JP3319282B2 - 事務機用導電性シリコーンゴムロール - Google Patents

事務機用導電性シリコーンゴムロール

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ等の事務機の現像ロール、帯電ロール、転写ロール、
搬送ロール等に用いられる摩耗性に優れた事務機用導電
性シリコーンゴムロールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】複写機
やファクシミリ等の事務機に用いられるロールは、シリ
コーンゴム、ウレタンゴム、エチレンプロピレンゴム、
天然ゴム、フッ素ゴム等が単独又はこれらを複合して用
いられている。このうち、導電性ゴムロールは、静電気
防止が必要とされるロールや帯電、現像、転写等のロー
ルに用いられている。
【0003】シリコーンゴムロールは耐オゾン性、耐候
性、耐熱性等に優れ、低硬度化がし易いため各種ロール
に用いられており、導電性シリコーンゴムロールも上記
用途に用いられている。
【0004】しかし、近年、複写機、ファクシミリ、プ
リンター等は高速、高機能化が進み、各ロールにかかる
圧力は増加しスピードが高速化してきたため導電性ロー
ル材料がOPCや金属、または他のロールとこすれあっ
た結果、表面が摩耗してしまい、ロール径が小さくなっ
てしまったり、初期のロール表面状態を維持できなくな
るという問題点がある。
【0005】本発明は上記事情を鑑みてなされたもので
あり、他の特性をほとんど低下させることなく、摩耗性
を著しく向上させた導電性シリコーンゴムロールを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた
結果、シリコーンゴムの補強剤として極めて有効であ
り、ほとんどのシリコーンゴムに10〜40重量%含有
する補強性シリカを驚くべきことにオルガノポリシロキ
サン100重量部に対し3重量部以下とした導電性シリ
コーンゴム組成物の硬化物を芯金上に形成した導電性シ
リコーンゴムロールがシリコーンゴム本来の性質を損な
うことなく優れた耐摩耗性を有することを知見した。
【0007】即ち、本発明は、芯金上に (A)下記平均組成式(1)で示されるオルガノポリシ
ロキサン100重量部 R1 nSiO(4-n)/2 (1) (但し、式中R1は同一又は異種の非置換又は置換の1
価炭化水素基であり、nは1.98〜2.02の正数で
ある。) (B)カーボンブラック 3〜20重量部 (C)比表面積が100m2/g以上の補強性シリカ 0〜3重量部 (D)硬化剤 (A)成分のオルガノポリシロキサ
ンを硬化させ得る量を必須成分とする(但し、比表面積
が100m2/g未満の補強性シリカの配合は除く)導
電性シリコーンゴム組成物の硬化物が形成されているこ
とを特徴とする肉厚7mmで直径20mmのロールをア
ルミドラムに1kg/cm2の圧力が加わるように接触
させて毎分120回転の割合で24時間回転させたとき
の磨耗量が12μm以下である耐摩耗性に優れた事務機
用導電性シリコーンゴムロールである。
【0008】ここで、補強性シリカは比表面積が100
2 /g以上のシリカ微粉末であり、煙霧質シリカや沈
降性シリカ、及びこれらの表面をシランやシロキサン、
シラザン等で疎水化処理したシリカ等が例示される。
【0009】また、導電性シリコーンゴムの導電性と
は、体積抵抗率が1×1010Ωcm以下のもので、半導
電域も入る。
【0010】本発明に用いる導電性シリコーンゴム組成
物は、 (A)下記平均組成式(1)で示されるオルガノポリシ
ロキサン100重量部 R1 nSiO(4-n)/2 (1) (但し、式中R1は同一又は異種の非置換又は置換の1
価炭化水素基であり、nは1.98〜2.02の正数で
ある。) (B)カーボンブラック 3〜20重量部 (C)比表面積が100m2/g以上の補強性シリカ 0〜3重量部 (D)硬化剤 (A)成分のオルガノポリシロキ
サンを硬化させ得る量を必須成分とするものである。
【0011】(A)成分のオルガノポリシロキサンは、
下記平均組成式(1)で示されるものである。 R1 n SiO(4-n)/2 (1)
【0012】上記式中、R1 は同一又は異種の非置換又
は置換の好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8の
1価炭化水素基であり、例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロ
アルキル基、ビニル基、アリル基等のアルケニル基、フ
ェニル基、トリル基等のアリール基、又はこれらの基の
炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部をハロゲン
原子、シアノ基等で置換したトリフロロプロピル基、シ
アノエチル基等を挙げることができ、メチル基、ビニル
基、フェニル基、トリフロロプロピル基が好ましく、メ
チル基、ビニル基が特に好ましい。またR1 中の0.0
01〜5モル%、特に0.025〜0.5モル%がアル
ケニル基であることが好ましい。またnは1.98〜
2.02の正数である。
【0013】上記式(1)のオルガノポリシロキサンは
その分子鎖末端がトリメチルシリル基、ジメチルビニル
基、ジメチルハイドロキシシリル基、トリビニルシリル
基等で封鎖されたものであることが好ましく、また、基
本的には直鎖状であることが好ましいが、分子構造の異
なる1種又は2種以上の混合物であってもよい。
【0014】また、上記式(1)で示されるオルガノポ
リシロキサンは、平均重合度が100〜100,00
0、特に4,000〜20,000の範囲が好ましく、
25℃における粘度が100cs(センチストークス)
以上、特に100,000〜10,000,000cs
であるものが好ましい。
【0015】この種のオルガノポリシロキサンは、通常
選択されたオルガノハロゲノシランの1種又は2種以上
を(共)加水分解縮合することによって、あるいは環状
ポリシロキサン(シロキサンの3量体あるいは4量体な
ど)をアルカリ性又は酸性の触媒を用いて開環重合する
ことによって得ることができる。
【0016】(B)成分のカーボンブラックはシリコー
ンゴムに導電性を付与すると共に補強性を付与する成分
である。カーボンブラックとしてはアセチレンブラッ
ク、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、グラフ
ァイト等が例示され、その配合量は導電性シリコーンゴ
ムの体積抵抗率と相関するため使用されるロールの用途
により選択されるが、(A)成分のオルガノポリシロキ
サン100重量部に対して3〜20重量部である。3重
量部より少ないと体積抵抗率が1×1010Ωcm以下に
ならないことがあり、20重量部を超えると導電性シリ
コーンゴム組成物の加工性が低下すると共に、硬化した
導電性シリコーンゴムの弾性が乏しくなる。カーボンブ
ラックは1種でも2種以上併用してもよい。
【0017】(C)成分の比表面積100m/g以上
の補強性シリカは通常シリコーンゴムの必須成分とさ
れ、10〜40重量%含有されるが、本発明においては
この成分を極めて少量にする必要がある。(C)成分は
(A)成分のオルガノポリシロキサン100重量部に対
して0〜3重量部、好ましくは0〜2重量部、特に配合
しないことが好ましい。3重量部を越えると導電性シリ
コーンゴムの引張り強さ等の機械的強度は向上するが摩
耗性は低下する。補強性シリカは導電性シリコーンゴム
の抵抗値が高く設定され(B)成分のカーボンブラック
の配合量が少ない場合にシリコーンゴムロールが強度不
足で成形に問題が生じる場合やロールとして使用中にク
ラックや割れ等の問題が生じる場合に3重量部以下にお
いて使用すべきである。
【0018】(D)成分は硬化剤としては、有機過酸化
物又はオルガノハイドロジェンポリシロキサンと白金系
触媒を用いることができる。
【0019】有機過酸化物としては、例えばベンゾイル
パーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキ
サイド、p−メチルベンゾイルパーオキサイド、2,4
−ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−ビス
(2,5−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−t−
ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエートな
どが好適に使用される。この有機過酸化物の添加量は、
(A)成分のオルガノポリシロキサン100部に対し
0.5〜5部、とすることが好ましい。
【0020】更に、(A)成分のオルガノポリシロキサ
ンがけい素原子に直結したアルケニル基を有するもので
あるときには、けい素原子に直結した水素原子に1分子
中に少なくとも2個含有するオルガノハイドロジェンポ
リシロキサンを硬化剤として使用してこれらの付加反応
によって架橋を行わせて硬化させてもよい。この場合、
使用されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、
直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれであってもよいが、重
合度が300以下のものが好ましく、ジメチルハイドロ
ジェンシリル基で末端が封鎖されたジオルガノポリシロ
キサン、ジメチルシロキサン単位とメチルハイドロジェ
ンシロキサン単位及び末端トリメチルシロキシ単位との
共重合体、ジメチルハイドロジェンシロキサン単位(H
(CH32 SiO0.5 単位)とSiO2 単位とからな
る低粘度流体、1,3,5,7−テトラハイドロジェン
−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサ
ン、1−プロピル−3,5,7−トリハイドロジェン−
1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサ
ン、1,5−ジハイドロジェン−3,7−ジヘキシル−
1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン
などが例示される。
【0021】この硬化剤としてのオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンの添加量は、(A)成分のオルガノポ
リシロキサンのアルケニル基に対して、けい素原子に直
結した水素原子が50〜500モル%となる割合で用い
ることが好ましい。この付加反応には公知の白金系触媒
を添加する必要があり、具体的には白金元素単体、白金
化合物、白金複合体、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコ
ール化合物、アルデヒド化合物、エーテル化合物、各種
オレフィン類とのコンプレックスなどが例示される。白
金系触媒の添加量は、(A)成分のオルガノポリシロキ
サンに対し白金原子として1〜2,000ppmの範囲
とすることが好ましい。
【0022】上記組成物には、本発明の効果を妨げない
範囲において発泡剤やシリコーンゴムパウダー、耐熱性
向上剤、反応制御剤、離型剤、分散剤、難燃化剤等を添
加してもよい。尚石英粉やセライト等の粒径の大きい無
機充填剤は摩耗性を低下させるおそれがありできるだけ
使用しないことが好ましい。
【0023】発泡剤としてはアゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾジカルボンアミド、ジニトロペンタメチレンテ
トラミン、ベンゼンスルホンヒドラシド等が例示され導
電性シリコーンゴム組成物100重量部に対し、1〜1
0部使用することが好ましい。
【0024】難燃化剤としては、白金化合物、二酸化チ
タン、炭酸マンガン、ベンガラ、フェライト、マイカ、
ガラス繊維、ガラスフレーク等の少なくとも1種を用い
ればよい。
【0025】硬化後の導電性シリコーンゴムロールの硬
さ(JIS A)は用途により選択すればよいが10〜
70、特に20〜40であることが好ましい。硬さが1
0未満では導電性、強度、表面研磨性等を同時に満たす
ことが難しくなり70を越えると事務機用のゴムロール
としてゴム弾性が不十分となることがある。
【0026】本発明で使用する導電性シリコーンゴム組
成物は、上記した成分を2本ロール、バンバリーミキサ
ー、ドウミキサー(ニーダー)などのゴム混練り機を用
いて均一に混合して、必要に応じ加熱処理を施すことに
より得ることができるが、この場合、例えば第1成分の
オルガノポリシロキサン、第3成分の補強性シリカ等を
予め混合してベースコンパウンドを調整しておき、これ
に第2成分のカーボン粉同様にゴム混練機で混合して調
整してもよく、更には第4成分の硬化剤を添加、混合し
てもよい。
【0027】このようにして得られた導電性シリコーン
ゴム組成物は、金型加圧成形、押し出し成形などの種々
の成形法によって必要とされる用途に成型することがで
きその成型条件は別に限定されないが、100〜400
℃で5秒〜1時間の範囲が好ましい。また成型後に2次
加硫する場合においては150℃〜250℃で1〜30
時間の範囲内で2次加硫する事が好ましい。
【0028】本発明の導電性シリコーンゴムロールは上
記導電性シリコーンゴム組成物を鉄、アルミニウム、S
US、ブラスチック等の部材からなる軸心部材(芯金)
の周囲に上記の方法により形成することにより容易に導
電性シリコーンゴムを得ることが出来る。芯金は給紙ロ
ールの場合は絶縁性芯金でもよいがその他のロールの場
合は、導電性芯金であることが好ましい。芯金とシリコ
ーンゴムは一体接着してもよいし、予めシリコーンゴム
をチューブ状に成形しておいてから芯金と一体化しても
よい。必要により、芯金とシリコーンゴムとの接着性向
上のために接着剤やプライマーを使用しても良い。
【0029】本発明の導電性シリコーンゴムロールは、
シリコーンゴム本来の耐オゾン性、耐候性、耐熱性、ゴ
ム弾性を有すると共に摩耗性が著しく向上したものであ
り高速化、高機能化が進む複写機やファクシミリ、等の
事務機の帯電ロール、現像ロール、転写ロール、搬送ロ
ール等に有効に使用される。
【0030】
【発明の効果】本発明の事務機用導電性シリコーンゴム
ロールは、シリコーンゴムロール本来の性質を有しなが
ら事務機中でOPCドラムやプラスチック、金属、また
は他のロールとこすれあう場合に生じる摩耗を著しく低
減させたものである。
【0031】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【0032】(実施例1)ジメチルシロキサン単位9
9.825モル%、メチルビニルシロキサン単位0.1
5モル%、ジメチルビニルシロキサン0.025モル%
からなり、平均重合度が約5,000であるガム状オル
ガノポリシロキサン100部に、分散剤としての両末端
シラノール基含有ジメチルポリシロキサン(平均重合度
10)3部、導電性付与カーボンとしてデンカブラック
〔電気化学工業(株)社製〕11部を加圧ニーダーにて
充分に混合してコンパウンドをつくった。上記コンパウ
ンド100部に硬化剤として2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5部を混練
りし得られたコンパウンドを用いてロールを成型した。
成型温度は165℃/10分、成型圧力は35kgf/
cm2 であった。このロールは2次加硫を200℃4時
間行われた後、ロール長さ230mm、直径20mm
(肉厚7mm)、表面粗さ15μmに研磨された。
【0033】(実施例2)デンカブラック11部の代わ
りにケッチェンブラックEC〔ケッチェンブラックイン
タナショナル(株)社製〕5部に変更した以外は実施例
1と同様にしてゴムロールを得た。
【0034】(実施例3)補強性シリカとして比表面積
が300m2 /gである乾式シリカ〔日本アエロジル
(株)製〕3部を添加し混練りする以外は実施例2と同
様にしてゴムロールを得た。
【0035】(実施例4)硬化剤として2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンの代
わりにコンパウンド100部に対して塩化白金酸のアル
コール溶液(白金量1.0%)0.05g、SiH量
0.005モル%のメチルハイドロジェンポリシロキサ
ン1.2部をもちいてシリコーンゴムを硬化させる以外
は実施例1同様にしてゴムロールを得た。
【0036】(比較例1)補強性シリカとして比表面積
が300m2 /gである乾式シリカ〔日本アエロジル
(株)製〕3部を20部に変更して混練りする以外は実
施例2と同様にしてゴムロールを得た。
【0037】(比較例2)補強性シリカとして比表面積
が300m2 /gである乾式シリカ〔日本アエロジル
(株)製〕3部を10部に変更して混練りする以外は実
施例2と同様にしてゴムロールを得た。
【0038】(比較例3)補強性シリカとして比表面積
が300m2 /gである乾式シリカ〔日本アエロジル
(株)製〕3部を20部に変更しロール硬度を合わせる
ためにオルガノポリシロキサンガムのメチルビニルシロ
キサン単位を0.15から0.10モル%に変更した以
外は実施例2と同様にしてゴムロールを得た。
【0039】(比較例4)硬化剤として2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンの代
わりにコンパウンド100部に対して塩化白金酸のアル
コール溶液(白金量1.0%)0.05g、SiH量
0.005モル%のメチルハイドロジェンポリシロキサ
ン1.2部をもちいてシリコーンゴムを硬化させる以外
は比較例3同様にしてゴムロールを得た。
【0040】得られた導電性シリコーンゴムロールを、
下記の図1に示すようにアルミドラムに1kg/cm2
の圧力が加わる様に接触させ、ゴムロールを毎分120
回転の割合で回転させて24時間後にレーザー測定機に
よって正確にロール径を測定し、ロール摩耗状況を観察
した。結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】表1の結果より、本発明の導電性シリコー
ンゴムロール(実施例)は、表面摩耗が少ないロールで
あることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【符号の説明】
1 アルミドラム(直径40mm) 2 導電性ゴムローラー 3 モーター 4 回転計
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−116790(JP,A) 特開 平8−90678(JP,A) 特開 平8−20725(JP,A) 特開 昭59−45356(JP,A) 特開 平6−221321(JP,A) 特開 平6−314047(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 101 G03G 15/08 501 G03G 15/09 - 15/09 101 G03G 15/16 103 G03G 15/20 103 G03G 15/00 510 G03G 21/10 F16C 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金上に (A)下記平均組成式(1)で示されるオルガノポリシ
    ロキサン100重量部 R1 nSiO(4-n)/2 (1) (但し、式中R1は同一又は異種の非置換又は置換の1
    価炭化水素基であり、nは1.98〜2.02の正数で
    ある。) (B)カーボンブラック 3〜20重量部 (C)比表面積が100m2/g以上の補強性シリカ 0〜3重量部 (D)硬化剤 (A)成分のオルガノポリシロキサ
    ンを硬化させ得る量を必須成分とする(但し、比表面積
    が100m2/g未満の補強性シリカの配合は除く)導
    電性シリコーンゴム組成物の硬化物が形成されているこ
    とを特徴とする肉厚7mmで直径20mmのロールをア
    ルミドラムに1kg/cm2の圧力が加わるように接触
    させて毎分120回転の割合で24時間回転させたとき
    の磨耗量が12μm以下である耐摩耗性に優れた事務機
    用導電性シリコーンゴムロール。
  2. 【請求項2】 比表面積100m2/g以上の補強性シ
    リカの量が0〜2重量部であることを特徴とする請求項
    1記載の事務機用導電性シリコーンゴムロール。
  3. 【請求項3】 硬化物の硬さ(JIS A)が20〜4
    0である請求項1又は2記載の事務機用導電性シリコー
    ンゴムロール。
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