JP3366622B2 - 横向き分岐口をもつシングルレバ−式湯水混合栓 - Google Patents
横向き分岐口をもつシングルレバ−式湯水混合栓Info
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Description
有する湯水混合栓に関し、殊に、既設の湯水混合栓をそ
のまま利用して横向きの分岐口(分岐水栓ともいう)を
付設したシングルレバ−式湯水混合栓に関するものであ
る。
たシングルレバ−式湯水混合栓(以下、単に混合栓とも
いう)が広く普及されるようになった。
(カ−トリッジ方式とは消耗材ないし内蔵物を容器ごと
簡単に取換える方式をいう)が内蔵され、このカ−トリ
ッジ本体の底板たる弁座板上に、固定ディスクと可動デ
ィスクとが摺動自在に接合されて載置しており、これら
のディスク上に、可動ディスクと一体的で、かつ、下面
に混合室をもつ作動ディスクが載置され、この作動ディ
スクに作動軸が係合し、この作動軸にシングルレバ−の
基部が係合している。
(約30cm)のスパウトを取付けた混合栓本体に載置
れ、上方から化粧キャップ(化粧カバ−ともいう)でカ
バ−されて固定されている。
機等に接続するホ−スを取出し、水道水や温水を分岐す
る場合には、前記スパウトの開口部に分岐コックを設
け、これにホ−スを連結している。
め、混合栓本体を分岐口付の特殊な本体に構成し、この
分岐口付本体にホ−スを連結するものもあった(例え
ば、実開昭63−66676号公報参照)。
たものでは、スパウトは略180°の範囲で首振り回転
するため、ホ−スも同時に伸縮し好ましくない。
合栓には適用できない。
単に付加することに鋭意腐心した結果、混合栓にはカ−
トリッジ本体を内蔵するため、スパウトが取付けられた
混合栓本体と、カ−トリッジ本体をカバ−する化粧キャ
ップとが分離することに着目し、この混合栓本体と化粧
キャップとの間に、分岐口をもつ分岐本体を別体として
介在させることに想到したのである。
に固定するには、カ−トリッジ本体を混合栓本体に載置
した後、化粧キャップを混合栓本体に螺着して上方から
押圧固定する方式と、カ−トリッジ本体の上面にフラン
ジを周設し、このフランジに3本(複数)の長寸ボルト
を上方から挿通し、この長寸ボルトの先端を混合栓本体
に螺着してカ−トリッジ本体を固定する方式とが現在、
行われている。
分岐本体の取付けについては、本出願人は実公平4−4
4944号公報、特許第2660823号公報、特許第
2866628号公報、特許第3017690号公報、
特許第3026769号公報等で提案を行っている。
もつ分岐口付本体については、本出願人は次のような提
案を行っている(特許第2546893号公報参照)。
上面(上方部でも可)にフランジ10を有する有底筒状
のカ−トリッジ本体1に、通水孔を有する固定セラミッ
クディスク2と通水孔を有する可動セラミックディスク
3とを摺動自在に接合して収納し、この可動セラミック
ディスク3上で一体化し、かつ、下面に混合室をもつ作
動ディスク4に作動軸20を介して操作レバ−(シング
ルレバ−)5の基部を係合して、操作レバ−5により吐
水・混合・止水を行い、この吐水を、吐水口が斜め上方
の位置になった長尺のスパウト6により行うようにした
混合栓において、該カ−トリッジ本体1が今迄載置され
ていた混合栓本体7Aに、軸方向長寸の分岐本体8Aを
載置し、該分岐本体8Aに再びカ−トリッジ本体1を載
置し、上方からフランジ10を介して螺入する長寸ボル
ト9により、分岐本体8Aとカ−トリッジ本体1とを接
合して混合栓本体7Aに固定し、該分岐本体8Aに、前
記固定・可動セラミックディスク2,3に連通する湯・
水および混合水用の貫通孔13,14を貫通すると共
に、分岐口ハブ(ハブとは回転嵌合部に近い部分をい
う)15とスパウト用ハブ16とを回転自在にそれぞれ
外嵌し、該分岐口ハブ15に分岐ジョィント17を横向
きに突設し、該分岐ジョィント17を前記水用貫通孔1
3に連通する横孔18に連通し、該スパウト用ハブ16
に前記スパウト6を設け、該スパウト6を前記混合水用
貫通孔14に横孔19を介して連通した、いわゆる台付
タイプ(デッキタイプともいう)のシングルレバ−式湯
水混合栓の提案を行っている。
つ、作動軸20が突設している化粧カバ−21のスカ−
ト部によって、前記スパウト用ハブ16を抜止めしてい
る。また、22は水導水管を示す。
横向きの分岐口を有するシングルレバ−式湯水混合栓で
は、次の問題のあることが判明した。
を外嵌するため、既設のスパウト用ハブを外嵌していた
混合栓本体が利用できない。
分岐口ハブ15とが上下に隣設して外嵌しているので、
軸方向に長寸となって、シングルレバ−式湯水混合栓の
丈が高くなり、上方で首振り回転する長尺のスパウト6
から吐水が四散するおそれがあり、また、上方に棚等が
あれば、操作レバ−5の上下方向の操作に支障を生じる
おそれがある。
とを機会に、分岐本体を可及的にシンプル小型化して、
付設する分岐水栓を低廉化すると共に、汎用化して普及
に支障のないようにすることを目的とする。
め、本発明の要旨とするところは、1)上方にフランジ
を有する有底円筒状のカ−トリッジ本体に、通水孔を有
する固定ディスクと通水孔を有する可動ディスクとを接
合して収納し、該カ−トリッジ本体を、長尺のスパウト
が回転自在に外嵌した混合栓本体に載置し、長寸のボル
トにより前記フランジを介して該混合栓本体に固定した
シングルレバ−式湯水混合栓において、該カ−トリッジ
本体を化粧キャップと共に取外した後、該混合栓本体上
に、分岐ジョィントを突設した分岐口ハブが回転自在に
外嵌した分岐本体と前記カ−トリッジ本体とを接合して
載置し、他の長寸のボルトにより前記フランジを介し、
かつ、分岐本体を貫通して前記混合栓本体に固定した、
台付タイプの横向き分岐口をもつシングルレバ−式湯水
混合栓にして、前記分岐本体の外周を、前記混合栓本体
の外径と一致する下方部分と、前記化粧カバ−の内径と
一致する上方部分とで構成して、前記分岐口ハブを分岐
本体と混合栓本体とに亘り外嵌すると共に、該分岐本体
の前記上方部に化粧キャップを外嵌し、しかも、該分岐
本体の軸長を、その外径より短く構成して扁平状とする
ことにより、湯水混合栓の丈を低く抑えたことを特徴と
する台付タイプの横向き分岐口をもつシングルレバ−式
湯水混合栓にあり、また、2)前記分岐ジョィントに直
接分岐コックを接続して分岐口の開閉をした請求項1に
記載の横向き分岐口をもつシングルレバ−式湯水混合栓
にある。
より詳細に述べる。図1は本発明の実施例の全体の概観
斜視図、図2は図1の要部図で、(A)は平面図、
(B)は縦断面図であり、従来例を示す図3の縦断面図
における同一または均等部分は同一符号を付し、その説
明を簡略または省略する。
ングルレバ−式湯水混合栓30は、前記図3で示した、
上方にフランジを有する有底円筒状のカ−トリッジ本体
に、通水孔を有する固定セラミックディスクと通水孔を
有する可動セラミックディスクとを摺動自在に接合して
収納し、この可動セラミックディスク3上で一体化し、
かつ、下面に混合室を形成した作動ディスクに、作動軸
を介して操作レバ−の基部を係合し、操作レバ−により
吐水・混合・止水を行い、この吐水を吐水口31が斜め
上方に位置した長尺のスパウト6により行う混合栓(3
0)において、この混合栓(30)の混合栓本体7と、
化粧キャップ21とを分離して、前記カ−トリッジ本体
を取外し、この混合栓本体7上に分岐本体32(図2参
照)をカ−トリッジ本体と共に載置して、新たな他の長
寸のボルト33により固定する。
ボルトの先端部が混合栓本体7に螺着していたネジ孔を
利用して、新たな他の長寸のボルト33によりカ−トリ
ッジ本体と分岐本体32とを接合して混合栓本体7に固
定する。
−トリッジ本体の軸長と分岐本体32の軸長との両者を
貫通する長さのボルトに構成しているので、新たな他の
長寸のボルトということができる。
取付ける。
岐口ハブ15が回転自在に外嵌され、この分岐口ハブ1
5に横向きに螺着した分岐口ジョィント17が、その向
きを360°変更可能にしている。
ンドル34をもつセラミック製分岐コック(実開平6−
20557号公報参照)35が直接接続し、このセラミ
ック製分岐コック35に直接接続したワンタッチ式ジョ
ィント(いわゆるカチットジョィント)36を介してホ
−ス37が接続している。
バ−式湯水混合栓30によると、湯水の吐水操作は通常
の混合栓(30)と同様に行うことができるのは勿論、
カ−トリッジ本体へ導く水道水や湯水を分岐コック35
の開閉操作によりホ−ス37を介して水処理器等へも分
岐して導くことができ、既設の混合栓(30)を、取付
位置変更や部品の交換等をせず、そのまま利用できなが
ら用途の多様化を図ることができる。
32は、次のような大きさに構成している。
に外嵌する分岐口ハブ15とは共に金属製で、前者は快
削黄銅棒を加工した中空円筒体で、後者は青銅鋳物6種
を加工した厚肉リング体であって、両者の間に、横孔1
8を上下に挟んだシ−ル用の合成ゴムOリング38,3
8を介在させ、これらを一体化し、アタッチメント部品
として市販・提供できるようにしている。
ば、52mmφまたは50mmφ)は、既設の混合栓
(30)の混合栓本体7の外径と同一寸法に形成したの
で、分岐口ハブ15は分岐本体32と混合栓本体7の上
部とに亘り外嵌できるようになっている。
の長さ)は、前記上下1対のOリング38,38を最小
に縮めた間隔だけのシ−ル押えカバ−としながら、下方
に延長して混合栓本体7の上方の一部に外嵌できる寸法
にしている。
にしながら、スパウト用ハブ16にも当接して抜止めし
ている。
拡径(例えば、50mmφに対し53.5mmφ)周設
して分岐口ハブ15のストッパ−45を形成し、このス
トッパ−45上に若干の軸長(6mm)からなる化粧キ
ャップ21の外嵌シロを形成して、これに化粧キャップ
21が上方から外嵌できるようにしている。すなわち、
分岐本体32の上部外径を化粧キャップ21の内径とも
一致させている。そして、その外嵌には抜止め用のOリ
ング39を介在している。
ント17を螺着しているが、この分岐口ジョィント17
はネジ込み式管継手、すなわち、ユニオン継手の一種で
構成し、ユニオンつば(ブッシュ)40と、このユニオ
ンつば40に回転自在に外嵌・係合した6角状のユニオ
ンナット41とから構成し、このユニオンつば40を、
横孔18の管軸上に形成した環状溝42に対向する、分
岐口ハブ15の部位に螺着して、この横孔18と連通で
きるようにしている。
内外面に径の異なるメネジとオネジを切ってあり、分岐
口ハブ15に螺着すると共に、分岐コック35の上流側
接続部が螺着できるようにしている。
ば、38mm)は、6角状のユニオンナット41を、分
岐コック35を回転させることなく、螺着するための、
スパナ掛けができる略空間を有しておればよい。勿論、
このユニオンナット41は横孔18の内径によって決め
られる規格品を選ぶ。
価な規格品を利用することができ、したがって、横孔1
8の内径とユニオンつば40に設けた連通孔とを同径に
している。
も、化粧キャップ21がぐらつかず、Oリング39で抜
止めした外嵌シロと、若干の軸長のストッパ−45と、
ユニオンナット41のスパナ掛けの略空間とのみの寸法
に形成している。
混合栓本体7へずらした分だけ形成でき、ひいては、外
嵌シロを特別に延出する必要がない。したがって、分岐
本体32の軸方向長さを、その外径寸法より小にするこ
とができ、ひいては扁平化している。
できるように構成した分岐本体32では、特にその軸方
向長さを最小限化して、ひいては、分岐口を有する混合
栓(30)の丈を高くしないように抑えることができ
る。
混合栓本体7やカ−トリッジ本体にそれぞれ直結する水
用貫通孔13、混合水用貫通孔14および湯用貫通孔4
3をそれぞれ貫通して設けている。
は、パッキン挿入溝を形成し、ここにパッキン44,4
4,44を嵌入して混合栓本体7との接合時のシ−ルに
している。
その上方のフランジを挿通する長寸のボルトにより、混
合栓本体に固定する方式のシングルレバ−式湯水混合栓
にあって、これに単に付加する分岐本体の軸長を最小限
に小形化したので、台付タイプでありながら湯水混合栓
の丈を高くせず、ひいては、既存の湯水混合栓に付加し
易くすることができる。
更可能とする分岐口ハブを有する分岐本体の外径を、既
存の混合栓本体の外径と同一にし、しかも、化粧キャッ
プのスカ−ト部(下部)が外嵌できる外径としたので、
その軸長が外径より小にでき、その結果、分岐本体を最
小限にコンパクト化することができ、ひいては、安価と
なり、分岐水栓用アタッチメントとして好都合にするこ
とができる。
接続したので、将来セットする水処理器等の未使用のア
タッチメント用品として、既存のシングルレバ−式湯水
混合栓に付設しても、水漏れの心配は全くない。
断面図である。
ハブ、17…分岐ジョィント、21…化粧キャップ、3
2…分岐本体、33…ボルト、41…ユニオンナット
Claims (2)
- 【請求項1】 上方にフランジを有する有底円筒状のカ
−トリッジ本体に、通水孔を有する固定ディスクと通水
孔を有する可動ディスクとを接合して収納し、該カ−ト
リッジ本体を、長尺のスパウトが回転自在に外嵌した混
合栓本体に載置し、長寸のボルトにより前記フランジを
介して該混合栓本体に固定したシングルレバ−式湯水混
合栓において、 該カ−トリッジ本体を化粧キャップと共に取外した後、
該混合栓本体上に、分岐ジョィントを突設した分岐口ハ
ブが回転自在に外嵌した分岐本体と前記カ−トリッジ本
体とを接合して載置し、他の長寸のボルトにより前記フ
ランジを介し、かつ、分岐本体を貫通して前記混合栓本
体に固定した、台付タイプの横向き分岐口をもつシング
ルレバ−式湯水混合栓にして、 前記分岐本体の外周を、前記混合栓本体の外径と一致す
る下方部分と、前記化粧カバ−の内径と一致する上方部
分とで構成して、前記分岐口ハブを分岐本体と混合栓本
体とに亘り外嵌すると共に、該分岐本体の前記上方部に
化粧キャップを外嵌し、しかも、該分岐本体の軸長を、
その外径より短く構成して扁平状とすることにより、湯
水混合栓の丈を低く抑えたことを特徴とする台付タイプ
の横向き分岐口をもつシングルレバ−式湯水混合栓。 - 【請求項2】 前記分岐ジョィントに直接分岐コックを
接続して分岐口の開閉をした請求項1に記載の横向き分
岐口をもつシングルレバ−式湯水混合栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000253977A JP3366622B2 (ja) | 2000-08-24 | 2000-08-24 | 横向き分岐口をもつシングルレバ−式湯水混合栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000253977A JP3366622B2 (ja) | 2000-08-24 | 2000-08-24 | 横向き分岐口をもつシングルレバ−式湯水混合栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002061244A JP2002061244A (ja) | 2002-02-28 |
JP3366622B2 true JP3366622B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=18742999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000253977A Expired - Lifetime JP3366622B2 (ja) | 2000-08-24 | 2000-08-24 | 横向き分岐口をもつシングルレバ−式湯水混合栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3366622B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005265103A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Kvk Corp | シール部材 |
CN108105443B (zh) * | 2017-12-19 | 2024-07-09 | 广东樱奥厨具有限公司 | 可旋转出水管及包括该可旋转出水管的多功能水龙头 |
-
2000
- 2000-08-24 JP JP2000253977A patent/JP3366622B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002061244A (ja) | 2002-02-28 |
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