JPH10167322A - 包装体 - Google Patents

包装体

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JPH10167322A
JPH10167322A JP8340385A JP34038596A JPH10167322A JP H10167322 A JPH10167322 A JP H10167322A JP 8340385 A JP8340385 A JP 8340385A JP 34038596 A JP34038596 A JP 34038596A JP H10167322 A JPH10167322 A JP H10167322A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D85/00Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
    • B65D85/70Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for materials not otherwise provided for
    • B65D85/804Disposable containers or packages with contents which are mixed, infused or dissolved in situ, i.e. without having been previously removed from the package
    • B65D85/808Disposable containers or packages with contents which are mixed, infused or dissolved in situ, i.e. without having been previously removed from the package for immersion in the liquid to release part or all of their contents, e.g. tea bags

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物の充填量を多くしても、嵩張ることが
ない扁平であり、しかも抽出効率を向上させる。 【解決手段】 多角形の上面4及び下面5を側面6によ
って連設する。側面6は折曲部7を介して折り畳み状態
とし、抽出時には側面6が伸びて袋体2が展開し、内部
空間が広がる。全体が折り畳まれるため、内容物を多く
しても、扁平となり、嵩張ることがない。袋体2の内部
空間が広がるため、抽出効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緑茶、紅茶、ウー
ロン茶等の茶葉やコーヒー粉等の嗜好用加工品の粉、鰹
節の削り粉や煮干し等のだし原料、その他の抽出用原料
が封入された包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような抽出用原料(以下、内容物
と記する)からの抽出を行う包装体としては、内容物を
収納する袋体を四角形で、且つ、扁平とし、この袋体を
垂直状に吊り下げるティーバッグが多用されている。こ
れに対し、特開平1−99975号公報及び特開平3−
98870号公報には、抽出効率を向上させる包装体が
記載されている。
【0003】図17及び図18は特開平1−99975
号公報に記載された包装体100を示し、四角形に裁断
された2枚の包材の周囲をシールすることにより扁平状
に成形された袋体110と、袋体110に取り付けられ
た吊り糸120とを備えている。吊り糸120は一端1
30が袋体110の一方の面の中央部分に固着されて他
端が他方の面まで巻回されている。この吊り糸120の
他端には、紙片等からなるタグ140が取り付けられて
おり、この紙片140が袋体110の他方の面に軽く接
着されている。
【0004】使用時には、図18に示すように、タグ1
40を袋体110から剥離し、吊り糸120によって袋
体110を水平状に吊り下げ、袋体110に対して湯を
注ぐ。注がれた湯は内容物からの抽出を行い、下方の容
器150に落下する。このとき、袋体110の下側の面
が垂れ下がるため、湯と内容物との接触度合いが多くな
り、良好な抽出を行うことができる。
【0005】図19〜図20は、特開平3−98870
号公報に記載された包装体200を示す。この包装体2
00はテトラ状に成形された袋体210と、袋体210
に取り付けられた吊り糸220とからなり、吊り糸22
0はその一端が、袋体210の一の頂点又は、一の面の
略中央部分に固着されている。230は吊り糸220の
他端に取り付けられたタグである。
【0006】図19はこの包装体200を外袋(図示省
略)内に収納する形態を示し、テトラ状の袋体210が
適宜、折り畳まれ、この折り畳み状態に対して、吊り糸
220を巻回する。そして、タグ230を袋体210の
外面に軽く接着することにより、吊り糸220が袋体2
10の折り畳み状態を保持し、外袋内への投入が行われ
る。
【0007】抽出時においては、図20及び図21に示
すように、タグ230を把持し、吊り糸220によって
袋体210を吊り下げ、容器150内の湯に浸漬する。
図20は袋体210の一頂点に吊り糸220の一端が固
着された場合であり、三角形状の面が下側に位置してい
る。図21は袋体210の一の面に吊り糸220の一端
が固着された場合であり、一頂点が下側に位置してい
る。これらのいずれの場合も、袋体210がテトラ状の
ため、内部空間が広くなって、内容物と湯との接触度合
いが多くなり、良好な抽出を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図17及び図18に示
す従来の包装体100は、袋体110が扁平のため、外
袋内への収納を円滑に行うことができる。しかしなが
ら、この包装体100は、袋体110が上下の2面によ
って形成されているため、袋体110内の空間が狭くな
っている。このため袋体110内への内容物の充填量に
限界があると共に、内容箱が袋体110内で移動できる
量が充分ではなく、抽出時に内容物と湯の接触が不充分
となる。これらにより、この包装体100は依然とし
て、充分な抽出ができない問題を有している。
【0009】図19〜図21に示す従来の包装体200
は、袋体210がテトラ状空間であり、広い空間のた
め、充分な量の内容物を充填することができる。ところ
が、この包装体200は、折り畳み状態が嵩張っている
ため、外袋と引っ掛かり易く、外袋内への収納が難しい
問題がある。又、折り畳み状態では図19に示すよう
に、吊り糸220によって単に丸められた不規則な外形
となっている。このため外観が劣化し、外袋からの取り
出し時に見苦しく、商品価値が低下している。
【0010】さらに、従来の包装体100、200はい
ずれも、吊り糸120、220が袋体110、210の
外面に巻回されているため、吊り糸120,220が袋
体110、210の外形寸法に応じた長さとなり、充分
に長くすることができない。このため抽出時に吊り糸1
20、220が容器150内に落ち込み易い不都合を有
している。この場合、吊り糸を袋体に2重、3重に巻回
して充分な長さを確保することが考えられるが、包装体
としての外観が劣化するばかりでなく、外袋への収納時
に吊り糸が外袋と引っ掛かり易く、さらには包装体の製
造ラインで2重、3重に巻回することが難しく、実用的
ではない。
【0011】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされたものであり、充分量の内容物を充填できると
共に、内容物からの抽出効率も良好であり、しかも嵩張
ることなく外袋への収納を円滑に行うことができ、さら
には外観も向上した包装体を提供することを目的とす
る。
【0012】又、本発明はこれに加えて、吊り糸の長さ
を充分に確保できる包装体を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の包装体は、通液性及び可撓性を有した袋体
からなり、上面及び下面が側面によって連設され、この
側面に折曲部が形成されて折り畳まれていることを特徴
とする。
【0014】この構造では、側面が折り畳まれることに
より、袋体は通常状態では扁平となる。このため嵩張る
ことがなく、外袋内に容易に収納できる。又、側面が折
り畳まれることにより、上面及び下面が重なり合い、整
った形状となって外観が向上する。
【0015】抽出時においては膨潤した内容物の重みや
袋体に用いた包材の伸び等により、側面が折り畳み状態
から伸びる。これにより袋体が展開状態となるが、折り
畳まれている側面が伸びた展開状態のため、内部が広い
空間となる。すなわち、この広い空間に内容物を充填す
るものであり、このため、充分な量の内容物を充填する
ことができる。
【0016】本発明の別の包装体は、上面及び下面を連
設する側面に折曲部が形成されて側面が折り畳まれた通
液性及び可撓性を有した袋体と、この袋体の上面又は下
面に一端が固着された少なくとも一の吊り下げ用部材
と、を備えていることを特徴とする。
【0017】この構造では、袋体に取り付けた吊り下げ
用部材を用いて、袋体を吊り下げることができ、この吊
り下げにより側面の伸長を促進することが可能となると
共に、袋体の振盪ができ、抽出を短時間で行うことがで
きる。この吊り下げ用部材としては、吊り糸、硬質のス
ティックその他のものを使用できる。
【0018】本発明のさらに別の包装体は、上面及び下
面を連設する側面に折曲部が形成されて側面が折り畳ま
れた通液性及び可撓性を有した袋体と、この袋体の上面
又は下面に一端が固着されると共に、前記折り畳み部分
に沿って袋体の外面に巻回され、他端が袋体の上面又は
下面に剥離可能に係着された少なくとも一の吊り糸と、
を備えていることを特徴とする。
【0019】この構造では、吊り糸が袋体の側面の折曲
部に沿って袋体に巻回されている。すなわち、吊り糸は
袋体の上面及び下面のみならず、袋体の側面の折り畳み
部分に沿って巻回されるものである。このため吊り糸の
全長が長くなり、吊り下げ時に容器内に落ち込むことが
なくなると共に、袋体に2重、3重に対して巻回する必
要がなくなる。
【0020】以上の包装体のそれぞれにおいては、側面
を袋体の上面及び下面の面内の方向に折り畳んでも良
く、上面及び下面の面外の方向に折り畳んでも良い。
【0021】又、袋体の上面及び下面を多角形としても
良く、曲線状のコーナー部を有した多角形としても良
く、さらには曲線で囲まれた外形々状としても良い。後
者二つの形状とすることにより、袋体内での内容物の引
っ掛かりがなくなり、滞留することがないため、内容物
が袋体内で円滑に移動し、抽出効率が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明の第1の実施
形態を示す。この包装体1は袋体2と、袋体2内に封入
された内容物3(図3参照)とを有している。
【0023】袋体2は液体が通過可能な通液性及び折り
畳みや展開が可能な可撓性を有した材質の包材が使用さ
れる。この通液性及び可撓性を有した包材としては、合
成樹脂糸編成の網目体、不織布、ナイロン紗、その他の
ものを選択できる。この包材は長尺なシート状で供給さ
れ、折り込み、シール、切断することにより、図示の形
状に成形される。
【0024】袋体2は図3に示すように、上面4及び下
面5が対向すると共に、上面4及び下面5を左右の側面
6、6によって連設することによって形成されている。
この実施形態では、上面4及び下面5が横長の六角形状
に成形されており、左右の側面6、6はこの上面4及び
下面5を袋体2の長さ方向で連設している。すなわち、
図1及び図2に示すように、袋体2の長さ方向の両端部
2a、2bにおいては、上面4、下面5及び側面6が一
体となっているが、この両端部2a、2bの間では、側
面6が上面4及び下面5の面内の方向に折り込まれた状
態となっている。
【0025】図1〜図3において、7は側面6を折り込
むための折曲部である。この折曲部7は各側面6のそれ
ぞれの略中央部分に位置すると共に、袋体2の長さ方向
に沿って直線状に形成されている。左右の側面6はかか
る折曲部7を境として上下に折り畳まれる。15は側面
6に形成された折り畳み部である。このような折り畳み
によって、上面4及び下面5が側面6を介して重なり合
い、これにより袋体2が薄い扁平状となることができ
る。
【0026】このような包装体1は、内容物3の酸化や
香りの揮散を防止するため、ガスバリヤ性の外袋8(図
1参照)内に収納され、外気と遮断される。この外袋8
内への収納は、図1に示すように、側面6が折り畳まれ
た状態で行われる。かかる側面6の折り畳み状態では、
袋体2の全体が扁平となって、嵩張っていないため、外
袋8との引っ掛かりがなくなり、外袋8への収納を円滑
に行うことができる。
【0027】又、側面6の折り畳み状態では、上面4及
び下面5が完全に重なり合った整った形状となってい
る。このため袋体1の外観が向上しており、外袋8を開
封して取り出したときの興趣性が向上し、商品価値も増
大する。
【0028】図4は、この実施形態の抽出状態を示す。
コップ等の容器9に、折り畳み状態の袋体2を投入して
湯10を注ぐか、あるいは湯10が入っている容器9に
折り畳み状態の袋体2を投下する。これらの操作によっ
て袋体2内に湯が侵入して、内部の内容物3に吸収さ
れ、内容物3が膨潤する。この膨潤した内容物3の重量
及び袋体2が湯と接触することによる包材の熱膨張や弛
みの相互作用あるいは一方の作用によって、折り畳み状
態から側面6が伸び、上面4及び下面5が相互に離反し
た展開状態となる。
【0029】かかる展開状態では、袋体2の内部が広い
空間となり、この空間内で内容物3が湯と接触するた
め、抽出効率が良く、短時間で抽出することができる。
また、このことは展開によって広くなる空間に内容物を
予め、充填することであり、これにより袋体2への内容
物の充填量を増大させることができ、充分な量の内容物
の充填が可能となる。ここで、内容物3としては、緑
茶、紅茶、ウーロン茶等の茶葉やコーヒー粉、削り節、
だし昆布、煮干し等の原料、煎じ薬等の医薬品、その他
の抽出用原料が使用されるものである。
【0030】以上の抽出時には、スプーン等によって湯
10を攪拌することもなされ、これにより、攪拌流が容
器9内に発生する。この実施形態では、上述のように袋
体2の内部空間が広がっているため、この広い内部空間
内を内容物3が自由に移動できる。このため、内容物3
と湯との接触度合が増え、抽出効率がさらに向上する。
【0031】図5は攪拌流が及ぼす作用を示す。この実
施形態では、袋体2が横長六角の多角形となっており、
それぞれのコーナー部11が90度を超えた鈍角となっ
ている。このためコーナー部11が内容物の移動を遮る
ことがなく、内容物3がコーナー部11に引っ掛かかた
り、コーナー部11で停滞することなく、攪拌流12と
共に、袋体2内を円滑に、回り運動することができる。
従って、攪拌による抽出効率を、さらに確実に向上させ
ることができる。
【0032】図6〜図8は本発明の第2の実施形態を示
す。この実施形態において、袋体2は第1の実施形態と
同様に、横長六角形の上面4及び下面5と、これらを連
設する側面6とを有している。又、側面6には折曲部7
が形成されることにより、上面4及び下面5の面内の方
向に折り畳まれており、第1の実施形態と同様な作用を
有している。
【0033】この実施形態では、これらに加えて、吊り
糸20が配置されている。吊り糸20は、その一端21
が超音波溶着、熱溶着等によって袋体2の上面4の略中
央部分に固着されている。
【0034】この吊り糸20の他端には、紙片、プラス
チック片等からなるタグ22が取り付けられており、こ
のタグ22が袋体2の上面4に剥離可能に係着されてい
る。かかる係着は、タグ22の下面にホットメルト接着
剤を塗布し、このホットメルト接着剤を感熱させて接着
力を発現させることにより行うことができるが、他の手
段であっても良い。
【0035】これらの固定端21及びタグ22の間にお
ける吊り糸20の中間部分は、袋体2の外面に巻回され
るが、単に外周部分に巻回されるだけでなく、側面6の
折り畳み部分に沿って巻回されるものである。図6及び
図7は、この吊り糸20の巻回状態を示す。袋体2の側
面6は、折曲部7を介して上面4及び下面5の面内の方
向に折り畳まれた折り畳み部15を有している。一端2
1が袋体2の上面4の略中央部分に固着された吊り糸2
0は、上面4に沿った後、片側(図7において右側)の
側面6の折り畳み部15に沿って配置され、さらに、下
面5に沿って伸びている。吊り糸20は、この下面5の
終端から、他側(図7において左側)の側面の折り畳み
部15に沿った後、上面4に回り込み、他端のタグ22
が上面4に係着されている。
【0036】このように、吊り糸20が袋体2の上面4
及び下面5のみならず、側面6の折り畳み部15に沿っ
て配置された構造では、袋体の外面に単に巻回された場
合と比べて、折り畳み部15に相当した分だけ、長くな
る。従って、吊り糸20を充分に長くでき、抽出時に容
器9内に落ち込むことがなく、振盪等の抽出操作を確実
に行うことができる。又、このように長くした場合であ
っても、吊り糸20が折り畳み部15に沿っているた
め、袋体2から離れることがないコンパクトの状態とな
っている。このため、外袋への収納の際に、吊り糸20
が外袋に絡むことがなく、円滑な収納ができると共に、
吊り糸20の冗長感がなく、まとまりのあるデザインと
することができる。
【0037】図8はこの実施形態の抽出状態を示す。タ
グ22を袋体2から引き剥がして、袋体2を吊り下げ、
容器9内の湯10に浸漬するか、湯を袋体2に注ぐ。こ
れにより、袋体2内の内容物3が膨潤するため、その重
量が大きくなり、折り畳まれている側面6が伸びて、袋
体2が立体的に膨張し、袋体2の内部空間が広がる。従
って、第1の実施の形態と同様に、内容物3と湯10と
の接触度合いが多くなると共に、袋体2内での内容物の
移動が円滑となり、抽出効率が向上する。
【0038】図9及び図10は袋体2を吊り下げる吊り
下げ用部材の各例を示す。図9においては、プラスチッ
ク棒等の硬質のステッィク25を使用するものであり、
スティック25の一端26が袋体2の上面4の略中央部
分に固着されている。この硬質のスティック26を使用
することにより、袋体2とスティック26とが強く連結
され、振盪を袋体2に直かに伝達することができる。こ
のため、袋体2の振盪を効率良く行うことができるメリ
ットがある。
【0039】図10は、タグ22を有した2本の吊り糸
20を袋体2に取り付けたものであり、2本の吊り糸の
ため、袋体2を安定、且つ確実に吊り下げることができ
る。従って、内容物を多く充填した大容量の袋体2に使
用することにより、その吊り下げ及び振盪を無理なく行
うことができる。なお、吊り糸20を1本とし、その両
端を袋体2に固着しても、図10と同様に作用すること
ができ、吊り糸20を3本以上、取り付けても良い。
【0040】図11は、袋体2の折り畳みの別例を示
す。袋体2の上面4及びと下面5が正方形又は長方形か
らなる四角形となっており、この上面4及び下面5の左
右両側が側面6によって連設されている。各側面6は折
曲部7を有しており、折曲部7によって二つ折りに折り
畳まれている。この折り畳みは上面4及び下面5が重な
るようになされるが、側面6はこれらが重なり合う面よ
りも外方の方向に向かって折り畳まれている。
【0041】すなわち、この折り畳みは側面6がフラッ
プ状となって上面4及び下面5の面外の方向に突出する
ようになっている。このように面外の方向に折り畳まれ
た場合でも、折り畳み時の袋体2の幅が広くなるだけで
あって、嵩張ることのない薄い扁平状であり、しかも整
った外形とすることができ、外袋への収納の邪魔となる
ことがない。また、抽出時においては、折り畳まれてい
る側面6が円滑に伸びるため、袋体2内の空間が大きく
なり、抽出効率を増大させることができる。
【0042】図12〜図16は袋体2の平面形状、すな
わち上面4(又は下面5)の、さらに別の変形例をそれ
ぞれ示す。なお、これらの場合にも、上述と同様に上面
4と及び下面5は折り畳み状の側面6によって連設され
るものである。図12及び図13は袋体2の上面4(及
び下面5)が四角形となっているが、4隅のコーナー部
30が曲線によって切除された形状となっている。より
具体的には、図12では、上面4の外側からの円弧によ
って切除された内側弧状の曲線となっており、図13で
は、上面4の内側からの円弧によって切除された外側弧
状の曲線となっている。このように、コーナー部30を
曲線状とすることにより、袋体2の内の内容物3がコー
ナー部30に引っ掛かって停滞することなく、円滑に移
動することができる。このため、内容物3との接触度合
いが多くなり、抽出効率を増大させることができる。
【0043】図14は袋体2の上面4が円形となってお
り、図15は円形が連設されたダルマ形となっている。
又、図16は上面4が長円となってる。これらの形状
は、上面4が曲線で囲まれた外形となるものであり、袋
体2内の内容物3が引っ掛かることなく、円滑に移動で
きる。このため、これらの形状によっても、抽出効率を
増大させることができる。
【0044】以上の実施形態では、側面6を折り畳むた
めの折曲部7を1本としたが、各側面に2本以上形成し
て、側面6を蛇腹状に折り畳んでも良い。
【0045】
【発明の効果】本発明は、袋体の上面及び下面を側面に
よって連設すると共に、側面に折曲部を形成して袋体を
折り畳み状態とするため、袋体が扁平となって嵩張るこ
とがなく、外袋への収納を円滑に行うことができると共
に、整った外形となって外観が向上する。又、袋体の収
容々積を大きくできるため、内容物の充填量を増加させ
ることができる。さらには、内容物が袋体内で円滑に移
動でき、抽出効率が向上する。
【0046】本発明では、上述した袋体に吊り下げ用部
材を取り付けることにより、袋体を吊り下げることがで
きる。このため抽出操作を簡単に行うことができる。さ
らに、本発明では、側面の折り畳み部分に沿って吊り糸
を袋体の外面に巻回することにより、吊り糸を充分に長
くでき、抽出時に吊り糸が容器内に落ち込むことがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の折り畳み状態の斜視
図である。
【図2】第1の実施形態の展開途中の斜視図である。
【図3】第1の実施形態の折り畳み状態の断面図であ
る。
【図4】第1の実施形態の抽出状態の斜視図である。
【図5】第1の実施形態の内容物移動を示す平面図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態の折り畳み状態の斜視
図である。
【図7】第2の実施形態の折り畳み状態の断面図であ
る。
【図8】第2の実施形態の抽出状態の斜視図である。
【図9】吊り下げ用部材を取り付けた袋体の一例の斜視
図である。
【図10】吊り糸を複数設けた袋体の斜視図てある。
【図11】袋体の折り畳みの別例を示す斜視図である。
【図12】袋体の平面形状の別例の平面図である。
【図13】袋体の平面形状の別例の平面図である。
【図14】袋体の平面形状の別例の平面図である。
【図15】袋体の平面形状の別例の平面図である。
【図16】袋体の平面形状の別例の平面図である。
【図17】従来の包装体の平面図である。
【図18】従来の包装体の抽出状態の斜視図である。
【図19】別の従来の包装体の斜視図である。
【図20】別の従来の包装体の抽出状態の斜視図であ
る。
【図21】別の従来の包装体の他の抽出状態の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 包装体 2 袋体 3 内容物 4 上面 5 下面 6 側面 7 折曲部 15 折り畳み部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通液性及び可撓性を有した袋体からな
    り、 上面及び下面が側面によって連設され、この側面に折曲
    部が形成されて折り畳まれていることを特徴とする包装
    体。
  2. 【請求項2】 上面及び下面を連設する側面に折曲部が
    形成されて側面が折り畳まれた通液性及び可撓性を有し
    た袋体と、 この袋体の上面又は下面に一端が固着された少なくとも
    一の吊り下げ用部材と、を備えていることを特徴とする
    包装体。
  3. 【請求項3】 上面及び下面を連設する側面に折曲部が
    形成されて側面が折り畳まれた通液性及び可撓性を有し
    た袋体と、 この袋体の上面又は下面に一端が固着されると共に、前
    記折り畳み部分に沿って袋体の外面に巻回され、他端が
    袋体の上面又は下面に剥離可能に係着された少なくとも
    一の吊り糸と、を備えていることを特徴とする包装体。
  4. 【請求項4】 前記側面が上面及び下面の面内の方向に
    折り畳まれていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の包装体。
  5. 【請求項5】 前記側面が上面及び下面の面外の方向に
    折り畳まれていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の包装体。
  6. 【請求項6】 前記袋体の上面及び下面が多角形の外形
    々状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の包装体。
  7. 【請求項7】 前記袋体の上面及び下面が曲線状のコー
    ナー部を有した多角形の外形々状に形成されていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の包装体。
  8. 【請求項8】 前記袋体の上面及び下面が曲線からなる
    外形々状に形成されていることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の包装体。
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