JPH10174356A - 全閉外扇形誘導電動機 - Google Patents

全閉外扇形誘導電動機

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JPH10174356A
JPH10174356A JP32638196A JP32638196A JPH10174356A JP H10174356 A JPH10174356 A JP H10174356A JP 32638196 A JP32638196 A JP 32638196A JP 32638196 A JP32638196 A JP 32638196A JP H10174356 A JPH10174356 A JP H10174356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
heat sink
induction motor
outer frame
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP32638196A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ozeki
浩司 尾関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32638196A priority Critical patent/JPH10174356A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で冷却性能を向上させる全閉外扇
形誘導電動機を提供することを目的とする。 【解決手段】 固定子3の背面に接した筒状の内フレー
ム7と、前記内フレーム7の外周に断面が連続する凹凸
形状の凹部が当接した放熱板8と、前記放熱板8の凸部
に当接した筒状の外フレーム9とを備え、外フレーム9
の端部にファン6を覆うファンカバー10を取り付けた
全閉外扇形誘導電動機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全閉外扇形誘導電
動機の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の全閉外扇形誘導電動機のフレーム
には、アルミダイカスト製のフィンを備えたフレーム
(図示せず)と、図4,図5に示すようにU字形状の放
熱板を複数個溶接したフレームとがある。
【0003】図4,図5において、11は電動機の軸、
12は軸11に固定された回転子、13は回転子12に
対向する位置に設けられ巻線を有する固定子、14,1
5は玉軸受を介して回転子12を保持するブラケット、
16は軸11に固定されたファン、17はU字形状にプ
レス加工した鋼板製の放熱板で、この放熱板17は数ヶ
所フレーム18の外周部に溶接されている。19はファ
ン16を覆い冷却風をフレームの方向に吐出する開口部
と底部に吸気孔を備えたカップ状のファンカバーで、ブ
ラケット14にビスにて締め付け固定されている。
【0004】上記の構成において、固定子3の巻線に電
流が流れて損失として発生した熱はフレーム18と放熱
板17に伝導され、ファン16により発生させた冷却風
でフレーム18と放熱板17を強制的に冷却している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アルミダイカスト製のフレームは冷却性能はよいけれど
も高価であり、また全閉外扇形誘導電動機の場合は、個
々の放熱板をフレームに溶接しなければならず、設備,
加工費が増大し、かつ冷却性能を左右する放熱面積にも
限界があった。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、簡易な構成でありながら、冷却性能を向
上させた信頼性の高い全閉外扇形誘導電動機を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、固定子の背面に接した筒状の内フレーム
と、前記内フレームの外周に断面が連続する凹凸形状の
凹部が当接した放熱板と、前記放熱板の凸部に当接した
筒状の外フレームとを備えた3層構造にしたものであ
る。また、前記外フレームと誘導電動機を冷却するファ
ンを覆うファンカバーを嵌合固定したものである。
【0008】上記の構成により固定子が発生する熱は内
フレームから放熱板へ、放熱板から外フレームへと伝導
される。そして、ファンカバーと外フレームを嵌合固定
したのでファン(外扇)が発生する冷却風は、内フレー
ムと放熱板と外フレームを効率よく冷却できる。
【0009】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明は、全閉した誘導電動機を冷却するファンを外側に備
えた全閉外扇形誘導電動機において、固定子の背面に接
した筒状の内フレームと、前記内フレームの外周に断面
が連続する凹凸形状の凹部が当接した放熱板と、前記放
熱板の凸部に当接した筒状の外フレームとを備えた全閉
外扇形誘導電動機である。
【0010】また、外フレームの端部に誘導電動機を冷
却するファンを覆うファンカバーを取り付けた請求項1
記載の全閉外扇形誘導電動機である。
【0011】このように内フレームと放熱板と外フレー
ムとで3層に構成しており、固定子が発生する熱は、内
フレームから放熱板へ、放熱板から外フレームへと伝導
され、内フレームと外フレームとの間にある凹凸形状の
放熱板が作る空間を、ファンが送り出す冷却風が通過す
るので効率よく放熱できる。
【0012】また、ファンカバーを外フレームの端部に
嵌合して取り付けることで、ファンが発生する冷却風
は、内フレームと放熱板と外フレームをより効率的に冷
却することができ、全閉外扇形誘導電動機の熱に対する
信頼性が向上する。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
して説明する。
【0014】図1,図2において、1は軸、2は回転
子、3は固定子、4,5はブラケット、6はファン、7
は内フレーム、8は放熱板、9は外フレーム、10はフ
ァンカバーである。以下従来と異なるところを中心に説
明する。
【0015】内フレーム7と外フレーム9は、鋼板を丸
めて筒状にしたものであり、放熱板8は、薄い鉄板をプ
レス加工で連続した凹凸形状にしたものである。そし
て、放熱板8の凹凸部の高さ方向の寸法は、内フレーム
7の外径と外フレーム9の内径の寸法差の半分よりわず
かに大きく設定している。
【0016】次に、図2を参照して組立方法について説
明する。固定子3の背面には圧入により内フレーム7を
取り付ける。放熱板8は、丸めて外フレーム9の内周部
に半分くらいまで挿入する。この状態で放熱板8を内フ
レーム7の外周端部に嵌合させ、圧入するように押し込
みながら所定の位置に固定する。このとき、前述した寸
法差から放熱板8の凹凸部は微妙に変形して内フレーム
7と外フレーム9に密着固定される。固定子3の内周部
に挿入した回転子2は、軸1の両端から玉軸受を取付け
てブラケット4,5で回転自在に支承される。そしてブ
ラケット4,5は外フレーム9に固定するが、ここでも
放熱板8の凹凸部は微妙に変形してセンター出し効果が
期待できる。さらにファン6を軸1にネジ止めした後、
ファンカバー10を外フレーム9の端部に嵌合させてネ
ジで固定している。
【0017】ここで冷却作用について説明する。固定子
3の巻線に電流が流れて発生する熱は、内フレーム7の
外周部に当接する放熱板8の凹部から放熱板8全体に伝
導する。ファン6が発生する冷却風は、内フレーム7と
外フレーム9の間に挟み込んだ放熱板8の凹凸形状が作
る空間に沿って流れ、放熱板8の凹凸形状の表裏面と、
内フレーム7の外周表面、さらに外フレーム9の内周表
面を強制冷却するので、固定子3の巻線の温度上昇を抑
制できる。
【0018】さらに、ファンカバー10を外フレーム9
の端部に嵌合してネジで固定したので、ファンが発生す
る冷却風の全てを有効に利用できる。これにより全閉外
扇形誘導電動機の発熱に対する信頼性を大幅に向上させ
ることができる。
【0019】なお、本発明で新たに設けた外フレームに
ブラケットを固定するため、ファンカバーを大きくしな
ければならないが、このとき同時に、外径の大きなファ
ンが採用できるので、風量アップが可能になり冷却性能
をさらに向上できる。
【0020】また、放熱板の材質を鉄からアルミニウム
にすれば、さらに冷却性能が向上するのは言うまでもな
い。
【0021】
【発明の効果】上記の実施例から明らかなように、本願
請求項1記載の発明によれば、内フレームと外フレーム
との間に、断面が連続した凹凸形状の放熱板を設けたの
で、放熱板の凹凸形状による放熱表面積の増加と冷却風
路の確保ができる。これにより、ファンが発生する冷却
風で放熱板の凹凸部の表裏面と内フレームの外周表面お
よび外フレーム内周表面を一度に効率よく冷却できる。
【0022】また、本願請求項2記載の発明によれば、
ファンカバーを外フレームの端部に嵌合してネジで固定
したので冷却効果は大幅に向上する。
【0023】このようにして、発熱に対して信頼性の高
い全閉外扇形誘導電動機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全閉外扇形誘導電動機
の部分断面図
【図2】本発明の一実施例を示す全閉外扇形誘導電動機
の正面図
【図3】本発明の一実施例の組立方法の説明する斜視図
【図4】従来の全閉外扇形誘導電動機の部分断面図
【図5】従来の全閉外扇形誘導電動機の正面図
【符号の説明】
3 固定子 6 ファン 7 内フレーム 8 放熱板 9 外フレーム 10 ファンカバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全閉した誘導電動機を冷却するファンを外
    側に備えた全閉外扇形誘導電動機において、固定子の背
    面に接した筒状の内フレームと、前記内フレームの外周
    に断面が連続する凹凸形状の凹部が当接した放熱板と、
    前記放熱板の凸部に当接した筒状の外フレームとを備え
    た全閉外扇形誘導電動機。
  2. 【請求項2】外フレームの端部に誘導電動機を冷却する
    ファンを覆うファンカバーを取り付けた請求項1記載の
    全閉外扇形誘導電動機。
JP32638196A 1996-12-06 1996-12-06 全閉外扇形誘導電動機 Pending JPH10174356A (ja)

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