JPH10162752A - 陰極線管用電子銃 - Google Patents

陰極線管用電子銃

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JPH10162752A
JPH10162752A JP33149096A JP33149096A JPH10162752A JP H10162752 A JPH10162752 A JP H10162752A JP 33149096 A JP33149096 A JP 33149096A JP 33149096 A JP33149096 A JP 33149096A JP H10162752 A JPH10162752 A JP H10162752A
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JP
Japan
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voltage
electrode
ray tube
electron gun
focus
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JP33149096A
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Yoshihiro Ouchi
義広 大内
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主フォーカスレンズの口径の拡大を図ることが
でき、しかも、高いダイナミック・フォーカス効果を得
ることができ、更には、優れたフォーカス特性を得るこ
とができる陰極線管用電子銃を提供する。 【解決手段】陰極線管用電子銃は、カソード側から、ダ
イナミック・フォーカス電圧が印加されるフォーカス電
極15、中間電極20、及びアノード電圧が印加される
高圧電極16が順次配され、ダイナミック・フォーカス
電圧(VDF)より高く、アノード電圧(VA)よりは低
い電圧であって、ダイナミック・フォーカス電圧と同期
して変動する電圧(VM+ΔVM)が中間電極20に印加
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間電極を備えた
陰極線管用電子銃に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、陰極線管の解像度特性は、蛍光
体スクリーン面上における電子ビームのスポットの大き
さ及び形状に大きく依存している。即ち、かかる電子ビ
ームのスポット径が小さく、且つ真円に近くなければ、
良好な解像度特性を得ることができない。電子ビームの
偏向角度が大きくなるに従い、陰極線管用電子銃から蛍
光体スクリーン面に至る電子ビームの軌道は長くなる。
それ故、蛍光体スクリーン面の中央部で径小、且つ真円
の電子ビームスポット形状が得られるようにフォーカス
電圧を保つと、蛍光体スクリーン面の周辺部ではオーバ
ーフォーカス状態となる。その結果、蛍光体スクリーン
面の周辺部においては径小且つ真円の電子ビームスポッ
ト形状が得られず、良好な解像度が得られなくなる。そ
こで、近年、電子ビームの偏向角度が大きくなるに従
い、即ち、蛍光体スクリーン面の周辺部に衝突する電子
ビームに対して、フォーカス電圧を高くして主フォーカ
スレンズ作用を弱める、ダイナミック・フォーカス方式
の陰極線管用電子銃が案出されている。
【0003】ユニバイポテンシャルフォーカスレンズ形
式(U−BPF)のカラー陰極線管用電子銃の概念図
を、図6の(A)に示す。この形式のカラー陰極線管用
電子銃は、カソード10A,10B,10C、第1電極
11、第2電極12、第3電極13、第4電極14、第
5電極15、第6電極16及びシールドカップ17から
構成されている。そして、第3電極13〜第6電極16
によって主フォーカスレンズが形成される。このカラー
陰極線管用電子銃においては、第6電極16(高圧電極
とも呼ばれる)にはアノードボタン43(図10参照)
を介して高圧VAが印加される。一方、第3電極13及
び第5電極15(フォーカス電極とも呼ばれる)には、
ステムピン40(図10参照)を介して、一定のフォー
カス電圧VFと、フォーカス電圧VFの水平偏向に同期し
たパラボラ電圧VPとが重畳されたダイナミック・フォ
ーカス電圧VDF(=VF+VP)(図9参照)が印加され
る。このときの各電極における電位を図6の(B)に示
す。これによって、電子ビームが蛍光体スクリーン面の
周辺部に衝突するとき、主フォーカスレンズ作用を弱め
ることができ、蛍光体スクリーン面の周辺部でもジャス
トフォーカス状態となる結果、蛍光体スクリーン面の周
辺部においても径小且つ真円の電子ビームスポット形状
が得られる。
【0004】このような構造を有する陰極線管用電子銃
において、フォーカス特性向上のためには主フォーカス
レンズの口径の拡大を図る必要があり、そのために、図
7の(A)に示すように、フォーカス電極である第5電
極15と、高圧電極である第6電極16との間に中間電
極20が配設された陰極線管用電子銃が考案されてい
る。中間電極20には、例えばフォーカス電圧VFとア
ノード電圧VAの中間の一定電圧VMが印加される。この
ときの各電極における電位を図7の(B)に示す。
【0005】中間電極を有するハイユニポテンシャルフ
ォーカスレンズ形式(H−UPF)のカラー陰極線管用
電子銃の概念図を、図8の(A)に示す。この形式のカ
ラー陰極線管用電子銃は、カソード10A,10B,1
0C、第1電極11、第2電極12、第3電極13、第
4電極14、第5電極15及びシールドカップ17から
構成されている。そして、第3電極13〜第5電極15
によって主フォーカスレンズが形成される。このカラー
陰極線管用電子銃においては、第3電極13及び第5電
極15(これらは高圧電極とも呼ばれる)にはアノード
ボタン43(図10参照)を介して高圧VAが印加され
る。一方、第4電極14(フォーカス電極とも呼ばれ
る)には、ステムピン40(図10参照)を介して、ダ
イナミック・フォーカス電圧VDF(=VF+VP)(図9
参照)が印加される。また、第3電極13と第4電極1
4との間に第1の中間電極21が配され、第4電極14
と第5電極15との間に第2の中間電極22が配されて
いる。第1及び第2の中間電極21,22には、例えば
フォーカス電圧VFとアノード電圧VAの中間の一定電圧
Mが印加される。このときの各電極における電位を図
8の(B)に示す。第1及び第2の中間電極21,22
を設けることによっても、主フォーカスレンズの口径の
拡大を図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように中間電極2
0,21,22を設けることによって、主フォーカスレ
ンズの口径の拡大を図ることができる。しかしながら、
中間電極20,21,22に印加される電圧VMは一定
であり、中間電極と高圧電極との間の電位差は、ダイナ
ミック・フォーカス電圧VDFが変化しても一定である。
それ故、基本的には、中間電極20,21,22を設け
ない場合と同程度のダイナミック・フォーカス効果しか
得られない。尚、パラボラ電圧VPを発生させる駆動回
路に関しては、パラボラ電圧VPの値が小さいほど有利
である。
【0007】従って、本発明の目的は、主フォーカスレ
ンズの口径の拡大を図ることができ、しかも、高いダイ
ナミック・フォーカス効果を得ることができ、更には、
優れたフォーカス特性を得ることができる陰極線管用電
子銃を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の陰極線管用電子銃は、カソード側から、
(イ)ダイナミック・フォーカス電圧が印加されるフォ
ーカス電極、(ロ)中間電極、及び、(ハ)アノード電
圧が印加される高圧電極、が順次配された陰極線管用電
子銃であって、ダイナミック・フォーカス電圧より高
く、アノード電圧よりは低い電圧であって、ダイナミッ
ク・フォーカス電圧と同期して変動する電圧が中間電極
に印加されることを特徴とする。
【0009】本発明の陰極線管用電子銃においては、ダ
イナミック・フォーカス電圧と同期して変動する電圧が
中間電極に印加されるので、中間電極に対してもダイナ
ミック・フォーカス効果を付与することができる。従っ
て、従来の中間電極を有する構造の陰極線管用電子銃と
比較して、一層優れたダイナミック・フォーカス効果を
得ることができる。あるいは又、アノード電圧とダイナ
ミック・フォーカス電圧の差(即ち、パラボラ電圧)を
低く設定しても、従来の中間電極を有する構造の陰極線
管用電子銃と同程度のダイナミック・フォーカス効果を
得ることができる。
【0010】本発明の陰極線管用電子銃においては、中
間電極に印加される電圧は、アノード電圧とダイナミッ
ク・フォーカス電圧との差を所望の比で分圧した電圧
に、ダイナミック・フォーカス電圧を加えた電圧である
ことが好ましい。このような構成にすることによって、
中間電極に印加される電圧を生成するための特別の回路
を設ける必要がなく、陰極線管用電子銃の構造を簡素化
することができる。
【0011】尚、本発明の陰極線管用電子銃は、前記フ
ォーカス電極よりカソード側に、第2の中間電極と、ア
ノード電圧が印加される第2の高圧電極が更に順次配さ
れ、前記中間電極に印加される電圧が第2の中間電極に
も印加される構造とすることもできる。
【0012】また、本発明の陰極線管用電子銃において
は、アノード電圧入力端部とダイナミック・フォーカス
電圧入力端部とを備え、アノード電圧入力端部とダイナ
ミック・フォーカス電圧入力端部との間に抵抗体が設け
られ、抵抗体の所定の位置に電圧出力端部が設けられ、
出力端部は中間電極に接続されていることが、陰極線管
用電子銃の構造の簡素化の面から一層好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0014】(実施の形態1)ユニバイポテンシャルフ
ォーカスレンズ形式(U−BPF)である実施の形態1
のカラー陰極線管用電子銃の概念図を、図1の(A)に
示す。実施の形態1のカラー陰極線管用電子銃は、基本
的には、図7の(A)を参照して説明した従来の中間電
極20を有するU−BPF形式のカラー陰極線管用電子
銃と同様の構造を有する。実施の形態1のカラー陰極線
管用電子銃においても、高圧電極である第6電極16に
はアノードボタン43(図10参照)を介して高圧VA
が印加される。一方、第3電極13、及び第5電極15
(フォーカス電極に相当する)には、ステムピン40
(図10参照)を介して、一定のフォーカス電圧V
Fと、フォーカス電圧VFの水平偏向に同期したパラボラ
電圧VPとが重畳されたダイナミック・フォーカス電圧
DF(=VF+VP)(図9参照)が印加される。これに
よって、電子ビームが蛍光体スクリーン面の周辺部に衝
突するとき、主フォーカスレンズ作用を弱めることがで
き、蛍光体スクリーン面の周辺部でもジャストフォーカ
ス状態となる結果、蛍光体スクリーン面の周辺部におい
ても径小且つ真円の電子ビームスポット形状が得られ
る。
【0015】第5電極15と第6電極16の間には、中
間電極20が配されている。この中間電極20には、ダ
イナミック・フォーカス電圧VDFより高く、アノード電
圧VAよりは低い電圧であって、ダイナミック・フォー
カス電圧VDFと同期して変動する電圧(VM+ΔVM)が
印加される。具体的には、中間電極20に印加される電
圧(VM+ΔVM)は、以下の式(1)に示すように、ア
ノード電圧VAとダイナミック・フォーカス電圧VDF
の差を所望の比K(但し、0<K<1)で分圧した電圧
に、ダイナミック・フォーカス電圧VDFを加えた電圧で
ある。
【0016】
【数1】 (VM+ΔVM)=VDF+K(VA−VDF) 式(1)
【0017】このような中間電極20に印加される電圧
(VM+ΔVM)を得るためには、例えば、陰極線管用電
子銃に、アノード電圧入力端部とダイナミック・フォー
カス電圧入力端部とを設け、アノード電圧入力端部とダ
イナミック・フォーカス電圧入力端部との間に抵抗体を
設け、この抵抗体の所定の位置に電圧出力端部を設け、
この出力端部を中間電極に接続すればよい。具体的に
は、分解図を図3に示し、組立後の斜視図を図4に示
す、内蔵抵抗器を陰極線管用電子銃の内部に組み込めば
よい。この内蔵抵抗器は、例えば、アルミナ基板30、
印刷抵抗体31、電極32A,32B,32C、オーバ
ーコートガラス33及びバックコートガラス34から構
成されている。印刷抵抗体31及び電極32A,32
B,32Cは、アルミナ基板30の表面に印刷法にて形
成されている。オーバーコートガラス33は印刷抵抗体
31を被覆している。また、バックコートガラス34は
アルミナ基板30の裏面を被覆している。例えば、電極
32Aがアノード電圧入力端部に相当し、電極32Bが
電圧出力端部に相当し、電極32Cがダイナミック・フ
ォーカス電圧入力端部に相当する。内蔵抵抗器の等価回
路を図1の(A)に抵抗R1及びR2で示す。式(1)に
おけるKの値は{R1/(R1+R2)}と等しい。
【0018】VA=30kV、VF=6.0kV、VP
1.0kV、R1=R2としたとき、ダイナミック・フォ
ーカス電圧VDFの値は6.0kVと7.0kVの間を変
動する。一方、ダイナミック・フォーカス電圧VDFと同
期して変動する中間電極20に印加される電圧(VM
ΔVM)は、18.0kVと18.5kVの間を変動す
る。
【0019】このような電圧を中間電極20に印加する
ことによって、図1の(B)に示すように、中間電極2
0にもダイナミック・フォーカス効果を付与することが
でき、しかも、低いパラボラ電圧VPでも十分なるダイ
ナミック・フォーカス効果を得ることができる。尚、図
7の(A)に示した従来のカラー陰極線管用電子銃にお
いては、パラボラ電圧VPとして500V〜1.5kV
程度が必要とされる。
【0020】(実施の形態2)ハイユニポテンシャルフ
ォーカスレンズ形式(H−UPF)である実施の形態2
のカラー陰極線管用電子銃の概念図を、図2の(A)に
示す。実施の形態2のカラー陰極線管用電子銃は、基本
的には、図8の(A)を参照して説明した従来の第1及
び第2の中間電極21,22を有するH−UPF形式の
カラー陰極線管用電子銃と同様の構造を有する。実施の
形態2のカラー陰極線管用電子銃においても、第5電極
15(高圧電極に相当する)及び第3電極13(第2の
高圧電極に相当する)にはアノードボタン43(図10
参照)を介して高圧VAが印加される。一方、第4電極
14(フォーカス電極に相当する)には、ステムピン4
0(図10参照)を介してダイナミック・フォーカス電
圧VDF(VF+VP)(図9参照)が印加される。これに
よって、電子ビームが蛍光体スクリーン面の周辺部に衝
突するとき、主フォーカスレンズ作用を弱めることがで
き、蛍光体スクリーン面の周辺部でもジャストフォーカ
ス状態となる結果、蛍光体スクリーン面の周辺部におい
ても径小且つ真円の電子ビームスポット形状が得られ
る。
【0021】第3電極13と第4電極14の間に第1の
中間電極21が配されている。また、第4電極14と第
5電極15の間に第2の中間電極22が配されている。
尚、第1の中間電極21が、フォーカス電極よりカソー
ド側に配された第2の中間電極に相当する。一方、第2
の中間電極22が、フォーカス電極と高圧電極との間に
配された中間電極に相当する。これらの中間電極21,
22には、ダイナミック・フォーカス電圧VDFより高
く、アノード電圧VAよりは低い電圧であって、ダイナ
ミック・フォーカス電圧VDFと同期して変動する電圧
(VM+ΔVM)が印加される。具体的には、中間電極2
1,22に印加される電圧(VM+ΔVM)は、上記の式
(1)に示したように、アノード電圧VAとダイナミッ
ク・フォーカス電圧VDFとの差を所望の比K(但し、0
<K<1)で分圧した電圧に、ダイナミック・フォーカ
ス電圧VDFを加えた電圧である。
【0022】このような中間電極21,22に印加され
る電圧(VM+ΔVM)を得るためには、実施の形態1に
て説明したと同様に、例えば、陰極線管用電子銃に、ア
ノード電圧入力端部とダイナミック・フォーカス電圧入
力端部とを設け、アノード電圧入力端部とダイナミック
・フォーカス電圧入力端部との間に抵抗体を設け、この
抵抗体の所定の位置に電圧出力端部を設け、この出力端
部を中間電極に接続すればよい。具体的には、図3及び
図4に示した内蔵抵抗器を陰極線管用電子銃の内部に組
み込めばよい。
【0023】このような電圧を中間電極21,22に印
加することによって、図2の(B)に示すように、中間
電極21,22にダイナミック・フォーカス効果を付与
することができ、低いパラボラ電圧VPでも十分なるダ
イナミック・フォーカス効果を得ることができる。
【0024】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明した陰極線管用電子銃の
構造は例示であり、本発明の陰極線管用電子銃は発明の
実施の形態に限定されない。本発明の陰極線管用電子銃
は、例えば、バイポテンシャルフォーカスレンズ形式、
ユニポテンシャルフォーカスレンズ形式、ハイバイポテ
ンシャルフォーカスレンズ形式、トライポテンシャルフ
ォーカスレンズ形式、バイユニポテンシャルフォーカス
レンズ形式、その他の複合レンズ形式の陰極線管用電子
銃に適用することができる。
【0025】中間電極20,21,22に印加すべき電
圧を得るための手段として内蔵抵抗器を例にとり説明し
たが、かかる手段も内蔵抵抗器に限定されない。例え
ば、アノード電圧入力端部とダイナミック・フォーカス
電圧入力端部との間に直列に2つの抵抗器を接続し、こ
れらの抵抗器と抵抗器との接続部を中間電極に接続して
もよい。また、2枚のコンバージェンスシールド板、及
びコンバージェンスシールド板の左右外側に配置された
コンバージェンスプレートから成る静電偏向板を備えた
陰極線管用電子銃においては、コンバージェンスシール
ド板にアノード電圧VAを印加し、コンバージェンスプ
レートにはアノード電圧VAの92〜96%程度の電圧
を印加する。このような電圧の印加手段として、IBR
(Inner Breeder Resistor)が知られている。このIR
Bに内蔵抵抗器を組み込むこともできる。図5に、ハイ
ユニポテンシャルフォーカスレンズ形式である実施の形
態2のカラー陰極線管用電子銃にて用いるのに適した、
内蔵抵抗器が組み込まれたIRBを分解した模式的な平
面図を示す。
【0026】
【発明の効果】本発明の陰極線管用電子銃においては、
ダイナミック・フォーカス電圧と同期して変動する電圧
が中間電極に印加されるので、中間電極にダイナミック
・フォーカス効果を付与することができる結果、たと
え、アノード電圧とダイナミック・フォーカス電圧の差
(即ち、パラボラ電圧)を低く設定しても高いダイナミ
ック・フォーカス効果を得ることができ、優れたフォー
カス特性を陰極線管用電子銃に与えることができる。ま
た、中間電極に印加される電圧を、アノード電圧とダイ
ナミック・フォーカス電圧との差を所望の比で分圧した
電圧にダイナミック・フォーカス電圧を加えた電圧とす
れば、特別な回路を増設する必要がなく、陰極線管用電
子銃の構造を簡素化することができるし、中間電極に電
圧を印加するための外部電源も不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のユニ−バイポテンシャルフォーカスレ
ンズ形式のカラー陰極線管用電子銃の概念図、及び各電
極における電位を示す図である。
【図2】本発明のハイ−ユニポテンシャルフォーカスレ
ンズ形式のカラー陰極線管用電子銃の概念図、及び各電
極における電位を示す図である。
【図3】内蔵抵抗器の分解図である。
【図4】内蔵抵抗器の斜視図である。
【図5】内蔵抵抗器の変形例を示す模式図である。
【図6】従来のバイポテンシャルフォーカスレンズ形式
のカラー陰極線管用電子銃の概念図、及び各電極におけ
る電位を示す図である。
【図7】従来のユニ−バイポテンシャルフォーカスレン
ズ形式のカラー陰極線管用電子銃の概念図、及び各電極
における電位を示す図である。
【図8】中間電極を有する従来のハイ−ユニポテンシャ
ルフォーカスレンズ形式のカラー陰極線管用電子銃の概
念図、及び各電極における電位を示す図である。
【図9】フォーカス電圧の水平偏向に同期したダイナミ
ック・フォーカス電圧を示す模式図である。
【図10】陰極線管の模式図である。
【符号の説明】
10A,10B,10C・・・カソード、11・・・第
1電極、12・・・第2電極、13・・・第3電極、1
4・・・第4電極、15・・・第5電極、16・・・第
6電極、17・・・シールドカップ、20,21,22
・・・中間電極、30・・・アルミナ基板、31・・・
印刷抵抗体、32A,32B,32C・・・電極、33
・・・オーバーコートガラス、34・・・バックコート
ガラス、40・・・ステムピン、43・・・アノードボ
タン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カソード側から、 (イ)ダイナミック・フォーカス電圧が印加されるフォ
    ーカス電極、 (ロ)中間電極、及び (ハ)アノード電圧が印加される高圧電極、 が順次配された陰極線管用電子銃であって、 ダイナミック・フォーカス電圧より高く、アノード電圧
    よりは低い電圧であって、ダイナミック・フォーカス電
    圧と同期して変動する電圧が中間電極に印加されること
    を特徴とする陰極線管用電子銃。
  2. 【請求項2】中間電極に印加される電圧は、アノード電
    圧とダイナミック・フォーカス電圧との差を所望の比で
    分圧した電圧に、ダイナミック・フォーカス電圧を加え
    た電圧であることを特徴とする請求項1に記載の陰極線
    管用電子銃。
  3. 【請求項3】前記フォーカス電極よりカソード側に、第
    2の中間電極と、アノード電圧が印加される第2の高圧
    電極が更に順次配され、前記中間電極に印加される電圧
    が該第2の中間電極にも印加されることを特徴とする請
    求項1に記載の陰極線管用電子銃。
  4. 【請求項4】アノード電圧入力端部とダイナミック・フ
    ォーカス電圧入力端部とを備え、アノード電圧入力端部
    とダイナミック・フォーカス電圧入力端部との間に抵抗
    体が設けられ、該抵抗体の所定の位置に電圧出力端部が
    設けられ、該出力端部は中間電極に接続されていること
    を特徴とする請求項2に記載の陰極線管用電子銃。
JP33149096A 1996-11-27 1996-11-27 陰極線管用電子銃 Pending JPH10162752A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999046794A1 (fr) * 1998-03-13 1999-09-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Tube cathodique
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