JPH10159868A - 捩り振動吸収装置の樹脂・弾性部材およびその製造方法 - Google Patents

捩り振動吸収装置の樹脂・弾性部材およびその製造方法

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JPH10159868A
JPH10159868A JP33748096A JP33748096A JPH10159868A JP H10159868 A JPH10159868 A JP H10159868A JP 33748096 A JP33748096 A JP 33748096A JP 33748096 A JP33748096 A JP 33748096A JP H10159868 A JPH10159868 A JP H10159868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動源に連結するドライブプレートと被駆動
部材に連結するドリブンプレートとの間に設けられる捩
り振動吸収装置における樹脂・弾性部材の形状を単純化
して、その製造時間を短縮できるようにしたものであ
る。 【解決手段】 この樹脂・弾性部材は内径W1の径方
向に高さH1の位置決め用突部14A、15Aを設けた
円筒状の樹脂部材14、15と、直径W2(ただし、
W2>W1)の円柱状の本体部16Aとこの本体部16
Aの両側に設けられた直径W3の円柱状の嵌込み部16
B、16Cとを有し、この嵌込み部16B、16Cの周
方向に位置決め用溝部16Dを設け、各端部を傾斜面と
すると共にこの傾斜面端部を直径W4(ただし、W4<
W1−2H1)とする弾性部材16とから構成したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフライホイール、ク
ラッチディスク、または駆動軸系に用いられ、トルク変
動を有効に吸収することができる捩り振動吸収装置であ
り、特に、その樹脂・弾性部材の構造およびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の捩り振動吸収装置は、駆
動源に連結するドライブプレートと被駆動部材に連結す
るドリブンプレートとの間に、異なる剛性の弾性手段を
適宜組み合わせて装着し、ドライブプレートとドリブン
プレートとの相対的回転変位の度合に応じて樹脂・弾性
部材およびコイルスプリングを弾縮して、振動、騒音等
の対策を講じている。図7は従来の捩り振動吸収装置を
自動車用クラッチのクラッチディスクに適用した場合を
示す断面図であり、図8は図7の捩り振動吸収装置を示
す概略断面図である。図において、1はドライブプレー
トであり、このドライブプレート1は例えば4個の矩形
状の収納穴1A、1B、1C、および1Dが設けられ、
その外周面でかつその両側面には摩擦板2が固定され
る。そして、この摩擦板2は図示せぬ駆動源に連結した
フライホイール(図示せず)とクラッチ装置のプレッシ
ャープレート(図示せず)との間に選択的に挟圧され
る。
【0003】3は副ドライブプレートであり、この副ド
ライブプレート3は例えば4個の矩形状の収納穴3A、
3B、3C、および3Dが設けられている。そして、こ
の副ドライブプレート3は上記ドライブプレート1に一
体に固定されており、この副ドライブプレート3の4個
の収納穴3A、3B、3C、および3Dは、上記ドライ
ブプレート1の4個の収納穴1A、1B、1C、および
1Dと同一位置に形成される。4はドリブンプレートで
あり、このドリブンプレート4は例えば4個の矩形状の
収納穴4A、4B、4C、および4Dが設けられてい
る。5は中空軸であり、この中空軸5はドリブンプレー
ト4の中心部に一体に固定され、この中空軸5にはドリ
ブン側である図示せぬ変速機のシャフトが嵌合する。6
は樹脂・弾性部材であり、この樹脂・弾性部材6はその
詳細な構成を図8に示すように、樹脂ブロック7A、7
B、およびこの樹脂ブロック7Aと樹脂ブロック7Bの
間に接着固定したゴムなどの弾性部材8から構成する。
そして、図8に示す捩り振動吸収装置は上記樹脂・弾性
部材6をコイルスプリング9の中空部に挿入して構成し
た場合を示す。そして、この樹脂・弾性部材6を例えば
上記ドライブプレート1の収納穴1A、副ドライブプレ
ート3の収納穴3A、およびドリブンプレート4の収納
穴4Aとが一致した空間に嵌め込まれ弾性により支持さ
れる。
【0004】なお、その他の3個の樹脂・弾性部材1
0、11および12は、それぞれ上記ドライブプレート
1の収納穴1B、1C、1D、副ドライブプレート3の
収納穴3B、3C、3D、およびドリブンプレート4の
収納穴4B、4C、4Dとが一致した空間に嵌め込まれ
弾性により支持される。そして、上記構成の捩り振動吸
収装置は、ドライブプレート1とドリブンプレート4と
の相対的回転変位の度合に応じて樹脂・弾性部材6、1
0、11、および12がそれぞれ弾縮するので、各種の
振動、騒音等を吸収することができる。しかし、この従
来の捩り振動吸収装置の樹脂・弾性部材では、この樹脂
ブロックとゴムなどの弾性部材とは接着により結合され
ており、この弾性部材が弾縮する際、接着端面に応力集
中が生じ、樹脂ブロックとの接着端面近傍に亀裂や剥離
が生じる。そこで、例えば、実開平5−79061号に
開示されている樹脂・弾性部材は、一対の樹脂ブロック
は互いに対抗する側の内周径を小さくした狭い空間部
と、これに背向する側の内周径を大きくした広い空間部
とから構成される。一方、ゴムなどの弾性部材は上記一
対の樹脂ブロックの狭い空間部および広い空間部に嵌め
込まれる係合部およびこの係合部の間に設けられた本体
部から構成される。この構成による樹脂・弾性部材で
は、狭い空間部と広い空間部との間にできる段差部によ
り弾性部材が挾持される構造になるため、一対の樹脂ブ
ロックと弾性部材とは一体的に係合し、接着剤で接合す
る必要がなく、しかも弾性部材に亀裂や剥離の発生をな
くすことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成の樹脂・弾性部材は、一対の樹脂ブロックを成形した
のち、この一対の樹脂ブロックを金型内にセットして、
ゴムなどの弾性部材を入れて一体化成形することが記載
されているが、製造時間がかかるという問題点がある。
また、一対の樹脂ブロックおよび弾性部材を個々に成形
したのち、この一対の樹脂ブロックにこの弾性部材を挿
入固定してもよいことが記載されているが、樹脂ブロッ
クおよび弾性部材の形状が複雑の上、ゴムの硬度が高い
ため、この弾性部材を樹脂ブロックに容易に挿入固定す
ることができないという問題点がある。したがって、本
発明の目的は、樹脂ブロックおよび弾性部材の形状を単
純な構造にし、この樹脂ブロックおよび弾性部材を個々
に成形したのち、この弾性部材を樹脂ブロックに容易に
挿入固定することができ、樹脂・弾性部材を短時間で製
造することを可能にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の捩り振動吸収装
置の樹脂・弾性部材は、駆動源に連結するドライブプレ
ートと被駆動部材に連結するドリブンプレートとの間に
設けられ、コイルスプリングおよびこのコイルスプリン
グの中心部に挿入した樹脂・弾性部材から構成される捩
り振動吸収装置において、上記樹脂・弾性部材は、内
径W1の径方向に高さH1の位置決め用突部を設けた円
筒状の樹脂部材と、直径W2(ただし、W2>W1)
の円柱状の本体部とこの本体部の両側に設けた直径W3
の円柱状の嵌込み部とを有し、この嵌込み部の周方向に
上記位置決め用突部が係止する深さD1の位置決め用溝
部を設け、この嵌込み部の各端部を傾斜面とすると共に
その傾斜面端部を直径W4(ただし、W4<W1−2H
1)とする弾性部材とを備えたものである。
【0007】本発明の捩り振動吸収装置の樹脂・弾性部
材の製造方法は、内径W1の径方向に高さH1の位置
決め用突部を設けた円筒状の第1の樹脂部材および第2
の樹脂部材を作成する第1の製造工程と、直径W2
(ただし、W2>W1)の円柱状の本体部とこの本体部
の両側に設けた直径W3の円柱状の嵌込み部とを有し、
この嵌込み部の周方向に上記位置決め用突部が係止する
深さD1の位置決め用溝部を設け、この嵌込み部の各端
部を傾斜面とすると共にその傾斜面端部を直径W4(た
だし、W4<W1−2H1)とする弾性部材を作成する
第2の製造工程と、円筒状の第1の樹脂部材を弾性部
材の一方の嵌込み部に圧入し、円筒状の第2の樹脂部材
を弾性部材の他方の嵌込み部に圧入する第3の製造工程
とを備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る捩り振動吸収
装置の樹脂・弾性部材の一実施例を示す断面図であり、
図2はそのA1−A2断面図であり、図3は図1の樹脂
部材の断面図であり、図4は図1の弾性部材の断面図で
ある。図において、14および15は円筒状の樹脂部材
であり、この樹脂部材14および15はそれぞれ内径W
1(図3参照)の径方向に高さH1(図3参照)の位置
決め用突部14A、15Aを設けられ、樹脂により成形
したものである。16は弾性部材であり、この弾性部材
16は直径W2(ただし、W2>W1)(図4参照)の
円柱状の本体部16Aおよびこの本体部16Aの両側に
それぞれ設けた直径W3(ただし、W3=W1)(図4
参照)の円柱状の嵌込み部16B、16Cから構成さ
れ、例えば硬度が70度から90度のゴムにより作成さ
れる。そして、この嵌込み部16B、16Cの周方向に
はそれぞれ上記樹脂部材14および15の位置決め用突
部14A、15Aが係止する深さD1(ただし、D1=
H1)(図4参照)の位置決め用溝部16Dが設けられ
ている。さらに、この円柱状の嵌込み部16B、16C
のそれぞれの端部は傾斜面に形成されており、その傾斜
面端部は直径W4(ただし、W4<W3−2D1=W1
−2H1)(図4参照)に形成されている。
【0009】このように、樹脂部材14および15、弾
性部材16を構成することにより、円筒状の樹脂部材1
4を弾性部材16の一方の嵌込み部16Bに圧入する
と、樹脂部材14の位置決め用突部14Aが弾性部材1
6の一方の嵌込み部16Bの位置決め用溝部16Dに係
合し固定する。同様に、円筒状の樹脂部材15を弾性部
材16の他方の嵌込み部16Cに圧入すると、樹脂部材
15の位置決め用突部15Aが弾性部材16の他方の嵌
込み部16Cの位置決め用溝部16Dに係合し固定する
ことができる。なお、この樹脂部材14、15を弾性部
材16の嵌込み部16B、16Cにそれぞれ圧入すると
き、この円柱状の嵌込み部16B、16Cのそれぞれの
端部は傾斜面に形成されており、しかもその傾斜面端部
は直径W4(ただし、W4<W3−2D1=W1−2H
1 )(図4参照)に形成されているので、この樹脂部材
14、15の高さH1 (図3参照)の位置決め用突部1
4A、15Aは弾性部材16の嵌込み部16B、16C
の端部の傾斜面が当たるため、この弾性部材16の嵌込
み部16B、16Cの端部はこの樹脂部材14、15の
位置決め用突部14A、15Aを容易に乗り越えること
ができ、位置決め用突部14A、15Aは位置決め用溝
部16Dに係合し、この樹脂部材14、15を弾性部材
16の嵌込み部16B、16Cに固定することができ
る。
【0010】次に、上記構成の樹脂・弾性部材の製造工
程について、図5および図6を参照して説明する。この
図5は樹脂部材14、15を成形する金型の断面図であ
り、17Aおよび17Bは下金型、18Aおよび18B
は上金型、18Cは上金型18Aの樹脂注入用の孔であ
る。また、図6は弾性部材16を作成する金型の断面図
であり、19は下金型、20は上金型、20Aは上金型
20のゴム材料を入れる孔である。なお、これらの金型
により樹脂部材14、15を成形すると共に弾性部材1
6を作成したのち、この樹脂部材14、15をそれぞれ
弾性部材16の嵌込み部16B、16Cに圧入する工程
については、上述した通りであることはもちろんであ
る。また、上記の実施例では、樹脂部材14、15のそ
れぞれの内径W1(図3参照)と弾性部材16の嵌込み
部16B、16Cの直径W3(図4参照)とは、W3=
W1としたが、これに限定せず、この嵌込み部16B、
16Cが樹脂部材14、15のそれぞれの内径に挿入で
きればよいことはもちろんである。また、上記の実施例
では、樹脂部材14、15のそれぞれの内径W1(図3
参照)の径方向に形成した位置決め用突部14A、15
Aの高さH1(図3参照)と弾性部材16の嵌込み部1
6B、16Cにそれぞれ形成した位置決め用溝部16D
の深さD1(図4参照)とは、D1=H1としたが、こ
れに限定せず、位置決め用突部14A、15Aと位置決
め用溝部16Dとが係合して、位置決め・抜け止めがで
きればよいことはもちろんである。また、一方の樹脂部
材を弾性部材の一方の嵌込み部に圧入し、他方の樹脂部
材を弾性部材の他方の嵌込み部に圧入する工程を1工程
で行なってもよいし、別々に圧入する2工程で行なって
もよいことはもちろんである。
【0011】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る捩り振動吸収装置の樹脂・弾性部材およびその製造
方法によれば、弾性部材の本体部が弾縮する際の逃げが
あるため、弾性部材のへたりがなく、亀裂も生じにくく
することができる。このため、弾性部材が長寿命にな
り、信頼性を向上することができる。しかも、樹脂部材
の弾性部材への圧入が容易であるため、その製造時間を
大幅に短縮することができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る捩り振動吸収装置の樹脂・弾性部
材の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA1−A2概略断面図である。
【図3】図1の樹脂部材を示す断面図である。
【図4】図1の弾性部材を示す断面図である。
【図5】図1の樹脂部材を成形するための金型を示す断
面図である。
【図6】図1の弾性部材を製造するための金型を示す断
面図である。
【図7】従来の捩り振動吸収装置を自動車用クラッチデ
ィスクに適用した場合を示す断面図である。
【図8】図7の樹脂・弾性部材を示す断面図である。
【符号の説明】
14、15 樹脂部材 14A、15A 位置決め用突部 16 弾性部材 16A 本体部 16B、16C 嵌込み部 16D 位置決め用溝部 17A、17B 下金型 18A、18B 上金型 19 下金型 20 上金型
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 捩り振動吸収装置の樹脂
・弾性部材およびその製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフライホイール、ク
ラッチディスク、または駆動軸系に用いられ、トルク変
動を有効に吸収することができる捩り振動吸収装置であ
り、特に、その樹脂・弾性部材の構造およびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の捩り振動吸収装置は、駆
動源に連結するドライブプレートと被駆動部材に連結す
るドリブンプレートとの間に、異なる剛性の弾性手段を
適宜組み合わせて装着し、ドライブプレートとドリブン
プレートとの相対的回転変位の度合に応じて樹脂・弾性
部材およびコイルスプリングを弾縮して、振動、騒音等
の対策を講じている。図9は従来の捩り振動吸収装置を
自動車用クラッチのクラッチディスクに適用した場合を
示す断面図であり、図10は図9の捩り振動吸収装置を
示す概略断面図である。図において、1はドライブプレ
ートであり、このドライブプレート1は例えば4個の矩
形状の収納穴1A、1B、1C、および1Dが設けら
れ、その外周面でかつその両側面には摩擦板2が固定さ
れる。そして、この摩擦板2は図示せぬ駆動源に連結し
たフライホイール(図示せず)とクラッチ装置のプレッ
シャープレート(図示せず)との間に選択的に挟圧され
る。
【0003】3は副ドライブプレートであり、この副ド
ライブプレート3は例えば4個の矩形状の収納穴3A、
3B、3C、および3Dが設けられている。そして、こ
の副ドライブプレート3は上記ドライブプレート1に一
体に固定されており、この副ドライブプレート3の4個
の収納穴3A、3B、3C、および3Dは、上記ドライ
ブプレート1の4個の収納穴1A、1B、1C、および
1Dと同一位置に形成される。4はドリブンプレートで
あり、このドリブンプレート4は例えば4個の矩形状の
収納穴4A、4B、4C、および4Dが設けられてい
る。5は中空軸であり、この中空軸5はドリブンプレー
ト4の中心部に一体に固定され、この中空軸5にはドリ
ブン側である図示せぬ変速機のシャフトが嵌合する。6
は樹脂・弾性部材であり、この樹脂・弾性部材6はその
詳細な構成を図10に示すように、樹脂ブロック7A、
7B、およびこの樹脂ブロック7Aと樹脂ブロック7B
の間に接着固定したゴムなどの弾性部材8から構成す
る。そして、図10に示す捩り振動吸収装置は上記樹脂
・弾性部材6をコイルスプリング9の中空部に挿入して
構成した場合を示す。そして、この樹脂・弾性部材6を
例えば上記ドライブプレート1の収納穴1A、副ドライ
ブプレート3の収納穴3A、およびドリブンプレート4
の収納穴4Aとが一致した空間に嵌め込まれ弾性により
支持される。
【0004】なお、その他の3個の樹脂・弾性部材1
0、11および12は、それぞれ上記ドライブプレート
1の収納穴1B、1C、1D、副ドライブプレート3の
収納穴3B、3C、3D、およびドリブンプレート4の
収納穴4B、4C、4Dとが一致した空間に嵌め込まれ
弾性により支持される。そして、上記構成の捩り振動吸
収装置は、ドライブプレート1とドリブンプレート4と
の相対的回転変位の度合に応じて樹脂・弾性部材6、1
0、11、および12がそれぞれ弾縮するので、各種の
振動、騒音等を吸収することができる。しかし、この従
来の捩り振動吸収装置の樹脂・弾性部材では、この樹脂
ブロックとゴムなどの弾性部材とは接着により結合され
ており、この弾性部材が弾縮する際、接着端面に応力集
中が生じ、樹脂ブロックとの接着端面近傍に亀裂や剥離
が生じる。
【0005】そこで、例えば、実開平5−79061号
に開示されている樹脂・弾性部材は、図10に示すよう
に、一対の樹脂ブロックは互いに対向する側の内周径を
小さくした狭い空間部と、これに背向する側の内周径を
大きくした広い空間部とから構成される。一方、ゴムな
どの弾性部材は上記一対の樹脂ブロックの狭い空間部お
よび広い空間部に嵌め込まれる係合部およびこの係合部
の間に設けられた本体部から構成される。この構成によ
る樹脂・弾性部材では、狭い空間部と広い空間部との間
にできる段差部13により弾性部材が挟持される構造に
なるため、一対の樹脂ブロックと弾性部材とは一体的に
係合し、接着剤で接合する必要がなく、しかも弾性部材
に亀裂や剥離の発生をなくすことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
樹脂・弾性部材は、一対の樹脂ブロックを成形したの
ち、この一対の樹脂ブロックを金型内にセットして、ゴ
ムなどの弾性部材を入れて一体化成形することが記載さ
れているが、製造時間がかかるという問題点がある。ま
た、一対の樹脂ブロックおよび弾性部材を個々に成形し
たのち、この一対の樹脂ブロックにこの弾性部材を挿入
固定してもよいことが記載されているが、樹脂ブロック
および弾性部材の形状が複雑である上、振動吸収装置等
に用いられる弾性部材は、一般に剛性が高いため、この
弾性部材を樹脂ブロックに容易に挿入固定することがで
きないという問題点がある。また、従来の樹脂・弾性部
材では、狭い空間部と広い空間部との間にできる段差部
により弾性部材が挟持される構造であって、捩り振動吸
収装置が高回転で運転された場合に働く大きな遠心力は
弾性部材に曲げ変形(図11参照)を生じさせる。この
曲げ変形は、弾性部材を樹脂部材から引き抜こうとする
力であり、この力は樹脂部材の段差部と係合する弾性部
材の部位に応力として働く。応力を受容できる変形自由
な範囲は、右の樹脂部材(あるいは左の樹脂部材)の段
差部と左の樹脂部材(あるいは右の樹脂部材)の段差部
間の範囲であり、この範囲で上記変形により生じる応力
が受け止められ、分散される。上記2つの段差部の距離
が近い場合は、この範囲、すなわち応力分散域が狭くな
るため、応力の集中度が高くなり、耐久性が低くなると
いう問題がある。したがって、本発明の目的は、単純な
構造でありながら、曲げ変形に対して耐久性の高い樹脂
ブロックおよび弾性部材を提供し、かつ、この樹脂ブロ
ックおよび弾性部材を個々に成形したのち、この弾性部
材を樹脂ブロックに容易に挿入固定することができ、樹
脂ブロックおよび弾性部材を短時間で製造することを可
能とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の捩り振動吸収装
置の樹脂・弾性部材は、駆動源に連結するドライブプレ
ートと被駆動部材に連結するドリブンプレートとの間に
設けられ、コイルスプリングおよびこのコイルスプリン
グの中心部に挿入した樹脂・弾性部材から構成される捩
り振動吸収装置において、上記樹脂・弾性部材は、内
径W1の径方向に高さH1の位置決め用突部を設けた円
筒状の樹脂部材と、直径W2(ただし、W2>W1)
の円柱状の本体部とこの本体部の両側に設けた直径W3
の円柱状の嵌込み部とを有し、この嵌込み部の周方向に
上記位置決め用突部が係止する深さD1の位置決め用溝
部を設け、この嵌込み部の各端部を傾斜面とすると共に
その傾斜面端部を直径W4(ただし、W4<W1−2H
1)とする弾性部材とを備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る捩り振動吸収
装置の樹脂・弾性部材の一実施例を示す断面図であり、
図2はそのA1−A2断面図であり、図3は図1の樹脂
部材の断面図であり、図4は図1の弾性部材の断面図で
ある。図において、15および16は円筒状の樹脂部材
であり、この樹脂部材15および16はそれぞれ内径W
1(図3参照)の径方向に高さH1(図3参照)の位置
決め用突部15A、16Aを設け、樹脂により成形した
ものである。17は弾性部材であり、この弾性部材17
は直径W2(ただし、W2>W1)(図4参照)の円柱
状の本体部17Aおよびこの本体部17Aの両側にそれ
ぞれ設けた直径W3(ただし、W3=W1)(図4参
照)の円柱状の嵌込み部17B、17Cから構成され、
例えば硬度が70度から90度のゴムにより作成され
る。そして、この嵌込み部17B、17Cの周方向には
それぞれ上記樹脂部材15および16の位置決め用突部
15A、16Aが係止する深さD1(ただし、D1=H
1)(図4参照)の位置決め用溝部17Dが設けられて
いる。さらに、この円柱状の嵌込み部17B、17Cの
それぞれの端部は傾斜面に形成されており、その傾斜面
端部は直径W4(ただし、W4<W3−2D1=W1−
2H1)(図4参照)に形成されている。
【0009】このように、樹脂部材15および16、弾
性部材17を別個に製造することにより、円筒状の樹脂
部材15を弾性部材17の一方の嵌込み部17Bに圧入
すると、樹脂部材15の位置決め用突部15Aが弾性部
材17の一方の嵌込み部17Bの位置決め用溝部17D
に係合し固定する。同様に、円筒状の樹脂部材16を弾
性部材17の他方の嵌込み部17Cに圧入すると、樹脂
部材16の位置決め用突部16Aが弾性部材17の他方
の嵌込み部17Cの位置決め用溝部17Dに係合し固定
することができる。なお、この樹脂部材15、16を弾
性部材17の嵌込み部17B、17Cにそれぞれ圧入す
るとき、この円柱状の嵌込み部17B、17Cのそれぞ
れの端部は傾斜面に形成されており、しかもその傾斜面
端部は直径W4(ただし、W4<W3−2D1=W1−
2H1)(図4参照)に形成されているので、この樹脂
部材15、16の高さH1(図3参照)の位置決め用突
部15A、16Aは弾性部材17の嵌込み部17B、1
7Cの端部の傾斜面が当たるため、この弾性部材17の
嵌込み部17B、17Cの端部はこの樹脂部材15、1
6の位置決め用突部15A、16Aを容易に乗り越える
ことができ、位置決め用突部15A、16Aは位置決め
用溝部17Dに係合し、この樹脂部材15、16を弾性
部材17の嵌込み部17B、17Cに固定することがで
きる。上記の如く、抜け防止機能をもつ位置決め用突部
15A、16Aを樹脂の中央近傍に設けているため、位
置決めおよび係合のため、樹脂部材15、16・弾性部
材17に狭い空間部と広い空間部との間にできる左右2
つ段差部13を弾性部材17の内側方向に相対向して配
置する場合よりも、位置決め用突部15Aと16A間の
距離を長くできる。すなわち、変形自由な範囲が広くと
れることになる。よって、捩り振動吸収装置が高回転で
運転された場合に働く大きな遠心力により生じる曲げ変
形によって弾性部材が受ける応力は、変形自由な範囲、
すなわち、図5に示す応力分散域18に広く分散され、
応力の集中を緩和することができる。また、位置決め用
突部15A,16Aが樹脂部材15、16の中央近傍に
位置しているから、上記の曲げ変形が生じたとき、位置
決め用突部15A,16Aの係合力に加え、位置決め用
突部15A,16Aと係合する位置決め用溝部17Dの
両側に変形による押し付け圧力が生じるため、樹脂部材
15、16は、より抜けづらいものとなる。さらに、上
記の曲げ変形が生じたときには、位置決め用突部15
A、16Aの両側に押し付け圧力が生じているため、弾
性部材の位置決め用溝部17Dの変形が小さくなり、樹
脂部材15、16は、より抜けづらいものとなる。な
お、上記実施例では位置決め用突部15A、16Aを樹
脂中央近傍に設けているが、樹脂中央近傍に限定するも
のではなく、樹脂部材15、16が抜けない範囲で位置
決め用突部15A、16Aを移動しても良いことはもち
ろんである。
【0010】図6は本発明に係る捩り振動吸収装置の樹
脂・弾性部材の他の実施例を示す断面図である。この実
施例においては、弾性部材の大径部(直径W2)を挟ん
で配置される樹脂部材の内側方向のエッジ19A、19
Bと弾性部材の樹脂部材のエッジと相対向する部位20
A、20Bに、樹脂・弾性部材双方にフィレット曲面を
設けて、応力が集中して亀裂の核となりやすい角エッジ
を無くしたので、前記実施例に記載した効果に加えて、
さらに応力を分散することができ、亀裂の発生を防止で
きる。なお、図6においてはフィレットとしているが、
樹脂・弾性部材のエッジ部にはフィレット等の任意曲面
の他、面取り加工でも良い。また、一方のみにフィレッ
ト、あるいは面取り加工を設けても良いし、一方をフィ
レットとし、他方を面取り加工としても良い。
【0011】次に、上記構成の樹脂・弾性部材の製造工
程について、図7および図8を参照して説明する。この
図7は樹脂部材15、16を成形する金型の断面図であ
り、21Aおよび21Bは下金型、22Aおよび22B
は上金型、22Cは上金型22Aの樹脂注入用の孔であ
る。また、図8は弾性部材17を成形する金型の断面図
であり、23は下金型、24は上金型、24Aは24の
ゴム材料を入れる孔である。なお、これらの金型により
樹脂部材15、16を成形すると共に弾性部材17を成
形したのち、この樹脂部材15、16をそれぞれ弾性部
材17の嵌込み部17B、17Cに圧入する工程につい
ては、上述した通りであることはもちろんである。
【0012】また、上記の2つの実施例では、樹脂部材
15、16のそれぞれの内径W1(図3参照)と弾性部
材17の嵌込み部17B、17Cの直径W3(図4参
照)とは、W3=W1としたが、これに限定せず、この
嵌込み部17B、17Cが樹脂部材15、16のそれぞ
れの内径に挿入できればよいことはもちろんである。ま
た、上記の2つの実施例では、樹脂部材15、16のそ
れぞれの内径W1(図3参照)の径方向に形成した位置
決め用突部15A、16Aの高さH1(図3参照)と弾
性部材17の嵌込み部17B、17Cにそれぞれ形成し
た位置決め用溝部17Dの深さD1(図4参照)とは、
D1=H1としたが、これに限定せず、位置決め用突部
15A、16Aと位置決め用溝部17Dとが係合して、
位置決め・抜け止めができればよいことはもちろんであ
る。また、一方の樹脂部材15(あるいは16)を弾性
部材17の一方の嵌込み部17B(あるいは17C)に
圧入し、他方の樹脂部材16(あるいは15)を弾性部
材17の他方の嵌込み部17C(あるいは17B)に圧
入する工程を1工程で行なってもよいし、別々に圧入す
る2工程で行なってもよいことはもちろんである。
【0013】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る捩り振動吸収装置の樹脂・弾性部材およびその製造
方法によれば、弾性部材の本体部が弾縮する際の逃げが
あり、さらに、位置決め用突部間の距離を広くとり、応
力が集中しづらい構造としたため、弾性部材が長寿命に
なり、信頼性を向上することができる。また、位置決め
用突部は抜け止めの機能を持ち、樹脂部材それぞれの軸
方向中央近傍、言い換えれば、曲げ変形を生じた時に変
形が少ない部位である弾性部材の本体部の両側に設けた
直径W3の円柱状の嵌込み部の中央近傍に配置している
ため、遠心力による曲げ変形時の抜けに対する抵抗を大
きくできる。また、樹脂部材の弾性部材への圧入が容易
であるため、その製造時間を大幅に短縮することができ
るなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る捩り振動吸収装置の樹脂・弾性部
材の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA1−A2概略断面図である。
【図3】図1の樹脂部材を示す断面図である。
【図4】図1の弾性部材を示す断面図である。
【図5】図1の弾性部材が曲げ変形を受けた時の変形状
態を示す断面図である。
【図6】本発明に係る捩り振動吸収装置の樹脂・弾性部
材の他の実施例を示す断面図である。
【図7】図1の樹脂部材を成形するための金型を示す断
面図である。
【図8】図1の弾性部材を成形するための金型を示す断
面図である。
【図9】従来の捩り振動吸収装置を自動車用クラッチデ
ィスクに適用した場合を示す断面図である。
【図10】図9の樹脂・弾性部材を示す断面図である。
【図11】図10の樹脂・弾性部材が曲げ変形を受けた
時の変形状態を示す断面図である。
【符号の説明】 15、16・・・樹脂部材 15A,16A・・・位置決め用突部 17・・・弾性部材 17A・・・本体部 17B、17C・・・嵌込み部 17D・・・位置決め用溝部 21A,21B・・・下金型 22A,22B・・・上金型 23・・・下金型 24・・・上金型 18、14・・・応力分散域
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】追加
【補正内容】
【図11】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源に連結するドライブプレートと被
    駆動部材に連結するドリブンプレートとの間に設けら
    れ、コイルスプリングおよびこのコイルスプリングの中
    心部に挿入した樹脂・弾性部材から構成される捩り振動
    吸収装置において、 上記樹脂・弾性部材は、内径W1の径方向に高さH1
    の位置決め用突部を設けた円筒状の樹脂部材と、直径
    W2(ただし、W2>W1)の円柱状の本体部とこの本
    体部の両側に設けられた直径W3の円柱状の嵌込み部と
    を有し、この嵌込み部の周方向に位置決め用溝部を設
    け、各端部を傾斜面とすると共にこの傾斜面端部を直径
    W4(ただし、W4<W1−2H1)とする弾性部材と
    から構成したことを特徴とする捩り振動吸収装置の樹脂
    ・弾性部材。
  2. 【請求項2】 駆動源に連結するドライププレートと被
    駆動部材に連結するドリブンプレートとの間に設けら
    れ、コイルスプリングおよびこのコイルスプリングの中
    心部に挿入した樹脂・弾性部材から構成される捩り振動
    吸収装置において、 上記樹脂・弾性部材の製造方法は、内径W1の径方向
    に高さH1の位置決め用突部を設けた円筒状の第1の樹
    脂部材および第2の樹脂部材を成形する第1の製造工程
    と、直径W2(ただし、W2>W1)の円柱状の本体
    部とこの本体部の両側に設けられた直径W3の円柱状の
    嵌込み部とを有し、この嵌込み部の周方向に位置決め用
    溝部を設け、各端部を傾斜面とすると共にその傾斜面端
    部を直径W4(ただし、W4<W1−2H1)とする弾
    性部材を作成する第2の製造工程と、上記第1の樹脂
    部材を弾性部材の一方の嵌込み部に圧入し、上記第2の
    樹脂部材を弾性部材の他方の嵌込み部に圧入する第3の
    製造工程とを備えたことを特徴とする捩り振動吸収装置
    の樹脂・弾性部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012211669A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Aisin Seiki Co Ltd トルク変動吸収装置

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