JP3198847B2 - 半導電性ロールの製造方法 - Google Patents

半導電性ロールの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導電領域での電気抵
抗の安定性に優れた半導電性ロールを工業的に有利に製
造することができる半導電性ロールの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シリコ
ーンゴムは、環境安定性、耐圧縮永久歪性などに優れて
いることから複写機、プリンター、ファクシミリ等のロ
ール材料として使用されている。また、最近、耐オゾン
対策として接触式現像装置に使用されている帯電ロー
ル、現像ロール、転写ロール、クリーニングロール、搬
送ロールには、芯金とロール表面との間の抵抗が104
〜1010オーム程度の導電領域にあるシリコーンゴム成
形品の使用も検討されている。
【0003】しかしながら、この現像回りの半導電性ロ
ールの抵抗は、極めて幅の狭い範囲にする必要があり、
製造が困難であった。更に、一般に芯金とロール表面と
の間に104〜1010オームの抵抗を有するシリコーン
ゴム層を得るには、シリコーンゴム組成物に導電性カー
ボンブラックを添加するが、この場合、体積抵抗を半導
電領域で安定させることは難しいなどの問題点があっ
た。
【0004】また、特開平5−28691号公報には、
オルガノポリシロキサン、導電性材料、硬化剤からなる
導電性シリコーンゴム組成物を押し出し成形することが
記載されているが、押し出し条件により抵抗がばらつく
という問題点がある。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、半導電領域での電気抵抗のばらつきが小さ
く安定な品質を有する半導電性ロールの製造方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、 (A)下記平均組成式(1)で示されるオルガノポリシロキサン 100重量部 RSiO(4-n)/2 (1) (但し、式中Rは同一又は異種の非置換又は置換の一価炭化水素基であり、nは 1.98〜2.02の正数である。) (B)導電性材料 3〜300重量部 (C)硬化剤 0.1〜5重量部 を含有してなり、可塑度(JIS C−2123、ウイ
リアムス可塑度)が100〜300であるシリコーンゴ
ム組成物を芯金表面に押し出し圧力が70kgf/cm
2以下で成形・加硫して半導電性ロール状シリコーンゴ
ム層を形成することにより、芯金とロール表面との間に
104〜1010オーム程度の抵抗を有し、かつこの半導
電領域での電気抵抗のばらつきが小さい半導電シリコー
ンゴム層を形成することができ、安定な品質を有する半
導電性ロールを工業的に有利に製造できることを見出し
た。
【0007】押し出し成形技術は、ホース成形品、スポ
ンジ成形品を得る上で使用される一般的な成形技術であ
るが、押し出し圧力と導電性との関係、特に抵抗のばら
つきやすい半導電領域での抵抗の安定性についてはほと
んど検討されていなかった。従来、ロール成形品は、圧
縮成形機やインジェクション成形機を用いて成形してい
たが、この場合、成形に伴う圧力が発生し、この圧力は
導電性カーボンブラック等の導電性材料の分散を変え、
それ故、導電領域(104〜1010オーム)の抵抗値を
安定して得ることは不可能であった。これに対して上記
シリコーンゴム組成物を押し出し機のヘッドでの押し出
し圧力が70kgf/cm2以下で成形した場合、押し
出し時に発生するヘッド圧力のみであり、しかもこのヘ
ッド圧力は次工程の熱風常圧加硫やスチーム加硫までに
は緩和されてシリコーンゴム内部にはほとんど内部圧力
は発生しない。従って、導電性材料の分散状態はロール
全体に均一であり、安定した表面抵抗値及び体積抵抗値
を得ることができることを知見し、本発明をなすに至っ
たものである。
【0008】従って、本発明は、 (A)上記平均組成式(1)で示されるオルガノポリシロキサン 100重量部 (B)導電性材料 3〜300重量部 (C)硬化剤 0.1〜5重量部 を含有してなり、可塑度(JIS C−2123、ウイ
リアムス可塑度)が100〜300であるシリコーンゴ
ム組成物を芯金表面に押し出し圧力が70kgf/cm
2以下で成形・加硫して半導電性ロール状シリコーンゴ
ム層を形成することを特徴とする半導電性ロールの製造
方法を提供する。
【0009】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の半導電性ロールの製造方法において、半導
電性ロール状シリコーンゴム層を形成するシリコーンゴ
ム組成物の(A)成分のオルガノポリシロキサンは、下
記平均組成式 R SiO(4-n)/2 …(1) (但し、式中Rは同一又は異種の非置換又は置換の一価
炭化水素基であり、nは1.98〜2.02の正数であ
る。)で示されるものである。
【0010】ここで、上記式(1)においてRは、好ま
しくは炭素数1〜10、より好ましくは1〜8の非置換
又は置換の一価炭化水素基であり、例えばメチル基、エ
チル基、プロピル基等のアルキル基、ビニル基等のアル
ケニル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フ
ェニル基、トリル基等のアリール基、これらの基の一部
又は全部の水素原子をハロゲン原子、シアノ基等で置換
したクロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノ
エチル基などから選ばれる基が挙げられる。また、Rの
うち0.001〜5モル%、特に0.01〜0.5モル
%がアルケニル基であることが好ましい。nは1.98
〜2.02の正数である。
【0011】上記式(1)のオルガノポリシロキサン
は、基本的には直鎖状のものであるが、分岐状、環状で
もよく、また分子構造の異なる1種又は2種以上の混合
物であってもよいが、25℃における粘度が100cs
以上、特に100000〜10000000csの範囲
のものが好ましい。重合度としては100以上、特に3
000〜10000の範囲のものが好ましい。
【0012】上記オルガノポリシロキサンは、通常選択
されたオルガノハロシランの1種又は2種以上を(共)
加水分解することによって、又は環状ポリシロキサン
(シロキサンの3量体又は4量体など)をアルカリ性又
は酸性の触媒を用いて開環重合することによって得るこ
とができる。
【0013】(B)成分の導電性材料としては、導電性
を付与できる物質であれば特に制限されるものではな
く、例えばカーボンブラック、グラファイト、銀、ニッ
ケル、銅等の各種金属粉、各種非導電性粉体、短繊維表
面を銀等の金属で表面処理したもの、炭素繊維、金属繊
維、導電性亜鉛華、導電性酸化チタン、酸化チタンの表
面をスズとアンチモンで処理したもの(例えば三菱マテ
リアル社のWP−10、ECM−S2)等が挙げられ
る。
【0014】この場合、導電性材料としては導電性カー
ボンブラックが好適であり、導電性カーボンブラックと
しては、通常シリコーンゴムに配合されるものを使用す
ることができる。具体的には、アセチレンブラック、コ
ンダクティブファーネスブラック、コンダクティブチャ
ンネルブラック等を例示することができる。また、アセ
チレンブラックとして具体的には、電化アセチレンブラ
ック(電気化学社製)、ファーネスブラックの一種であ
るケッチャンブラックEC(ケッチャンブラックインタ
ーナーショナル社製)を用いることができる。なお、本
発明では、上記した導電性材料の二種類以上を混合して
添加しても差し支えない。
【0015】上記導電性材料の添加量は使用する材質に
よって異なるが、通常(A)成分のオルガノポリシロキ
サン100部(重量部、以下同様)に対して3〜300
部、導電性カーボンの場合は(A)成分のオルガノポリ
シロキサン100部に対して3〜30部、特に5〜20
部、導電性亜鉛華及び導電性酸化チタンの場合は10〜
300部、特に50〜250部、ECM−S2の場合は
5〜40部、特に10〜30部が好ましい。導電性材料
の添加量が上記量に満たないと満足な導電性が得られ
ず、上記量を超えると導電性になりすぎて半導電領域と
ならないことがある。
【0016】(C)成分の硬化剤としては、シリコーン
組成物の架橋反応機構に応じた従来公知のものを使用す
ることができる。具体的には、架橋剤の一種である有機
過酸化物、例えばベンゾイルパーオキサイド、2,4−
ジクロロベンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメチル
−ビス(2,5−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、p
−メチルベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキ
サイド、1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカルボキ
シ)ヘキサン等が好適に使用される。
【0017】硬化剤の添加量は、(A)成分のオルガノ
ポリシロキサン100部に対して0.1〜5部、好まし
くは0.2〜3部である。
【0018】また、(A)成分のオルガノポリシロキサ
ンが珪素原子に直結したアルケニル基を2個以上有する
ものである時は、硬化剤として1分子中に2個以上のS
iH基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
を使用し、これらの付加反応(ヒドロシリル化反応)に
よって架橋を行わせることによりシリコーンゴム組成物
を硬化させることができる。
【0019】この場合、オルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンは、直鎖状、分岐状、環状のいずれであっても
よいが、重合度が300以下のものが好ましい。具体的
には、ジメチルハイドロジェンシリル基で末端が封鎖さ
れたジオルガノポリシロキサン、ジメチルシロキサン単
位とメチルハイドロジェンシロキサン単位との共重合
体、ジメチルハイドロジェンシロキサン単位(H(CH
32SiO0.5単位)とSiO2単位とからなる低粘度流
体、1,3,5,7−テトラハイドロジェン−1,3,
5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、1−プ
ロピル−3,5,7−トリハイドロジェン−1,3,
5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,5
−ハイドロジェン−3,7−ジヘキシル−1,3,5,
7−テトラメチルシクロテトラシロキサンなどが挙げら
れる。
【0020】この硬化剤としてのオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンは、(A)成分のオルガノポリシロキ
サンのアルケニル基に対してSiH基の水素原子が50
〜500モル%となる割合で使用することが好ましい。
【0021】なお、上記オルガノポリシロキサンとオル
ガノハイドロジェンポリシロキサンとの付加反応には公
知の白金系触媒を添加することが好ましく、具体的には
白金単体、白金化合物、白金複合体、塩化白金酸、各種
オレフィン類との錯体などが例示される。白金系触媒の
添加量は、(A)成分のオルガノポリシロキサンに対し
て白金原子として1〜2000ppmの範囲とすること
が好ましい。
【0022】本発明に係る上記シリコーンゴム組成物に
は、上記必須成分以外に他の成分を配合することができ
る。例えば電気抵抗を安定化するため、粒子径が0.1
〜100μmの球状シリコーンエラストマー粒子を
(A)成分のオルガノポリシロキサン100部に対して
10〜200部の範囲で添加することが特に好ましい。
【0023】更に、本発明組成物には、必要に応じて例
えばよく知られるシリカ系充填剤を配合してもよい。シ
リカ系充填剤として使用される補強性シリカとしては、
従来からシリコーンゴムなどに配合されている一般的な
ものを使用することができるが、特にBET法で測定し
た比表面積が50m2/g以上、更により優れた補強効
果を得るためには比表面積が100m2/g以上のもの
を使用することが好ましい。
【0024】この補強性シリカは、その製造法により乾
式法と湿式法に大別される。乾式法により得られるシリ
カ(乾式シリカ)としては、Aerosil(日本アエ
ロジル社製)、Cabosil(キャボット社製)など
を用いることができる。湿式法により得られるシリカ
(湿式シリカ)としては、カープレックス(シオノギ社
製)、トクシール(徳山曹達社製)、ニプシール(ニホ
ンシリカ社製)などを挙げることができる。
【0025】補強性シリカの添加量は、上記(A)成分
100部に対して10〜200部、特に20〜80部の
範囲が望ましく、10部未満では十分な補強効果を得る
ことができない場合があり、200部を超えると満足で
きる強度及び耐久性を得られない場合がある。
【0026】また、耐候性改善や難燃性とするため、あ
るいはスポンジ形状とするために以下に示すような添加
剤及び発泡剤を併用してもよい。例えば添加剤として酸
化チタン、酸化アルミニウム、酸化鉄などの金属酸化
物、酸化カルシウム、マイカ粉、クレイ、タルク、石英
粉、セライト、水酸化アルミニウム、難燃剤、着色剤、
離型剤、紫外線吸収剤、分散剤、プロセスオイル、ステ
アリン酸、ラウリン酸などの高級脂肪酸、各種のカーボ
ンファンクショナルシラン類などが挙げられ、発泡剤と
しては、重炭酸ナトリウムなどの無機発泡剤、ニトロソ
化合物、アゾ化合物、スルホニルヒドラジドなどが例示
される。
【0027】本発明の組成物は、押し出し圧力を抑える
ため可塑度が低い方が好ましく、ウイリアムス可塑度
(JIS C−2123)で100〜300、特に15
0〜250であることが好ましい。100未満では組成
物が押し出し機に粘着することがあり、300を超える
と押し出し圧力を70kgf/cm2以下にしにくいこ
とがある。
【0028】本発明の組成物は、まず(A)及び(B)
成分を一般的にゴム用に使用されるバンバリミキサー、
ニーダー、インターミキサー、二本ロールなどの混合機
を使用して混練りし、この際、必要であれば加熱処理又
は熟成を行った後、調製されたシリコーンゴムコンパウ
ンドに(C)成分である硬化剤をロール又はバンバリミ
キサーのような混練り機を使用して添加し、次に、これ
を芯金表面に押し出し成形・加硫することにより半導電
性ロールを得ることができる。
【0029】この場合、半導電性シリコーンゴムロール
を形成する芯金としては、アルミニウム、スチール等が
好適に使用される。
【0030】また、シリコーンゴム組成物は、芯金表面
に所望の厚さ(通常0.5〜30mm)の層に形成する
ことが望ましい。
【0031】更に、押し出し成形時の押し出し圧力は7
0kgf/cm2以下、好ましくは50kgf/cm2
下とするもので、70kgf/cm2を超えると成型圧
力によりカーボンの分散が変化して安定した半導電領域
の抵抗が得られない。押し出し圧力は通常押し出し機の
ヘッド部に圧力センサーを挿入すればよい。なお、成型
圧力は特に制限されないが低いほうが望ましく、成型品
に微発泡がなければその条件に下限はなく、常圧でもよ
い。
【0032】上記方法で押し出された材料は、熱風常圧
加硫(200〜400℃で5秒〜10分)やスチーム加
硫(スチーム圧力5kgf/cm2以上、130〜20
0℃で10分〜1時間)により硬化させることができ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明の半導電性ロールの製造方法によ
れば、表面抵抗及び体積抵抗のばらつきが少なく、芯金
とロール表面との間に104〜1010オーム程度の抵抗
を有する半導電性シリコーンゴム層が形成され、安定な
品質を有する半導電性ロールを工業的に有利に製造する
ことができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の部はいずれも重量部であ
る。
【0035】〔実施例1,2、比較例1〜3〕ジメチル
シロキサン単位99.825モル%、メチルビニルシロ
キサン単位0.15モル%及びジメチルビニルシロキサ
ン単位0.025モル%からなり、平均重合度が約80
00のメチルビニルポリシロキサン100部に、分散剤
としてのジフェニルシランジオール3部、末端シラノー
ル基ジメチルポリシロキサン(重合度10)4部及び比
表面積が200m2/gであるシリカ(日本アエロジル
社製)30部を添加し、ニーダーで150℃、2時間熱
処理してベースコンパウンドAを作った。
【0036】上記ベースコンパウンドA100部に電化
アセチレンブラック(電気化学社製)、導電性亜鉛華F
X(本荘ケミカル社製)、硬化剤としてC−19A(信
越化学社製、白金ペースト)、C−19B(信越化学社
製、オルガノハイドロジェンポリシロキサンペースト)
を表1に示す割合で配合した。
【0037】次に、40mmの押し出し機を用いて表1
に示す押し出し圧力にて直径6mmの金属(SUS)の
シャフト上に上記材料を押し出し、直径20mmのロー
ルを得た。このロールを200℃で30分1次加硫、2
00℃で4時間2次加硫後に電気抵抗を図1に示す装置
を用いて測定した。測定は、ロール1を7mmの電極2
に接触させ、電極2と芯金3との間の電気抵抗を測定機
4で測定した。測定電圧は100V、測定機は(株)ア
ドバンテストデジタル超抵抗計R8340を用いた。
【0038】
【表1】
【0039】表1の結果より、本発明の製造方法で得ら
れた半導電性ロール(実施例)は、電気抵抗のばらつき
が少なく安定な品質を有することが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で使用した電気抵抗測定装置の概略図で
ある。
【符号の説明】
1 ロール 2 電極 3 芯金 4 測定機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 佐太央 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社 シリコーン電 子材料技術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−221321(JP,A) 特開 平6−321382(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/04 C08K 3/04 C08K 3/08 C08K 5/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記平均組成式(1)で示される
    オルガノポリシロキ サン 100重量部 RSiO(4-n)/2 (1) (但し、式中Rは同一又は異種の非置換又は置換の一価炭化水素基であり、nは 1.98〜2.02の正数である。) (B)導電性材料 3〜300重量部 (C)硬化剤 0.1〜5重量部 を含有してなり、可塑度(JIS C−2123、ウイ
    リアムス可塑度)が100〜300であるシリコーンゴ
    ム組成物を芯金表面に押し出し圧力が70kgf/cm
    2以下で成形・加硫して半導電性ロール状シリコーンゴ
    ム層を形成することを特徴とする半導電性ロールの製造
    方法。
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