JPH09292768A - 事務機用導電性シリコーンゴムロール - Google Patents

事務機用導電性シリコーンゴムロール

Info

Publication number
JPH09292768A
JPH09292768A JP8127875A JP12787596A JPH09292768A JP H09292768 A JPH09292768 A JP H09292768A JP 8127875 A JP8127875 A JP 8127875A JP 12787596 A JP12787596 A JP 12787596A JP H09292768 A JPH09292768 A JP H09292768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone rubber
conductive silicone
roll
silica
rubber roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8127875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3319282B2 (ja
Inventor
Sadao Hirabayashi
佐太央 平林
Tsutomu Nakamura
中村  勉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=14970810&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH09292768(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP12787596A priority Critical patent/JP3319282B2/ja
Publication of JPH09292768A publication Critical patent/JPH09292768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3319282B2 publication Critical patent/JP3319282B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 事務機用導電性シリコーンゴムロールに優れ
た耐摩耗性を付与する。 【解決手段】 芯金上に補強性シリカの含有量を5重量
%以下とした導電性シリコーンゴム組成物の硬化物で形
成されている事務機用導電性シリコーンゴムロール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ等の事務機の現像ロール、帯電ロール、転写ロール、
搬送ロール等に用いられる摩耗性に優れた事務機用導電
性シリコーンゴムロールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】複写機
やファクシミリ等の事務機に用いられるロールは、シリ
コーンゴム、ウレタンゴム、エチレンプロピレンゴム、
天然ゴム、フッ素ゴム等が単独又はこれらを複合して用
いられている。このうち、導電性ゴムロールは、静電気
防止が必要とされるロールや帯電、現像、転写等のロー
ルに用いられている。
【0003】シリコーンゴムロールは耐オゾン性、耐候
性、耐熱性等に優れ、低硬度化がし易いため各種ロール
に用いられており、導電性シリコーンゴムロールも上記
用途に用いられている。
【0004】しかし、近年、複写機、ファクシミリ、プ
リンター等は高速、高機能化が進み、各ロールにかかる
圧力は増加しスピードが高速化してきたため導電性ロー
ル材料がOPCや金属、または他のロールとこすれあっ
た結果、表面が摩耗してしまい、ロール径が小さくなっ
てしまったり、初期のロール表面状態を維持できなくな
るという問題点がある。
【0005】本発明は上記事情を鑑みてなされたもので
あり、他の特性をほとんど低下させることなく、摩耗性
を著しく向上させた導電性シリコーンゴムロールを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた
結果、シリコーンゴムの補強剤として極めて有効であ
り、ほとんどのシリコーンゴムに10〜40重量%含有
する補強性シリカを驚くべきことに5重量%以下とした
導電性シリコーンゴム組成物の硬化物を芯金上に形成し
た導電性シリコーンゴムロールがシリコーンゴム本来の
性質を損なうことなく優れた耐摩耗性を有することを知
見した。
【0007】即ち、本発明は芯金上に補強性シリカ微粉
末を5重量%以下、好ましくは2重量%以下、特に好ま
しくは含有しない導電性シリコーンゴム組成物の硬化物
で形成されている事務機用導電性シリコーンゴムロール
である。
【0008】ここで、補強性シリカは比表面積が100
2 /g以上のシリカ微粉末であり、煙霧質シリカや沈
降性シリカ、及びこれらの表面をシランやシロキサン、
シラザン等で疎水化処理したシリカ等が例示される。
【0009】また、導電性シリコーンゴムの導電性と
は、体積抵抗率が1×1010Ωcm以下のもので、半導
電域も入る。
【0010】本発明に用いる好ましい導電性シリコーン
ゴムゴム組成物は、 (A)下記平均組成式(1)で示されるオルガノポリシ
ロキサン100重量部 R1 n SiO(4-n)/2 (1) (但し、式中R1 は同一又は異種の非置換又は置換の1
価炭化水素基であり、nは1.98〜2.02の正数で
ある。) (B)カーボンブラック 1〜100重量部 (C)比表面積が100m2 /g以上の補強性シリカ 0〜5重量部 (D)硬化剤 (A)成分のオルガノポリシロキサンを硬化し得る量 からなるものである。
【0011】(A)成分のオルガノポリシロキサンは、
下記平均組成式(1)で示されるものである。 R1 n SiO(4-n)/2 (1)
【0012】上記式中、R1 は同一又は異種の非置換又
は置換の好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8の
1価炭化水素基であり、例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロ
アルキル基、ビニル基、アリル基等のアルケニル基、フ
ェニル基、トリル基等のアリール基、又はこれらの基の
炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部をハロゲン
原子、シアノ基等で置換したトリフロロプロピル基、シ
アノエチル基等を挙げることができ、メチル基、ビニル
基、フェニル基、トリフロロプロピル基が好ましく、メ
チル基、ビニル基が特に好ましい。またR1 中の0.0
01〜5モル%、特に0.025〜0.5モル%がアル
ケニル基であることが好ましい。またnは1.98〜
2.02の正数である。
【0013】上記式(1)のオルガノポリシロキサンは
その分子鎖末端がトリメチルシリル基、ジメチルビニル
基、ジメチルハイドロキシシリル基、トリビニルシリル
基等で封鎖されたものであることが好ましく、また、基
本的には直鎖状であることが好ましいが、分子構造の異
なる1種又は2種以上の混合物であってもよい。
【0014】また、上記式(1)で示されるオルガノポ
リシロキサンは、平均重合度が100〜100,00
0、特に4,000〜20,000の範囲が好ましく、
25℃における粘度が100cs(センチストークス)
以上、特に100,000〜10,000,000cs
であるものが好ましい。
【0015】この種のオルガノポリシロキサンは、通常
選択されたオルガノハロゲノシランの1種又は2種以上
を(共)加水分解縮合することによって、あるいは環状
ポリシロキサン(シロキサンの3量体あるいは4量体な
ど)をアルカリ性又は酸性の触媒を用いて開環重合する
ことによって得ることができる。
【0016】(B)成分のカーボンブラックはシリコー
ンゴムに導電性を付与すると共に補強性を付与する成分
である。カーボンブラックとしてはアセチレンブラッ
ク、ケツチエンブラック、チャンネルブラック、グラフ
ァイト等が例示され、その配合量は導電性シリコーンゴ
ムの体積抵抗率と相関するため使用されるロールの用途
により選択されるが(A)成分のオルガノポリシロキサ
ン100重量部に対して1〜100重量部、好ましくは
2〜50重量部、特に3〜20重量部である。1重量部
より少ないと体積抵抗率が1×1010Ωcm以下になら
ないことがあり100重量部を越えると導電性シリコー
ンゴム組成物の加工性が低下すると共に、硬化した導電
性シリコーンゴムの弾性が乏しくなる。カーボンブラッ
クは1種でも2種以上併用してもよい。
【0017】(C)成分の比表面積100m2 /g以上
の補強性シリカは通常シリコーンゴムの必須成分とさ
れ、10〜40重量%含有されるが、本発明においては
この成分を極めて少量にする必要がある。(C)成分は
(A)成分のオルガノポリシロキサン100重量部に対
して0〜5重量部、好ましくは0〜2重量部、特に配合
しないことが好ましい。5重量部を越えると導電性シリ
コーンゴムの引張り強さ等の機械的強度は向上するが摩
耗性は低下する。補強性シリカは導電性シリコーンゴム
ロールの抵抗値が高く設定され(B)成分のカーボンブ
ラックの配合量が少ない場合にシリコーンゴムロールが
強度不足で成形に問題が生じる場合やロールとして使用
中にクラックや割れ等の問題が生じる場合に5重量部以
下において使用すべきである。
【0018】(D)成分は硬化剤としては、有機過酸化
物又はオルガノハイドロジェンポリシロキサンと白金系
触媒を用いることができる。
【0019】有機過酸化物としては、例えばベンゾイル
パーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキ
サイド、p−メチルベンゾイルパーオキサイド、2,4
−ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−ビス
(2,5−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−t−
ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエートな
どが好適に使用される。この有機過酸化物の添加量は、
(A)成分のオルガノポリシロキサン100部に対し
0.5〜5部、とすることが好ましい。
【0020】更に、(A)成分のオルガノポリシロキサ
ンがけい素原子に直結したアルケニル基を有するもので
あるときには、けい素原子に直結した水素原子に1分子
中に少なくとも2個含有するオルガノハイドロジェンポ
リシロキサンを硬化剤として使用してこれらの付加反応
によって架橋を行わせて硬化させてもよい。この場合、
使用されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、
直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれであってもよいが、重
合度が300以下のものが好ましく、ジメチルハイドロ
ジェンシリル基で末端が封鎖されたジオルガノポリシロ
キサン、ジメチルシロキサン単位とメチルハイドロジェ
ンシロキサン単位及び末端トリメチルシロキシ単位との
共重合体、ジメチルハイドロジェンシロキサン単位(H
(CH32 SiO0.5 単位)とSiO2 単位とからな
る低粘度流体、1,3,5,7−テトラハイドロジェン
−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサ
ン、1−プロピル−3,5,7−トリハイドロジェン−
1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサ
ン、1,5−ジハイドロジェン−3,7−ジヘキシル−
1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン
などが例示される。
【0021】この硬化剤としてのオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンの添加量は、(A)成分のオルガノポ
リシロキサンのアルケニル基に対して、けい素原子に直
結した水素原子が50〜500モル%となる割合で用い
ることが好ましい。この付加反応には公知の白金系触媒
を添加する必要があり、具体的には白金元素単体、白金
化合物、白金複合体、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコ
ール化合物、アルデヒド化合物、エーテル化合物、各種
オレフィン類とのコンプレックスなどが例示される。白
金系触媒の添加量は、(A)成分のオルガノポリシロキ
サンに対し白金原子として1〜2,000ppmの範囲
とすることが好ましい。
【0022】上記組成物には、本発明の効果を妨げない
範囲において発泡剤やシリコーンゴムパウダー、耐熱性
向上剤、反応制御剤、離型剤、分散剤、難燃化剤等を添
加してもよい。尚石英粉やセライト等の粒径の大きい無
機充填剤は摩耗性を低下させるおそれがありできるだけ
使用しないことが好ましい。
【0023】発泡剤としてはアゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾジカルボンアミド、ジニトロペンタメチレンテ
トラミン、ベンゼンスルホンヒドラシド等が例示され導
電性シリコーンゴム組成物100重量部に対し、1〜1
0部使用することが好ましい。
【0024】難燃化剤としては、白金化合物、二酸化チ
タン、炭酸マンガン、ベンガラ、フェライト、マイカ、
ガラス繊維、ガラスフレーク等の少なくとも1種を用い
ればよい。
【0025】硬化後の導電性シリコーンゴムロールの硬
さ(JIS A)は用途により選択すればよいが10〜
70、特に20〜40であることが好ましい。硬さが1
0未満では導電性、強度、表面研磨性等を同時に満たす
ことが難しくなり70を越えると事務機用のゴムロール
としてゴム弾性が不十分となることがある。
【0026】本発明で使用する導電性シリコーンゴム組
成物は、上記した成分を2本ロール、バンバリーミキサ
ー、ドウミキサー(ニーダー)などのゴム混練り機を用
いて均一に混合して、必要に応じ加熱処理を施すことに
より得ることができるが、この場合、例えば第1成分の
オルガノポリシロキサン、第3成分の補強性シリカ等を
予め混合してベースコンパウンドを調整しておき、これ
に第2成分のカーボン粉同様にゴム混練機で混合して調
整してもよく、更には第4成分の硬化剤を添加、混合し
てもよい。
【0027】このようにして得られた導電性シリコーン
ゴム組成物は、金型加圧成形、押し出し成形などの種々
の成形法によって必要とされる用途に成型することがで
きその成型条件は別に限定されないが、100〜400
℃で5秒〜1時間の範囲が好ましい。また成型後に2次
加硫する場合においては150℃〜250℃で1〜30
時間の範囲内で2次加硫する事が好ましい。
【0028】本発明の導電性シリコーンゴムロールは上
記導電性シリコーンゴム組成物を鉄、アルミニウム、S
US、ブラスチック等の部材からなる軸心部材(芯金)
の周囲に上記の方法により形成することにより容易に導
電性シリコーンゴムを得ることが出来る。芯金は給紙ロ
ールの場合は絶縁性芯金でもよいがその他のロールの場
合は、導電性芯金であることが好ましい。芯金とシリコ
ーンゴムは一体接着してもよいし、予めシリコーンゴム
をチューブ状に成形しておいてから芯金と一体化しても
よい。必要により、芯金とシリコーンゴムとの接着性向
上のために接着剤やプライマーを使用しても良い。
【0029】本発明の導電性シリコーンゴムロールは、
シリコーンゴム本来の耐オゾン性、耐候性、耐熱性、ゴ
ム弾性を有すると共に摩耗性が著しく向上したものであ
り高速化、高機能化が進む複写機やファクシミリ、等の
事務機の帯電ロール、現像ロール、転写ロール、搬送ロ
ール等に有効に使用される。
【0030】
【発明の効果】本発明の事務機用導電性シリコーンゴム
ロールは、シリコーンゴムロール本来の性質を有しなが
ら事務機中でOPCドラムやプラスチック、金属、また
は他のロールとこすれあう場合に生じる摩耗を著しく低
減させたものである。
【0031】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【0032】(実施例1)ジメチルシロキサン単位9
9.825モル%、メチルビニルシロキサン単位0.1
5モル%、ジメチルビニルシロキサン0.025モル%
からなり、平均重合度が約5,000であるガム状オル
ガノポリシロキサン100部に、分散剤としての両末端
シラノール基含有ジメチルポリシロキサン(平均重合度
10)3部、導電性付与カーボンとしてデンカブラック
〔電気化学工業(株)社製〕11部を加圧ニーダーにて
充分に混合してコンパウンドをつくった。上記コンパウ
ンド100部に硬化剤として2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5部を混練
りし得られたコンパウンドを用いてロールを成型した。
成型温度は165℃/10分、成型圧力は35kgf/
cm2 であった。このロールは2次加硫を200℃4時
間行われた後、ロール長さ230mm、直径20mm
(肉厚7mm)、表面粗さ15μmに研磨された。
【0033】(実施例2)デンカブラック11部の代わ
りにケッチェンブラックEC〔ケッチェンブラックイン
タナショナル(株)社製〕5部に変更した以外は実施例
1と同様にしてゴムロールを得た。
【0034】(実施例3)補強性シリカとして比表面積
が300m2 /gである乾式シリカ〔日本アエロジル
(株)製〕3部を添加し混練りする以外は実施例2と同
様にしてゴムロールを得た。
【0035】(実施例4)硬化剤として2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンの代
わりにコンパウンド100部に対して塩化白金酸のアル
コール溶液(白金量1.0%)0.05g、SiH量
0.005モル%のメチルハイドロジェンポリシロキサ
ン1.2部をもちいてシリコーンゴムを硬化させる以外
は実施例1同様にしてゴムロールを得た。
【0036】(比較例1)補強性シリカとして比表面積
が300m2 /gである乾式シリカ〔日本アエロジル
(株)製〕3部を20部に変更して混練りする以外は実
施例2と同様にしてゴムロールを得た。
【0037】(比較例2)補強性シリカとして比表面積
が300m2 /gである乾式シリカ〔日本アエロジル
(株)製〕3部を10部に変更して混練りする以外は実
施例2と同様にしてゴムロールを得た。
【0038】(比較例3)補強性シリカとして比表面積
が300m2 /gである乾式シリカ〔日本アエロジル
(株)製〕3部を20部に変更しロール硬度を合わせる
ためにオルガノポリシロキサンガムのメチルビニルシロ
キサン単位を0.15から0.10モル%に変更した以
外は実施例2と同様にしてゴムロールを得た。
【0039】(比較例4)硬化剤として2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンの代
わりにコンパウンド100部に対して塩化白金酸のアル
コール溶液(白金量1.0%)0.05g、SiH量
0.005モル%のメチルハイドロジェンポリシロキサ
ン1.2部をもちいてシリコーンゴムを硬化させる以外
は比較例3同様にしてゴムロールを得た。
【0040】得られた導電性シリコーンゴムロールを、
下記の図1に示すようにアルミドラムに1kg/cm2
の圧力が加わる様に接触させ、ゴムロールを毎分120
回転の割合で回転させて24時間後にレーザー測定機に
よって正確にロール径を測定し、ロール摩耗状況を観察
した。結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】表1の結果より、本発明の導電性シリコー
ンゴムロール(実施例)は、表面摩耗が少ないロールで
あることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【符号の説明】
1 アルミドラム(直径40mm) 2 導電性ゴムローラー 3 モーター 4 回転計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金上に補強性シリカの含有量を5重量
    %以下とした導電性シリコーンゴム組成物の硬化物で形
    成されていることを特徴とする事務機用導電性シリコー
    ンゴムロール。
  2. 【請求項2】 導電性シリコーンゴム組成物が (A)下記平均組成式(1)で示されるオルガノポリシ
    ロキサン100重量部 R1 n SiO(4-n)/2 (1) (但し、式中R1 は同一又は異種の非置換又は置換の1
    価炭化水素基であり、nは1.98〜2.02の正数で
    ある。) (B)カーボンブラック 1〜100重量部 (C)比表面積が100m2 /g以上の補強性シリカ 0〜5重量部 (D)硬化剤 (A)成分のオルガノポリシロキサンを硬化させ得る量 からなる請求項1記載の事務機用導電性シリコーンゴム
    ロール。
JP12787596A 1996-04-24 1996-04-24 事務機用導電性シリコーンゴムロール Ceased JP3319282B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12787596A JP3319282B2 (ja) 1996-04-24 1996-04-24 事務機用導電性シリコーンゴムロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12787596A JP3319282B2 (ja) 1996-04-24 1996-04-24 事務機用導電性シリコーンゴムロール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09292768A true JPH09292768A (ja) 1997-11-11
JP3319282B2 JP3319282B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=14970810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12787596A Ceased JP3319282B2 (ja) 1996-04-24 1996-04-24 事務機用導電性シリコーンゴムロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3319282B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6668148B2 (en) 2000-12-20 2003-12-23 Ricoh Company, Ltd. Latent electrostatic image developing apparatus and image forming apparatus including such developing apparatus
JP2006052302A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Shin Etsu Chem Co Ltd 導電性シリコーンゴム組成物及びその製造方法
KR100686612B1 (ko) * 2005-04-14 2007-02-26 주식회사 이엠씨플러스 탄소나노튜브를 포함하는 도전성 실리콘 수지 조성물
JP2009085436A (ja) * 2009-01-16 2009-04-23 Shin Etsu Chem Co Ltd 現像ロール

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6668148B2 (en) 2000-12-20 2003-12-23 Ricoh Company, Ltd. Latent electrostatic image developing apparatus and image forming apparatus including such developing apparatus
JP2006052302A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Shin Etsu Chem Co Ltd 導電性シリコーンゴム組成物及びその製造方法
KR100686612B1 (ko) * 2005-04-14 2007-02-26 주식회사 이엠씨플러스 탄소나노튜브를 포함하는 도전성 실리콘 수지 조성물
JP2009085436A (ja) * 2009-01-16 2009-04-23 Shin Etsu Chem Co Ltd 現像ロール

Also Published As

Publication number Publication date
JP3319282B2 (ja) 2002-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1790693B1 (en) Heat fixing roll and fixing belt
JP4900584B2 (ja) 熱定着ロール又は定着ベルト
JP5540937B2 (ja) 高熱伝導性熱定着ロール又は高熱伝導性熱定着ベルト用シリコーンゴム組成物並びに定着ロール及び定着ベルト
EP0609038B1 (en) Semiconductor rolls
JP2006265340A (ja) 定着ロール又は定着ベルト用絶縁性シリコーンゴム組成物、並びに定着ロール及び定着ベルト
US5582885A (en) Silicone rubber roll
JPH07258548A (ja) 導電性シリコーンゴム組成物
JP2007086498A (ja) 電子写真式画像形成用ゴム部材及び電子写真式画像形成装置
JP3319282B2 (ja) 事務機用導電性シリコーンゴムロール
JP4920147B2 (ja) 半導電ロール
JP4766234B2 (ja) 高熱伝導性熱定着ロール又は定着ベルト用熱硬化型シリコーンゴム組成物、定着ロール及び定着ベルト
JP2003208052A (ja) 定着ロール用シリコーンゴム組成物及び定着ロール
JP4840560B2 (ja) 導電性ローラ及びそのシリコーンゴム弾性層と表層との接着性を向上する方法
JP3727450B2 (ja) 定着ロール
JPH0816195B2 (ja) ゴム組成物の製造方法
JP3383536B2 (ja) 半導電性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴムロール
JPH11228745A (ja) 給紙系ゴム部材形成用ゴム組成物
JP2008150456A (ja) 導電性液状付加硬化型シリコーンゴム組成物の製造方法
JP4636233B2 (ja) 導電性シリコーンゴム組成物及びその製造方法
JPH11158377A (ja) シリコーンゴム組成物及び定着ロール
JP4200625B2 (ja) 半導電性ロールの製法
JP2008150505A (ja) シリコーンゴム組成物及び定着部材
JP2004189818A (ja) シリコーンゴム組成物
JP3408326B2 (ja) 導電性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴムロール
JP3029538B2 (ja) 現像ロール用導電性シリコーンゴム組成物及び現像ロール用シリコーンゴムロール

Legal Events

Date Code Title Description
RVOP Cancellation by post-grant opposition