JPH10177129A - 鏡胴内のレンズ移動機構 - Google Patents

鏡胴内のレンズ移動機構

Info

Publication number
JPH10177129A
JPH10177129A JP35414696A JP35414696A JPH10177129A JP H10177129 A JPH10177129 A JP H10177129A JP 35414696 A JP35414696 A JP 35414696A JP 35414696 A JP35414696 A JP 35414696A JP H10177129 A JPH10177129 A JP H10177129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
roller
rollers
shaft
guide groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35414696A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Takeda
俊明 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP35414696A priority Critical patent/JPH10177129A/ja
Publication of JPH10177129A publication Critical patent/JPH10177129A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラ軸の取付け数が少なくなり、またロー
ラ間の距離を長くしてがたつきが極力抑えられるように
する。 【解決手段】 鏡胴1の内周面に設けられたガイド溝4
内に、下側ローラ11と上側ローラ12を重ねて配置
し、上側ローラ12の軸16を下側ローラ11の軸13
に対し偏心した位置に設け、この下側ローラ11の軸1
3をナット15で上記レンズ枠3に固定する。これによ
り、上下ローラ11,12が回転可能に配置され、ズー
ムレンズ等を保持するレンズ枠3が直線状に移動可能と
なり、上下ローラ11,12は一つの軸13でレンズ枠
3に取り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡胴のズー
ムレンズ、フォーカスレンズ等を移動させるためのレン
ズ移動機構の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のカメラにおいて、レンズ鏡胴内で
フォーカスレンズ、ズームレンズ等を光軸方向へ前後移
動させるレンズ移動機構が設けられており、これによっ
てフォーカス調整やズーム倍率の変換等が可能となるも
のがある。
【0003】図5乃至図7には、従来の鏡胴内のレンズ
移動機構の構成が示されており、図5に示されるよう
に、鏡胴1内には、例えばズームレンズ(群)2がレン
ズ枠3に保持された状態で、前後方向へ移動可能に配置
されている。即ち、図6にも示されるように、鏡胴1の
内面側の3箇所に、直線状のガイド溝4が形成され、こ
のそれぞれのガイド溝4内に、例えば4個のローラ5が
配置される。
【0004】図7には、上記ガイド溝4内の各ローラ5
を上側から見た図が示されており、図示の両端部に配置
されたローラ5Aが固定用、これらの間に配置されたロ
ーラ5Bが偏心用として用いられる。即ち、上記固定用
ローラ5Aの軸(回転軸)は上記レンズ枠3の固定位置
へ取り付けられ、上記偏心用ローラ5Bの軸は長穴6で
の位置をずらしながら固定用ローラ5Aの軸から偏心
(偏心量δ)させて取り付けられる。
【0005】そして、上記固定用ローラ5Aをガイド溝
4内の図の左側面に、偏心用ローラ5Bを図の右側面に
接触させるように配置すれば、これにより各ローラ5
A,5Bの回転が可能となると共に、レンズ2の前後
(光軸)方向の移動をがたつきなく行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記鏡
胴内のレンズ移動機構では、固定用ローラ5Aと偏心用
ローラ5Bとを別個にレンズ枠3に取り付けなければな
らず、ローラ軸の取付け数が多く、組立て工数が多くな
るという問題があった。
【0007】また、これらのローラ5ががたつくことな
く、レンズ2の円滑な直線移動を実現するためには、ロ
ーラ間の距離(スパン)がある程度、長い方がよい。し
かし、図7の場合、偏心用ローラ5B間の距離D1 がロ
ーラ間の距離となり、固定用ローラ5Aが存在すること
から、この距離D1 を長く設定できないという不都合も
あった。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ローラ軸の取付け数が少なくな
り、ローラ間の距離を長くしてガタ付きを極力抑えるこ
とが可能となる鏡胴内のレンズ移動機構を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る鏡胴内のレンズ移動機構は、鏡胴内で
レンズの移動を案内するガイド溝と、このガイド溝内に
回転可能に配置され、かつレンズ側又は固定筒側に軸支
された下側ローラと、この下側ローラの上側に重ねて回
転可能に配置され、当該下側ローラの回転中心から偏心
した位置に軸支された上側ローラと、からなることを特
徴とする。
【0010】上記の構成によれば、上側ローラの回転軸
が例えば下側ローラの回転軸に偏心した状態で取り付け
られる。そして、この上下ローラをガイド溝に配置する
際には、全体を回転させながら、下側ローラと上側ロー
ラのそれぞれがガイド溝の各側面に接触する状態とし、
この状態で下側ローラをレンズ枠等に取付け固定するこ
とになる。従って、上側及び下側のローラは下側ローラ
の回転軸を取り付けるだけでよく、またローラ間の距離
も従来より長くすることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至図4には、実施形態の一
例として鏡胴内のレンズ移動機構の構成が示されてお
り、これは上述した図5及び図6で示したレンズ鏡胴に
適用されたものである。即ち、図1に示される鏡胴(固
定筒)1の内周面には、図の奥行方向に直線状(曲線状
でもよい)のガイド溝4が形成され、レンズ枠3により
不図示のズームレンズ群が保持される。
【0012】そして、図示のように上記ガイド溝4内
に、下側ローラ11と上側ローラ12が設けられてお
り、これらのローラ11,12はボールベアリングを利
用した構成とされ、固定軸に対し外周リング部が回転す
るようになっている。上記の下側ローラ11は、その軸
13がレンズ枠3の固定孔へ配置され、ワッシャー14
を介してナット15で固定できるようにされる。
【0013】この下側ローラ11の軸13に、上側ロー
ラ12の軸16が偏心位置に一体に設けられる(別体で
取り付けてもよい)。即ち、図2にも示されるように、
上記軸13の中心(回転中心)点がO1 であるとする
と、このO1 から偏心量δだけ離れた中心(回転中心)
点O2 をもつように、上記軸16を配置する。この偏心
量δは、上記ガイド溝4の幅からローラ11,12の直
径を引いた値よりも少し大きくすればよいが、この偏心
量δをある程度大きくすることにより、所定範囲の幅の
ガイド溝4に対応できることになる。そして、この上側
ローラ12はワッシャー17を介して下側ローラ11の
上に配置され、固定ネジ18で固定される。
【0014】実施形態例は以上の構成からなり、上記ロ
ーラ11,12は次のようにして取り付けられる。即
ち、まず軸13,16に対し、ワッシャー14,17を
配置しながら、下側ローラ11及び上側ローラ12が取
り付けられ、固定ネジ18で固定される。そうして、上
記軸13をレンズ枠3の所定の固定孔へ挿入し、図2の
ように、ローラ11,12の全体を時計方向へ回して、
ローラ11をガイド溝4の図の左側面に接触させ、ロー
ラ12を図の右側面に接触させ、この時点でナット15
で軸13を固定する。
【0015】これによれば、二つのローラ11,12が
一つの軸13を固定することによりレンズ枠3へ取り付
けられ、従来に比べて取付け工数を半減させることが可
能となる。
【0016】また、図3には、上記図7に対応したロー
ラの取付け状態が示されており、2組のローラ11,1
2は、距離(ローラ11間の距離)D2 を隔てて取り付
けられることになる。この図3の距離D2 と図7の距離
D1 を比較すれば、実施形態例の方がローラ間の距離が
長くなることが分かる。従って、従来よりもがたつきの
ない取付けが可能となる。
【0017】更に、当該発明では、上記ガイド溝4の側
面にローラ11,12により凹み痕が付いた場合でも、
ローラ位置を変えてそのまま使用できるという利点があ
る。即ち、レンズを保持するレンズ枠3の直線移動は、
操作部材の鏡胴1の円周方向の回転運動をカム等により
直線運動に変換して行われているため、ローラ11,1
2に対し移動方向と直角の方向の力も加わることにな
り、急激な動作が行われた場合等では、ガイド溝4の側
面に凹み痕が付くことがある。この凹み痕は、ローラ1
1,12のがたつきとなり、レンズの円滑な移動動作が
損われる。
【0018】図4には、上記ローラ11,12の接触位
置を変えた状態が示されている。図示されるように、ロ
ーラ全体を反時計方向へ回転させることにより、ローラ
11をガイド溝4の図の右側面に接触させ、ローラ12
を図の左側面に接触させた状態として、ナット15で軸
13を固定する。これによれば、図1と比較すると、ロ
ーラ11の接触面が左側面の下側から右側面の下側へ変
えられ、ローラ12の接触面が右側面の上側から左側面
の上側へ変えられる。従って、図1の取付け状態の使用
面ではなく、凹み痕のない新しい面を用いることにな
り、新しい鏡胴1に交換する必要がない。
【0019】上記実施形態例では、ガイド溝4を鏡胴
(固定筒)1側に設け、ローラ11,12をレンズ枠3
側に設けたが、この関係を逆にし、ガイド溝をレンズ枠
側へ、ローラを鏡胴固定筒側に配置してもよい。また、
上記ではズームレンズの移動機構に適用した例を説明し
たが、本発明はフォーカスレンズ等にも同様に適用する
ことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上側ローラと下側ローラとを重ねてガイド溝に回転可能
に配置し、この上側ローラの回転軸を下側ローラの回転
軸に対し偏心させて取り付けるようにしたので、ローラ
軸の取付け数を半分に減らし、組立て工数の削減、低コ
スト化を図ることができる。しかも、ローラ間の距離を
長くすることができ、がたつきを極力抑えることが可能
となる。
【0021】また、ガイド溝における各ローラの接触面
を左右面の不使用面位置に変えることができ、凹み痕等
が付いた場合にも、鏡胴自体を交換することなく、取付
け位置の変換により対応できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る鏡胴内のレンズ移動
機構を示す断面図である。
【図2】実施形態例で取り付けられた上下ローラとガイ
ド溝との関係を示す上面図である。
【図3】実施形態例のガイド溝での2組の上下ローラの
配置状態を示す上面図である。
【図4】図1の取付け状態からローラの接触面を変えた
状態を示し、図(A)は図2に対応した上面図、図
(B)は図1に対応した断面図である。
【図5】従来の鏡胴内のレンズ移動機構を示す断面図で
ある。
【図6】図5のVI−VI線で切断した断面図である。
【図7】図5の鏡胴のガイド溝におけるローラの配置状
態を示す上面図である。
【符号の説明】
1 … 鏡胴、 2 … ズームレンズ、 3 … レンズ枠、 4 … ガイド溝、 11 … 下側ローラ、 12 … 上側ローラ、 13,16 … 軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡胴内でレンズの移動を案内するガイド
    溝と、このガイド溝内に回転可能に配置され、かつレン
    ズ側又は固定筒側に軸支された下側ローラと、 この下側ローラの上側に重ねて回転可能に配置され、当
    該下側ローラの回転中心から偏心した位置に軸支された
    上側ローラと、からなる鏡胴内のレンズ移動機構。
JP35414696A 1996-12-17 1996-12-17 鏡胴内のレンズ移動機構 Pending JPH10177129A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35414696A JPH10177129A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 鏡胴内のレンズ移動機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35414696A JPH10177129A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 鏡胴内のレンズ移動機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10177129A true JPH10177129A (ja) 1998-06-30

Family

ID=18435604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35414696A Pending JPH10177129A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 鏡胴内のレンズ移動機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10177129A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10339255A1 (de) * 2003-08-26 2005-03-31 Leica Microsystems (Schweiz) Ag Führungssystem für optische Systeme, insbesondere Zoom-Systeme

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10339255A1 (de) * 2003-08-26 2005-03-31 Leica Microsystems (Schweiz) Ag Führungssystem für optische Systeme, insbesondere Zoom-Systeme
DE10339255B4 (de) * 2003-08-26 2005-08-18 Leica Microsystems (Schweiz) Ag Führungssystem für Zoom-Systeme
US7064911B2 (en) 2003-08-26 2006-06-20 Leica Microsystems (Schweiz) Ag Guide system for optical systems, particularly zoom systems

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2168124A (en) Improvements in or relating to cam mechanisms
JPH0483212A (ja) レンズ鏡筒、フランジバック調整方法及び製造誤差調整方法
JPH10177129A (ja) 鏡胴内のレンズ移動機構
JPH04225307A (ja) レンズ鏡筒
US6094534A (en) Lens barrel of camera
JP7467111B2 (ja) レンズ装置および撮像装置
JP3765912B2 (ja) 鏡胴内のレンズ移動機構
JP2643284B2 (ja) レンズ移動用カム装置
JPH0396610U (ja)
JP2021117235A (ja) レンズ装置および撮像装置
JPH075450Y2 (ja) レンズ鏡胴のカム装置
JPH1172684A (ja) レンズ鏡筒
JPH0566335A (ja) 光学系鏡筒
JP3387626B2 (ja) レンズ鏡筒
JP3657296B2 (ja) 精密機械の軸支装置
JPH03145611A (ja) ズームレンズ
JP2002258134A (ja) レンズ鏡筒
JPH07104470B2 (ja) ズ−ムレンズのズ−ム機構
JPH10170806A (ja) レンズ鏡筒
JP3307720B2 (ja) ズームレンズ装置
US5739967A (en) Lens barrel having a reduced diameter
JP3252382B2 (ja) ズームレンズ装置
JP3412953B2 (ja) ズームレンズ鏡筒、カメラおよび光学装置
KR100195312B1 (ko) 렌즈경통
JPH07311326A (ja) 光学装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041025

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050614