JPH10167129A - 乗用型苗植機 - Google Patents

乗用型苗植機

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Publication number
JPH10167129A
JPH10167129A JP29241097A JP29241097A JPH10167129A JP H10167129 A JPH10167129 A JP H10167129A JP 29241097 A JP29241097 A JP 29241097A JP 29241097 A JP29241097 A JP 29241097A JP H10167129 A JPH10167129 A JP H10167129A
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JP
Japan
Prior art keywords
machine body
seedling
body cover
denotes
wheels
Prior art date
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Pending
Application number
JP29241097A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Ishida
石田  伊佐男
Kihachiro Hase
喜八郎 長谷
Masabumi Saeki
正文 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で作業性が良く然も操縦操作の容易な乗
用型苗植機を得ることを目的とする。 【解決手段】 前車輪6と後車輪8とを装備した機体1
の上部に機体カバー12を設けて、該機体カバー12の
後部上に操縦座席15を配置した乗用型走行車の後方に
前部が後部よりも高くなるように傾斜して配設された苗
載台29を有する苗植装置27を装備してなる乗用型苗
植機において、車体側面視で操縦座席15の背凭れ部と
苗載台29の前部とが後車輪8の上方に位置するように
構成し、機体カバー12の後端は操縦座席15よりも後
方で且つ後車輪8の頂上部付近まで設けられている乗用
型苗植機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用型走行車の
後方に苗植装置を装着した乗用型苗植機に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術とその課題】この種の従来技術としては、実
開昭53−107509号公報に示すような乗用型苗植
機がある。然しながら、該従来例のものは、非常に大型
で車体の全長が長いものであり、作業性の良い乗用型苗
植機ではなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解消すべく、前車輪6と後車輪8とを装備した機体1
の上部に機体カバー12を設けて、該機体カバー12の
後部上に操縦座席15を配置した乗用型走行車の後方に
前部が後部よりも高くなるように傾斜して配設された苗
載台29を有する苗植装置27を装備してなる乗用型苗
植機において、車体側面視で操縦座席15の背凭れ部と
苗載台29の前部とが後車輪8の上方に位置するように
構成し、機体カバー12の後端は操縦座席15よりも後
方で且つ後車輪8の頂上部付近まで設けられていること
を特徴とする乗用型苗植機としたものである。
【0004】
【発明の作用効果】この発明は、前車輪6と後車輪8と
を装備した機体1の上部に機体カバー12を設けて、該
機体カバー12の後部上に操縦座席15を配置した乗用
型走行車の後方に前部が後部よりも高くなるように傾斜
して配設された苗載台29を有する苗植装置27を装備
してなる乗用型苗植機において、車体側面視で操縦座席
15の背凭れ部と苗載台29の前部とが後車輪8の上方
に位置するように構成したので、車体前部の長さを短く
設定できて非常に作業性の良い乗用型苗植機を得ること
ができる。
【0005】また、機体カバー12の後部上に配置した
操縦座席15の背凭れ部が車体側面視で後車輪8の上方
に位置するように構成し、機体カバー12の後端は操縦
座席15よりも後方で且つ後車輪8の頂上部付近まで設
けられている乗用型苗植機としたので、機体カバー12
にて後車輪8が操縦座席15方向へ泥を跳ね上げるのを
防止できると共に、車体をトラックに後進にて積み込む
ときや幅狭い畦道を後進するとき等に、操縦座席15に
着座した操縦者は後車輪8を確認しながら安全に且つ容
易に車体を後進操作することができる。
【0006】従って、小型で作業性が良く然も操縦操作
の容易な乗用型苗植機を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面に基
づいて詳述すると、1は機体で筒状枠2の前端にフロン
トミッションケース3を、後端にリヤーミッションケー
ス4を固着し、フロントミッションケース3の左右両側
に外方へ突出する横ケース3aを張出させ、また、リヤ
ーミッションケース4の左右両側に外方に向う駆動軸を
内装したボス4aを設け、このボス先端に後方下方に向
うチエンケース5・5を取付けている。6は前車輪で、
前記横ケース3aの外端側に下方に向う伝動ケース7を
介して伝動駆動されるよう設けられている。8は後車輪
で、前記チエンケース5の後端部に軸承され、伝動駆動
されるよう設けられている。9は原動機で、機体1上に
搭載されている。10はフレームで、平面視が左右方向
に幅広い四角形状の前側フレーム部10aとこの前側フ
レーム10aに前端が止着されて後方上方に向う中間フ
レーム部10bと更にこの中間フレーム部10bに前端
が止着され後方へ水平状に延びる後側フレーム部10c
とからなり、前記機体1に前側フレーム10aは固着さ
れている。
【0008】11は支柱で、前記ミッションケース4の
後側に取付けたブラケット22に基部を固着し上方へ立
設したもので、この上端を前記後側フレーム10cに固
着している。12は機体カバーで、前記フレーム10の
前側フレーム部10a上面に左右幅広く張設してこれに
止着した左右幅広ステップ部12aと、その左右幅広ス
テップ部12aから上方に立設した形状12cにして前
記中間フレーム部10b及び後側フレーム部10cにま
で延設して原動機9をカバーする部分と、左右幅広ステ
ップ部12aから下記のケース部13の左右両側を通っ
て車体前端に至る左右通路部12b・12bとから構成
されている。
【0009】13は上部に操縦ハンドル14を配設した
ケース部で、前記左右幅広ステップ部12aの前側左右
中央部に立設ならしめている。15は操縦座席で、前記
原動機9の上側に配設され、後側フレーム部10cに支
架されている。従って、前記機体カバー12は、上述の
左右幅広ステップ部12aからケース部13の左右両側
を通って車体前端に至る左右通路部12b・12bを有
すると共に、左右幅広ステップ部12aの後部から上方
に立設した形状12cにして上部に操縦座席15を配設
すると共に、該操縦座席15の側方位置には植付クラッ
チレバー17や油圧操作レバー18等の操作レバー用の
ガイド部16が設けられた構成となっている。
【0010】19は昇降リンク機構で、ばね板でできて
いる単一の上リンク19aと左右一対の下リンク19b
の基部を前記支柱11に枢着し、この上下リンク19a
・19bの後端をヒッチ枠20で枢結して平行リンクが
組まれている。21は油圧シリンダー装置で、前記支柱
11を取付けたブラケット22にシリンダー21aの基
部を枢着し、ピストン21bの先端を前記上リンク19
aに枢着している。そして、この油圧シリンダー装置2
1は図3に示した油圧回路によって作動される。
【0011】尚、図中の符号23は油圧ポンプ、24は
切替バルブ、25は油圧タンク、26はリリーフ弁を示
す。27は苗植装置で、横伝動ケース28aの左右両側
に前後方向に延びる縦伝動ケース28b・28bの前側
部を取付けた平面視コ字状の植付部伝動ケース28の上
部に前側が上方に向う側面視傾斜状の苗載台29を支枠
30・31を介して左右往復同自由に支架し、前記縦伝
動ケース28b・28bの後端部に苗植付杆32…をク
ランクと揺動アームとを介して取付け、更に、縦伝動ケ
ース28b・28bの下側とその中央部とに側部フロー
ト33・33、中央部フロート34を配設し、夫々、植
付部伝動ケース28に後部を枢着して前部が上下動自由
になるよう取付けたものである。35は後部取付用ブラ
ケット、36・37は前部取付用拡縮リンクを示す。3
8はリードカム軸で、前記左右の縦伝動ケース28b・
28bの先端部にこれを継ぐ形態で支架され、これにリ
ードメタル39をリード爪を係合するようにして嵌挿支
持ならしめ、このリードメタル39を前記苗載台29の
裏側に連結し該苗載台29を左右に往復動させるよう構
成している。40はリードカム軸38をカバーするゴム
製の蛇腹体である。
【0012】そして、このように構成された苗植装置2
7を前記ヒッチ枠20に前後方向の軸を介してローリン
グ自在に装着し、前記リヤーミッションケース4側か
ら、ユニバーサルジョイントを介装された伝動軸41に
より苗植装置側の各回伝部が伝動駆動されるよう設けら
れている。42は予備苗載置台で、前記操縦座席15の
左右両側に設けられ、その構造は、パイプで形成したフ
レーム42aの底部に細い線杆で形成するかご体42b
を一体的に取付けたものであり、この予備苗載置台42
は前記後部フレーム部10cに止着され、上下2段に箱
育苗された予備苗を育苗箱ごと前方側からフレーム42
a上面を滑べらして収容載置できるよう構成されてい
る。
【0013】43は機体1側に基部が設けられた主クラ
ッチを操作する操作具であって、その操作部は前記ケー
ス部13の側方に位置する通路部12bに設けた孔1
6’を貫通して機体カバー12より突出して設けられて
いる。尚、図中の符号、44は変速レバー、45はスロ
ットルレバーを夫々示す。上例の構成において、水田圃
場内に苗植機を乗り入れ、苗載台29及び予備苗載置台
42に苗を載置収容したのち、各部に動力を伝達して苗
植付け作業を開始すると、苗植装置27側は、中央及び
側部のフロート33・34が水田表土面に設置して滑走
され、苗植付杆32が左右に往復動する苗載台29から
苗を一株分づつ分割して整地された表土面へ植付ける。
【0014】そして、苗載台29中の苗が少なくなると
予備苗載置台42中の苗を取出して苗載台29中へ載せ
替えるとよい。また、畦畔ぎわに近ずくと、畦畔Aに苗
植機の機体カバー12の先端を近ずけて作業を中断した
のち、操縦者が左右幅広ステップ部12aからケース部
13の側方の車体前端に至る通路部12bを通って車体
から畦畔に降り、畦畔にあらかじめ置いていた苗を予備
苗載置台42へ積み込む。このとき、操縦者は操縦座席
15と畦畔との間の移動が容易に行なえ、非常に作業性
が良い。
【0015】また、ケース部13の側方の通路部12b
には孔16’を形成して主クラッチを操作する操作具4
3を設け、後側はステップ部12aよりも上方に立設し
た形状12cにして操縦座席15の側方位置には操作レ
バー17・18のガイド部16・16を設けた機体カバ
ー12を機体1の上部に設けた乗用型走行車の構成とな
っているので、車体が小型の構成になっているにも拘ら
ず、操縦座席15に着座した操縦者にとって操縦ハンド
ル14及び各種操作具17・18・43が操作性の良い
配置となり、その操縦性が非常に良い。
【0016】更に、前車輪6と後車輪8とを装備した機
体1の上部に機体カバー12を設けて、該機体カバー1
2の後部上に操縦座席15を配置した乗用型走行車の後
方に前部が後部よりも高くなるように傾斜して配設され
た苗載台29を有する苗植装置27を装備してなる乗用
型苗植機において、車体側面視で操縦座席15の背凭れ
部と苗載台29の前部とが後車輪8の上方に位置するよ
うに構成したので、車体前部の長さを短く設定できて非
常に作業性の良い乗用型苗植機を得ることができる。ま
た、機体カバー12の後部上に配置した操縦座席15の
背凭れ部が車体側面視で後車輪8の上方に位置するよう
に構成し、機体カバー12の後端は操縦座席15よりも
後方で且つ後車輪8の頂上部付近まで設けられている乗
用型苗植機としたので、機体カバー12にて後車輪8が
操縦座席15方向へ泥を跳ね上げるのを防止できると共
に、車体をトラックに後進にて積み込むときや幅狭い畦
道を後進するとき等に、操縦座席15に着座した操縦者
は後車輪8を確認しながら安全に且つ容易に車体を後進
操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乗用型苗植機の全体側面図である。
【図2】 乗用型苗植機の一部破断した全体平面図であ
る。
【図3】 油圧回路作動説明図である。
【符号の説明】
1 機体 6 前車輪 8 後車輪 12 機体カバー 15 操縦座席 27 苗植装置 29 苗載台
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 乗用型苗植機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、左右一対の前車輪と
左右一対の後車輪とを備えた車体上にステップ部を有す
る機体カバ−を設けた乗用型走行車体に苗植装置を装着
した乗用型苗植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術としては、機体カバ
−に車体前部に至る左右通路部を設けるとともに、該機
体カバ−の左右通路部の下方に直進姿勢の左右の前車輪
が隠れる構成のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来の技
術のものは、機体カバ−の前端部が左右に幅広いため機
体の旋回半径が大きくなって、小回りしにくい問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解消すべく、左右一対の前車輪6・6と左右一対の後
車輪8・8とを備えた車体上にステップ部12aを有す
る機体カバ−12を設けた乗用型走行車体に苗植装置2
7を装着した乗用型苗植機において、前記機体カバ−1
2に車体前部に至る左右通路部12b・12bを設ける
とともに、該左右通路部12b・12bを設けた機体カ
バ−12の前端部を直進姿勢の左右の前車輪6・6より
機体左右方向内側に位置する構成としたことを特徴とす
る乗用型苗植機としたものである。
【0005】
【発明の作用及び効果】この発明の乗用型苗植機は、前
記機体カバ−12に車体前部に至る左右通路部12b・
12bを設けるとともに、該左右通路部12b・12b
を設けた機体カバ−12の前端部を直進姿勢の左右の前
車輪6・6より機体左右方向内側に位置する構成とした
から、機体前部を畦際に着けて畦から機体に苗を持ち込
むときには、左右通路部12b・12bを通って車体前
部まで車体上を移動でき、容易に車体前部から乗り降り
できる構成であり、しかも、機体カバ−12の前端部が
従来より左右に幅狭いため機体の旋回半径が小さく小回
りしやすい。
【0006】なお、前車輪6・6の向きを車体上から容
易に確認できることになり、前車輪6・6を操向車輪と
した車体構成のとき、旋回後に機体を直進操向状態に戻
すのを適確に行なえ、次行程開始時の蛇行を生じにくい
ものとすることができる。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて詳述する
と、1は機体で筒状枠2の前端にフロントミッションケ
ース3を、後端にリヤーミッションケース4を固着し、
フロントミッションケース3の左右両側に外方へ突出す
る横ケース3aを張出させ、また、リヤーミッションケ
ース4の左右両側に外方に向う駆動軸を内装したボス4
aを設け、このボス先端に後方下方に向うチエンケース
5・5を取付けている。6は前車輪で、前記横ケース3
aの外端側に下方に向う伝動ケース7を介して伝動駆動
されるよう設けられている。8は後車輪で、前記チエン
ケース5の後端部に軸承され、伝動駆動されるよう設け
られている。9は原動機で、機体1上に搭載されてい
る。10はフレームで、平面視が左右方向に幅広い四角
形状の前側フレーム部10aとこの前側フレーム10a
に前端が止着されて後方上方に向う中間フレーム部10
bと更にこの中間フレーム部10bに前端が止着され後
方へ水平状に延びる後側フレーム部10cとからなり、
前記機体1に前側フレーム10aは固着されている。
【0008】11は支柱で、前記ミッションケース4の
後側に取付けたブラケット22に基部を固着し上方へ立
設したもので、この上端を前記後側フレーム10cに固
着している。12は機体カバーで、前記フレーム10の
前側フレーム部10a上面に左右幅広く張設してこれに
止着した左右幅広ステップ部12aと、その左右幅広ス
テップ部12aから上方に立設した形状12cにして前
記中間フレーム部10b及び後側フレーム部10cにま
で延設して原動機9をカバーする部分と、左右幅広ステ
ップ部12aから下記のケース部13の左右両側を通っ
て車体前端に至る左右通路部12b・12bとから構成
されている。
【0009】13は上部に操縦ハンドル14を配設した
ケース部で、前記左右幅広ステップ部12aの前側左右
中央部に立設ならしめている。15は操縦座席で、前記
原動機9の上側に配設され、後側フレーム部10cに支
架されている。従って、前記機体カバー12は、上述の
左右幅広ステップ部12aからケース部13の左右両側
を通って車体前端に至る左右通路部12b・12bを有
すると共に、左右幅広ステップ部12aの後部から上方
に立設した形状12cにして上部に操縦座席15を配設
すると共に、該操縦座席15の側方位置には植付クラッ
チレバー17や油圧操作レバー18等の操作レバー用の
ガイド部16が設けられた構成となっている。
【0010】19は昇降リンク機構で、ばね板でできて
いる単一の上リンク19aと左右一対の下リンク19b
の基部を前記支柱11に枢着し、この上下リンク19a
・19bの後端をヒッチ枠20で枢結して平行リンクが
組まれている。21は油圧シリンダー装置で、前記支柱
11を取付けたブラケット22にシリンダー21aの基
部を枢着し、ピストン21bの先端を前記上リンク19
aに枢着している。そして、この油圧シリンダー装置2
1は図3に示した油圧回路によって作動される。
【0011】尚、図中の符号23は油圧ポンプ、24は
切替バルブ、25は油圧タンク、26はリリーフ弁を示
す。
【0012】27は苗植装置で、横伝動ケース28aの
左右両側に前後方向に延びる縦伝動ケース28b・28
bの前側部を取付けた平面視コ字状の植付部伝動ケース
28の上部に前側が上方に向う側面視傾斜状の苗載台2
9を支枠30・31を介して左右往復同自由に支架し、
前記縦伝動ケース28b・28bの後端部に苗植付杆3
2…をクランクと揺動アームとを介して取付け、更に、
縦伝動ケース28b・28bの下側とその中央部とに側
部フロート33・33、中央部フロート34を配設し、
夫々、植付部伝動ケース28に後部を枢着して前部が上
下動自由になるよう取付けたものである。35は後部取
付用ブラケット、36・37は前部取付用拡縮リンクを
示す。38はリードカム軸で、前記左右の縦伝動ケース
28b・28bの先端部にこれを継ぐ形態で支架され、
これにリードメタル39をリード爪を係合するようにし
て嵌挿支持ならしめ、このリードメタル39を前記苗載
台29の裏側に連結し該苗載台29を左右に往復動させ
るよう構成している。40はリードカム軸38をカバー
するゴム製の蛇腹体である。
【0013】そして、このように構成された苗植装置2
7を前記ヒッチ枠20に前後方向の軸を介してローリン
グ自在に装着し、前記リヤーミッションケース4側か
ら、ユニバーサルジョイントを介装された伝動軸41に
より苗植装置側の各回伝部が伝動駆動されるよう設けら
れている。42は予備苗載置台で、前記操縦座席15の
左右両側に設けられ、その構造は、パイプで形成したフ
レーム42aの底部に細い線杆で形成するかご体42b
を一体的に取付けたものであり、この予備苗載置台42
は前記後部フレーム部10cに止着され、上下2段に箱
育苗された予備苗を育苗箱ごと前方側からフレーム42
a上面を滑べらして収容載置できるよう構成されてい
る。
【0014】43は機体1側に基部が設けられた主クラ
ッチを操作する操作具であって、その操作部は前記ケー
ス部13の側方に位置する通路部12bに設けた孔1
6’を貫通して機体カバー12より突出して設けられて
いる。尚、図中の符号、44は変速レバー、45はスロ
ットルレバーを夫々示す。上例の構成において、水田圃
場内に苗植機を乗り入れ、苗載台29及び予備苗載置台
42に苗を載置収容したのち、各部に動力を伝達して苗
植付け作業を開始すると、苗植装置27側は、中央及び
側部のフロート33・34が水田表土面に接地して滑走
され、苗植付杆32が左右に往復動する苗載台29から
苗を一株分づつ分割して整地された表土面へ植付ける。
【0015】そして、苗載台29中の苗が少なくなると
予備苗載置台42中の苗を取出して苗載台29中へ載せ
替えるとよい。また、畦畔ぎわに近ずくと、畦畔Aに苗
植機の機体カバー12の先端を近ずけて作業を中断した
のち、操縦者が左右幅広ステップ部12aからケース部
13の側方の車体前端に至る通路部12bを通って車体
から畦畔に降り、畦畔にあらかじめ置いていた苗を予備
苗載置台42へ積み込む。このとき、操縦者は操縦座席
15と畦畔との間の移動が容易に行なえ、非常に作業性
が良い。
【0016】また、ケース部13の側方の通路部12b
には孔16’を形成して主クラッチを操作する操作具4
3を設け、後側はステップ部12aよりも上方に立設し
た形状12cにして操縦座席15の側方位置には操作レ
バー17・18のガイド部16・16を設けた機体カバ
ー12を機体1の上部に設けた乗用型走行車の構成とな
っているので、車体が小型の構成になっているにも拘ら
ず、操縦座席15に着座した操縦者にとって操縦ハンド
ル14及び各種操作具17・18・43が操作性の良い
配置となり、その操縦性が非常に良い。
【0017】更に、前車輪6と後車輪8とを装備した機
体1の上部に機体カバー12を設けて、該機体カバー1
2の後部上に操縦座席15を配置した乗用型走行車の後
方に前部が後部よりも高くなるように傾斜して配設され
た苗載台29を有する苗植装置27を装備してなる乗用
型苗植機において、車体側面視で操縦座席15の背凭れ
部と苗載台29の前部とが後車輪8の上方に位置するよ
うに構成したので、車体前部の長さを短く設定できて非
常に作業性の良い乗用型苗植機を得ることができる。ま
た、機体カバー12の後部上に配置した操縦座席15の
背凭れ部が車体側面視で後車輪8の上方に位置するよう
に構成し、機体カバー12の後端は操縦座席15よりも
後方で且つ後車輪8の頂上部付近まで設けられている乗
用型苗植機としたので、機体カバー12にて後車輪8が
操縦座席15方向へ泥を跳ね上げるのを防止できると共
に、車体をトラックに後進にて積み込むときや幅狭い畦
道を後進するとき等に、操縦座席15に着座した操縦者
は後車輪8を確認しながら安全に且つ容易に車体を後進
操作することができる。
【0018】そして、特に、この乗用型苗植機は、前記
機体カバ−12に車体前部に至る左右通路部12b・1
2bを設けるとともに、該左右通路部12b・12bを
設けた機体カバ−12の前端部を直進姿勢の左右の前車
輪6・6より機体左右方向内側に位置する構成としたか
ら、機体前部を畦際に着けて畦から機体に苗を持ち込む
ときには、左右通路部12b・12bを通って車体前部
まで車体上を移動でき、容易に車体前部から乗り降りで
きる構成であり、しかも、機体カバ−12の前端部が従
来より左右に幅狭いため機体の旋回半径が小さく小回り
しやすい。
【0019】なお、前車輪6・6の向きを車体上から容
易に確認できることになり、前車輪6・6を操向車輪と
した車体構成のとき、旋回後に機体を直進操向状態に戻
すのを適確に行なえ、次行程開始時の蛇行を生じにくい
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乗用型苗植機の全体側面図。
【図2】 乗用型苗植機の一部破断した全体平面図。
【図3】 油圧回路作動説明図。
【符号の説明】 6・6:前車輪 8・8:後車輪 12:機体カバ− 12a:ステップ部 12b・12b:左右通路部 27:苗植装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前車輪6と後車輪8とを装備した機体1
    の上部に機体カバー12を設けて、該機体カバー12の
    後部上に操縦座席15を配置した乗用型走行車の後方に
    前部が後部よりも高くなるように傾斜して配設された苗
    載台29を有する苗植装置27を装備してなる乗用型苗
    植機において、車体側面視で操縦座席15の背凭れ部と
    苗載台29の前部とが後車輪8の上方に位置するように
    構成し、機体カバー12の後端は操縦座席15よりも後
    方で且つ後車輪8の頂上部付近まで設けられていること
    を特徴とする乗用型苗植機。
JP29241097A 1997-10-24 1997-10-24 乗用型苗植機 Pending JPH10167129A (ja)

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