JP2000252514A - 半導体リレー - Google Patents

半導体リレー

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JP2000252514A
JP2000252514A JP5060299A JP5060299A JP2000252514A JP 2000252514 A JP2000252514 A JP 2000252514A JP 5060299 A JP5060299 A JP 5060299A JP 5060299 A JP5060299 A JP 5060299A JP 2000252514 A JP2000252514 A JP 2000252514A
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JP
Japan
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mosfet
gate
source
output
drain
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Application number
JP5060299A
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English (en)
Inventor
Noriteru Furumoto
憲輝 古本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計通りに確実に動作させる。 【解決手段】 入力信号に応じて発光する発光素子1
と、発光素子1 の光を受光して光起電力を発生する受光
素子2 と、光起電力が印加して電荷が充電されて導通状
態に変化する出力用MOSFET3 と、出力用MOSF
ET3 のゲートソース間に接続された制御用トランジス
タ4 を含み出力用MOSFET3 の電荷の充放電を制御
する制御手段60と、出力用MOSFET3 のソースに接
続された過電流検知用抵抗5 と、過電流検知用抵抗5 の
両端電圧がしきい値を超えると出力用MOSFET3 に
充電された電荷が放電される状態を保持するよう充電さ
れて導通する放電保持用MOSFET6Aが設けられた放
電保持回路50と、を備えた半導体リレーであって、放電
保持回路50は、光起電力の発生していないときに放電保
持用MOSFET6Aに充電された電荷を放電させる放電
用MOSFET12が設けられた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過電流保護機能を
有した半導体リレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、特願平9−327738
号により、この種の半導体リレーを提案している。この
ものは、図4に示すように、出力用MOSFET3,3 、
NPNバイポーラトランジスタ4,4 、過電流検知用抵抗
5,5 、第1のMOSFET6 、第2のMOSFET7 、
低抵抗(低インピーダンス要素)8 、高インピーダンス
要素9 、制御用MOSFET10、制御用抵抗11を備えて
構成されている。
【0003】発光ダイオード(発光素子)1 は、入力端
子20a,20b の間に入力される入力信号に応じて光信号を
発光する。フォトダイオードアレイ(受光素子)2 は、
複数個のフォトダイオード2aが直列接続されてなり、発
光ダイオード1 からの光信号を受光して光起電力を発生
する。
【0004】出力用MOSFET3,3 は、いずれもnチ
ャネル・エンハンスメント型であって、それぞれのゲー
トがフォトダイオードアレイ2 のアノードに接続され、
それぞれのドレインが交流用出力端子20c に接続され、
いずれのソースも過電流検知用抵抗5 を介して直流用出
力端子20d に接続されている。
【0005】NPNバイポーラトランジスタ4,4 は、そ
れぞれのベースが過電流検知用抵抗5,5 の一端に、それ
ぞれのエミッタが過電流検知用抵抗5,5 の他端に、それ
ぞれのコレクタが第2のMOSFETのゲートに接続さ
れている。
【0006】過電流検知用抵抗5,5 は、それぞれの一端
が出力用MOSFET3,3 のソースに接続されるととも
に、それぞれの他端が制御用抵抗11の一端に接続されて
いる。
【0007】第1のMOSFET6 は、エンハンスメン
ト型であって、そのドレインが低抵抗(低インピーダン
ス要素)8 の一端に接続されて、低抵抗8 と共に第1の
直列回路30をなし、ゲートが第2のMOSFET7 のド
レインに接続され、ソースが過電流検知用抵抗5,5 の他
端に接続されている。
【0008】第2のMOSFET7 は、エンハンスメン
ト型であって、そのゲートが第1のMOSFET6 のド
レインに接続されるとともにNPNバイポーラトランジ
スタ4,4 のコレクタに接続され、ソースが第1のMOS
FET6 のソースに接続されている。
【0009】低抵抗8 は、その他端がフォトダイオード
アレイ2 に接続されることにより、第1のMOSFET
6 と共になす第1の直列回路30が、フォトダイオードア
レイ2 のアノードカソード間に接続されることとなる。
【0010】高インピーダンス要素9 は、ディプレッシ
ョン型のインピーダンス用MOSFET9a及びそのイン
ピーダンス用MOSFET9aのゲートソース間に接続さ
れたインピーダンス用抵抗9bからなり、低抵抗8 よりも
インピーダンスが高くなっている。このインピーダンス
用MOSFET9aは、そのドレインが低抵抗8 の他端に
接続され、ゲートが第1のMOSFET6 のゲートに接
続されている。これらのインピーダンス用MOSFET
9a及びインピーダンス用抵抗9bは、インピーダンス用抵
抗9bの一端が第2のMOSFET7 のドレインに接続さ
れることにより、第1の直列回路30に並列接続された第
2の直列回路40を、第2のMOSFET7 と共に構成し
ている。
【0011】この第2の直列回路40は、第1の直列回路
30及びNPNバイポーラトランジスタ4,4 と共に、過電
流検知用抵抗5,5 の両端電圧がしきい値を超えると出力
用MOSFET3,3 のゲートソース間に充電された電荷
が放電される状態を保持する放電保持回路50を構成して
いる。
【0012】制御用MOSFET10は、nチャネル・デ
ィプレッション型であって、制御用抵抗11と共に、出力
用MOSFET3,3 の電荷の充放電を制御する制御手段
60を構成する。この制御用MOSFET10は、そのゲー
ト及びソースが制御用抵抗11を介して接続されるととも
に、ドレインが出力用MOSFET3,3 のゲート及びフ
ォトダイオードアレイ2 のアノードにそれぞれ接続され
ている。
【0013】次に、動作を説明する。発光ダイオード1
が入力信号に応じて光信号を発光すると、フォトダイオ
ードアレイ2 が発光ダイオード1 の光信号を受光して光
起電力を発生する。この光起電力によって、出力用MO
SFET3 のゲートソース間に電荷が充電されるととも
に、制御用MOSFET10のドレインソース間に電流が
流れる。こうして、制御用抵抗11に電流が流れると、制
御用抵抗11の両端に電位差が発生し、その電位差によっ
て制御用MOSFET10のドレインとソースとの間が遮
断される。
【0014】また、フォトダイオードアレイ2 が起電力
を発生することにより、第2のMOSFET7 のゲート
ソース間が低抵抗8 を介して充電されてゆくとともに、
第1のMOSFET6 のゲートソース間も、高インピー
ダンス要素9 を介して充電されてゆくようになる。こう
して、第1及び第2のMOSFET6,7 は、いずれもゲ
ートソース間が充電されてゆくのであるが、高インピー
ダンス要素9 を介してゲートソース間が充電されてゆく
第2のMOSFET7 は、高インピーダンス要素9 を介
してゲートソース間が充電されてゆく第1のMOSFE
T6 よりも充電速度が速いので、第2のMOSFET7
が含まれる第2の直列回路40が、第1のMOSFET6
が含まれる第1の直列回路30よりも早く導通状態とな
る。
【0015】このとき、第1のMOSFET6 は、その
ゲートソース間に充電された電荷を放電するので、第1
のMOSFET6 の含まれる第1の直列回路30が遮断状
態となり、第2のMOSFET7 の含まれる第2の直列
回路40が高インピーダンス状態となる。
【0016】結果として、出力用MOSFET3 のゲー
トソース間に電荷が効率良く充電されるようになり、出
力用MOSFET3 のドレインソース間が、遮断状態か
ら導通状態へと移行する。つまり、出力用MOSFET
3 のドレイン電流が流れることとなる。
【0017】そして、発光ダイオード1 に入力信号が入
力されなくなって発光しなくなると、フォトダイオード
アレイ2 が光起電力を発生しなくなる。そうすると、制
御用抵抗11の両端に電位差が発生しなくなって、制御用
MOSFET10のドレインソース間が導通状態へと変化
し、出力用MOSFET3 のゲートソース間に充電され
た電荷が、制御用MOSFET10のドレインソース間及
び制御用抵抗11を通って速やかに放電され、出力用MO
SFET3 のドレインソース間が遮断状態へと移行す
る。つまり、出力用MOSFET3 のドレイン電流が流
れなくなる。
【0018】このとき、第2のMOSFET7 のゲート
ソース間に充電された電荷も、制御用MOSFET10の
ドレインソース間及び制御用抵抗11を通って速やかに放
電され、第2のMOSFET7 のドレインソース間が遮
断状態となる。
【0019】また、出力用MOSFET3 のドレイン電
流が所定電流を越えて流れると、出力用MOSFET3
のソースに接続された過電流検知用抵抗5 の両端電圧、
すなわち、NPNバイポーラトランジスタ4 のベースエ
ミッタ間の電圧が増大して、しきい値を超えるようにな
り、NPNバイポーラトランジスタ4 のエミッタコレク
タ間にコレクタ電流が流れるようになる。こうして、N
PNバイポーラトランジスタ4 のコレクタ電流が流れる
と、出力用MOSFET3 のゲートソース間に充電され
た電荷が放電される。
【0020】このとき、第2のMOSFET7 のゲート
ソース間に充電された電荷も放電されて、第2のMOS
FET7 のドレインソース間が遮断状態となり、フォト
ダイオードアレイ2 の起電力による電流の一部によっ
て、第1の直列回路30に含まれる第1のMOSFET6
のゲートソース間が高インピーダンス要素9 を介して充
電されて、第1のMOSFET6 のドレインソース間が
導通状態となり、第1の直列回路30が低インピーダンス
状態となって、出力用MOSFET3 のゲートソース間
に充電された電荷が第1の直列回路30を通ることによっ
ても放電され、出力用MOSFET3 のドレイン電流が
遮断される。
【0021】このように、第1のMOSFET6 は、過
電流検知用抵抗5 の両端電圧がしきい値を超えると、出
力用MOSFETのゲートソース間に充電された電荷が
放電される状態を保持するよう、ゲートソース間が充電
されてドレインソース間を導通させる放電保持用MOS
FET6Aとなっている。
【0022】さらに、フォトダイオードアレイ2 の起電
力による電流の大部分が、この第1の直列回路30を通る
ことによって、出力用MOSFET3 のゲートソース間
に電荷が充電されなくなり、出力用MOSFET3 は、
遮断状態が保持される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記した半導体リレー
にあっては、過電流検知用抵抗5 に所定電流を超えた電
流が流れると、過電流検知用抵抗5 の両端電圧がしきい
値を超えるので、NPNバイポーラトランジスタ4 が、
第2のMOSFET7 のゲートソース間に充電された電
荷を放電させて、第2のMOSFET7 のドレインソー
ス間が遮断状態となって第2の直列回路40が遮断状態と
なり、第1のMOSFET6 のゲートソース間が充電さ
れてドレインソース間が導通状態となって第1の直列回
路30が導通状態となり、出力用MOSFET3 のゲート
ソース間に充電された電荷を放電するので、フォトダイ
オードアレイ2 の起電力による大部分の電流が流れるよ
うになって、出力用MOSFET3 のゲートソース間に
充電されなくなるから、出力用MOSFET3 は、遮断
状態のままとなって、ドレイン電流が流れなくなるの
で、過電流によって損傷しなくなる。
【0024】しかしながら、このものは、出力用MOS
FET3 のゲートソース間に充電された電荷が、第1の
直列回路30を通って放電している最中に、入力信号が入
力端子20a,20b の間に入力されなくなると、第1のMO
SFET6 のゲートソース間に充電された電荷が、高イ
ンピーダンス要素9 を含む第2の直列回路40をでしか放
電されないから、充分な放電時間を確保できない場合
は、第1のMOSFET6 のゲートソース間に電荷が充
電されていない初期状態に復帰することができなくな
る。そうなると、再度、入力信号が入力端子20a,20b の
間に入力されたとき、第1の直列回路30は、前述した動
作とは逆に、第2の直列回路40よりも先に導通状態とな
って、出力用MOSFET3 のゲートソース間に充電さ
れなくなり、出力用MOSFET3 が遮断状態から導通
状態へ移行しなくなって、設計通りに動作しなくなる恐
れがある。
【0025】また、このものは、出力用MOSFETに
所定電流を越えた電流が流れても、製品そのもののばら
つき、入力電流の電流値のばらつき、又は周囲温度とい
った各種の要因のために、出力用MOSFETのゲート
ソース間に充電された電荷が放電する状態を保持するよ
う、放電保持回路50が動作しなくなって、出力用MOS
FETに充電された電荷が放電されなくなり、設計通り
に動作しなくなる恐れがある。
【0026】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、設計通りに確実に動作
することのできる半導体リレーを提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、入力信号に応じて発光
する発光素子と、発光素子の光を受光して光起電力を発
生する受光素子と、受光素子により発生された光起電力
がゲートソース間に印加して電荷が充電されることによ
りドレインソース間が導通状態に変化する出力用MOS
FETと、出力用MOSFETのゲートソース間に接続
され受光素子による光起電力の発生及び消失に連動して
導通状態が変化する制御用トランジスタを含み出力用M
OSFETの電荷の充放電を制御する制御手段と、一端
が出力用MOSFETのソースに接続された過電流検知
用抵抗と、過電流検知用抵抗の両端電圧がしきい値を超
えると出力用MOSFETのゲートソース間に充電され
た電荷が放電される状態を保持するようゲートソース間
が充電されてドレインソース間を導通させるエンハンス
メント型の放電保持用MOSFETが設けられた放電保
持回路と、を備えた半導体リレーであって、前記放電保
持回路は、前記受光素子により光起電力の発生していな
いときに前記放電保持用MOSFETに充電された電荷
を放電させる放電用MOSFETが設けられた構成にし
てある。
【0028】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記放電保持回路は、前記放電用MOSF
ETとなる第1のMOSFET及びその第1のMOSF
ETのドレイン側に接続された低インピーダンス要素か
らなり前記受光素子のアノードカソード間に接続される
とともに前記出力用MOSFETの放電回路をなした第
1の直列回路と、ゲートが第1のMOSFETのドレイ
ンに接続されるとともにドレインが第1のMOSFET
のゲートに接続されたエンハンスメント型の第2のMO
SFET及びその第2のMOSFETのドレイン側に接
続された高インピーダンス要素からなり第1の直列回路
に並列接続された第2の直列回路と、過電流検知用抵抗
の両端電圧がしきい値を超えると第2のMOSFETの
ゲートソース間に充電された電荷を放電させるトランジ
スタと、を有した構成にしてある。
【0029】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記放電保持回路は、ゲートが前記第2の
MOSFETのゲートにソースが前記出力用MOSFE
Tのゲートにそれぞれ接続されたディプレッション型の
充電禁止用MOSFETが前記出力用MOSFETのゲ
ートソース間に設けられた構成にしてある。
【0030】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3のいずれかに記載の発明において、前記低インピー
ダンス要素又は前記高インピーダンス要素の少なくとも
一方は、インピーダンス用MOSFET及びそのインピ
ーダンス用MOSFETのゲートソース間に接続された
インピーダンス用抵抗からなる構成にしてある。
【0031】請求項5記載の発明は、入力信号に応じて
発光する発光素子と、発光素子の光を受光して光起電力
を発生する受光素子と、受光素子により発生された光起
電力がゲートソース間に印加して電荷が充電されること
によりドレインソース間が導通状態に変化する出力用M
OSFETと、出力用MOSFETのゲートソース間に
接続され受光素子による光起電力の発生及び消失に連動
して導通状態が変化する制御用トランジスタを含み出力
用MOSFETの電荷の充放電を制御する制御手段と、
一端が出力用MOSFETのソースに接続された過電流
検知用抵抗と、過電流検知用抵抗の両端電圧がしきい値
を超えると出力用MOSFETのゲートソース間に充電
された電荷が放電される状態を保持するようゲートソー
ス間が充電されてドレインソース間を導通させるエンハ
ンスメント型の放電保持用MOSFETが設けられた放
電保持回路と、を備え、前記放電保持回路は、第1のM
OSFET及びその第1のMOSFETのドレイン側に
接続された低インピーダンス要素からなり前記受光素子
のアノードカソード間に接続されるとともに前記出力用
MOSFETの放電回路をなした第1の直列回路と、ゲ
ートが第1のMOSFETのドレインに接続されるとと
もにドレインが第1のMOSFETのゲートに接続され
たエンハンスメント型の第2のMOSFET及びその第
2のMOSFETのドレイン側に接続された高インピー
ダンス要素からなり第1の直列回路に並列接続された第
2の直列回路と、過電流検知用抵抗の両端電圧がしきい
値を超えると第2のMOSFETのゲートソース間に充
電された電荷を放電させるトランジスタと、を有した半
導体リレーであって、前記放電保持回路は、ゲートが前
記第2のMOSFETのゲートにソースが前記出力用M
OSFETのゲートにそれぞれ接続されたディプレッシ
ョン型の充電禁止用MOSFETが前記出力用MOSF
ETのゲートソース間に設けられた構成にしてある。
【0032】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記低インピーダンス要素又は前記高イン
ピーダンス要素の少なくとも一方は、インピーダンス用
MOSFET及びそのインピーダンス用MOSFETの
ゲートソース間に接続されたインピーダンス用抵抗から
なる構成にしてある。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1に基
づいて以下に説明する。なお、従来例と同一の素子には
同一の符号を付し、従来の技術で説明した半導体リレー
と重複する部分は一部省略して説明する。
【0034】このものは、出力用MOSFET3,3 、N
PNバイポーラトランジスタ4,4 、過電流検知用抵抗5,
5 、第1のMOSFET6 、第2のMOSFET7 、低
抵抗(低インピーダンス要素)8 、高インピーダンス要
素9 、制御用MOSFET10、制御用抵抗11、放電保持
回路50を備えて構成されている。
【0035】ここで、放電保持回路50以外は、従来の技
術で説明した半導体リレーと同様なので、説明を省略す
る。
【0036】詳しくは、放電保持回路50は、従来の技術
で説明した半導体リレーの構成に加えて、エンハンスメ
ント型の放電用MOSFET12が設けられている。詳し
くは、この放電用MOSFET12は、そのドレインが第
1のMOSFETのゲートに接続されるとともに、制御
用抵抗11の両端にゲート及びソースがそれぞれ接続され
ている。
【0037】次に、動作を説明する。発光ダイオード1
が入力信号に応じて光信号を発光すると、フォトダイオ
ードアレイ2 が発光ダイオード1 の光信号を受光して光
起電力を発生する。この光起電力によって、出力用MO
SFET3 のゲートソース間に電荷が充電されるととも
に、制御用MOSFET10のドレインソース間に電流が
流れる。こうして、制御用抵抗11に電流が流れると、制
御用抵抗11の両端に電位差が発生し、その電位差によっ
て、制御用MOSFET10のドレインとソースとの間が
遮断されるとともに、放電用MOSFET12のドレイン
とソースとの間も遮断される。
【0038】また、フォトダイオードアレイ2 が起電力
を発生することにより、第2のMOSFET7 のゲート
ソース間が低抵抗8 を介して充電されてゆくとともに、
第1のMOSFET6 のゲートソース間も、高インピー
ダンス要素9 を介して充電されてゆくようになる。こう
して、第1及び第2のMOSFET6,7 は、いずれもゲ
ートソース間が充電されてゆくのであるが、高インピー
ダンス要素9 を介してゲートソース間が充電されてゆく
第2のMOSFET7 は、高インピーダンス要素9 を介
してゲートソース間が充電されてゆく第1のMOSFE
T6 よりも充電速度が速いので、第2のMOSFET7
が含まれる第2の直列回路40が、第1のMOSFET6
が含まれる第1の直列回路30よりも早く導通状態とな
る。
【0039】このとき、第1のMOSFET6 は、その
ゲートソース間に充電された電荷を放電するので、第1
のMOSFET6 の含まれる第1の直列回路30が遮断状
態となり、第2のMOSFET7 の含まれる第2の直列
回路40が高インピーダンス状態となる。
【0040】結果として、出力用MOSFET3 のゲー
トソース間に電荷が効率良く充電されるようになり、出
力用MOSFET3 のドレインソース間が、遮断状態か
ら導通状態へと移行する。つまり、出力用MOSFET
3 のドレイン電流が流れることとなる。
【0041】そして、発光ダイオード1 に入力信号が入
力されなくなって発光しなくなると、フォトダイオード
アレイ2 が光起電力を発生しなくなる。そうすると、制
御用抵抗11の両端に電位差が発生しなくなって、制御用
MOSFET10のドレインソース間が導通状態へと変化
するとともに、放電用MOSFET12のドレインとソー
スとの間も導通状態へと変化する。このように、制御用
MOSFET10のドレインソース間が導通状態へと変化
すると、出力用MOSFET3 のゲートソース間に充電
された電荷が、制御用MOSFET10のドレインソース
間及び制御用抵抗11を通って速やかに放電され、出力用
MOSFET3 のドレインソース間が遮断状態へと移行
する。つまり、出力用MOSFET3 のドレイン電流が
流れなくなる。
【0042】このとき、第2のMOSFET7 のゲート
ソース間に充電された電荷も、制御用MOSFET10の
ドレインソース間及び制御用抵抗11を通って速やかに放
電され、第2のMOSFET7 のドレインソース間が遮
断状態となる。
【0043】また、出力用MOSFET3 のドレイン電
流が所定電流を越えて流れると、出力用MOSFET3
のソースに接続された過電流検知用抵抗5 の両端電圧、
すなわち、NPNバイポーラトランジスタ4 のベースエ
ミッタ間の電圧が増大して、しきい値を超えるようにな
り、NPNバイポーラトランジスタ4 のエミッタコレク
タ間にコレクタ電流が流れるようになる。こうして、N
PNバイポーラトランジスタ4 のコレクタ電流が流れる
と、出力用MOSFET3 のゲートソース間に充電され
た電荷が放電される。
【0044】このとき、第2のMOSFET7 のゲート
ソース間に充電された電荷も放電されて、第2のMOS
FET7 のドレインソース間が遮断状態となり、フォト
ダイオードアレイ2 の起電力による電流の一部によっ
て、第1の直列回路30に含まれる第1のMOSFET6
のゲートソース間が高インピーダンス要素9 を介して充
電されて、第1のMOSFET6 のドレインソース間が
導通状態となり、第1の直列回路30が低インピーダンス
状態となって、出力用MOSFET3 のゲートソース間
に充電された電荷が第1の直列回路30を通ることによっ
ても放電され、出力用MOSFET3 のドレイン電流が
完全に遮断される。
【0045】さらに、フォトダイオードアレイ2 の起電
力による電流の大部分が、この第1の直列回路30を通る
ことによって、出力用MOSFET3 のゲートソース間
に電荷が充電されなくなり、出力用MOSFET3 は、
遮断状態が保持される。
【0046】このように、出力用MOSFET3 のゲー
トソース間に充電された電荷が放電されている最中に、
入力信号が入力端子20a,20b の間に入力されなくなる
と、フォトダイオードアレイ2 が光起電力を発生しなく
なるので、制御用抵抗11の両端に電位差が発生しなくな
って、放電用MOSFET12のドレインとソースとの間
も導通状態へと変化するので、第1のMOSFET6 の
ゲートソース間に充電された電荷は、この導通状態へと
変化した放電用MOSFET12のドレインとソースとの
間を通り放電されて、第1のMOSFET6 のゲートソ
ース間に電荷が充電されていない初期状態に復帰する。
すなわち、放電用MOSFET12は、第1のMOSFE
T6 からなる放電保持用MOSFET6Aに充電された電
荷を放電させているのである。
【0047】かかる半導体リレーにあっては、出力用M
OSFET3 に所定電流を越えた電流が流れた後に、出
力用MOSFET3 のゲートソース間に充電された電荷
が放電される状態を保持するよう、第1のMOSFET
6 からなる放電保持用MOSFET6Aのゲートソース間
に充電された電荷が、光起電力の発生していないとき、
放電用MOSFET12によって放電させられるから、従
来の技術で説明した半導体リレーとは異なって、確実に
初期状態に復帰するので、出力用MOSFET3 のゲー
トソース間に電荷が充電されるようになり、出力用MO
SFET3 のドレインソース間が遮断状態から導通状態
へ移行することができ、設計通りに確実に動作すること
ができる。
【0048】また、インピーダンス用抵抗9bを電流が流
れることにより発生する電位差は、インピーダンス用M
OSFET9aのゲートソース間の電位差になって、イン
ピーダンス用MOSFET9aのドレインソース間の導通
状態をフィードバックするから、インピーダンス用MO
SFET9aのドレインソース間に略定電流が流れるよう
になり、高インピーダンス要素9 そのものを抵抗でなす
のと同様となる。このインピーダンス用抵抗9bは、イン
ピーダンス用MOSFET9aのしきい値を適宜設定する
ことにより、高インピーダンス要素9 そのものをなした
抵抗よりも、抵抗値を小さくすることができ、ひいて
は、シリコン基板上に高インピーダンス要素9 を形成す
るときには、そのデバイスチップを小型化することがで
きる。
【0049】次に、本発明の第2実施形態を図2に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
一の機能を有する素子には同一の符号を付し、第1実施
形態とは異なるところのみ記す。第1実施形態では、放
電保持回路50は、従来の技術で説明した半導体リレーの
構成に加えて、エンハンスメント型の放電用MOSFE
T12が設けられていたのに対し、本実施形態では、従来
の技術で説明した半導体リレーの構成に加えて、nチャ
ネルディプレッション型の充電禁止用MOSFET13が
設けられた構成となっている。
【0050】詳しくは、充電禁止用MOSFET13は、
ゲートが第2のMOSFETのゲート及びNPNバイポ
ーラトランジスタ4 のコレクタに、ソースが出力用MO
SFET3 のゲートにそれぞれ接続され、さらに、ドレ
インがフォトダイオードアレイ2 のアノードに接続され
ることによって、出力用MOSFET3 のゲートソース
間に設けられている。
【0051】また、充電禁止用MOSFET13が出力用
MOSFET3 のゲートソース間に設けられることによ
り、出力用MOSFET3 は、そのゲートが充電禁止用
MOSFET13を介してフォトダイオードアレイ2 のア
ノードに接続されている。また、制御用MOSFET10
のドレインも、充電禁止用MOSFET13を介してフォ
トダイオードアレイ2 のアノードに接続されている。
【0052】次に、出力用MOSFET3 のドレイン電
流が所定電流を越えて流れたときの動作のうち、第1実
施形態と異なるところのみ、詳しく説明する。
【0053】出力用MOSFET3 のドレイン電流が所
定電流を越えて流れて、出力用MOSFET3 のゲート
ソース間に充電された電荷が放電されたとき、充電禁止
用MOSFET13を介して放電される。詳しくは、出力
用MOSFET3 のゲートソース間に電荷が充電され
て、出力用MOSFET3 のドレインソース間が、遮断
状態から導通状態へと移行した状態では、出力用MOS
FET3 のゲートの電位と第2のMOSFET7 のゲー
トの電位の間の電位差は、小さくなっているので、充電
禁止用MOSFET13のドレインソース間が導通状態と
なっており、この導通状態となっている充電禁止用MO
SFET13の寄生ダイオードを介して、放電されるので
ある。
【0054】このとき、第2のMOSFET7 のゲート
ソース間に充電された電荷も放電されて、第2のMOS
FET7 のドレインソース間が遮断状態となり、フォト
ダイオードアレイ2 の起電力による電流の一部によっ
て、第1実施形態と同様に、第1の直列回路30に含まれ
る第1のMOSFET6 のゲートソース間が高インピー
ダンス要素9 を介して充電されて、第1のMOSFET
6 のドレインソース間が導通状態となり、第1の直列回
路30が低インピーダンス状態となって、出力用MOSF
ET3 のゲートソース間に充電された電荷が第1の直列
回路30を通ることによっても放電され、出力用MOSF
ET3 のドレイン電流が完全に遮断される。
【0055】このようにして、出力用MOSFET3 の
ゲートソース間に充電された電荷が第1の直列回路30を
通ることによっても放電されると、出力用MOSFET
3 のゲート電位が低くなり、出力用MOSFET3 のゲ
ートの電位と第2のMOSFETのゲートの電位の間の
電位差は、大きくなるので、充電禁止用MOSFET13
のドレインソース間が遮断状態となる。こうなると、そ
の後の出力用MOSFET3 のゲートソース間に充電さ
れた電荷は、もはや、フォトダイオードアレイ2 の起電
力によって、出力用MOSFET3 のゲートソース間が
充電されないようになる。一方、低インピーダンス状態
となった第1の直列回路30には、フォトダイオードアレ
イ2 の起電力による電荷が供給され続ける。
【0056】こうして、充電禁止用MOSFET13のド
レインソース間が遮断状態となると、制御用抵抗11に電
流が流れなくなるので、制御用MOSFET10ドレイン
ソース間が導通状態となり、この導通状態となった制御
用MOSFET10のドレインソース間を通って、出力用
MOSFET3 のゲートソース間に充電された電荷が放
電される。
【0057】かかる半導体リレーにあっては、シリコン
基板上に高インピーダンス要素9 を形成するときにその
デバイスチップを小型化することができるという第1実
施形態の効果に加えて、前述したように、出力用MOS
FET3 のゲートソース間に充電された電荷が放電する
と、出力用MOSFET3 のゲート電位が低くなるか
ら、出力用MOSFET3 のゲート電位と第2のMOS
FETのゲート電位との間の電位差が大きくなり、ディ
プレッション型の充電禁止用MOSFET13は、第2の
MOSFETのゲートに接続されたゲートと出力用MO
SFET3 のゲートに接続されたソースとの間の電位差
が大きくなるので遮断状態となり、出力用MOSFET
3 のゲートソース間に電荷が充電されなくなるので、出
力用MOSFET3 のドレインソース間を完全に遮断す
ることができ、設計通りに確実に動作することができる
という第1実施形態の効果を一段と奏することができ
る。
【0058】次に、本発明の第3実施形態を図3に基づ
いて以下に説明する。なお、第2実施形態と実質的に同
一の機能を有する素子には同一の符号を付し、第2実施
形態とは異なるところのみ記す。本実施形態は、基本的
には第2実施形態と同様であるが、放電保持回路50は、
第1実施形態と同様に、放電用MOSFET12が設けら
れた構成になっている。
【0059】放電用MOSFET12は、制御用抵抗11と
フォトダイオードアレイ2 との間に接続された放電制御
用抵抗14の両端に、ゲート及びソースがそれぞれ接続さ
れている。従って、この放電用MOSFET12は、フォ
トダイオードアレイ2 が発光ダイオード1 の光信号を受
光して光起電力を発生したとき、この光起電力による電
流が放電制御用抵抗14に流れると、放電制御用抵抗14の
両端に電位差が発生するので、その電位差によって、ド
レインとソースとの間が遮断される。
【0060】かかる半導体リレーにあっては、第1実施
形態と同様に、光起電力の発生していないとき、確実に
初期状態に復帰するとともに、第2実施形態と同様に、
出力用MOSFET3 のドレインソース間を完全に遮断
することができるから、設計通りに確実に動作すること
ができるという第1実施形態の効果を一段と奏すること
ができる。
【0061】なお、第1実施形態では、放電用MOSF
ET12のゲート及びソースは、制御用抵抗11の両端に接
続されているが、第3実施形態のように、制御用抵抗11
とは別に、放電制御用抵抗14を設けて、その放電制御用
抵抗14に接続されても、同様の効果を奏することができ
る。
【0062】また、第1乃至第3実施形態では、放電保
持回路50は、NPNバイポーラトランジスタ4,4 が設け
られているが、NPNバイポーラトランジスタ4,4 の替
わりに、エンハンスメント型MOSFETが設けられて
も、同様の効果を奏することができる。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、出力用MOSF
ETに所定電流を越えた電流が流れた後に、出力用MO
SFETのゲートソース間に充電された電荷が放電され
る状態を保持するよう、放電保持用MOSFETのゲー
トソース間に充電された電荷が、光起電力の発生してい
ないとき、放電用MOSFETによって放電させられる
から、従来例とは異なって、確実に初期状態に復帰する
ので、出力用MOSFETのゲートソース間に電荷が充
電されるようになり、出力用MOSFETのドレインソ
ース間が遮断状態から導通状態へ移行することができ、
設計通りに確実に動作することができる。請求項2記載
の発明は、出力用MOSFETに所定電流を越えた電流
が流れた後に、出力用MOSFETのゲートソース間に
充電された電荷が放電される状態を保持するよう、第1
のMOSFETからなる放電保持用MOSFETのゲー
トソース間に充電された電荷が、光起電力の発生してい
ないとき、放電用MOSFETによって放電させられる
から、従来例とは異なって、確実に初期状態に復帰する
ので、出力用MOSFETのゲートソース間に電荷が充
電されるようになり、出力用MOSFETのドレインソ
ース間が遮断状態から導通状態へ移行することができ、
設計通りに確実に動作することができる。
【0064】請求項3記載の発明は、出力用MOSFE
Tのゲートソース間に充電された電荷が放電すると、出
力用MOSFETのゲート電位が低くなるから、出力用
MOSFETのゲート電位と第2のMOSFETのゲー
ト電位との間の電位差が大きくなり、ディプレッション
型の充電禁止用MOSFETは、第2のMOSFETの
ゲートに接続されたゲートと出力用MOSFETのゲー
トに接続されたソースとの間の電位差が大きくなるので
遮断状態となり、出力用MOSFETのゲートソース間
に電荷が充電されなくなるので、出力用MOSFETの
ドレインソース間を完全に遮断することができる。
【0065】請求項4記載の発明は、インピーダンス用
抵抗を電流が流れることにより発生する電位差は、イン
ピーダンス用MOSFETのゲートソース間の電位差に
なって、インピーダンス用MOSFETのドレインソー
ス間の導通状態をフィードバックするから、インピーダ
ンス用MOSFETのドレインソース間に略定電流が流
れるようになり、低インピーダンス要素又は高インピー
ダンス要素そのものを抵抗でなすときと同様に、請求項
2記載の効果を奏することができる。しかも、インピー
ダンス用抵抗は、インピーダンス用MOSFETのしき
い値を適宜設定することにより、低インピーダンス要素
又は高インピーダンス要素そのものをなした抵抗より
も、抵抗値を小さくすることができ、ひいては、シリコ
ン基板上に低インピーダンス要素又は高インピーダンス
要素を形成するときには、そのデバイスチップを小型化
することができる。
【0066】請求項5記載の発明は、出力用MOSFE
Tのゲートソース間に充電された電荷が放電すると、出
力用MOSFETのゲート電位が低くなるから、出力用
MOSFETのゲート電位と第2のMOSFETのゲー
ト電位との間の電位差が大きくなり、ディプレッション
型の充電禁止用MOSFETは、第2のMOSFETの
ゲートに接続されたゲートと出力用MOSFETのゲー
トに接続されたソースとの間の電位差が大きくなるので
遮断状態となり、出力用MOSFETのゲートソース間
に電荷が充電されなくなるので、出力用MOSFETの
ドレインソース間を完全に遮断することができ、設計通
りに確実に動作することができる。
【0067】請求項6記載の発明は、インピーダンス用
抵抗を電流が流れることにより発生する電位差は、イン
ピーダンス用MOSFETのゲートソース間の電位差に
なって、インピーダンス用MOSFETのドレインソー
ス間の導通状態をフィードバックするから、インピーダ
ンス用MOSFETのドレインソース間に略定電流が流
れるようになり、低インピーダンス要素又は高インピー
ダンス要素そのものを抵抗でなすときと同様に、請求項
5記載の効果を奏することができる。しかも、インピー
ダンス用抵抗は、インピーダンス用MOSFETのしき
い値を適宜設定することにより、低インピーダンス要素
又は高インピーダンス要素そのものをなした抵抗より
も、抵抗値を小さくすることができ、ひいては、シリコ
ン基板上に低インピーダンス要素又は高インピーダンス
要素を形成するときには、そのデバイスチップを小型化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態の回路図である。
【図3】本発明の第3実施形態の回路図である。
【図4】従来例の回路図である。
【符号の説明】
1 発光ダイオード(発光素子) 2 フォトダイオードアレイ(受光素子) 3 出力用MOSFET 4 NPNバイポーラトランジスタ 5 過電流検知用抵抗 6 第1のMOSFET 6A 放電保持用MOSFET 7 第2のMOSFET 8 低インピーダンス要素(低抵抗) 9 高インピーダンス要素 9a インピーダンス用MOSFET 9b インピーダンス用抵抗 10 制御用MOSFET(制御用トランジスタ) 12 放電用MOSFET 13 充電禁止用MOSFET 30 第1の直列回路 40 第2の直列回路 50 放電保持回路 60 制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に応じて発光する発光素子と、
    発光素子の光を受光して光起電力を発生する受光素子
    と、受光素子により発生された光起電力がゲートソース
    間に印加して電荷が充電されることによりドレインソー
    ス間が導通状態に変化する出力用MOSFETと、出力
    用MOSFETのゲートソース間に接続され受光素子に
    よる光起電力の発生及び消失に連動して導通状態が変化
    する制御用トランジスタを含み出力用MOSFETの電
    荷の充放電を制御する制御手段と、一端が出力用MOS
    FETのソースに接続された過電流検知用抵抗と、過電
    流検知用抵抗の両端電圧がしきい値を超えると出力用M
    OSFETのゲートソース間に充電された電荷が放電さ
    れる状態を保持するようゲートソース間が充電されてド
    レインソース間を導通させるエンハンスメント型の放電
    保持用MOSFETが設けられた放電保持回路と、を備
    えた半導体リレーであって、前記放電保持回路は、前記
    受光素子により光起電力の発生していないときに前記放
    電保持用MOSFETに充電された電荷を放電させる放
    電用MOSFETが設けられたことを特徴とする半導体
    リレー。
  2. 【請求項2】 前記放電保持回路は、前記放電用MOS
    FETとなる第1のMOSFET及びその第1のMOS
    FETのドレイン側に接続された低インピーダンス要素
    からなり前記受光素子のアノードカソード間に接続され
    るとともに前記出力用MOSFETの放電回路をなした
    第1の直列回路と、ゲートが第1のMOSFETのドレ
    インに接続されるとともにドレインが第1のMOSFE
    Tのゲートに接続されたエンハンスメント型の第2のM
    OSFET及びその第2のMOSFETのドレイン側に
    接続された高インピーダンス要素からなり第1の直列回
    路に並列接続された第2の直列回路と、過電流検知用抵
    抗の両端電圧がしきい値を超えると第2のMOSFET
    のゲートソース間に充電された電荷を放電させるトラン
    ジスタと、を有したことを特徴とする請求項1記載の半
    導体リレー。
  3. 【請求項3】 前記放電保持回路は、ゲートが前記第2
    のMOSFETのゲートにソースが前記出力用MOSF
    ETのゲートにそれぞれ接続されたディプレッション型
    の充電禁止用MOSFETが前記出力用MOSFETの
    ゲートソース間に設けられたことを特徴とする請求項2
    記載の半導体リレー。
  4. 【請求項4】 前記低インピーダンス要素又は前記高イ
    ンピーダンス要素の少なくとも一方は、インピーダンス
    用MOSFET及びそのインピーダンス用MOSFET
    のゲートソース間に接続されたインピーダンス用抵抗か
    らなることを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれ
    かに記載の半導体リレー。
  5. 【請求項5】 入力信号に応じて発光する発光素子と、
    発光素子の光を受光して光起電力を発生する受光素子
    と、受光素子により発生された光起電力がゲートソース
    間に印加して電荷が充電されることによりドレインソー
    ス間が導通状態に変化する出力用MOSFETと、出力
    用MOSFETのゲートソース間に接続され受光素子に
    よる光起電力の発生及び消失に連動して導通状態が変化
    する制御用トランジスタを含み出力用MOSFETの電
    荷の充放電を制御する制御手段と、一端が出力用MOS
    FETのソースに接続された過電流検知用抵抗と、過電
    流検知用抵抗の両端電圧がしきい値を超えると出力用M
    OSFETのゲートソース間に充電された電荷が放電さ
    れる状態を保持するようゲートソース間が充電されてド
    レインソース間を導通させるエンハンスメント型の放電
    保持用MOSFETが設けられた放電保持回路と、を備
    え、前記放電保持回路は、第1のMOSFET及びその
    第1のMOSFETのドレイン側に接続された低インピ
    ーダンス要素からなり前記受光素子のアノードカソード
    間に接続されるとともに前記出力用MOSFETの放電
    回路をなした第1の直列回路と、ゲートが第1のMOS
    FETのドレインに接続されるとともにドレインが第1
    のMOSFETのゲートに接続されたエンハンスメント
    型の第2のMOSFET及びその第2のMOSFETの
    ドレイン側に接続された高インピーダンス要素からなり
    第1の直列回路に並列接続された第2の直列回路と、過
    電流検知用抵抗の両端電圧がしきい値を超えると第2の
    MOSFETのゲートソース間に充電された電荷を放電
    させるトランジスタと、を有した半導体リレーであっ
    て、前記放電保持回路は、ゲートが前記第2のMOSF
    ETのゲートにソースが前記出力用MOSFETのゲー
    トにそれぞれ接続されたディプレッション型の充電禁止
    用MOSFETが前記出力用MOSFETのゲートソー
    ス間に設けられたことを特徴とする半導体リレー。
  6. 【請求項6】 前記低インピーダンス要素又は前記高イ
    ンピーダンス要素の少なくとも一方は、インピーダンス
    用MOSFET及びそのインピーダンス用MOSFET
    のゲートソース間に接続されたインピーダンス用抵抗か
    らなることを特徴とする請求項5記載の半導体リレー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114200371A (zh) * 2021-08-09 2022-03-18 威凯检测技术有限公司 一种用于静电放电抗扰度试验的能力验证装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114200371A (zh) * 2021-08-09 2022-03-18 威凯检测技术有限公司 一种用于静电放电抗扰度试验的能力验证装置
CN114200371B (zh) * 2021-08-09 2023-07-11 威凯检测技术有限公司 一种用于静电放电抗扰度试验的能力验证装置

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