JP3252533B2 - ズームレンズ装置の調整機構 - Google Patents
ズームレンズ装置の調整機構Info
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Description
整機構に係り、特にカム筒を移動レンズ群の側方に配置
した外カム方式のズームレンズ装置の調整機構に関す
る。
すように、一対のガイド棒1、2を光軸3と平行に配置
すると共に、この一対のガイド棒1、2に、移動レンズ
群である第1レンズ群4、第2レンズ群5及び第3レン
ズ群6をそれぞれレンズ枠7、8、9を介して前後移動
可能に取り付ける。そして、棒状に形成されたカム筒A
を前記レンズ枠7、8、9の側方で光軸3と平行に配置
して、レンズ枠7、8、9に形成されたカムピン7A、
8A、9Aを前記カム筒Aに形成したカム溝B、C、D
に嵌入させる。
Fが形成されており、該ギアFには複数のギアから成る
ギア機構Gを介してズームモータHが連結される。従っ
て、カム筒AをズームモータHからの回転駆動力で回転
させると、前記第1レンズ群4、第2レンズ群5及び第
3レンズ群6は、前記カム溝B、C、Dに沿って光軸3
方向に所定の関係をもって前後移動する。これにより、
第1レンズ群4、第2レンズ群5及び第3レンズ群6に
よるズーミングが行われる。
アイリス板、また符号Kは前記アイリス板Jを駆動させ
るアイリスモータである。
ズームレンズの調整機構は、トラッキング調整時、前玉
レンズIを図示しない微調ねじによって前後移動して行
なっているので移動しなければならないレンズ枠が増え
るという欠点がある。本発明はこのような事情に鑑みて
なされたもので、レンズのトラッキング調整が容易なズ
ームレンズ装置の調整機構を提供することを目的とす
る。
する為に、複数のカム溝が形成されたカム筒を、複数の
移動レンズ群の側方で、複数の移動レンズ群の光軸とは
別の軸を中心に回転させるように配置すると共に、前記
各カム溝に各移動レンズ群に設けられた各カム従動子を
嵌合し、前記カム筒を回転させることにより各移動レン
ズ群を所定の関係をもって光軸方向に前後移動させるズ
ームレンズ装置に於いて、前記カム筒は、前記カム溝が
形成された筒体と、筒体内に配置されたカム軸とから構
成され、筒体をカム軸に対して軸方向に微調移動させる
微調移動機構を、前記筒体に挿通されたカム軸の、前記
筒体との接触部分に備えると共に、筒体をカム軸に対し
て微調移動後、前記接触部分で筒体がカム軸にねじ固定
されることを特徴としている。
た筒体と、カム軸とに分割し、筒体をカム軸に対し前後
移動できる微調移動機構を有しているので、トラッキン
グ調整時筒体を動かしてトラッキング調整を行うことが
できる。これにより、前玉レンズとマスタレンズを固定
することが出来るので、構造が簡単になり、部品点数が
減少し、精度も出し易くなる。
ンズ装置の調整機構について詳説する。図1では、イン
ナーフォーカスタイプのズームレンズ装置が示され、鏡
胴本体10、鏡胴本体10の上面10Aに4本のねじ1
2、12、12、12及び位置決めピン14、14を介
して固着されるカバー16、カバー16に回転自在に支
持され、上方からカバー16が装着されることによって
鏡胴本体10の上部開口部10Bに位置するカム筒18
が示されている。
が固着され、鏡胴本体10の後部には、マスターレンズ
34が後枠36を介して固着される。後枠36はねじ3
535、35によって鏡胴本体10にねじ止めされる。
鏡胴本体10内の前玉レンズ20とマスターレンズ34
との間の空間部11には、後述するガイド棒22、2
4、26、第1移動レンズ群(バリエータレンズ)2
8、第2移動レンズ群(コンペンセータレンズ)30、
フォーカスレンズ群32が配置され、鏡胴本体10内の
空間部11と上部開口部10Bとは連通され、後述する
ように上部開口部10Bに位置するカム筒18のカム溝
38、40に、空間部11に位置する第1移動レンズ群
28の従動ピン42と第2移動レンズ群30の従動ピン
44とが嵌入し、カム筒18の回転により第1、第2移
動レンズ群28、30は前後動する。即ち、第1移動レ
ンズ群28のレンズ枠46の上部に形成されたガイド孔
48にはガイド棒24が挿入されると共に、レンズ枠4
6の下部に形成された凹部50には振れ止め用ガイド棒
26が位置し、第1移動レンズ群28はガイド棒24、
26に案内されて前後動可能となっている。同様に、第
2移動レンズ群30のレンズ枠52の上部に形成された
ガイド孔54にはガイド棒22が挿入されると共に、レ
ンズ枠52の下部に形成された凹部56には振れ止め用
ガイド棒26が位置し、第2移動レンズ群30はガイド
棒22、26に案内されて前後動可能となっている。従
って、カム筒18のカム溝38、40に第1、第2移動
レンズ群28、30のカムピン42、44が嵌入した状
態でカム筒18が回転すると、第1、第2移動レンズ群
28、30はカム溝38、40で決められた所定のズー
ム比になる関係で前後移動する。
には、アイリスユニット58が一体的に固着されてい
る。アイリスユニット58は、絞り板60、アイリスモ
ータ、フレキシブルプリント板62等から構成されてい
る。フォーカスレンズ群32のレンズ枠64の上部に形
成されたガイド孔66にはガイド棒24が挿入されると
共に、レンズ枠64の下部に形成された凹部68には振
れ止め用ガイド棒26が位置し、フォーカスレンズ群3
2はガイド棒24、26に案内されて前後動可能となっ
ている。フォーカスレンズ群32のレンズ枠64には、
フォーカスコマ70が連結され、このフォーカスコマ7
0にはねじナット72が形成される。このねじナット7
2には、フォーカスモータ74の図示しないねじ棒が嵌
合し、ねじ棒の回転によってフォーカスレンズ群32は
前後動するようになっている。即ち、フォーカスモータ
74は、鏡胴本体10の側方に形成された開口部10C
に挿入されることによってフォーカスモータ74のねじ
棒がフォーカスレンズ群32のねじナット72と嵌合す
る。
筒体76と、筒体76内に挿入されるカム軸78とから
構成される。カム軸78の一端には120°間隔にガイ
ド片80、80、80が形成され、ガイド片80、8
0、80の周面は筒体76内にカム軸78が挿入された
時筒体76の内周面と接触してカム軸78の中心合わせ
を行なう。カム軸78の1枚のガイド片80にはねじ孔
82、軸方向と直交する方向の長孔84が形成され、一
方、カバー16には孔82、84に対応する孔85、8
7が形成され、筒体76にも孔82、84に対応する孔
86、88が形成されている。図2に示すように孔8
5、86を介してねじ孔82にはねじ90がねじ込まれ
てカム軸78が筒体76に固着され、孔87、88を介
して長孔84には偏心ピン100が挿入され、ねじ90
を緩めて偏心ピン100を回動することにより筒体76
を前後移動させてトラッキング調整を行なう。このよう
に、筒体76をカム軸78に対して軸方向に微調移動さ
せる偏心ピン100を、筒体76に挿通されたカム軸7
8の、筒体76との接触部分に備えると共に、筒体をカ
ム軸に対して微調移動後、前記接触部分で筒体76をカ
ム軸78にねじ90で固定したので、微調後の筒体76
はカム軸78に確実に固定され、筒体76が安定して回
転する。カム軸78の他端にはギア92、ガイドピン9
4が形成され、ガイドピン94は筒体76の軸方向のガ
イド溝96内に嵌入し、筒体76を軸方向にガイドす
る。
取付けられ、ズームモータ98は歯車伝達機構を介して
ギア92と連結され、ズームモータ98が駆動される
と、カム筒18は回転される。前記の如く構成されたズ
ームレンズ装置は次の如くトラッキング調整がなされ
る。
於いて無限遠での焦点合わせを行なうことによってなさ
れる。調整の必要がある時は、図2に示すようにねじ9
0を緩め、カム筒18の筒体76をカム軸78(即ち鏡
胴本体10)に対して移動可能とする。次に、偏心ピン
100をカバー16の孔87、筒体76の孔88を介し
て長孔84に挿入する。この状態で偏心ピン100を時
計回り方向又は反時計回り方向に回動して筒体76を微
小距離前後移動させ、同時にフォーカスレンズ群32を
移動させて焦点合わせを行なう。このような操作をワイ
ド端及びテレ端で数回繰返し行なうことによりトラッキ
ング調整が終了する。
らず、付勢ばねとねじとの組合せ等の種々のものが適用
される。
レンズ装置の調整機構によれば、カム筒をカム溝が形成
された筒体と、筒体内に配置されるカム軸とに分割し、
筒体をカム軸に対して軸方向に移動可能にしたので、レ
ンズのトラッキング調整を容易に行うことができる。ま
た、本発明では、筒体をカム軸に対して軸方向に微調移
動させる微調移動機構を、筒体に挿通されたカム軸の、
筒体との接触部分に備えると共に、筒体をカム軸に対し
て微調移動後、前記接触部分で筒体をカム軸にねじ固定
したので、微調後の筒体はカム軸に確実に固定され、筒
体が安定して回転する。
施例が適用されるズームレンズ装置の分解斜視図
部を示す断面図
図
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のカム溝が形成されたカム筒を、複
数の移動レンズ群の側方で、複数の移動レンズ群の光軸
とは別の軸を中心に回転させるように配置すると共に、
前記各カム溝に各移動レンズ群に設けられた各カム従動
子を嵌合し、前記カム筒を回転させることにより各移動
レンズ群を所定の関係をもって光軸方向に前後移動させ
るズームレンズ装置に於いて、 前記カム筒は、前記カム溝が形成された筒体と、筒体内
に配置されたカム軸とから構成され、筒体をカム軸に対
して軸方向に微調移動させる微調移動機構を、前記筒体
に挿通されたカム軸の、前記筒体との接触部分に備える
と共に、筒体をカム軸に対して微調移動後、前記接触部
分で筒体がカム軸にねじ固定されることを特徴とするズ
ームレンズ装置の調整機構。 - 【請求項2】 前記微調移動機構は、前記筒体とカム軸
とに形成された孔に挿入されて回動されることにより筒
体をカム軸に対して軸方向に移動させる偏心ピンである
請求項1のズームレンズ装置の調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13597693A JP3252533B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ズームレンズ装置の調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13597693A JP3252533B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ズームレンズ装置の調整機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06347682A JPH06347682A (ja) | 1994-12-22 |
JP3252533B2 true JP3252533B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=15164279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13597693A Expired - Fee Related JP3252533B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ズームレンズ装置の調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3252533B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP13597693A patent/JP3252533B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06347682A (ja) | 1994-12-22 |
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