JPH10173506A - 固体リレー - Google Patents
固体リレーInfo
- Publication number
- JPH10173506A JPH10173506A JP8333964A JP33396496A JPH10173506A JP H10173506 A JPH10173506 A JP H10173506A JP 8333964 A JP8333964 A JP 8333964A JP 33396496 A JP33396496 A JP 33396496A JP H10173506 A JPH10173506 A JP H10173506A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mosfet
- source
- switch element
- drain
- turned
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】半導体チップの面積を小さくしてコストダウン
を図った固体リレーを提供する。 【解決手段】光起電力素子2は発光素子1の光を受光し
て光起電力を発生する。MOSFET4はゲート・ソー
ス間に接続されたバイアス抵抗6を介してドレイン・ソ
ース間に光起電力素子2が接続され、光起電力素子2の
光起電力によってオン・オフされる。また、MOSFE
T5はMOSFET4と並列に接続され、ゲートがMO
SFET3のソースと電流検出用抵抗7の接続点に接続
される。MOSFET3のドレイン・ソース間に過大な
電流が流れ、電流検出用抵抗7の両端電圧が増加してM
OSFET5のしきい値電圧を越えると、MOSFET
5がオンして、MOSFET3のゲート・ソース間電圧
を低減し、MOSFET3のドレイン・ソース間に流れ
る電流を制限する。
を図った固体リレーを提供する。 【解決手段】光起電力素子2は発光素子1の光を受光し
て光起電力を発生する。MOSFET4はゲート・ソー
ス間に接続されたバイアス抵抗6を介してドレイン・ソ
ース間に光起電力素子2が接続され、光起電力素子2の
光起電力によってオン・オフされる。また、MOSFE
T5はMOSFET4と並列に接続され、ゲートがMO
SFET3のソースと電流検出用抵抗7の接続点に接続
される。MOSFET3のドレイン・ソース間に過大な
電流が流れ、電流検出用抵抗7の両端電圧が増加してM
OSFET5のしきい値電圧を越えると、MOSFET
5がオンして、MOSFET3のゲート・ソース間電圧
を低減し、MOSFET3のドレイン・ソース間に流れ
る電流を制限する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子と光起電
力素子とを光結合し、光起電力素子の出力によって主ス
イッチ素子をオン・オフさせる固体リレーに関するもの
である。
力素子とを光結合し、光起電力素子の出力によって主ス
イッチ素子をオン・オフさせる固体リレーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の固体リレーとして、
図2に示すように、入力端子8a,8bから入力される
制御入力により点灯・消灯する発光ダイオードのような
発光素子1と、フォトダイオードや太陽電池などを複数
個直列に接続した光起電力素子2とを光結合し、光起電
力素子2の光起電力によってオン・オフする主スイッチ
素子たるMOSFET3と、ゲート・ソース間に接続さ
れたバイアス抵抗6を介してソース・ドレイン間に光起
電力素子2が接続された駆動スイッチ素子たるMOSF
ET4とを備えたものがあった(特開平6−53803
号公報参照)。
図2に示すように、入力端子8a,8bから入力される
制御入力により点灯・消灯する発光ダイオードのような
発光素子1と、フォトダイオードや太陽電池などを複数
個直列に接続した光起電力素子2とを光結合し、光起電
力素子2の光起電力によってオン・オフする主スイッチ
素子たるMOSFET3と、ゲート・ソース間に接続さ
れたバイアス抵抗6を介してソース・ドレイン間に光起
電力素子2が接続された駆動スイッチ素子たるMOSF
ET4とを備えたものがあった(特開平6−53803
号公報参照)。
【0003】ここで、MOSFET3はエンハンスメン
ト型(ノーマリ・オフ型)であって、ゲート電圧が零の
時はドレイン電流が流れずオフ状態である。また、MO
SFET4はデプレッション型(ノーマリ・オン型)で
あって、MOSFET3がオンからオフに移行する際
に、MOSFET3のゲート静電容量に蓄積された残留
電荷を短時間で放電させる経路を形成しており、MOS
FET3のオンからオフへの移行時間を短縮するもので
ある。
ト型(ノーマリ・オフ型)であって、ゲート電圧が零の
時はドレイン電流が流れずオフ状態である。また、MO
SFET4はデプレッション型(ノーマリ・オン型)で
あって、MOSFET3がオンからオフに移行する際
に、MOSFET3のゲート静電容量に蓄積された残留
電荷を短時間で放電させる経路を形成しており、MOS
FET3のオンからオフへの移行時間を短縮するもので
ある。
【0004】ところで、このような固体リレーにおいて
は、MOSFET3のドレイン・ソース間に過大な電流
が通電されるとMOSFET3が破壊されるので、MO
SFET3の破壊を防止するために、MOSFET3の
ドレイン・ソース間電流を制限することが要求される。
そこで、図2に示すように、外部回路が接続される出力
端子9a,9b間に、電流検出用抵抗7を介してMOS
FET3のドレイン・ソースを接続し、電流検出用抵抗
7の両端電圧が所定電圧以上になるとオンになる保護ス
イッチ素子たるnpn形のトランジスタ10をMOSF
ET3のゲート・ソース間に接続したものが提案されて
いる。なお、トランジスタ10のコレクタはMOSFE
T3のゲートに接続され、トランジスタ10のベース・
エミッタ間に電流検出用抵抗7が接続される。
は、MOSFET3のドレイン・ソース間に過大な電流
が通電されるとMOSFET3が破壊されるので、MO
SFET3の破壊を防止するために、MOSFET3の
ドレイン・ソース間電流を制限することが要求される。
そこで、図2に示すように、外部回路が接続される出力
端子9a,9b間に、電流検出用抵抗7を介してMOS
FET3のドレイン・ソースを接続し、電流検出用抵抗
7の両端電圧が所定電圧以上になるとオンになる保護ス
イッチ素子たるnpn形のトランジスタ10をMOSF
ET3のゲート・ソース間に接続したものが提案されて
いる。なお、トランジスタ10のコレクタはMOSFE
T3のゲートに接続され、トランジスタ10のベース・
エミッタ間に電流検出用抵抗7が接続される。
【0005】したがって、出力端子9a,9b間に過大
な電流が流れると、電流検出用抵抗7の両端電圧が上昇
して、トランジスタ10がオンし、MOSFET3のゲ
ート・ソース間電圧を低下させるのである。MOSFE
T3は、ゲート・ソース間電圧が低い領域では、ドレイ
ン・ソース間電流を制限するので、MOSFET3を保
護することができる。
な電流が流れると、電流検出用抵抗7の両端電圧が上昇
して、トランジスタ10がオンし、MOSFET3のゲ
ート・ソース間電圧を低下させるのである。MOSFE
T3は、ゲート・ソース間電圧が低い領域では、ドレイ
ン・ソース間電流を制限するので、MOSFET3を保
護することができる。
【0006】以下、この固体リレーの動作について簡単
に説明する。入力端子8a,8b間に制御入力が与えら
れていない時、つまり、発光素子1に電流が流れず消灯
している時は、光起電力素子2に起電力が発生せず、バ
イアス抵抗6の両端間に電位差が発生していないので、
MOSFET4はオンになっている。したがって、MO
SFET3のゲート・ソース間にも電位差が発生せず、
MOSFET3はオフになり、出力端子9a,9b間は
高インピーダンス状態となる(つまり、非導通状態とな
る)。
に説明する。入力端子8a,8b間に制御入力が与えら
れていない時、つまり、発光素子1に電流が流れず消灯
している時は、光起電力素子2に起電力が発生せず、バ
イアス抵抗6の両端間に電位差が発生していないので、
MOSFET4はオンになっている。したがって、MO
SFET3のゲート・ソース間にも電位差が発生せず、
MOSFET3はオフになり、出力端子9a,9b間は
高インピーダンス状態となる(つまり、非導通状態とな
る)。
【0007】一方、入力端子8a,8b間に制御入力が
与えられ、発光素子1に順方向電流が流れると、発光素
子1が点灯し、光起電力素子2が発光素子1からの光を
受光して光起電力を発生する。この光起電力によって、
MOSFET3のゲート静電容量を充電する電流と、M
OSFET4を介してバイアス抵抗6に流れる電流が発
生する。このため、バイアス抵抗6の両端間に電位差が
発生し、MOSFET4のゲートは負電圧にバイアスさ
れる。このバイアス電圧によりMOSFET4のドレイ
ン・ソース間が高インピーダンス状態となるので、MO
SFET3のゲート静電容量は効率良く充電され、出力
端子9a,9b間は高インピーダンス状態から低インピ
ーダンス状態へと変わる(つまり、導通状態となる)。
与えられ、発光素子1に順方向電流が流れると、発光素
子1が点灯し、光起電力素子2が発光素子1からの光を
受光して光起電力を発生する。この光起電力によって、
MOSFET3のゲート静電容量を充電する電流と、M
OSFET4を介してバイアス抵抗6に流れる電流が発
生する。このため、バイアス抵抗6の両端間に電位差が
発生し、MOSFET4のゲートは負電圧にバイアスさ
れる。このバイアス電圧によりMOSFET4のドレイ
ン・ソース間が高インピーダンス状態となるので、MO
SFET3のゲート静電容量は効率良く充電され、出力
端子9a,9b間は高インピーダンス状態から低インピ
ーダンス状態へと変わる(つまり、導通状態となる)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の固体リレー
では、電流検出用抵抗7の両端電圧がトランジスタ10
のベース・エミッタ間の順方向電圧(約0.5V)に達
すると、トランジスタ10はオンして、MOSFET3
のドレイン・ソース間電流を制限しているので、ドレイ
ン・ソース間電流の制限値ILIM (A)は(1)式で表
される。
では、電流検出用抵抗7の両端電圧がトランジスタ10
のベース・エミッタ間の順方向電圧(約0.5V)に達
すると、トランジスタ10はオンして、MOSFET3
のドレイン・ソース間電流を制限しているので、ドレイ
ン・ソース間電流の制限値ILIM (A)は(1)式で表
される。
【0009】ILIM =0.5/R7 ・・・(1) ここで、R7 は電流検出用抵抗7の抵抗値(Ω)であ
る。(1)式より、ドレイン・ソース間電流の制限値I
LIM を小さくするためには、電流検出用抵抗7の抵抗値
R7 を大きくする必要があり、半導体チップの面積が大
きくなり、コストアップの要因となるという問題があっ
た。
る。(1)式より、ドレイン・ソース間電流の制限値I
LIM を小さくするためには、電流検出用抵抗7の抵抗値
R7 を大きくする必要があり、半導体チップの面積が大
きくなり、コストアップの要因となるという問題があっ
た。
【0010】また、ユニポーラトランジスタのMOSF
ET4とバイポーラトランジスタのトランジスタ10と
では構造が異なるので、誘電体分離層(DI)の誘電体
で分離された同一の島状領域に、MOSFET3とトラ
ンジスタ10を形成することができず、半導体チップの
面積が増加して、コストアップの要因となるという問題
もあった。
ET4とバイポーラトランジスタのトランジスタ10と
では構造が異なるので、誘電体分離層(DI)の誘電体
で分離された同一の島状領域に、MOSFET3とトラ
ンジスタ10を形成することができず、半導体チップの
面積が増加して、コストアップの要因となるという問題
もあった。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みた為されたもの
であり、半導体チップの面積を小さくすることにより、
コストダウンを図った固体リレーを提供することを目的
とするものである。
であり、半導体チップの面積を小さくすることにより、
コストダウンを図った固体リレーを提供することを目的
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、制御入力により点灯・消灯する発光素
子と、発光素子に光結合されるとともに発光素子の光を
受光して光起電力を発生する光起電力素子と、ゲート・
ソース間に接続されたバイアス抵抗を介して光起電力素
子がドレイン・ソース間に接続されるMOSFETから
なる駆動スイッチ素子と、光起電力が制御端に印加され
るとともに駆動スイッチ素子がオン・オフすることによ
ってオフ・オンされる主スイッチ素子と、出力端子間に
主スイッチ素子を介して接続された電流検出用抵抗と、
光起電力素子の出力端間に接続されるとともに電流検出
用抵抗の両端電圧が所定電圧以上になるとオンして主ス
イッチ素子に流れる電流を制限する保護スイッチ素子と
を備え、保護スイッチ素子が、ドレイン・ソース間に発
光素子が接続されるとともに、ゲート・ソース間に電流
検出用抵抗が接続されたエンハンスメント型のMOSF
ETから構成される。
達成するために、制御入力により点灯・消灯する発光素
子と、発光素子に光結合されるとともに発光素子の光を
受光して光起電力を発生する光起電力素子と、ゲート・
ソース間に接続されたバイアス抵抗を介して光起電力素
子がドレイン・ソース間に接続されるMOSFETから
なる駆動スイッチ素子と、光起電力が制御端に印加され
るとともに駆動スイッチ素子がオン・オフすることによ
ってオフ・オンされる主スイッチ素子と、出力端子間に
主スイッチ素子を介して接続された電流検出用抵抗と、
光起電力素子の出力端間に接続されるとともに電流検出
用抵抗の両端電圧が所定電圧以上になるとオンして主ス
イッチ素子に流れる電流を制限する保護スイッチ素子と
を備え、保護スイッチ素子が、ドレイン・ソース間に発
光素子が接続されるとともに、ゲート・ソース間に電流
検出用抵抗が接続されたエンハンスメント型のMOSF
ETから構成される。
【0013】ここで、主スイッチ素子に流れる電流の制
限値は、保護スイッチ素子を構成するMOSFETのオ
ン電圧と電流検出用抵抗の抵抗値によって決定される。
MOSFETのオン電圧はチャンネル長やゲート電極の
膜厚等によって決まるので、チャンネル長やゲート電極
の膜厚等の設定によりMOSFETのオン電圧を低減す
ることによって、電流検出用抵抗の抵抗値を大きくする
ことなく、主スイッチ素子に流れる電流の制限値を低く
することができる。
限値は、保護スイッチ素子を構成するMOSFETのオ
ン電圧と電流検出用抵抗の抵抗値によって決定される。
MOSFETのオン電圧はチャンネル長やゲート電極の
膜厚等によって決まるので、チャンネル長やゲート電極
の膜厚等の設定によりMOSFETのオン電圧を低減す
ることによって、電流検出用抵抗の抵抗値を大きくする
ことなく、主スイッチ素子に流れる電流の制限値を低く
することができる。
【0014】また、駆動スイッチ素子と保護スイッチ素
子は共にMOSFETからなり、ドレイン・ソースが共
通であるので、誘電体で分離された同一の島状領域に駆
動スイッチ素子と保護スイッチ素子とを形成することが
できる。
子は共にMOSFETからなり、ドレイン・ソースが共
通であるので、誘電体で分離された同一の島状領域に駆
動スイッチ素子と保護スイッチ素子とを形成することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1に示
す回路図を用いて説明する。この固体リレーの基本的な
構成及び動作は、図2に示す従来構成の固体リレーと略
同じであり、その特徴とするところは、保護スイッチ素
子として、トランジスタ10の替わりにエンハンスメン
ト型のMOSFET5を用いた点にある。なお、従来構
成と同じ構成要素については同一の符号を付し、その説
明を省略する。
す回路図を用いて説明する。この固体リレーの基本的な
構成及び動作は、図2に示す従来構成の固体リレーと略
同じであり、その特徴とするところは、保護スイッチ素
子として、トランジスタ10の替わりにエンハンスメン
ト型のMOSFET5を用いた点にある。なお、従来構
成と同じ構成要素については同一の符号を付し、その説
明を省略する。
【0016】MOSFET5は、ゲートがMOSFET
3のソースと電流検出用抵抗7との接続点に、ドレイン
がMOSFET3のゲートに、ソースが出力端子9b
に、それぞれ接続される。したがって、出力端子9a,
9b間に過大な電流が流れ、電流検出用抵抗7の両端電
圧が上昇してMOSFET5のしきい値電圧Vthに達す
ると、MOSFET5のドレイン・ソース間が低インピ
ーダンス状態となり、MOSFET3のゲートの電荷が
放電されMOSFET3がオフになるので、MOSFE
T3のドレイン・ソース間に流れる電流が制限され、M
OSFET3を保護することができる。
3のソースと電流検出用抵抗7との接続点に、ドレイン
がMOSFET3のゲートに、ソースが出力端子9b
に、それぞれ接続される。したがって、出力端子9a,
9b間に過大な電流が流れ、電流検出用抵抗7の両端電
圧が上昇してMOSFET5のしきい値電圧Vthに達す
ると、MOSFET5のドレイン・ソース間が低インピ
ーダンス状態となり、MOSFET3のゲートの電荷が
放電されMOSFET3がオフになるので、MOSFE
T3のドレイン・ソース間に流れる電流が制限され、M
OSFET3を保護することができる。
【0017】この時、MOSFET3のドレイン・ソー
ス間電流の制限値ILIM (A)は(2)式で表される。 ILIM =Vth/R7 ・・・(2) ここで、R7 (Ω)は電流検出用抵抗7の抵抗値、Vth
(V)はMOSFET5のチャンネル長、ゲート電極の
膜厚等によって決定されるしきい値電圧であり、しきい
値電圧Vthは電流検出用抵抗7の抵抗値R7 と無関係に
設定することができる。
ス間電流の制限値ILIM (A)は(2)式で表される。 ILIM =Vth/R7 ・・・(2) ここで、R7 (Ω)は電流検出用抵抗7の抵抗値、Vth
(V)はMOSFET5のチャンネル長、ゲート電極の
膜厚等によって決定されるしきい値電圧であり、しきい
値電圧Vthは電流検出用抵抗7の抵抗値R7 と無関係に
設定することができる。
【0018】したがって、電流検出用抵抗7の抵抗値R
7 が同じ場合でも、MOSFET5のしきい値電圧Vth
を低くすることによって、MOSFET3のドレイン・
ソース間電流の制限値ILIM を低減することができる。
また、制限値ILIM が同じであれば、しきい値電圧Vth
を低くすることによって、上述した従来構成の固体リレ
ーに比べて、電流検出用抵抗7の抵抗値R7 を小さくす
ることができるので、MOSFET3を確実に保護する
とともに、半導体チップの面積を小さくすることができ
る。
7 が同じ場合でも、MOSFET5のしきい値電圧Vth
を低くすることによって、MOSFET3のドレイン・
ソース間電流の制限値ILIM を低減することができる。
また、制限値ILIM が同じであれば、しきい値電圧Vth
を低くすることによって、上述した従来構成の固体リレ
ーに比べて、電流検出用抵抗7の抵抗値R7 を小さくす
ることができるので、MOSFET3を確実に保護する
とともに、半導体チップの面積を小さくすることができ
る。
【0019】さらに、MOSFET4とMOSFET5
とは、チャンネル部へのドープの有無以外は同じ構造で
あり、ドレイン、ソースとも共通であるので、誘電体で
分離された同一の島状領域に形成することができ、半導
体チップの面積を一層小さくすることができる。上述の
ように、従来構成の固体リレーに比べて、半導体チップ
の面積を小さくすることができるので、固体リレーのコ
ストダウンを図ることができる。
とは、チャンネル部へのドープの有無以外は同じ構造で
あり、ドレイン、ソースとも共通であるので、誘電体で
分離された同一の島状領域に形成することができ、半導
体チップの面積を一層小さくすることができる。上述の
ように、従来構成の固体リレーに比べて、半導体チップ
の面積を小さくすることができるので、固体リレーのコ
ストダウンを図ることができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように、制御
入力により点灯・消灯する発光素子と、発光素子に光結
合されるとともに発光素子の光を受光して光起電力を発
生する光起電力素子と、ゲート・ソース間に接続された
バイアス抵抗を介して光起電力素子がドレイン・ソース
間に接続されるMOSFETからなる駆動スイッチ素子
と、光起電力が制御端に印加されるとともに駆動スイッ
チ素子がオン・オフすることによってオフ・オンされる
主スイッチ素子と、出力端子間に主スイッチ素子を介し
て接続された電流検出用抵抗と、光起電力素子の出力端
間に接続されるとともに電流検出用抵抗の両端電圧が所
定電圧以上になるとオンして主スイッチ素子に流れる電
流を制限する保護スイッチ素子とを備え、保護スイッチ
素子が、ドレイン・ソース間に発光素子が接続されると
ともに、ゲート・ソース間に電流検出用抵抗が接続され
たエンハンスメント型のMOSFETから構成される。
入力により点灯・消灯する発光素子と、発光素子に光結
合されるとともに発光素子の光を受光して光起電力を発
生する光起電力素子と、ゲート・ソース間に接続された
バイアス抵抗を介して光起電力素子がドレイン・ソース
間に接続されるMOSFETからなる駆動スイッチ素子
と、光起電力が制御端に印加されるとともに駆動スイッ
チ素子がオン・オフすることによってオフ・オンされる
主スイッチ素子と、出力端子間に主スイッチ素子を介し
て接続された電流検出用抵抗と、光起電力素子の出力端
間に接続されるとともに電流検出用抵抗の両端電圧が所
定電圧以上になるとオンして主スイッチ素子に流れる電
流を制限する保護スイッチ素子とを備え、保護スイッチ
素子が、ドレイン・ソース間に発光素子が接続されると
ともに、ゲート・ソース間に電流検出用抵抗が接続され
たエンハンスメント型のMOSFETから構成される。
【0021】ここで、主スイッチ素子に流れる電流の制
限値は、保護スイッチ素子を構成するMOSFETのオ
ン電圧と電流検出用抵抗の抵抗値によって決定される。
MOSFETのオン電圧はチャンネル長やゲート電極の
膜厚等によって決まるので、チャンネル長やゲート電極
の膜厚等の設定によりMOSFETのオン電圧を低減す
ることによって、電流検出用抵抗の抵抗値を大きくする
ことなく、主スイッチ素子に流れる電流の制限値を低く
することができる。したがって、主スイッチ素子に流れ
る電流の制限値が同じであれば、MOSFETのオン電
圧を低減することにより、電流検出用抵抗の抵抗値を小
さくすることができるので、半導体チップの面積を小さ
くすることができ、固体リレーのコストダウンを図るこ
とができるという効果がある。
限値は、保護スイッチ素子を構成するMOSFETのオ
ン電圧と電流検出用抵抗の抵抗値によって決定される。
MOSFETのオン電圧はチャンネル長やゲート電極の
膜厚等によって決まるので、チャンネル長やゲート電極
の膜厚等の設定によりMOSFETのオン電圧を低減す
ることによって、電流検出用抵抗の抵抗値を大きくする
ことなく、主スイッチ素子に流れる電流の制限値を低く
することができる。したがって、主スイッチ素子に流れ
る電流の制限値が同じであれば、MOSFETのオン電
圧を低減することにより、電流検出用抵抗の抵抗値を小
さくすることができるので、半導体チップの面積を小さ
くすることができ、固体リレーのコストダウンを図るこ
とができるという効果がある。
【0022】また、駆動スイッチ素子と保護スイッチ素
子は共にMOSFETからなり、ドレイン・ソースが共
通であるので、誘電体で分離された同一の島状領域に駆
動スイッチ素子と保護スイッチ素子とを形成することが
できる。したがって、半導体チップの面積を小さくする
ことができ、上述と同様に、固体リレーのコストダウン
を図ることができるという効果がある。
子は共にMOSFETからなり、ドレイン・ソースが共
通であるので、誘電体で分離された同一の島状領域に駆
動スイッチ素子と保護スイッチ素子とを形成することが
できる。したがって、半導体チップの面積を小さくする
ことができ、上述と同様に、固体リレーのコストダウン
を図ることができるという効果がある。
【図1】本実施形態の固体リレーを示す回路図である。
【図2】従来の固体リレーを示す回路図である。
1 発光素子 2 光起電力素子 3,4,5 MOSFET 6 バイアス抵抗 7 電流検出用抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】制御入力により点灯・消灯する発光素子
と、前記発光素子に光結合されるとともに前記発光素子
の光を受光して光起電力を発生する光起電力素子と、ゲ
ート・ソース間に接続されたバイアス抵抗を介して前記
光起電力素子がドレイン・ソース間に接続されるMOS
FETからなる駆動スイッチ素子と、前記光起電力が制
御端に印加されるとともに前記駆動スイッチ素子がオン
・オフすることによってオフ・オンされる主スイッチ素
子と、出力端子間に前記主スイッチ素子を介して接続さ
れた電流検出用抵抗と、前記光起電力素子の出力端間に
接続されるとともに前記電流検出用抵抗の両端電圧が所
定電圧以上になるとオンして前記主スイッチ素子に流れ
る電流を制限する保護スイッチ素子とを備え、前記保護
スイッチ素子が、ドレイン・ソース間に前記発光素子が
接続されるとともに、ゲート・ソース間に前記電流検出
用抵抗が接続されたエンハンスメント型のMOSFET
から構成されることを特徴とする固体リレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333964A JPH10173506A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 固体リレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333964A JPH10173506A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 固体リレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10173506A true JPH10173506A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18271965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8333964A Withdrawn JPH10173506A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 固体リレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10173506A (ja) |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP8333964A patent/JPH10173506A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09213893A (ja) | 半導体装置 | |
JPH10173506A (ja) | 固体リレー | |
JPH07107975B2 (ja) | ソリッドステートリレー | |
JP2932782B2 (ja) | 半導体リレー回路 | |
JP3637749B2 (ja) | 半導体リレー | |
JP2694808B2 (ja) | ソリッドステートリレー | |
JPH10308529A (ja) | 半導体リレー | |
JPS63208317A (ja) | 半導体リレ−回路 | |
JPH05167412A (ja) | 半導体リレー回路 | |
JP2919108B2 (ja) | 光結合型リレー回路 | |
JP2731655B2 (ja) | 光結合型リレー回路 | |
JPH10233669A (ja) | 半導体リレー | |
JPH09153782A (ja) | 半導体リレー回路 | |
JP2002050952A (ja) | 半導体リレー及びその製造方法 | |
JPH0411126B2 (ja) | ||
JP2805974B2 (ja) | 光結合型リレー回路 | |
JP3451810B2 (ja) | 光結合型半導体リレー | |
JP2003115755A (ja) | 半導体スイッチ素子の駆動回路およびそれを用いた半導体リレー | |
JPH09181585A (ja) | 半導体リレー回路 | |
JP2000252514A (ja) | 半導体リレー | |
JPH0998079A (ja) | 半導体リレー | |
JPH06164354A (ja) | 半導体リレー | |
JP2001345685A (ja) | 半導体装置及びこれを備えた半導体リレー | |
JP2002076866A (ja) | 半導体リレー | |
JP2002353797A (ja) | 半導体リレー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |