JP2632730B2 - 建築用ほうろうパネルおよびほうろうパネルにより構成した壁 - Google Patents

建築用ほうろうパネルおよびほうろうパネルにより構成した壁

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JP2632730B2 JP18793589A JP18793589A JP2632730B2 JP 2632730 B2 JP2632730 B2 JP 2632730B2 JP 18793589 A JP18793589 A JP 18793589A JP 18793589 A JP18793589 A JP 18793589A JP 2632730 B2 JP2632730 B2 JP 2632730B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は建物の壁面に用いるほうろうパネルおよび
ほうろうパネルにより構成した壁に関する。
〔従来の技術〕
最近金属板の表面をほうろう層で被覆したほうろうパ
ネルが、建物の内外装材として多く用いられるようにな
つた。このほうろうパネルは耐久性および光沢に富み特
に外装材としてすぐれたものであるが、無模様のほうろ
う層は外観が単調であるため、模様つきのほうろうパネ
ルに対する需要が増えている。そこでデザインほうろう
パネルと称して、型板、シルクスクリーン、転写紙等を
用いたり、研剤法等の方法により、2色以上の釉薬を焼
付けたほうろうパネルも提案され試用されている。しか
しこのデザインパネルは絵柄が鮮明すぎて派手であるた
め、柔かなイメージの壁面の構成には不適当であるう
え、色分けによる平面的な絵柄は平凡で飽きやすいとい
う問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕 この発明は上記従来の問題点を解決するもので、光の
当る角度や見る角度により絵柄が浮上つて見え、立体的
で深みのある外観が得られる建築用ほうろうパネルおよ
びほうろうパネルにより構成した壁を提供しようとする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
しかしてこの出願の第1発明は、表面に多数個の凹凸
部を並設して該凹凸部群により絵柄をあらわした金属パ
ネルにほうろう層を被着して成る建築用ほうろうパネル
である。
またこの出願の第2発明は、絵柄の複数区画に分割し
た各分割絵柄を凹凸部の並設によりそれぞれ表面にあら
わした金属パネルにほうろう層を被着して成る柄付ほう
ろうパネル同士、または前記柄付ほうろうパネルと表面
が平坦な金属パネルにほうろう層を被着した柄なしほう
ろうパネルとを、建物の壁面に張設して、該壁面に前記
凹凸部群により前記絵柄を形成したほうろうパネルによ
り構成した壁である。
この発明において、壁は、側壁のほかに天井も包含す
るものとする。また絵柄は、図形のほかに文字や記号も
包含するものとする。
この発明において金属パネルに設ける凹凸部として
は、部分球面状、浅い角錐状など種々の形状のものを用
いることができ、この凹凸部の形成は公知の各種方法に
よりおこなうことができるが、ポンチとダイを用いたプ
レス成形によると、所望高さの凹凸部を容易に成形でき
るので好ましく、特にプレス機としてターレツトパンチ
プレスを用いると、所望の位置に正確に配置された多数
個の凹凸部を有する金属パネルを効率よく得ることがで
きるのでさらに好ましい。また凸部の金属パネル表面か
らの突出高さ(第5図におけるH寸法)は1.5〜5mmとす
るのが好ましく、この高さが1.5mm未満のものでは、ほ
うろう層の被着により凸部が目立たなくなつて光の反射
が一様化するため絵柄が不明瞭となり、また前記高さが
5mmを越えると多数個の凸部の加工により金属パネルの
歪みが大きくなり、またほうろう層被着時の釉薬の均一
施釉が困難となりほうろう欠陥が発生しやすくなるの
で、好ましくない。
また金属パネルに被着するほうろう層の表面の反射率
は30〜80%とするのが絵柄の明瞭化の点で好ましく、反
射率が30%未満ではほうろう層がマツト質化して凸部群
によりあらわされる絵柄の陰影に深みがなくなり、また
反射率が80%を越えるとパネル全面が光りすぎて絵柄が
不明瞭になるので、好ましくない。
〔作用〕
この発明のほうろうパネルにおいては、金属パネルの
平板部に対して絵柄をあらわす凹凸部群が突出または陥
没しているので、この凹凸部に光が当つて形成される陰
影および光の反射により絵柄が立体的に見え、見る角度
や光の当る角度によりこの立体感も変化するので、変化
に富み深みのある外観が得られる。
また第2発明においては、柄付ほうろうパネルと柄な
しほうろうパネルの並設により、壁面全体に大きな絵柄
があらわされ、凹凸部群を構成する凹凸部の形状やピツ
チを変えることにより絵柄中の細部の表現も可能とな
り、スケールの大きい絵柄をそなえたすぐれた外観の壁
面を構成することができる。
〔実施例〕
以下第1図および第2図によりこの発明の一実施例を
説明する。
図中、1はほうろうパネルで、金属板を浅い箔状に折
曲成形して主板部2の周囲に折曲片部3を連設した金属
パネル4の表面4aに、釉薬の施釉焼成によりほうろう層
を被着して成る。5は主板部2の表面側に突出する部分
球面状の凸部で、図形と文字の組合せから成る絵柄6の
絵柄相当面積内に、縦横に一定ピツチで配置され、NCタ
レツトパンチプレスにより成形加工して設けたものであ
る。この凸部5は、平板状の金属板に対して設けたの
ち、この金属板を曲げ加工して前記の浅い箱状の金属パ
ネル4とするものである。この金属パネル4の表面4aの
ほうろう層しては、絵柄6の範囲内は青色のほうろう層
が、絵柄6の範囲外の平板部には白色のほうろう層が、
それぞれ被着してある。また7は折曲片部3にスポツト
溶接により固着した断面L字状のクリツプで、建物躯体
へのパネル取付に用いる。8は主板部2の裏面に接着し
た補強用の耐火ボードから成る裏打材である。
この実施例では1枚のほうろうパネル1内に独立した
絵柄6があらわされ、このパネルを建物の壁面に1枚張
設してワンポイントマークをあらわすものとして試用し
てもよいし、多数枚並べて壁面に模様を構成させること
もできる。パネルの表面から突出した凸部5群は、光を
受けて生じる陰影および平板部とは異なる光の反射によ
り、絵柄6部の着色とあいまつて絵柄6を平板部から浮
き上らせ、深みのあるデザインパネルが得られる。
次に第3図乃至第5図はこの発明の他の実施例を示
し、図中第1図および第2図と同一部分には同一符号を
付してある。
建物11(この実施例では水族館)の正面の壁面12は、
定尺(縦90cm、横180cm)のパネルサイズで割付けさ
れ、「いるか」の図形をあらわす絵柄13を複数区画に分
割した分割図柄a〜qをそれぞれ有する17枚の柄付ほう
ろうパネル14と、「あしか」の図形をあらわす絵柄15を
複数区画に分割した分割絵柄s〜xをそれぞれ有する6
枚の柄付ほうろうパネル16と、表面平坦で無模様の22枚
の柄なしほうろうパネル17とで構成されている。なお各
パネル間には巾15mmの目地間隙を設けてある。第4図お
よび第5図は、分割絵柄mをそなえた柄付ほうろうパネ
ル14を一例として示し、絵柄の濃色部分を表現する凸部
群18と淡色部分を表現する凸部群19とでは、部分球面状
の凸部5の直径Dおよび高さHを変えてあり、凸部群18
はD=10mm、H=4mm、凸部群19はD=5mm、H=2mmの
凸部5を、それぞれ同ピツチでタレツトパンチプレスに
より成形加工してある。この凸部成形加工後、浅い箱状
に折曲成形した金属パネル4の表面4aには、全面に一色
のほうろう層を被着してある。(図中第1図および第2
図と同一部分には同一符号を付してある。)他の分割絵
柄を有する柄付ほうろうパネル14および16も上記と同様
な構成を有する。また柄なしほうろうパネル17は凸部5
と有しない他は、柄付ほうろうパネル14,16と同様な構
成を有し、これら柄付ほうろうパネルと同色のほうろう
層が被着してある。なお建物11の側方の壁面20は、柄な
しほうろうパネル17のみによつて構成される。
各柄付ほうろうパネル14,16および柄なしほうろうパ
ネル17は、第3図示のように配列して建物11の躯体に取
付けて壁面12を構成させ、各パネル間の目地間隙に公知
の手段により目地材の挿入固着をおこなう。これにより
無地の背景にいるかの絵柄13およびあしかの絵柄15が凸
部5群により浮上つて見えるすぐれた外観の壁が形成さ
れる。
この発明は上記各実施例に限定されるものではなく、
たとえば上記各実施例では平板部に設けた凸部により絵
柄をあらわすようにしたが、このかわりに凸部と凹部の
組合せ、または凹部のみによつて、絵柄をあらわすよう
にしてもよく、また柄付パネルだけで壁面を構成しても
よい。さらに金属パネルの平板部と凹凸部とに異なる色
のほうろう層を被着するようにしてもよく、また金属パ
ネルとしては湾曲面状のパネルを用いることもできる。
また同一絵柄内における凹凸部のピツチを変化させても
よい。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、金属パネルの
表面に並設したほうろう層で被覆された凹凸部群により
絵柄を形成するようにしたので、光を受けて生じる凹凸
部の陰影および反射により絵柄が立体的に見え、変化に
富み深みのあるすぐれた外観のほうろうパネルおよびほ
うろうパネルにより構成した壁が得られる。また絵柄に
よつては、凹凸部の形状やピツチを部分的に変えたり、
異なる色のほうろう層を被着することにより、より一層
表現力があり人目を惹くほうろうパネル壁を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すほうろうパネルの正
面図、第2図は第1図のA−A線拡大断面図、第3図は
この発明の他の実施例を示す建物の斜視図、第4図は第
3図における一枚の柄付パネルの斜視図、第5図は第4
図のB−B線拡大断面図である。 4……金属パネル、4a……表面、5……凸部、6……絵
柄、7……クリツプ、8……裏打材、11……建物、12…
…壁面、13……絵柄、a〜q……分割絵柄、14……柄付
ほうろうパネル、15……絵柄、s〜x……分割絵柄、16
……柄付ほうろうパネル、17……柄なしほうろうパネ
ル、18……凸部群、19……凸部群。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に多数個の凹凸部を並設して該凹凸部
    群により絵柄をあらわした金属パネルにほうろう層を被
    着して成る建築用ほうろうパネル。
  2. 【請求項2】絵柄を複数区画に分割した各分割絵柄を凹
    凸部の並設によりそれぞれ表面にあらわした金属パネル
    にほうろう層を被着して成る柄付ほうろうパネル同士、
    または前記柄付ほうろうパネルと表面が平坦な金属パネ
    ルにほうろう層を被着した柄なしほうろうパネルと、建
    物の壁面に張設して、該壁面に前記凹凸部群により前記
    絵柄を形成したほうろうパネルにより構成した壁。
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