JPH10167023A - 洗車装置 - Google Patents

洗車装置

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JPH10167023A
JPH10167023A JP32806296A JP32806296A JPH10167023A JP H10167023 A JPH10167023 A JP H10167023A JP 32806296 A JP32806296 A JP 32806296A JP 32806296 A JP32806296 A JP 32806296A JP H10167023 A JPH10167023 A JP H10167023A
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JP
Japan
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vehicle
car
automobile
detecting
car washing
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JP32806296A
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English (en)
Inventor
Hiroo Maruyama
寛雄 丸山
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MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
MK Seiko Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗車装置出口の先行する自動車の後端の位置
を正確に検出し、後続の自動車をできるだけ近くまで走
行させ、その間に先行する自動車を退出させて、追突防
止のために後続の自動車を一時停止させる場面を少なく
する。 【構成】 先行する自動車の後輪から後端の長さを検出
する車長検出手段と、後続する自動車の前端の移動装置
上の位置を検出する前端位置検出手段と、洗車装置出口
付近に備えられ、移動装置終端にある自動車の退出を検
出する退出検出手段と、前記退出検出手段が、先行する
自動車を検出しているとき、移動装置終端の自動車の後
輪の位置から前記車長検出手段で検出された車長に基づ
き移動装置終端の自動車の後端位置を認識し、先行する
自動車の後端と、前記前端位置検出手段で検出された後
続の自動車の前端との距離が所定の距離より短くなった
とき、後続の自動車の搬送を一時停止させる手段を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の洗浄,乾燥等
の処理を行う洗車処理装置を配置した洗車装置本体と、
自動車を移動させる移動装置とを備え、自動車を移動装
置で移動させるに伴い自動洗浄する洗車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の洗車装置では、自動車の移動装
置として、例えば洗車装置の入口から出口に亘って無端
状のチェーンを張り、そのチェーンに自動車の車輪を押
すローラーを固着し、電動機でチェーンを回転駆動して
ローラーで自動車の車輪を押すことにより、自動車を移
動させている。このとき、自動車は、エンジンを停止
し、ギアをニュートラルにし、サイドブレーキを解除し
た状態で、ローラーの案内に従って洗車装置本体内を走
行する。そして、自動車の移動に伴って、洗車装置本体
に備えられた散水ノズルから洗浄水を散布し、洗浄ブラ
シによって自動車車体を洗浄し、最後にトップノズルよ
り高圧風を吹き付けて乾燥処理を行っている。乾燥処理
の終了後、自動車はローラーによる車輪の押圧を解かれ
て移動装置より退出する。
【0003】この洗車装置において、車輪を押圧するロ
ーラーの間隔は、自動車のホイールベースよりは長くと
り、前輪を押圧するローラーの次のローラーが自動車の
後輪の妨げとならないようにする。しかしながら、ロー
ラーの間隔が広すぎると、次の自動車の搬送までに時間
がかかり、洗車装置における時間当たりの洗車可能台数
が減ってしまうことになる。これらの点を考慮して、ロ
ーラーの間隔は自動車の車長に応じ必要最小限の距離に
定められている。
【0004】このような洗車装置において、複数台の自
動車を連続して洗浄するとき、先行する自動車の洗車が
終了して洗車装置から退出するとき、退出が遅れると、
後続の自動車が追突する恐れがある。このため、洗車装
置の出口付近に光電スイッチ等の車両検出手段を設け、
洗車装置の出口に自動車があるときには、後続の自動車
が接近しすぎないように、後続の自動車の搬送を一時停
止させている。このとき、後続の自動車を停止させる位
置は、安全のために車長の長い自動車を想定し、先行す
る自動車と充分な間隔がとれるように、洗車装置出口よ
りかなり手前に設定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗車装
置出口よりかなり手前で後続の自動車を停止させると、
洗車装置入口からこの停止位置までの搬送距離が短くな
り、この間の搬送時間も短くなるので、先行する自動車
が洗車装置出口からの退出に手間取っていると、後続の
自動車の搬送が停止されることになる。このことは、特
に先述のように、時間当たりの洗車台数を多くして稼働
効率を高めるために、ローラーの間隔を短くしている場
合には、その傾向が顕著である。洗浄中の後続の自動車
の搬送を停止させることは、この自動車に作用している
散水ノズルや洗浄ブラシ,乾燥ノズルといった洗車処理
装置の作用も停止させることとなり、先行する自動車の
退出が完了して後続の自動車の搬送を再開させるとき、
洗車処理装置を再び自動車に作用するよう復帰させる制
御も必要となるので、洗車にかかる時間が延びてしま
い、時間当たりの洗車台数が少なくなってしまうことに
なる。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本発明は、自動車の洗浄,乾燥等の処理を行う
洗車処理装置を配置した洗車装置本体と、自動車を移動
させる移動装置とを備え、自動車を移動装置で移動させ
るに伴い自動洗浄する洗車装置において、複数台の自動
車を連続洗浄するとき、先行する自動車の後輪から後端
の長さを検出する車長検出手段と、後続する自動車の前
端の移動装置上の位置を検出する前端位置検出手段と、
洗車装置出口付近に備えられ、移動装置終端にある自動
車の退出を検出する退出検出手段と、前記退出検出手段
が、先行する自動車を検出しているとき、移動装置終端
の自動車の後輪の位置から前記車長検出手段で検出され
た車長に基づき移動装置終端の自動車の後端位置を認識
し、先行する自動車の後端と、前記前端位置検出手段で
検出された後続の自動車の前端との距離が所定の距離よ
り短くなったとき、後続の自動車の搬送を一時停止させ
る手段を備える。
【0007】また、本発明は、この洗車装置において、
前記移動装置は自動車の車輪を押圧するローラーを所定
間隔で複数個設け、自動車の前輪を押圧して自動車の搬
送を開始し、前輪を押圧するローラーが移動装置の終端
に達したとき、前輪の押圧を解除して自動車を一時停止
させ、後続するローラーが自動車の後輪を押圧して自動
車の移動を再開させ、後輪を押圧するローラーが移動装
置の終端に達したとき、後輪の押圧を解除して自動車の
搬送を終了させるものであり、前記車長検出手段と、前
記前端位置検出手段は兼用されるものであり、前記ロー
ラーが自動車の後輪の押圧を開始する位置より洗車装置
出口側にあり自動車車体を検出する手段と、前記ローラ
ーの移動装置上の位置を検出する手段からなることを特
徴とする。
【0008】
【作用】これにより、洗車装置出口に停止している先行
する自動車の後端の位置が正確に検出できるので、この
後端位置に後続する自動車をできるだけ近くまで走行さ
せることができ、従って後続の自動車を一時停止させる
ことなく搬送させる時間を延ばすことができ、その間に
先行する自動車を退出させることができるので、追突防
止のために後続の自動車を一時停止させる必要が生じる
場面を少なくすることができる。その結果、時間当たり
の洗車台数を多くして稼働効率を高めるために、ローラ
ーの間隔を短くしている場合でも、自動車の搬送を一時
停止させる回数を減らすことができ、搬送の停止、再開
にかかる時間を減らすことができるので、効率の高い洗
車を安全に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を基に、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例の上面図、図2は側面
図である。図において、1は洗車装置本体、2は自動車
を移動させる移動装置であるコンベヤである。洗車装置
本体1には、清水や洗剤水,ワックス水を噴射する散水
ノズル3,3,3,3、自動車の前面と側面を洗浄する
フロント・サイドブラシ4,4、自動車の側面と後面を
洗浄するリア・サイドブラシ5,5、自動車の側面下部
を洗浄するロッカーブラシ6,6、自動車の上面を洗浄
するトップブラシ7、自動車の側面を乾燥するサイドノ
ズル8,8、自動車の上面を乾燥するトップノズル9な
どの洗車処理装置が備えられている。
【0010】10は自動車車体の形状を検出する光電ス
イッチで、洗車装置本体1の入口の適宜高さに複数配置
された左右一対の投光器,受光器からなり、投光器から
受光器に向けて照射される光が自動車車体によって遮ら
れることにより、自動車車体を検出する。
【0011】コンベヤ2は、洗浄する自動車Aの前輪T
Fおよび後輪TRを押圧するローラー11a,11b,
11c,11d,11e,11fを適宜間隔に保持する
無端状のチェーン12を、洗車装置本体1の前後に配設
されたスプロケット13,13に懸回して構成され、洗
車装置本体1後方に設置された駆動ユニット14内に備
えらる駆動モータ15により回転駆動される。16は駆
動モータ15の出力軸に連結されたロータリーエンコー
ダーで、駆動モータ15の単位角度回転毎にパルス出力
し、コンベア2の移動距離を検出する。20,20はコ
ンベア2に沿って配設される車輪ガイドで、移動される
自動車Aがまっすぐに走行するように自動車Aの前輪T
Fおよび後輪TRを案内する。
【0012】ローラー11a,11b,…,11fは、
その間隔が自動車のホイールベースよりは長く、かつ、
長くなりすぎないように、自動車の車長に応じ必要最小
限の距離に配置される。これにより、自動車の前輪を押
圧するローラーの次のローラーが自動車の後輪の妨げと
ならないように、かつ、次の自動車の搬送までに時間が
かかり、洗車装置における時間当たりの洗車可能台数が
減ってしまうことにならないようになっている。
【0013】17は自動車が洗車装置本体内に進入する
のを制御する停止板で、通常は地面より突出してタイヤ
止めとして機能し、自動車Aの洗車時には倒れて自動車
Aが洗車装置本体1内へ進入できるようにする。18は
停止板17と隣接して設けられる車両検出センサーで、
洗浄する自動車Aの前輪TFに踏まれてスイッチング
し、洗浄する自動車Aの有無を検出する。19はスライ
ド板で、進入する自動車Aの左右方向に移動し、自動車
Aの前輪TFおよび後輪TRが車輪ガイド20,20間
に進入しやすいように、自動車車体を左右方向に移動さ
せて進入を補助する。
【0014】26はローラー検出スイッチで、洗車装置
入口側のスプロケット13の近傍に設けられ、移動する
ローラー11a,11b,…,11fを検出してスイッ
チングし、ローラー11a,11b,…,11fの位置
を検出する。
【0015】27は音声ユニットで、自動車の運転者に
対し、「先行車が退出するまでそのままお待ちくださ
い」、「車が動きます」等の音声をスピーカーから発生
して、自動車の搬送が一時停止されていることや、自動
車の搬送が再開されることを報知する。28は電光表示
器で、自動車の運転者に対し、「エンジンをかけ、車を
退出させてください」等の表示を行って、洗車後の操作
や自動車の退出を促す旨を報知する。
【0016】30は自動車の退出を検出する退出検出手
段である光電スイッチで、洗車装置の出口付近に備えら
れる左右一対の投光器,受光器からなり、移動装置後端
まで搬送されてきた自動車が洗車装置出口付近に存在す
ることを検出する。29は自動車車体を検出する光電ス
イッチで、洗車装置本体1の、移動装置であるコンベア
2の後端位置より距離L離れた位置に備えられる左右一
対の投光器,受光器からなる。この距離Lは、図3
(a)に示すように、自動車Aの前輪を押圧するローラ
ー11dが移動装置であるコンベア2の後端位置までま
で達して前輪TFの押圧を解いて自動車Aの搬送を一旦
停止した後に、図3(b)に示すようにローラー11c
が自動車Aの後輪位置に達して後輪TRの押圧を開始し
自動車Aの搬送を再開する、この時の後輪を押圧して搬
送を再開するローラー11cの位置よりも洗車装置出口
側になるように定められる。
【0017】光電スイッチ29、ロータリーエンコーダ
16、ローラー検出スイッチ26は相互に作用して、本
発明の、先行する自動車の特定部位から後端の長さを検
出する車長検出手段、および、後続する自動車の前端の
移動装置上の位置を検出する前端位置検出手段を構成す
る。
【0018】図4は本発明の実施例の制御系を示すブロ
ック図である。21は本発明の制御手段を構成するマイ
クロコンピューターで、演算処理を行うCPU22、プ
ログラム及び各種データを記憶するメモリ23、及び入
出力インターフェース24から成り、入出力インターフ
ェース24には、コンベア位置検出用ロータリーエンコ
ーダ16、光電スイッチ10,29,30、散水ノズル
3,3,3,3、フロント・サイドブラシ4,4、リア
・サイドブラシ5,5、ロッカーブラシ6,6、トップ
ブラシ7、サイドノズル8,8、トップノズル9、ロー
ラー検出スイッチ26、音声ユニット27、電光表示器
28が接続されている。
【0019】25はコンベアの移動速度を変更するイン
バーターで、入出力インターフェース24に接続され、
コンベア駆動用モータ15に供給する電源の周波数を変
更してモータの回転数を変え、コンベアの移動速度を適
宜変更する。
【0020】次に、実施例の動作について説明する。自
動車Aは、図示しない受付装置により、料金の支払いと
洗車コースの選択を行った後、車輪ガイド20,20の
案内に従って、図1および図2に示すように、洗車装置
本体1の入口に進入する。車輪ガイド20,20は進入
口ではハ字状に開いており、自動車Aの前輪TFおよび
後輪TRが車輪ガイド20,20の中心より外れている
ときは、前輪TFおよび後輪TRと車輪ガイド20の接
触により自動車が受ける左右方向の力をスライド板19
が左右方向に移動することによって吸収し、前輪TFお
よび後輪TRが車輪ガイド20,20の間に収まるよう
にする。停止板17は、洗車装置の待機中には立てられ
ており、自動車Aは停止板によって待機位置に停止す
る。待機位置に自動車が進入したか否かは、車両検出ス
イッチ18が前輪TFに踏まれることによりスイッチン
グすることによって認識される。
【0021】ここで、自動車Aはエンジンを停止し、ギ
ヤをニュートラルにし、サイドブレーキをはずす。洗車
装置は、その操作に必要な時間を適宜とった後、洗車動
作に入る。洗車装置は、停止板17を倒し、コンベア駆
動用モータ15を駆動してチェーン12を回転駆動し、
チェーン12に保持されたローラー11aにより自動車
Aの前輪TFを押す。自動車Aは前輪TFをローラー1
1aに押されることにより移動し、車輪ガイド20,2
0に案内されて洗車装置本体内を走行する。
【0022】洗車装置は、自動車Aの移動に伴い、洗車
装置本体1内に備えられた各洗車処理装置を順次自動車
A車体に作用させて洗車動作を行う。自動車Aの移動位
置は、コンベア2の移動距離を検出するロータリーエン
コーダー16のパルス出力から検出される。まず、洗車
装置は、洗車装置本体1入口に備えられた光電スイッチ
10により自動車Aの車形を検出する。この車形検出
は、高さ方向に複数に備えられた光電スイッチ10の受
光の有無と、コンベア2の移動距離を検出するロータリ
ーエンコーダー16のパルス出力から、車長方向の単位
長さ毎の車高をメモリ38に記憶することにより行う。
自動車Aの前輪TFを押すローラー11aは、ローラー
検出スイッチ26で検出されており、ローラー11aの
移動距離は、ロータリーエンコーダー16のパルス出力
によって検出されるから、ローラー11aのコンベア2
上での位置が検出できる。ローラー11b,11c,1
1d,11e,11fのコンベア2上での位置も、同様
に検出できる。
【0023】次いで、洗車装置は、検出された車形デー
タに従って、散水ノズル3,3,3,3より洗浄水等を
噴射し、フロント・サイドブラシ4,4、リア・サイド
ブラシ5,5、ロッカーブラシ6,6、トップブラシ7
を自動車A車体に順次作用させて洗車を行う。自動車A
は、始めは前輪TFを押されて進むが、前輪TFを押し
ているローラー11aがコンベア2の終端に達し入口側
に戻り始めると、ローラー11aは前輪TFからはず
れ、自動車Aは一旦停止し、コンベア2の駆動に従って
次のローラー11fが後輪TRを押すことにより走行を
再開する。
【0024】洗車の最終工程として、自動車A車体の乾
燥を行う。洗車装置はサイドノズル8,8およびトップ
ノズル9より自動車車体Aに向けて高圧風を吹き付けて
乾燥を行う。トップノズル9は、自動車車体上面に沿う
ように昇降制御される。後輪TRを押すローラー11f
が、コンベア2の終端に達すると、洗車装置はトップノ
ズル9を上限位置まで上昇させる。ローラー11fによ
る後輪TRの押圧を解かれた自動車Aは、エンジンを駆
動させて走行し洗車装置より退出する。自動車Aが洗車
装置より退出したか否かは、洗車装置出口付近に備えら
れている光電スイッチ30が自動車Aの車体を検出して
いるか否かで判断される。運転者が自動車のエンジンを
駆動させて走行を開始させるまでには、その操作を行う
時間が必要となり、連続して洗車を行うときには、この
間も後続の自動車の洗車が行われているので、現在洗車
している自動車と、後続して洗車を行う自動車との間に
は、追突を防ぐために、ある程度の間隔をあける必要が
あり、後続の自動車が接近しすぎた時には、後続の自動
車の搬送を一時停止させ、洗車が終了した先行する自動
車が洗車装置より退出するのを待つようにする。
【0025】図5に、先行する自動車の後輪から後端ま
での距離を検出する例を示す。図5(a)に示すよう
に、自動車Aの後輪を押圧し自動車Aを搬送するローラ
ー11cが光電スイッチ29の位置Pに達する。ローラ
ー11cが位置Pに達したことは、ローラー検出スイッ
チ26がローラー11cを検出してから移動した距離
を、ロータリーエンコーダ16の出力するパルス数をカ
ウントして移動距離を算出することにより検出される。
次いで図5(b)に示すように、光電スイッチ29が自
動車Aの後端を検出する、すなわち自動車Aの車体を検
出しなくなるのを検出し、このときのローラー11cの
位置P′と光電スイッチ29の位置Pとの距離Xを算出
する。この距離Xが自動車Aの後輪と後端の長さであ
り、図5(c)に示すように、ローラー11cがコンベ
ア2の後端に達し自動車Aの後輪の押圧を解除して自動
車Aの搬送を終了する位置Eから、算出された距離X離
れた位置Rが、自動車Aがコンベアの後端まで搬送され
たときの自動車Aの後端位置となる。
【0026】図6に、後続する自動車の前端位置を検出
し、先行する自動車の後端との距離をみて搬送を制御す
る例を示す。ローラー11bに前輪TFを押圧されて搬
送される後続の自動車A2の前端が光電スイッチ29を
遮断することにより検出されると、光電スイッチ30が
先行する自動車A1の有無を検出し、先行する自動車A
1が検出されているときは、先に検出した後輪TRから
後端までの長さXを基に、後端位置Rを算出する。この
先行する自動車A1の後端位置Rに、安全を考慮して距
離α離れた位置Sまで後続する自動車A2の前端が達す
るまで、後続の自動車A2の搬送を続行する。光電スイ
ッチ29の位置Pと、後続する自動車A2の前端の搬送
目標位置Sの走行距離Yは、ロータリーエンコーダー1
6の出力するパルス数をカウントすることにより検出さ
れる。後続する自動車A2の前端が搬送目標位置Sに達
したとき、光電スイッチ30が先行する自動車A1を検
出していた場合は、この位置Sで後続する自動車A2の
搬送を一時停止させる。先行する自動車A1が退出し、
光電スイッチ30が自動車A1を検出しなくなったら、
洗車装置は後続の自動車A2の搬送を再開させる。後続
する自動車A2の前端が位置Sまで達するまでに、先行
する自動車A1が退出し光電スイッチ30が自動車A1
の車体を検出しなくなったら、洗車装置は後続の自動車
の搬送を停止させることなく洗車を続行する。
【0027】光電スイッチ30が先行する自動車A1を
検出しているときは、電光表示器28に、「エンジンを
かけ、車を退出させてください」等の表示を行い、先行
する自動車A1の退出を促す。また、音声ユニット27
から、「先行車が退出するまでお待ちください」等の案
内を流す。
【0028】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、特許請求の範囲を逸脱することなく種々の設
計変更を行うことができる。例えば洗車装置出口付近に
設けられる自動車の退出を検出する退出検出手段は光電
スイッチに限定されることなく、床面に車輪により押圧
される車両検出スイッチを用いても良い。また、実施例
では光電スイッチ29を設けて後輪押しによる搬送に切
り替わった後の自動車の後輪から後端までの長さを検出
したが、車形を検出する光電スイッチ10の下部に、車
輪を検出する光電スイッチを設け、前輪および後輪を検
出し、光電スイッチ10の車体検出結果と合わせて後輪
位置と自動車後端の長さを検出するようにもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、自動車の洗浄,
乾燥等の処理を行う洗車処理装置を配置した洗車装置本
体と、自動車を移動させる移動装置とを備え、自動車を
移動装置で移動させるに伴い自動洗浄する洗車装置にお
いて、複数台の自動車を連続洗浄するとき、先行する自
動車の後輪から後端の長さを検出する車長検出手段と、
後続する自動車の前端の移動装置上の位置を検出する前
端位置検出手段と、洗車装置出口付近に備えられ、移動
装置終端にある自動車の退出を検出する退出検出手段
と、前記退出検出手段が、先行する自動車を検出してい
るとき、移動装置終端の自動車の後輪の位置から前記車
長検出手段により検出された車長を基に移動装置終端の
自動車の後端位置を認識し、先行する自動車の後端と、
前記前端位置検出手段により検出された後続の自動車の
前端との距離が所定の距離より短くなったとき、後続の
自動車の搬送を一時停止させる手段を備えるもので、洗
車装置出口に停止している先行する自動車の後端の位置
を正確に検出し、この後端位置に応じて後続する自動車
をできるだけ近くまで走行させ、後続の自動車の走行時
間を延ばせるので、その間に先行する自動車を退出させ
ることによって、追突防止のために後続の自動車を一時
停止させる必要が生じる場面を少なくすることができ、
効率の高い洗車を安全に行うことができる。
【0030】また、本発明は、この洗車装置において、
前記移動装置は自動車の車輪を押圧するローラーを所定
間隔で複数個設け、自動車の前輪を押圧して自動車の搬
送を開始し、前輪を押圧するローラーが移動装置の終端
に達したとき、前輪の押圧を解除して自動車を一時停止
させ、後続するローラーが自動車の後輪を押圧して自動
車の移動を再開させ、後輪を押圧するローラーが移動装
置の終端に達したとき、後輪の押圧を解除して自動車の
搬送を終了させるものであり、前記車長検出手段と、前
記前端位置検出手段は兼用されるものであり、前記ロー
ラーが自動車の後輪の押圧を開始する位置より洗車装置
出口側にあり自動車車体を検出する手段と、前記ローラ
ーの移動装置上の位置を検出する手段からなることを特
徴とする。このような移動装置においては、ローラーが
後輪を押圧する搬送に切り替わった後に車体の後端を検
出することにより、後輪を押すローラーの位置すなわち
後輪の位置から自動車車体後端までの長さを正確に検出
することができる。また、前端位置検出手段をこの車長
検出手段と兼用させることにより、車体前端と前輪との
距離が長く、前輪が洗車装置入口の停止板の位置で停止
したときに、車体前端が車形を検出する光電スイッチの
位置より洗車装置内側に入り込み、前端位置が検出でき
なかったような場合であっても、改めて前端位置を正確
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の上面図である。
【図2】本発明の実施例の側面図である。
【図3】本発明の実施例の動作説明図である。
【図4】本発明の実施例の制御系を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の実施例の動作説明図である。
【図6】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 洗車装置本体 2 コンベア 10 車形検出用光電スイッチ 11a,11b,11c,11d,11e,11f ロ
ーラー 16 コンベア移動位置検出用ロータリーエンコーダ 17 停止板 21 マイクロコンピュータ 26 ローラー検出スイッチ 27 音声ユニット 28 電光表示器 29 車長検出手段および前端位置検出手段を構成する
光電スイッチ 30 退出検出手段を構成する光電スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車処
    理装置を配置した洗車装置本体と、自動車を移動させる
    移動装置とを備え、自動車を移動装置で移動させるに伴
    い自動洗浄する洗車装置において、複数台の自動車を連
    続洗浄するとき、先行する自動車の後輪から後端の長さ
    を検出する車長検出手段と、後続する自動車の前端の移
    動装置上の位置を検出する前端位置検出手段と、洗車装
    置出口付近に備えられ、移動装置終端にある自動車の退
    出を検出する退出検出手段と、前記退出検出手段が、先
    行する自動車を検出しているとき、移動装置終端の自動
    車の後輪の位置から前記車長検出手段により検出された
    車長を基に移動装置終端の自動車の後端位置を認識し、
    先行する自動車の後端と、前記前端位置検出手段により
    検出された後続の自動車の前端との距離が所定の距離よ
    り短くなったとき、後続の自動車の搬送を一時停止させ
    る手段を備えたことを特徴とする洗車装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の洗車装置において、前記
    移動装置は自動車の車輪を押圧するローラーを所定間隔
    で複数個設け、自動車の前輪を押圧して自動車の搬送を
    開始し、前輪を押圧するローラーが移動装置の終端に達
    したとき、前輪の押圧を解除して自動車を一時停止さ
    せ、後続するローラーが自動車の後輪を押圧して自動車
    の移動を再開させ、後輪を押圧するローラーが移動装置
    の終端に達したとき、後輪の押圧を解除して自動車の搬
    送を終了させるものであり、前記車長検出手段と、前記
    前端位置検出手段は兼用されるものであり、前記ローラ
    ーが自動車の後輪の押圧を開始する位置より洗車装置出
    口側にあり自動車車体を検出する手段と、前記ローラー
    の移動装置上の位置を検出する手段からなることを特徴
    とする洗車装置。
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