JPH10170491A - ガスクロマトグラフ用検出器 - Google Patents

ガスクロマトグラフ用検出器

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Publication number
JPH10170491A
JPH10170491A JP34269496A JP34269496A JPH10170491A JP H10170491 A JPH10170491 A JP H10170491A JP 34269496 A JP34269496 A JP 34269496A JP 34269496 A JP34269496 A JP 34269496A JP H10170491 A JPH10170491 A JP H10170491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
detector
column
main body
outlet
Prior art date
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Pending
Application number
JP34269496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Kamigaki
英之 上垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP34269496A priority Critical patent/JPH10170491A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラムを検出器に接続したままカラムのエー
ジングが行なえるようにする。これにより、エージング
−装置のウォーミングアップ−測定の一連の作業を自動
化することができるようになり、多数の試料の分析の際
に大きな省力化及び作業時間の短縮が可能となる。 【解決手段】 検出器本体12の試料ガス出口16を横
切るように出口側導管17を設け、その一方の枝18を
パージガス(キャリヤガス又は空気等の清浄なガス)供
給源に接続し、他方の枝に開閉弁19を設ける。カラム
11のエージング時には開閉弁19を閉じ、パージガス
を試料ガス出口16から検出器本体12内に導入する。
これにより、カラム11から流出するガスが検出器本体
12内に入ることが防止される。分析時には開閉弁19
を開き、検出済みのガスを開閉弁19を通して排出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスクロマトグラ
フ用の検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】一旦使用したカラム或いは新品のカラム
をガスクロマトグラフ装置に取り付ける際には、エージ
ングと呼ばれる操作を行なう。これは、カラム内に残留
している不純物を除去するために行なわれるもので、キ
ャリヤガスを流しつつ、カラムをガスクロマトグラフ装
置のオーブンで加熱することにより行なわれる。この
時、カラムから流出するガスに含まれる不純物によって
ガスクロマトグラフの検出器が汚染されるのを防ぐた
め、カラムを検出器に接続しないようにしておく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エージングが終了した
後、試料のガスクロマトグラフ測定を行なう際には、カ
ラムの出口を検出器の入口に接続しなければならない。
このため、エージング−ガスクロマトグラフ装置のウォ
ームアップ−測定という一連の操作の自動化が困難とな
っている。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、カラム
を検出器に接続したままカラムのエージングが行なえる
ようなガスクロマトグラフ用検出器を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、カラムから流出したガスを試料ガ
ス入口から受け入れ、検出器本体内で測定した後、試料
ガス出口から排出するガスクロマトグラフ用検出器にお
いて、カラムのエージング時には試料ガス出口から清浄
なガスを導入することにより、カラムから流出するガス
が検出器本体内に入らないようにしたことを特徴として
いる。
【0006】
【発明の実施の形態】エージング時には清浄なガスが試
料ガス出口から検出器本体内に導入されるため、カラム
から流出するガスは検出器本体内に入れない。このた
め、汚染成分を含んだガスが検出器本体内に流入し、本
体内を汚染することが防止される。試料のクロマトグラ
フ分析を行なう時は、試料ガス出口からの清浄なガスの
導入を停止する。これにより、カラムから流出した試料
ガスは検出器本体内に入り、各分離成分が検出された
後、試料ガス出口から排出される。
【0007】
【発明の効果】本発明に係るガスクロマトグラフ用検出
器によれば、従来のようにカラムの出口を検出器から外
すことなく、検出器に接続したままでエージングを行な
うことができる。このため、エージング−装置のウォー
ミングアップ−測定の一連の作業を自動化することがで
きるようになり、多数の試料の分析の際に大きな省力化
及び作業時間の短縮が可能となる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例であるガスクロマトグラフ
用検出器10の概略構成を図1に示す。ガスクロマトグ
ラフのカラム11の先端は検出器本体12の試料ガス入
口13の近傍に固定され、その先端に向けて横方向から
メイクアップガス導入路14が設けられる。そして、カ
ラム11先端から後方に向けて入口側ガス排出路15が
設けられる。
【0009】一方、検出器本体12の試料ガス出口16
には、1本の導管(出口側導管17)が試料ガス出口1
6を横切るように配設される。出口側導管17の一方の
枝18はパージガス供給源に接続され、試料ガス出口1
6を挟んだ他方の枝には開閉弁19が設けられる。
【0010】なお、参考のために対比すると、従来のガ
スクロマトグラフ用検出器30では図3に示すように、
メイクアップガス導入路34は、検出器本体32の入口
33付近に固定されたカラム31の後方から入口33に
向かうように接続されている。
【0011】上記構成を有する本実施例のガスクロマト
グラフ用検出器10の使用法は次の通りである。カラム
11のエージングを行なう時は、図1(a)に示すよう
に出口側導管17の開閉弁19を閉じるとともに、パー
ジガス供給源からパージガスを送給し、メイクアップガ
ス導入路14にメイクアップガスを送給する。パージガ
ス及びメイクアップガスとしては、ガスクロマトグラフ
で用いるキャリヤガス等の検出器を損傷するおそれのな
い清浄なガスを用いる。
【0012】これにより、パージガスは検出器本体12
内を通って試料ガス入口13から流出し、メイクアップ
ガス導入路14から送給されるメイクアップガスととも
に入口側ガス排出路15を通って外部に排出される。カ
ラム11から流出するガスは、このパージガスとメイク
アップガスの流れに乗って外部へ排出されるため、検出
器本体12の内部には入らない。ここで、パージガスだ
けでなく、メイクアップガスも供給するのは、カラム1
1から流出するガスがメイクアップガス導入路14を汚
染するのを防止するためである。
【0013】ガスクロマトグラフで試料を分析する時
は、図1(b)に示すように開閉弁19を開く。そし
て、パージガス及びメイクアップガスはそのまま流し続
ける。これにより、カラム11の先端から流出するガス
はメイクアップガスの一部に乗って検出器本体12の内
部に入り、成分検出が行なわれる。検出が終了したガス
は試料ガス出口16から排出され、パージガスにより押
されて開閉弁19を通って外部に排出される。このと
き、メイクアップガスの残り(検出器本体12内に入ら
なかった部分)は入口側ガス排出路15を通って外部に
排出される。このようにしているのは、入口側ガス排出
路15の内部はエージング時にカラム11から流出する
ガスにより汚染されている可能性があるため、分析時に
その部分を通るガスが検出器本体12内に入らないよう
にするためである。また、分析時にもパージガスを流し
続けるのは、試料ガス出口16から出た試料ガスが出口
側導管17の供給側部分18を汚染し、次回のエージン
グ時にその汚染成分がパージガスに乗って検出器本体1
2内に入ることを防止するためである。
【0014】上記実施例では熱伝導度検出器(TCD)
やエレクトロンキャプチャ検出器(ECD)等の、カラ
ムから流出したガスが入口から入り、内部で検出され、
出口から排出される構造の検出器(フロースルー型検出
器)について説明を行なったが、本発明はこれらにとど
まらず、検出器出口からガスを供給するのが困難な検出
器についても同様に適用することができる。例えば、水
素炎イオン化検出器(FID)20では図2(b)に示
すように、カラム21から流出するガスに水素とメーク
アップガスを加え、ノズル22の先端で水素炎23を生
成して試料ガスを燃焼する。そして、燃焼により生成し
た試料の各成分のイオンをノズル先端に設けたコレクタ
電極24で捕捉し、検出を行なう。この場合、上記実施
例と同様にするためには検出器の気密が保たれるように
する必要があるが、通常のFIDは気密構造となってい
ない。そこで、試料ガス排出口に弁を設ける代わりにノ
ズルを二重構造にして入口ガス排出路とし、エージング
時には図2(a)に示すように、排出口27からガスを
吸引することにより、カラム21及びノズル22先端か
ら流出したエージングガスがコレクタ電極24に接触し
ないようにする。
【0015】これにより、FID20においても、エー
ジング時にその主要部であるコレクタ電極24の汚染が
防止され、上記実施例と同様、カラム21を検出器20
に接続したままでエージングを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるガスクロマトグラフ
用検出器のエージング時の流路図(a)と分析時の流路
図(b)。
【図2】 水素炎イオン化検出器(FID)のエージン
グ時の流路図(a)と分析時の流路図(b)。
【図3】 従来のガスクロマトグラフ用検出器の分析時
の流路図。
【符号の説明】
10…ガスクロマトグラフ用検出器 11…カラム 12…検出器本体 13…試料ガス入口 14…メイクアップガス導入路 15…入口側ガス排出路 16…試料ガス出口 17…出口側導管 18…出口側導管のパージガス供給側部分 19…開閉弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラムから流出したガスを試料ガス入口
    から受け入れ、検出器本体内で測定した後、試料ガス出
    口から排出するガスクロマトグラフ用検出器において、 カラムのエージング時には、試料ガス出口から清浄なガ
    スを導入することにより、カラムから流出するガスが検
    出器本体内に入らないようにしたことを特徴とするガス
    クロマトグラフ用検出器。
JP34269496A 1996-12-06 1996-12-06 ガスクロマトグラフ用検出器 Pending JPH10170491A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34269496A JPH10170491A (ja) 1996-12-06 1996-12-06 ガスクロマトグラフ用検出器

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JP34269496A JPH10170491A (ja) 1996-12-06 1996-12-06 ガスクロマトグラフ用検出器

Publications (1)

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JPH10170491A true JPH10170491A (ja) 1998-06-26

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ID=18355779

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34269496A Pending JPH10170491A (ja) 1996-12-06 1996-12-06 ガスクロマトグラフ用検出器

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JP (1) JPH10170491A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014119403A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Shimadzu Corp ガスクロマトグラフ装置
CN107907621A (zh) * 2017-12-28 2018-04-13 浙江福立分析仪器股份有限公司 一种气相色谱仪的自清洁电子捕获检测器及其应用方法

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JP2014119403A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Shimadzu Corp ガスクロマトグラフ装置
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