JP3660772B2 - カラー受像管装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蛍光体スクリーン面の全域において高い解像度が得られるように構成したカラー受像管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー受像管装置において、赤、緑、青を発光する各蛍光体に射突する3つの電子ビームを蛍光体スクリーン面全域で集中させるために、いわいるセルフコンバーゼンス方式が広く使用されている。このセルフコンバーゼンス方式のカラー受像管装置において、蛍光体スクリーン面の中央部で径小かつ真円のビームスポットが得られる最適フォーカス電圧を保持すると、蛍光体スクリーン面の周辺部では水平方向はビームスポットの最適フォーカス状態が維持されるが垂直方向はオーバーフォーカス状態になり、その結果、周辺部において良好なビームスポットおよび解像度を得ることが困難になる。この課題を解決し、蛍光体スクリーン面の全域において水平方向および垂直方向で最適フォーカス状態を保つ方法として、従来から次のような方法がとられている。
【0003】
従来例1として、特開平1−232643号公報に記載されているものがある。この従来例では図15に示すように、第1集束電極4と第2集束電極5との間に約200kΩの抵抗体7を接続し、電子ビームの偏向角度の増大に伴って高くなるダイナミックフォーカス電圧を第2集束電極5に印加している。
【0004】
従来例2として、たとえば特開平7−6709号公報に記載されたものがある。この従来例では、管内に配置した高抵抗の抵抗体により陽極電圧を分割して基準フォーカス電圧を得、電子ビームの偏向角度の増大に伴って高くなるダイナミックフォーカス電圧のみを管外から供給する。
【0005】
従来例3として、たとえば特開昭61−99249号公報に記載されたものがある。この従来例では、電子ビームの偏向角度の増大に伴って水平方向で集束作用、垂直方向で発散作用が強くなる4極レンズ電界と、電子ビームの偏向角度の増大に伴って集束作用が弱くなる主レンズ電界とが形成されている。
【0006】
この電子銃構成によって形成される電子レンズ系を光学レンズで等価的に示すと図16および図18のようになる。図16は、第2集束電極に基準フォーカス電圧Vcのみを印加したとき、すなわちダイナミック電圧Vpを重畳しないときに形成される電子レンズ系である。図18は、基準フォーカス電圧Vcにダイナミック電圧Vpを重畳したダイナミックフォーカス電圧Vdを第2集束電極に印加したときに形成される電子レンズ系である。各図において、(a)は蛍光体スクリーン面の中央における水平方向のレンズ構成、(b)は蛍光体スクリーン面の中央における垂直方向のレンズ構成、(a’)は蛍光体スクリーン面の周辺部における水平方向のレンズ構成、(b’)は蛍光体スクリーン面の周辺部における垂直方向のレンズ構成をそれぞれ示す。
【0007】
図16に示すように、ダイナミック電圧Vpを重畳しない一定の基準フォーカス電圧Vcを印加したときは、蛍光体スクリーン面12の周辺部では偏向磁界による水平方向で発散レンズ13、垂直方向で集束レンズ14の作用が生じる。蛍光体スクリーン面12と主レンズ11との距離は蛍光体スクリーン面12の周辺部では大きくなるが、偏向磁界による水平方向の発散レンズ13の作用により補正されるため、水平方向は最適フォーカス状態となる。すなわち、水平方向は蛍光体スクリーン面全域で最適フォーカス状態を保つ。一方、垂直方向は蛍光体スクリーン面12と主レンズ部11の距離が大きくなることに加え、偏向磁界の集束レンズ14の作用により蛍光体スクリーン面12周辺部においてオーバーフォーカスの状態となる。この場合、蛍光体スクリーン面12のビームスポットは図17に示すように垂直方向に、すなわちビームスポットの上下にハロー15を生じ縦長形状となる。
【0008】
図18に示すように、ダイナミック電圧Vpを重畳したダイナミックフォーカス電圧Vdを第2集束電極に印加したときは、水平、垂直方向ともにビームスポットは最適フォーカスを保つことができ、図19に示すように径小で真円に近いビームスポットを得ることができる。以下に、その理由を説明する。
【0009】
図15のような電子銃構造において、第2集束電極5にダイナミックフォーカス電圧Vdを印加した場合、第1集束電極4には図5に示すように、ダイナミックフォーカス電圧Vdのピーク値より低く、基準フォーカス電圧Vcより高いほぼ一定の電位Vd1が生じる。したがって、蛍光体スクリーン面12の周辺部では第1集束電極4の電位Vd1は第2集束電極5の電位Vdより低くなる。また、第1集束電極4の第2集束電極5側の端面には3つの縦長の非円形の電子ビーム通過孔が設けられ、第2集束電極5の第1集束電極4側の端面には3つの横長の非円形の電子ビーム通過孔が設けられている。
【0010】
これらの構成により、第1集束電極4と第2集束電極5の間には図18に示すように、水平方向で集束レンズ20の作用、垂直方向で発散レンズ21の作用となる電界レンズ、いわゆる4極レンズ電界が形成される。また、第2集束電極5に印加されるダイナミックフォーカス電圧Vdにより第2集束電極5と最終加速電極6との間に形成される主レンズ電界17の強度は電子ビームの偏向角度の増大に伴い弱くなる。
【0011】
したがって、蛍光体スクリーン面12周辺において水平方向では弱められた主レンズ電界17の作用と4極レンズ電界の集束レンズ20の作用とが相殺されるため最適フォーカス状態が保たれる。一方、垂直方向では弱められた主レンズ電界17の作用および4極レンズ電界の発散レンズ21の作用によりオーバーフォーカス状態が補正され、垂直方向においても最適フォーカス状態を保つことが可能となる。このようにして、蛍光体スクリーン面の周辺部において径小で真円に近いビームスポットが得られ高い解像度を実現することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来例1では、電子ビームの偏向角度の増大に伴って電圧が高くなるダイナミックフォーカス電圧と、電子ビームの偏向角度にかかわらず一定である基準フォーカス電圧との2種類のフォーカス電圧を供給する必要がある。この基準フォーカス電圧は偏向角度が零のときの、すなわち蛍光体スクリーン面の中央部でのダイナミックフォーカス電圧にほぼ等しい。
【0013】
また従来例2では、陽極電圧は25kV〜30kVの高電圧であり、このような高電圧を分圧する抵抗体の消費電力を抑えるために、数GΩ(ギガオーム)以上の抵抗体を用いる必要がある。このような高抵抗の抵抗体は高価であるとともに、電気特性や耐圧に関する信頼性を確保することが難しい。
【0014】
また、従来例3では、図5に示したように、第2集束電極に印加されるダイナミックフォーカス電圧Vdがピークとなる点をa、a’とし、第1集束電極の電位Vd1がVdと一致する点をb、b’としたとき、a−b間およびb’−a’間では第1集束電極に生じる電位Vd1がVdより低くなるが、b−b’間では、Vd1がVdより高くなる。図18(a)及び(b)に示したように蛍光体スクリーン中央を含むb−b’間において第1集束電極と第2集束電極の間に形成される4極レンズ電界は水平方向では発散レンズ18の作用、垂直方向では集束レンズ19の作用を生じる。このため、ビームスポットは水平方向では若干のアンダーフォーカス状態、垂直方向では若干のオーバーフォーカスとなる。したがって、蛍光体スクリーン面の中央部近傍でのビームスポットは、図20に示すように真円から少し上下につぶれた形状となり、最適フォーカス状態からのずれを生じる。
【0015】
さらに、従来例3で使用している平滑用の抵抗は約200kΩであり、電極間容量によるインピーダンスが無視できるほど十分大きいとは言えない。その結果、4極レンズ電界の形成が不完全なものとなる。したがって、この要因によっても蛍光体スクリーン面中央部近傍でのビームスポットは、水平方向および垂直方向ともに最適フォーカス状態からのずれを生じ、蛍光体スクリーン面全域で高解像度を得ることが難しい。
【0016】
本発明は上記のような従来の課題に鑑み、陽極電圧から分圧によってフォーカス電圧を作るための高抵抗の抵抗体を用いる必要が無く、かつ、2種類のフォーカス電圧を外部から供給する必要もなく、蛍光体スクリーン面の全域において、高い解像度を得ることができるカラー受像管装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明によるカラー受像管装置は、水平方向にインライン配列された3個の陰極、制御電極、加速電極、第1集束電極、第2集束電極、および最終加速電極が順番に配置された電極群と、電子ビームの偏向角度が大なるほど電圧が高いダイナミックフォーカス電圧を前記第2集束電極に印加する電圧印加手段と、前記第1集束電極と前記第2集束電極との間に接続された抵抗体と、前記第2集束電極の電位が前記第1集束電極の電位より高いとき、前記第1集束電極と前記第2集束電極との間において水平方向で集束作用、垂直方向で発散作用となる4極電界レンズを形成する4極電界レンズ形成手段と、前記第1集束電極と前記第2集束電極とが同電位であるとき、前記陰極から前記最終加速電極にわたって形成される複数の電界レンズの合成集束作用を、垂直方向より水平方向で強くする電界レンズ補正手段とを備えていることを特徴とする。
【0018】
前記電界レンズ補正手段は、前記第2集束電極及び前記最終加速電極のそれぞれの対向面に形成された垂直方向に長手の電子ビーム通過孔で構成することが好ましい。あるいは、制御電極に形成された垂直方向に長手の電子ビーム通過孔で構成してもよい。
【0019】
上記のような構成によれば、加速電極および第1集束電極間の静電容量と第1及び第2集束電極間の静電容量との比により、第2集束電極に印加されるダイナミックフォーカス電圧のピーク値より小さいほぼ直流の電位が第1集束電極に生じる。これにより電子ビームの偏向角度の増大に伴い第1集束電極と第2集束電極とに電位差を生じ、第1集束電極と第2集束電極との間に水平方向で集束作用、垂直方向で発散作用となる4極レンズ電界が形成される。さらにダイナミックフォーカス電圧が印加される第2集束電極と最終加速電極の間に形成される主レンズ電界の集束作用は偏向角度の増大に伴い弱められる。この4極レンズ電界および主レンズ電界によって偏向磁界による垂直方向のオーバーフォーカス状態が補正され、蛍光体スクリーン面全域で水平方向、垂直方向ともに最適フォーカス状態を保つことができる。
【0020】
さらに、前記第1集束電極と前記第2集束電極が同電位であるとき、前記電子銃で形成される電界レンズの合成した集束作用が垂直方向より水平方向で強いので、蛍光体スクリーン面中央で生じる第1集束電極と第2集束電極の間に形成される水平方向で発散作用、垂直方向で集束作用となる4極レンズ電界を、例えば、主レンズ電界の水平方向の強い集束作用と垂直方向の弱い集束作用とによって相殺することができる。
【0021】
上記作用の4極レンズ電界を得るため、第1集束電極に生じる電位は一定の電位になることが望ましく、第1集束電極に生じる電位は加速電極と第1集束電極間の静電容量と第1集束電極と第2集束電極の静電容量の比で決定される。そこで、前記加速電極と前記第1集束電極とを静電容量素子によって接続することが好ましい。
【0022】
また、前記4極電界レンズ形成手段が、前記第1集束電極の第2集束電極側の板面に形成された垂直方向に長手の略長方形の電子ビーム通過孔と、前記第2集束電極の第1集束電極側の板面に形成された水平方向に長手の略長方形の電子ビーム通過孔とで構成され、第1集束電極および第2集束電極の相対向する板面の少なくとも一方が、その板面の電子ビーム通過孔の長辺の近傍から起立して他方の板面側へ突出した衝立部を有している構造が好ましい。これによって、4極レンズを形成する第1集束電極と第2集束電極との間の静電容量を小さく抑えることができる。上記衝立部に代えて、電子ビーム通過孔を囲むように他方の板面側へ突出した角筒部を有する構造としてもよい。
【0023】
また、前記抵抗体及び前記静電容量素子の少なくとも一方を受像管の外部に配置してもよい。これによって、抵抗体または静電容量素子のガス放出に起因する受像管の真空度低下のおそれを回避することができる。具体的には、受像管のネック端部を閉じるステム部のアウターピンにおいて、第1集束電極用の接続ピンと第2集束電極用の接続ピンとの間に抵抗体が接続されている構造が好ましい。
【0024】
または、受像管のネック端部を閉じるステム部のアウターピンに接続されたソケット部において、前記第1集束電極用端子と第2集束電極用端子との間に前記抵抗体を接続してもよい。または、受像管のネック端部を閉じるステム部のアウターピンと、これに接続されたソケット部 との間に介装されるベース部において、第1集束電極用接続ピンのコンタクト孔と第2集束電極用接続ピンのコンタクト孔との間に抵抗体ペーストを塗布してもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明が適用されるカラー受像管装置は図1に示すように、パネルおよびファンネルからなる外囲器8を有し、前記パネルの内面には青、緑、及び赤の蛍光体が塗布された蛍光体スクリーン面9が形成されている。そして、蛍光体スクリーン面9と対向する外囲器8のネック部内部に電子銃10が収納されている。
【0026】
(実施の形態1)
図2に示すように、水平方向に配置された3個の陰極1a、1b、1c、制御電極2、加速電極3、第1集束電極4、第2集束電極22、および最終加速電極23によってインライン型カラー受像管装置の電子銃が構成される。第1集束電極4は、第2集束電極22側の端面に3個の縦長の電子ビーム通過孔を有している。また、第2集束電極22は、第1集束電極4側の端面に3個の横長(水平方向に長手)の非円形電子ビーム通過孔を有し、最終加速電極23側の端面に3個の縦長(垂直方向に長手)の非円形電子ビーム通過孔を有している。そして、最終加速電極23の第2集束電極22側の端面には3個の縦長の非円形電子ビーム通過孔が形成されている。また、制御電極2、加速電極3、および第1集束電極4の加速電極3側の端面には3個の円形の電子ビーム通過孔が形成されている。
【0027】
この第1の実施形態の一実施例として、各電極の電子ビーム通過孔の孔径、および電極板厚を以下のように定めた。即ち、制御電極に設けた丸孔の孔径は0.3〜0.7mm、電極板厚は0.05〜0.09mm、加速電極は孔径0.3〜0.7mm、電極板厚0.2〜0.5mm、第1集束電極の加速電極側の孔径は0.7〜1.2mmとした。また、第1集束電極4の第2集束電極22側の電子ビーム通過孔、および第2集束電極22の第1集束電極4側の非円形電子ビーム通過孔は、ともに長辺の長さ4.5mm、短辺の長さ3.6mmの矩形孔とし、両電極の間隔は0.7mmとした。
【0028】
動作時の各電極に印加される直流電位の代表的な値を示すと、陰極1a〜1cは50〜150V、制御電極2は0V、加速電極3は300〜700V、最終加速電極23(Va)は25〜30kVである。第2集束電極には電圧印加手段36によりが印加される。このダイナミックフォーカス電圧Vdは、最終加速電極に印加される電圧Vaの20〜35%程度の基準フォーカス電圧Vcに、電子ビームの偏向に同期してパラボラ状に変化するダイナミック電圧Vpを重畳した電圧であり、図3に示すような波形を有する。このダイナミックフォーカス電圧波形のピーク間隔は一水平走査期間1Hに相当し、ダイナミックフォーカス電圧Vdが基準フォーカス電圧Vcとなる点が水平偏向角が零となる点である。また、第1集束電極4は、図2に示すように抵抗体7を介して第2集束電極22に接続されている。この抵抗体7は外囲器8の内部に配置される。
【0029】
上記構成の電子銃において、加速電極3および第1集束電極4の対向面間に静電容量(C23)が形成され、第1集束電極4と第2集束電極22との対向面間にも静電容量(C34)が形成される。その結果、図4に等価回路で示すような容量結合による回路が形成される。第1集束電極4は静電容量C23を介して加速電極3と電気的に結合される。一実施例において静電容量C23およびC34は数pFである。抵抗体7の抵抗値Rが十分大きいとき、たとえば10MΩ程度である場合、第1集束電極4には、図5に示すようにダイナミックフォーカス電圧Vdのピーク電圧より小さく基準フォーカス電圧Vcより大きい値のほぼ一定の電圧Vd1が生じる。静電容量C23およびC34の値や水平偏向周波数の値にもよるが、抵抗体7の抵抗値Rが5MΩ以上であれば、Vd1はほぼ一定の電圧となる。
【0030】
本実施形態は、以下のようにして、蛍光体スクリーン面中央部近傍での最適フォーカス状態からのずれを生じにくくしている。
図2に示すように、本実施形態のカラー受像管装置の電子銃にあっては、第2集束電極22の最終加速電極23側の端面の電子ビーム通過孔24a、24b、24c、および、最終加速電極23の第2集束電極22側の端面の電子ビーム通過孔25a、25b、25cを、垂直方向に長い非円形(楕円形)孔としている。また、一実施例において、第1集束電極4の第2集束電極22側の電子ビーム通過孔、および第2集束電極22の第1集束電極4側の電子ビーム通過孔は、ともに長辺方向の長さ4.5mm、短辺方向の長さ3.6mmの矩形孔とし、両電極間の間隔は0.7mmとし、第2集束電極22の最終加速電極23側および最終加速電極23の第2集束電極22側のそれぞれの電子ビーム通過孔の長軸と短軸との長さの比は1.1〜1.4とした。
【0031】
上記のような電子銃構成における電子レンズ系を光学レンズ系で等価的に示したものが図6である。図6において、(a)は蛍光体スクリーン面の中央における水平方向のレンズ構成、(b)は蛍光体スクリーン面の中央における垂直方向のレンズ構成、(a’)は蛍光体スクリーン面の周辺部における水平方向のレンズ構成、(b’)は蛍光体スクリーン面の周辺部における垂直方向のレンズ構成をそれぞれ示す。図3に示すダイナミックフォーカス電圧を第2集束電極22に印加した場合、第1集束電極4には図5に示したほぼ一定の電位Vd1が生じる。このため、蛍光体スクリーン面12中央では、第1集束電極4の電位Vd1より第2集束電極22の電位Vdの方が小さくなる。
【0032】
このために、第1集束電極4と第2集束電極22との間に形成される4極レンズ電界は水平方向で発散レンズ30の作用、垂直方向で集束レンズ31の作用を生じる。一方、第2集束電極22と最終加速電極23との間には、垂直方向の集束レンズ27の作用が水平方向の集束レンズ26の作用より弱い主レンズ電界が形成される。これは第2集束電極22の最終加速電極23側および最終加速電極23の第2集束電極22側の電子ビーム通過孔を垂直方向に長い縦長形状としたことによる。この点が前述の従来例3と異なる。4極レンズ電界の水平方向の発散レンズ30作用、垂直方向の集束レンズ31作用は主レンズ電界の水平方向の強い集束レンズ26の作用と垂直方向の弱い集束レンズ27の作用によって相殺され、ビームスポットは水平、垂直方向ともに最適フォーカス状態を保つことができる。
【0033】
一方、蛍光体スクリーン面12の周辺部では、偏向磁界によって水平方向で発散レンズ13の作用、垂直方向で集束レンズ14の作用がそれぞれ生じる。第2集束電極の電位が第1集束電極の電位より大きくなるので、第1集束電極4と第2集束電極22との間には水平方向で集束レンズ32の作用、垂直方向で発散レンズ33の作用となる4極レンズ電界が生じる。また、第2集束電極の電位は電子ビームの偏向角度の増大に伴って高くなるため、主レンズ電界の集束レンズ28、29の作用は偏向角度の増大に伴って弱められる。
【0034】
蛍光体スクリーン面12と主レンズとの距離は蛍光体スクリーン面12の中央部より周辺部で大きくなるが、この距離差は偏向磁界による水平方向の発散レンズ13の作用により補正される。垂直方向で生じる偏向磁界の集束レンズ14の作用は、4極レンズ電界の発散レンズ33の作用および弱められた主レンズ電界29により相殺され、ビームスポットは水平、垂直方向ともに最適フォーカス状態となる。このように、蛍光体スクリーンの中央部から周辺部までビームスポットを最適フォーカス状態に保つことができる結果、蛍光体スクリーン面の全域において径小で真円に近いビームスポットを得ることができる。
【0035】
なお、第1集束電極と第2集束電極が同電位であるとき、電子銃で形成される複数の電界レンズの合成集束作用を垂直方向より水平方向で強くする電界レンズ補正手段として、本実施形態では第2集束電極及び最終加速電極の対向面にそれぞれ縦長の電子ビーム通過孔を設けたが、これに限らず他の具体構成を採用してもよい。例えば、センターガン(G)とサイドガン(R,B)のレンズ電界をオーバーラップさせる主レンズや電子銃の管軸方向の電界を拡張した主レンズに本発明を適用して、複数の電界レンズの合成集束作用を垂直方向より水平方向で強くすることもできる。
【0036】
また、主レンズの集束作用を垂直方向より水平方向で強くする代わりに、例えば特開昭55−21832号公報、特開昭55−141051号公報、又は特開昭59−111237号公報に記載されている陰極線管装置のように、制御電極、加速電極、第1集束電極の加速電極側の端面のうちの少なくとも1つに非円形の電子ビーム通過孔を設けた構造を採用してもよい。例えば、制御電極に縦長の非円形電子ビーム通過孔、具体的には、水平方向0.3mm、垂直方向0.4mmの矩形の電子ビーム通過孔を設ける。
【0037】
この場合、水平方向の孔径が小さいため、陰極の動作面積が小さくなり電流密度が大きくなることから、物点が小さくなると同時に、カソードレンズが強く働くため、物点の位置が陰極の近くにできる。一方、垂直方向は孔径が大きいため、物点が大きくなると同時に物点の位置が陰極から離れる。すなわち、制御電極の縦長電子ビーム通過孔で生じた物点の位置差により、水平方向の電界レンズ作用は垂直方向より強くなる。
【0038】
この際、水平方向ではプリフォーカスの集束作用が強くなり電子ビームが絞られ、垂直方向では電子ビームが拡がるので、加速電極の第1集束電極側にスリット状の板を貼り合わせることが好ましい。スリット状の板により垂直方向の電子ビームの拡がりが抑制される結果、電子銃で形成される複数の電界レンズの合成集束作用が垂直方向より水平方向で強くなりやすい。
【0039】
(実施の形態2)
上述の実施形態1では、図5に示したように、第2集束電極にダイナミックフォーカス電圧Vdを印加したとき、第1集束電極の電位はVdのピーク値より小さく基準フォーカス電圧Vcより大きいほぼ一定の電位Vd1になる。この第1集束電極に生じる電位Vd1は一定の直流電位であることが望ましい。Vd1に重畳する交流成分の大きさは加速電極と第1集束電極との間の静電容量C23の影響を受け、静電容量C23の値が大きいほど交流成分が小さくなる。一方、第1集束電極と第2集束電極との間の静電容量C34が小さいほど、Vd1に重畳する交流成分の大きさは小さくなる。電極間の静電容量は対向する電極の形状、すなわち対向面積および電極間距離に大きく依存する。しかしながら、このような電極間の静電容量は通常数pFである。電極形状は電極間に形成される電界レンズの必要な特性が得られるように設計されるため、電極間の静電容量を数百pF程度まで大きくすることは困難である。
【0040】
この第2の実施形態は、上記のような第1集束電極に生じる電位の交流成分を小さくしたものであり、その電子銃構造は図7に示すとおりである。加速電極3と第1集束電極4とが外囲器内に設けられた静電容量素子35(静電容量Co)を介して接続されている。その他の電極構造、印加電圧等は第1の実施形態と同じである。一実施例において、静電容量素子35の静電容量Coは150pFとした。
【0041】
上記のような電子銃構造によって形成される等価回路を図8に示す。静電容量Coは加速電極3と第1集束電極4との間の静電容量C23と並列に接続されるので、実効的に加速電極3と第1集束電極4との間の静電容量が増加したことになる。この場合に第1集束電極4に生じる電位Vd1は、図9に示すようにほとんど一定の直流電圧であり、第1の実施形態におけるVd1(図5)と比較すると、交流成分が小さくなっていることがわかる。したがって、第1集束電極4に生じる電位の交流成分によるビームスポットの最適フォーカス状態からのわずかなずれが低減する。
【0042】
(実施の形態3)
第3の実施の形態は、第1集束電極に生じる電位の交流成分を抑えるために、C34を小さくした電極構造を備える。図10(a)に示すように、第1集束電極4の第2集束電極22側の端面の電子ビーム通過孔の長辺に衝立部37を設け、図10(b)に示すように、第2集束電極22の第1集束電極4側の端面の電子ビーム通過孔の長辺に衝立部37を設けている。この衝立部37を設けることにより、第1集束電極4及び第2集束電極22の対向面の間に形成される四極レンズ電界は、対向面間の距離が変わらなければ強くなる。
【0043】
この4極レンズ作用は、電子ビーム通過孔自体の形状と衝立部との相乗作用に依存する。すなわち、衝立部37を設けて対向面間の距離を広げることにより、衝立部37を設けていない場合の四極レンズ電界と同じ強さの四極レンズ電界を得ることができ、第1集束電極4と第2集束電極22との間の静電容量C34を小さくすることができる。したがって、第1集束電極に生じる交流成分を小さくすることができる。
【0044】
また、図11に示すように、第1集束電極4および第2集束電極22の対向面の電子ビーム通過孔38の周囲に角筒部39を設けた場合も、図10の場合と同様の効果を得ることができる。さらに、電子ビーム通過孔を丸孔とし、その周辺に衝立部や角筒部を設けた構造で四極レンズを形成してもよい。
【0045】
(実施の形態4)
既述の実施形態において、第1集束電極と第2集束電極との間に接続される抵抗体、又は加速電極と第1集束電極との間に接続される静電容量素子を受像管の内部に設けた。しかし、例えば導電材料として炭素を使用した抵抗体を用いた場合、抵抗体からCO、C24、C36、CO2、C46等が発生し、管内の真空度の低下を引き起こすおそれがある。カラー受像管のような真空デバイスにとって、抵抗体又は静電容量素子から放出されるガスは製品寿命を縮める要因となりやすい。特に、カラー受像管の電子銃の陰極に近いほど放出ガスの影響が大きく、カラー受像管の寿命を縮める可能性が高い。
【0046】
そこで、第4の実施形態では、抵抗体又は静電容量素子を受像管の外部に配置することにより、抵抗体または静電容量素子のガス放出に起因する受像管の真空度低下のおそれを回避している。具体的には、複数の電気接続ピンが円形に配列されている受像管ネック端部を閉じるステム部またはソケット部において、第1集束電極用端子と第2集束電極用端子との間に抵抗体を接続する。あるいは、ステム部とソケット部との間に介在するベース部において、第1集束電極ピンのコンタクト孔と第2集束電極ピンのコンタクト孔との間に抵抗体ペーストを塗布する。
【0047】
図12に、受像管のネック端部を閉じるステム部43のアウターピン44側において、第1集束電極用の接続ピンと第2集束電極用の接続ピンとの間に抵抗体7を接続した例を示す。図13に、ステム部43のアウターピン44に接続されるソケット部40の第1集束電極用端子と第2集束電極用端子との間に抵抗体7を接続した例を示す。さらに図14に、受像管のステム部43とソケット部40との間に介装されるベース部41のステム側において、第1集束電極ピンのコンタクト孔と第2集束電極ピンのコンタクト孔との間に抵抗体ペースト42を塗布した例を示す。抵抗体ペーストを塗布した後、ベース部41は絶縁性の接着材でステム43に固着される。抵抗体ペーストの一例として酸化ルテニウム系のペーストがある。
【0048】
なお、本発明は、加速電極と最終加速電極との間に1つの4極レンズ電界が形成される電子銃の場合に限らず、複数の4極レンズ電界が形成される電子銃、たとえば特開平3−93135号公報または特開平3−95835号公報に記載されている電子銃を有するカラー受像管にも適用することができる。
【0049】
これらの公報に記載されている電子銃は、加速電極と第1集束電極との間に第1および第2の補助電極を備え、第1補助電極と第1集束電極とが導線で接続されると共に、第2補助電極と第2集束電極とが導線で接続されている。この場合、抵抗体を接続する箇所は、第1集束電極と第2集束電極との間に限らず、第1補助電極と第2集束電極との間に接続してもよいし、第1補助電極と第2補助電極との間に接続してもよい。
【0050】
本発明は、加速電極と第1集束電極との間に1または複数の電極を有する電子銃を備えたカラー受像管にも適用することができる。具体例を示すと、加速電極と第1集束電極との間に2つの電極を設け、これらのうち陰極側の電極を第1集束電極と同電位とし、他方の電極を加速電極と同電位とする。そして、例えば第1及び第2の集束電極間に抵抗体を接続する。この結果、加速電極と第1集束電極との間の静電容量C23が大きくなるため、第1集束電極に生ずる電位の交流成分が少なくなり、最適フォーカス状態からのずれが低減される。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカラー受像管装置によれば、陽極電圧から分圧によってフォーカス電圧を作るための高抵抗の抵抗体を用いる必要が無く、かつ、2種類のフォーカス電圧を外部から供給する必要もなく、つまりダイナミックフォーカス電圧の供給だけで、蛍光体スクリーン面の全域でビームスポットを最適フォーカス状態に維持することができ、これによって画面全域で高解像度が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるカラー受像管装置の全体を示す部分断面図
【図2】本発明の第1の実施形態に係るカラー受像管装置の電子銃の構造を示す斜視図
【図3】図2の電子銃の第2集束電極に印加されるダイナミックフォーカス電圧の波形図
【図4】図2の電子銃の等価回路図
【図5】図2の電子銃の第1集束電極に生じる電位変化波形を示す図
【図6】図2の電子銃においてダイナミック電圧を印加したときの蛍光体スクリーン中央部および周辺部での水平方向および垂直方向の電子レンズモデルを示す図
【図7】本発明の第2の実施形態に係るカラー受像管装置の電子銃の構成図
【図8】図7の電子銃の等価回路図
【図9】図7の電子銃の第1集束電極に生じる電位変化波形を示す図
【図10】(a)第1および第2集束電極間の静電容量を抑えるための衝立部を有する第1集束電極置の斜視図(b)第1および第2集束電極間の静電容量を抑えるための衝立部を有する第2集束電極置の斜視図
【図11】(a)第1および第2集束電極間の静電容量を抑えるための角筒部を有する第1集束電極置の斜視図(b)第1および第2集束電極間の静電容量を抑えるための角筒部を有する第2集束電極置の斜視図
【図12】第1集束電極と第2集束電極との間に接続される抵抗体をカラー受像管装置のステム部のアウターピンに設けた構造を示す側面図
【図13】第1集束電極と第2集束電極との間に接続される抵抗体をカラー受像管装置のソケット部に設けた構造を示す斜視図
【図14】第1集束電極と第2集束電極との間に接続される抵抗体をカラー受像管装置のベース部に設けた構造を示す斜視図
【図15】従来のカラー受像管装置の電子銃の構成図
【図16】図15の電子銃においてフォーカス電圧にダイナミック電圧を重畳しないときの蛍光体スクリーン中央部および周辺部での水平方向および垂直方向の電子レンズモデルを示す図
【図17】図15の電子銃においてフォーカス電圧にダイナミック電圧を重畳しないときの蛍光体スクリーン周辺部でのビームスポットの形状を示す図
【図18】図15の電子銃においてフォーカス電圧にダイナミック電圧を重畳したときの蛍光体スクリーン中央部および周辺部での水平方向および垂直方向の電子レンズモデルを示す図
【図19】図15の電子銃においてフォーカス電圧にダイナミック電圧を重畳したときの蛍光体スクリーン周辺部でのビームスポットの形状を示す図
【図20】図15の電子銃においてフォーカス電圧にダイナミック電圧を印加したときの蛍光体スクリーン中央部でのビームスポットの形状を示す図
【符号の説明】
1a,1b,1c 陰極
2 制御電極
3 加速電極
4 第1集束電極
7 抵抗体
8 外囲器
9 蛍光体スクリーン
10 電子銃
22 第2集束電極
23 最終加速電極
24a,24b,24c 第2集束電極の最終加速電極側の電子ビーム通過孔
25a,25b,25c 最終加速電極の第2集束電極側の電子ビーム通過孔
35 静電容量素子
36 電圧印加手段
37 衝立部
38 電子ビーム通過孔
39 角筒部
40 ソケット部
41 ベース部
42 抵抗体ペースト
43 ステム部
44 アウターピン

Claims (11)

  1. 水平方向にインライン配列された3個の陰極、制御電極、加速電極、第1集束電極、第2集束電極、および最終加速電極が順番に配置された電極群と、
    電子ビームの偏向角度が大なるほど電圧が高いダイナミックフォーカス電圧を前記第2集束電極に印加する電圧印加手段と、
    前記第1集束電極と前記第2集束電極との間に接続された抵抗体と、
    前記第2集束電極の電位が前記第1集束電極の電位より高いとき、前記第1集束電極と前記第2集束電極との間において水平方向で集束作用、垂直方向で発散作用となる4極電界レンズを形成する4極電界レンズ形成手段と、
    前記第1集束電極と前記第2集束電極とが同電位であるとき、前記陰極から前記最終加速電極にわたって形成される複数の電界レンズの合成集束作用を、垂直方向より水平方向で強くする電界レンズ補正手段
    とを備えているカラー受像管装置。
  2. 前記電界レンズ補正手段が、前記第2集束電極及び前記最終加速電極のそれぞれの対向面に形成された垂直方向に長手の電子ビーム通過孔からなる請求項1記載のカラー受像管装置。
  3. 前記電界レンズ補正手段が、制御電極に形成された垂直方向に長手の電子ビーム通過孔からなる請求項1記載のカラー受像管装置。
  4. 前記加速電極と前記第1集束電極とが静電容量素子によって接続されている請求項1から3のいずれか一項記載のカラー受像管装置。
  5. 前記4極電界レンズ形成手段が、前記第1集束電極の第2集束電極側の板面に形成された垂直方向に長手の略長方形の電子ビーム通過孔と、前記第2集束電極の第1集束電極側の板面に形成された水平方向に長手の略長方形の電子ビーム通過孔とで構成され、第1集束電極および第2集束電極の相対向する板面の少なくとも一方が、その板面の電子ビーム通過孔の長辺の近傍から起立して他方の板面側へ突出した衝立部を有している請求項1から4のいずれか一項記載のカラー受像管装置。
  6. 前記4極電界レンズ形成手段が、前記第1集束電極の第2集束電極側の板面に形成された垂直方向に長手の略長方形の電子ビーム通過孔と、前記第2集束電極の第1集束電極側の板面に形成された水平方向に長手の略長方形の電子ビーム通過孔とで構成され、第1集束電極および第2集束電極の相対向する板面の少なくとも一方が、その板面の電子ビーム通過孔を囲むように他方の板面側へ突出した角筒部を有している請求項1から4のいずれか一項記載のカラー受像管装置。
  7. 前記抵抗体が受像管の外部に配置されている請求項1から6のいずれか一項記載のカラー受像管装置。
  8. 前記静電容量素子が受像管の外部に配置されている請求項4記載のカラー受像管装置。
  9. 受像管のネック端部を閉じるステム部のアウターピンにおいて、第1集束電極用の接続ピンと第2集束電極用の接続ピンとの間に抵抗体が接続されている請求項7記載のカラー受像管装置。
  10. 受像管のネック端部を閉じるステム部のアウターピンに接続されたソケット部において、前記第1集束電極用端子と第2集束電極用端子との間に前記抵抗体が接続されている請求項7記載のカラー受像管装置。
  11. 受像管のネック端部を閉じるステム部のアウターピンと、これに接続されたソケット部 との間に介在するベース部において、第1集束電極用接続ピンのコンタクト孔と第2集束電極用接続ピンのコンタクト孔との間に抵抗体ペーストが塗布されている請求項7記載のカラー受像管装置。
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