JPH10177234A - ハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法

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JPH10177234A
JPH10177234A JP33811796A JP33811796A JPH10177234A JP H10177234 A JPH10177234 A JP H10177234A JP 33811796 A JP33811796 A JP 33811796A JP 33811796 A JP33811796 A JP 33811796A JP H10177234 A JPH10177234 A JP H10177234A
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carbon atoms
halide photographic
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Takuji Hasegawa
拓治 長谷川
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低カブリでランニング感度に変動がなく、銀
色調に優れたハロゲン化銀写真感光材料及び処理法の提
供。 【解決手段】 支持体に少なくとも1層の感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層、親水性コロイド層を設けて成り、かつ該
ハロゲン化銀乳剤層の支持体より遠い側に非感光性親水
性コロイド層を有するハロゲン化銀写真感光材料におい
て、該ハロゲン化銀乳剤層及び/又は該親水性コロイド
層から選ばれる少なくとも1層は現像主薬の酸化体と反
応して青色染料を与えるロイコ化合物を含有し、かつ該
非感光性親水性コロイド層の最表面のpHが7.0以上
9.0以下であることを特徴とするハロゲン化銀写真感
光材料及びこれらのハロゲン化銀写真感光材料をレダク
トン類を含有する現像液で現像することを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料の処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲン化銀写真感
光材料(以下、単に感光材料ともいう)及び処理方法に
関し、特に低カブリでランニング感度に変動がなく、銀
色調に優れた感光材料及び処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、迅速処理、処理補充液の低減が急
速に進み、現像処理の迅速化では、自動現像機での高温
迅速処理が行われ、短時間で処理されるため現像性、定
着性に優れ、かつ、水洗後短時間で乾燥するハロゲン化
銀写真感光材料が要求されている。
【0003】また、環境保全の点から補充液の低減や、
廃液が環境上好ましくない成分を含まない処理液の開発
が急がれている。
【0004】処理剤の低補充化の面では、ランニング処
理によりハロゲン化銀写真感光材料から溶出する抑制
剤、ハロゲン化物の蓄積、処理剤成分のハロゲン化銀写
真感光材料への吸着による持ち出しなどで処理剤含有成
分の組成、含有量が変動する。通常、安定した写真性能
を得るために、ランニング初期にスターター(現像開始
剤)を添加し、ランニング処理中には、処理疲労に応じ
た活性な現像液が補充液として補充が行われるが、活性
度の安定化でセンシトメトリー性能は安定になるが、ラ
ンニング処理で現像銀色調(以下、銀色調という)が劣
化する。
【0005】従って、迅速、低補充処理で銀色調の劣化
のないハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法が望
まれていた。
【0006】一方、現像主薬として用いられるジヒドロ
キシベンゼン類が環境上好ましくないなどから、現像主
薬としてレダクトン類化合物が好ましいが、レダクトン
類化合物からなる現像主薬で現像した場合、銀色調の劣
化が更に大きくなることが分かった。
【0007】銀色調を改良する手段としては、従来から
各種の抑制剤、例えば1−フェニル−5−メルカプトテ
トラゾールなどを処理剤中又はハロゲン化銀写真感光材
料中に添加する手段等が知られているが、何れも効果が
不十分であり、また、ランニング処理での感度変動や銀
色調レベルの変動が大きいなど不十分であった。
【0008】また、特開平3−153234号では、現
像主薬の酸化体によって青色に発色するロイコ化合物を
添加する方法が開示されているが、発色性が不十分であ
り、銀色調の改良には不十分であった。
【0009】本発明者は鋭意検討の結果、前記請求項1
〜5記載の方法で、環境適性に優れたレダクトン類現像
主薬を用いた現像液で処理した場合でもランニング処理
で銀色調の劣化のない安定した写真性能が得られるハロ
ゲン化銀写真感光材料及びその処理方法を見出し、本発
明に至った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、低カブリでランニング処理でも感度に変動がなく、
銀色調に優れたハロゲン化銀写真感光材料及びその処理
方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は下記の構
成で達成される。
【0012】1.支持体に少なくとも1層の感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層、親水性コロイド層を設けて成り、かつ
該ハロゲン化銀乳剤層の支持体より遠い側に非感光性親
水性コロイド層を有するハロゲン化銀写真感光材料にお
いて、該ハロゲン化銀乳剤層及び/又は該親水性コロイ
ド層から選ばれる少なくとも1層は現像主薬の酸化体と
反応して青色染料を与えるロイコ化合物を含有し、かつ
該非感光性親水性コロイド層の最表面のpHが7.0以
上9.0以下であることを特徴とするハロゲン化銀写真
感光材料。
【0013】2.非感光性親水性コロイド層のpHが
7.0以上9.0以下である1に記載のハロゲン化銀写
真感光材料。
【0014】3.非感光性親水性コロイド層が保護層で
あることを特徴とする1又は2に記載のハロゲン化銀写
真感光材料。
【0015】4.1〜3のいずれか1項に記載のハロゲ
ン化銀写真感光材料をレダクトン類を含有する現像液で
現像することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の
処理方法。
【0016】5.1〜3のいずれか1項に記載のハロゲ
ン化銀写真感光材料を下記一般式(1)〜(3)で表さ
れる化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有
する現像液で処理することを特徴とする4に記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0017】
【化2】
【0018】式中、R1は置換、無置換のアルキル基、
アリール基又はヘテロ環残基を表す。R2、R3、R4
水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子、酸素原子、窒素
原子、硫黄原子で結合する置換基を表す。R5、R6、R
7、R8は水素原子、置換、無置換のアルキル基、アリー
ル基又はヘテロ環基を表し、R5とR6、R7とR8は連結
して環を形成してもよい。QはNR1と共に1位或いは
3位の炭素原子に=N−基を持つピリジン環を形成する
に必要な炭素原子群を表す。X-は対アニオンを表し、
Yは酸素原子或いは硫黄原子を表す。l、m、nは0〜
4の整数である。
【0019】但し、一般式(3)においてはm、nは0
〜3を表す。
【0020】以下、本発明を詳細に説明する。
【0021】本発明で言う現像主薬の酸化体と反応して
青色染料を与えることのできるロイコ化合物とは、例え
ばインドアニリン系ロイコ色素、インダミン系ロイコ色
素、トリフェニルメタン系ロイコ色素、トリアリールメ
タン系ロイコ色素、スチリル系ロイコ色素、N−アシル
オキサジン系ロイコ色素、N−アシルチアジン系ロイコ
色素、N−アシルジアジン系ロイコ色素、キサンテン系
ロイコ色素等を挙げることができる。特に好ましいもの
は下記一般式(4)〜(10)で表される化合物であ
る。
【0022】
【化3】
【0023】一般式(4)〜(10)において、R1
アリール基、複素環残基を表し、R2は水素原子、アル
キル基、ハロゲン原子を表し、R3は水素原子、アルキ
ル基、アシルアミノ基を表し、Z1は−NHCO−、−
CONH−、−NHCONH−を表し、Z2は−OH、
−NHSO212(R12はアルキル基、アリール基を表
す)表し、CDは下記化4で表される基を表す。R9
10、R11はそれぞれ、水素原子又は置換基を表し、R
10、R11は互いに連結して環構造を形成してもよい。
【0024】
【化4】
【0025】式中、R4は水素原子、−COR13、−S
213(R13はアルキル基、アリール基を表す)を表
し、R5、R6はそれぞれ水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基、アシルアミノ基、ハロゲン原子を表し、R7
8はそれぞれ水素原子、アルキル基、アリール基、ア
シル基又は、互いに連結し、又はR6と連結し5又は6
員の含窒素複素環を表す。
【0026】更に、一般式(4)〜(10)を詳細に説
明する。
【0027】一般式(4)〜(10)において、R1
表されるアリール基は炭素数6〜10のアリール基(例
えばフェニル基、ナフチル基等)で、置換基(例えばア
ルキル基、ジアルキルアミノ基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、ア
ルコキシカルボニル基、アシルアミノ基、カルバモイル
基、アルキルカルバモイル基、アリールカルバモイル
基、アルキルスルホンアミド基、アリールスルホンアミ
ド基、スルファモイル基、アルキルスルファモイル基、
アルキルスルホニル基、シアノ基、ニトロ基等)を有し
ていてもよい。
【0028】R1で表される複素環残基(例えばピリジ
ル基、キノリル基、フリル基、ベンゾチアゾリル基、オ
キサゾリル基、イミダゾリル基)は、前記のアリール基
について列挙された置換原子、置換基を有していてもよ
い。
【0029】R2又はR3で表されるアルキル基は、炭素
数1〜3のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基など)が好ましい。R2とR3により環形成する
場合の好ましい例として、R2とR3によりベンゼン環を
形成するものが挙げられる。
【0030】R2、R5又はR6で表されるハロゲン原子
(例えば、F、Cl、Br、I等の原子)の中で好まし
いものは、Cl原子である。
【0031】R5、R6、R7、R8、R12又はR13で表さ
れるアルキル基は、炭素数1〜20の直鎖ないし分岐鎖
のアルキル基(例えばメチル、エチル、n−ブチル、t
−ブチル、n−オクチル、n−ヘキサデシル等の各基)
で、置換原子、置換基(例えばハロゲン原子、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、ア
リールオキシカルボニル基、水酸基、アシルアミノ基、
カルバモイル基、スルファモイル基、スルホンアミド
基、シアノ基等)を有していてもよい。
【0032】R7、R8、R12又はR13で表されるアリー
ル基は炭素数6〜10のアリール基で、R11で定義した
アリール基と同義である。
【0033】R5又はR6で表されるアルコキシ基は、炭
素数1〜20の置換又は無置換のアルコキシ基(例え
ば、メトキシ、エトキシ、n−ブトキシ、n−ヘキシル
オキシ、n−デシルオキシ、イソプロピルオキシ、2−
メトキシエトキシ、2−クロロエトキシ等の各基)が好
ましい。
【0034】R3、R5又はR6で表されるアシルアミノ
基は、炭素数2〜30のアシルアミノ基(例えばアセチ
ルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、ミリ
ストイルアミノ、ステアロイルアミノ、ピバロイルアミ
ノ、ベンゾイルアミノ等の各基)が好ましく、置換基
(例えばアルコキシ基、フェノキシ基、アルキル置換フ
ェノキシ基等)を有していてもよい。
【0035】R7又はR8で表されるアシル基は、炭素数
2〜20のアシル基(例えばアセチル、プロピオニル、
ブチリル、ベンゾイル、ラウロイルイソブチリル等の各
基)が好ましい。
【0036】R7とR8が連結して形成される5又は6員
の含窒素複素環としては、ピペリジン環、ピロリジン
環、モルホリン環等を挙げることができる。また、R7
とR6が連結して5又は6員の含窒素複素環を形成して
も、R7とR6及びR8とR6がそれぞれ窒素原子を共有
し、独立に連結して5又は6員の含窒素複素環を形成し
てもよい。
【0037】一般式(4)において、好ましくは、R1
がアリール基、R2が水素原子、R3が、アシルアミノ基
を表すものである。
【0038】R9、R10及びR11は、水素原子又は置換
基を表す。更に詳しくは、R9、R10及びR11は、水素
原子、アリール基、ヘテロ環残基、アルキル基、シアノ
基、アシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基、アシルアミノ基、ア
ルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニ
ルアミノ基、スルホニルアミノ基、アミノカルボニルア
ミノ基、スルファモイルアミノ基、アミノ基(アニリノ
基を含む)、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリル
オキシ基、ヘテリルオキシ基、アルキルチオ基、アリー
ルチオ基、ヘテリルチオ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ
基、ニトロ基、スルファモイル基、スルホニル基、アゾ
基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、イミド
基、スルフィニル基、ホスホリル基、アゾリル基などを
表す。
【0039】R9、R10及びR11の好ましい具体例とし
ては、水素原子、アリール基(好ましくは炭素数6〜2
0、例えばフェニル、m−アセチルアミノフェニル、p
−メトキシフェニル等の各基)、アルキル基(好ましく
は炭素数1〜20、例えばメチル、エチル、イソプロピ
ル、t−ブチル、n−オクチル、n−ドデシル等の各
基)、シアノ基、アシル基(好ましくは炭素数1〜2
0、例えばアセチル、ピバロイル、ベンゾイル、フロイ
ル、2−ピリジルカルボニル等の各基)、カルバモイル
基(好ましくは炭素数1〜20、例えばメチルカルバモ
イル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、n
−オクチルカルバモイル等の各基)、アルコキシカルボ
ニル基(好ましくは炭素数1〜20、例えばメトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボ
ニル等の各基)、アリールオキシカルボニル基(好まし
くは炭素数7〜20、例えばフェノキシカルボニル、p
−メトキシフェノキシカルボニル、m−クロロフェノキ
シカルボニル、o−メトキシフェノキシカルボニル等の
各基)、アシルアミノ基〔好ましくは炭素数1〜20の
アルキルカルボニルアミノ基(例えば、ホルミルアミ
ノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、シアノアセ
チルアミノ等の各基)、好ましくは炭素数7〜20のア
リールカルボニルアミノ基(例えば、ベンゾイルアミ
ノ、p−トルイルアミノ、ペンタフルオロベンゾイルア
ミノ、m−メトキシベンゾイルアミノ等の各基)、好ま
しくは炭素数4〜20のヘテリルカルボニルアミノ基
(例えば、2−ピリジルカルボニルアミノ、3−ピリジ
ルカルボニルアミノ、フロイルアミノ等の各基)、アル
コキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2〜2
0、例えばメトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボ
ニルアミノ、メトキシエトキシカルボニルアミノ等の各
基)、アリールオキシカルボニルアミノ基(好ましくは
炭素数7〜20、例えばフェノキシカルボニルアミノ、
p−メトキシフェノキシカルボニルアミノ、p−メチル
フェノキシカルボニルアミノ、m−クロロフェノキシカ
ルボニルアミノ、o−クロロフェノキシカルボニルアミ
ノ等の各基)、スルホニルアミノ基(好ましくは炭素数
1〜20、例えばメタンスルホニルアミノ、ベンゼンス
ルホニルアミノ、トルエンスルホニルアミノ等の各
基)、アミノカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数1
〜20、例えばメチルアミノカルボニルアミノ、エチル
アミノカルボニルアミノ、アニリノカルボニルアミノ、
ジメチルアミノカルボニルアミノ等に各基)、スルファ
モイルアミノ基(好ましくは炭素数1〜20、例えばメ
チルアミノスルホニルアミノ、エチルアミノスルホニル
アミノ、アニリノスルホニルアミノ等の各基)、アミノ
基(アニリノ基を含む、好ましくは炭素数0〜20、例
えばアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルア
ミノ、ジエチルアミノ、n−ブチルアミノ、アニリノ等
の各基)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜20、
例えばメトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、n−ブト
キシ、メトキシ、n−ドデシルオキシ等の各基)、アリ
ールオキシ基(好ましくは炭素数6〜20、例えばフェ
ノキシ、m−クロロフェノキシ、p−メトキシフェノキ
シ、o−メトキシフェノキシ等の各基)、シリルオキシ
基(好ましくは炭素数3〜20、例えばトリメチルシリ
ルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオキシ、セシルジ
メチルシリルオキシ、フェニルジメチルシリルオキシ等
の各基)、ヘテリルオキシ基(好ましくは炭素数3〜2
0、例えばテトラヒドロピラニルオキシ、3−ピリジル
オキシ、2−(1,3−ベンゾイミダゾリル)オキシ等
の各基)、アルキルチオ基(好ましくは炭素数1〜2
0、例えばメチルチオ、エチルチオ、n−ブチルチオ、
t−ブチルチオ等の各基)、アリールチオ基(好ましく
は炭素数6〜20、例えばフェニルチオ基)、ヘテリル
チオ基(好ましくは炭素数3〜20、例えば2−ピリジ
ルチオ、2−(1,3−ベンゾオキサゾリル)チオ、1
−ヘキサデシル−1,2,3,4−テトラゾリル−5−
チオ、1−(3−N−オクタデシルカルバモイル)フェ
ニル−1,2,3,4−テトラゾリル−5−チオ等の各
基)、ヘテロ環基(好ましくは炭素数3〜20、例えば
2−ベンゾオキサゾリル、2−ベンゾチアゾリル、1−
フェニル−2−ベンズイミダゾリル、5−クロロ−1−
テトラゾリル、1−ピロリル、2−フラニル、2−ピリ
ジル、3−ピリジル等の各基)、ハロゲン原子(フッ
素、塩素、臭素)、ヒドロキシ基、ニトロ基、スルファ
モイル基(好ましくは炭素数0〜20、例えばメチルス
ルファモイル、ジメチルスルファモイル等の各基)、ス
ルホニル基(好ましくは炭素数1〜20、例えばメタン
スルホニル、ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル
等の各基)、アゾ基(好ましくは炭素数3〜20、例え
ばp−ニトロフェニルアゾ基)、アシルオキシ基(好ま
しくは炭素数1〜20、例えばホルミルオキシ、アセチ
ルオキシ、ベンゾイルオキシ等の各基)、カルバモイル
オキシ基(好ましくは炭素数1〜20、例えばメチルカ
ルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシ等の各
基)、イミド基(好ましくは炭素数4〜20、例えば、
琥珀酸イミド、フタルイミド等の各基)、スルフィニル
基(好ましくは炭素数1〜20、例えばジエチルアミノ
スルフィニル基等)、ホスホリル基(好ましくは炭素数
0〜20、例えばジアミノホスホリル基等)、アゾリル
基(好ましくは炭素数2〜20、例えば3−ピラゾリル
基等)などが挙げられる。
【0040】以下に、本発明の一般式(4)〜(10)
で表される化合物の具体例を示すが、本発明はこれらに
限定されるものではない。
【0041】
【化5】
【0042】
【化6】
【0043】
【化7】
【0044】
【化8】
【0045】
【化9】
【0046】
【化10】
【0047】
【化11】
【0048】
【化12】
【0049】
【化13】
【0050】
【化14】
【0051】
【化15】
【0052】本発明のロイコ化合物の添加量としてはハ
ロゲン化銀1モル当たり1×10-6モル乃至5×10-2
モル含有されるのが好ましく、特に1×10-5モル乃至
2×10-2モルの範囲が好ましい。
【0053】本発明の現像主薬の酸化体と反応して青色
染料を与えることのできるロイコ化合物は、適当な水混
和性有機溶媒、例えばアルコール類(メタノール、エタ
ノール、プロパノール、フッ化アルコール)、ケトン類
(アセトン、メチルエチルケトン)、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホオキシド、メチルセルソルブなど
に溶解して用いることができる。又、既によく知られて
いる乳化分散法によってジブチルフタレート、トリクレ
ジルフォスフェート、グリセリルトリアセテート、或い
はジエチルフタレートなどのオイル、酢酸エチルやシク
ロヘキサンなどの補助溶媒を用いて溶解し、機械的に乳
化分散液を作成して用いることができる。或いは固体分
散法として知られている方法によって、ロイコ化合物の
粉末を水の中にボールミル、コロイドミル或いは超音波
によって分散して用いることもできる。
【0054】本発明の現像主薬の酸化体と反応して青色
染料を与えることのできるロイコ化合物は乳剤層及び/
又は隣接する親水性コロイド層に添加することができ
る。
【0055】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる非感光性親水性コロイド層に用いられる親水性コ
ロイドとしてはゼラチン、ゼラチン誘導体を用いるのが
有利である。ゼラチンとしては、石灰処理ゼラチンの
他、Bull.Soc.Phot.Japan,16.
30頁(1966年)に記載の酸処理ゼラチンを用いて
もよく、また、ゼラチンの加水分解物や酵素分解物も用
いることができる。
【0056】ゼラチン誘導体としては、ゼラチンに例え
ば酸ハライド、酸無水物、イソシアナート類、ブロモ酢
酸アルカンサルトン類、ビニルスルホンアミド類、マレ
インイミド化合物類、ポリアルキレンオキシド類、エポ
キシ化合物類等種々の化合物を反応させて得られるもの
が用いられる。
【0057】本発明の乳剤より支持体から遠い側の非感
光性親水性コロイド層の最表面のpHは7.0以上9.
0以下である。また、非感光性コロイド層のpHを7.
0以上9.0以下が好ましい。
【0058】非感光性親水性コロイド層の最表面のpH
を7.0以上9.0以下にする手段としては、該非感光
性親水性コロイド液中に無機又は有機のpH調整剤(例
えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、クエン酸ナトリウム、蓚酸ナトリ
ウム等)を添加して調整する。
【0059】非感光性親水性コロイド層の最表面のpH
の測定方法は、25℃、90%RHの空気雰囲気中に試
料を30分放置し、その後、ガラス電極式水素イオン濃
度計HM−12A型〔東亜電波(株)製〕を使用し、セ
ンサー部を試料の表面に存在している水に接触させて3
分間の表示値を読み取り非感光性親水性コロイド層の最
表面のpH値とした。
【0060】本発明の感光材料に使用される乳剤は、公
知の方法で製造できる。
【0061】好ましく用いられるハロゲン化銀乳剤とし
ては、例えば特開昭59−177535号、同61−8
02237号、同61−132943号、同63−49
751号及び特開平2−85846号などに開示されて
いる内部高沃度型単分散粒子が挙げられる。結晶の晶癖
は立方体、14面体、8面体及びその中間の(111)
面と(100)面が任意に混在していてもよい。
【0062】ハロゲン化銀の結晶構造は、内部と外部が
異なったハロゲン化銀組成からなっていてもよい。好ま
しい態様としての乳剤は、高沃素のコア部分に低沃素の
シェル層からなる二層構造を有したコア/シェル型単分
散乳剤である。高沃素部の沃化銀含量は20〜40モル
%で特に好ましくは20〜30モル%である。
【0063】本発明に好ましく用いられるもう1つのハ
ロゲン化銀乳剤は、平均アスペクト比が1より大きい平
板状粒子である。かかる平板状粒子の利点は、分光増感
効率の向上、画像の粒状性及び鮮鋭性の改良などが得ら
れる。
【0064】本発明の感光材料に用いられる乳剤は、物
理熟成又は化学熟成前後の工程において、各種の写真用
添加剤を用いることができる。公知の添加剤としては、
例えばリサーチ・ディスクロージャーNo.17643
(1978年12月)、同No.18716(1979
年11月)及び同No.308119(1989年12
月)に記載された化合物が挙げられる。これら三つのリ
サーチ・ディスクロージャーに示されている化合物種類
と記載箇所を表1に示した。
【0065】
【表1】
【0066】本発明の感光材料に用いることのできる支
持体としては、例えば前述のRD−17643の28頁
及びRD−308119の1009頁に記載されている
ものが挙げられる。
【0067】本発明の感光材料は、レダクトン類を含有
する現像液で処理される。本発明のレダクトン類は下記
一般式(11)で表される化合物である。
【0068】
【化16】
【0069】前記一般式(11)において、R14、R15
は各々独立にヒドロキシル基、アミノ基、アシルアミノ
基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニル
アミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、メルカプト
基又はアルキルチオ基を表し、Xは環形成原子団で、好
ましくは炭素原子或いは酸素原子或いは窒素原子から構
成され、R14、R15が結合している2つのビニル炭素原
子、カルボニル炭素原子及びXと共同で5〜6員環を構
成する。更に、具体的には、R14、R15は各々独立にヒ
ドロキシル基、アミノ基(置換基として炭素数1〜10
のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、n−ブチル
基、ヒドロキシエチル基などを置換基として有するもの
を含む。)、アシルアミノ基(アセチルアミノ基、ベン
ゾイルアミノ基など)、アルキルスルホニルアミノ基
(メタンスルホニルアミノ基など)、アリールスルホニ
ルアミノ基(ベンゼンスルホニルアミノ基、p−トルエ
ンスルホニルアミノ基など)、アルコキシカルボニルア
ミノ基(メトキシカルボニルアミノ基など)、メルカプ
ト基又はアルキルチオ基(メチルチオ基、エチルチオ基
など)を表す。R14、R15として好ましい例として、ヒ
ドロキシル基、アミノ基、アルキルスルホニルアミノ
基、アリールスルホニルアミノ基を挙げることができ
る。
【0070】Xは好ましくは炭素原子或いは酸素原子或
いは窒素原子から構成され、R14、R15が結合している
2つのビニル炭素原子とカルボニル炭素原子と共同で5
〜6員環を形成する。
【0071】Xの具体例としては、−O−、−C
(R16)(R17)−、−C(R18)=、−C(=O)
−、−N(R19)−、−N=を組み合わせて構成され
る。ただしR16、R17、R18、R19は各々独立に水素原
子、炭素数1〜10の置換してもよいアルキル基(置換
基としてヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基を
挙げることができる)、炭素数6〜15の置換してもよ
いアリール基(置換基としてアルキル基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基を挙げ
ることができる)、ヒドロキシル基、カルボキシル基を
表す。更にこの5〜6員環には飽和或いは不飽和の縮合
環を形成してもよい。この5〜6員環の例として、ジヒ
ドロフラノン環、ジヒドロピロン環、ピラノン環、シク
ロペンテノン環、シクロヘキセノン環、ピロリノン環、
ピラゾリノン環、ピリドン環、アザシクロヘキセノン
環、ウラシル環などが挙げられ、好ましい5〜6員環の
例として、ジヒドロフラノン環、シクロペンテノン環、
シクロヘキセノン環、ピラゾリノン環、アザシクロヘキ
セノン環、ウラシル環を挙げることができる。
【0072】以下に本発明のハロゲン化銀写真感光材料
の処理に好ましく用いられる一般式(11)で表される
化合物の具体例を示すが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0073】
【化17】
【0074】
【化18】
【0075】
【化19】
【0076】
【化20】
【0077】一般式(11)で表される化合物は、酸で
も塩でも良い。特に好ましい化合物はL−アスコルビン
酸、エリソルビン酸及びその塩である。添加量は現像液
1リットル当たり0.005モル〜0.200モルが好
ましいが、特に好ましくは0.020モル〜0.060
モルである。
【0078】この化合物を現像液キットのパートに添加
する場合、その保存性から、アルカリパートより酸性パ
ートに添加することが好ましい。
【0079】次に、本発明に用いられる一般式(1)〜
(3)で表される化合物について説明する。
【0080】一般式(1)〜(3)において、R1はア
ルキル基、アリール基又はヘテロ環残基を表し、R2
3、R4は水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子、酸素
原子、窒素原子、硫黄原子で結合する置換基を表す。R
5、R6、R7、R8は水素原子、アルキル基、アリール基
又はヘテロ環残基を表す。これらアルキル基、アリール
基又はヘテロ環残基、アルケニル基、アルキニル基、ア
リール基、ヘテロ環残基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ基、アニリノ
基、ウレイド基、スルファモイル基、アルキルチオ基、
アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、アルコキシカルボニ
ルアミノ基、スルホンアミド基、カルバモイル基、スル
ファモイル基、スルホニル基、アルコキシカルボニル
基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイル
オキシ基、シリルオキシ基、アリルオキシカルボニルア
ミノ基、イミド基、スリフィニル基、スルホニル基、ア
リールオキシカルボニル基、アシル基、カルボキシル
基、アゾ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、ハ
ロゲン原子、シリル基で連結する置換基で更に置換され
ていてもよい。
【0081】R1、R5、R6、R7、R8のアルキル基と
しては、炭素数1〜12、好ましくは炭素数1〜6の直
鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基であり、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、ペ
ンチル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、
2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−
ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、ベンジ
ル、2−メタンスルホンアミドエチル、3−メタンスル
ホンアミドプロピル、2−メタンスルホニルエチル、2
−メトキシエチル、2−アセトアミドエチル、2−カル
ボキシエチル、2−カルバモイルエチル、3−カルバモ
イルプロピル、2−カルバモイルアミノエチル、3−カ
ルバモイルアミノプロピル、4−カルバモイルブチル、
2−カルバモイル−1−メチルエチル、4−ニトロブチ
ル等の各基である。
【0082】アリール基としては炭素数6〜24、好ま
しくは6〜12のアリール基で、例えばフェニル、ナフ
チル、p−メトキシフェニル等の各基である。ヘテロ環
残基としては炭素数1〜5の酸素原子、窒素原子もしく
は硫黄原子を1個以上含む5員又は6員の飽和又は不飽
和のヘテロ環残基である。例えば2−フリル、2−チエ
ニル、2−ピリミジル、2−ベンゾトリアゾリル、イミ
ダゾリル、ピラゾリル等のヘテロ環残基である。
【0083】R5とR6、R7とR8は連結して環を形成し
ても良い。形成される環に制限はないが、炭素原子、酸
素原子、窒素原子、硫黄原子よりなる群より選ばれた元
素により構成される5員、6員、7員の飽和環であるこ
とが好ましく、例えばピロジニノ、ピペラジノ、モルホ
リノ等の飽和環である。これらの環はR1で表されると
同じ置換基を有しても良い。
【0084】R1、R5、R6、R7、R8としては無置換
のアルキル基又はヒドロキシ基、アルコキシ基又はスル
ホンアミド基で置換されたアルキル基が好ましい。
【0085】R2、R3、R4は水素原子、ハロゲン原子
又は炭素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子で結合す
る置換基を表す。炭素原子で結合するものとしては、ア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、
ヘテロ環残基が、酸素原子で結合するものとしては、ヒ
ドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテ
ロ環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ
基、スルホニルオキシ基等が、窒素原子で結合するもの
としては、アシルアミノ基、アミノ基、アルキルアミノ
基、アリールアミノ基、ヘテロ環アミノ基、ウレイド
基、スルファモイルアミノ基、アルコキシカルボニルア
ミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルホン
アミド基、イミド基等が、硫黄原子で結合するものとし
ては、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ
基等が挙げられる。
【0086】具体的には、ハロゲン原子としては、例え
ばフッ素原子、塩素原子、臭素原子である。アルキル基
としては、炭素数1〜12、好ましくは炭素数1〜6の
直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基であり、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、ペ
ンチル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、
2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−
ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、ベンジ
ル、2−メタンスルホンアミドエチル、3−メタンスル
ホンアミドプロピル、2−メタンスルホニルエチル、2
−メトキシエチル、2−アセトアミドエチル、2−カル
ボキシエチル、2−カルバモイルエチル、3−カルバモ
イルプロピル、2−カルバモイルアミノエチル、3−カ
ルバモイルアミノプロピル、4−カルバモイルブチル、
2−カルバモイル−1−メチルエチルである。
【0087】アルケニル基としては炭素数2〜16のも
ので、例えばビニル、1−プロペニル、1−ヘキセニ
ル、スチリル等が挙げられる。アルキニル基としては炭
素数2〜16のもので、例えばエチニル、1−ブチニ
ル、1−ドデセニル、フェニルエチニル等の各基が挙げ
られる。アリール基としては炭素数6〜24のアリール
基で、例えばフェニル、ナフチル、p−メトキシフェニ
ル等の各基が挙げられる。
【0088】環状の炭素原子が連結するヘテロ環残基と
しては炭素数1〜5の酸素原子、窒素原子、もしくは硫
黄原子を1個以上含む5員又は6員環の飽和又は不飽和
のヘテロ環であって、環を構成するヘテロ原子の数及び
元素の種類は1つでも複数でもあっても良く、例えば2
−フリル、2−チエニル、2−ピリミジニル、2−イミ
ダゾリル等の各ヘテロ環残基である。
【0089】アルコキシ基としては炭素数1〜12、好
ましくは炭素数1〜6のアルコキシ基で、例えばメトキ
シ、エトキシ、2−メトキシエトキシ、2−メタンスル
ホニルエトキシ等の各基が挙げられる。
【0090】アリールオキシ基としては炭素数6〜24
のアリールオキシ基で例えば、フェノキシ、p−メトキ
シフェノキシ、m−(3−ヒドロキシプロピオンアミ
ド)フェノキシ等の各基が挙げられる。
【0091】ヘテロ環オキシ基としては炭素数1〜5の
酸素原子、窒素原子、もしくは硫黄原子を1個以上含む
5員又は6員環の飽和又は不飽和のヘテロ環オキシ基で
あって環を構成するヘテロ原子の数及び元素の種類は1
つでも複数であっても良く、例えば1−フェニルテトラ
ゾリル−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキ
シ、2−ピリジルオキシ等のヘテロ環オキシ基が挙げら
れる。
【0092】アシルオキシ基としては、炭素数1〜1
2、好ましくは炭素数1〜6のアシルオキシ基で例え
ば、アセトオキシ、ベンゾイルオキシ、4−ヒドロキシ
ブタノイルオキシ等の各基が挙げられる。カルバモイル
オキシ基としては炭素数1〜12、好ましくは炭素数1
〜8のカルバモイルオキシ基で、例えばN,N−ジメチ
ルカルバモイルオキシ、N−メチルカルバモイルオキ
シ、N−フェニルカルバモイルオキシ等の各基が挙げら
れる。
【0093】スルホニルオキシ基として炭素数1〜12
のもので、例えばメタンスルホニルオキシ、ベンゼンス
ルホニルオキシ等の各基が挙げられる。
【0094】アシルアミノ基としては炭素数1〜12、
好ましくは炭素数1〜6のアシルアミノ基で、例えばア
セトアミド、2−メトキシプロピオンアミド、p−クロ
ロベンゾイルアミド等の各基が挙げられる。アルキルア
ミノ基としては炭素数1〜12、好ましくは炭素数1〜
6のアルキルアミノ基で、例えばN,N−ジメチルアミ
ノ、N,N−ジエチルアミノ、N−(2−ヒドロキシエ
チル)アミノ等の各基が挙げられる。アリールアミノ基
としては、炭素数6〜24のアリールアミノ基で、例え
ばアニリノ、m−ニトロアニリノ、N−メチルアニリノ
等の各基が挙げられる。ヘテロ環アミノ基としては炭素
数1〜5の酸素原子、窒素原子、もしくは硫黄原子を1
個以上含む5員又は6員環の飽和又は不飽和のヘテロ環
アミノ基であって環を構成するヘテロ原子の数及び元素
の種類は1つでも複数であっても良く、例えば2−オキ
サゾリルアミノ、2−テトラヒドロピラニルアミノ、4
−ピリジルアミノ等のヘテロ環アミノ基が挙げられる。
ウレイド基としては炭素数1〜12、好ましくは炭素数
1〜6のウレイド基で例えば、ウレイド、メチルウレイ
ド、N,N−ジエチルウレイド、2−メタンスルホンア
ミドエチルウレイド等の各基が挙げられる。
【0095】スルファモイルアミノ基としては炭素数0
〜12、好ましくは炭素数0〜6のスルファモイルアミ
ノ基で、例えばジメチルスルファモイルアミノ、メチル
スルファモイルアミノ、2−メトキシエチルスルファモ
イルアミノ等の各基が挙げられる。アルコキシカルボニ
ルアミノ基としては炭素数2〜12、好ましくは炭素数
2〜6のアルコキシカルボニルアミノ基で、例えばメト
キシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、3
−メタンスルホニルプロピルオキシカルボニルアミノ等
の各基が挙げられる。
【0096】アリールオキシカルボニルアミノ基として
は炭素数7〜24のアリールオキシカルボニルアミノ基
で、例えばフェノキシカルボニルアミノ、4−シアノフ
ェノキシカルボニルアミノ、2,6−ジメトキシフェノ
キシカルボニルアミノ等の各基が挙げられる。
【0097】スルホンアミド基としては炭素数1〜1
2、好ましくは炭素数1〜6のスルホンアミド基で、例
えばメタンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミ
ド、2−メトキシエタンスルホンアミド等の各基が挙げ
られる。イミド基としては炭素数4〜12のイミド基
で、例えばN−スクシンイミド、N−フタルイミド等の
各基が挙げられる。環の窒素原子で連結するヘテロ環と
しては炭素原子、酸素原子又は硫黄原子の少なくとも1
種と窒素原子からなる5〜6員のヘテロ環で、例えばピ
ロリジノ、モルホリノ、イミダゾリノ等のヘテロ環基が
挙げられる。
【0098】アルキルチオ基としては炭素数1〜12、
好ましくは炭素数1〜6のアルキルチオ基で、例えばメ
チルチオ、エチルチオ、2−フェノキシエチルチオ等の
各基が挙げられる。
【0099】アリールチオ基としては炭素数6〜24の
アリールチオ基で、例えばフェニルチオ、2−カルボキ
シフェニルチオ、4−シアノフェニルチオ等の各基が挙
げられる。ヘテロ環チオ基としては炭素数1〜5の酸素
原子、窒素原子、又は硫黄原子を1個以上含む5〜6員
環の飽和又は不飽和のヘテロ環チオ基であって、環を構
成するヘテロ原子の数及び種類は1つでも複数であって
も良く、例えば2−ベンズチアゾリルチオ、2−ピリジ
ルチオ等のヘテロ環チオ基が挙げられる。
【0100】R1とR2、R5とR6、R7とR8は結合して
環を形成しても良い。形成される環として特に制限はな
いが、中でも炭素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子
よりなる群より選ばれた原子群により構成される5員、
6員、7員の含窒素ヘテロ環であることが好ましく、例
えばテトラヒドロピリジン、1,4−ジヒドロオキサジ
ン、テトラヒドロピラジン、ピロリン等の含窒素ヘテロ
環基が挙げられる。
【0101】X-は対アニオンであり、例えば塩素イオ
ン、臭素イオン、沃素イオン、p−トルエンスルホン酸
イオン、硫酸イオン、過塩素酸イオン、トリフルオロメ
タンスルホン酸イオン、四フッ化ホウ素イオン、六フッ
化リンイオン等である。
【0102】以下に、一般式(1)、(2)、(3)で
表される化合物の具体例を挙げるが本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0103】
【化21】
【0104】
【化22】
【0105】
【化23】
【0106】
【化24】
【0107】本発明の現像剤中には、現像主薬として特
開平5−165161号記載のレダクトン類が用いられ
る。
【0108】保恒剤としては、特開平6−138591
号記載の亜硫酸塩の他、有機還元剤を保恒剤として用い
ることができる。その他、同号(20頁)記載のキレー
ト剤や同号(21頁)記載の硬膜剤の重亜硫酸塩付加物
を用いることができる。また銀スラッジ防止剤として特
開平5−289255号、特開平6−308680号記
載の化合物(一般式[4−a][4−b])を添加する
ことも好ましい。シクロデキストリン化合物の添加も好
ましく、特開平1−124853号記載の化合物が特に
好ましい。
【0109】本発明の現像剤にアミン化合物を添加する
こともでき、米国特許4,269,929号記載の化合
物が特に好ましい。
【0110】本発明の現像剤には、緩衝剤を用いること
が必要で、緩衝剤としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、リン酸三ナ
トリウム、リン酸三カリウム、リン酸二カリウム、ホウ
酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、四ホウ酸ナトリウム
(ホウ酸)、四ホウ酸カリウム、o−ヒドロキシ安息香
酸ナトリウム(サリチル酸ナトリウム)、o−ヒドロキ
シ安息香酸カリウム、5−スルホ−2−ヒドロキシ安息
香酸ナトリウム(5−スルホサリチル酸ナトリウム)、
5−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸カリウム(5−ス
ルホサリチル酸カリウム)等を挙げることができる。
【0111】現像促進剤としては、チオエーテル系化合
物、p−フェニレンジアミン系化合物、4級アンモニウ
ム塩類、p−アミノフェノール類、ポリアルキレンオキ
サイド、その他1−フェニル−3−ピラゾリドン類、ヒ
ドラジン類、メソイオン型化合物、イオン型化合物、イ
ミダゾール類、等を必要に応じて添加することができ
る。
【0112】カブリ防止剤としては、沃化カリウムの如
きアルカリ金属ハロゲン化物及び有機カブリ防止剤が使
用できる。有機カブリ防止剤としては、例えば、ベンゾ
トリアゾール、6−ニトロベンズイミダゾール、5−ニ
トロイソインダゾール、5−メチルベンゾトリアゾー
ル、5−ニトロベンゾトリアゾール、5−クロロ−ベン
ゾトリアゾール、2−チアゾリル−ベンズイミダゾー
ル、2−チアゾリルメチル−ベンズイミダゾール、イン
ダゾール、ヒドロキシアザインドリジン、アデニンの如
き含窒素ヘテロ環化合物を代表例1−フェニル−5−メ
ルカプトテトラゾールを例として挙げることができる。
【0113】更に、本発明の現像剤組成物には、必要に
応じて、メチルセロソルブ、メタノール、アセトン、ジ
メチルホルムアミド、シクロデキストリン化合物、その
他特公昭47−33378号、同44−9509号各公
報記載の化合物を現像主薬の溶解度を上げるための有機
溶剤として使用することができる。
【0114】更にまた、その他ステイン防止剤、スラッ
ジ防止剤、重層効果促進剤等各種添加剤を用いることが
できる。
【0115】本発明の処理方法に使用される定着剤とし
ては公知の化合物を添加できる。定着主薬やキレート
剤、pH緩衝剤、硬膜剤、保恒剤などが添加でき、これ
らは、例えば特開平4−242246号(4頁)や特開
平5−113632号(2〜4頁)記載のものが使用で
きる。その他、公知の定着促進剤も用いることができ
る。
【0116】処理に先立ち、スターターを添加すること
も好ましく、スターターを固形化して添加することも好
ましい。スターターとしてはポリカルボン酸化合物の如
き有機酸の他にKBrの如きアルカリ土類金属のハロゲ
ン化物や有機抑制剤、現像促進剤が用いられる。
【0117】本発明の処理方法においては現像剤、定着
剤を固体化して用いるのが好ましいい。
【0118】写真処理剤を固体化するには、濃厚液又は
微粉ないし粒状写真処理剤と水溶性結着剤を混練し成型
するか、仮成型した写真処理剤の表面に水溶性結着剤を
噴霧したりすることで被覆層を形成する等、任意の手段
が採用できる(特開平4−29136号、同4−855
35号、同4−85536号、同4−85533号、同
4−85534号、同4−172341号参照)。
【0119】好ましい錠剤の製造法としては粉末状の固
体処理剤を造粒した後打錠工程を行い形成する方法であ
る。単に固体処理剤成分を混合し打錠工程により形成さ
れた固体処理剤より溶解性や保存性が改良され結果とし
て写真性能も安定になるという利点がある。
【0120】錠剤形成のための造粒方法は転動造粒、押
し出し造粒、圧縮造粒、解砕造粒、攪拌造粒、流動層造
粒、噴霧乾燥造粒等公知の方法を用いることが出来る。
錠剤形成のためには、得られた造粒物の平均粒径は造粒
物を混合し、加圧圧縮する際、成分の不均一化、いわゆ
る偏析が起こりにくいという点で、100〜800μm
のものを用いることが好ましく、より好ましくは200
〜750μmである。
【0121】更に粒度分布は造粒物粒子の60%以上が
±100〜150μmの偏差内にあるものが好ましい。
次に得られた造粒物を加圧圧縮する際には公知の圧縮
機、例えば油圧プレス機、単発式打錠機、ロータリー式
打錠機、プリケッテングマシンを用いることが出来る。
加圧圧縮されて得られる固体処理剤は任意の形状を取る
ことが可能であるが、生産性、取扱い性の観点から又は
ユーザーサイドで使用する場合の粉塵の問題からは円筒
型、いわゆる錠剤が好ましい。
【0122】更に好ましくは造粒時、各成分毎例えばア
ルカリ剤、還元剤、保恒剤等を分別造粒することによっ
て更に上記効果が顕著になる。
【0123】錠剤処理剤の製造方法は、例えば、特開昭
51−61837号、同54−155038号、同52
−88025号、英国特許1213808号等の明細書
に記載される一般的な方法で製造でき、更に顆粒処理剤
は、例えば、特開平2−109042号、同2−109
043号、同3−39735号及び同3−39739号
等の明細書に記載される一般的な方法で製造できる。更
にまた粉末処理剤は、例えば、特開昭54−13333
2号、英国特許725,892号、同729,862号
及びドイツ特許3,733,861号等に記載されるが
如き一般的な方法で製造できる。
【0124】上記の固体処理剤の嵩密度は、その溶解性
の観点と、本発明の目的の効果の点から錠剤である場合
1.0g/cm3〜2.5g/cm3が好ましく1.0g
/cm3より大きいと得られる固形物の強度の点で、
2.5g/cm3より小さいと得られる固形物の溶解性
の点でより好ましい。固体処理剤が顆粒又は粉末である
場合嵩密度は0.40〜0.95g/cm3のものが好
ましい。
【0125】更に、本発明に好ましく用いられる固体処
理剤は、ある処理剤の1部の成分のみ固形化した形で用
いることもできるが、好ましくは該処理剤の全成分が固
形化されていることである。各成分は別々の固体処理剤
として成型され、同一包装されていることが望ましい。
又別々の成分が定期的にくり返し投入される順番に包装
されていることも望ましい。
【0126】処理量情報に応じて各処理槽に補充する処
理液全てを固体処理剤として形成することが好ましい。
補充水が必要な場合には、処理量情報又は別の補充水制
御情報にもとづき補充水が補充される。この場合処理槽
に補充する液体は補充水のみとすることが出来る。つま
り、補充が必要な処理槽が2種類以上の複数であった場
合に、補充水を共有することによって補充用液体を貯留
するタンクは1つで済み、自動現像機のコンパクト化が
図れる。補充水タンクは外部に外置きでも、自動現像機
に内蔵してもよく、内蔵するのは省スペース等の点から
も好ましい。
【0127】本発明に好ましく用いられる固体処理剤の
包装体としては下記のような素材を用いて実施できる。
【0128】合成樹脂材質としては、ポリエチレン(高
圧法、低圧法どちらでもよい)、ポリプロピレン(無延
伸、延伸どちらでもよい)、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、ナイロン(延伸、無延伸)、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ビニロン、エバ
ール、ポリエチレンテレフタレート(PET)、その他
のポリエステル、塩酸ゴム、アクリロニトリルブタジエ
ン共重合体、エポキシ−リン酸系樹脂(特開昭63−6
3037号に記載のポリマー、又は特開昭57−329
52号記載のポリマー)の何れであってもよい。又はパ
ルプでも良い。
【0129】本発明において固体処理剤を溶解槽に供給
する供給手段としては、例えば、固体処理剤が錠剤であ
る場合、実開昭63−137783号、同63−975
22号、実開平1−85732号等公知の方法があるが
要は錠剤を溶解槽に供給せしめる機能が最低限付与され
ていればいかなる方法でも良い。又固体処理剤が顆粒又
は粉末である場合には実開昭62−81964号、同6
3−84151号、特開平1−292375号記載の重
力落下方式や実開昭63−105159号、同63−1
95345号等記載のスクリュー又はネジによる方式が
公知の方法としてあるがこれらに限定されるものではな
い。
【0130】固体処理剤を溶解槽に供給する供給手段と
して好ましい方法は、例えば予め秤量し分割包装された
所定量の固体処理剤を感光材料の処理量に応じて包装体
を開封、取出す方法が考えられる。具体的には、固体処
理剤が所定量ずつ好ましくは一回分の補充量ずつ、少な
くとも二つの包装材料から構成される包装体に挟持収納
されており、包装体を2方向に分離もしくは包装体の一
部を開封することにより取出し可能状態にする。取出し
可能状態の固体処理剤は自然落下により容易に濾過手段
を有する溶解槽に供給することができる。所定量の固体
処理剤は外気及び隣の固体処理剤との通気性が遮断され
るよう各々が分割密封された包装体に収納されているた
め開封しなければ防湿が保証されているのが望ましい。
【0131】包装形態として、固体処理剤を挟むように
少なくとも二つの包装材料から成る包装体が固体処理剤
の周囲を分離可能なようにお互いの接面で密着もしくは
接着されている構成が考えられる。固体処理剤を挟んだ
各々の包装材料を異った方向に引っ張ることにより密着
もしくは接着された接面が分離し、固体処理剤が取出し
可能状態となる。
【0132】別の包装形態として、固体処理剤を挟むよ
うに少なくとも二つの包装材料から成る包装体の少なく
とも一方が外力により開封可能となる構成が考えられ
る。ここでいう開封とは包装材料の一部を残した切り込
みもしくは破断である。開封方法としては、開封しない
側の包装体から固体処理剤を介して開封可能な包装体の
方向へ圧縮力を加えることにより強制的に固体処理剤を
押し出す、又は開封可能な側の包装体に鋭利な部材で切
り込みを入れることにより固体処理剤を取出し可能状態
にすることが考えられる。
【0133】供給開始信号は処理量の情報を検出するこ
とにより得る。又供給停止信号は所定量の供給が完了し
た情報を検出することにより得る。また、処理剤が分包
されていて開封が必要な場合には得た供給開始信号に基
づき分離又は開封するための駆動手段が動作し、供給停
止信号に基づき分離又は開封するための駆動手段が停止
するよう制御できる。
【0134】上記固体処理剤の供給手段は感光材料の処
理量情報に応じて一定量の固体処理剤を投入する制御手
段を有していることが好ましい。
【0135】感光材料の処理量情報とは、処理液で処理
される感光材料の処理量或いは、処理された感光材料の
処理量或いは処理中の感光材料の処理量に比例した値で
あり、処理液中の処理剤の減少量を間接的或いは直接的
に示す。感光材料が処理液中に搬入される前、後、或い
は処理液に浸漬中何れのタイミングで検出されても良
い。更に、処理液中の組成の濃度或いは濃度変化やpH
や比重などの物理的パラメーターであってもよい。又処
理液の乾燥後外部に出た量でも良い。
【0136】一般に自動現像機は温調のため、電気ヒー
ターにより処理液を温調している。
【0137】一般的方法としては処理層と連結した補助
タンクに熱交換部を設け、ヒーターを設置しこの補充タ
ンクには処理タンクから液を一定循環量で送り込み、温
度を一定ならしめるようポンプが配置されている。
【0138】そして通常は処理液中に混入したり、結晶
化で生じる結晶異物を取り除く目的でフィルターが配置
され、異物を除去する役割を担っている。この補助タン
クの如き、処理部と連通した場所を溶解槽と連結するこ
とが出来る。
【0139】フィルターや濾過装置などの材質は一般的
な自動現像機に使用されるものは全て本発明では使用で
き、特殊な構造や材料が本発明の効果を左右するもので
はない。
【0140】本発明に用いられる自動現像機としては、
ローラー搬送型、ベルト搬送型等種々の形式のものを用
いることができるが、ローラー搬送型の自現機が好まし
い。また、自現機の現像タンクの開口率を小さくするこ
とで空気酸化や蒸発をおさえることができる。
【0141】本発明において、現像時間とは処理する感
光材料の先端が現像タンク液に浸漬してから次の定着液
に浸漬するまでの時間、定着時間とは定着タンク液に浸
漬してから次の水洗タンク液に浸漬するまでの時間、水
洗時間とは水洗タンクに浸漬している時間をいう。また
乾燥時間とは水洗後のフィルムの水洗水を絞りきるスク
イズローラーを経た後で、熱風が吹き付けられる乾燥ゾ
ーンに入っている時間をいう。
【0142】本発明における現像処理では、現像時間が
5〜60秒、好ましくは5〜30秒、現像温度は20〜
50℃、好ましくは25〜40℃である。
【0143】定着時間は5〜60秒、好ましくは5〜3
0秒、定着温度は20〜50℃、好ましくは25〜40
℃である。
【0144】水洗における温度及び時間は10〜40℃
で5〜50秒が好ましい。また水洗工程は防菌剤、防ば
い剤、界面活性剤などを添加しても良い。
【0145】本発明の処理方法における全処理時間(D
ry to dry)は100秒以下が好ましく、特に
好ましくは70秒以下である。
【0146】
【実施例】以下、本発明を実施例にて詳細に説明する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0147】実施例1 (乳剤Em−1の調製)水1リットル中に臭化カリウム
5g、沃化カリウム0.05g、ゼラチン30g、HO
(CH2)S(CH22S(CH22OHの5%水溶液
2.5mlを添加し、65℃に保った溶液中に撹拌しな
がら硝酸銀8.33gの水溶液と臭化カリウム5.94
g、沃化カリウム0.726gを含む水溶液とをダブル
ジェット法により45秒間で添加した。続いて臭化カリ
ウム2.5gを添加した後、硝酸銀8.33gを含む水
溶液を7分かけて添加した。次に硝酸銀153.3gの
水溶液と臭化カリウムと沃化カリウムの混合水溶液をp
Ag8.1に保ちながらコントロールド・ダブルジェッ
ト法で20分間で添加した。この時の流量は添加終了時
の流量が添加開始時の流量の8倍となるように加速し
た。添加終了後2Nのチオシアン酸カリウム水溶液15
mlを添加し、更に1%の沃化カリウム水溶液50ml
を30秒かけて添加した。この後、温度を35℃に下げ
沈殿法により可溶性塩類を除去した後、50℃に昇温し
てゼラチン60gを添加し、KOHによりpH6.5に
調整した。
【0148】得られた乳剤を電子顕微鏡で観察したとこ
ろ平均投影面積直径が0.76μm、平均厚み0.16
5μm,平均アスペクト比4.6で沃化銀含有率3モル
%の平板状沃臭化銀粒子であった。
【0149】次に、上記の乳剤Em−1を60℃にした
後、下記に示す量の分光増感色素を固体微粒子状の分散
物として添加後、下記記載量のアデニン、チオシアン酸
アンモニウム、塩化金酸及びチオ硫酸ナトリウムの混合
水溶液及び下記記載量のトリフェニルフォスフィンセレ
ナイドの分散物を加え、更に60分後に下記記載量の沃
化銀微粒子乳剤を加え、総計2時間の熟成を施した。熟
成終了時に安定剤として4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデン(TAI)の下記
記載量を添加した。
【0150】なお、上記の添加剤とその添加量(AgX
1モル当たり)を下記に示す。
【0151】 下記分光増感色素(1) 2.0g 下記分光増感色素(2) 120g アデニン 15mg チオシアン酸カリウム 95mg 塩化金酸 2.5mg チオ硫酸ナトリウム 2.0mg トリフェニルフォスフィンセレナイド 0.4mg 沃化銀微粒子 280mg TAI 500mg 分光増感色素(1) 5,5′−ジ−(ブトキシカルボニル)1,1′−ジエ
チル−3,3′−ジ−(4−スルホブチル)ベンゾイミ
ダゾロカルボシアニンナトリウム塩の無水物 分光増感色素(2) 5,5′−ジクロロ−9−エチル−3,3′−ジ−(4
−スルホプロピル)オキサカルボシアニンナトリウム塩
の無水物 分光増感色素の固体微粒子分散物は特開平3−1827
43号に記載の方法に準じた方法によって調製した。即
ち、分光増感色素の所定量を予め27℃に調温した水に
加え高速撹拌機(ディゾルバー)で3500rpmにて
30〜120分間にわたって撹拌することによって得
た。
【0152】上記のトリフェニルフォスフィンセレナイ
ドの分散物は次のように調製した。
【0153】即ち、トリフェニルフォスフィンセレナイ
ド120gを50℃の酢酸エチル30kg中に添加、撹
拌し完全に溶解した。他方で、写真用ゼラチン3.8k
gを純水38kgに溶解し、これにドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム25wt%水溶液93gを添加し
た。
【0154】次いでこれらの2液を混合して直径10c
mのディゾルバーを有する高速撹拌型分散機により50
℃下において分散翼周速40m/秒で30分間分散を行
った。
【0155】その後、速やかに減圧下で、酢酸エチルの
残留濃度が0.3wt%以下になるまで撹拌を行いつつ
酢酸エチルを除去した。
【0156】その後、この分散液を純水で希釈して80
kgに仕上げた。このようにして得られた分散液の一部
を分取して上記記載のトリフェニルフォスフィンセレナ
イドを相当量使用した。
【0157】なお、上記の沃化銀微粒子の調製は0.0
6モルの沃化カリウムを含む5.0重量%のゼラチン水
溶液6.64リットルに7.06モルの硝酸銀と7.0
6モルの沃化カリウムを含む水溶液のそれぞれ2リット
ルを10分間かけて添加した。
【0158】微粒子形成中のpHは硝酸を用いて2.0
に、温度は40℃に制御した。粒子形成後に炭酸ナトリ
ウム水溶液を用いてpHを6.0に調整した。
【0159】なお、上記の沃化銀微粒子の添加により、
ハロゲン化銀乳剤中に含有されるハロゲン化銀粒子の最
表面の平均沃素含有率は約4モル%であった。
【0160】次に、このようにして増感を施した乳剤に
後記する添加剤を加え乳剤塗布液とした。また同時に保
護層塗布液も調製した。
【0161】次に、濃度0.15に青色着色したX線用
ポリエチレンテレフタレートフィルムベース(厚み17
5μm)の両面に下から上記の乳剤層塗布液と保護層塗
布液を下記の所定の塗布量になるように同時重層塗布
し、乾燥した。
【0162】(乳剤層)上記で得た各々の乳剤に下記の
各種添加剤を加えた。
【0163】 ロイコ化合物 表2記載の量 化合物(G) 0.5mg/m2 2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ−1,3,5 −トリアジン 5mg/m2 t−ブチル−カテコール 130mg/m2 ポリビニルピロリドン(分子量10,000) 35mg/m2 スチレン−無水マレイン酸共重合体 80mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 80mg/m2 トリメチロールプロパン 350mg/m2 ジエチレングリコール 50mg/m2 ニトロフェニル−トリフェニル−ホスホニウムクロリド 20mg/m2 1,3−ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム 500mg/m2 2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸ナトリウム 5mg/m2 化合物(H) 0.5mg/m2 n−C49OCH2CH(OH)CH2N(CH2COOH)2 350mg/m2 化合物(M) 5mg/m2 化合物(N) 5mg/m2 コロイダルシリカ 0.5g/m2 ラテックス(L) 0.2g/m2 デキストリン(平均分子量1000) 0.2g/m2 ゼラチン塗布量 1.8g/m2 (保護層) ゼラチン 0.8g/m2 ポリメチルメタクリレートからなるマット剤(面積平均粒径7.0μm) 50mg/m2 ホルムアルデヒド 20mg/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩 10mg/m2 ビス−ビニルスルホニルメチルエーテル 36mg/m2 ラテックス(L) 0.2g/m2 ポリアクリルアミド(平均分子量10000) 0.1g/m2 ポリアクリル酸ナトリウム 30mg/m2 ポリシロキサン(S1) 20mg/m2 化合物(I) 12mg/m2 化合物(J) 2mg/m2 化合物(S−1) 7mg/m2 化合物(K) 15mg/m21123CONH(CH2CH2O)5H 50mg/m2 化合物(S−2) 5mg/m2919−O−(CH2CH2O)11−H 3mg/m2817SO2N−(C37)(CH2CH2O)15−H 2mg/m2817SO2N−(C37)(CH2CH2O)4−(CH24SO3Na 1mg/m
【0164】
【化25】
【0165】
【化26】
【0166】
【化27】
【0167】なお上記素材の付き量は片面分であり、乳
剤層の塗布銀量は片面分で1.8g/m2になるよう調
整して塗布した。なお、保護層の塗布液は表2に示す最
表面のpHとなるように水酸化ナトリウムを添加した。
【0168】(固体現像剤の作成) 造粒物(A) N−アセチル−D,L−ペニシラミン10g、グルタル
アルデヒド重亜硫酸ナトリウム付加物500g、一般式
(1)〜(3)又は1−フェニル−3−ピラゾリドンを
表2に記載した量になるように添加し、それぞれ市販の
バンダムミル中で平均10μmになる迄粉砕する。
【0169】この微粉にエリソルビン酸ナトリウム40
00g、亜硫酸ナトリウム4600g、結合剤マンニト
ール(造粒物の総量が10kgとなるように調整)を加
えミル中で30分混合して市販の撹拌造粒機中で室温に
て約10分間、30mlの水を添加することにより造粒
した後、造粒物を流動層乾燥機で40℃にて2時間乾燥
して造粒物の水分をほぼ完全に除去する。
【0170】造粒物(B) DTPA・5Na300g、炭酸カリウム7500g、
水酸化リチウム100gをそれぞれ市販のバンダムミル
中で平均10μmになる迄粉砕する。各々の微粉に、結
合剤マンニトールを700g加えてミル中で30分混合
し市販の撹拌造粒機中で室温にて約15分間、30ml
の水を添加することにより造粒した後、造粒物を流動乾
燥機で40℃にて2時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完
全に除去する。
【0171】(固体現像剤作製)このようにして得られ
た造粒物(A)と(B)それぞれに1−オクタンスルホ
ン酸ナトリウム100gを25℃・40%RH以下に調
湿された部屋で混合し、混合物を菊水製作所製タフプレ
ストコレクト1527HUを改造した打錠機により1錠
当たり充填量を10gにして圧縮打錠を行い、現像錠剤
(A)、(B)を作成した。これらの錠剤を溶解後の現
像液容量が3.0リットルになる量の(A)25個、
(B)28個を防湿のためアルミニウム加工したピロー
袋に封入包装した。
【0172】以下の操作で本発明の固体定着剤を作製し
た。
【0173】(固体定着剤) 造粒物(A) チオ硫酸アンモニウム/チオ硫酸ナトリウム(90/1
0重量比)15000g、β−アラニン1500g、酢
酸ナトリウム4000g、本発明の例示化合物表2に記
載した量をそれぞれ市販のバンダムミル中で平均10μ
mになる迄粉砕する。この微粉に亜硫酸ナトリウム50
0g、結合剤マンニトール1300gを加え、水添加量
を50mlにして撹拌造粒を行い、造粒物を流動層乾燥
機で40℃で乾燥して水分をほぼ完全に除去する。
【0174】造粒物(B) 硼酸700g、硫酸アルミニウム・18水塩1500
g、琥珀酸1200gを(A)と同様に粉砕する。この
微粉にポリエチレングリコール(分子量4000)20
0gを加え、水添加量30mlにして撹拌造粒を行い、
造粒物を流動層乾燥機で40℃で乾燥して水分を完全に
除去する。
【0175】このようにして得られた造粒物(A)と
(B)それぞれに1−オクタンスルホン酸ナトリウム1
50gと25℃・40%RH以下に調湿された部屋で混
合し、得られた混合物を菊水製作所製タフプレストコレ
クト1527HUを改造した打錠機により1錠当たり充
填量を10gにして圧縮打錠を行い、定着錠剤(A)、
(B)を作成した。このようにして得た錠剤を溶解後の
定着液容量が3.0リットルになる量の(A)64個、
(B)10個を防湿のためアルミニウム加工したピロー
袋に封入包装した。
【0176】 <スターター液(現像液1リットルに対する添加量> 酢酸90% 6.5g KBr 5.5g 純水で20mlに仕上げる。
【0177】現像液の調製 スタート時の現像処理槽内の現像液は、現像錠剤を溶解
した現像液7.8リットルを自動現像機SRX−201
(コニカ[株]製)の現像槽内に入れ、前記スターター
液を現像液1リットル当たり20ml添加してスタート
液とした。
【0178】調液時の現像液のpHは10.20であ
り、スターター添加時のpHは9.90であった。
【0179】定着液も同様に定着錠剤を溶解した定着液
現像液5.6リットルを自動現像機SRX−201の定
着処理槽に入れスタート液とした。定着液のpHは4.
80であった。
【0180】補充液は、現像、定着共に各々の錠剤を補
充錠剤投入口にそれぞれの包装袋を開封してセットし、
各々の内蔵ケミカルミキサーに錠剤を投入すると同時に
温水(25〜30℃)を注入し撹拌、溶解しながら溶解
時間25分で3.0リットルに調液する。これを現像、
定着補充液とした。
【0181】内蔵ケミカルミキサーは調液槽と予備タン
クに分かれており、調液槽容量は3.0リットル、予備
タンク容量も3.0リットルであり、感光材料をランニ
ング処理中に調液槽で作成された補充液が無くなって
も、また撹拌溶解時間(約25分)中に無補充状態にな
らないように補充液が供給されるように予備タンクを設
けた。
【0182】使用した自動現像機SRX−201は、現
像温度34℃、現像液の補充量は180ml/m2、定
着温度34℃、定着液の補充量は180ml/m2であ
り、水洗水は18℃、水洗水の流量は毎分3リットル
で、乾燥温度は55℃、処理時間60秒で表2記載の条
件でランニングを行い下記の評価を行った。
【0183】(処理性の評価)作成した各感光材料の処
理後の濃度が1.2になるように露光し、表2記載の各
処理条件にて四つ切サイズ(251mm×302mm)
で2000枚のランニング処理を行い、下記の項目につ
いて評価を行った。
【0184】(センシトメトリー)試料を蛍光増感紙S
RO−250(コニカ[株]製)を使用し、管電圧60
kVp、200mAで0.2秒のX線を照射し、距離法
を用いてセンシトメトリーカーブを作成し感度を求め
た。感度の値はカブリ+1.0の光学濃度を与えるに必
要なX線量の逆数として求め、試料No.1の処理開始
時の感度を100とした場合の相対感度で表した。
【0185】(現像銀色調の評価)作成した試料を処理
後の透過濃度が1.2になるように露光した後、前記自
動現像機を用いて現像処理を行った。得られた現像処理
済み試料についてシャーカステン上で観察し、透過光に
よる銀色調を目視で下記の評価基準で評価した。
【0186】評価基準 1.純黒色 2.やや赤みを帯びた黒色 3.やや黄色みを帯びた黒色 4.黄色みを帯びた黒色 得られた結果をまとめて表2に示した。
【0187】
【表2】
【0188】表2より、比較試料No.1ではランニン
グ処理により、大幅に銀色調が劣化する。本発明の試料
No.5〜8ではランニング処理後もほぼ安定したセン
シトメトリー性能及び銀色調性能が得られている。ま
た、一般式(1)〜(3)の化合物を添加した処理で
は、更に銀色調が改良されていることが分かる。
【0189】
【発明の効果】本発明により、低補充、迅速処理におけ
る処理後の保存中に銀色調の劣化のないハロゲン化銀写
真感光材料の処理方法が得られた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に少なくとも1層の感光性ハロゲ
    ン化銀乳剤層、親水性コロイド層を設けて成り、かつ該
    ハロゲン化銀乳剤層の支持体より遠い側に非感光性親水
    性コロイド層を有するハロゲン化銀写真感光材料におい
    て、該ハロゲン化銀乳剤層及び/又は該親水性コロイド
    層から選ばれる少なくとも1層は現像主薬の酸化体と反
    応して青色染料を与えるロイコ化合物を含有し、かつ該
    非感光性親水性コロイド層の最表面のpHが7.0以上
    9.0以下であることを特徴とするハロゲン化銀写真感
    光材料。
  2. 【請求項2】 非感光性親水性コロイド層のpHが7.
    0以上9.0以下である請求項1記載のハロゲン化銀写
    真感光材料。
  3. 【請求項3】 非感光性親水性コロイド層が保護層であ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のハロゲ
    ン化銀写真感光材料。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料をレダクトン類を含有する現像
    液で現像することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
    料の処理方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれか1項に記載のハロ
    ゲン化銀写真感光材料を下記一般式(1)〜(3)で表
    される化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物を含
    有する現像液で処理することを特徴とする請求項4記載
    のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。 【化1】 式中、R1は置換、無置換のアルキル基、アリール基又
    はヘテロ環残基を表す。R2、R3、R4は水素原子、ハ
    ロゲン原子又は炭素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原
    子で結合する置換基を表す。R5、R6、R7、R8は水素
    原子、置換、無置換のアルキル基、アリール基又はヘテ
    ロ環基を表し、R5とR6、R7とR8は連結して環を形成
    してもよい。QはNR1と共に1位或いは3位の炭素原
    子に=N−基を持つピリジン環を形成するに必要な炭素
    原子群を表す。X-は対アニオンを表し、Yは酸素原子
    或いは硫黄原子を表す。l、m、nは0〜4の整数であ
    る。但し、一般式(3)においてはm、nは0〜3を表
    す。
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