JPH10176111A - 半導電性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴムロール - Google Patents
半導電性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴムロールInfo
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- JPH10176111A JPH10176111A JP35396996A JP35396996A JPH10176111A JP H10176111 A JPH10176111 A JP H10176111A JP 35396996 A JP35396996 A JP 35396996A JP 35396996 A JP35396996 A JP 35396996A JP H10176111 A JPH10176111 A JP H10176111A
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- roll
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 (A)下記平均組成式(1)で示され、
脂肪族不飽和基を少なくとも2個有するオルガノポリシ
ロキサン100重量部 RnSiO(4-n)/2 (1) (式中、Rは同一又は異種の置換又は非置換の1価炭化
水素基であり、nは1.98〜2.02の正数である) (B)導電性酸化チタンウイスカー 2
〜200重量部 (C)硬化剤 (A)成分を
硬化させ得る量 を必要成分とすることを特徴とする半導電性シリコーン
ゴム組成物。 【効果】 本発明の半導電性シリコーンゴム組成物の硬
化物は高電圧下でも半導電域の抵抗が安定しているため
帯電ロール、転写ロール、現像ロール等の事務機用半導
電ロールが得られる。
脂肪族不飽和基を少なくとも2個有するオルガノポリシ
ロキサン100重量部 RnSiO(4-n)/2 (1) (式中、Rは同一又は異種の置換又は非置換の1価炭化
水素基であり、nは1.98〜2.02の正数である) (B)導電性酸化チタンウイスカー 2
〜200重量部 (C)硬化剤 (A)成分を
硬化させ得る量 を必要成分とすることを特徴とする半導電性シリコーン
ゴム組成物。 【効果】 本発明の半導電性シリコーンゴム組成物の硬
化物は高電圧下でも半導電域の抵抗が安定しているため
帯電ロール、転写ロール、現像ロール等の事務機用半導
電ロールが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導電性シリコー
ンゴム組成物、特には、複写機やファクシミリ等のOA
機器の帯電ロール、転写ロール、現像ロール等の半導電
性ロール材として好適な半導電性シリコーンゴム組成物
及びその硬化物からなる半導電性シリコーンゴムロール
に関する。
ンゴム組成物、特には、複写機やファクシミリ等のOA
機器の帯電ロール、転写ロール、現像ロール等の半導電
性ロール材として好適な半導電性シリコーンゴム組成物
及びその硬化物からなる半導電性シリコーンゴムロール
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】事務機
用ゴムロール材としてはシリコーンゴム、ウレタンエラ
ストマー、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム等が使用
されこれらの複合材料も提案されている。これらロール
材料は、その用途に応じ電気絶縁材料や静電気防止や電
気導通の目的で導電性付与剤を配合した導電性材料とし
て用いられている。
用ゴムロール材としてはシリコーンゴム、ウレタンエラ
ストマー、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム等が使用
されこれらの複合材料も提案されている。これらロール
材料は、その用途に応じ電気絶縁材料や静電気防止や電
気導通の目的で導電性付与剤を配合した導電性材料とし
て用いられている。
【0003】近年、帯電ロール、転写ロール、現像ロー
ル等の主に1×103 〜1×1012Ω・cmの中抵抗領
域の抵抗が要求されるロールについてもゴムロール材が
使用されるようになってきた。半導電性ロール材料は、
その使用環境においてゴム材料自身の抵抗値により流れ
る電流をコントロールするためその抵抗値の安定性は、
使用されるロールの機能にとって極めて重要である。
ル等の主に1×103 〜1×1012Ω・cmの中抵抗領
域の抵抗が要求されるロールについてもゴムロール材が
使用されるようになってきた。半導電性ロール材料は、
その使用環境においてゴム材料自身の抵抗値により流れ
る電流をコントロールするためその抵抗値の安定性は、
使用されるロールの機能にとって極めて重要である。
【0004】しかし、これらの半導電性ロール材料は、
ほとんどがカーボン系の導電性付与剤を使用しており、
通常使用される100〜10000Vの電圧下ではカー
ボン−カーボン間のストラクチャーが断絶したり、カー
ボンが気化したりして設定した抵抗値が維持されないと
いう問題があった。特に高電圧になればなるほど、また
電流を流せば流すほどこの問題は顕著である。
ほとんどがカーボン系の導電性付与剤を使用しており、
通常使用される100〜10000Vの電圧下ではカー
ボン−カーボン間のストラクチャーが断絶したり、カー
ボンが気化したりして設定した抵抗値が維持されないと
いう問題があった。特に高電圧になればなるほど、また
電流を流せば流すほどこの問題は顕著である。
【0005】また、通常の導電性カーボンブラックを用
いた場合、カーボンストラクチャーによるトンネル効果
により、電流と電圧の関係は、オームの法則に従ず、非
線形になることが知られている(L.K.H.van
Beekand B.I.C.F.van Pul,
J.Appl.Polymer Sci.,6,651
(1962))が、高精度に半導電域の抵抗の管理が必
要な現像ロール、転写ロール等のOPC回りのロールに
おいては、これら電流と電圧の非線形性は好ましくな
い。
いた場合、カーボンストラクチャーによるトンネル効果
により、電流と電圧の関係は、オームの法則に従ず、非
線形になることが知られている(L.K.H.van
Beekand B.I.C.F.van Pul,
J.Appl.Polymer Sci.,6,651
(1962))が、高精度に半導電域の抵抗の管理が必
要な現像ロール、転写ロール等のOPC回りのロールに
おいては、これら電流と電圧の非線形性は好ましくな
い。
【0006】そのため特開平6−192486ではリン
酸エステルの添加が提案され、特開昭63−8620
5、特開平8−120176では、チタン酸カリウイス
カーの使用が提案されているが、十分な効果が得られて
いない。
酸エステルの添加が提案され、特開昭63−8620
5、特開平8−120176では、チタン酸カリウイス
カーの使用が提案されているが、十分な効果が得られて
いない。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、高電圧下で使用されても安定した半導電域
の抵抗値が得られ、電圧と電流の関係を線形に近づける
ことのできるシリコーンゴムロールを与える、半導電性
シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴムロールを提供
することを目的とする。
れたもので、高電圧下で使用されても安定した半導電域
の抵抗値が得られ、電圧と電流の関係を線形に近づける
ことのできるシリコーンゴムロールを与える、半導電性
シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴムロールを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を行っ
た結果、(A)下記平均組成式(1)で表わされるオル
ガノポリシロキサン、(B)導電性酸化チタンウイスカ
ー、(C)硬化剤からなる半導電性シリコーンゴム組成
物を硬化してなるロールが加工性、圧縮永久歪特性に優
れ、高電圧下でも安定した半導電域の抵抗を示し、事務
機用半導電性ロールとして好適であることを見出し本発
明をなすに至った。
発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を行っ
た結果、(A)下記平均組成式(1)で表わされるオル
ガノポリシロキサン、(B)導電性酸化チタンウイスカ
ー、(C)硬化剤からなる半導電性シリコーンゴム組成
物を硬化してなるロールが加工性、圧縮永久歪特性に優
れ、高電圧下でも安定した半導電域の抵抗を示し、事務
機用半導電性ロールとして好適であることを見出し本発
明をなすに至った。
【0009】従って本発明は、(A)下記平均組成式
(1)で示され、脂肪族不飽和基を少なくとも2個有す
るオルガノポリシロキサン100重量部 RnSiO(4-n)/2 (1) (式中、Rは同一又は異種の置換又は非置換の1価炭化
水素基であり、nは1.98〜2.02の正数である) (B)導電性酸化チタンウイスカー 2〜200重量
部、(C)硬化剤 (A)成分を硬化させ得る量、から
なる半導電性シリコーンゴム組成物及び該組成物、硬化
物からなる事務機用半導電性シリコーンゴムロールを提
供する。
(1)で示され、脂肪族不飽和基を少なくとも2個有す
るオルガノポリシロキサン100重量部 RnSiO(4-n)/2 (1) (式中、Rは同一又は異種の置換又は非置換の1価炭化
水素基であり、nは1.98〜2.02の正数である) (B)導電性酸化チタンウイスカー 2〜200重量
部、(C)硬化剤 (A)成分を硬化させ得る量、から
なる半導電性シリコーンゴム組成物及び該組成物、硬化
物からなる事務機用半導電性シリコーンゴムロールを提
供する。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。(A)成
分のオルガノポリシロキサンは下記平均組成式(1)で
示される。 RnSiO(4-n)/2 (1) (Rは同一又は異種の置換又は非置換の1価炭化水素基
であり、nは1.98〜2.02の正数である) 平均組成式(1)において、Rとしては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル
基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロア
ルキル基、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ヘキセニ
ル基などのアルケニル基、フェニル基、トリル基などの
アリール基、β−フェニルプロピル基等のアラルキル
基、又はこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一
部又は全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したク
ロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル
基などから選択される、同一又は異種の好ましくは炭素
数1〜12、より好ましくは炭素数1〜8の非置換又は
置換の一価炭化水素基が挙げられる。また、nは1.9
8〜0.02の正数であり、このオルガノポリシロキサ
ンは分子鎖末端がトリメチルシリル基、ジメチルビニル
シリル基、ジメチルヒドロキシシリル基、トリビニルシ
リル基などで封鎖されたものとすることができるが、本
発明において、このオルガノポリシロキサンは分子中に
少なくとも2個のアルケニル基を有することが必要であ
り、Rのうち0.001〜5モル%、特に0.01〜
0.5モル%がアルケニル基、特にビニル基であること
が好ましい。
分のオルガノポリシロキサンは下記平均組成式(1)で
示される。 RnSiO(4-n)/2 (1) (Rは同一又は異種の置換又は非置換の1価炭化水素基
であり、nは1.98〜2.02の正数である) 平均組成式(1)において、Rとしては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル
基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロア
ルキル基、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ヘキセニ
ル基などのアルケニル基、フェニル基、トリル基などの
アリール基、β−フェニルプロピル基等のアラルキル
基、又はこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一
部又は全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したク
ロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル
基などから選択される、同一又は異種の好ましくは炭素
数1〜12、より好ましくは炭素数1〜8の非置換又は
置換の一価炭化水素基が挙げられる。また、nは1.9
8〜0.02の正数であり、このオルガノポリシロキサ
ンは分子鎖末端がトリメチルシリル基、ジメチルビニル
シリル基、ジメチルヒドロキシシリル基、トリビニルシ
リル基などで封鎖されたものとすることができるが、本
発明において、このオルガノポリシロキサンは分子中に
少なくとも2個のアルケニル基を有することが必要であ
り、Rのうち0.001〜5モル%、特に0.01〜
0.5モル%がアルケニル基、特にビニル基であること
が好ましい。
【0011】この種のオルガノポリシロキサンは、通常
選択されたオルガノハロゲノシランの1種又は2種以上
を共加水分解縮合することによって、あるいは環状ポリ
シロキサン(シロキサンの3量体あるいは4量体など)
をアルカリ性又は酸性の触媒を用いて開環重合すること
によって得ることができるもので、このものは基本的に
は直鎖状のジオルガノポリシロキサンであるが、分子構
造の異なる2種又はそれ以上の混合物であってもよい。
また、このオルガノポリシロキサンの粘度は、25℃に
おける粘度が100cs以上のものが好ましい。より好
ましくは100000〜10000000csである。
重合度では100以上、特に、3000以上が好まし
く、その上限は好ましくは100000であり、更に好
ましくは3000〜10000である。
選択されたオルガノハロゲノシランの1種又は2種以上
を共加水分解縮合することによって、あるいは環状ポリ
シロキサン(シロキサンの3量体あるいは4量体など)
をアルカリ性又は酸性の触媒を用いて開環重合すること
によって得ることができるもので、このものは基本的に
は直鎖状のジオルガノポリシロキサンであるが、分子構
造の異なる2種又はそれ以上の混合物であってもよい。
また、このオルガノポリシロキサンの粘度は、25℃に
おける粘度が100cs以上のものが好ましい。より好
ましくは100000〜10000000csである。
重合度では100以上、特に、3000以上が好まし
く、その上限は好ましくは100000であり、更に好
ましくは3000〜10000である。
【0012】(B)成分の導電性酸化チタンウイスカー
は本発明の特徴的成分であり導電性を有する酸化チタン
ウイスカーであれば特に制限されないが酸化チタンウイ
スカーの表面をSnO2 /Sb層で被覆した導電性酸化
チタンウイスカーが好ましい。また、導電性酸化チタン
ウイスカー自体の粉体抵抗は1〜80Ω・cm、ウイス
カーの長径は0.5〜50μ、短径は0.05〜1μで
あることが好ましい。具体的には、FT−1000、F
T−2000、FT−3000(石原産業(株)商品
名)例示される。
は本発明の特徴的成分であり導電性を有する酸化チタン
ウイスカーであれば特に制限されないが酸化チタンウイ
スカーの表面をSnO2 /Sb層で被覆した導電性酸化
チタンウイスカーが好ましい。また、導電性酸化チタン
ウイスカー自体の粉体抵抗は1〜80Ω・cm、ウイス
カーの長径は0.5〜50μ、短径は0.05〜1μで
あることが好ましい。具体的には、FT−1000、F
T−2000、FT−3000(石原産業(株)商品
名)例示される。
【0013】(B)成分は(A)成分のオルガノポリシ
ロキサン100重量部に対して2〜200重量部、好ま
しくは10〜100重量部配合される。2重量部より少
ないと半導電域(体積抵抗率1×103 〜1×1012Ω
・cm)まで抵抗が下がらず絶縁性となり、200重量
部より多いと半導電域より抵抗が下がりすぎ、また機械
的特性も低下する。
ロキサン100重量部に対して2〜200重量部、好ま
しくは10〜100重量部配合される。2重量部より少
ないと半導電域(体積抵抗率1×103 〜1×1012Ω
・cm)まで抵抗が下がらず絶縁性となり、200重量
部より多いと半導電域より抵抗が下がりすぎ、また機械
的特性も低下する。
【0014】(C)成分の硬化剤としては有機過酸化物
及び一分子中にけい素原子に結合した水素原子を2個以
上有するオルガノハイドロジエンポリシロキサンと白金
系触媒が例示される。
及び一分子中にけい素原子に結合した水素原子を2個以
上有するオルガノハイドロジエンポリシロキサンと白金
系触媒が例示される。
【0015】有機過酸化物としてはジクミルパーオキサ
イド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパ
ーオキシヘキサン)、2,5−ジメチル−2,5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート、1,6−ビス(t−ブチルパーオキ
シカルボキシ)ヘキサン、ベンゾイルパーオキサイド、
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、パラメチ
ルベンゾイルパーオキサイド、オルトメチルベンゾイル
パーオキサイド等が例示される。有機過酸化物の配合量
は、(A)成分のオルガノポリシロキサン100重量部
に対して0.1〜10重量部である。
イド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパ
ーオキシヘキサン)、2,5−ジメチル−2,5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート、1,6−ビス(t−ブチルパーオキ
シカルボキシ)ヘキサン、ベンゾイルパーオキサイド、
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、パラメチ
ルベンゾイルパーオキサイド、オルトメチルベンゾイル
パーオキサイド等が例示される。有機過酸化物の配合量
は、(A)成分のオルガノポリシロキサン100重量部
に対して0.1〜10重量部である。
【0016】一分子中に2個以上のSiH基を有するオ
ルガノハイドロジエンポリシロキサンとしては、直鎖
状、環状、分岐状のいずれであってもよく、付加反応硬
化型シリコーンゴム組成物の硬化剤として公知のオルガ
ノハイドロジエンポリシロキサンを使用することができ
るが、通常、下記平均組成式(2) R2 a Hb SiO(4-a-b)/2 (2) (式中、R2 は上記R1 と同様の好ましくは炭素数1〜
12、特に1〜8のアルキル基、アルケニル基、アリー
ル基、アラルキル基や、これらのハロゲン置換体、シア
ノ基置換体などの非置換又は置換一価炭化水素基であ
り、a,bは1≦a≦2.2、0.002≦b≦1で、
1.002≦a+b≦3を満たす正数である。)で示さ
れるものを用いることができる。上記SiH基は一分子
中に2個以上、好ましくは3個以上有するが、これは分
子鎖端末にあっても、途中にあってもよい。またこのオ
ルガノハイドロジエンポリシロキサンとしては、25℃
における粘度が300cs以下であることが好ましい。
オルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、
(A)成分のオルガノポリシロキサン100重量部に対
して0.01〜10重量部配合される。好ましくは、
(A)成分中のアルケニル基1個に対し、ケイ素原子に
結合した水素原子(≡SiH基)の割合が0.5〜10
の範囲が適当であり、好ましくは1〜4となるような範
囲が適当である。
ルガノハイドロジエンポリシロキサンとしては、直鎖
状、環状、分岐状のいずれであってもよく、付加反応硬
化型シリコーンゴム組成物の硬化剤として公知のオルガ
ノハイドロジエンポリシロキサンを使用することができ
るが、通常、下記平均組成式(2) R2 a Hb SiO(4-a-b)/2 (2) (式中、R2 は上記R1 と同様の好ましくは炭素数1〜
12、特に1〜8のアルキル基、アルケニル基、アリー
ル基、アラルキル基や、これらのハロゲン置換体、シア
ノ基置換体などの非置換又は置換一価炭化水素基であ
り、a,bは1≦a≦2.2、0.002≦b≦1で、
1.002≦a+b≦3を満たす正数である。)で示さ
れるものを用いることができる。上記SiH基は一分子
中に2個以上、好ましくは3個以上有するが、これは分
子鎖端末にあっても、途中にあってもよい。またこのオ
ルガノハイドロジエンポリシロキサンとしては、25℃
における粘度が300cs以下であることが好ましい。
オルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、
(A)成分のオルガノポリシロキサン100重量部に対
して0.01〜10重量部配合される。好ましくは、
(A)成分中のアルケニル基1個に対し、ケイ素原子に
結合した水素原子(≡SiH基)の割合が0.5〜10
の範囲が適当であり、好ましくは1〜4となるような範
囲が適当である。
【0017】白金系触媒としては、従来より付加反応触
媒として知られたいずれのものでもよく、具体的には白
金族の金属単体及びその化合物を用いることができる。
例えば、シリカ、アルミナ又はシリカゲルのような担体
上に吸着させた微粒子状白金金属、塩化第二白金、塩化
白金酸、塩化白金酸6水塩とオレフィン又はジビニルジ
メチルポリシロキサンとの錯体、塩化白金酸6水塩のア
ルコール溶液、パラジウム触媒、ロジウム触媒などが挙
げられる。これら触媒の添加量は触媒量であり、通常、
白金系金属量に換算して1〜1000ppmの範囲で使
用されるが、好ましくは10〜100ppmの範囲が適
当である。1ppmより少ないと架橋反応が十分促進さ
れず、硬化が不十分であり、一方、1000ppmより
多く加えても反応性に対する影響も少なく、また不経済
である。
媒として知られたいずれのものでもよく、具体的には白
金族の金属単体及びその化合物を用いることができる。
例えば、シリカ、アルミナ又はシリカゲルのような担体
上に吸着させた微粒子状白金金属、塩化第二白金、塩化
白金酸、塩化白金酸6水塩とオレフィン又はジビニルジ
メチルポリシロキサンとの錯体、塩化白金酸6水塩のア
ルコール溶液、パラジウム触媒、ロジウム触媒などが挙
げられる。これら触媒の添加量は触媒量であり、通常、
白金系金属量に換算して1〜1000ppmの範囲で使
用されるが、好ましくは10〜100ppmの範囲が適
当である。1ppmより少ないと架橋反応が十分促進さ
れず、硬化が不十分であり、一方、1000ppmより
多く加えても反応性に対する影響も少なく、また不経済
である。
【0018】また、本発明の組成物には、半導電域の抵
抗を微調整したりより半導電域の抵抗を安定させるため
に、(D)ポリエーテル変性シリコーンを配合すること
が好ましい。ポリエーテル変性シリコーンはエチレンオ
キサイド及び/又はプロピレンオキサイドで変性したシ
リコーンオイルであり具体的にはKF−351,KF−
352A,KF−353(信越化学工業(株)製商品
名)等が例示される。
抗を微調整したりより半導電域の抵抗を安定させるため
に、(D)ポリエーテル変性シリコーンを配合すること
が好ましい。ポリエーテル変性シリコーンはエチレンオ
キサイド及び/又はプロピレンオキサイドで変性したシ
リコーンオイルであり具体的にはKF−351,KF−
352A,KF−353(信越化学工業(株)製商品
名)等が例示される。
【0019】ポリエーテル変性シリコーンの配合量は
(A)成分のオルガノポリシロキサン100重量部に対
して1〜20重量部であることが好ましい。20重量部
を越えるとポリエーテル変性シリコーンが分離し、OP
Cの汚れの原因となることがある。
(A)成分のオルガノポリシロキサン100重量部に対
して1〜20重量部であることが好ましい。20重量部
を越えるとポリエーテル変性シリコーンが分離し、OP
Cの汚れの原因となることがある。
【0020】また、半導電域の抵抗を調整するためにカ
ーボンブラックを配合してもよい。カーボンブラックは
特に限定されるものではなく、通常シリコーンゴム組成
物に配合されるものを使用することができる。具体的に
はアセチレンブラック、コンダクティブファーネスブラ
ック(CF)、スーパーコンダクティブファーネスブラ
ック(SCF)、エクストラコンダクティブファーネス
ブラック(XCF)、コンダクティブチャンネルブラッ
ク(CC)、1500℃程度の高温で熱処理されたファ
ーネスブラックやチャンネルブラック等を挙げることが
できる。アセチレンブラックの具体例として、電化アセ
チレンブラック(電気化学社製)、シャウニガンアセチ
レンブラック(シャウニガンケミカル社製)、コンダク
ティブファーネスブラック(シャウニガンケミカル社
製)、コンダクティブファーネスブラックの具体例とし
て、コンチネックスCF(コンチネンタルカーボン社
製)、バルカンC(キャボット社製)、スーパーコンダ
クティブファーネスブラックの具体例として、コンチネ
ックスSCF(コンチネンタルカーボン社製)、バルカ
ンSC(キャボット社製)、エクストラコンダクティブ
ファーネスブラックの具体例として、旭HS−500
(旭カーボン社製)、バルカンXC−72(キャボット
社製)、コンダクティブチャンネルブラックとしては、
コウラックスL(デグッサ社製)が例示される。また、
ファーネスブックの1種であるケッチェンブラックEC
及びケッチェンブラックEC−600JD(ライオン株
式会社製)等が例示される。
ーボンブラックを配合してもよい。カーボンブラックは
特に限定されるものではなく、通常シリコーンゴム組成
物に配合されるものを使用することができる。具体的に
はアセチレンブラック、コンダクティブファーネスブラ
ック(CF)、スーパーコンダクティブファーネスブラ
ック(SCF)、エクストラコンダクティブファーネス
ブラック(XCF)、コンダクティブチャンネルブラッ
ク(CC)、1500℃程度の高温で熱処理されたファ
ーネスブラックやチャンネルブラック等を挙げることが
できる。アセチレンブラックの具体例として、電化アセ
チレンブラック(電気化学社製)、シャウニガンアセチ
レンブラック(シャウニガンケミカル社製)、コンダク
ティブファーネスブラック(シャウニガンケミカル社
製)、コンダクティブファーネスブラックの具体例とし
て、コンチネックスCF(コンチネンタルカーボン社
製)、バルカンC(キャボット社製)、スーパーコンダ
クティブファーネスブラックの具体例として、コンチネ
ックスSCF(コンチネンタルカーボン社製)、バルカ
ンSC(キャボット社製)、エクストラコンダクティブ
ファーネスブラックの具体例として、旭HS−500
(旭カーボン社製)、バルカンXC−72(キャボット
社製)、コンダクティブチャンネルブラックとしては、
コウラックスL(デグッサ社製)が例示される。また、
ファーネスブックの1種であるケッチェンブラックEC
及びケッチェンブラックEC−600JD(ライオン株
式会社製)等が例示される。
【0021】カーボンブラックを配合する場合の配合量
は、目的とする抵抗値や(B)成分の配合量によっても
異なるが、(A)成分のオルガノポリシロキサン100
重量部に対して50重量部以下、特に0.5〜20重量
部であることが好ましい。
は、目的とする抵抗値や(B)成分の配合量によっても
異なるが、(A)成分のオルガノポリシロキサン100
重量部に対して50重量部以下、特に0.5〜20重量
部であることが好ましい。
【0022】また本発明の組成物には、必要に応じ煙霧
質シリカ、沈降シリカやこれらのシリカ表面をクロロシ
ランやヘキサメチルジシラザン等で疎水化処理した補強
性シリカや、導電性亜鉛華等の導電性付与剤、着色剤、
耐熱性向上剤、反応制御剤、離型剤、難燃剤、分散剤等
を添加してもよい。
質シリカ、沈降シリカやこれらのシリカ表面をクロロシ
ランやヘキサメチルジシラザン等で疎水化処理した補強
性シリカや、導電性亜鉛華等の導電性付与剤、着色剤、
耐熱性向上剤、反応制御剤、離型剤、難燃剤、分散剤等
を添加してもよい。
【0023】ロールをスポンジロールとする場合は、ア
ゾビスイソブチロニトリル、アゾジカルボンアミド、ジ
ニトロペンタメチレンテトラミン、ベンゼンスルホンヒ
ドラジド等の発泡剤を添加してもよい。その場合発泡剤
の添加量は(A)成分のオルガノポリシロキサン100
重量部に対して1〜10重量部であることが好ましい。
ゾビスイソブチロニトリル、アゾジカルボンアミド、ジ
ニトロペンタメチレンテトラミン、ベンゼンスルホンヒ
ドラジド等の発泡剤を添加してもよい。その場合発泡剤
の添加量は(A)成分のオルガノポリシロキサン100
重量部に対して1〜10重量部であることが好ましい。
【0024】本発明のシリコーンゴム組成物は、上記し
た成分を2本ロール、バンバリーミサー、ドウミキサー
(ニーダー)などのゴム混練り機を用いて均一に混合し
て、必要に応じ加熱処理を施すことにより得ることがで
きる。
た成分を2本ロール、バンバリーミサー、ドウミキサー
(ニーダー)などのゴム混練り機を用いて均一に混合し
て、必要に応じ加熱処理を施すことにより得ることがで
きる。
【0025】このようにして得られたシリコーンゴム組
成物は、金型加圧成形、押し出し成形などの種々の成形
法によって必要とされる用途に成形することができる。
なお、硬化は硬化方法、成形物の肉厚により適宜選択す
ることができるが、通常80〜400℃で10秒〜30
日の条件にて行うことができる。
成物は、金型加圧成形、押し出し成形などの種々の成形
法によって必要とされる用途に成形することができる。
なお、硬化は硬化方法、成形物の肉厚により適宜選択す
ることができるが、通常80〜400℃で10秒〜30
日の条件にて行うことができる。
【0026】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、下記例で部は重量部を示す。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、下記例で部は重量部を示す。
【0027】〔実施例1〕ジメチルシロキサン単位9
9.825モル%、メチルビニルシロキサン単位0.1
5%、ジメチルビニルシロキサン単位0.025モル%
からなり、平均重合度が約5,000であるゴム状オル
ガノポリシロキサン100部に、分散剤として末端シラ
ノール基ジメチルポリシロキサン(重合度n=10)4
部及び比表面積が200m2 /gである処理シリカ(日
本アエロジル株式会社製)20部を添加し、160℃で
2時間熱処理してベースコンバウンドを作製した。上記
ベースコンバウンド100部に導電性酸化チタンウイス
カーFT−2000(石原産業株式会社製品名)を40
部、ケッチェンブラックEC(ライオン株式会社製品
名)を2部、ポリエーテル変性シリコーンKF−352
A(信越化学工業株式会社製品名)を5部添加してコン
パウンドを作製した。上記コンパウンド100部に硬化
剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルバ
ーオキシ)ヘキサン0.5部を混練りし、得られた組成
物を用いて直径12mm(アルミ芯金、直径6mm、ゴ
ム肉厚3mm)のロールを圧縮成形した。成形温度は1
65℃/10分、成形圧力は35kgf/cm2 であっ
た。
9.825モル%、メチルビニルシロキサン単位0.1
5%、ジメチルビニルシロキサン単位0.025モル%
からなり、平均重合度が約5,000であるゴム状オル
ガノポリシロキサン100部に、分散剤として末端シラ
ノール基ジメチルポリシロキサン(重合度n=10)4
部及び比表面積が200m2 /gである処理シリカ(日
本アエロジル株式会社製)20部を添加し、160℃で
2時間熱処理してベースコンバウンドを作製した。上記
ベースコンバウンド100部に導電性酸化チタンウイス
カーFT−2000(石原産業株式会社製品名)を40
部、ケッチェンブラックEC(ライオン株式会社製品
名)を2部、ポリエーテル変性シリコーンKF−352
A(信越化学工業株式会社製品名)を5部添加してコン
パウンドを作製した。上記コンパウンド100部に硬化
剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルバ
ーオキシ)ヘキサン0.5部を混練りし、得られた組成
物を用いて直径12mm(アルミ芯金、直径6mm、ゴ
ム肉厚3mm)のロールを圧縮成形した。成形温度は1
65℃/10分、成形圧力は35kgf/cm2 であっ
た。
【0028】〔比較例1〕実施例1で使用した導電性酸
化チタンウイスカーを球状導電性酸化チタンEX−60
0W(石原産業株式会社製品名)に変えた以外は実施例
1と同様にしてロールを得た。結果を表1に示す。
化チタンウイスカーを球状導電性酸化チタンEX−60
0W(石原産業株式会社製品名)に変えた以外は実施例
1と同様にしてロールを得た。結果を表1に示す。
【0029】〔比較例2〕実施例1と使用した導電性酸
化チタンウイスカーを使用せずケッチェンブラックEC
の量を変えた以外は実施例1と同様にしてロールを得
た。結果を表1に示す。
化チタンウイスカーを使用せずケッチェンブラックEC
の量を変えた以外は実施例1と同様にしてロールを得
た。結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】〔実施例2〜5〕ジメチルシロキサン単位
99.825モル%、メチルビニルシロキサン単位0.
15モル%、ジメチルビニルシロキサン単位0.025
モル%からなり、平均重合度が約5000であるゴム状
オルガノポリシロキサン100部に、導電性酸化チタン
ウイスカーFT−1000(石原産業株式会社製品
名)、ポリエーテル変性シリコーンKF−352A(信
越化学工業株式会社製品名)、アセチレンブラックを表
1の様にロールを用いて配合した。上記ベースコンパウ
ンド100部に硬化剤として有機過酸化物であるC−2
1(信越化学工業株式会社製品名)を2部、発泡剤とし
てアゾビスイソブチロニトリルを1.5部添加し、40
mmの押しだし機を用いて表面がプライマー101A/
B(信越化学工業株式会社製品名)で処理された6mm
の芯金と同時に押し出した後、200℃で30分処理し
スポンジロールを得た。このロールを研磨機を用いて直
径12mmに研磨し半導電スポンジロールをえた。得ら
れたスポンジロールは図1のような電極1に挟みと芯金
2の間の抵抗値を印加電圧100V、1000V、40
00Vで測定した。測定機器3はトレック610Cを用
いた。結果を表2に示す。
99.825モル%、メチルビニルシロキサン単位0.
15モル%、ジメチルビニルシロキサン単位0.025
モル%からなり、平均重合度が約5000であるゴム状
オルガノポリシロキサン100部に、導電性酸化チタン
ウイスカーFT−1000(石原産業株式会社製品
名)、ポリエーテル変性シリコーンKF−352A(信
越化学工業株式会社製品名)、アセチレンブラックを表
1の様にロールを用いて配合した。上記ベースコンパウ
ンド100部に硬化剤として有機過酸化物であるC−2
1(信越化学工業株式会社製品名)を2部、発泡剤とし
てアゾビスイソブチロニトリルを1.5部添加し、40
mmの押しだし機を用いて表面がプライマー101A/
B(信越化学工業株式会社製品名)で処理された6mm
の芯金と同時に押し出した後、200℃で30分処理し
スポンジロールを得た。このロールを研磨機を用いて直
径12mmに研磨し半導電スポンジロールをえた。得ら
れたスポンジロールは図1のような電極1に挟みと芯金
2の間の抵抗値を印加電圧100V、1000V、40
00Vで測定した。測定機器3はトレック610Cを用
いた。結果を表2に示す。
【0032】〔比較例3〜5〕導電性付与剤として、ア
セチレンブラック、球状の導電性酸化チタンET600
W(石原産業株式会社製品名)を用いた比較例を表2に
示す。
セチレンブラック、球状の導電性酸化チタンET600
W(石原産業株式会社製品名)を用いた比較例を表2に
示す。
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明の半導電性シリコーンゴム組成物
は導電性酸化チタンウイスカーを配合することによりそ
の硬化物は高電圧下でも抵抗が安定したものとなる。特
に1×103 Ω・cm〜1×1012Ω・cmの抵抗の安
定しにくい半導電域において抵抗が安定しているため帯
電ロール、転写ロール、現像ロール等の事務機用半動電
ロールとして有用である。
は導電性酸化チタンウイスカーを配合することによりそ
の硬化物は高電圧下でも抵抗が安定したものとなる。特
に1×103 Ω・cm〜1×1012Ω・cmの抵抗の安
定しにくい半導電域において抵抗が安定しているため帯
電ロール、転写ロール、現像ロール等の事務機用半動電
ロールとして有用である。
【図1】半導電性シリコーンゴムシートの抵抗を測定す
る装置を示す概略斜視図である。
る装置を示す概略斜視図である。
A 半導電性シリコーンゴムロール 1 電極 2 芯金 3 測定機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 83/05 C08L 83/05 G03G 15/02 101 G03G 15/02 101 15/08 501 15/08 501D 15/16 103 15/16 103 //(C08L 83/07 83:12) (C08K 13/04 3:04 5:14 7:08)
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)下記平均組成式(1)で示され、脂肪族不飽和基を少 なくとも2個有するオルガノポリシロキサン100重量部 RnSiO(4-n)/2 (1) (式中、Rは同一又は異種の非置換又は置換の1価炭化水素基であり、nは1. 98〜2.02の正数である) (B)導電性酸化チタンウイスカー 2〜200重量部 (C)硬化剤 (A)成分を硬化させ得る量 からなる半導電性シリコーンゴム組成物。
- 【請求項2】 さらに(D)ポリエーテル変性オルガノ
ポリシロキサンを(A)成分100重量部に対して1〜
20重量部含有する請求項1記載の半導電性シリコーン
ゴム組成物。 - 【請求項3】 さらに導電性カーボンブラックを(A)
成分100重量部に対して0.5〜50重量部含有する
請求項1又は2記載の半導電性シリコーンゴム組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の半導電
性シリコーンゴム組成物の硬化物からなる事務機用半導
電性シリコーンゴムロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35396996A JP3383536B2 (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 半導電性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴムロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35396996A JP3383536B2 (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 半導電性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴムロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10176111A true JPH10176111A (ja) | 1998-06-30 |
JP3383536B2 JP3383536B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=18434436
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35396996A Expired - Fee Related JP3383536B2 (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 半導電性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴムロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3383536B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6458859B2 (en) | 1999-12-10 | 2002-10-01 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Semiconductive silicone rubber composition and silicone rubber roll |
JP2007101796A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2007292851A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Gunze Ltd | 画像形成装置に用いられる半導電性管状フィルム及びその製造方法 |
JP2009151000A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Canon Inc | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
WO2012020534A1 (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-16 | キヤノン株式会社 | 帯電部材、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
CN108314897A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-07-24 | 深圳创怡兴实业有限公司 | 硅胶、显影辊及其制备方法 |
JP2021138886A (ja) * | 2020-03-09 | 2021-09-16 | 住友ベークライト株式会社 | シリコーンゴム系硬化性組成物、構造体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109280394A (zh) * | 2018-10-12 | 2019-01-29 | 广州德润橡胶制品有限公司 | 一种高反复充放电性的半导电硅橡胶辊筒材料及其制备方法 |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP35396996A patent/JP3383536B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
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JP2007101796A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2007292851A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Gunze Ltd | 画像形成装置に用いられる半導電性管状フィルム及びその製造方法 |
JP2009151000A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Canon Inc | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
WO2012020534A1 (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-16 | キヤノン株式会社 | 帯電部材、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
CN108314897A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-07-24 | 深圳创怡兴实业有限公司 | 硅胶、显影辊及其制备方法 |
CN108314897B (zh) * | 2018-01-31 | 2020-12-25 | 深圳创怡兴实业有限公司 | 硅胶、显影辊及其制备方法 |
JP2021138886A (ja) * | 2020-03-09 | 2021-09-16 | 住友ベークライト株式会社 | シリコーンゴム系硬化性組成物、構造体 |
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JP3383536B2 (ja) | 2003-03-04 |
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