JP3053669U - 電子レンジ用調理器 - Google Patents
電子レンジ用調理器Info
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- JP3053669U JP3053669U JP1998003360U JP336098U JP3053669U JP 3053669 U JP3053669 U JP 3053669U JP 1998003360 U JP1998003360 U JP 1998003360U JP 336098 U JP336098 U JP 336098U JP 3053669 U JP3053669 U JP 3053669U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 調理に木製独特のぬくもりをもたせ、数種の
調理が適切に行える多機能として利用価値の高い電子レ
ンジ用調理器を提供する。 【解決手段】 電子レンジに適合する陶磁器、樹脂等で
作られたカップ状の調理容器Aに対し木製の浮き蓋Bと
周縁に数個の凹状の穴3を有する木製の蓋体Cとを用い
て木製独特のぬくもりをもった数種の調理が適切に行え
る多機能とする。
調理が適切に行える多機能として利用価値の高い電子レ
ンジ用調理器を提供する。 【解決手段】 電子レンジに適合する陶磁器、樹脂等で
作られたカップ状の調理容器Aに対し木製の浮き蓋Bと
周縁に数個の凹状の穴3を有する木製の蓋体Cとを用い
て木製独特のぬくもりをもった数種の調理が適切に行え
る多機能とする。
Description
【0001】
この考案は、電子レンジ用調理器に関し、詳しくは、電子レンジで炊飯のほか 、おでん、うどん、湯豆腐等の調理にも使用できる多機能の電子レンジ用調理器 に関する。
【0002】
従来、陶磁器製の二重蓋付きの電子レンジ用炊飯器はすでに市販されており公 知であるが、容器の内側上部のアゴ(凸条)におもしとなる数個の穴をあけた内 蓋(落し蓋)を載せてセットし、さらに、上記内蓋の上に内蓋より深さのある数 個の穴をあけた外蓋を被せて炊飯する構造となっている。
【0003】
しかしながら、こうした従来の二重蓋付きの電子レンジ用炊飯器は、容器、内 蓋、外蓋がともに陶磁製であり、単に炊飯に供するだけのものであって、その製 作においても、特に、内蓋と外蓋は鋳込み成形する必要があることから、量産が 不可能で著しくコスト高となる。 また、容器、内蓋、外蓋はともに陶磁製であるために、強いショック、落下等 による破損が著しく、重量も大きいことから、その取扱いには相当の注意を要す るなど実際の使用にあたり、使い勝手が悪く、また、不具合な点が多いという問 題点があった。
【0004】 この考案の電子レンジ用調理器は上記課題を解決し、従来の内蓋を廃して浮き 蓋とし、この浮き蓋と蓋体とを木製として製作が容易で、破損のおそれは全くな く、意匠的にも従来にない斬新性を有し、しかも、調理に木製独特のぬくもりを もたせ、併せて、数種の調理が適切に行える機能とすることにより、使用上便利 、かつ、重宝で利用価値の高い電子レンジ用調理器を安価に提供することを目的 としている。
【0005】
上記課題を解決するこの考案の電子レンジ用調理器は、 電子レンジに適合する陶磁器、樹脂等で形成され、内面上部に蓋体を支承する 凸部を一体に備えたカップ状の調理容器と、 上記調理容器の内径より小径で中心に穴を有する木製の浮き蓋と、 上記調理容器の凸部に支承され、周縁には外方が開放された複数の凹状の穴を 有する木製の摘み付きの外蓋と からなることを要旨とする。
【0006】 上記構成を有するこの考案の電子レンジ用調理器は、 電子レンジに適合する (高周波が透過する)陶磁器、樹脂等で作られたカップ状の調理容器に対し、木 製の浮き蓋は調理の種類によって必要時にのみ使用して煮炊が効率的に行える落 し蓋として作用し、また、木製の蓋体は調理容器の凸部に支承して被せることに より調理容器の開口を閉塞し、使用時、煮沸による蒸気を周縁の凹状の穴から器 外へ逃がし、蓋体の外周から吹き上げられた煮汁等は凹状の穴から容器内へ還流 するほか、たとえば、おでんの調理に際しては凹状の穴から串を上部へ突き出し て使用するものである。
【0007】
以上説明したこの考案の構成、作用を一層明らかにするために、以下にこの考 案の電子レンジ用調理器の好適な実施の形態の一例について図面を参照して詳細 に説明する。
【0008】 図面において、Aは調理容器で、高周波が透過する、たとえば、陶磁器、樹脂 等で作られ、内面上部に後述する蓋体を支承する凸部1を一体に備え、一側外面 には把手4を有するカップ状に形成されている。この調理器Aは、たとえば、炊 飯に使用するときは1合〜1.5合程度のご飯が炊ける大きさとするのが望まし く、上記蓋体を支承する凸部1は調理容器Aの上部開口より相当離れた低い位置 に形成して煮汁等が容器からあふれ出ることがないようにするのが望ましい。ま た、環状の凸条1とする(図1〜図3参照)ほか、複数の凸部1を略等間隔に形 成してもよい(図4参照)。
【0009】 Bは高周波が透過する木製の浮き蓋で、上記調理容器Aの内径より小径で中心 に穴を穿った平板状に形成され、調理の種類によって必要時にのみ使用すること により煮炊が効率的に行える落し蓋として作用するもので、たとえば、ご飯を炊 くとき、煮物料理をするとき等に用いる。
【0010】 Cは高周波が透過する木製の蓋体で、上記調理容器Aの凸部1に支承され、周 縁に外方が開放された複数の凹状の穴3を備えた平板状に形成され、その中央上 部に凸条状の摘み5を有し、調理容器Aの凸部1上に支承して被せることにより 調理容器Aの上部開口を閉塞し、使用時、煮沸による蒸気を周縁の複数の凹状の 穴3から器外へ逃がし、蓋体Cの外周から吹き上げられる煮汁等は調理容器Aの 開口から凸部1までに相当の距離があることと相まって周縁の凹状の穴3から容 器内へすみやかに還流するほか、たとえば、おでんの調理に際しては凹状の穴3 から串を上方へ突き出して使用するものである。上記蓋体Cの摘み5は蓋体Aに 設けた蟻溝7に摘み5の蟻溝7に適合する嵌合部8を嵌めつけて取付け固定する ことにより蓋体Aの反りを防止することができ実施上有益である。
【0011】 上記構成において、使用の態様(調理例)の数例を、たとえば、陶磁器製の調 理容器を用い、500W〜600Wの電子レンジを使用した場合について以下に 説明する。
【0012】 炊飯に使用する場合、たとえば、米9の量が1合である場合、水10を270 〜290CC入れ、約30分位浸した後、電子レンジで15分〜18分間加熱す ればご飯は炊き上がるが、その後、約10分間位蒸らすことにより美味しいご飯 ができ上がる。この炊飯の場合は浮き蓋Bを使用するのが望ましい(図2参照) 。 なお、お粥の場合は、米0.5合に対し水420CCを入れ、約20分間電子 レンジで加熱した後、約10分間位蒸らすと、おいしいお粥ができ上がる。
【0013】 次に、おでんの場合、大根11は約5mm位の厚さに切り、適宜の大きさのこ んにゃく、竹輪12等を串6に刺して容器A内に入れ、約15分〜18分間電子 レンジで加熱した後、しょう油又は味噌を加え、水13を材料がひたる位まで注 ぐ(図3参照)。なお、おでんの場合は浮き蓋Bは使用せず、また、串6は蓋体 Cの凹状の穴3から外方(上方)へ突き出す。でき上がったら蓋体Cを取り外し 串6の上部を持って調理容器から取り出して食べる。
【0014】 さらに、うどんの場合、たとえば、ゆで麺を使用し、ゆで麺1袋(100g) に好みに応じてしょう油、味噌を加えて約10分間位加熱した後、きざみネギ等 を散らして食する。このうどんの場合も浮き蓋を使用するのが望ましい。
【0015】 さらには、湯豆腐の場合、豆腐(300g)に対し、水(400cc)を入れ 約10分間電子レンジで加熱すれば、あったかいおいしい湯豆腐となる。
【0016】 以上この考案の実施の形態の一例について説明したが、この考案はこうした実 施の形態に何等限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲にお いて種々なる形態で実施しうることは勿論である。 たとえば、上記使用の態様のほか、各種煮物等にも使用できること勿論である 。
【0017】
この考案の電子レンジ用調理器は、以上説明したような形態で実施され、以下 に記載されるような効果を奏する。
【0018】 この考案の電子レンジ用調理器によれば、従来の内蓋を廃して浮き蓋とし、こ の浮き蓋と蓋体とを木製としたので、製作が容易で破損のおそれも全くなく、コ スト安とすることができ、意匠的にも従来にない斬新なものとなり、しかも、調 理に木製独特のぬくもりをもたせることができるから、その美味は倍加する。 また、数種の調理が適切に行える多機能としたから、使用上利用価値の高いも ので、特に、単身赴任者、1人暮しの学生、老人等が使用して便利、かつ、重宝 なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の電子レンジ用調理器の一例を構成部
品を分離して示した斜視図である。
品を分離して示した斜視図である。
【図2】炊飯時の状態を示した断面図である。
【図3】おでんに使用した状態の断面図である。
【図4】調理容器だけの凸部を異にする平面図である。
【図5】蓋体だけの平面図である。
A…調理容器 B…浮き蓋 3…凹状の穴 C…蓋体
Claims (1)
- 【請求項1】 電子レンジに適合する陶磁器、樹脂等で
形成され、内面上部に蓋体を支承する凸部(1)を一体
に備えたカップ状の調理容器(A)と、 上記調理容器(A)の内径より小径で中心に穴(2)を
有する木製の浮き蓋(B)と、 上記調理容器(A)の凸部(1)に支承され、周縁には
外方が開放された複数の凹状の穴(3)を有する木製の
摘み付きの外蓋(C)とからなることを特徴とする電子
レンジ用調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998003360U JP3053669U (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 電子レンジ用調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998003360U JP3053669U (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 電子レンジ用調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3053669U true JP3053669U (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=43187741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998003360U Expired - Lifetime JP3053669U (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 電子レンジ用調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053669U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013015239A1 (ja) * | 2011-07-26 | 2013-01-31 | Kimura Kazuyo | 加熱容器 |
JP2021172365A (ja) * | 2020-04-23 | 2021-11-01 | プラスワン株式会社 | 食材味付け容器 |
-
1998
- 1998-04-30 JP JP1998003360U patent/JP3053669U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013015239A1 (ja) * | 2011-07-26 | 2013-01-31 | Kimura Kazuyo | 加熱容器 |
JP2013022394A (ja) * | 2011-07-26 | 2013-02-04 | Kazuyo Kimura | 鍋蓋 |
JP2021172365A (ja) * | 2020-04-23 | 2021-11-01 | プラスワン株式会社 | 食材味付け容器 |
JP7129714B2 (ja) | 2020-04-23 | 2022-09-02 | プラスワン株式会社 | 食材味付け容器 |
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