に搭載した車載充電器と車両の外部の
電源とを充電ケーブルにより接続する接続手段と、接続
手段の接続状態を検出する接続状態検出手段と、運転者
によって車両の運転が禁止されている状態を検出する運
転禁止状態検出手段と、運転禁止状態検出手段によって
車両の運転が禁止されている状態が検出され、かつ接続
状態検出手段によって接続手段の接続が外された状態を
検出したときに警報を発する警報手段とを備えたことに
より、充電ケーブルの接続手段がいたずら等により外さ
れた場合に確実に警報を発し、充電ケーブルの盗難や充
電不足の発生を防止することができる。
【００２５】また請求項２に記載された発明によれば、
車両の外部に設けた車外充電器と車両に搭載したバッテ
リとを充電ケーブルにより接続する接続手段と、接続手
段の接続状態を検出する接続状態検出手段と、運転者に
よって車両の運転が禁止されている状態を検出する運転
禁止状態検出手段と、運転禁止状態検出手段によって車
両の運転が禁止されている状態が検出され、かつ接続状
態検出手段によって接続手段の接続が外された状態を検
出したときに警報を発する警報手段とを備えたことによ
り、充電ケーブルの接続手段がいたずら等により外され
た場合に確実に警報を発し、充電ケーブルの盗難や充電
不足の発生を防止することができる。
【００２６】また請求項３に記載された発明によれば、
警報手段は車両から離れた位置において警報を発するの
で、充電ケーブルがいたずら等により盗まれたり外され
たりした場合に、車両から離れた位置にいる運転者に確
実に警報を伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】車載充電器を備えた電気自動車の全体構成を示
すブロック図
【図２】盗難防止ＥＣＵの作用を示すフローチャート
【図３】マネージングＥＣＵの作用を示すフローチャー
ト
【図４】車外充電器を備えた電気自動車の全体構成を示
すブロック図
【符号の説明】
１ バッテリ ３ モータ ４ 車載充電器 ７ 盗難防止ＥＣＵ（運転禁止状態検出手段） １５ リミットスイッチ（接続状態検出手段） １８ リモコン装置（警報手段） ２０ ブザー（警報手段） ２１ 商用電源（電源） ２２ 充電ケーブル ２４ コネクタ（接続手段） ３１ 車外充電器 ３３ コネクタ（接続手段） ３４ 充電ケーブル ３５ ライン（接続状態検出手段）
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｇ０８Ｂ 21/00 Ｇ０８Ｂ 21/00 Ｕ Ｈ０２Ｊ 7/00 ３０１ Ｈ０２Ｊ 7/00 ３０１Ｂ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 車両に搭載したバッテリ（１）によりモ
    ータ（３）を駆動して走行する電気自動車において、 車両に搭載した車載充電器（４）と車両の外部の電源
    （２１）とを充電ケーブル（２２）により接続する接続
    手段（２４）と、 接続手段（２４）の接続状態を検出する接続状態検出手
    段（１５）と、 運転者によって車両の運転が禁止されている状態を検出
    する運転禁止状態検出手段（７）と、 運転禁止状態検出手段（７）によって車両の運転が禁止
    されている状態が検出され、かつ接続状態検出手段（１
    ５）によって接続手段（２４）の接続が外された状態を
    検出したときに警報を発する警報手段（１８，２０）
    と、を備えたことを特徴とする、電気自動車における充
    電ケーブルの異常検出装置。
  2. 【請求項２】 車両に搭載したバッテリ（１）によりモ
    ータ（３）を駆動して走行する電気自動車において、 車両の外部に設けた車外充電器（３１）と車両に搭載し
    たバッテリ（１）とを充電ケーブル（３４）により接続
    する接続手段（３３）と、 接続手段（３３）の接続状態を検出する接続状態検出手
    段（３５）と、 運転者によって車両の運転が禁止されている状態を検出
    する運転禁止状態検出手段（７）と、 運転禁止状態検出手段（７）によって車両の運転が禁止
    されている状態が検出され、かつ接続状態検出手段（３
    ５）によって接続手段（３３）の接続が外された状態を
    検出したときに警報を発する警報手段（１８，２０）
    と、を備えたことを特徴とする、電気自動車における充
    電ケーブルの異常検出装置。
  3. 【請求項３】 前記警報手段（１８，２０）は車両から
    離れた位置において警報を発することを特徴とする、請
    求項１又は２記載の電気自動車における充電ケーブルの
    異常検出装置。
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