JPH10165298A - 電子レンジ使用の炊飯器 - Google Patents
電子レンジ使用の炊飯器Info
- Publication number
- JPH10165298A JPH10165298A JP8332538A JP33253896A JPH10165298A JP H10165298 A JPH10165298 A JP H10165298A JP 8332538 A JP8332538 A JP 8332538A JP 33253896 A JP33253896 A JP 33253896A JP H10165298 A JPH10165298 A JP H10165298A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- main body
- rice cooker
- body container
- lid
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 時間をかけず、しかも、少量の御飯でもおい
しく炊きあげることのできる電子レンジ使用の炊飯器を
提供する。 【解決手段】 陶器質または磁器質からなり、上面に米
を投入する開放口Oをもつ本体容器1と、前記開放口O
をとじ得る中蓋2と、該中蓋2の上から更に蓋ができる
外蓋3と、を具備する。
しく炊きあげることのできる電子レンジ使用の炊飯器を
提供する。 【解決手段】 陶器質または磁器質からなり、上面に米
を投入する開放口Oをもつ本体容器1と、前記開放口O
をとじ得る中蓋2と、該中蓋2の上から更に蓋ができる
外蓋3と、を具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手軽るにしかも早
く御飯を炊くことのできる電子レンジ使用の炊飯器に関
する。
く御飯を炊くことのできる電子レンジ使用の炊飯器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、御飯を炊くには、薪等で手間暇を
かけて炊きあげることもあるが、電気釜,ガス釜等を使
うのが一般的であった。
かけて炊きあげることもあるが、電気釜,ガス釜等を使
うのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電気釜,ガス
釜等を使う場合、通常、御飯を炊き上げるのに20〜3
0分位かかっていた。更に、その後、炊いた御飯を蒸ら
さないと、おいしく食べられず、実際は電気釜にスイッ
チを入れれから1時間程度要していた。また、1〜2合
程度の御飯を炊くのは面倒で且つ少ない割に手間がかか
りすぎ、加えて、量が少ないため、おいしく炊くことは
却って難しかった。近年、小世帯家族が増えるなか、こ
うした要望に応える炊飯器はなかった。
釜等を使う場合、通常、御飯を炊き上げるのに20〜3
0分位かかっていた。更に、その後、炊いた御飯を蒸ら
さないと、おいしく食べられず、実際は電気釜にスイッ
チを入れれから1時間程度要していた。また、1〜2合
程度の御飯を炊くのは面倒で且つ少ない割に手間がかか
りすぎ、加えて、量が少ないため、おいしく炊くことは
却って難しかった。近年、小世帯家族が増えるなか、こ
うした要望に応える炊飯器はなかった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、時
間をかけず、しかも、少量の御飯でもおいしく炊きあげ
ることのできる電子レンジ使用の炊飯器を提供すること
を目的とする。
間をかけず、しかも、少量の御飯でもおいしく炊きあげ
ることのできる電子レンジ使用の炊飯器を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1に係る発明の要旨は、陶器質または磁器質から
なり、上面に米を投入する開放口をもつ本体容器(1)
と、前記開放口をとじ得る中蓋(2)と、該中蓋の上か
ら更に蓋ができる外蓋(3)と、を具備することを特徴
とする電子レンジ使用の炊飯器にある。請求項2に係る
発明の電子レンジ使用の炊飯器は、請求項1で、中蓋及
び外蓋に凹所を形成し、該凹所部分に透孔を設けたこと
を特徴とする。
請求項1に係る発明の要旨は、陶器質または磁器質から
なり、上面に米を投入する開放口をもつ本体容器(1)
と、前記開放口をとじ得る中蓋(2)と、該中蓋の上か
ら更に蓋ができる外蓋(3)と、を具備することを特徴
とする電子レンジ使用の炊飯器にある。請求項2に係る
発明の電子レンジ使用の炊飯器は、請求項1で、中蓋及
び外蓋に凹所を形成し、該凹所部分に透孔を設けたこと
を特徴とする。
【0006】請求項1に係る発明のごとく、本体容器の
開放口をとじる中蓋と外蓋とが設けられると、二重蓋構
造になるので、ふっくらした御飯が炊き上がる。そし
て、中蓋と外蓋とが陶器質(または磁器質)であると、
必然的にそれらは重くなり、圧力釜のような作用が働く
結果、余計に美味しく炊ける。また、中蓋,外蓋のみな
らず、本体容器も陶器質(または磁器質)であると、陶
器質の酸化抵抗性の大きい性質が御飯の味を一層よくす
る。請求項2に係る発明のごとく、透孔を設けると、圧
力調整が楽にできる。更に、凹所部分に透孔が設けられ
ると、吹き上げた湯の戻りが順調になり、無駄がなく、
また、炊飯器外への吹き溢れを防ぐ。
開放口をとじる中蓋と外蓋とが設けられると、二重蓋構
造になるので、ふっくらした御飯が炊き上がる。そし
て、中蓋と外蓋とが陶器質(または磁器質)であると、
必然的にそれらは重くなり、圧力釜のような作用が働く
結果、余計に美味しく炊ける。また、中蓋,外蓋のみな
らず、本体容器も陶器質(または磁器質)であると、陶
器質の酸化抵抗性の大きい性質が御飯の味を一層よくす
る。請求項2に係る発明のごとく、透孔を設けると、圧
力調整が楽にできる。更に、凹所部分に透孔が設けられ
ると、吹き上げた湯の戻りが順調になり、無駄がなく、
また、炊飯器外への吹き溢れを防ぐ。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子レンジ使
用の炊飯器(以下、単に「炊飯器」という。)の実施形
態について詳述する。図1,図2は、本発明に係る炊飯
器の一実施形態を示すもので、図1は炊飯器の分解斜視
図、図2は図1の炊飯器に米,水を入れ、セットした縦
断面図、図3は図2の部分拡大図である。
用の炊飯器(以下、単に「炊飯器」という。)の実施形
態について詳述する。図1,図2は、本発明に係る炊飯
器の一実施形態を示すもので、図1は炊飯器の分解斜視
図、図2は図1の炊飯器に米,水を入れ、セットした縦
断面図、図3は図2の部分拡大図である。
【0008】炊飯器は本体容器1と中蓋2と外蓋3とを
備える。この炊飯器は1合用で、該炊飯器を陶器でこし
らえている。本体容器1は、上面に開放口Oをもつ有底
円筒体(内径約10cmφ,高さ約10cm)の収納容
器で、座り心地のよい安定した形状になっている。開放
口Oから少し下に内径を狭めた段差11が設けられ、こ
こに中蓋2と外蓋3を載せれるようにしている。本体容
器1の上縁から段差11までの深さhは、中蓋2と外蓋
3とを載せればよいのであるが、本実施形態では、御飯
が炊き上がる過程での吹きこぼれを防止し、湯もどりが
確実になされるようある程度深めの構造とする(図
3)。その深さhは、1合用の本体容器1で1〜10c
m(更に好ましくは2〜4cm)の範囲内にある。ここ
で、深くなればなるほど、吹きこぼれ防止に役立つが、
深さ部分はもともと御飯を炊くのには使用されないデッ
ドゾーン域にあり、また、深くしすぎることは本体容器
1のバランスを欠く。従って、その上限値は前記値とな
る。米4を炊く量が大きくなる2合以上のケースでは、
1合用の本体容器1に比し多少大きくはなるが、それで
も深さhは1〜10cm(より好ましくは2〜4cm)
の範囲内にある。
備える。この炊飯器は1合用で、該炊飯器を陶器でこし
らえている。本体容器1は、上面に開放口Oをもつ有底
円筒体(内径約10cmφ,高さ約10cm)の収納容
器で、座り心地のよい安定した形状になっている。開放
口Oから少し下に内径を狭めた段差11が設けられ、こ
こに中蓋2と外蓋3を載せれるようにしている。本体容
器1の上縁から段差11までの深さhは、中蓋2と外蓋
3とを載せればよいのであるが、本実施形態では、御飯
が炊き上がる過程での吹きこぼれを防止し、湯もどりが
確実になされるようある程度深めの構造とする(図
3)。その深さhは、1合用の本体容器1で1〜10c
m(更に好ましくは2〜4cm)の範囲内にある。ここ
で、深くなればなるほど、吹きこぼれ防止に役立つが、
深さ部分はもともと御飯を炊くのには使用されないデッ
ドゾーン域にあり、また、深くしすぎることは本体容器
1のバランスを欠く。従って、その上限値は前記値とな
る。米4を炊く量が大きくなる2合以上のケースでは、
1合用の本体容器1に比し多少大きくはなるが、それで
も深さhは1〜10cm(より好ましくは2〜4cm)
の範囲内にある。
【0009】本体容器1は、陶器で造るため、所定厚み
を簡単に確保できるようになっている。ここでは、米4
を炊く本体部の肉厚t1 が約1cmほどある。本体容器
1の内壁には所定高さ位置にスジ溝12が設けられる。
更に、該スジ溝12に釉を入れることによって、色マー
キングも付くようにしている。1合の米4に対し、この
スジ溝12が水の適量を知らせる役割を担う。符号13
は持ち運び易くするための把手、符号14はハマを示
す。
を簡単に確保できるようになっている。ここでは、米4
を炊く本体部の肉厚t1 が約1cmほどある。本体容器
1の内壁には所定高さ位置にスジ溝12が設けられる。
更に、該スジ溝12に釉を入れることによって、色マー
キングも付くようにしている。1合の米4に対し、この
スジ溝12が水の適量を知らせる役割を担う。符号13
は持ち運び易くするための把手、符号14はハマを示
す。
【0010】中蓋2は、中央につまみ21を取り付けた
円盤状体である。中蓋2は外径が前記段差11に載る大
きさで、前記開放口Oをとじることができる構成にあ
る。中蓋2も陶器製で、厚みがあり(約5mm)、小さ
くても重量的に重く(約130g)、しっかりと蓋をす
る役目を果たす。中蓋2は、外周縁から中心に向けて凹
所22を形成し、中央部分が凹んだ形になっている。該
凹所22には圧力調整用の4つの透孔23を設ける。透
孔23は、また、吹き出た湯(おねば)が本体容器1内
へ戻れるよう、凹所22の中でもできる限り低い位置に
設けている。符号24はハマを示す。
円盤状体である。中蓋2は外径が前記段差11に載る大
きさで、前記開放口Oをとじることができる構成にあ
る。中蓋2も陶器製で、厚みがあり(約5mm)、小さ
くても重量的に重く(約130g)、しっかりと蓋をす
る役目を果たす。中蓋2は、外周縁から中心に向けて凹
所22を形成し、中央部分が凹んだ形になっている。該
凹所22には圧力調整用の4つの透孔23を設ける。透
孔23は、また、吹き出た湯(おねば)が本体容器1内
へ戻れるよう、凹所22の中でもできる限り低い位置に
設けている。符号24はハマを示す。
【0011】外蓋3は、平面視円形にして、上方に向け
やや盛り上がる形状の蓋体である。外蓋3は外径が前記
段差に載る大きさで、開放口Oをとじることができる
が、更に、中蓋2で開放口Oをとじた状態で、その中蓋
2の上から蓋ができる構成にある。すなわち、中蓋2の
つまみ21に当って浮き上がらないよう上方に向けて膨
らんだ姿態になっている。外蓋3も陶器製で、厚みがあ
り(約5mm)、重量的に重く(約130g)、しっか
りと蓋をする役目を果たす。外蓋3が中蓋2の上から蓋
をすると、中蓋2には外蓋3の重量も加算され、さなが
ら圧力鍋のような重石効果でもって開放口Oに蓋をする
こととなる。外蓋3も、外周縁から中央に向かう途中で
凹所32を形成し、中央部分が凹んだ形になっている。
そして、該凹所32に圧力調整用の3つの透孔33を設
ける。吹き出た湯(おねば)が本体容器1内へ戻れるよ
う、透孔33は凹所32の中でもできる限り低い位置に
設けるのが望ましい。しかし、中蓋2ほどには吹き溢れ
が少ないことから、本実施形態は傾斜面に透孔33を形
成している。外蓋3のつまみ31は凹所32の中央部に
設ける。
やや盛り上がる形状の蓋体である。外蓋3は外径が前記
段差に載る大きさで、開放口Oをとじることができる
が、更に、中蓋2で開放口Oをとじた状態で、その中蓋
2の上から蓋ができる構成にある。すなわち、中蓋2の
つまみ21に当って浮き上がらないよう上方に向けて膨
らんだ姿態になっている。外蓋3も陶器製で、厚みがあ
り(約5mm)、重量的に重く(約130g)、しっか
りと蓋をする役目を果たす。外蓋3が中蓋2の上から蓋
をすると、中蓋2には外蓋3の重量も加算され、さなが
ら圧力鍋のような重石効果でもって開放口Oに蓋をする
こととなる。外蓋3も、外周縁から中央に向かう途中で
凹所32を形成し、中央部分が凹んだ形になっている。
そして、該凹所32に圧力調整用の3つの透孔33を設
ける。吹き出た湯(おねば)が本体容器1内へ戻れるよ
う、透孔33は凹所32の中でもできる限り低い位置に
設けるのが望ましい。しかし、中蓋2ほどには吹き溢れ
が少ないことから、本実施形態は傾斜面に透孔33を形
成している。外蓋3のつまみ31は凹所32の中央部に
設ける。
【0012】次に、上記炊飯器を用いた御飯の炊き方に
ついて説明する。まず、1合の米4を開放口Oから本体
容器1に投入する(図1)。そして、本体容器1に水W
を入れて米4をとぎ、とぎ終えた後、スジ溝12のレベ
ルに水Wの量を合わす。勿論、米4をとぎ終わった状態
にして米4,水Wを本体容器1に入れてもよい。図2
は、水Wの部分を判り易くするため、便宜的にそのレベ
ルを少し下げている。しかる後、本体容器1の開放口O
を中蓋2で蓋をし、更に、中蓋2の上から外蓋3で蓋を
する。斯る状態の炊飯器を電子レンジ5に入れ、10〜
12分程度につまみ調整してスイッチをオンにする。す
ると、マグネトロンを発信源としたマイクロ波による誘
電加熱で、所望の御飯が炊き上がる。
ついて説明する。まず、1合の米4を開放口Oから本体
容器1に投入する(図1)。そして、本体容器1に水W
を入れて米4をとぎ、とぎ終えた後、スジ溝12のレベ
ルに水Wの量を合わす。勿論、米4をとぎ終わった状態
にして米4,水Wを本体容器1に入れてもよい。図2
は、水Wの部分を判り易くするため、便宜的にそのレベ
ルを少し下げている。しかる後、本体容器1の開放口O
を中蓋2で蓋をし、更に、中蓋2の上から外蓋3で蓋を
する。斯る状態の炊飯器を電子レンジ5に入れ、10〜
12分程度につまみ調整してスイッチをオンにする。す
ると、マグネトロンを発信源としたマイクロ波による誘
電加熱で、所望の御飯が炊き上がる。
【0013】このように構成した炊飯器は、従来の電気
釜などに比べ、約半分の時間で御飯を炊き上げる。しか
も、1合,2合といった少ない量を炊く場合でも、御飯
がおいしく出来上がる。電気釜等と異なり、逆に、1
合,2合と少ない方が電レンジの誘電加熱を均等に行
い、好都合になっている。従って、一人所帯や小人数所
帯などにおいては、不必要にたくさん炊き上げることな
く、必要な時に必要な分のみを少し待つだけで、おいし
い御飯を頂くことができ、頗る重宝となる。本発明品は
1〜4合の範囲内の御飯を炊くのにとりわけ有効である
のを確認している。電子レンジ5と米4さえ用意があれ
ば、炊き立ての御飯がたちまちにして得られることか
ら、独身や共働き夫婦に打ってつけの商品となる。不意
の来客をもてなす場合に役立つ。スナック等で客注文に
応じて料理をつくる場合も楽になる。炊き上がりは、開
放口Oに中蓋2,外蓋3で蓋することで、ふっくらとし
た御飯が出来上がる。特に、中蓋2,外蓋3は必然的に
厚みがあり重くなる陶器製であるために、圧力鍋のよう
な作用が働き、通常の鍋や電気釜などで炊いたもの以上
にふっくらした御飯となる。御飯を炊く過程で吹き溢れ
等の心配があるが、深い段差11と透孔23,33によ
って吹き溢れを防ぐ。そして、透孔23を凹所22の低
い位置に設けているので、湯戻りが円滑になされる。ま
た、本体容器1,中蓋2,外蓋3が陶器質であることか
ら、御飯の味も美味しくなる。実際、金属なべで炊いた
御飯よりも味は良かった。その理由は定かではないが、
金属なべなどでは微量ながら金属イオンが水Wに溶け出
して悪さをするのに対し、セラミックス材料からなる陶
器,磁器は酸化抵抗が大きいためにおいしくなると思わ
れる。加えて、陶器のもつ遠赤外線効果なども効を奏し
ているとも考えられる。本実施形態のごとく、陶器製炊
飯器は、また、磁器製にも増して美味しく炊きあがる。
これは磁器製に比べ、陶器製炊飯器の吸水性のある性質
が御飯を炊くうえで好作用を及ぼしていると想定され
る。従来、少量の御飯をてっとり早く、しかも美味しく
炊く電子レンジ使用の陶器製,磁器製の炊飯器がなかっ
たため、苦労していたが、本発明品によって従来の問題
を一挙に解決する。
釜などに比べ、約半分の時間で御飯を炊き上げる。しか
も、1合,2合といった少ない量を炊く場合でも、御飯
がおいしく出来上がる。電気釜等と異なり、逆に、1
合,2合と少ない方が電レンジの誘電加熱を均等に行
い、好都合になっている。従って、一人所帯や小人数所
帯などにおいては、不必要にたくさん炊き上げることな
く、必要な時に必要な分のみを少し待つだけで、おいし
い御飯を頂くことができ、頗る重宝となる。本発明品は
1〜4合の範囲内の御飯を炊くのにとりわけ有効である
のを確認している。電子レンジ5と米4さえ用意があれ
ば、炊き立ての御飯がたちまちにして得られることか
ら、独身や共働き夫婦に打ってつけの商品となる。不意
の来客をもてなす場合に役立つ。スナック等で客注文に
応じて料理をつくる場合も楽になる。炊き上がりは、開
放口Oに中蓋2,外蓋3で蓋することで、ふっくらとし
た御飯が出来上がる。特に、中蓋2,外蓋3は必然的に
厚みがあり重くなる陶器製であるために、圧力鍋のよう
な作用が働き、通常の鍋や電気釜などで炊いたもの以上
にふっくらした御飯となる。御飯を炊く過程で吹き溢れ
等の心配があるが、深い段差11と透孔23,33によ
って吹き溢れを防ぐ。そして、透孔23を凹所22の低
い位置に設けているので、湯戻りが円滑になされる。ま
た、本体容器1,中蓋2,外蓋3が陶器質であることか
ら、御飯の味も美味しくなる。実際、金属なべで炊いた
御飯よりも味は良かった。その理由は定かではないが、
金属なべなどでは微量ながら金属イオンが水Wに溶け出
して悪さをするのに対し、セラミックス材料からなる陶
器,磁器は酸化抵抗が大きいためにおいしくなると思わ
れる。加えて、陶器のもつ遠赤外線効果なども効を奏し
ているとも考えられる。本実施形態のごとく、陶器製炊
飯器は、また、磁器製にも増して美味しく炊きあがる。
これは磁器製に比べ、陶器製炊飯器の吸水性のある性質
が御飯を炊くうえで好作用を及ぼしていると想定され
る。従来、少量の御飯をてっとり早く、しかも美味しく
炊く電子レンジ使用の陶器製,磁器製の炊飯器がなかっ
たため、苦労していたが、本発明品によって従来の問題
を一挙に解決する。
【0014】尚、本発明においては、前記実施形態に示
すものに限らず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。本体容器1,中蓋2,外蓋3等の形状,
大きさ,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。実施
形態では陶器製の炊飯器について説明したが、磁器製で
あっても勿論よい。本体容器1の形状は有底円筒体に限
定するものではない。
すものに限らず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。本体容器1,中蓋2,外蓋3等の形状,
大きさ,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。実施
形態では陶器製の炊飯器について説明したが、磁器製で
あっても勿論よい。本体容器1の形状は有底円筒体に限
定するものではない。
【0015】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係る電子レンジ
使用の炊飯器は、時間をかけずに少量の御飯をおいしく
炊き上げることができ、電子レンジが何処の家庭にもゆ
きわたり、且つ小家族化が進む今日、極めて有益とな
る。
使用の炊飯器は、時間をかけずに少量の御飯をおいしく
炊き上げることができ、電子レンジが何処の家庭にもゆ
きわたり、且つ小家族化が進む今日、極めて有益とな
る。
【図1】本発明に係る炊飯器の一実施形態を示すもの
で、電子レンジ使用の炊飯器の分解斜視図である。
で、電子レンジ使用の炊飯器の分解斜視図である。
【図2】図1の炊飯器に米,水を入れセットした縦断面
図である。
図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
1 本体容器 2 中蓋 22 凹所 23 透孔 3 外蓋 32 凹所 33 透孔 4 米 5 電子レンジ O 開放口
Claims (2)
- 【請求項1】 陶器質または磁器質からなり、上面に米
を投入する開放口をもつ本体容器(1)と、前記開放口
をとじ得る中蓋(2)と、該中蓋の上から更に蓋ができ
る外蓋(3)と、を具備することを特徴とする電子レン
ジ使用の炊飯器。 - 【請求項2】 前記中蓋及び外蓋に凹所を形成し、該凹
所部分に透孔を設けた請求項1記載の電子レンジ使用の
炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8332538A JPH10165298A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 電子レンジ使用の炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8332538A JPH10165298A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 電子レンジ使用の炊飯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10165298A true JPH10165298A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18256046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8332538A Pending JPH10165298A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 電子レンジ使用の炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10165298A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6952000B2 (en) * | 2004-02-06 | 2005-10-04 | Takashi Nishihira | Rice cooking system for microwave oven |
JP2008279141A (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Thermos Kk | マイクロ波加熱調理容器 |
JP2011130834A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Seiko Kikai Kk | 圧力炊飯釜 |
KR101137992B1 (ko) | 2010-06-10 | 2012-04-20 | 이희연 | 바닥 저면에 형성된 곡면에 요철부를 갖는 조리용기 |
JP2012085846A (ja) * | 2010-10-20 | 2012-05-10 | Asuberu Kk | 炊飯具 |
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JP2016105835A (ja) * | 2016-02-12 | 2016-06-16 | 和代 木村 | 加熱容器、この加熱容器を用いた加熱方法及び電子レンジを用いた炊飯方法 |
CN107198434A (zh) * | 2016-03-17 | 2017-09-26 | 福库电子株式会社 | 电饭煲 |
CN110537830A (zh) * | 2019-10-12 | 2019-12-06 | 深圳市华维晟电子科技有限公司 | 一种电饭煲上盖及电饭煲 |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP8332538A patent/JPH10165298A/ja active Pending
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