JP3090931B2 - 可変焦点レンズ系のバックフォーカス調節装置 - Google Patents
可変焦点レンズ系のバックフォーカス調節装置Info
- Publication number
- JP3090931B2 JP3090931B2 JP14242089A JP14242089A JP3090931B2 JP 3090931 B2 JP3090931 B2 JP 3090931B2 JP 14242089 A JP14242089 A JP 14242089A JP 14242089 A JP14242089 A JP 14242089A JP 3090931 B2 JP3090931 B2 JP 3090931B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- cam
- back focus
- fixed ring
- lens system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、固定環と、カム部を有し、該固定環に対し
て回動するカムリングと、上記カム部に係合するカム係
合部を有する移動レンズ保持枠とを備えた可変焦点レン
ズ系に関する。
て回動するカムリングと、上記カム部に係合するカム係
合部を有する移動レンズ保持枠とを備えた可変焦点レン
ズ系に関する。
（従来技術とその問題点） 可変焦点レンズは、そのバックフォーカス調節すなわ
ち例えばカメラボディに対する該レンズ系の位置を調節
してピント合せする必要がある。
ち例えばカメラボディに対する該レンズ系の位置を調節
してピント合せする必要がある。
従来のバックフォーカス調節装置の例としては、カメ
ラボディとレンズ系の間にワッシャを介在させ、該ワッ
シャとして多数の異なった厚さのものを準備し、適当な
ものを選択して使用する構成が知られている。
ラボディとレンズ系の間にワッシャを介在させ、該ワッ
シャとして多数の異なった厚さのものを準備し、適当な
ものを選択して使用する構成が知られている。
しかし、この構成においては、ワッシャを交換するた
めにレンズ系をカメラボディから取りはずさなければな
らず、その作業が極めて煩わしいだけでなく、ワッシャ
も多くの厚さのものを準備しなければならない問題があ
る。
めにレンズ系をカメラボディから取りはずさなければな
らず、その作業が極めて煩わしいだけでなく、ワッシャ
も多くの厚さのものを準備しなければならない問題があ
る。
従来のバックフォーカス調節装置の他の例としては、
カメラボディと一体の部材に偏心ピンを軸支し、レンズ
系の保持枠に該偏心ピンと係合する係合部材を取付け、
該偏心ピンを回転させることにより上記係合部材及びレ
ンズ系を移動させる構成が知られている。
カメラボディと一体の部材に偏心ピンを軸支し、レンズ
系の保持枠に該偏心ピンと係合する係合部材を取付け、
該偏心ピンを回転させることにより上記係合部材及びレ
ンズ系を移動させる構成が知られている。
この構成においては、偏心ピンを唯一個使用するた
め、レンズ系がカメラボディの光軸に対して偏心してし
まう問題があった。
め、レンズ系がカメラボディの光軸に対して偏心してし
まう問題があった。
（発明の目的） 本発明は、従来のバックフォーカス調節装置の上述の
問題に鑑みなされたものであって、簡易な構造で、レン
ズ系の偏心を伴うことなく確実かつ高精度に焦点調節可
能なバックフォーカス調節装置を抵抗することを目的と
する。
問題に鑑みなされたものであって、簡易な構造で、レン
ズ系の偏心を伴うことなく確実かつ高精度に焦点調節可
能なバックフォーカス調節装置を抵抗することを目的と
する。
（発明の構成） 本発明は、固定環と、カム部を有し、該固定環に対し
て回動するカムリングと、上記カム部に係合するカム係
合部を有する移動レンズ保持枠とを備えた可変焦点レン
ズにおいて、 上記固定環に光軸中心に回動可能に取付けられかつ光
軸を中心とする螺旋により上記カムリングと螺合をな
し、上記固定環とカムリングの間に介在するバックフォ
ーカス調節リングと、 上記固定環に取り付けられて上記カムリングを光軸に
沿って付勢する板ばねとを有し、 上記バックフォーカス調節リングがギヤ部を有し、さ
らに上記固定環と該ギヤ部とを係合させるための解除可
能な係止部材を設けたことを特徴とするバックフォーカ
ス調節装置である。
て回動するカムリングと、上記カム部に係合するカム係
合部を有する移動レンズ保持枠とを備えた可変焦点レン
ズにおいて、 上記固定環に光軸中心に回動可能に取付けられかつ光
軸を中心とする螺旋により上記カムリングと螺合をな
し、上記固定環とカムリングの間に介在するバックフォ
ーカス調節リングと、 上記固定環に取り付けられて上記カムリングを光軸に
沿って付勢する板ばねとを有し、 上記バックフォーカス調節リングがギヤ部を有し、さ
らに上記固定環と該ギヤ部とを係合させるための解除可
能な係止部材を設けたことを特徴とするバックフォーカ
ス調節装置である。
（実施例） 以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。可変
焦点レンズ系は第１図及び第２図に示すように、光軸０
に沿って移動し、光軸０を中心として回転しない第１レ
ンズ系１及び第２レンズ系２を有する。
焦点レンズ系は第１図及び第２図に示すように、光軸０
に沿って移動し、光軸０を中心として回転しない第１レ
ンズ系１及び第２レンズ系２を有する。
固定環４の前端部には、板バネ６を外在させて保持環
８が取付けられている。保持環８の前端部にはレンズ全
体を被う前カバー７が取付けられている。固定環４と保
持環８とは、その内部にカムリング10を摺動可能に支持
している。
８が取付けられている。保持環８の前端部にはレンズ全
体を被う前カバー７が取付けられている。固定環４と保
持環８とは、その内部にカムリング10を摺動可能に支持
している。
カムリング10には、その固定環４側にカム溝12が設け
られ、ここに第２レンズ群２のレンズ支持枠14の従動子
部16が係合し、また固定環４と反対側にヘリコイド部20
が設けられ、ここに第１レンズ群１のレンズ支持枠15の
外周に設けられたヘリコイド部22が螺合している。カム
リング10はまた、その中央外周部にフランジ状の突部24
と、これに一体のギヤ環26とを有する。ギヤ環26は、カ
ムリング10を回動させるための駆動モータ（図示せず）
に係合している。
られ、ここに第２レンズ群２のレンズ支持枠14の従動子
部16が係合し、また固定環４と反対側にヘリコイド部20
が設けられ、ここに第１レンズ群１のレンズ支持枠15の
外周に設けられたヘリコイド部22が螺合している。カム
リング10はまた、その中央外周部にフランジ状の突部24
と、これに一体のギヤ環26とを有する。ギヤ環26は、カ
ムリング10を回動させるための駆動モータ（図示せず）
に係合している。
板バネ６は、第１図に示すように、ほぼ正方形の外形
を有し、中央の円孔の周囲に内方へ突出した略Ｔ形の３
個の押圧部30を有する。押圧部30は、固定環４側へ変位
している。
を有し、中央の円孔の周囲に内方へ突出した略Ｔ形の３
個の押圧部30を有する。押圧部30は、固定環４側へ変位
している。
板バネ６と保持環８との間には、光軸方向の間隙なし
にバックフォーカス調節リング32が配置されている。バ
ックフォーカス調節リング32は、外周部に手動でバック
フォーカス調節リング32を回転させるためのギヤ部34を
有し、内周部にカムリング10の外周面に設けられたネジ
部36と螺合するネジ部40を有する。板バネ６の押圧部30
は、カムリング10の突部24を固定環４の方向へ付勢して
いる。
にバックフォーカス調節リング32が配置されている。バ
ックフォーカス調節リング32は、外周部に手動でバック
フォーカス調節リング32を回転させるためのギヤ部34を
有し、内周部にカムリング10の外周面に設けられたネジ
部36と螺合するネジ部40を有する。板バネ６の押圧部30
は、カムリング10の突部24を固定環４の方向へ付勢して
いる。
ギヤ部34には、第３図に示すように、ラック44及びバ
ックフォーカス調節ギヤ46が係合させられている。ラッ
ク44は、ギヤ部34を係止するための係止部材であって、
ビス48を緩めることにより、ギヤ部34との係合がなくな
る位置まで移動させ、係止されなくなったギヤ部34をバ
ックフォーカス調節ギヤ46によって回転調節可能にす
る。
ックフォーカス調節ギヤ46が係合させられている。ラッ
ク44は、ギヤ部34を係止するための係止部材であって、
ビス48を緩めることにより、ギヤ部34との係合がなくな
る位置まで移動させ、係止されなくなったギヤ部34をバ
ックフォーカス調節ギヤ46によって回転調節可能にす
る。
以上の構成において、レンズ支持枠15及び14に対しそ
れぞれ第１レンズ群１を光軸０方向に移動させて合焦調
節を行う。さらにビス48を緩めて、ラック44をギヤ部34
と係合しない位置まで移動させ、バックフォーカス調節
ギヤ46を回転させ、カムリング10を光軸０に沿って移動
させ、バックフォーカス調節を行う。この時、駆動モー
タ（図示せず）がカムリング10の回転を阻止する作用を
なす。この後、さらに、第１レンズ群１をそれぞれレン
ズ支持枠15に対して移動させて合焦調節を行う。
れぞれ第１レンズ群１を光軸０方向に移動させて合焦調
節を行う。さらにビス48を緩めて、ラック44をギヤ部34
と係合しない位置まで移動させ、バックフォーカス調節
ギヤ46を回転させ、カムリング10を光軸０に沿って移動
させ、バックフォーカス調節を行う。この時、駆動モー
タ（図示せず）がカムリング10の回転を阻止する作用を
なす。この後、さらに、第１レンズ群１をそれぞれレン
ズ支持枠15に対して移動させて合焦調節を行う。
上記実施例においては、板バネ６を設けているが、カ
ムリング10とバックフォーカス調整リング32の間のネジ
部の間隙が許容範囲内であればこの板バネ６を無くする
ことも可能である。
ムリング10とバックフォーカス調整リング32の間のネジ
部の間隙が許容範囲内であればこの板バネ６を無くする
ことも可能である。
（発明の効果） 本発明によれば、レンズ系全体を螺旋構造により光軸
方向に精密移動させることができるから、簡易な構造に
より、レンズ系の偏心を伴うことなく確実かつ高精度な
バックフォーカス調節を行うことができる利点を有す
る。また、カムリング回転でバックフォーカス調節リン
グのネジによってレンズ系全体が光軸方向に移動するの
で、従来のものに較べてカムリングのカム溝やヘリコイ
ド部の光軸方向の長さを短くすることができる利点も有
する。
方向に精密移動させることができるから、簡易な構造に
より、レンズ系の偏心を伴うことなく確実かつ高精度な
バックフォーカス調節を行うことができる利点を有す
る。また、カムリング回転でバックフォーカス調節リン
グのネジによってレンズ系全体が光軸方向に移動するの
で、従来のものに較べてカムリングのカム溝やヘリコイ
ド部の光軸方向の長さを短くすることができる利点も有
する。
第１図は本発明の実施例の可変焦点レンズ系のバックフ
ォーカス調節装置の分解斜視図、第２図は同じくバック
フォーカス調節装置の光軸に沿った垂直断面図、第３図
は同じくバックフォーカス調節装置の光軸と直交する面
に沿った部分断面図である。 １……第１レンズ系 ２……第２レンズ系 ４……固定環 ６……板バネ 10……カムリング 14、15……支持枠 26……ギヤ環 30……押圧部 32……フォーカス調節リング 34……ギヤ部
ォーカス調節装置の分解斜視図、第２図は同じくバック
フォーカス調節装置の光軸に沿った垂直断面図、第３図
は同じくバックフォーカス調節装置の光軸と直交する面
に沿った部分断面図である。 １……第１レンズ系 ２……第２レンズ系 ４……固定環 ６……板バネ 10……カムリング 14、15……支持枠 26……ギヤ環 30……押圧部 32……フォーカス調節リング 34……ギヤ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−42614（ＪＰ，Ａ) 実開 昭64−38611（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−105407（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】固定環と、カム部を有し、該固定環に対し
て回動するカムリングと、上記カム部に係合するカム係
合部を有する移動レンズ保持枠とを備えた可変焦点レン
ズにおいて、 上記固定環に光軸中心に回動可能に取付けられかつ光軸
を中心とする螺旋により上記カムリングと螺合をなし、
上記固定環とカムリングの間に介在させるバックフォー
カス調節リングと、 上記固定環に取り付けられて上記カムリングを光軸に沿
って付勢する板ばねとを有し、 上記バックフォーカス調節リングがギヤ部を有し、さら
に上記固定環と該ギヤ部とを係合させるための解除可能
な係止部材を設けたことを特徴とする可変焦点レンズ系
のバックフォーカス調節装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14242089A JP3090931B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 可変焦点レンズ系のバックフォーカス調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14242089A JP3090931B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 可変焦点レンズ系のバックフォーカス調節装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH037919A JPH037919A (ja) | 1991-01-16 |
| JP3090931B2 true JP3090931B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=15314917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14242089A Expired - Lifetime JP3090931B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 可変焦点レンズ系のバックフォーカス調節装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3090931B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5381272A (en) * | 1992-01-27 | 1995-01-10 | Nikon Corporation | Lens barrel with improved drum arrangement |
| JP2007322709A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Tamron Co Ltd | 光学部材支持機構、光学装置、および間隔調整部材 |
| JP2009128736A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Seiko Instruments Inc | 駆動モジュールおよびそれを備える電子機器 |
| CN105676569B (zh) * | 2016-04-12 | 2018-11-02 | 公安部第一研究所 | 一种基于离轴光路技术的摄像系统及其方法 |
-
1989
- 1989-06-05 JP JP14242089A patent/JP3090931B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH037919A (ja) | 1991-01-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |