JP3029538B2 - 現像ロール用導電性シリコーンゴム組成物及び現像ロール用シリコーンゴムロール - Google Patents

現像ロール用導電性シリコーンゴム組成物及び現像ロール用シリコーンゴムロール

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JP3029538B2
JP3029538B2 JP6241147A JP24114794A JP3029538B2 JP 3029538 B2 JP3029538 B2 JP 3029538B2 JP 6241147 A JP6241147 A JP 6241147A JP 24114794 A JP24114794 A JP 24114794A JP 3029538 B2 JP3029538 B2 JP 3029538B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、成形後のゴムからにじみ
出す成分が極めて少ない現像ロール用導電性シリコーン
ゴム組成物に関し、また、その特性を活用することによ
り乾式複写機やプリンター等に用いられる感光ドラムに
対する汚染や接点障害を防止した現像ロール用導電性シ
リコーンゴムロールおよび現像ロール用導電性シリコー
ンゴムスポンジロールに関する。
【0002】
【発明の技術的背景とその問題点】従来、電気絶縁性を
示すゴム状物質に導電性材料(導電性付与剤)を配合し
た導電性ゴムは種々知られており、例えば導電性材料と
してカーボンブラック等を配合し、電気抵抗を105 〜10
Ω・cmの範囲にした導電性ゴムが広い分野で応用されて
いる。一方、電気絶縁性ゴム状物質の一つであるシリコ
ーンゴムは、耐熱性、耐寒性、耐候性に優れ、電気絶縁
性ゴムとして多く利用されているが、他のゴム状物質と
同様に導電性材料を添加することで、導電性シリコーン
ゴムとしても実用化されている。この場合、導電性シリ
コーンゴムに添加する導電性材料としては、例えばカー
ボンブラックやグラファイト、銀、ニッケル、銅等の各
種金属粉、各種非導電性粉体や短繊維表面を銀等の金属
で処理したもの、炭素繊維、金属繊維などを混合したも
のが、シリコーンゴムが持つ特異な特性を損なうことな
くその導電性材料の種類及び充填量によりシリコーンゴ
ムの体積固有抵抗を1013〜10-3Ω・cm程度まで低下させ
得ることから頻繁に使用されており、特に105 Ω・cm以
下の高導電性シリコーンゴムを得る場合には、これらの
うちカーボンブラックや銀、ニッケル等の金属粉、特に
コストの点からカーボンブラックが多用されている。ま
た、導電性シリコーンゴムは、電気・電子機器の接点や
面状発熱体、乾式複写機やプリンター、ファックス用の
ロール等に広く利用されている。近年、プリンター、フ
ァックス、複写機等の機構が磁性トナーから1成分の静
電トナーに変わりつつある。さらに、オゾン発生の問題
からコロナ放電から導電ロールへと変わりつつあり、特
性の点からシリコーンの利用度が大きくなってきてい
る。しかしながら、乾式複写機やプリンター等の帯電ロ
ール、現像ロール、転写ロール、クリーニングロール
等、いわゆる感光体回りには、普通4〜5本のロールが
使用されるがこの内2〜3本は感光体に接触している。
このため稼働していない時、ロール材料である硬化ゴム
中に存在する未反応のシロキサン成分がにじみ出し、感
光体を汚染し、確実な印字がされない白ヌケと言われる
ような不具合が起こり、安定した画像が得られないとい
う問題があった。この問題に対し、未反応シロキサン成
分がにじみ出さないよう、ロール表面をコーティングす
る方法、高温雰囲気下において未反応シロキサン成分を
除去する方法、溶剤等で抽出する方法等が行われてい
た。しかしながら、コーティングを行う方法ではコスト
がかかり、また、安定したコーティング層を得るのが難
しいという問題があった。また、高温雰囲気下や溶剤等
で除去する方法では重合度20以下の低分子シロキサンの
除去には有効であるが、それ以上の重合度を有するシロ
キサンに対しては効果が得られないという問題があっ
た。
【0003】
【発明の目的】本発明は、上記の問題点を解消し、硬化
ゴムからにじみ出る未反応のシロキサン成分の極めて少
ない現像ロール用導電性シリコーンゴム組成物およびそ
れを用いた現像ロール用導電性シリコーンゴムロールを
提供することを目的とする。
【0004】
【発明の構成】本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意
検討した結果、吸油量が 150cc/100g以上の微粉末状沈
澱シリカ系充填剤または吸油量300cc /100g以上の微小
細孔を有する沈澱シリカ以外の無機微粉体を配合するこ
とが有効であることを見出し、本発明を完成するに到っ
た。即ち本発明は(A) 平均組成式(1) で示されるポリオ
ルガノシロキサン100 重量部に、 RaSiO(4-a)/2 … (1) (式中、R は置換又は非置換の一価の炭化水素基、a は
1.95〜2.05の正数である。) (B) 導電性付与剤3〜1000重量部 (C) 吸油量が 150cc/100g以上の微粉末状沈澱シリカ系
充填剤または吸油量300cc /100g以上の微小細孔を有す
る沈澱シリカ以外の無機微粉体1〜150 重量部 (D) 硬化剤必要量 を配合してなる現像ロール用導電性シリコーンゴム組成
物、および現像ロール用導電性シリコーンゴム組成物を
用いた現像ロール用導電性シリコーンゴムロール、現像
ロール用導電性シリコーンゴムスポンジロールである。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
組成物を構成する(A) 成分は、前記一般式(1) で示され
るオルガノポリシロキサンであり、式中R はメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ビ
ニル基、アリル基、ブタニエル基などのアルケニル基、
フェニル基、トリル基などのアリール基またはこれらの
基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部をハロ
ゲン原子、シアノ基などで置換したクロロメチル基、ク
ロロプロピル基、3,3,3 −トリフルオロプロピル基、2
−シアノエチル基などから選択される同種又は異種の非
置換又は置換の一価の炭化水素基であり、好ましくは炭
素数1〜10、より好ましくは1〜8のものである。又、
a は1.90〜2.05の正数である。このものは、直鎖状の分
子構造を有することが好ましいが、分子中に一部分枝鎖
状のものを含有していても問題はない。また、このもの
は分子鎖末端がトリオルガノシリル基又は水酸基で封鎖
されたものとすればよいが、このトリオルガノシリル基
としては、トリメチルシリル基、ジメチルビニルシリル
基、メチルフェニルビニルシリル基、メチルジフェニル
シリル基、メチルジビニルシリル基、トリビニルシリル
基などが例示される。尚、このものの重合度に限定はな
いが、液状シリコーンゴムとする場合には重合度 100〜
2000、ミラブル型シリコーンゴムとする場合には重合度
2000〜10000が好ましい。
【0006】(B) 成分の導電性付与剤としては、金
属粉末、金属繊維、金属フレーク、導電性金属酸化物等
の金属系導電剤、カーボンブラック等が使用できる。こ
こで、粉末、繊維、フレーク用いられる金属としては、
銀、銅、ニッケル、ステンレス、アルミニウム等が挙げ
られ、導電性金属酸化物としては、導電性酸化亜鉛、導
電性酸化チタン等が挙げられる。カーボンブラックとし
ては、通常導電性ゴム組成物に常用されているものを使
用し得る。例えばアセチレンブラック、コンダクティブ
ファーネスブラック(CF)、スーパーコンダクティブ
ファーネスブラック(SCF)、エクストラコンダクテ
ィブファーネスブラック(XCF)、コンダクティブチ
ャンネルブラック(CC)及び1500℃程度の高温で熱処
理されたファーネスブラック又はチャンネルブラック等
が挙げることができる。アセチレンブラックの具体例と
しては電化アセチレンブラック(電気化学株式会社
製)、シャウニガンアセチレンブラック(シャウニガン
ケミカル株式会社製)等が、コンダクティブファーネス
ブラックの具体例としてはコンチネックスCF(コンチ
ネンタルカーボン株式会社製)、バルカンC(キャボッ
ト株式会社製)等が、スーパーコンダクティブファーネ
スブラックの具体例としてはコンチネックスSCF(コ
ンチネンタルカーボン株式会社製)、バルカンSC(キ
ャボット株式会社製)等が、エクストラコンダクティブ
ファーネスブラックの具体例としては旭HS−500
(旭カーボン株式会社製)、バルカンXC−72(キャ
ボット株式会社製)等が、コンダクティブチャンネルブ
ラックとしてはコウラックスL(デグッサ株式会社製)
等が例示され、また、ファーネスブラックの一種である
ケッチェンブラックEC及びケッチェンブラックEC−
600JD(ケッチェンブラックインターナショナル株
式会社製)を用いることもできる。なお、これらの配合
量としては、金属系導電付与剤は、(A) 成分のポリオル
ガノシロキサン 100重量部に対し50〜1000重量部より好
ましくは 100〜500 重量部である。50重量部未満である
と導電性が得られず、1000重量部を越えて配合しても、
効果が上がらないばかりか機械的強度を落とすことがあ
る。又、カーボンブラックは3〜150 重量部、より好ま
しくは5〜100 重量部である。3重量部未満であると導
電性が得られにくく、150 重量部を越えて配合しても効
果が上がらないばかりか、機械的強度を落とすことがあ
る。
【0007】(C) 成分の微粉末状沈澱シリカ系充填剤は
未反応のシロキサン成分のにじみ出しを防止するための
ものである。この沈澱シリカ系充填剤は、一次粒子が凝
集し、凝集体を形成し、また、この凝集体内には多数の
空隙が存在している。そのため、この空隙に未反応のシ
ロキサンを吸着し、にじみ出しを防止するのである。ま
た、この沈澱シリカ系充填剤は、表面処理されていない
もの、またはオルガノシラン、オルガノシロキサン、オ
ルガノシロキサンなどで表面処理をしたものでもよい。
また、このものは、未反応のシロキサン成分のみじみ出
しを防止するためにはJIS K 5101に定められる吸油量が
150cc /100g以上であることが必要であり、好ましくは
180cc /100g以上である。沈澱シリカ以外の微小細孔を
有する無機微粉体も有効であるが、この場合には沈澱シ
リカ系充填剤と違いシロキサンとの親和力が弱いため、
吸油量が 300cc/100g以上であることが必要となる。こ
のような無機微粉体としては、ジャオライト型ケイ酸カ
ルシウム(例えばトクヤマ製フローライト)、ゼオライ
ト、シラスバルーンなどが例示される。また微小細孔を
有する無機微粉体は(A) 成分のポリマーにも作用し、組
成物の粘度を上昇させ、成形加工性を低下させる場合が
ある。この場合には(C) 成分と(A) 成分を混合する前に
あらかじめ、(C) 成分 100重量部に対しシロキサン単位
2〜6の環状または直鎖状のジメチルシロキサン10〜50
0 重量部を担持させておくことで解決できる。また(C)
成分の配合量は少なすぎると未反応シロキサン成分のに
じみ出しを防止できず、多すぎてもこれを硬化して得ら
れるシリコーンゴムの機械的強度が低下するので、(A)
成分 100重量部に対して1〜150 重量部、より好ましく
は3〜100 重量部である。
【0008】(D) 成分の硬化剤としては、ゴム弾性体を
得るための反応機構に応じて適宜選択されるものであ
る。その反応機構としては、(1) 有機過酸化物加硫剤に
よる架橋方法、(2) 縮合反応による方法、(3) 付加反応
による方法等が知られており、その反応機構によって、
(A) 成分と(D) 成分すなわち硬化用触媒もしくは架橋剤
との好ましい組合せ、並びに(D) 成分の量が決まること
は周知である。以下、上記 (1)〜(3) の夫々の反応機構
における(A) オルガノポリシロキサンと、(D) 硬化剤と
について説明する。先ず、上記(1) の架橋方法を適用す
る場合においては、通常、(A) 成分のオルガノポリシロ
キサンとして、1分子中のケイ素原子に結合した有機基
のうち、少なくとも2個がビニル、プロペニル、ブテニ
ル、ヘキセニルなどのアルケニル基であるオルガノポリ
シロキサンが用いられる。特に合成の容易さ、原料の入
手のし易さから、上記基の中でもビニル基が好ましい。
また、(C) 成分の硬化剤としては、ベンゾイルペルオキ
シド、2,4 −ジクロロベンゾイルペルオキシド、ジクミ
ルペルオキシド、クミル−t−ブチルペルオキシド、2,
5 −ジメチル−2,5 −ジ−t−ブチルペルオキシヘキサ
ン、ジ−t−ブチルペルオキシド等の各種の有機過酸化
物加硫剤が用いられ、特に低い圧縮永久歪みを与えるこ
とから、ジクミルペルオキシド、クミル−t−ブチルペ
ルオキシド、2,5 −ジメチル−2,5 −ジ−t−ブチルペ
ルオキシヘキサン、ジ−t−ブチルペルオキシドが好ま
しい。なお、これらの有機過酸化物加硫剤は、1種また
は2種以上の混合物として用いられる。(D) 成分の硬化
剤である有機過酸化物の配合量は、(A) 成分のオルガノ
ポリシロキサン 100重量部に対し0.05〜15重量部の範囲
が好ましい。有機過酸化物の配合量が0.05重量部未満で
は加硫が十分に行われず、15重量部を超えて配合しても
それ以上の格別な効果がないばかりか、得られた導電性
シリコーンゴムの物性に悪影響を与えることがあるから
である。
【0009】また、上記(2) の縮合反応を適用する場合
においては、(A) 成分のオルガノポリシロキサンとして
両末端に水酸基を有するオルガノポリシロキサンが用い
られる。(D) 成分の硬化剤としては、まず架橋剤とし
て、エチルシリケート、プロピルシリケート、メチルト
リメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、メチル
トリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、メチ
ルトリス(メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリス
(メトキシエトキシ)シラン、メチルトリプロペノキシ
シラン等のアルコキシ型;メチルトリアセトキシシラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン等のアセトキシ型;メ
チルトリ(アセトンオキシム)シラン、ビニルトリ(ア
セトンオキシム)シラン、メチルトリ(メチルエチルケ
トキシム)シラン、ビニルトリ(メチルエチルケトキシ
ム)シラン等、およびその部分加水分解物が例示され
る。また、ヘキサメチル−ビス(ジエチルアミノキシ)
シクロテトラシロキサン、テトラメチルジブチル−ビス
(ジエチルアミノキシ)シクロテトラシロキサン、ヘプ
タメチル(ジエチルアミノキシ)シクロテトラシロキサ
ン、ペンタメチル−トリス(ジエチルアミノキシ)シク
ロテトラシロキサン、ヘキサメチル−ビス(メチルエチ
ルアミノキシ)シクロテトラシロキサン、テトラメチル
−ビス(ジエチルアミノキシ)−モノ(メチルエチルア
ミノキシ)シクロテトラシロキサンのような環状シロキ
サン等も例示される。このように、架橋剤はシランやシ
ロキサン構造のいずれでもよく、またそのシロキサン構
造は直鎖状、分岐状および環状のいずれでもよい。さら
に、これらを使用する際には、1種類に限定される必要
はなく、2種以上の併用も可能である。また、(D) 成分
の硬化剤のうち、硬化用触媒としては、鉄オクトエー
ト、コバルトオクトエート、マンガンオクトエート、ス
ズナフテネート、スズカプリレート、スズオレエートの
ようなカルボン酸金属塩;ジメチルスズジオレエート、
ジメチルスズジラウレート、ジブチルスズジアセテー
ト、ジブチルスズジオクトエート、ジブチルスズジラウ
レート、ジブチルスズジオレエート、ジフェニルスズジ
アセテート、酸化ジブチルスズ、ジブチルスズジメトキ
シド、ジブチルビス(トリエトキシシロキシ)スズ、ジ
オクチルスズジラウレートのような有機スズ化合物が用
いられる。(D) 成分の硬化剤のうち、上記架橋剤の配合
量は(A) 成分のオルガノポリシロキサン 100重量部に対
し 0.1〜20重量部が好ましい。架橋剤の使用量が 0.1重
量部未満では、硬化後のゴムに充分な強度が得られず、
また20重量部を超えると得られるゴムが脆くなり、いず
れも実用に耐え難い。また、硬化用触媒の配合量は(A)
成分のオルガノポリシロキサン 100重量部に対し0.01〜
5重量部が好ましい。これより少ない量では硬化用触媒
として不十分であって、硬化に長時間を要し、また空気
との接触面から遠い内部での硬化が不良となる。他方、
これよりも多い場合には、保存安定性が低下してしま
う。より好ましい配合量の範囲としては、 0.1〜3重量
部である。
【0010】上記(3) の付加反応を適用する場合の(A)
成分のオルガノポリシロキサンとしては、上記(1) にお
けるオルガノポリシロキサンと同様なものが用いられ
る。また、(D) 成分の硬化剤としては、硬化用触媒とし
て、塩化白金酸、白金オレフィン錯体、白金ビニルシロ
キサン錯体、白金黒、白金トリフェニルホスフィン錯体
等の白金系触媒が用いられ、架橋剤として、ケイ素原子
に結合した水素原子が1分子中に少なくとも平均2個を
超える数を有するオルガノポリシロキサンが用いられ
る。(D) 成分の硬化剤のうち、硬化用触媒の配合量は、
(A) 成分のオルガノポリシロキサン 100重量部に対し白
金元素量で1〜1000ppm の範囲となる量が好ましい。硬
化用触媒の配合量が白金元素量として1ppm 未満では、
充分に硬化が進行せず、また1000ppm を超えても特に硬
化速度の向上等が期待できない。また、架橋剤の配合量
は、(A) 成分中のアルケニル基1個に対し、架橋剤中の
ケイ素原子に結合した水素原子が 0.5〜4.0 個となるよ
うな量が好ましく、さらに好ましくは1.0 〜3.0 個とな
るような量である。水素原子の量が 0.5個未満である場
合は、組成物の硬化が充分に進行せずに、硬化後の組成
物の硬さが低くなり、また水素原子の量が 4.0個を超え
ると硬化後の組成物の物理的性質と耐熱性が低下する。
【0011】なお、本発明の組成物には必要に応じて重
合度が 100以下の低分子量シロキサン、シラノール基含
有シラン、アルコキシ基含有シランなどの分散剤や酸化
鉄、酸化セリウム、オクチル酸鉄などの耐熱性向上剤、
白金化合物、酸化鉄、アゾ化合物、酸化チタンなどの難
燃剤、顔料など、また補強の面からフュームドシリカ、
表面を疎水化処理したフュームドシリカ、石英微粉末、
けいそう土などの微粉末シリカ、ポリオルガノシルセス
キオキサンを配合してもよく、更に組成物に加工性、成
形性を付与する目的でイソパラフィン溶剤などの飽和脂
肪族炭化水素、その他通常のシリコーンゴム組成物に添
加される他の添加剤を添加することもできる。本発明の
組成物の製造方法としては、ニーダー、バンバリーミキ
サー、ミキシングロールなどの従来から一般的に用いら
れている装置で配合、混練を行なえば良い。また、本発
明の導電性シリコーンゴム組成物は、加圧成形、押出し
成形、射出成形、カレンダー成形等の通常の方法によっ
て成形加工し、硬化させて製品とすることができる。特
に本発明の導電性シリコーンゴム組成物は、シリコーン
ゴムロール材料として有用であり、本発明の導電性シリ
コーンゴム組成物を、常法の如く、ロール芯金上に均一
に被覆し硬化させることにより、性能の優れたシリコー
ンゴムロールを得ることができる。また、発泡剤とし
て、アゾビスイソブチロニトリル、ジニトロソペンタメ
チレンテトラミン、p,p −オキシビス(ベンゼンスルホ
ニルヒドラジド)、N,N −ジニトロソ−N,N −ジメチル
テレフタルアミド、アゾジカルボンアミドなどの有機発
泡剤、またはプラスチック殻に揮発性物質を内包した熱
により膨脹するプラスチック微小中空体からなる発泡剤
などを配合した導電性シリコーンゴム組成物を、同様に
ロール芯金上に均一に被覆し、発泡・硬化させることに
より、性能の優れたシリコーンゴムスポンジロールを得
ることができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を実施例をあげて説明する。
尚、例中、部とあるのはすべて重量部を示す。 実施例1 メチルビニルシロキサン単位を 0.2モル%含有する重合
度約7000のジメチルビニルポリシロキサン 100部に、ア
セチレンブラック(電気化学工業(株)製)15部、吸油
量が 250cc/100gの微粉末状沈澱シリカ系充填剤(Nips
il HD 、日本シリカ工業(株)製)15部をニーダーで均
一になるまで混練した後、2,5 −ジメチル−2,5 −ジ
(ターシャリーブチルパーオキシ)ヘキサン 1.0部を添
加し、2本ロールで均一に混合して導電性シリコーン組
成物を得た。この組成物を 170℃×10分プレス加硫し、
200℃×4時間、オーブン中で後加硫し、 200mm× 200
mm×2mmのゴムシートを得た。得られたゴムシートにつ
いて、ハイレスタIP(三菱油化(株)製)を用いて印加
電圧 100Vにおいて体積抵抗率を測定した。さらに、こ
のシートをポリカーボネート板上に置き、1kg/cm2
加重をかけ常温にて1日放置した。放置後、ポリカーボ
ネート板上にシリコーン成分の付着があるかを赤外分光
分析器を用いて調べ、未反応シロキサンのにじみ出しを
評価した。 実施例2 実施例1において、Nipsil HD の代わりに吸油量 235cc
/100gの微粉末状沈澱シリカ系充填剤(Nipsil HD-2 、
日本シリカ工業(株)製)を使用した以外は実施例1と
同様にゴムシートを作製し評価した。 実施例3 実施例1において、Nipsil HD の代わりに平均粒径25μ
m、吸油量 500cc/100gの珪酸カルシウム(トクヤマ製
フローライトR)を使用した以外は実施例1と同様にゴ
ムシートを作製し評価した。 比較例1 実施例1において、Nipsil HD を添加しなかった以外は
実施例1と同様にゴムシートを作製し評価した。 比較例2 実施例1において、微粉末状沈澱シリカ系充填剤(Nips
il HD )の代わりに吸油量 140cc/100gである微粉末状
沈澱シリカ系充填剤Nipsil E-75(日本シリカ工業(株)
製)を用いた以外は実施例1と同様にゴムシートを作製
し評価した。
【0013】比較例3 実施例3において、フローライトRの代わりに吸油量 1
50cc/100gのケイ酸カルシウム(ソーレックスCM(徳
山曹達(株)製))を3部用いた以外は実施例3と同様
にゴムシートを作製し評価した。これらの結果を表1に
示した。
【0014】
【表1】
【0015】実施例4 メチルビニルシロキサン単位0.15モル%を含有する重合
度約8000のジメチルビニルポリシロキサン 100部に、実
施例1で用いたアセチレンブラック20部、同じく実施例
1で用いたNipsil HD 15部配合し、硬化剤としてメチル
ハイドロジェンシロキサン単位を50モル%含有するメチ
ルハイドロジェンポリシロキサン(平均重合度約30)
1.5部、トリアジンイソシアヌレート1部および塩化白
金酸0.001部を配合し、実施例1と同様にシートを作製
し評価した。 比較例4 実施例4においてNipsil HD の代わりに、吸油量 260cc
/100gの乾式シリカ系充填剤アエロジル130 (日本アエ
ロジル(株)製)とした以外は実施例4と同様にシート
を作製し評価した。これらの結果を表2に示した。
【0016】
【表2】
【0017】実施例5 実施例1のシリコーンゴム組成物を、沖電気(株)製ペ
ージプリンタ「MICROLINE 400 」の現像ロール用芯金上
に、4mmの厚さで 170℃×15分プレス加硫し、200 ℃×
4hオーブン中で後加硫した後、研磨機で肉厚3nmまで
研磨した。作製したロールをMICROLINE 400 に装置し、
1週間放置後、全面黒色印刷し、白ヌケの評価を行った
ところ、白ヌケは認められなかった。 比較例5 比較例1のシリコーンゴム組成物から実施例5と同様に
ロールを作製し評価したところ、白ヌケが顕著に認めら
れた。 比較例6 比較例2のシリコーンゴム組成物から実施例5と同様に
ロールを作製し評価したところ、白ヌケが顕著に認めら
れた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16C 13/00 F16C 13/00 A G03G 15/20 103 G03G 15/20 103 (56)参考文献 特開 昭59−45356(JP,A) 特開 平6−41434(JP,A) 特開 平6−145523(JP,A) 特開 平3−100056(JP,A) 特開 平5−43732(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/04 C08K 3/04 C08K 3/08 C08K 3/36 F16C 13/00 G03G 15/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) 平均組成式(1) で示されるポリオルガ
    ノシロキサン100 重量部に、 RaSiO(4-a)/2 … (1) (式中、R は置換又は非置換の一価の炭化水素基、a は
    1.95〜2.05の正数である。) (B) 導電性付与剤3〜1000重量部 (C) 吸油量が 150cc/100g以上の微粉末状沈澱シリカ系
    充填剤または吸油量300cc /100g以上の微小細孔を有す
    る沈澱シリカ以外の無機微粉体1〜150 重量部 (D) 硬化剤必要量 を配合してなる現像ロール用導電性シリコーンゴム組成
    物。
  2. 【請求項2】(B) 導電性付与剤がカーボンブラックであ
    る請求項1記載の現像ロール用導電性シリコーンゴム組
    成物。
  3. 【請求項3】(C) 成分が、沈澱シリカ以外の無機微粉体
    100重量部に、シロキサン単位2〜6の環状または直鎖
    状ジメチルシロキサン10〜500 重量部を担持させたもの
    である請求項1又は2記載の現像ロール用導電性シリコ
    ーンゴム組成物。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れか1項記載の現像ロー
    ル用導電性シリコーンゴム組成物を、芯金上に被覆、硬
    化させたことを特徴とする現像ロール用導電性シリコー
    ンゴムロール。
  5. 【請求項5】請求項1〜3の何れか1項記載の現像ロー
    ル用導電性シリコーンゴム組成物に更に発泡剤を添加し
    た組成物を、芯金上に被覆し、発泡・硬化させたことを
    特徴とする現像ロール用導電性シリコーンゴムスポンジ
    ロール。
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