JPH10169804A - 既設混合栓用の分岐口アタッチメント - Google Patents
既設混合栓用の分岐口アタッチメントInfo
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- JPH10169804A JPH10169804A JP34276296A JP34276296A JPH10169804A JP H10169804 A JPH10169804 A JP H10169804A JP 34276296 A JP34276296 A JP 34276296A JP 34276296 A JP34276296 A JP 34276296A JP H10169804 A JPH10169804 A JP H10169804A
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Abstract
岐口を付加する際、付加セット前は分岐口の向きを自由
にし、セット後は分岐口の向きを固定する。 【解決手段】 既設のワンレバ−式湯水混合栓1の栓本
体5と押えカバ−10とを分解し、その間にアタッチメ
ント11を入れる。このアタッチメント11は、分岐口
本体12と、分岐口13を横向きにもつハブ14と、ハ
ブ14の下方に設けたリング状ナット15とから構成
し、この分岐口本体12とハブ14とは密接嵌合させ栓
本体5にセット後は回転困難とし、ハブ14とナット1
5とは軽回動自在で抜止めにする。このナット15を栓
本体5に螺着するが、この螺着前は分岐口13は自由な
向きで、螺着後は固定する。
Description
バ−式湯水混合栓に用いる横向き分岐口アタッチメント
に関するものである。
する弁座を設け、この弁座に、固定用セラミックディス
クと可動用セラミックディスクとを摺動自在に接合して
載置し、前記可動用セラミックディスクを、揺動自在の
作動軸を介して、上方に略水平状に設けたシングルレバ
−により操作するシングルレバ−式湯水混合栓が普及さ
れている(例えば、実公平1−25818号公報参
照)。
トリッジ本体は、有底円筒状の栓本体に収容され、その
栓本体には下方に水および湯導管が延設されると共に、
栓本体の外周にはスパウトをもつスパウト付ハブが軽回
動自在に外嵌されており、このスパウトは長尺に構成れ
て、水および湯を吐水する。
板等に取付けられ、壁面に取付けられた壁出しタイプの
湯水混合栓と区別して、デッキタイプと称せられる。
ングルレバ−式湯水混合栓に分岐口を追加して、例えば
浄水器へ通水することが行われている。
先端部に分岐口を設ける方法、2)水導管の途中に分岐
口を設ける方法、3)栓本体に分岐口を設ける方法が考
えられ、行われている。そして、前記1)の方法では見
映えを損なうことやスパウトが自由に回動できない等で
好ましくなく、2)の方法では水導管が壁面中に埋設さ
れていると、その工事がきわめて困難であり、また、水
導管がシンクキャビネット等に吊下している場合でも、
その工事は素人では無理であるばかりでなく、賃貸マン
ション等では、現状不変更の契約からして一層困難にな
っている。
て、既設の混合栓用部品を可及的に残して利用し、素人
でも工事が可能となり、しかも、元の混合栓に容易に復
元できる横向き分岐口追加装置(分岐口アタッチメン
ト)を鋭意研究開発し、実公平4−44944号公報や
実公平7−5332号公報等で提案している。
提案では、カ−トリッジ本体、化粧カバ−、スパウト付
ハブおよび取付台座等の既設の部品は、そのまま利用す
る。
混合栓では、カ−トリッジ本体を固定するのに化粧カバ
−、すなわち、カ−トリッジ押えカバ−で押圧して固定
する方式をとっているので、取付台座にカ−トリッジ本
体を定位置に載置した後、カ−トリッジ押えカバ−を取
付台座に螺着してカ−トリッジ本体を固定している。
たに長寸の分岐口用本体と、この分岐口用本体に外嵌す
るシリンダ−と、このシリンダ−に軽回動自在に外嵌す
る分岐口付ハブとを用意し、取付台座とカ−トリッジ押
えカバ−とを分解した後、取付台座にシリンダ−を螺着
すると共に、このシリンダ−に長寸の分岐口用本体を定
位置に内嵌し、この分岐口用本体に既設のカ−トリッジ
本体を定位置に載置した後、カ−トリッジ押えカバ−を
シリンダ−に螺着してカ−トリッジ本体を固定する。
では、固定セラミックディスクおよび可動セラミックデ
ィスクを通った混合水は、一旦、カ−トリッジ本体の底
部から下方に出て取付台座の通水孔を介して、スパウト
を通り吐水するので、取付台座が上下方向に厚肉とな
り、例えば青銅鋳物製であれば重量大となり、ひいて
は、上下方向に嵩張るようになっていた。
部を一体化するのを止め、混合水をカ−トリッジ本体の
周面から出す構造にし、取付台座においてはそれを板状
に薄く構成し、全体として、カ−トリッジ本体をコンパ
クト化・低廉化する改善が考えられる。このようなカ−
トリッジ本体に構成すれば、カ−トリッジ本体をスパウ
ト付ハブに入れるとその全体が内包され、ひいては、湯
水混合栓もスリム化する、という効果を奏する。
考えによるシングルレバ−式湯水混合栓では、前掲の実
公平4−44944号公報の提案における、新たに用意
したシリンダ−に軽回動自在に外嵌した分岐口付ハブが
そのまま追加できず、仮に追加する構造に変更できて
も、本来、分岐口は浄水器等の設置場所が決まれば固定
状態が好ましいにもかかわらず、分岐口付ハブが常時3
60°軽回動し、分岐口を浄水器等と接続すると、その
接続部が安定しない、という新しい問題が判明した。
問題を解決するために創作されたもので、その要旨とす
るところは、固定用セラミックディスクと可動用セラミ
ックディスクとをカ−トリッジ本体に収容し、前記可動
用セラミックディスクを作動軸を介してシングルレバ−
により操作する湯水混合栓で、前記カ−トリッジ本体を
栓本体に収容した後、カ−トリッジ押えカバ−を栓本体
のカバ−用オネジに螺着して固定した湯水混合栓に、横
向き分岐口を追加する時に、前記栓本体とカ−トリッジ
押えカバ−とを分解し、その間に分岐口アタッチメント
を設けるに際し、該分岐口アタッチメントを分岐口用本
体と、該分岐口用本体に重回動自在に外嵌させ、かつ、
分岐口を横向きに設けた分岐口付ハブと、該分岐口付ハ
ブをカバ−用オネジに螺着するリング状ナットと、から
構成し、前記分岐口付ハブとリング状ナットとを軽回動
自在で抜止め状に結合することにより、分岐口アタッチ
メントのセット前には、分岐口を任意の方向とし、分岐
口アタッチメントのセット後には、分岐口を固定するこ
とを特徴とする既設混合栓用の分岐口アタッチメントに
ある。
態例により詳細に述べる。図1は本発明の実施の形態例
の分解斜視図、図2は図1の要部詳細断面図、図3は図
2の平面図である。
湯水混合栓は、家庭用や業務用の流し台や洗面所等に設
置され、いわゆるデッキタイプと称せられるものに好適
であって、特に、カ−トリッジ本体は、前記の従来例と
同じように可動および固定用セラミックディスクが内蔵
されたものであるが、混合水が周面から出て、きわめて
コンパクト化(例えば、カ−トリッジ本体の外径約33
mmφ、高さ約56mm)されている。
湯水混合栓1について概説する。図1において、2はカ
−トリッジ本体、3はスパウト、4はスパウト付ハブ、
5は、このスパウト付ハブ4が360°軽回動自在(軽
く回動させることをいう)に外嵌される栓本体である。
栓本体5に前記カ−トリッジ本体2が定位置(各水路が
連通する位置)に収容されてその全体が内包される。
続れ、湯沸器、水道(いずれも不図示)にそれぞれ接続
される。この栓本体5は締付ネジ8によって流し台等の
天板(不図示)に取付け固定される。
用オネジ9が刻設され、このカバ−用オネジ9にカ−ト
リッジ押えカバ−10が螺着される。
水混合栓1であるが、本実施の形態例では、この湯水混
合栓1に、次のような横向き分岐口13を追加工事す
る。
て、この横向き分岐口追加装置(分岐口アタッチメン
ト)11は、円柱状の分岐口用本体12と、この分岐口
用本体12に重回動自在(重く回動させるので、通常固
定の状態になることをいう)に外嵌され、かつ、閉塞栓
(不図示)が着脱自在の管継手状の分岐口13を横向き
に設けた分岐口付ハブ14と、この分岐口付ハブ14を
前記栓本体5に螺着するため、軽回動自在に抜止め状に
結合れたリング状ナット15と、前記分岐口用本体12
に吊設された湯および水連結パイプ16,17と、から
大略構成されている。
位置に載置固定した後、リング状ナット15を栓本体5
のカバ−用オネジ9に螺着し、次いで、分岐口用本体1
2に、前記カ−トリッジ本体2を定位置に載置固定した
後、分岐口付ハブ14のカバ−用オネジ18に、前記カ
−トリッジ押えカバ−10を螺着してカ−トリッジ本体
2を固定する。
水混合栓の操作ができると共に、分岐口用本体12に設
けられた水貫通路19と分岐口13とが連通し、この分
岐口13から所定の浄水器や皿洗器等(不図示)へ通水
することができ、マンション等の既設住宅では好都合に
なる。
各部について詳述する。円柱状の分岐口用本体12は黄
銅製で、その軸方向に水貫通路19、湯貫通路20およ
び混合水貫通路21がそれぞれ設けられている。特に、
水および湯貫通路19,20は、前記カ−トリッジ本体
2の底部(不図示)と栓本体5の各水および湯通路(不
図示)に合致する位置に穿設されている。なお、この水
および湯貫通路19,20は、横孔22を除き、その構
造が全く同じに付き、水貫通路19について述べる。
が穿設されており、この横孔22の開口部には周溝23
が周設されており、また、その上端部には短筒状のパッ
キン24が挿入され、このパッキン24は拡径リングバ
ネ25で固定されている。
を挟むOリング26,26を介して、分岐口付ハブ14
の下半部に圧入されている。したがって、分岐口用本体
12と分岐口付ハブ14とは回動させるのに重くなり、
これらを栓本体5にセットした後は殆ど回動できないよ
うになっている。
半部(軸長約56mm)は内径33mmφの円筒状に形
成され、前記カ−トリッジ本体2が密接嵌合される。し
たがって、分岐口用本体12、分岐口付ハブ14および
カ−トリッジ本体2は、セット後共に固定状態となる。
また、その上方外周に前記のカバ−用オネジ18が刻設
されている。また、前記横孔22および周溝23に相当
する部位には、前記の分岐口13を螺着して連通してい
る。
介して、分岐口付ハブ14の下端側に軽回動自在に外嵌
され、また、その内周には栓本体用メネジ28が刻設さ
れている。したがって、リング状ナット15を、分岐口
付ハブ14とは関係なく、軽回動させると、栓本体用メ
ネジ28が栓本体5のカバ−用オネジ9に螺合する。そ
して、その螺合によっても、分岐口付ハブ14は回動し
ないので、分岐口13の向きは変わらない。
線製で、分岐口付ハブ14の外周とリング状ナット15
の内周とにそれぞれ形成されたリング溝に亘り嵌合され
ているので、分岐口付ハブ14とリング状ナット15と
は、軽回動自在で抜止め状に結合される。
側外周をそれぞれ縮径して、そこに上下2段のOリング
29,29をそれぞれ外嵌し、これらのOリング29を
介して分岐口用本体12や栓本体5の各水路に挿入され
る。なお、湯連結パイプ16も同じ構造になっている。
6,17を止め、分岐口用本体12の下方をそのまま延
設して、栓本体15の底部であるカ−トリッジ載置部に
密接させてもよい。その場合は、混合水貫通路20に横
孔を設けてスパウト3と連通させる。
式湯水混合栓に用いる分岐口アタッチメントを、栓本体
にセットする前には、その分岐口が自由な方向に位置で
き、セット後は分岐口が固定するので、分岐口に接続す
る浄水器等の設置位置を任意の位置に可能とし、その設
置位置が決まってセットした後は無用な動きはなく、浄
水器等が安定する。
とから、栓本体に対するリング状ナットの螺着加減や、
分岐口付ハブに対するカ−トリッジ押えカバ−の螺着加
減によって、分岐口の向きが変わらないので、ひいて
は、これらの螺着を充分に締付けることができる。
やOリングの大きさで決められるので、簡素化で且つ安
価に構成できる。
体、5…栓本体、9…カバ−用オネジ、10…カ−トリ
ッジ押えカバ−、11…分岐口追加装置、12…分岐口
用本体、13…分岐口、14…分岐口付ハブ、15…リ
ング状ナット、27…取付リング
Claims (1)
- 【請求項1】 固定用セラミックディスクと可動用セラ
ミックディスクとをカ−トリッジ本体に収容し、前記可
動用セラミックディスクを作動軸を介してシングルレバ
−により操作する湯水混合栓で、前記カ−トリッジ本体
を栓本体に収容した後、カ−トリッジ押えカバ−を栓本
体のカバ−用オネジに螺着して固定した湯水混合栓に、
横向き分岐口を追加する時に、前記栓本体とカ−トリッ
ジ押えカバ−とを分解し、その間に分岐口アタッチメン
トを設けるに際し、 該分岐口アタッチメントを分岐口用本体と、該分岐口用
本体に重回動自在に外嵌させ、かつ、分岐口を横向きに
設けた分岐口付ハブと、該分岐口付ハブをカバ−用オネ
ジに螺着するリング状ナットと、から構成し、 前記分岐口付ハブとリング状ナットとを軽回動自在で抜
止め状に結合することにより、分岐口アタッチメントの
セット前には、分岐口を任意の方向とし、分岐口アタッ
チメントのセット後には、分岐口を固定することを特徴
とする既設混合栓用の分岐口アタッチメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34276296A JP2866628B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 既設混合栓用の分岐口アタッチメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34276296A JP2866628B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 既設混合栓用の分岐口アタッチメント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10169804A true JPH10169804A (ja) | 1998-06-26 |
JP2866628B2 JP2866628B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=18356305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34276296A Expired - Lifetime JP2866628B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 既設混合栓用の分岐口アタッチメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2866628B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005265140A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Naniwa Seisakusho:Kk | 分岐口アタッチメント |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP34276296A patent/JP2866628B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005265140A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Naniwa Seisakusho:Kk | 分岐口アタッチメント |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2866628B2 (ja) | 1999-03-08 |
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