JPH10166711A - 金属製エンボス加工板への着色方法及び着色装置 - Google Patents

金属製エンボス加工板への着色方法及び着色装置

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JPH10166711A
JPH10166711A JP8346778A JP34677896A JPH10166711A JP H10166711 A JPH10166711 A JP H10166711A JP 8346778 A JP8346778 A JP 8346778A JP 34677896 A JP34677896 A JP 34677896A JP H10166711 A JPH10166711 A JP H10166711A
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JP
Japan
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roll
coloring
concave
paint
product
Prior art date
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Pending
Application number
JP8346778A
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English (en)
Inventor
Toshinori Kawabuchi
敏徳 川渕
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TOKYO ENBOSU KOGYO KK
Original Assignee
TOKYO ENBOSU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、例えば壁パネル等の建材の表面材
に用いられる金属製エンボス加工板において、加工と同
時に凹部を着色することで塗装作業を楽にし、且つリア
ルな表現を可能にすることを目的とする。 【解決手段】 レンガ色に彩色された金属板を凹ロール
2aと凸ロール2bで挟み込み、製品の外観面H側に、
凸部(レンガ部10t)と凹部(メジ部10c)を形成
するとともに、凹部(メジ部10c)成形用の凹ロール
2aの頂部表面に、着色機構3の塗装ローラ5zで特定
色の塗料を付着し、加工と同時に凹部(メジ部10c)
に塗料で着色する。また、凹ロール2aの頂部表面に、
梨地状等の凹凸部f1を設け、塗料の付着量を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば壁パネル等
の建材の表面材に用いられる金属製エンボス加工板にお
いて、加工と同時に所定箇所を着色するようにした技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばユニット化された壁パネル
等において、内部を発泡ポリウレタン等の軽量素材と
し、外面をエンボス加工した薄板状金属板の表面材で覆
うような壁パネルが知られており、表面が金属製である
ことから簡単に水洗いが出来、綺麗な状態に保つことが
出来るとともに、エンボス加工によって様々なデザイ
ン、模様等が表わせ、高級感を出せることから人気を呼
んでいる。
【0003】また、このようなデザイン、模様等におい
て、製品外観面の色彩の一部を変えて2色表現にする場
合、予め製品外観面の凹部の色彩の金属板を加工し、加
工後に、製品外観面の凸部を所定色の塗料で着色するこ
とで、凸部と凹部の色彩を変えて表現する、いわゆるト
ップコート方式と呼ばれる着色法が知られている。すな
わち、例えばレンガタイル調を表現する場合を例にとれ
ば、予めメジ部(製品外観面の凹部)の色彩に彩色され
た金属板を加工し、加工後にレンガ部(製品外観面の凸
部)をレンガ色に着色してリアル性を高めるようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
トップコート方式による着色は、前記レンガタイル調の
デザインを例にとると、メジ部(製品の外観面の凹部)
の面積に較べて、レンガ部(製品の外観面の凸部)の面
積が格段に広く、塗装作業に手間がかかるとともに、多
量の塗料を必要とするという問題がある。
【0005】また、例えばレンガ部(製品外観面の凸
部)の表現をよりリアルなものにしようと、レンガ部表
面に傷、欠け等の窪みを表現すると、塗装時に塗料が窪
みに付着せず不自然な表現になるため、リアル性に欠け
るという問題もある。
【0006】そこで、エンボス加工された金属板を局部
的に塗装して2色表現する場合、塗装作業を簡単に行
え、また塗料の使用量を少なくすることが出来、更に、
製品外観面の凸部をリアルに表現出来る技術が望まれて
いた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、請求項1では、金属製エンボス加工板への着
色方法において、製品の外観面側に凸部を成形する凸ロ
ールと、製品の外観面側に凹部を成形する凹ロールによ
って金属板をエンボス加工し、この加工と同時に製品の
外観面側の凹部を所定色の塗料で着色するようにした。
【0008】このように、凹ロールと凸ロールによって
金属板をエンボス加工すると同時に所定箇所を塗装すれ
ば、塗装作業が容易に行えるとともに、製品外観面の凹
部に着色することで、例えばレンガタイル調のデザイン
のような場合に塗料の使用量を少なくすることが出来
る。
【0009】また、製品外観面の凹部に着色するため、
例えばレンガタイル調のデザインを例にとると、予めレ
ンガ色に彩色された金属板を使用して加工することが出
来、レンガ部(製品外観面の凸部)に傷、欠け等の窪み
を表現しても不自然な色合いにならず、よりリアルな表
現となる。
【0010】また請求項2では、金属製エンボス加工板
への着色装置において、製品の外観面側に凸部を成形す
る凸ロールと、製品の外観面側に凹部を成形する凹ロー
ルと、製品の外観面側の所定箇所に所定色の塗料を着色
するための着色機構を設け、前記着色機構に、所定色の
塗料を前記凹ロールの頂部表面に付着させる塗料付着手
段を設けた。
【0011】そして、凸ロールと凹ロールによって金属
板を挟み込み、例えば凸ロールの凸部を製品の裏面側か
ら押し付けると同時に凹ロールの凸部を製品の外観面側
から押し付けてエンボス加工することで、凸ロールで製
品外観面に凸部を形成し、凹ロールで製品外観面に凹部
を形成するが、凹ロールの凸部(頂部)を製品外観面に
押し付けて凹部を成形する際、凹ロールの頂部表面に付
着させた塗料を製品外観面の凹部に付着させ着色する。
ここで塗料付着手段とは、例えば凹ロールの頂部表面に
当接する塗装ローラ等である。
【0012】また請求項3では、凹ロールの頂部表面
に、塗料付着量を増加させる凹凸部を形成した。そし
て、この凹凸部の凹部によって塗料の付着量を増加させ
る。ここで、塗料付着量を増加させる凹凸部とは、例え
ば梨地状凹凸、または毛描き状凹凸等の比較的細かい凹
凸が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
エンボス加工板への着色装置の説明図、図2はエンボス
ロール型の説明図、図3はレンガタイル調のデザインに
加工されたエンボス加工板の製品外観面側から見た部分
図、図4は同レンガタイル調のデザインに加工されたエ
ンボス加工板の斜視図、図5は同断面図、図6は凹ロー
ルの頂部表面の凹凸形状の一例図である。
【0014】本発明は、例えばユニット住宅の壁パネル
等の表面を装飾する金属板をエンボス加工し、所定形状
等のデザインを施すにあたり、加工と同時に製品外観面
の特定箇所に着色することで、塗装作業を容易にすると
ともに、塗料の使用量を少なく且つデザインのリアル性
を高めるようにしたものであり、このようなデザイン形
状の一例として、例えば図3及び図4に示すようなレン
ガタイル調のものが好適である。
【0015】すなわち、図3及び図4に示すように、こ
のエンボス加工板10の外観面H側には、凸部となるレ
ンガ部10tと、凹部となるメジ部10cによって構成
されるレンガタイル調のデザインが加工され、このエン
ボス加工板10は、予めレンガ色の色彩で彩色された金
属板からエンボス加工されるとともに、メジ部10cに
は、レンガ色とは異なる色彩の塗装が施されている。
【0016】ところで、図2のエンボスロール型2は、
従来一般のエンボス加工に使用されるロール型であり、
このエンボスロール型2は、外周面に形状付与部ka、
kbが形成された一対の凹凸ロール2a、2bを備える
とともに、前記形状付与部ka、kbは、お互いの凹凸形
状が反転し逆方向にされている。
【0017】そして、前述のようなレンガタイル調のデ
ザインを成形する時は、金属板の外観面H側を、凹部
(メジ部10c)成形用の凹ロール2a側に向け、金属
板の裏面側を、凸部(レンガ部10t)成形用の凸ロー
ル2b側に向けて加工することで、金属板の外観面Hに
レンガ部10t(凸部)とメジ部10c(凹部)を形成
するようにしている。
【0018】本発明のエンボス加工板への着色装置1
は、図1に示すように、図2に示すようなエンボスロー
ル型2と着色機構3を備えており、エンボス加工を行う
際、加工と同時に外観面Hのメジ部10c(凹部)に着
色するようにしている。この塗料の色彩は、例えばメジ
部10cを表現する色彩とする。
【0019】前記着色機構3は、塗料を蓄えた塗料槽4
と、塗料槽4内の塗料を凹ロール2aの形状付与部ka
の凸部表面に付着させるためのローラ列5を備えてお
り、最も下流の塗料付着手段としての塗装ローラ5zを
凹ロール2aの凸部表面に当接させ、ローラ列5を介し
て送られる塗料を凹ロール2aの凸部表面に付着させ
る。
【0020】このため、一対の凹凸ロール2a、2b間
に金属板を送り込んでエンボス加工すれば、これと同時
に凹ロール2aの頂部表面の塗料がメジ部10cに付着
し、所定の色彩に着色される。
【0021】以上のような方法により、エンボス加工と
同時に外観面Hの凹部であるメジ部10cに着色するよ
うにすれば、塗装作業が簡単になるとともに、通常、レ
ンガ部10tの面積よりメジ部10cの面積の方が狭い
ため、レンガ部10tの表面に着色することに較べて塗
料の使用量を少なく出来る。
【0022】更に、図4及び図5に示すように、レンガ
部10tの表面に欠け等を表現する凹凸形状gを賦形
し、よりリアルなレンガ部10tを表現するような時で
も、レンガ部10t全体の色彩をレンガ色に保つことが
出来、自然な風合を醸し出すことが出来る。
【0023】ところで、前記凹ロール2aの形状付与部
kaの頂部には、塗料の付着量を増加させるための微小
な凹凸部f1(図6)を形成している。この時、エンボ
ス加工板10のメジ部10cには、図5に示すような反
転した凹凸形状f2が転写されるが、凹ロール2aの凹
凸部f1によって塗料の付着量が高まり、メジ部10c
を確実に着色することが出来る。
【0024】そしてこのような凹ロール2aの凹凸部f
1は、例えば図6(A)に示すような横線形状、又は
(B)に示すような梨地形状のように、塗料の付着性を
高めるのに有効な細かい凹凸が好ましい。尚、以上の実
施形態では、レンガタイル調のデザインを例にとって説
明したが、その他のデザインにも適用出来ることはいう
までもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明の金属製エンボス加
工板への着色方法及び着色装置は、エンボスロール型に
よって製品の外観面に凹凸部を成形する際、加工と同時
に製品の外観面側の凹部に着色するようにしたため、例
えばレンガタイル調のデザインのような場合に塗料の使
用量を少なくすることが出来る。また、製品外観面の凸
部に傷、欠け等のリアルな表現をしても不自然な色合い
にならず、より自然な表現が可能となる。また凹ロール
の頂部表面に、塗料付着量を増加させる凹凸部を形成す
れば、塗料を確実に付着させることが出来、確実に着色
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンボス加工板への着色装置の説
明図
【図2】エンボスロール型の説明図
【図3】レンガタイル調のデザインに加工されたエンボ
ス加工板の製品外観面側から見た部分図
【図4】同レンガタイル調のデザインに加工されたエン
ボス加工板の斜視図
【図5】同レンガタイル調のデザインに加工されたエン
ボス加工板の断面図
【図6】凹ロールの頂部表面の凹凸形状の一例図
【符号の説明】
1…エンボス加工板への着色装置、2…エンボスロール
型、2a…凹ロール、2b…凸ロール、3…着色機構、
5z…塗装ローラ、10…エンボス加工板、10t…レ
ンガ部、10c…メジ部、H…外観面、f1…凹凸部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品の外観面側に凸部を成形する凸ロー
    ルと、製品の外観面側に凹部を成形する凹ロールによっ
    て金属板をエンボス加工し、この加工時に、製品の外観
    面側の所定箇所を所定色の塗料で着色するようにした金
    属製エンボス加工板への着色方法であって、前記着色箇
    所は、前記凹ロールで成形される製品外観面側の凹部で
    あることを特徴とする金属製エンボス加工板への着色方
    法。
  2. 【請求項2】 製品の外観面側に凸部を成形する凸ロー
    ルと、製品の外観面側に凹部を成形する凹ロールと、製
    品の外観面側の所定箇所に所定色の塗料を着色するため
    の着色機構を備えた金属製エンボス加工板への着色装置
    であって、前記着色機構は、所定色の塗料を前記凹ロー
    ルの頂部表面に付着させる塗料付着手段を備えたことを
    特徴とする金属製エンボス加工板への着色装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の金属製エンボス加工板
    への着色装置において、前記凹ロールの頂部表面には、
    塗料付着量を増加させる凹凸部が形成されることを特徴
    とする金属製エンボス加工板への着色装置。
JP8346778A 1996-12-10 1996-12-10 金属製エンボス加工板への着色方法及び着色装置 Pending JPH10166711A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001121078A (ja) * 1999-10-26 2001-05-08 Tostem Corp 金属サイディング
US7195800B2 (en) 2000-02-01 2007-03-27 Nok Corporation Metal part, and surface treating method thereof
CN103171040A (zh) * 2013-03-07 2013-06-26 德清艺玛工艺装饰有限公司 浮雕板加工设备的板材滚压装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001121078A (ja) * 1999-10-26 2001-05-08 Tostem Corp 金属サイディング
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