JP2014119403A - ガスクロマトグラフ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 分析時間を短縮して次の分析を速やかに開始することができるガスクロマトグラフ装置の提供。
【解決手段】 サンプルガス及びキャリアガスが導入される試料気化室10と、試料気化室10と一端部が接続されるカラム2と、検出器20と、検出器20と一端部が接続される検出器導入流路3と、メイクアップガスを導入するための制御機構40と、制御機構40と一端部が接続されるメイクアップガス供給流路4と、カラム2の他端部と検出器導入流路3の他端部とメイクアップガス供給流路4の他端部とを連結するコネクタ素子30とを備えるガスクロマトグラフ装置1であって、メイクアップガス供給流路4の一端部と他端部との間に、外部と接続される排出流路5が形成されるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明はガスクロマトグラフ装置に関し、特に、バックフラッシュ分析が可能なガスクロマトグラフ装置に関する。
測定対象の低沸点炭化水素(例えばCH、C、C等)と測定対象外の高沸点炭化水素(例えばベンゼン、トルエン、キシレン等)とが混合されたサンプルガスから、低沸点炭化水素のみを分離することができるガスクロマトグラフ(分離装置)が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、低沸点炭化水素のみを分析することができる従来のガスクロマトグラフ装置の一例について説明する。図4〜6は、このようなガスクロマトグラフ装置の一例の概略構成図である。
ガスクロマトグラフ装置101は、サンプルガスが導入される試料気化室10と、検出器20と、T字形状のコネクタ素子30と、圧力制御弁40と、キャピラリカラム2と、検出器導入流路3と、メイクアップガス供給流路104と、試料気化室10や圧力制御弁40等を制御する制御部50とを備える。
キャピラリカラム2は円筒状管であり、その内径は通常0.1mm〜0.5mmである。キャピラリカラム2の内部には、固定相が充填されており、サンプルガスがキャピラリカラム2を通過する際には、高沸点炭化水素を吸着するようになっている。そして、キャピラリカラム2の入口端(一端部)は、試料気化室10と接続されるとともに、キャピラリカラム2の出口端(他端部)は、コネクタ素子30と接続されている。
検出器導入流路3も円筒状管であり、その内径は通常0.1mm〜0.5mmであり、その長さは通常30cm〜200cmである。なお、検出器導入流路3の内部には、固定相は充填されていない。そして、検出器導入流路3の出口端(一端部)は、検出器20と接続されるとともに、検出器導入流路3の入口端(他端部)は、コネクタ素子30と接続されている。
メイクアップガス供給流路104も円筒状管であり、その内径は通常0.1mm〜0.5mmである。そして、メイクアップガス供給流路104の入口端(一端部)は、圧力制御弁40と接続されるとともに、メイクアップガス供給流路104の出口端(他端部)は、コネクタ素子30と接続されている。また、メイクアップガス供給流路104には、コネクタ素子30内の圧力値Pを監視する圧力センサ4aが設けられている。
試料気化室10は、キャリアガス供給流路11、スプリット流路12、パージ流路13、キャピラリカラム2とそれぞれ接続されている。また、キャリアガス供給流路11にはマスフローコントローラ11aが設けられ、スプリット流路12にはスプリット弁12aが設けられ、パージ流路13には試料気化室10内の圧力値Pを監視する圧力センサ13aが設けられている。マスフローコントローラ11aとスプリット弁12aとは、試料気化室10内の圧力値Pが、指示された圧力値Pになるよう、キャピラリカラム2に供給するキャリアガス(例えばヘリウム)の流量を調整するためのものである。このようなマスフローコントローラ11aとスプリット弁12aとは、制御部50の第一制御部51によって制御されるようになっている。
圧力制御弁40は、コネクタ素子30内の圧力値Pが、指示された圧力値Pになるよう、メイクアップガス供給流路104からコネクタ素子30に供給するメイクアップガス(例えばヘリウム)の流量を調整するためのものである。このような圧力制御弁40は、制御部50の第二制御部52によって制御されるようになっている。
このようなガスクロマトグラフ装置101によれば、図4に示すように、サンプルを分析する際には、試料気化室10内の圧力値Pがコネクタ素子30内の圧力値Pより高くなるよう、キャリアガスがマスフローコントローラ11aで所定の流量Rに調整され、キャリアガス供給流路11から試料気化室10内に供給されるとともに、メイクアップガスが圧力制御弁40で所定の流量Rに調整され、メイクアップガス供給流路4からコネクタ素子30内に供給される。そして、試料気化室10内では、キャリアガスの一部はパージ流路13から外部に排出され、キャリアガスの一部はスプリット弁12aで所定の流量に調整されて、スプリット流路12から外部に排出される。パージ流路13とスプリット流路12のいずれからも排出されなかったキャリアガスは、キャピラリカラム2に導入され、コネクタ素子30内に到達する。コネクタ素子30内に到達したキャリアガスは、メイクアップガス供給流路104から導入されたメイクアップガスとともに、検出器導入流路3に導入される。この状態で、試料気化室10内にサンプル液が注入されると、サンプルは即座に気化し、キャリアガス流に乗ってキャピラリカラム2と検出器導入流路3へ順番に流通することになる。
その後、サンプル中の低沸点炭化水素がキャピラリカラム2を通過した段階で、図5に示すように、バックフラッシュを行う際には、試料気化室10内の圧力値Pがコネクタ素子30内の圧力値Pより低くなるよう、メイクアップガスが圧力制御弁40で所定の流量R’に調整されて、メイクアップガス供給流路104からコネクタ素子30内に供給される。そして、コネクタ素子30内では、メイクアップガスの一部は検出器導入流路3に導入される。検出器導入流路3に導入されなかったメイクアップガスは、キャピラリカラム2に導入され、試料気化室10内に到達する。試料気化室10内に到達したメイクアップガスは、スプリット流路12から外部に排出される。このとき、キャピラリカラム2内で吸着されているサンプル中の高沸点炭化水素は、メイクアップガス流に乗って試料気化室10とスプリット流路12へ順番に流通することになる。
これにより、サンプル中の高沸点炭化水素がキャピラリカラム2を完全に通過する時間を省くことで、第一のサンプルを分析する時間を短縮して、第二のサンプルの分析を速やかに開始することができるようになっている。
特開平6−148166号公報
ところで、第一のサンプルのバックフラッシュを行った後に、第二のサンプルの分析を行うために、試料気化室10内の圧力値Pがコネクタ素子30内の圧力値Pより高くなるよう制御する必要がある。すなわち、第一のサンプルのバックフラッシュを行った際には、試料気化室10内の圧力値Pがコネクタ素子30内の圧力値Pより低くなっているので、試料気化室10内の圧力値Pがコネクタ素子30内の圧力値Pより高い状態に戻す必要がある。
しかしながら、検出器20が水素炎イオン化検出器である場合には、検出器20への流入ガス流量が多すぎると水素炎が消えてしまうおそれがあり、また、検出器20が質量分析計である場合には、質量分析計の真空チャンバ内の真空排気を行う真空ポンプが破損するおそれがある。よって、検出器20への流入ガス流量が例えば20ml/min以下となるように検出器導入流路3が設計されている。
そのため、図6に示すように、第一のサンプルのバックフラッシュを行った後に、試料気化室10内の圧力値Pがコネクタ素子30内の圧力値Pより高くなるよう制御するために、バックフラッシュを行った際にキャピラリカラム2内に残ったメイクアップガスを検出器導入流路3から所定の流量(R’’+α)で排出させることになるが、この作業には非常に時間がかかっていた。
また、圧力制御弁40にはシールゴム等の有機物が多く使用されているため揮発性有機物が発生し、検出器20が圧力制御弁40で発生した揮発性有機物も検出するという問題があった。
そこで、本発明は、分析時間を短縮して次の分析を速やかに開始することができるガスクロマトグラフ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明のガスクロマトグラフ装置は、サンプルガス及びキャリアガスが導入される試料気化室と、前記試料気化室と一端部が接続されるカラムと、検出器と、前記検出器と一端部が接続される検出器導入流路と、メイクアップガスを導入するための制御機構と、前記制御機構と一端部が接続されるメイクアップガス供給流路と、前記カラムの他端部と前記検出器導入流路の他端部と前記メイクアップガス供給流路の他端部とを連結するコネクタ素子とを備えるガスクロマトグラフ装置であって、前記メイクアップガス供給流路の一端部と前記メイクアップガス供給流路の他端部との間に、外部と接続される排出流路が形成されていることを特徴としている。
本発明のガスクロマトグラフ装置によれば、第一のサンプルを分析する際には、試料気化室内の圧力値Pがコネクタ素子内の圧力値Pより高くなるよう、キャリアガスが所定の流量Rに調整されて、キャリアガス供給流路から試料気化室内に供給されるとともに、メイクアップガスが制御機構で所定の流量Rに調整されて、メイクアップガス供給流路からコネクタ素子内に供給される。そして、キャリアガスは、カラムに導入されてコネクタ素子内に到達する。また、メイクアップガスの一部は、メイクアップガス供給流路からコネクタ素子内に供給されるとともに、コネクタ素子内に供給されなかったメイクアップガスは排出流路から排出される。カラムからコネクタ素子内に到達したキャリアガスは、メイクアップガス供給流路から導入されたメイクアップガスとともに、検出器導入流路に導入される。このとき、制御機構で発生した揮発性有機物の一部は、排出流路を流通するため、制御機構で発生した揮発性有機物が検出器により検出されるのを抑制することができる。
その後、第一のサンプル中の低沸点炭化水素がカラムを通過した段階で、バックフラッシュを行う際には、試料気化室内の圧力値Pがコネクタ素子内の圧力値Pより低くなるよう、メイクアップガスが制御機構で所定の流量R’に調整されて、メイクアップガス供給流路からコネクタ素子内に供給されるとともに、コネクタ素子内に供給されなかったメイクアップガスは排出流路から排出される。そして、コネクタ素子内では、メイクアップガスの一部が検出器導入流路から排出される。検出器導入流路から排出されなかったメイクアップガスは、カラムに導入されて試料気化室内に到達する。このとき、カラム内で吸着されている第一のサンプル中の高沸点炭化水素は、メイクアップガス流に乗って試料気化室側へ流通することになる。
その後、第一のサンプル中の高沸点炭化水素がカラムを通過した段階で、第二のサンプルの分析を行うために、試料気化室内の圧力値Pがコネクタ素子30内の圧力値Pより高くなるよう、キャリアガスが所定の流量Rに調整されて、キャリアガス供給流路から試料気化室内に供給されるとともに、メイクアップガスが制御機構で所定の流量R’’に調整されて、メイクアップガス供給流路からコネクタ素子内に供給される。このとき、バックフラッシュを行った際にカラム内に残ったメイクアップガスが、検出器導入流路から排出されるとともに、排出流路から排出される。
つまり、流入ガス流量が制限されている検出器導入流路以外の排出流路からも排出されるため、排出にかかる時間を短縮することができる。
以上のように、本発明のガスクロマトグラフ装置によれば、分析時間を短縮して次の分析を速やかに開始することができる。また、検出器が制御機構で発生した揮発性有機物を含めて検出するのを抑制することができる。
(他の課題を解決するための手段および効果)
また、上記の発明において、前記制御機構は、圧力制御弁又は流量制御弁であるようにしてもよい。
そして、上記の発明において、前記排出流路を流通可能な流量は、前記検出器導入流路を流通可能な流量より大きいようにしてもよい。
さらに、上記の発明において、前記試料気化室内の圧力又は前記カラムに導入されるキャリアガス流量を制御する第一制御部と、前記コネクタ素子内の圧力又は前記メイクアップガス供給流路に導入されるメイクアップガス流量を制御するよう前記制御機構を制御する第二制御部とを備えるようにしてもよい。
本発明に係るガスクロマトグラフ装置の一例の概略構成図。 本発明に係るガスクロマトグラフ装置の一例の概略構成図。 本発明に係るガスクロマトグラフ装置の一例の概略構成図。 従来のガスクロマトグラフ装置の一例の概略構成図。 従来のガスクロマトグラフ装置の一例の概略構成図。 従来のガスクロマトグラフ装置の一例の概略構成図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれる。
図1〜3は、本発明に係るガスクロマトグラフ装置の一例の概略構成図である。なお、ガスクロマトグラフ装置101と同様のものについては、同じ符号を付している。
ガスクロマトグラフ装置1は、サンプルガスが導入される試料気化室10と、検出器20と、T字形状のコネクタ素子30と、圧力制御弁40と、キャピラリカラム2と、検出器導入流路3と、メイクアップガス供給流路4と、試料気化室10や圧力制御弁40等を制御する制御部50とを備える。
メイクアップガス供給流路4は円筒状管である。そして、メイクアップガス供給流路4の入口端(一端部)は、圧力制御弁40と接続されるとともに、メイクアップガス供給流路4の出口端(他端部)は、コネクタ素子30と接続されている。また、メイクアップガス供給流路4には、コネクタ素子30内の圧力値Pを監視する圧力センサ4aが設けられている。さらに、メイクアップガス供給流路4の入口端とメイクアップガス供給流路4の出口端との間(例えば、メイクアップガス供給流路4の出口端から100mm〜500mmの位置)には、円筒状管の排出流路5が形成されている。
そして、メイクアップガス供給流路4の入口端(一端部)から排出流路5の入口端(一端部)までのメイクアップガス供給流路4の内径は、例えば1mm〜5mmとなっており、排出流路5の内径は1mm〜5mmとなっており、排出流路5の入口端(一端部)からメイクアップガス供給流路4の出口端(他端部)までのメイクアップガス供給流路4の内径は、例えば0.1mm〜0.5mmとなっている。すなわち、排出流路5の流通可能流量は、排出流路5の入口端からメイクアップガス供給流路4の出口端までのメイクアップガス供給流路4を流通することが可能な流量の例えば10倍となっている。
ここで、ガスクロマトグラフ装置1を用いて次々にサンプルを分析する分析方法について説明する。
まず、図1に示すように、第一のサンプルを分析する際には、試料気化室10内の圧力値Pがコネクタ素子30内の圧力値Pより高くなるよう、マスフローコントローラ11aによりキャリアガスが所定の流量Rに調整され、キャリアガス供給流路11から試料気化室10内に供給されるとともに、メイクアップガスが圧力制御弁40で所定の流量Rに調整されて、メイクアップガス供給流路4からコネクタ素子30内に供給される。
そして、試料気化室10内では、キャリアガスの一部はパージ流路13から外部に排出され、キャリアガスの一部はスプリット弁12aで所定の流量に調整されて、スプリット流路12から外部に排出される。パージ流路13とスプリット流路12とから排出されなかったキャリアガスは、キャピラリカラム2に導入され、コネクタ素子30内に到達する。また、メイクアップガスの一部は、メイクアップガス供給流路4からコネクタ素子30内に供給されるとともに、コネクタ素子30内に供給されなかったメイクアップガスは、排出流路5から排出される。キャピラリカラム2からコネクタ素子30内に到達したキャリアガスは、メイクアップガス供給流路4から導入されたメイクアップガスとともに、検出器導入流路3に導入される。
この状態で、試料気化室10内にサンプル液が注入されると、サンプルは即座に気化し、キャリアガス流に乗ってキャピラリカラム2と検出器導入流路3とを順番に流通することになる。このとき、圧力制御弁40で発生した揮発性有機物の一部(10/11)は、排出流路5を流通するため、検出器20が、圧力制御弁40で発生した揮発性有機物を検出するリスクを1/11に抑制することができる。
その後、第一のサンプル中の低沸点炭化水素がキャピラリカラム2を通過した段階で、図2に示すように、バックフラッシュを行う際には、試料気化室10内の圧力値Pがコネクタ素子30内の圧力値Pより低くなるよう、メイクアップガスが圧力制御弁40で所定の流量R’に調整されて、メイクアップガス供給流路4からコネクタ素子30内に供給されるとともに、コネクタ素子30内に供給されなかったメイクアップガスは、排出流路5から排出される。そして、コネクタ素子30内では、メイクアップガスの一部は検出器導入流路3から排出される。検出器導入流路3から排出されなかったメイクアップガスは、キャピラリカラム2に導入され、試料気化室10内に到達する。試料気化室10内に到達したメイクアップガスは、スプリット流路12から外部に排出される。このとき、キャピラリカラム2内で吸着されているサンプル中の高沸点炭化水素は、メイクアップガス流に乗って試料気化室10とスプリット流路12とを順番に流通することになる。
その後、第一のサンプル中の高沸点炭化水素がカラムを通過した段階で、図3に示すように、第二のサンプルの分析を行うために、試料気化室10内の圧力値Pがコネクタ素子30内の圧力値Pより高くなるよう、マスフローコントローラ11aによりキャリアガスが所定の流量Rに調整され、キャリアガス供給流路11から試料気化室10内に供給されるとともに、メイクアップガスが圧力制御弁40で所定の流量R’’に調整されて、メイクアップガス供給流路4からコネクタ素子30内に供給される。このとき、バックフラッシュを行った際にキャピラリカラム2内に残ったメイクアップガスが、検出器導入流路3から所定の流量αで排出されるとともに、排出流路5から所定の流量βで排出され、図1に示すような状態となる。
つまり、流入ガス流量が制限されている検出器導入流路3以外の排出流路5からも排出されるため、排出にかかる時間を短縮することができる。
以上のように、本発明のガスクロマトグラフ装置1によれば、分析時間を短縮して次の分析を速やかに開始することができる。また、検出器20が圧力制御弁40で発生した揮発性有機物を検出する可能性を1/11に抑制することができる。
本発明は、低沸点炭化水素と高沸点炭化水素とが混合されたサンプルガスから、低沸点炭化水素のみを分析することができるガスクロマトグラフ装置等に利用することができる。
1 ガスクロマトグラフ装置
2 キャピラリカラム
3 検出器導入流路
4 メイクアップガス供給流路
5 排出流路
10 試料気化室
20 検出器
30 コネクタ素子
40 圧力制御弁

Claims (4)

  1. サンプルガス及びキャリアガスが導入される試料気化室と、
    前記試料気化室と一端部が接続されるカラムと、
    検出器と、
    前記検出器と一端部が接続される検出器導入流路と、
    メイクアップガスを導入するための制御機構と、
    前記制御機構と一端部が接続されるメイクアップガス供給流路と、
    前記カラムの他端部と前記検出器導入流路の他端部と前記メイクアップガス供給流路の他端部とを連結するコネクタ素子とを備えるガスクロマトグラフ装置であって、
    前記メイクアップガス供給流路の一端部と前記メイクアップガス供給流路の他端部との間に、外部と接続される排出流路が形成されていることを特徴とするガスクロマトグラフ装置。
  2. 前記制御機構は、圧力制御弁又は流量制御弁であることを特徴とする請求項1に記載のガスクロマトグラフ装置。
  3. 前記排出流路を流通可能な流量は、前記検出器導入流路を流通可能な流量より大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスクロマトグラフ装置。
  4. 前記試料気化室内の圧力又は前記カラムに導入されるキャリアガス流量を制御する第一制御部と、
    前記コネクタ素子内の圧力又は前記メイクアップガス供給流路に導入されるメイクアップガス流量を制御するよう前記制御機構を制御する第二制御部とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のガスクロマトグラフ装置。
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