JPH10166391A - 多層成形体の射出成形機 - Google Patents
多層成形体の射出成形機Info
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- JPH10166391A JPH10166391A JP33647696A JP33647696A JPH10166391A JP H10166391 A JPH10166391 A JP H10166391A JP 33647696 A JP33647696 A JP 33647696A JP 33647696 A JP33647696 A JP 33647696A JP H10166391 A JPH10166391 A JP H10166391A
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- JP
- Japan
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- resin
- resin passage
- injection
- injection device
- passage
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1603—Multi-way nozzles specially adapted therefor
- B29C45/1606—Multi-way nozzles specially adapted therefor using a rotatable valve
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ２種類の樹脂を相互に切り換える際に一時的
に樹脂の流れが止まることに起因したスイッチングマー
クを防止して、外観や物性の良好な多層成形品を得る。 【解決手段】 スキン材を射出する第一射出装置とコア
材を射出する第二射出装置を用いて多層成形体を成形す
る射出成形機であって、固定金型内に設けられて固定金
型と可動金型で形成された金型キャビティに通じる射出
孔と、前記固定金型と第一金型と第一射出装置または第
二射出装置とを同時に連結するノズルブロックを配設す
るとともに、前記ノズルブロックの略中央部に前記射出
装置側から固定金型側に向かう方向に切換弁を回動自在
に配設して、スキン材とコア材を切り換え可能にした。
に樹脂の流れが止まることに起因したスイッチングマー
クを防止して、外観や物性の良好な多層成形品を得る。 【解決手段】 スキン材を射出する第一射出装置とコア
材を射出する第二射出装置を用いて多層成形体を成形す
る射出成形機であって、固定金型内に設けられて固定金
型と可動金型で形成された金型キャビティに通じる射出
孔と、前記固定金型と第一金型と第一射出装置または第
二射出装置とを同時に連結するノズルブロックを配設す
るとともに、前記ノズルブロックの略中央部に前記射出
装置側から固定金型側に向かう方向に切換弁を回動自在
に配設して、スキン材とコア材を切り換え可能にした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は多層成形体の射出成
形機に係わり、２種類の樹脂を相互に切り換える際に一
時的に樹脂の流れが止まることに起因して生じるスイッ
チングマークを防止し、外観や物性の良好な多層成形品
を得るための切換弁を有する多層成形体の射出成形機に
関するものである。
形機に係わり、２種類の樹脂を相互に切り換える際に一
時的に樹脂の流れが止まることに起因して生じるスイッ
チングマークを防止し、外観や物性の良好な多層成形品
を得るための切換弁を有する多層成形体の射出成形機に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から樹脂通路の途中に回動弁を設
け、当該回動弁を作動させて樹脂通路を切り換える方法
は、従来からよく使用されている。例えば、特公昭５０
−２８４６４号には、先ず型を成形材料の導入のために
予め閉じ、次いで弁を第一の材料源に対して開き、必要
量を弁から油口へ射出し、次いで弁を切り換え、そして
次の源からの材料を射出し、このようにして各源に対し
てこの手順を繰り返す。次いで弁を最終源に対して再び
閉じ、切り換えもしくは必要ならば第一の源にもどすこ
とができるようになっている。
け、当該回動弁を作動させて樹脂通路を切り換える方法
は、従来からよく使用されている。例えば、特公昭５０
−２８４６４号には、先ず型を成形材料の導入のために
予め閉じ、次いで弁を第一の材料源に対して開き、必要
量を弁から油口へ射出し、次いで弁を切り換え、そして
次の源からの材料を射出し、このようにして各源に対し
てこの手順を繰り返す。次いで弁を最終源に対して再び
閉じ、切り換えもしくは必要ならば第一の源にもどすこ
とができるようになっている。
【０００３】また、特開平２−２５３１４号には、マニ
ホールドを回動させて選択通路を任意の１つの導入孔と
連絡することにより、各樹脂通路内の溶融樹脂に圧力を
かけ、連続的で迅速な射出を可動とすることを目的とす
るものであり、このような目的を達成するために、連結
部３２は、ノズル２２と一体もしくは別体に設け、ノズ
ルの射出孔２４と連絡する貫通孔３４を穿設し、貫通孔
３４の内壁面には例えば３種類の溶融樹脂を送り込む各
々の樹脂路１２ａ〜１２ｃへ連絡する導入孔３６ａ〜３
６ｃを周方向に所定間隔を開けて透設してある。そし
て、マニホールド３８は、先端部が連結部３２の貫通孔
３４内へ回動自在に摺合され、その先端部には一端がノ
ズルの射出孔２４と連絡し、他端が導入孔３６ａ〜３６
ｃのうちの任意の一つを選択的に連結する選択通路４４
を設け、選択通路４４が任意の一つの導入孔と連絡した
際には他の導入孔を外壁面で閉塞するようになってい
る。
ホールドを回動させて選択通路を任意の１つの導入孔と
連絡することにより、各樹脂通路内の溶融樹脂に圧力を
かけ、連続的で迅速な射出を可動とすることを目的とす
るものであり、このような目的を達成するために、連結
部３２は、ノズル２２と一体もしくは別体に設け、ノズ
ルの射出孔２４と連絡する貫通孔３４を穿設し、貫通孔
３４の内壁面には例えば３種類の溶融樹脂を送り込む各
々の樹脂路１２ａ〜１２ｃへ連絡する導入孔３６ａ〜３
６ｃを周方向に所定間隔を開けて透設してある。そし
て、マニホールド３８は、先端部が連結部３２の貫通孔
３４内へ回動自在に摺合され、その先端部には一端がノ
ズルの射出孔２４と連絡し、他端が導入孔３６ａ〜３６
ｃのうちの任意の一つを選択的に連結する選択通路４４
を設け、選択通路４４が任意の一つの導入孔と連絡した
際には他の導入孔を外壁面で閉塞するようになってい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特公昭５０
−２８４６４号においては、樹脂通路を切り換える場合
は弁を１８０°回動しなければならず、さらに、特開平
２−２５３１４号においても樹脂通路を切り換える場合
には、マニホールド３８を９０°回動しなければなら
ず、いずれにしても弁やマニホールドの切り換えによっ
て樹脂通路が完全に遮断されることから、一時的に樹脂
の流れが止まることに起因したスイッチングマークを生
じるといった問題点があった。
−２８４６４号においては、樹脂通路を切り換える場合
は弁を１８０°回動しなければならず、さらに、特開平
２−２５３１４号においても樹脂通路を切り換える場合
には、マニホールド３８を９０°回動しなければなら
ず、いずれにしても弁やマニホールドの切り換えによっ
て樹脂通路が完全に遮断されることから、一時的に樹脂
の流れが止まることに起因したスイッチングマークを生
じるといった問題点があった。
【０００５】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、本発明の目的は、２種類の樹脂を相互に切り
換える際に一時的に樹脂の流れが止まることに起因した
スイッチングマークを防止して、外観や物性の良好な多
層成形品を得るための切換弁を有する多層成形体の射出
成形機を提供することにある。
たもので、本発明の目的は、２種類の樹脂を相互に切り
換える際に一時的に樹脂の流れが止まることに起因した
スイッチングマークを防止して、外観や物性の良好な多
層成形品を得るための切換弁を有する多層成形体の射出
成形機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第１の発明では、スキン材を射出する
第一射出装置とコア材を射出する第二射出装置を用いて
多層成形体を成形する射出成形機であって、固定金型内
に設けられて固定金型と可動金型で形成された金型キャ
ビティに通じる射出孔と、前記固定金型と第一射出装置
または第二射出装置とを同時に連結するノズルブロック
を配設するとともに、前記ノズルブロックの略中央部に
前記射出装置側から固定金型側に向かう方向に切換弁を
回動自在に配設して、スキン材とコア材を切り換え可能
にした。また、第１の発明を主体とする第２の発明で
は、ノズルブロック内に第一射出装置と射出孔とを結ぶ
スキン材樹脂通路と、第二射出装置と射出孔とを結ぶコ
ア材樹脂通路と別々に設け、前記両樹脂通路の切換弁へ
の合流角度を３０〜４５°となるように切換弁を配設し
た。さらに、第２の発明を主体とする第３の発明では、
スキン材樹脂通路の断面積Ａと、コア材樹脂通路の断面
積Ｂと切換弁内に穿設された樹脂通路の断面積Ｃとの関
係を、Ａ＋Ｂ≧Ｃとなるようにした。
に、本発明に係る第１の発明では、スキン材を射出する
第一射出装置とコア材を射出する第二射出装置を用いて
多層成形体を成形する射出成形機であって、固定金型内
に設けられて固定金型と可動金型で形成された金型キャ
ビティに通じる射出孔と、前記固定金型と第一射出装置
または第二射出装置とを同時に連結するノズルブロック
を配設するとともに、前記ノズルブロックの略中央部に
前記射出装置側から固定金型側に向かう方向に切換弁を
回動自在に配設して、スキン材とコア材を切り換え可能
にした。また、第１の発明を主体とする第２の発明で
は、ノズルブロック内に第一射出装置と射出孔とを結ぶ
スキン材樹脂通路と、第二射出装置と射出孔とを結ぶコ
ア材樹脂通路と別々に設け、前記両樹脂通路の切換弁へ
の合流角度を３０〜４５°となるように切換弁を配設し
た。さらに、第２の発明を主体とする第３の発明では、
スキン材樹脂通路の断面積Ａと、コア材樹脂通路の断面
積Ｂと切換弁内に穿設された樹脂通路の断面積Ｃとの関
係を、Ａ＋Ｂ≧Ｃとなるようにした。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る多層成形体
の射出成形機を図面を用いて詳細に説明する。
の射出成形機を図面を用いて詳細に説明する。
【０００８】図１は本発明に係る多層成形体の射出成形
機の縦断面図、図２は切換弁を配設したノズルブロック
周辺の断面図、図３は図２のＡ〜Ａからみた側面図、図
４は樹脂通路と切換弁との接合部の拡大断面図、図５は
樹脂通路と切換弁の断面積の各断面積比を示す説明図、
図６は切換弁数の切り換え状態を示す説明図、図７は図
６に示す続きの動作を示す動作図、図８は図７に示す続
きの動作を示す動作図、図９は図８に示す続きの動作を
示す動作図、図１０は図９に示す続きの動作を示す動作
図、図１１は図１０に示す続きの動作を示す動作図を示
す。
機の縦断面図、図２は切換弁を配設したノズルブロック
周辺の断面図、図３は図２のＡ〜Ａからみた側面図、図
４は樹脂通路と切換弁との接合部の拡大断面図、図５は
樹脂通路と切換弁の断面積の各断面積比を示す説明図、
図６は切換弁数の切り換え状態を示す説明図、図７は図
６に示す続きの動作を示す動作図、図８は図７に示す続
きの動作を示す動作図、図９は図８に示す続きの動作を
示す動作図、図１０は図９に示す続きの動作を示す動作
図、図１１は図１０に示す続きの動作を示す動作図を示
す。
【０００９】図１に示されるものは、固定金型２と可動
金型４から構成されるサンドイッチ成形金型６であり、
このサンドイッチ成形金型６には、金型キャビティ８が
設けられ当該金型キャビティ８に連通する射出孔１０が
形成されている。前記固定金型２には、断面形状がほぼ
矩形をなすノズルブロック１２を介して一対の射出成形
機１４に接続されている。
金型４から構成されるサンドイッチ成形金型６であり、
このサンドイッチ成形金型６には、金型キャビティ８が
設けられ当該金型キャビティ８に連通する射出孔１０が
形成されている。前記固定金型２には、断面形状がほぼ
矩形をなすノズルブロック１２を介して一対の射出成形
機１４に接続されている。
【００１０】前記ノズルブロック１２の前端部には単一
ノズル部１２ａが形成され、この単一ノズル１２ａ内に
穿設されたノズル孔１２ｂは固定金型２に穿設された射
出孔１０に連接して当接している。前記ノズルブロック
１２内には、この単一ノズル部１２ａに連通する多層成
形における外核部材を成すスキン材の樹脂通路１６およ
び内核部材を成すコア材の樹脂通路１８が設けられてお
り、該ノズルブロック１２の略中心部を射出装置１４側
からサンドイッチ成形金型６側に挿通配設されて、該ス
キン材の樹脂通路１６またはコア材の樹脂通路１８が切
り換え可能ないわゆる樹脂流路の選択を成す切換弁２０
が配設されている。
ノズル部１２ａが形成され、この単一ノズル１２ａ内に
穿設されたノズル孔１２ｂは固定金型２に穿設された射
出孔１０に連接して当接している。前記ノズルブロック
１２内には、この単一ノズル部１２ａに連通する多層成
形における外核部材を成すスキン材の樹脂通路１６およ
び内核部材を成すコア材の樹脂通路１８が設けられてお
り、該ノズルブロック１２の略中心部を射出装置１４側
からサンドイッチ成形金型６側に挿通配設されて、該ス
キン材の樹脂通路１６またはコア材の樹脂通路１８が切
り換え可能ないわゆる樹脂流路の選択を成す切換弁２０
が配設されている。
【００１１】前記スキン材の樹脂通路１６およびコア材
の樹脂通路１８と切換弁２０とは、図４に示すように合
流部において例えば約３０〜４５°の角度θを有して合
流している。また、固定金型２と直交する方向に穿設さ
れたノズル孔１２ｂと樹脂通路１６および樹脂通路１８
間には連通樹脂通路２２が設けられている。そして、該
連通樹脂通路２２はノズル孔１２ｂ側から樹脂通路１６
および樹脂通路１８側に向かって少し拡張された拡張孔
を有した構成を成しており、例えば樹脂通路１６から樹
脂通路１８に切り換える過程では、連通樹脂通路２２は
樹脂通路１６と１８に跨がって連通されるようになって
いる。
の樹脂通路１８と切換弁２０とは、図４に示すように合
流部において例えば約３０〜４５°の角度θを有して合
流している。また、固定金型２と直交する方向に穿設さ
れたノズル孔１２ｂと樹脂通路１６および樹脂通路１８
間には連通樹脂通路２２が設けられている。そして、該
連通樹脂通路２２はノズル孔１２ｂ側から樹脂通路１６
および樹脂通路１８側に向かって少し拡張された拡張孔
を有した構成を成しており、例えば樹脂通路１６から樹
脂通路１８に切り換える過程では、連通樹脂通路２２は
樹脂通路１６と１８に跨がって連通されるようになって
いる。
【００１２】また、本発明では、図５に示すように、樹
脂通路１６の断面積をＡとし、樹脂通路１８の断面積を
Ｂとするとともに、ノズル孔１２ｂの断面積をＣとした
場合、樹脂通路１６の断面積Ａと樹脂通路１８の断面積
Ｂの加算値（Ａ＋Ｂ）が、断面積Ｃとほぼ同じ（Ａ＋Ｂ
＝Ｃ）か、あるいは断面積Ｃの値が加算値（Ａ＋Ｂ）よ
り小さく（Ｃ＜Ａ＋Ｂ）なるような条件が必要となる。
このような条件を備えた樹脂通路を設けることにより、
樹脂通路１６、１８をそれぞれ通ってノズル孔１２ｂに
入る樹脂は適正な樹脂圧力が保持できるようになってい
る。
脂通路１６の断面積をＡとし、樹脂通路１８の断面積を
Ｂとするとともに、ノズル孔１２ｂの断面積をＣとした
場合、樹脂通路１６の断面積Ａと樹脂通路１８の断面積
Ｂの加算値（Ａ＋Ｂ）が、断面積Ｃとほぼ同じ（Ａ＋Ｂ
＝Ｃ）か、あるいは断面積Ｃの値が加算値（Ａ＋Ｂ）よ
り小さく（Ｃ＜Ａ＋Ｂ）なるような条件が必要となる。
このような条件を備えた樹脂通路を設けることにより、
樹脂通路１６、１８をそれぞれ通ってノズル孔１２ｂに
入る樹脂は適正な樹脂圧力が保持できるようになってい
る。
【００１３】前記切換弁２０を有する切換手段２４につ
いて述べると、切換手段２４は、切換弁２０、シリンダ
２６、ピストンロッド２８、切換レバー３０から構成さ
れている。シリンダ２６に係合して前後するピストン
（図示略）に固着されたピストンロッド２８の先端部は
切換レバー３０と回動自在にピン結合されており、さら
に前記切換レバー３０は切換弁２０の後端部に固着され
ている。なお、符号３２はライナーであり、切換弁２０
のスムースな動きを助成している。
いて述べると、切換手段２４は、切換弁２０、シリンダ
２６、ピストンロッド２８、切換レバー３０から構成さ
れている。シリンダ２６に係合して前後するピストン
（図示略）に固着されたピストンロッド２８の先端部は
切換レバー３０と回動自在にピン結合されており、さら
に前記切換レバー３０は切換弁２０の後端部に固着され
ている。なお、符号３２はライナーであり、切換弁２０
のスムースな動きを助成している。
【００１４】つぎに、射出装置１４について述べる。図
１において、符号１４は一対の射出装置１４であり、ス
キン材樹脂を射出する第一射出装置１４Ａとコア材樹脂
を射出する第二射出装置１４Ｂから構成されている。
１において、符号１４は一対の射出装置１４であり、ス
キン材樹脂を射出する第一射出装置１４Ａとコア材樹脂
を射出する第二射出装置１４Ｂから構成されている。
【００１５】第一射出装置１４Ａは従来と同様に４０Ａ
の内部に所定のスクリュ４２Ａを備え、外周面に取り付
けられたヒーター（図示略）による加熱作用下におい
て、該加熱筒４０Ａ内に供給されたスキン材樹脂をスク
リュ４２Ａによって加圧、流動化せしめて、従来と同様
にして射出するようになっている。そして、第一射出装
置１４Ａから射出されたスキン材樹脂は、樹脂通路１
６、ノズル孔１２ｂ、射出孔１０を通って金型キャビテ
ィ８に導かれるようになっている。
の内部に所定のスクリュ４２Ａを備え、外周面に取り付
けられたヒーター（図示略）による加熱作用下におい
て、該加熱筒４０Ａ内に供給されたスキン材樹脂をスク
リュ４２Ａによって加圧、流動化せしめて、従来と同様
にして射出するようになっている。そして、第一射出装
置１４Ａから射出されたスキン材樹脂は、樹脂通路１
６、ノズル孔１２ｂ、射出孔１０を通って金型キャビテ
ィ８に導かれるようになっている。
【００１６】また、第二射出装置１４Ｂは、上記第一射
出装置１４Ａと同様に、加熱筒４０Ｂ内にスクリュ４２
Ｂを備え、図示しないヒーターによる加熱下にコア材樹
脂を加圧、流動化せしめて射出し、樹脂通路１８、ノズ
ル孔１２ｂ、射出孔１０を通って金型キャビティ８に導
かれるようになっている。ところで、切換弁２０内に穿
設された樹脂通路２２は単一孔であり、切換弁２０を適
宜回動することにより、樹脂通路１６と樹脂通路１８の
樹脂流路の選択を成すようになっている。なお、符号３
４（３４Ａ、３４Ｂ）は射出ノズルを、さらに４４（４
４Ａ、４４Ｂ）はホッパを示す。
出装置１４Ａと同様に、加熱筒４０Ｂ内にスクリュ４２
Ｂを備え、図示しないヒーターによる加熱下にコア材樹
脂を加圧、流動化せしめて射出し、樹脂通路１８、ノズ
ル孔１２ｂ、射出孔１０を通って金型キャビティ８に導
かれるようになっている。ところで、切換弁２０内に穿
設された樹脂通路２２は単一孔であり、切換弁２０を適
宜回動することにより、樹脂通路１６と樹脂通路１８の
樹脂流路の選択を成すようになっている。なお、符号３
４（３４Ａ、３４Ｂ）は射出ノズルを、さらに４４（４
４Ａ、４４Ｂ）はホッパを示す。
【００１７】以上のように構成した射出多層成形体の射
出成形機を用いた場合の多層成形方法について述べる。
出成形機を用いた場合の多層成形方法について述べる。
【００１８】まず、第一射出装置１４Ａおよび第二射出
装置１４Ｂのそれぞれのホッパ４４Ａ、４４Ｂに供給さ
れた樹脂を各スクリュ４２Ａ、４２Ｂを回動しながら加
熱筒４０Ａ、４０Ｂに供給される。該加熱筒４０Ａ、４
０Ｂに供給された樹脂は加熱筒４０Ａ、４０Ｂに配設さ
れたヒータにて加熱・溶融される。
装置１４Ｂのそれぞれのホッパ４４Ａ、４４Ｂに供給さ
れた樹脂を各スクリュ４２Ａ、４２Ｂを回動しながら加
熱筒４０Ａ、４０Ｂに供給される。該加熱筒４０Ａ、４
０Ｂに供給された樹脂は加熱筒４０Ａ、４０Ｂに配設さ
れたヒータにて加熱・溶融される。
【００１９】ついでシリンダ２６のピストンロッド２８
を縮退させると切換弁２０の連通樹脂通路２２はスキン
材の樹脂通路１６側に切り替わり、第一射出装置１４Ａ
から樹脂通路１６、ノズル孔１２ｂ、射出孔１０を介し
て金型キャビティ８に通じる連通路が形成される。後退
限にあるスクリュ４２Ａを直進させてスキン材を金型キ
ャビティ８に適量射出する（図６）。
を縮退させると切換弁２０の連通樹脂通路２２はスキン
材の樹脂通路１６側に切り替わり、第一射出装置１４Ａ
から樹脂通路１６、ノズル孔１２ｂ、射出孔１０を介し
て金型キャビティ８に通じる連通路が形成される。後退
限にあるスクリュ４２Ａを直進させてスキン材を金型キ
ャビティ８に適量射出する（図６）。
【００２０】引続き、コア材を射出するために、シリン
ダ２６のピストンロッド２８を伸張させると切換弁２０
の連通樹脂通路２２はコア材の樹脂通路１８側に切り替
わり、第二射出装置１４Ｂから樹脂通路１８、ノズル孔
１２ｂ、射出孔１０を介して金型キャビティ８に通じる
連通路が形成される。後退限にあるスクリュ４２Ｂを直
進させてコア材を金型キャビティ８に適量射出される
（図８）が、図７に示すように、切換弁２０を回動させ
てスキン材樹脂からコア材樹脂への切替えの過程で連通
樹脂通路２２が樹脂通路１６と樹脂通路１８に跨がるた
めに、一時的にスキン材樹脂とコア材樹脂が同時に流れ
る場合がある。
ダ２６のピストンロッド２８を伸張させると切換弁２０
の連通樹脂通路２２はコア材の樹脂通路１８側に切り替
わり、第二射出装置１４Ｂから樹脂通路１８、ノズル孔
１２ｂ、射出孔１０を介して金型キャビティ８に通じる
連通路が形成される。後退限にあるスクリュ４２Ｂを直
進させてコア材を金型キャビティ８に適量射出される
（図８）が、図７に示すように、切換弁２０を回動させ
てスキン材樹脂からコア材樹脂への切替えの過程で連通
樹脂通路２２が樹脂通路１６と樹脂通路１８に跨がるた
めに、一時的にスキン材樹脂とコア材樹脂が同時に流れ
る場合がある。
【００２１】スキン材樹脂に引続きコア材樹脂を適量射
出した後、再度スキン材樹脂を射出して多層成形品を得
るのであるが、切換弁２０を回動させてコア材樹脂から
スキン材樹脂への切替えの過程で連通樹脂通路２２が樹
脂通路１６と樹脂通路１８に跨がるために、一時的にス
キン材樹脂とコア材樹脂が同時に流れる場合がある（図
９）。
出した後、再度スキン材樹脂を射出して多層成形品を得
るのであるが、切換弁２０を回動させてコア材樹脂から
スキン材樹脂への切替えの過程で連通樹脂通路２２が樹
脂通路１６と樹脂通路１８に跨がるために、一時的にス
キン材樹脂とコア材樹脂が同時に流れる場合がある（図
９）。
【００２２】そして、最後は前述したと同様に、切換弁
２０の連通樹脂通路２２はスキン材の樹脂通路１６側に
切り替わり、第一射出装置１４Ａから樹脂通路１６、ノ
ズル孔１２ａ、射出孔１０を介して金型キャビティ８に
通じる連通路が形成される。後退限にあるスクリュ４２
Ａを直進させてスキン材を金型キャビティ８に適量射出
し（図１０）、両金型２、４を冷却して金型キヤビティ
８内に射出充填された樹脂を冷却固化させる。固化後、
可動金型４を後退させて金型キャビティ８を開放し、多
層成形品を取り出すのである。
２０の連通樹脂通路２２はスキン材の樹脂通路１６側に
切り替わり、第一射出装置１４Ａから樹脂通路１６、ノ
ズル孔１２ａ、射出孔１０を介して金型キャビティ８に
通じる連通路が形成される。後退限にあるスクリュ４２
Ａを直進させてスキン材を金型キャビティ８に適量射出
し（図１０）、両金型２、４を冷却して金型キヤビティ
８内に射出充填された樹脂を冷却固化させる。固化後、
可動金型４を後退させて金型キャビティ８を開放し、多
層成形品を取り出すのである。
【００２３】最後は、図１１に示すように、樹脂通路１
６および樹脂通路１８と連通樹脂通路２２が繋がらない
ような位置まで切換弁２０を再び回動させて切り離した
状態にしておく。なお、このような切り離し状態は射出
開始前にも行われる。
６および樹脂通路１８と連通樹脂通路２２が繋がらない
ような位置まで切換弁２０を再び回動させて切り離した
状態にしておく。なお、このような切り離し状態は射出
開始前にも行われる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明では、切換弁の切り換えによってスキン材と
コア材とを切り換える際には、樹脂の流れが完全に止ま
らないように樹脂通路が連通するようになっているため
に、多層成形品の成形時にスイッチングマークを生じる
ことがない。また、樹脂の流路断面積をＡ＋Ｂ≧Ｃとす
ることにより、溶融樹脂の流れの変動を起こさないでス
ムースに切り換えができる。
に、本発明では、切換弁の切り換えによってスキン材と
コア材とを切り換える際には、樹脂の流れが完全に止ま
らないように樹脂通路が連通するようになっているため
に、多層成形品の成形時にスイッチングマークを生じる
ことがない。また、樹脂の流路断面積をＡ＋Ｂ≧Ｃとす
ることにより、溶融樹脂の流れの変動を起こさないでス
ムースに切り換えができる。
【図１】本発明に係る多層成形体の射出成形機の縦断面
図である。
図である。
【図２】切換弁を配設したノズルブロック周辺の断面図
である。
である。
【図３】図２のＡ〜Ａからみた側面図である。
【図４】樹脂通路と切換弁との合流部の拡大断面図であ
る。
る。
【図５】樹脂通路と切換弁の断面積の各断面積比を示す
説明図である。
説明図である。
【図６】切換弁数の切り換え状態を示す説明図である。
【図７】図６に示す続きの動作を示す動作図である。
【図８】図７に示す続きの動作を示す動作図である。
【図９】図８に示す続きの動作を示す動作図である。
【図１０】図９に示す続きの動作を示す動作図である。
【図１１】図１０に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
る。
２ 固定金型 ４ 可動金型 ６ サンドイッチ成形金型 ８ 金型キャビティ １０ 射出孔 １２ ノズルブロック １２ａ 単一ノズル部 １２ｂ ノズル孔 １４ 射出成形装置 １４Ａ 第一射出装置 １４Ｂ 第二射出装置 １６ スキン材の樹脂通路 １８ コア材の樹脂通路 ２０ 切換弁 ２２ 連通樹脂通路 ２４ 切換手段 ２６ シリンダ ２８ ピストンロッド ３０ 切換レバー ３４（３４Ａ、３４Ｂ） 射出ノズル ４０（４０Ａ、４０Ｂ） 加熱筒 ４２（４２Ａ、４２Ｂ） スクリュ
Claims (3)
- 【請求項１】 スキン材を射出する第一射出装置とコア
材を射出する第二射出装置を用いて多層成形体を成形す
る射出成形機であって、固定金型内に設けられて固定金
型と可動金型で形成された金型キャビティに通じる射出
孔と、前記固定金型と第一射出装置または第二射出装置
とを同時に連結するノズルブロックを配設するととも
に、前記ノズルブロックの略中央部に前記射出装置側か
ら固定金型側に向かう方向に切換弁を回動自在に配設し
て、スキン材とコア材を切り換え可能にしたことを特徴
とする多層成形体の射出成形機。 - 【請求項２】 請求項１記載のノズルブロック内に第一
射出装置と射出孔とを結ぶスキン材樹脂通路と、第二射
出装置と射出孔とを結ぶコア材樹脂通路と別々に設け、
前記両樹脂通路の切換弁への合流角度を３０〜４５°と
なるように切換弁を配設したことを特徴とする多層成形
体の射出成形機。 - 【請求項３】 請求項２記載のスキン材樹脂通路の断面
積Ａと、コア材樹脂通路の断面積Ｂと切換弁内に穿設さ
れた樹脂通路の断面積Ｃとの関係を、Ａ＋Ｂ≧Ｃとなる
ようにしたことを特徴とする多層成形体の射出成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33647696A JPH10166391A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 多層成形体の射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33647696A JPH10166391A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 多層成形体の射出成形機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10166391A true JPH10166391A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18299535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33647696A Pending JPH10166391A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 多層成形体の射出成形機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10166391A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999052699A1 (en) * | 1998-04-08 | 1999-10-21 | Johnson Control S.P.A. | Injector for co-injection |
| JP2001162650A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-06-19 | Japan Steel Works Ltd:The | サンドイッチ発泡体の製造方法および製造装置 |
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| KR20020071115A (ko) * | 2001-03-03 | 2002-09-12 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 콘솔박스 제조방법 |
| KR100981785B1 (ko) | 2003-09-16 | 2010-09-10 | 에스케이케미칼주식회사 | 다층 사출 성형기 및 성형 방법 |
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| CN107443655A (zh) * | 2017-08-24 | 2017-12-08 | 闫淑军 | 一种多喷嘴小型注塑模具的立式螺杆注塑机 |
| CN114813016A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-07-29 | 中国飞机强度研究所 | 一种飞机构件冲击试验用多个发射管快速转接发射的方法 |
-
1996
- 1996-12-17 JP JP33647696A patent/JPH10166391A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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