JPH10173028A - 露光装置およびデバイス製造方法ならびにステージ装置および原点出し方法 - Google Patents

露光装置およびデバイス製造方法ならびにステージ装置および原点出し方法

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JPH10173028A
JPH10173028A JP33913396A JP33913396A JPH10173028A JP H10173028 A JPH10173028 A JP H10173028A JP 33913396 A JP33913396 A JP 33913396A JP 33913396 A JP33913396 A JP 33913396A JP H10173028 A JPH10173028 A JP H10173028A
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博仁 伊藤
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/707Chucks, e.g. chucking or un-chucking operations or structural details

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被露光基板の位置決め精度や走査方向への移
動精度をより向上させる。 【解決手段】 Z軸方向、Z軸回りの回転方向であるθ
方向、およびZ軸に対する傾き方向に移動可能に設けら
れた微動ステージ81のθ位置測定手段について、微動
ステージのZ軸方向および傾き方向の位置を所定の基準
位置に保持し、その状態において、原点出しを行う。ま
た、この原点出しを行った後に、微動ステージのZ軸方
向、傾き方向およびθ方向の位置を所定の基準位置に保
持した状態において、XおよびY軸方向位置測定手段に
ついて原点出しを行う。また、これらの原点出しの前
に、Z位置計測手段89の原点出しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設計パターンを基
板上のレジストに露光して半導体デバイス等を製造する
ために用いられる露光装置、それを用い得るデバイス製
造方法、およびこれらに適用できるステージ装置および
原点出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような露光装置としては、ウ
エハ等の基板をステップ移動させながら基板上の複数の
露光領域に原版のパターンを投影光学系を介して順次露
光するステッパや、投影光学系に対し相対的にマスク等
の原版と基板とを移動させ、これら原版と基板をスリッ
ト状の露光光によって走査することにより原版のパター
ンを基板上に走査露光する走査型の露光装置等が知られ
ている。
【0003】また、近年、より高精度で微細なパターン
の露光が行えるように、前記ステップ移動と走査露光と
を繰り返すことにより、基板上の複数の領域に高精度で
微細なパターンの露光を行う、ステップ・アンド・スキ
ャン型の露光装置が提案されている。この露光装置で
は、スリットにより制限して投影光学系の比較的光軸に
近い部分のみを使用しているため、より高精度で微細な
パターンの露光が可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
露光装置においては、被露光基板の位置決め精度や走査
方向への移動精度が、上述のような高精度で微細なパタ
ーンの露光に見合ったものとなっていないという問題が
ある。
【0005】そこで本発明の目的は、露光装置およびそ
れを用いたデバイス製造方法において、被露光基板の位
置決め精度や走査方向への移動精度をより向上させるこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明では、ステージ装置における原点出し精度を向上
させるようにしている。
【0007】すなわち、本発明のステージ装置は、Z軸
方向、Z軸回りの回転方向であるθ方向、およびZ軸に
対する傾き方向に移動可能に設けられた微動ステージ
と、この微動ステージを前記各方向に移動させる駆動手
段と、前記微動ステージのθ方向位置を得るθ位置測定
手段と、前記駆動手段およびθ位置測定手段を制御する
制御手段を備えたステージ装置において、前記制御手段
は、前記微動ステージのZ軸方向および傾き方向の位置
を所定の基準位置に保持し、その状態で前記θ位置測定
手段の原点出しを行うものであることを特徴とする。θ
位置測定手段としては、例えば、少なくとも2つの測定
軸上における前記微動ステージ部分の位置を計測し、そ
の計測結果から前記微動ステージのθ方向位置を得るも
のを使用することができる。
【0008】またさらに、前記微動ステージを搭載して
XおよびY方向に移動可能なXYステージ、このXYス
テージをXおよびY方向に移動させる駆動手段、ならび
に前記微動ステージのXおよびY方向位置をそれぞれ所
定の測定軸上における前記XYステージ部分の位置を計
測することにより行うXおよびY位置計測手段を備え、
前記制御手段は、前記θ位置測定手段の原点出しを行っ
た後、前記Z軸方向、傾き方向およびθ方向の位置を所
定の基準位置に保持し、その状態で前記XおよびY位置
計測手段の原点出しを行うものであることを特徴とす
る。
【0009】またさらに、前記微動ステージの少なくと
も3点におけるZ方向位置を計測するZ位置計測手段を
備え、前記制御手段は、前記θ位置測定手段の原点出し
を行う前に前記Z位置計測手段の原点出しを行うもので
あることを特徴とする。
【0010】前記制御手段は、前記各計測手段の原点出
しを、その計測手段に対応する所定の突当て部に対して
該当する駆動手段により該当するステージを突き当て、
その駆動手段の負荷が一定値を超えた時、またはそのス
テージの速度が一定値以下になった時から一定時間その
駆動手段の出力を所定の値に保持した後、計測手段を初
期化することにより行うものであることを特徴とする。
【0011】さらに、前記Z軸方向が鉛直方向を向いて
おり、前記駆動手段はZ軸方向への移動に際し、その方
向への重力による負荷を補償するための自重補償機構を
備える場合は、前記制御手段は、前記各計測手段の原点
出しを、その計測手段に対応する所定の突当て部に対し
て該当する駆動手段により該当するステージを突き当
て、その駆動手段の負荷が一定値を超えた時、またはそ
のステージの速度が一定値以下になった時、前記自重補
償機構の動作を停止させ、その時から一定時間その駆動
手段の出力を所定の値に保持した後、計測手段を初期化
することにより行うものであることを特徴とする。
【0012】また、本発明の原点出し方法は、Z軸方
向、Z軸回りの回転方向であるθ方向、およびZ軸に対
する傾き方向に移動可能に設けられた微動ステージのθ
方向位置を得るθ位置測定手段について、原点出しを行
うに際して、前記微動ステージのZ軸方向および傾き方
向の位置を所定の基準位置に保持し、その状態におい
て、前記θ位置測定手段の原点出しを行うことを特徴と
する。θ位置測定手段は、例えば、少なくとも2つの測
定軸上における前記微動ステージ部分の位置を計測し、
その計測結果から前記微動ステージのθ方向位置を得る
ことができる。
【0013】また、前記微動ステージを搭載してXおよ
びY方向に移動可能なXYステージのXおよびY方向の
位置を測定するXおよびY位置計測手段の原点出しを、
前記θ位置測定手段の原点出しを行った後に、前記微動
ステージのZ軸方向、傾き方向およびθ方向の位置を所
定の基準位置に保持した状態において行うことを特徴と
する。
【0014】前記微動ステージの少なくとも3点におけ
るZ軸方向位置を計測するZ位置計測手段の原点出し
を、前記θ位置測定手段の原点出しの前に行うことを特
徴とする。
【0015】これらの場合において、前記各計測手段の
原点出しは、その計測手段に対応する所定の突当て部に
対して該当する駆動手段により該当するステージを突き
当て、その駆動手段の負荷が一定値を超えた時、または
そのステージの速度が一定値以下になった時から一定時
間その駆動手段の出力を所定の値に保持した後、計測手
段を初期化することにより行うことを特徴とする。
【0016】前記Z軸方向は鉛直方向を向いており、そ
の方向へ前記微動ステージをZ駆動手段により移動させ
る際に、その方向への重力による負荷を補償するための
自重補償を行う場合においては、前記Z位置計測手段の
原点出しを、対応する所定の突当て部に対して前記Z駆
動手段により前記微動ステージを突き当て、前記Z駆動
手段の負荷が一定値を超えた時、または前記微動ステー
ジの速度が一定値以下になった時、前記自重補償を停止
させ、その時から一定時間前記Z駆動手段の出力を所定
の値に保持した後、前記Z位置計測手段を初期化するこ
とにより行うことを特徴とする。
【0017】また、本発明の露光装置は、上述のような
ステージ装置を備え、そのZ軸方向は露光光軸の方向に
一致し、そしてそのステージ装置上に被露光基板を搭載
することを特徴とする。
【0018】また、本発明のデバイス製造方法は、露光
装置上に設けられ、露光光軸をZ軸方向とする微動ステ
ージについて、上述のような方法により原点出しを行
い、その後、前記微動ステージ上に載置した被露光基板
について露光を行うことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]以下、図面を用いて本発明の実施形態を
説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る露光装
置を側方から見た様子を模式的に示す図であり、図2
は、その露光装置の外観を示す斜視図である。これらの
図に示すように、この露光装置はレチクルのパターンの
一部を投影光学系2を介して、XYステージ装置3上に
設けられた微動ステージ装置80上のウエハに投影し、
投影光学系2に対し相対的にレチクルとウエハをY方向
に同期走査することによりレチクルのパターンをウエハ
に露光するとともに、この走査露光を、ウエハ上の複数
領域に対して繰り返し行うためのステップ移動を介在さ
せながら行うステップ・アンド・スキャン型の露光装置
である。
【0020】レチクルの走査方向(Y方向)への移動
は、レチクル側ステージ装置によって行われ、このステ
ージ装置は、固定子4aと可動子4bとの間で推力を付
与することにより可動子4bを走査方向へ移動させるリ
ニアモータ4を備え、可動子4bにレチクルステージ1
が結合している。固定子4aは第1の支持手段101に
よりY方向には自由度をもたせて支持される。そして、
第2の支持手段105によりY方向について剛に、他の
方向について柔に支持される。この第2支持手段105
は、ベースフレーム10から上方に伸びた柱部103、
および柱部103からY方向に伸び、固定子4aをY方
向について剛に、他の方向について柔に支持する一軸支
持手段102を有する。
【0021】レチクルステージ1はリニアモータ4によ
ってY方向へ駆動し、XYステージ装置3のXステージ
3aはリニアモータ5によってX方向に駆動し、Yステ
ージ3bはリニアモータ6によってY方向へ駆動するよ
うになっている。レチクルおよびウエハの同期走査は、
レチクルステージ1およびYステージ3bをY方向へ一
定の速度比率(例えば4:1)で駆動させることにより
行う。また、X方向へのステップ移動はXステージ3a
により行う。
【0022】XYステージ装置3は、ステージ定盤7上
に設けられ、ステージ定盤7は3つのダンパ8を介して
3点で床等の上に支持されている。第1支持手段101
および投影光学系2は鏡筒定盤9上に設けられ、鏡筒定
盤9はベースフレーム10上に3つのダンパ11および
支柱12を介して支持されている。ダンパ8は6軸方向
にアクティブに制振もしくは除振するアクティブダンパ
であるが、パッシブダンパを用いてもよく、あるいはダ
ンパを介せずに支持してもよい。
【0023】この構成において、不図示の搬送手段によ
り、装置前部の2つの支柱12間の搬送経路を経てXY
ステージ装置3上にウエハが搬入され、所定の位置合せ
が終了すると、露光装置は、走査露光およびステップ移
動を繰り返しながら、ウエハ上の複数の露光領域に対し
てレチクルのパターンを露光転写する。走査露光に際し
ては、レチクルステージ1およびYステージ3bをY方
向(走査方向)へ、所定の速度比で移動させて、スリッ
ト状の露光光でレチクル上のパターンを走査するととも
に、その投影像でウエハを走査することにより、ウエハ
上の所定の露光領域に対してレチクル上のパターンを露
光する。1つの露光領域に対する走査露光が終了した
ら、Xステージ3aをX方向へ駆動してウエハをステッ
プ移動させることにより、他の露光領域を走査露光の開
始位置に対して位置決めし、走査露光を行う。なお、こ
のX方向へのステップ移動と、Y方向への走査露光のた
めの移動との組合せにより、ウエハ上の複数の露光領域
に対して、順次効率良く露光が行なえるように、各露光
領域の配置、Yの正または負のいずれかへの走査方向、
各露光領域への露光順等が設定されている。
【0024】図3は微動ステージ装置80の断面図、図
4は微動ステージ装置80の平面図である。微動ステー
ジ装置80は本発明のステージ装置の一実施形態に係る
ものである。
【0025】微動ステージ装置80は、これらの図に示
すように、Z軸方向、Z軸回りの回転方向であるθ方
向、およびZ軸に対する傾き方向に移動可能に設けられ
た微動ステージ81と、微動ステージ81を前記各方向
に移動させるリニアモータ82および83と、少なくと
も2つの測定軸上における微動ステージ81部分の位置
を計測し、その計測結果から微動ステージ81のθ方向
位置およびY方向位置を得るための、図示していない2
つのYレーザ干渉計と、この2つのYレーザ干渉計およ
びリニアモータ82および83等を制御する、図示して
いない制御手段を備えている。この制御手段は、微動ス
テージ81のZ軸方向および傾き方向の位置を所定の基
準位置に保持し、その状態で前記2つのレーザ干渉計に
ついてのθ方向位置についての実質的な原点出し等を行
うものである。
【0026】微動ステージ81は、Xステージ3a(図
1)上に固定された台盤91上に、固定部材84、案内
部材85を介して取り付けられている。固定部材84
は、台盤92上に固定され、案内部材85は微動ステー
ジ81に固定されている。案内部材85は、固定部材8
4により、Z軸方向、θ方向、およびZ軸に対する傾き
方向に移動可能に案内されている。固定部材84上の案
内面には多孔質パッド86が設けられており、ここから
空気流を供給することにより微動ステージ81は非接触
で案内される。
【0027】3つのリニアモータ82は、可動子82a
が案内部材85に固定され、固定子82bが台盤92に
固定されており、3点において案内部材85をZ方向へ
駆動し、それにより微動ステージ81を台盤92に対し
てZ方向に駆動し、およびZ軸に対して傾けることがで
きる。リニアモータ83は、可動子83aが案内部材8
5に固定され、固定子83bが台盤92に固定されてお
り、微動ステージ81を、台盤92に対してθ方向へ駆
動する。
【0028】微動ステージ81上には、微動ステージ8
1のθ方向位置およびY方向位置を得るための上述の2
つのYレーザ干渉計によって参照されるYミラー87、
および微動ステージ81のX方向位置を測定するための
Xレーザ干渉計によって参照されるXミラー88が固定
されている。
【0029】各リニアモータ82の近傍には、台盤92
に固定された変位センサ89が設けられており、これら
により各リニアモータ82近傍における微動ステージ8
1のZ方向の変位が測定される。変位センサ89として
はリニアエンコーダ等を用いることができる。
【0030】固定部材84と案内部材85との間には予
圧室90が設けられており、リニアモータ82の駆動時
に予圧室90内に予圧を付与することにより、微動ステ
ージ81等にかかる重力によるリニアモータ82への負
荷を補償するようになっている。
【0031】また、固定部材84および案内部材85に
は、各リニアモータ82近傍の3個所において突当て部
91aおよび91bが設けられており、これらを突き当
てることにより、微動ステージ81を所定のZ方向位置
および傾きに保持することができる。
【0032】図5は、微動ステージ装置80およびXY
ステージ装置3における原点出し動作のフローチャトで
ある。原点出し動作の制御は図示しない制御手段が行
う。原点出しは、まず、Z方向の位置を計測する各変位
センサ89について行う。すなわち同図に示すように、
まず、微動ステージ81が下降するように各リニアモー
タ82を駆動し(ステップS1)、突当て部91aおよ
び91bを相互に突き当てて、各リニアモータ82の負
荷が所定の値を超えたことを検出する(ステップS
2)。これが検出されたら、各リニアモータ82の出力
を一定に保持するとともに予圧室90への予圧付与を停
止し、この状態で所定時間が経過するのを待つ(ステッ
プS3)。所定定時間が経過したら各変位センサ89を
初期化して各変位センサ89の原点出しを終了するとと
もに、原点出しされた各変位センサ89を用い、各リニ
アモータ82を駆動して、微動ステージ81を所定の基
準位置へ移動させる(ステップS4)。
【0033】なお、ステップS3において、予圧室90
への予圧付与を停止するのは、予圧の変動等によって、
突当て力が一定せずに、正確な突当て位置を確保できな
くなることを防止するためである。また、ステップS2
において、リニアモータ82の負荷が所定の値を超えた
ことを検出する代わりに、微動ステージ81の速度が一
定値以下になったことを検出するようにしてもよい。
【0034】次に、XおよびYレーザ干渉計についての
原点出しを行う。すなわち、ステップS4の基準位置を
保持しながら、リニアモータ83を駆動し、微動ステー
ジ81をθ方向に回転させて、図示しない突当て部材に
突き当て(ステップS5、S6)、リニアモータ83の
負荷が所定値を超えたことを検出する(ステップS
7)。これが検出されたら、リニアモータ83の出力を
一定に保持し、所定時間が経過するのを待つ(ステップ
S8)。所定時間が経過したら、その時の2つのYレー
ザ干渉計およびXレーザ干渉計の計測位置を仮の原点と
する(ステップS9)。これにより、2つのYレーザ干
渉計の、θ方向についてのセンサとしての実質的な原点
出しが行われたことになる。この後、リニアモータ83
を駆動して微動ステージ81のθ方向位置を所定の基準
位置とする(ステップS9)。なお、ステップS7にお
いて、リニアモータ83の負荷が所定の値を超えたこと
を検出する代わりに、微動ステージ81の回転速度が一
定値以下になったことを検出するようにしてもよい。
【0035】このように、Z軸方向の各変位センサ89
の原点出しを行ってから、θ方向位置についての原点出
しを行うことにより、Z軸方向位置およびZ軸に対する
傾きを常に所定の値にした状態で、2つのYレーザ干渉
計の、θ方向についての実質的な原点出しを行うことが
できる。このため、原点出しにおけるYレーザ干渉計の
計測に際して、図8に示されるようなYミラー87の傾
きによるアッベエラーの影響を排除し、原点出しを常に
正確に行うことができる。
【0036】次に、θ方向位置を前記基準位置に保持し
たまま、Xステージ3aおよびYステージ3bをそれぞ
れXおよびY方向の原点センサの方へ移動させ(ステッ
プS10、S11)、それぞれについて原点センサを超
えたことを検出し、Xステージ3aが原点センサを超え
た時はXレーザ干渉計を初期化してXステージ3aを停
止し、Yステージ3bが原点センサを超えた時は2つの
Yレーザ干渉計を初期化してYステージ3bを停止する
(ステップS12〜S19)。これにより、XおよびY
レーザ干渉計についての原点出しが完了する。
【0037】このように、Z軸方向の各変位センサ89
の原点出し、および2つのYレーザ干渉計のθ方向につ
いての実質的な原点出しを行ってから、XおよびYレー
ザ干渉計についてのX軸方向およびY軸方向についての
原点出しを行うことにより、Xミラー88およびYミラ
ー87の位置および姿勢を常に所定の値にした状態で原
点出しを行うことができる。すなわち、図8や図9に示
されるような、Xミラー88およびYミラー87のZ軸
に対する傾きやθ方向位置の変動によるアッベエラーの
影響をすべて排除し、原点出しを常に正確に行うことが
できる。
【0038】なお、θ軸用のセンサとして、2本レーザ
干渉計の他に、原点出しの時にだけ使用する微動ステー
ジと台盤間のθ軸方向の変位を計測する変位センサを設
けても良い。この場合、θ軸の原点出し動作時からY軸
レーザ干渉計の初期化までは、θ軸の制御に原点出し用
変位センサを使用する。Y軸レーザ干渉計の初期化の時
は、θ軸を原点出し用変位センサによって基準位置に保
持し、初期化後に干渉計を用いたθ軸制御に切り替え
る。
【0039】θの原点出しをするときは、XYの原点出
しが終わっていないため、XY軸上のどの位置にいるの
かが分からず、ミラーに対してレーザが当たっている位
置も不明である。ミラーには加工上のゆがみやそりがあ
るため、レーザ基準でθ軸制御をかけると、XY原点に
移動していく過程で、ミラーのゆがみなどに従ってθ軸
も回転してしまい、レーザの初期化時に正確な基準位置
に保持されていない可能性がある。上記のようにXY軸
の移動の影響を受けないθ原点出し用センサを用いるこ
とにより、正確な原点出しが可能となる。また、θ計測
用に、Y軸方向の2本のレーザでなく、X軸方向の2本
のレーザを使うようにしても良い。
【0040】次に、この露光装置を利用することができ
るデバイス製造例を説明する。図10は微小デバイス
(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CC
D、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造のフロ
ーを示す。ステップ31(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行う。ステップ32(マスク製作)では
設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。一
方、ステップ33(ウエハ製造)ではシリコン等の材料
を用いてウエハを製造する。ステップ34(ウエハプロ
セス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハ
を用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の
回路を形成する。次のステップ35(組み立て)は後工
程と呼ばれ、ステップ34によって作製されたウエハを
用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工
程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の工程を含む。ステップ36(検査)
では、ステップ35で作製された半導体デバイスの動作
確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工
程を経て半導体デバイスが完成し、これを出荷(ステッ
プ37)する。
【0041】図11は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ41(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ42(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ43(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ44(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ4
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ46(露光)では、上記説明した露光装置によっ
てマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステ
ップ47(現像)では露光したウエハを現像する。ステ
ップ48(エッチング)では現像したレジスト像以外の
部分を削り取る。ステップ49(レジスト剥離)では、
エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。
これらのステップを繰り返し行うことによってウエハ上
に多重に回路パターンを形成する。
【0042】本実施形態の製造方法を用いれば、従来は
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを低コスト
で製造することができる。
【0043】[実施形態2]図6は本発明の第2の実施
形態に係る露光装置のステージ装置における原点出し動
作を示すフローチャートである。実施形態1の場合とハ
ード構成の面で異なるのは、θ方向位置を測定する2本
のYレーザ干渉計の代わりに、θ方向位置を測定する、
図示しないθセンサを用い、また、XステージおよびY
ステージの位置を計測するXレーザ干渉計およびYレー
ザ干渉計の代わりに、XステージおよびYステージの位
置を計測するXセンサおよびYセンサを用いた点にあ
る。
【0044】動作上は、図6に示されるように、図5の
ステップS9においてレーザ干渉計の計測値を仮の原点
とする代わりに、ステップS109においてθセンサを
初期化するようにすればよい。また、図5のステップS
14、S15、S18およびS19においてXレーザま
たはYレーザを初期化する代わりに、ステップS11
4、S115、S118およびS119においてXセン
サまたはYセンサを初期化するようにすればよい。
【0045】[実施形態3]図7は、本発明の第3の実
施形態に係る露光装置のステージ装置における原点出し
動作を示すフローチャートである。実施形態2の場合と
ハード構成の面で異なるのは、微動ステージ81が所定
の位置および姿勢にあることを検出するために、突当て
部91a、91b等の突き当てによらず、原点センサに
より検出するようにした点にある。すなわち、突当て部
91a、91bの代わりに、微動ステージ81をZ方向
へ移動させた際に、各リニアモータ82近傍の微動ステ
ージ81上の3点がそれぞれ所定のZ軸方向位置を通過
したことを検出するZ原点センサを設けるとともに、θ
方向の突当て部材の代わりに、微動ステージ81をθ方
向へ移動させた際に、微動ステージ81上の所定の1点
が所定のθ方向位置を通過したことを検出するθ原点セ
ンサを設けるようにしている。
【0046】この場合、Z方向の位置を計測する各変位
センサ89の原点出しは、まず、微動ステージ81が各
Z原点センサの方向へ移動するように各リニアモータ8
2を駆動し(ステップS21)、各Z原点センサが微動
ステージ81上の所定の3点がそれぞれ各Z原点センサ
の検出点を通過したことを検出する(ステップS2
2)。これが各Z原点センサについて検出された時、対
応する各変位センサ89を初期化して各変位センサ89
の原点出しを終了するとともに、原点出しされた各変位
センサ89を用い、各リニアモータ82を駆動して、微
動ステージ81を所定の基準位置へ移動させる(ステッ
プS4)。
【0047】次に、θセンサについて原点出しを行う。
すなわち、ステップS4の基準位置を保持しながら、リ
ニアモータ83を駆動し、微動ステージ81をθ方向に
回転させて、微動ステージ81上の所定点がθ原点セン
サの検出点を通過したことを検出する(ステップS2
7)。これが検出されたら、θセンサを初期化してθセ
ンサの原点出しを完了するとともに、リニアモータ83
を駆動して微動ステージ81のθ方向位置を所定の基準
位置とする(ステップS109)。
【0048】この後、ステップS10以降において、図
6の場合と同様にして、XおよびYレーザ干渉計につい
ての原点出しを行う。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、微
動ステージのZ軸方向および傾き方向の位置を所定の基
準位置に保持し、その状態において、θ位置測定手段の
原点出しを行うようにしたため、θ位置測定手段の原点
出しを正確に行うことができる。その際、Z位置計測手
段の原点出しを、θ位置測定手段の原点出しの前に行う
ようにしたため、θ位置測定手段の原点出しをより正確
に行うことができる。特に、θ位置測定手段が、2つの
測定軸上で計測して微動ステージのθ方向位置を得るも
のである場合も、その原点出しを正確に行うことができ
る。
【0050】また、θ位置測定手段の原点出しを行った
後、Z軸方向、傾き方向およびθ方向の位置を所定の基
準位置に保持し、その状態でXおよびY位置計測手段の
原点出しを行うようにしたため、XおよびY位置計測手
段の原点出しを正確に行うことができる。
【0051】また、ステージを突き当て、その負荷が一
定値を超えた時、またはそのステージの速度が一定値以
下になった時から一定時間その駆動手段の出力を保持し
た後、計測手段を初期化するようにしたため、原点出し
をより正確に行うことができる。
【0052】また、Z駆動手段が自重補償を行う場合に
おいては、Z位置計測手段の原点出しを、微動ステージ
を突き当て、Z駆動手段の負荷が一定値を超えた時、ま
たは微動ステージの速度が一定値以下になった時、前記
自重補償を停止させ、その時から一定時間前記Z駆動手
段の出力を保持した後、Z位置計測手段を初期化するよ
うにしたため、Z位置計測手段の原点出しを、より正確
に行うことができる。
【0053】また、このように正確な原点出しが行える
ステージ装置を備えるため、本発明の露光装置によれ
ば、被露光基板の位置決め精度や走査方向への移動精度
をより向上させることができる。
【0054】また、上述のような正確な原点出しを行
い、その後、微動ステージ上に載置した被露光基板につ
いて露光を行うようにしたため、本発明のデバイス製造
方法によれば、より精度の高い露光パターンによるデバ
イスを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る露光装置を側
方から見た様子を模式的に示す図である。
【図2】 図1の露光装置の外観を示す斜視図である。
【図3】 図1の装置の微動ステージ装置の断面図であ
る。
【図4】 図1の装置の微動ステージ装置の平面図であ
る。
【図5】 図1の装置における微動ステージ装置および
XYステージ装置における原点出し動作のフローチャー
トである。
【図6】 本発明の第2の実施形態に係る露光装置のス
テージ装置における原点出し動作を示すフローチャート
である。
【図7】 本発明の第3の実施形態に係る露光装置のス
テージ装置における原点出し動作を示すフローチャート
である。
【図8】 微動ステージにおけるZ軸方向に対する傾き
によるアッベエラーを示す図である。
【図9】 微動ステージにおけるθ方向への傾きによる
アッベエラーを示す図である。
【図10】 図1の装置により製造し得る微小デバイス
の製造の流れを示すフローチャートである。
【図11】 図10におけるウエハプロセスの詳細な流
れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:レチクルステージ、2:投影光学系、3:XYステ
ージ、4:リニアモータ、4a:固定子、4b:可動
子、3a:Xステージ、3b:Yステージ、6:リニア
モータ、7:ステージ定盤、8:ダンパ、9:鏡筒定
盤、10:ベースフレーム、11:ダンパ、12:支
柱、13:距離測定手段、80:微動ステージ装置、8
1:微動ステージ、82,83:リニアモータ、91:
台盤、84:固定部材、85:案内部材、86:多孔質
パッド、82a,83a:可動子、82b,83b:固
定子、87:Yミラー87、88:Xミラー、89:変
位センサ、90:予圧室、91a,91b:突当て部。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Z軸方向、Z軸回りの回転方向であるθ
    方向、およびZ軸に対する傾き方向に移動可能に設けら
    れた微動ステージと、この微動ステージを前記各方向に
    移動させる駆動手段と、前記微動ステージのθ方向位置
    を測定するθ位置測定手段と、前記駆動手段およびθ位
    置測定手段を制御する制御手段とを備えたステージ装置
    において、前記制御手段は、前記微動ステージのZ軸方
    向および傾き方向の位置を所定の基準位置に保持し、そ
    の状態で前記θ位置測定手段の原点出しを行うものであ
    ることを特徴とするステージ装置。
  2. 【請求項2】 前記θ位置測定手段は、2つの測定軸上
    における前記微動ステージ部分の位置を計測し、その計
    測結果から前記微動ステージのθ方向位置を得るもので
    あることを特徴とする請求項1記載のステージ装置。
  3. 【請求項3】 前記θ位置測定手段は2つのレーザ干渉
    計を有する請求項2のステージ装置。
  4. 【請求項4】 前記θ位置測定手段は更に原点出し時に
    用いる変位センサを有する請求項3のステージ装置。
  5. 【請求項5】 前記微動ステージを搭載してXおよびY
    方向に移動可能なXYステージ、このXYステージをX
    およびY方向に移動させる駆動手段、ならびに前記微動
    ステージのXおよびY方向位置をそれぞれ所定の測定軸
    上における前記XYステージ部分の位置を計測すること
    により行うXおよびY位置計測手段とを備え、前記制御
    手段は、前記θ位置測定手段の原点出しを行った後、前
    記Z軸方向、傾き方向およびθ方向の位置を所定の基準
    位置に保持し、その状態で前記XおよびY位置計測手段
    の原点出しを行うものであることを特徴とする請求項1
    または2記載のステージ装置。
  6. 【請求項6】 前記微動ステージの少なくとも3点にお
    けるZ方向位置を計測するZ位置計測手段を備え、前記
    制御手段は、前記θ位置測定手段の原点出しを行う前
    に、前記Z位置計測手段の原点出しを行うものであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のステージ
    装置。
  7. 【請求項7】 前記Z位置計測手段はエンコーダを有す
    る請求項6のステージ装置。
  8. 【請求項8】 露光装置の露光光軸の方向であるZ軸方
    向に垂直なX軸方向に移動可能なXステージと、前記X
    ステージ上において、被露光基板を保持して前記Z軸方
    向に移動可能なZステージと、このZステージをZ軸方
    向に移動させる駆動手段と、前記Zステージの前記Z軸
    方向位置を測定するZ位置計測手段とを備えたステージ
    装置において、前記Zステージを前記Xステージに対し
    所定の基準位置に保持した状態で、前記X位置計測手段
    の原点出しを行う制御手段を具備することを特徴とする
    ステージ装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記各計測手段の原点
    出しを、その計測手段に対応する所定の突当て部に対し
    て該当する駆動手段により該当するステージを突き当
    て、その駆動手段の負荷が一定値を超えた時、またはそ
    のステージの速度が一定値以下になった時から一定時間
    その駆動手段の出力を所定の値に保持した後、計測手段
    を初期化することにより行うものであることを特徴とす
    る請求項1〜8いずれかに記載のステージ装置。
  10. 【請求項10】 前記Z軸方向は鉛直方向を向いてお
    り、前記駆動手段はZ軸方向への移動に際し、その方向
    への重力による負荷を補償するための自重補償機構を備
    え、前記制御手段は、前記各計測手段の原点出しを、そ
    の計測手段に対応する所定の突当て部に対して該当する
    駆動手段により該当するステージを突き当て、その駆動
    手段の負荷が一定値を超えた時、またはそのステージの
    速度が一定値以下になった時、前記自重補償機構の動作
    を停止させ、その時から一定時間その駆動手段の出力を
    所定の値に保持した後、計測手段を初期化することによ
    り行うものであることを特徴とする請求項6または8項
    記載のステージ装置。
  11. 【請求項11】 Z軸方向、Z軸回りの回転方向である
    θ方向、およびZ軸に対する傾き方向に移動可能に設け
    られた微動ステージのθ方向位置を得るθ位置測定手段
    について原点出しを行うに際して、前記微動ステージの
    Z軸方向および傾き方向の位置を所定の基準位置に保持
    し、その状態において、前記θ位置測定手段の原点出し
    を行うことを特徴とする原点出し方法。
  12. 【請求項12】 前記θ位置測定手段は、前記微動ステ
    ージの部分の位置を、少なくとも2つの測定軸上で計測
    し、その計測結果から前記微動ステージのθ方向位置を
    得ることを特徴とする請求項11記載の原点出し方法。
  13. 【請求項13】 前記微動ステージを搭載してXおよび
    Y方向に移動可能なXYステージのXおよびY方向の位
    置を測定するXおよびY位置計測手段の原点出しを、前
    記θ位置測定手段の原点出しを行った後に、前記微動ス
    テージのZ軸方向、傾き方向およびθ方向の位置を所定
    の基準位置に保持した状態において行うことを特徴とす
    る請求項11または12記載の原点出し方法。
  14. 【請求項14】 前記微動ステージの少なくとも3点に
    おけるZ軸方向位置を計測するZ位置計測手段の原点出
    しを、前記θ位置測定手段の原点出しの前に行うことを
    特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の原点出
    し方法。
  15. 【請求項15】 前記各計測手段の原点出しは、その計
    測手段に対応する所定の突当て部に対して該当する駆動
    手段により該当するステージを突き当て、その駆動手段
    の負荷が一定値を超えた時、またはそのステージの速度
    が一定値以下になった時から一定時間その駆動手段の出
    力を所定の値に保持した後、計測手段を初期化すること
    により行うことを特徴とする請求項11〜14いずれか
    に記載の原点出し方法。
  16. 【請求項16】 前記Z軸方向は鉛直方向を向いてお
    り、その方向へ前記微動ステージをZ駆動手段により移
    動させる際に、その方向への重力による負荷を補償する
    ための自重補償を行う場合においては、前記Z位置計測
    手段の原点出しを、対応する所定の突当て部に対して前
    記Z駆動手段により前記微動ステージを突き当て、前記
    Z駆動手段の負荷が一定値を超えた時、または前記微動
    ステージの速度が一定値以下になった時、前記自重補償
    を停止させ、その時から一定時間前記Z駆動手段の出力
    を所定の値に保持した後、前記Z位置計測手段を初期化
    することにより行うことを特徴とする請求項14記載の
    原点出し方法。
  17. 【請求項17】 請求項1〜10のいずれかのステージ
    装置を備え、そのZ軸方向は露光光軸の方向に一致し、
    そしてそのステージ装置上に被露光基板を搭載すること
    を特徴とする露光装置。
  18. 【請求項18】 露光装置上に設けられ、露光光軸をZ
    軸方向とする微動ステージについて請求項11〜16の
    いずれかの方法により原点出しを行い、その後、前記微
    動ステージ上に載置した被露光基板について露光を行う
    ことを特徴とするデバイス製造方法。
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